といいつつ、昨日お友達の着物整理を手伝いにいって、いらないという着物をいただいてきたり、その帰りに古本屋さんで面白そうな本を買ってきてしまった私ですが(汗)、その時その時、自分に必要なものを手元に置いて、「自分が」不要になったら処分する、という暮らしが理想。……理想です。大事なことなので2回言いました……。
自分ができることは限られていて、活かせる範囲のものしか活かせない。手にあまるものを手放して、数を減らしたほうが一つ一つのものを大切にできる。残して死んだら全部ゴミだと思うと、自分で処理したほうがいいなとも思います。
着物も、そんな「もの」のひとつです。思い入れが強くなりがちですが、自分の気持ちと相談して、ただ無闇に「大事なもの」と思い込まず、自分が本当にそれを好きか、とっておきたいか、必要かどうかという視点が大事なのかもしれないなと思う今日この頃です。
着物の「価値」は自分軸で決める の巻
といいつつ、昨日お友達の着物整理を手伝いにいって、いらないという着物をいただいてきたり、その帰りに古本屋さんで面白そうな本を買ってきてしまった私ですが(汗)、その時その時、自分に必要なものを手元に置いて、「自分が」不要になったら処分する、という暮らしが理想。……理想です。大事なことなので2回言いました……。
自分ができることは限られていて、活かせる範囲のものしか活かせない。手にあまるものを手放して、数を減らしたほうが一つ一つのものを大切にできる。残して死んだら全部ゴミだと思うと、自分で処理したほうがいいなとも思います。
着物も、そんな「もの」のひとつです。思い入れが強くなりがちですが、自分の気持ちと相談して、ただ無闇に「大事なもの」と思い込まず、自分が本当にそれを好きか、とっておきたいか、必要かどうかという視点が大事なのかもしれないなと思う今日この頃です。
帯揚げってやっぱり必要だった? の巻
ウールや木綿などあまりすべらない普段着だといいかもしれませんが、やわらかものや、滑りやすいセオアルファなどはどうしても布がすべって動いてしまいます。また、袷だとある程度落ち着きますが、単衣だと着崩れしやすいようです。
あきらめて(?)帯揚げをしてみると、帯の上部の空間がうまく埋まって、いい緩衝材というかストッパーにもなって、着物の上半身を安定させているんだな~と改めて感じました。ただの飾りだけじゃなかった。
でも、しなければやはり楽なので(まだ言ってる)、おしゃれより楽を優先したいときは、伊達締めは省略しないで帯揚げ省略とか、工夫をして帯揚げなし着付けを研究してみたいです。別に帯揚げが嫌いなわけじゃないんですけどね!
これからどんどん蒸し蒸し暑くなる一方ですから、普段着物を楽に綺麗に着る方法を実験してまたお伝えできればなと思っております。皆様もこれいいよ!な工夫かありましたら、教えてくださいね!
「着物に自転車」は着付けクリップで! の巻
私は幸い特に問題なく乗っていますが、大切な着物だと痛めてしまったり、自転車の汚れが裾についてしまったり、などなど気になるときはやめておきましょう。
あと、自転車はまたぐ部分が低い、フレームがカーブしている低床タイプがおすすめ!! ロードバイクなんかはさすがに乗れませんので悪しからず(笑)
でも、まだ私が学生だった頃、近くのお寿司やさんの女将さんがいつも着物に割烹着、下駄でちゃっ!と自転車にのっていらしたんですよね~。フレームがまっすぐの普通の自転車だったと思います。漕ぐときに白い足袋と足首がまぶしくて、かっこいいななんて思った記憶があります。なんか達人になるとそんなクリップもいらんのかもしれません。着物も短めに着付けてらしたのかな~。秘訣を伺ってみたかった(笑)
私はこんなふうにしてます!なんて素敵アイデアがあったら、ぜひ教えてくださいね!
着物をゆるりと着るか、ピタッと着るか の巻
礼装はきちっと体に沿わせて、張って着ると美しい。それには補整を適宜入れることが大事。言われたままにやってきたけれど、礼装着付けで、ずっと行われていることには意味があるんだな~~とやっとわかった着付けのお仕事を始めて7年目の春でした。
普段着をゆるりと楽に着るときも、腰回りの要所はピッと支えると心地よいですよね。着心地や着姿に関しては、好みもあると思うので絶対というわけではありませんが、「ゆるり」と「ピタッ」という選択肢を知った上で自分はこっちがいいなと思うほうを選ぶといいのではないでしょうか。
もし私のようにピタッと着付けの感覚を未体験の方がいたら一度試してみてほしいです~。新しい世界が開けるかも!
短い帯は前を一巻きにすればいける! の巻
なぜ帯を前が二重になるように巻くかというと、帯を後ろで結ぶと、そこが細くなるので帯でぐるっと胴体がカバーできないのですよね。
でも、最近私は結ばないしからげもしない、結ぶ代わりにクリップで止める方式で帯を結んでいる(だから結んでないけど‥‥えーいややこしい)ので、これはいけるのではと思ったわけです。
案の定、前は一巻きにして、「て」を長めにとってお太鼓の中に織り込む方式でいけました!
銀座いち利の女将さんの結ばないで帯を止めるクリップ使いを参考にしてください! 私はこれを後ろ結びでやっていますが、前結びでも前一巻きはもちろんいけます!!
関連記事:【前結び】誰でも簡単!楽々!女将流前結び-名古屋帯編
これで、今まであきらめていた短い帯も全然結べる! アンティークのあの帯も!! 痩せなくても(大事)いける!! むしろちょっと通常では短い程度だと、余って困るくらいですわ、ほほほほほ!!
そんなに頑張って着ていった着物ですが、会場(親は別の視聴覚教室)では一度も雨コートを脱がず(笑)終わりました。
そんなこんなで無事、最後の入学式(ですよね?)が終わり、少しひと段落した気持ちです。あとは一生懸命稼ぐだけ。
晴れ晴れとした気持ちで、舞い散る桜をみながらがんばるぞー!と思う春でした。
※1「願わくば花のもとにて春死なむ その如月の望月の頃」(西行法師)
※2「しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている」(梶井基次郎)
雨でも!夏日でも!着物を楽しむ方法 の巻
新年度、新しい生活が始まった方も多いと思います。ぜひぜひ着物も、生活に取り入れて楽しんでくださいね。
男子の袴姿と憧れの仙台平(せんだいひら)の巻
並べてみるとずっと黒紋付なのにその年齢で違って見えて面白いですね。中学の卒業式のときなど、反抗期の名残でずっと変顔でちゃんとポーズもとってくれなかった思い出が蘇りました(そんなことばっかり)。あと、私の着付けも少し上達したかも(笑)。
さて、男子の袴といえば宮城の絹の袴地「仙台平(せんだいひら)」が有名ですよね。今は1社しか生産していない「精好仙台平」の生産技術は重要無形文化財です。スケートの羽生結弦選手が身につけたり、将棋の羽生善治さんが対局で着用したりとニュースにもなるほど、「男袴といえば」の憧れの逸品。
絹の縞袴は「シュルシュルッ」という独特の音がかっこよく、形もびしっと決まるのですが、中でも仙台平は光沢や風合いが素晴らしいのだそうです。
袴はなかなか手が届かないのですが、憧れて名刺入れとお財布は持っています。とても精緻で端正な縞にうっとりです。小さなものですが、しなやかで張りがあって、かっこいいんですよね~。いつか仙台平を身につけるような男になれ~息子よ(自力で頼む)。
春からはおかげさまで無事進学も決まり、入学式用には間に合うようにスーツを買いました。ちゃんとスーツで入学式に出席して、充実した大学生活を送ってほしいものです……。
学費が終わった!と晴れ晴れした笑顔のお母様方の後を追うべく、あと4年母も頑張りたいと思います!
強風に負けない!振袖の襦袢の袂が飛び出さない対策3選の巻
2、3の方法を使うときは、振袖を痛めないよう気をつけて。特に脱ぐときに注意してくださいね。
着付ける際は、袖付けの部分での振袖と襦袢の袖合わせをきちっとすることも大切です。
あとは、着る人の所作になりますが、\(^O^)/ など腕をばっ!と上にあげたりすると、袖付けの部分が緩んで襦袢が飛び出しやすくなってしまいますし、脇も緩んで着崩れにもつながります。まあ~お子さんの場合などは元気な証拠でそれもよしですけどね!
晴れ着を着る日のお天気がよければ最高ですが、雨でもそれはたくさんの恩恵やお金が振り込む雨、風が強かったら幸運を運んでくれる風。撮影をさせていただく時には、晴れ着を着たその日がいい思い出になりますようにと願いながら着付けをさせていただいています。
もし晴れ着を着る日に、風が強かったら思い出してもらえると吉なTIPSでした。
ちなみに普通袖の場合は下記をご参照ください!
関連記事:襦袢と着物の袖丈が合わない時の応急処置の巻
女子袴の後ろがずり落ちないためのコツと奥の手の巻
お子さんなどの場合は、体も細くて袴も安定しづらかったりするので、補整を入れるのはもちろん、この裏技を使うのもひとつです。
卒業式、袴で1日楽に過ごして、楽しい思い出になるように‥‥。お子様、お嬢様に着付けてあげるときなど、参考になさってください。
それから、袴を着た人は「ふわっと袴を持ち上げて座る」ちょっとプリンセスな所作も忘れずに!
卒業式。着物の母の気持ちの巻
着物:一ツ紋色無地(嫁入り着物)
帯:母の辻ヶ花袋帯
羽織:母の紋付を羽織に仕立て直したもの
義母の羽織紐で
帯揚:中野スズミさんにオーダーしたワニ
帯締:道明の奈良組
草履:カレンブロッソの白
こだわりは帯揚げです!
ワニに、双葉が生えている図案をリクエストしたものです。
子どもの名前に植物の漢字が入っているので、成長を祈って描いてもらいました。今や、樹も大きく育ってワニが潰れそうですが(笑)
そして、中身ですが
たかはしきもの工房のペチコ! 足袋下ハイソックス!
足袋はゑびす足袋のふわもこ足袋!
腕にはアームカバー
という防寒ばっちりスタイルで、冷え知らずでした。
特におすすめなのが「ペチコ」。これは昔の都腰巻(ニットの腰巻)のアクリル復刻版なのですが、暖かいのはもちろん、のびがよくて、お手洗いとかにいくとき着物の裾をくるっと包んで上に持ち上げられるので、とってもいいんです。
特に柔らか物だと、トイレで四苦八苦しがちなんですが、ペチコだとらくちん! 和装肌着をスリップのスカートタイプ愛用の方の気持ちがわかります。
自分的には、卒業式完璧母着物コーデのつもりででかけたのに、まさかウインドブレーカー攻撃で薙ぎ倒されるとは思いませんでした‥‥。やられた。。。
家に帰って一悶着あったのは言うまでもありません。一生の思い出話になるやつですね。友達に上下揃いなんだから、スーツといえなくもないかもよ?と言われ、そうだなあ、黒の上下だったし色的にはそんなに浮いてなかったし、五つ紋の場所にブランドロゴが入っていていいかも‥‥いいわけあるか。
時々、かましてくれる子どもですが、気がついたらもう成人。自分のやりたいように生きていってくれればいいのかもしれません。卒業シーズンはちょっぴりおセンチになりますね。
全国の卒業生と卒業を見守るご家族の皆さんに幸あれ!
今さらだけどロングスカートで着物を着てみたの巻
写真も撮ってなかったのでトルソー再現で失礼します。もう半衿もせず、ほんとにシャツワンピ感覚ですね。帯も半幅で結ばない帯結びでベルト、おはしょりは腰回りがもっこりしちゃったので、帯の中に隠してしまいました。
着てでかけてみた感想は、男子着物をきた時と同じかな~。楽ちん!でした。東京は変な格好してても誰にも何も言われないし、ほんとにいい街です(笑)。
プリーツスカート風やフリルなどの見せ裾除けもありますが、ちょっとお高いんですよね~、というケチな理由もあって、やってみたことはなかったんですが、洋装用でいいんじゃね、って試してみたらあったかいし気楽だしよかったです。でもちょっとスカートとの相性のせいか静電気がすごかったので、静電気防止対策必要でした。
自分の「これはだめじゃないかしら」「恥ずかしいかも」みたいな思い込みを捨てれば、着物は自由なもの。私も頭ではわかっていて、他の人が着ているのも素敵だなと眺めていたけど、自分ではあんまりおでかけに至らなかったのは「歳だから」「太ってるから」「(自分が)みっともないから」などなどいろんなブレーキを知らず知らずにかけていたのかも。
だって、Youtubeの動画とかでワンピースの上にささっと着物を着るのとか、かっこいいミックスコーデとか若くて細くて綺麗な人ばっかじゃないですか。私は違うよな~ってどこかで思ってました。
でも、その辺「自分が着てみたいから」という気持ちで、よいっとハードルを越えてみたら、普通だった! なんでも自分との闘いだけなんですね。もうちょっといろいろ試してみようかなと思いました。
そして! この時期は! コートを着ればどんな格好でもほとんどわからない(爆)。振袖で平気で出かけるメンタルの私ですから、全然平気でした!!
楽だし、動きやすいし、あとは大好きな着物を羽織っているというわくわく感で楽しいおでかけになりました。もしまだ「私はいいわ~~」と思っている方がいらしたら、ちょっと一歩踏み出してみませんか。新しい世界が待っているかも。
春だもの! 私も
浴衣地をバスタオルがわりにしたらよかったの巻
子どもの保育園用のお昼寝用に買ったIKEAの分厚い大判バスタオルで場所はとるし洗っても乾かないしで大苦戦した過去があり、すっかりバスタオル嫌いになってしまった私。温泉タオルでいいじゃん!とバスタオルを撤廃してはや10年。
ここ数年は子どもが「なぜうちにはバスタオルがないのか」と気づいてしまい(ちっ)子どもの分だけ復活させたり、ジム通い用に揃えたりと、地味にバスタオルが戻ってきてはいますが、自分はずっと温泉タオルで済ませてきました。
「手ぬぐいでいいのでは?」と思った時期もあり、試してみましたがやはり途中で絞らないと拭ききれないし、それが面倒(どんだけものぐさなのかと)。
浴衣地は手ぬぐいより幅もあるし、長さも自由自在。あんまり長くてもとりまわしが面倒なので手ぬぐいと同じかちょっと長いくらいにしてみました。
手ぬぐいの幅はだいたい35センチ前後。昔のとかは33センチくらいです。浴衣地は38センチほど。この数センチの差が実は大きい!! あと一般的な手ぬぐいの生地よりも綿の浴衣地(コーマ地)は目が詰んでおり厚地でゴワゴワしますが、その分水分を吸ってくれる気がします(個人の感想です)。
ちなみに手ぬぐいも幅38センチの大判サイズもあります。もともと浴衣地を切って手ぬぐいにしたという話もあり、このあたりの違いは定義しづらいところも。
なにより「活用できた」という喜びが大きい(笑)。洗濯してもすぐ乾くし、だんだんと柔らかく育ってくるのも愛おしい‥‥。しばらくこれでウキウキバスタイムを送ってみようと思います。
話があっちこっちにいって、収集がつかなくなってますけど、とにかく浴衣地を切ってバスタオル代わりにしたら満足度が高かった、というお話でした。
※浴衣地は綿100%がおすすめです。
あとちょっと!帯枕を高く持ち上げる方法の巻
帯枕に帯を被せて、さあ持ち上げるぞというときに壁さんに助けてもらうわけです。使えるものは壁でも使え。でも、帯を押し当てますから、砂壁とかペンキ塗りたての壁では試さないでくださいね!!
私はいまのところ、帯枕を持ち上げるのにさほど苦労はしていないつもりだったんですが、やっぱり若い頃と比べると帯山の位置が低くなっているかも。まあ、年齢相応ということもありますが、なるほどそもそも高く結べなくなってくるからなのか‥‥と。
でも袋帯のときなど、高くしたいなっていうときにちょっとやってみたら、よかったです。壁さんにめっちゃお礼を言いました(もちろん教えてくれた方にも心の中で‥‥)
帯山が下がると、私のように肩幅があって身長もある程度ある(平たく言うとガタイがいい)場合、背中が広く逞しく見えてしまうのが悩み。帯山の位置がちょっと上がると背中が狭く華奢(当社比)に見えますしスタイルアップで若見えも狙えます。
この辺りは好みもあるんですが、もしあとちょっと!帯山を高くしたいというときがありましたら、ぜひお試しくださいませ。
雪の日のアザラシ毛皮草履の巻
そして、裏は雪の日も大丈夫な溝の深いゴムスパイク仕様。鼻緒をすげる穴から水があがらないよう、ガードもしてあります。足跡にもがっつり残ります。
ちなみに履き心地ですが、毛皮とかつるつるで滑るの?と思いきや天の部分の毛皮が足を突っ込む方に毛が流れているので、足を入れやすく脱げにくくなっていて、とても歩きやすいです。
ゑびす足袋さんのふわもこレース足袋とあわせてみました。こちらは残念ながら生産終了となってしまったものですが、内側の毛布みたいな発熱生地が極楽なんです。あったか足袋はいろいろ出ていますが、個人的にはネルよりもフリース系のもののほうが好きです。足袋下ハイソックスもあわせているので足元はほんとあったか!
着物は雪ん子柄で。きっと数日中には消えてしまいますが、束の間の雪の日仕様を楽しんでみました。
こちらは今から20年ほど前、オホーツク海で出会ったアザラシさんです(わにこ撮影)。草履大事に使わせてもらいますねええ。
関係ないですが、義実家が北海道だったため帰省の度にいまはもうない網走オホーツク水族館にいくのが楽しみでした。入り口入ってすぐのところにアザラシのプールがあり、100円でイワシのバケツを買って餌がやり放題。アザラシちゃんたちが、一斉にイワシめがけてやってくる大迫力の餌やりで、大好きでした。そんな中、一頭だけ「そんなものには興味がない」という風情でプールの隅で後ろを向いている子がいて、ジョニーと心の中で名付けていく度に会うのを楽しみにしていました。20年前廃園になってしまった時はとても寂しかったです。
老人の繰り言みたいに話が盛大にあっちこっちにいってすみません。アザラシの草履がはけて、嬉しかったっていうお話でした。
コーリンベルト2本使いで脇をスッキリさせる技!の巻
コーリンベルト2本使いとか、考えたこともなかったんですが、やってみたら前脇のタックが固定されるので、自装でこのタックを作ってかつキープできるとは驚き。身幅が広い着物とかにもすごく有効だと思います。
あと、コーリンベルトだけで伊達締めを省略する場合、右脇はしっかりおさえられるけど、左脇は脇のタックが固定できない問題もこれは解決してくれて、かつ伊達締めや紐を追加するのと違って、体の前面を抑えるものがないので楽ちんです! 鳩尾を抑える紐を減らしたい、でも綺麗に着たい……という時の、まさに救世主!! あったまいい! 凪紗なぎさ先生のインスタで動画が見られますよ。
いつも、着付け教室で教える側な私ですが、他の先生と情報交換したりすると本当に勉強になります。生徒さんに技を教わることもありますし、ほんとに着付けは奥が深いわ~。そして、便利な技は、どんどんシェアしあって楽にしていけたらいいですよね~。ゴールが同じなら、どんなルートを通ってもいいじゃないか!
みなさんも「これ便利よ~」なんて裏技があったら、コラムで紹介させていただきますのでぜひ教えてくださいね!!(常にネタを探している女です)
新春!フォントかるた大会に行ってきましたの巻
帯は、こんなやり方で即席フォントかるた帯にしています。
関連記事:布を挟む、貼付けるだけで帯が因み柄に変身!の巻
大会優勝者と、現フォントかるた王者とのエキシビジョンマッチがあり、王者のMIZUASOBIさんには紋付で袴を履いていただきました。男子の袴でかるた、めっちゃかっこいいです!!
今回の大会で優勝したのは、フォントは詳しくないけど記憶力がずば抜けていい方でした。ゲームなので、フォント名がわからなくても最初に札をめくって覚えたり、途中おてつきをして最後は神経衰弱味も出てきたりするため、フォントの知識の有無よりも戦略や反射神経、メモリーを駆使する人が勝つんだ~と感心。
エキシビジョンマッチは源平戦形式で行いました。さすがの王者のおてつきがないため、王者が勝利をおさめましたが、スピーディで手に汗握る展開でした。
非常にマニアックだと思われがちなこの「フォントかるた」ですが、意外とフォントなんて全然知らないよという方にも楽しめるんです。自然にいろんなフォントも覚えられます。あちこちで見かけるフォントに、「あれは○○」なんて思うようになると立派なフォントソムリエの卵です。まだ遊んでみたことがない方にはぜひ遊んでみていただきたい!
フォントの世界も着物と同じように、変わらないようでいて実は流行があります。流行のフォント、永久不滅フォント‥‥実はフォントを見れば時代がわかる、なんてこともあったりします。無事7周年を迎えたフォントかるたですが、今後もさらなる進化を遂げてまいります! お楽しみに!
そして相変わらず、私のあんまり関係ないのにどこへでも着物で行こうとする病は治らなさそうです(笑)。
関連記事:たすき掛けのやり方★初級編&上級編の巻
晴れ着を着るとやっぱり心が晴れる!の巻
南天と雪輪の絞りの訪問着はいただきもので、お正月になると着たくなる着物。それに大好きな房モチーフのきらきら箔帯。一文字のパールの帯留めを白と常盤色の三分紐にあわせてみました。10年前にいち利モールのお正月セールで買った加藤萬の絞りの帯揚げはお正月コーデによく使います。あまり見えないけど薄い水色にピンクの絞りで可愛いのです。足元は暖かいので冬定番のゑびす足袋の革足袋。草履はカレンブロッソ。
半衿は、銀座いち利オリジナルの鱗。衣紋に赤い銀座いち利のロゴが入っていて、可愛いんです。ざぶざぶ洗えるちりめん生地に刺繍がしてあり、程よくボリュームがあって上品なので、私は生成りと白を愛用しています。リーズナブルでおすすめですよ!
着物の中身はほとんどたかはしきもの工房です。ちなみにくノ一涼子+スキニー幅広+綿テコ+満点スリップにうそつき衿、うそつき袖。補整も汗防止もこれでOK。袷の季節はだいたいこの組み合わせです。寒くてカジュアルなスタイルのときは、満点スリップの代わりにユニクロのUネックのヒートテックにぺチコを組み合わせたりします。ぺチコは洋服感覚で着られるし、トイレにいくときめくると着物の裾を押さえてチューリップみたいになってくれるので楽です。
あとこの時期外せないのが足袋下ハイソックス!! これがないと足元が寒くて無理です。たかはしのものはあたたかいのですが少し地厚なので、足袋のサイズを少しアップしないと履けません。ヒート+ふぃっとの足袋インナーはちょっと薄手で、足袋のサイズをアップしたくないときはこちらを履くこともあります。
着物や帯はじめ、ひとつひとつ語り始めるとキリがないヲタクです‥‥。でもそういう自分が気に入っているものばかりを集めて身につけるというのは本当に気持ちがあがりますよね。改めて、「オシャレして友達と楽しく集まる」ために着る着物って、ほんと楽しいな!と感じました。
そして友達のコーデを愛でたり、着物や帯のこだわりを聞いたりするのがまた楽しいんですよね~~~!! 初下ろしの着物との出会いの話や、お母様の訪問着を自分用に仕立て直した話を聞いたり、叔母さまの着物を羽織にしたものなど、それぞれ思い入れのある『晴れ着』で集った新年会、テンション上がりまくりでした。
ランチは北京ダックなんかいただいちゃったりして、マダム気分。その後に今年大河ドラマでも話題の紫式部がテーマのお装束の展示は本当に眼福でした。日本人の美意識の源流がここにある~!という、美の暴力。かさねの色の美しさにうっとりうっとり。
最後にカメラマンのみずほちゃんに記念写真を撮ってもらったのですが、あまりに浮かれて、キモトモの手をとって「ビューティビューティ♪」と踊ってしまいましたよ~ん。メロディが頭の中で再生できたあなたは昭和なお仲間です(笑)。懐かしすぎました!
お正月から、観劇に初釜にとSNSに続々アップされるキモトモの晴れ着にいいね!を押しつつ、子どもの受験が終わったら、またお祝いの着物を着たいな!と、春を待っているわにこでございました。いやまじ頼む、お祝いの着物を着させて(切実)
スッキリ!年末年始に断捨離に取り組んだ話の巻
いままで「いつかなんとかしなければ」という大事だからこそちょっと気が重かったブラックボックス(箪笥)が、お気に入りだけを残したら、非常にスッキリと軽く明るく見えてきました。「人生最後に桐箪笥ひとつだけ残したい」に向けて、一歩前進です。
50代も後半、着物を着ているときによく言われる「今のうちにたくさん着ておきなさい、年をとると着られなくなる」という人生の先輩方からの言葉の意味が、なんとなくわかるようになってきました。
お正月も、あと何回迎えることができて何回晴れ着を着ることができるのか?と思ったら気に入らないけどもったいないし、なんて理由で着物を着ている場合じゃないですよね。
大好きな着物だからこそ、着て楽しいものを着たい! 今年はばんばん袖を通して、今後残していくのか手放すのかを考える年にしたいと思っております。
といいつつ着物の煩悩はなかなか捨てきれませんが(笑)今年はスッキリ!着物生活を目指してまいります! という年頭所感でございました。
汁ハネ注意!お食事時の着物を守れ!の巻
私のお茶の先生は、お稽古の合間の食事のときなどは「汚れちゃうから割烹着を着なさい~」というくらい。私も子供に着物を着せている時とかは、必要以上に心配してしまうかも。
我々シニアに近づいて参りますと、ばっちり「エプロン」というのをしちゃうと、介護みが感じられてしまうことも‥‥。
食べこぼしとは話がずれますが、振袖だとお袖も心配! 30年前のきもの雑誌の広告で、お食事やお手洗いでも安心の「振袖ぽけっと」という商品がありました。確かに振袖での立食パーティとか心配しかないですよね。うむ、確かに安心。でも、でも、振袖の意味が!(笑)。ちなみにあのコーリンベルトのコーリン株式会社の製品で、現在も販売されています。
気をつけるにこしたことはないですが、どこまでガードするかは場の雰囲気もありますし、臨機応変にいきたいですね。会食の増えるシーズン、お互い無事に乗り切りましょう!
本年も、拙いコラムを読んでくださって本当にありがとうございました。気がつくと10年を超えて続けさせていただいていることに驚き、改めて感謝です。毎週書いているので常に着物ネタに飢えております。なにかあったら教えていただけると大喜びします。来年は健康に気をつけてお休みなしで無事完走できるようがんばりたいと思いますのでお見捨てなきようどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
大人の振袖、楽しみませんか?巻
自分の節目に記念で撮ろう!という人、楽しそうだからという理由で参加した人などいろいろでしたが、いやいや大人の振袖姿、マジで見応えがありました。
普段スタジオでは成人式や十三詣りなどの振袖の着付けをしています。若いお嬢さんたちの振袖姿はそれはそれは花の蕾が綻んで咲き始めるような美しさと可愛らしさがあり、本当に素敵です。振袖は未婚女性の第一礼装とされており、さすが、その時期に着るための着物だなと納得です。
一方未婚既婚はともかくとして、昔から三十振袖四十島田という言葉があるように、三十才をすぎても振袖を着るなんて若作りでしょ、といわれてきました。私も40歳の頃からパーティや友人たちとの集まりなど「自分の楽しみ」として振袖を楽しんできましたが、「世間的にはよろしくないかもだけど、内輪でたのしむならいいじゃない」とちょっと背徳感(笑)ありつつの装いでした。
でも、この10年ほどで随分と変わってきたように思います。2019年に東京キモノショーで「大人の振袖ショー」として還暦の女性たちが振袖を着るショーがありました。観覧していたのですが、若作りということではなくその年齢に相応しい着こなしで、それはそれは素敵でした。そして、それぞれの振袖に対する想いも紹介され、その人の歩んできた人生に思わず涙がこぼれてしまったり。終始感動でした。
関連記事:還暦で着る大人振袖☆東京キモノショー2019の巻
還暦で振袖を着る!というのは、一つの選択肢として浸透してきている気がします。
昭和な家の大人の振袖撮影会も、着付ける方もパワーをもらえる楽しさ&テンションマックスでした。
ご自分の振袖を着る方も、レンタルで着る方も、もうね、大人ですから、自分に似合うものをバシッと選ばれるわけです。それぞれが、来し方を振り返りつつ満を辞して着る振袖の美しさと格好良さ。そして、可愛らしさも。いろんなことを乗り越えて、凛と咲く大輪の花のようでした。
20歳の時に着た白い寿光織の振袖を黒に染め替えて、アンティークの丸帯にあわせた方。お嬢さんのために購入した振袖だけど、実は自分がこういうのが着たかったのかもと嬉しそうに袖を通される方。レンタルで大好きな色を選んで、見事に着こなす方。
テンションが上がって、参加者みんなで大奥ごっこが始まったり(爆笑)
一人での撮影もいいんですが、人数が集まると、さらに楽しさが加速するかも。コーディネートから相談に乗って、着付けまで。私も本当に楽しかったです。
撮影会の様子は着物雑誌『月刊アレコレ』221号でも取材していただきました。特集記事を読むと、自分も振袖が着たくなってきます。
還暦記念、勤続記念、退職記念、子育て完了記念、今までの自分にご褒美記念などなど理由はなんでもいい。
20歳だから、というような理由ではなく、自分のライフステージの変わり目に、自分で決めて自分で着る振袖。大人の振袖、もっと着る人が増えたらいいな。昭和な家スタジオでも随時受け付けております♪(宣伝かよ)
確かに気力も使うし、準備も費用も結構かかる。だけど、着た時の満足感とやった感は半端ないです。大人もぜひ振袖パワ―、ここぞというときにお試しください。

























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