京紅型
京紅型は、京友禅の染色を取り入れた紅型のことです。京都特有のはんなりとした雰囲気と鮮やかな優美さがある着物で、洒落着としてお召しになるのにおすすめです。古風な文様や四季折々の自然を写したような柄のものが多く、雅で洗練された雰囲気があります。着物通販いち利モールでは、京都の栗山吉三郎の京紅型着物や帯を取り扱っていますので、見た目にも美しい京紅型の帯をお好みに合わせてお選びいただけます。
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琉球紅型に魅せられて
京紅型とは、京都の染料を使って染められた紅型のことです。多色の染料で染めるものを紅型と言い、専用の型を使用して染めていきます。紅型にも種類がありますが、その中でも京紅型は京友禅の染料を使って優美ではんなりとした感じが魅力です。色合いも鮮やかで金箔や刺繍を施したものもありますが、古風な文様を柄に取り入れたものが多く上品で洗練された雰囲気があります。もともと琉球紅型の手法に京友禅の染料を使用したものを指しますが、現在では京友禅と見分けのつかないものも多くあります。沖縄の紅型に魅せられた栗山吉三郎が京友禅を取り入れたことから確立されたとも言われています。
京紅型のTPO
紅型はもともと琉球(沖縄)で行われていた染色技法で、それが本土でも作られるようになり、京紅型や江戸紅型が主なものです。京紅型は京友禅の染色を琉球紅型の手法に取り入れたものですが、区別が分かりにくいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。一番の違いは柄に表れる見た目です。京紅型は四季を感じさせるような自然をモチーフにした柄が多く、雅で鮮やか。琉球紅型は南国らしい芭蕉や魚のような柄のものもあり、沖縄の自然を彷彿とさせる華やかさがあります。江戸紅型は落ち着いた渋みがあり、小粋な柄が自然に入れられています。しかし、すべてがそうなっているわけではなく、落ち着いていて渋い雰囲気の京紅型のようなものもあり、違いが分かりにくいものもあります。細かく言えば染色技法に細々とした違いがありますが、線引きせずに紅型を楽しんでみてはいかがでしょうか。