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男着物を部屋着にしてみたらめちゃ楽だった!の巻

星わにこ
2022/10/05 00:00
10月に入ってもまだまだ気温が下がらず、単衣を着ております。11月初旬になっても暑いな、と思うと単衣を着てしまったりもするのですが、この頃本当に軽いものしか着たくないんですよね。 若い頃は、重くても多少着づらくても「オシャレだ」と思うと着ていたのですが、もう~とにかく楽じゃないと体が辛い。これが歳をとるということでしょうか。 単衣も、厚地の木綿やウールは袖を通す気になれずにとうとう手放してしまいました。袷の着物も普段に着るものは、軽やかなものばかりに手が伸びます。 そもそもそんなに楽に過ごしたければ、着物を着るのも面倒なのでは?と言われそうですが、着物は着たいんですよね~。ワガママですよね(笑)。 できたら家でも着物で過ごしたいと常々思っていたのですが、なかなか実現していません。それはどうしてかというと、やっぱり帯がしんどい。半幅は楽だけど、でもやっぱりお腹のところに幅広く生地が巻かれているとそんなにリラックスした気分にはなれません。 それで夏にちょっと思い立って男物の麻の着物をへこ帯でTシャツとステテコの上に着てみたのですが、これが楽で楽で‥‥びっくり。 楽だけど、全身包まれているのでほっとするような感覚もあり、波平さんや昭和なお父さんたちが、自宅に帰って着物に着替えてくつろぐ気持ちがわかったような気がします。 ウエストではなく、丹田のあたりを帯で締めると体も楽だし、お腹周りも一切圧迫されないのでストレスフリー。 しかもそれで原稿とか書いてると、文豪気分です(笑) 11月に水上勉のエッセイが原作の映画「土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―」が公開されますが、その先行ビジュアルが本に埋もれて原稿に向かう主演の沢田研二の和服姿でした。大好きだった祖父のようで、観たい!と楽しみにしていたのですが、最近予告編が公開されたので見てみたら全然和服姿が出てこなくてちょっとがっかり。本編には出てくるのかな? 土井善晴先生が料理監修をされているということで、そういう意味でもこの映画は観てみたいと思っております。 私の祖父は俳句や川柳を嗜んだり、趣味で原稿を書いたりする人だったのですが、やはり着物でよく机に向かったり、ごろ寝をしたりしていました。 そのビジュアルにめちゃくちゃ憧れがあって、実は数年前に『将来こうなりたい!』というテーマで、故郷の岐阜の実家で写真を撮ってもらったことがあります。東京を離れて、原稿を描いて暮らしたい私の夢です。 Photo by 渡部瑞穂 まさにこの部屋は、祖父が原稿執筆をしていたところ。このときは普通に女物の浴衣を着ていますが、これ男物だったらめちゃ楽やと思うんですよね。あぐらもかけるし。ごろ寝も楽やし。絶対ええわ。 おはしょりもいらないし、着崩れてもちゃちゃっとひっぱるだけで元通り。なぜあんな面倒なことをして女子は着物を着なくてはいけないの??という気持ちになります。 しかも、子供が私と同じ身長だったころに着せようと思って用意しておいたものが活きる‥‥。女性の身長の男着物はリサイクルでも比較的多いので入手しやすいです。 そんなわけで私の中で、男着物ブームが吹き荒れております。なんか、原稿も進む気がする~~(単純)。男性着物、いいですね。 皆様も男物で家でリラックスの波平スタイル(もしくは文豪スタイル)、まじでやみつきになりそうです。新しい扉が開きかけてる、わにこでした。

秋の七草、月、雁、菊‥‥秋単衣を楽しもうの巻

星わにこ
2022/09/28 00:00
毎年夏には「暑い暑い!着物とか無理!」といいながら着物を着るのですが、さすがに10月も近くなってくると単衣が心地よく、「ああ着物が着たいな!」と思うようになってきます。 暑いと思わずに着物を楽しむことができることの、なんと快適なことよ。夏物ではない、軽い着物を手に取るのもなんだかうきうきです。 私の単衣は、仕事のときに着ることが多いのでだいたい紬、あとはセオαですが、もう少し気温が下がってくると厚手の木綿やウールにも手が伸びます。 今はなかなか寒くならないので10月もまだまだ単衣なことがほとんどです。昔は「単衣なんて、春1ヶ月秋1ヶ月しか着ないからいらないのでは」と言われたこともありますが、今は気候も変わって単衣を楽しむ時期が増えていますよね。 4月の後半から6月、9月10月と、4~5ヶ月の間活躍する単衣。普段に着物を楽しむ人たちにとってマストアイテムではないでしょうか。 だいたい20度~27度の間で暦と相談して単衣にするかどうかを決めます。その方によると思いますが、春は23度超えたら単衣、秋は27度になったら単衣、ぐらいを目安にしている私です。 秋単衣、とタイトルに書きましたが、その意味は「秋に着る単衣」(そのまんまじゃ)。秋しか着られない単衣を指す贅沢な意味もあります。 秋草(秋の七草の桔梗、萩、女郎花、藤袴、撫子、葛、すすきなどを組み合わせたもの) 紅葉、銀杏、ぶどう、柿、栗、うさぎ、月、雁、稲、菊‥‥ など、秋の文様を秋に着るのは、季節を楽しむ感があっていいですね。秋草は夏の終わりに来る夏物にもよく使われていて、涼しさを表現するのに使われることもあります。 もちろん、ぶどうやうさぎ、菊など1年中着られる柄もありますが、それを秋に着ることでより趣が感じらます。 柄だけでなく、色もやはり、春の単衣と秋の単衣は着たくなるチョイスが変わるもの。 私の場合は、着物自体はベーシックな色柄のもので、帯や帯揚げ、帯締めなどで季節の色を取り入れてコーディネートを変えています。 今年は、きもチャリ!もありましたし、箪笥の中身を大幅に見直して減量しています。手を通さない着物を減らすぞ!と意気込んております。 着ると思って残したものでも、着てみてやっぱり‥‥と思うものは思い切って処分していこうかなと。 早速いただきものの単衣、着ないでずっとしまっていたものに袖を通したら、上前の目立つところにシミが! しまいジミというやつでしょうか‥‥。少ない数で管理をきちんとしていこうと改めて反省しました。 あと‥‥やっぱり太ったかも‥‥なんか‥‥身幅が‥‥あれ‥‥。な~んてことも含めて、季節を感じています。(感じてないでなんとかしなくては汗) とにかく揃えることが楽しくてどんどん増やしてしまった着物ですが、減らす痛みを乗り越えて、大切に愛おしむフェーズに入れればいいなあ。 減らす減らすといいながら、春に記念で!と牛首紬を誂えましたし、あと、リサイクルで紗合わせを入手したんです。 でもそれまで「あれも欲しい!これも欲しい!いつか!」と思っていたものを、絶対欲しいと思っていたものをえい!!と手に入れたら、なんかすっかり物欲が満足してしまって。この中でなんとかするぞ、という気持ちになっています。 まあこれもね、出かけて素敵な着物とかを見てしまうと揺らぐんでしょうけど(笑)、それも人生ということで。 軽やかな単衣の時期を過ぎるといよいよ着物が一番楽しい袷の季節になりますね。この季節の移り変わりをわくわくと待ち遠しく感じるのは、やっぱり着物が好きだからでしょうか。 この秋は、着物ででかける機会が増えたらいいなと思う秋の日でした。

きもチャリ!2022ありがとうございました。の巻

星わにこ
2022/09/21 00:00
先週末8月のコラムでも宣伝させていただいた、きものチャティーバザール略して「きもチャリ!」を開催しました。 数十年に一度という大型台風が上陸ということで、都内でも電車が止まったり大変な中でしたが、なんとか無事終えることができました。 コラムを読んで、と寄付をくださった方やお買い物にきてくださった方もいて、本当にありがとうございました。サイズや状態もよいものをお譲りいただき、いろんな方のところにお嫁に出すことができました。感謝しております。 また改めてご報告しますが、売り上げは「ハタチ基金」に寄付させていただきます。ありがとうございました。 「その着物、どうする? 好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法」星わにこ著(河出書房新社)より 久しぶりの開催、しかもまだまだコロナ禍ということで、昭和な家スタジオを一緒にやっている瑞穂ちゃんと手探りで準備を始めましたが、走りだしたら今までボランティアで関わってくれていた友人たちがさっと必要なところで手伝ってくれ、荷受けから設営、販売から撤収まで非常にスムーズに行うことができ、ほっとしています。 拙著にも登場する友人たち、気持ちよく手を貸してくれて改めて感謝感謝でした。 宅急便は30箱、たくさんの着物を直接搬入にきてくださった方もいらして、狭いスタジオの中が着物の山に埋もれ、これは陳列は無理‥‥かも?と、私も夜しか眠れませんでした(寝とる)。 でも、設営には片付けコンサルタント、バザーの鬼、催事販売のプロなどなどが集結してあっという間にスタジオがお店に変身! 毎回値段をどうつけるかが悩みどころです。できたらたくさんの方のところで有効活用してほしいので、お手頃なリサイクル値段を心掛けました。 自分で気に入ったものを掘り出すのも楽しみですが、どんな着物かもわかるとお買い物も楽しいですよね。寄付してくださった方に、サイズやどういう着物です、ということがわかる「着物カード」をできたらつけてくださいと図々しくお願いしたのですが、それをつけておいたので、参考にしていただけたのではと思います。 また今回は高崎のきものサロン「にきたえ」の小峯さんが、地元でもきもチャリ!をやってみたいから勉強させて、とおっしゃってスタッフに入ってくださって、着物の目利きをしてくだいました。全てではないけれどこれはこういうところがよい着物、ということをお客様にちゃんと伝えて販売することができたかなと思います。私も勉強の機会をいただけて嬉しかったです。 お客様には試着で、似合うものを探してもらうのも楽しかった! 「日舞で使う」「落語を聞きにいきたい」とか「パーティ用に」とかの着用目的を聞いて、出した着物が気に入ってもらえるとめっちゃ嬉しかったです。お客さんとスタッフで、あーでもないこうでもないと言い合う時間も、いいものだな~と再認識。 どの着物も帯も「ああ~お似合いだな~」という方が連れ帰ってくださるのが、毎回不思議です。とにかくお値打ちなので、爆買いされる方も。近くのコンビニから宅配便を出した方も数名いらっしゃいました。わかる‥‥! 閉場時間には、腕利きの片付け隊が集結。あっ!というまに残った着物も箱詰めされ、NPO法人エコメッセさんに引き取っていただいて撤収完了。さらに着物として引き取り不可のウールなどをリサイクルショップ「秘密のさくらちゃん」に引き取っていただけることになりました。 こうして2022年のきもチャリ!プロジェクトは無事終了。あとは寄付などの事務作業を残すのみとなりました。本当にありがとうございました! 寄付して嬉しい、買って嬉しい、売り上げは誰かの役に立つ、と三方よしのイベントになったのではないかなと思います。ただ運営のマンパワーは相当必要なので、そこがうまくできるかどうかが課題かもしれません。 今回私が特に嬉しかったのは「片付けるきっかけになりました」とか「片付けてみたら、知り合いの人たちが意外ともらってくれました」などのお声をいただけたこと。まずは動いてみると、意外と解決の道が見えるのかもしれません。 もうすでになさっている方も多いかとは思いますが、コロナ禍でおやすみしてしまった、いろんな形で着物を活かして楽しむ機会がまた増えていくといいな~と思います。 改めまして、「きもチャリ!」へのご協力、ありがとうございました(ぺこり)。

夏の宿題?8月31日の浴衣と花火。の巻

星わにこ
2022/09/07 00:00
まだまだ暑い日はあれど確実に涼しくなってきて、あんなにしんどい夏だったのにちょっと寂しいと思ってしまうのはなぜでしょう。 我が家の高校生男子ですが、この夏のお盆に中学の同級生グループで花火をすることになったから浴衣を着せて、と言ってきました。 親の趣味で、小さい頃から着物を着せまくってきたけれど、小学校の卒業式は袴は嫌!とスーツを選んで以降、あんなに着物を着るのを嫌がっていたのに‥‥どういう心境の変化でしょうか。母嬉しい。 もちろん二つ返事で引き受けて、浴衣を用意しましたよ(親バカ)。友達も着せてというのでそれも二つ返事です。 いそいそ浴衣と帯、手ぬぐいと扇子を友達分も用意して待機。 しかし、当日。巨大低気圧が日本に向かっているということであえなく中止。あら残念、と思っていたら、なんと8月31日に再トライすることになったとか。 最終日、みんな宿題終わってないんじゃないの?と思いましたが、浴衣で花火をすることも夏の宿題みたいなものか、と。 コロナ禍でもう3年、お祭りも花火大会もなくおでかけもままならなくて。子どもたちが沢山の青春を楽しむ機会が失われてきたことを思うと、学校の宿題より優先かもねと思ったり。 お友達は浴衣が初めてだそうで「えっやばい!帯ってこんな下なんすか!やばい!足が!ハイキックするときはどうしたらいいんすか!」というので、着物を両手でめくってしてください、と言っときました(笑)「手ぬぐいってどうするんすか」「女子が座る時敷いてあげなよ」って言ったら「そんな80年代の少女漫画みたいなこと! え、かっこよ」って。さてハイキックはしたのか、てぬぐいは敷いてあげたのか。 男子は着せ甲斐がない、なんてよく言いますが、なになに男子の浴衣もとってもいいもんだ。 当日は無事お天気ももって、男子も女子も浴衣で集まり、手持ち花火を楽しんだ模様です。女子たちの浴衣はどうだった? 写真ないの?っていったら、見せてくれたけど暗くてなにもわかりませんでした(爆) 楽しかったっ!って笑顔で帰ってきた男子たち。また来年も浴衣で花火をしたり見れたりするといいねえ。そして浴衣も自分で着られるようになったらいいなあ。 当方浴衣でデート的な10代の思い出がないため(寂)、夏の終わりの浴衣と花火を想像しただけで、えらいエモい気持ちになりました。 できるなら、ちょっと無理をしてでもいろんなことをやってみるといい。人生ももう秋になってきた身としては、アオハル満喫の若者たちの姿が見られるだけでもほくほくした気持ちになったのでした。

母の着物の処分に手をつけたの巻

星わにこ
2022/08/31 00:00
すっかり過ごしやすい気温になって、もう秋なのかな‥‥と思いきや、まだまだ暑さもぶりかえしたり、台風の様子が気になったり。着物も何に袖を通すか迷いますね。 今回はちょっと長い、着物の処分の話です。 さて今年の夏は、7年間放置していた実家の母の衣類の処分に乗り出しました。とはいっても、感染者数の急激な増加もあり、また自分の体調もイマイチだったことから直前まで帰れるのかどうなのかも悩んだりしていたため、予定も立てずに成り行きでGO。 実家は11LDK。大体「意味がわからない」と言われますが(笑)岐阜の山村にあり、私が子供の頃は7人家族で住んでいたため、まあそんな大きさに。田舎には珍しくない築70年ほどの古民家です。 父が亡くなってから母はずっと一人暮らしでしたが、その母も亡くなり空き家に。時々帰って空気を入れ替えたりしていましたが、岐阜なのでしょっちゅう帰るわけにもいかず、水回りからどんどん壊れていって困っていたところ、3年ほど前に地元の空き家対策委員会の方から連絡をいただき、賃貸物件に出すことに。 家の半分だけ借りてくれて、仏壇や荷物などそのまま置かせてくれて時々帰って泊まってもいい方がいれば、という虫のいい条件(笑)で出したところ、1年ほど経って借りてくださる方が見つかりました。そんなのってあり?という条件でしたが、言ってみるもんだなあ。 コロナ禍に入っていたので帰って片付けるということができず、借りてもらうエリアのものをとりあえず使わない部屋に押し込んでもらって、家を使ってもらうことに。なので、とにかく荷物がぎゅうぎゅうに詰め込まれた部屋が、見えないけどもう苦になって苦になって。 離れて暮らしているけれど、いつも心の片隅にそのことが気にかかっていました。 今回いつも東京から車を出して一緒に帰ってくれる友だちと子供と一緒に帰ったのですが、滝めぐりや花火見物の合間に手伝ってもらって、部屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれていた母の衣類の処分ができました。 リサイクルや寄付、いろいろな選択肢があると思いますがとにかく大量で、分別する時間もないためもう今回は自治体のゴミ処分場に持ち込むことに。 どんどんと衣類、古いカバンや雑貨など70リットルの袋に友人と手分けして詰め込みました。 胸は痛みましたし、「おりょ~」という母の嘆きも聞こえてくる気がしましたが(笑)もうそんなことは言ってられない! 洋服箪笥2竿とハンガーラック3つにパンパンにかかっていた洋服、めぼしい着物はよけたあとの着物箪笥のウールの着物や小物など、どんどんと詰め込み。山のようなゴミ袋を処分場に持ち込んで、重量なんと170キロ! 処分場持ち込みの場合10キロ100円を支払うのですが、小物が入っていた箱を潰していた息子が「あっ!ばあちゃんのへそくり!」と7000円が入った封筒を発見。 処分代と、車で処分場まで捨てにいってくれた友人と息子のおやつ代にあててもらいました。ありがとう、お母さん。そして友人と息子に心より感謝(><) 時間があれば、いろいろと手間をかけたり使ってくださる方につないだりということもできたかと思うのですが、そして、それをどうしようかと思うあまりにずっと手をつけられずにきましたが、それもやりきれない量というものもあるなあと今回感じました。本当は業者さんにお願いレベルなので‥‥。 私の場合は、一気に手放せたことで本当に心からほっとして、開放された気持ちがしました。ここにくるまで7年かかってますが‥‥。 実はレスキューした着物はそのまま積んであるし、まだ屋根裏部屋や倉庫に山のような衣類や食器があるんですが‥‥それはおいおい(ため息) 着物に関しては、正絹のもので状態のいいものだけをとりあえずレスキューして保管。ウールの着物は、母がよく着ていたものを1枚だけ残しました。あと小物類は虫食いもあったりして、全部処分。 このあたりは、自分の着物の整理と処分で痛い目を見たので「ちょっともったいないと思う程度のものは残さない」という鬼の心で臨みました。ただ、ありがとう~と言いながらひたすら処分しました。 今回は衣類のみということで、まだ本や家具家電に手をつけてないせいか、そんなに捨てたのにあまりものが減ってないように見えるのが恐ろしい‥‥。どんだけの量が詰め込まれているのかっ!  でも薄暗かった部屋も窓が見えて光が入り、少し風通しはよくなった気が。そして心も少し軽くなりました。 いつか私が死んだとき。息子がしんどくないように自分のものも減らさないとな‥‥と反省もしました。家に帰ってから、再び断捨離に取り組んでいます。 捨てることにはずっと躊躇いと罪悪感を持っていましたが、量が多ければ全部まとめてゴミ扱いになってしまうことも。大事なものや使ってほしいものはそれなりに量もコントロールして厳選しておかなければいけないなと。 そんな死後の心配はさておいても(笑)、今現状、自分が使うものも同じこと。 そのためには、やっぱり処分もやむなしと、最近は割り切っています。 拙著『その着物、どうする?』にもこのあたりの葛藤は書いたのですが、一番自分の心が楽になる方法を選ぶしかないなと思います。 といいつつ、なかなか処分はできないのですが(だめだめ)。ちょっとでも、住まいと心の風通しをよくしたいなと思う今日このごろです。 <ちょっと宣伝> 9月には、久しぶりの「きものチャリティバザール」を開催予定です。私も、手放すものを持ち込み予定です! やっぱりまだ使えるものはどこかで役立ってほしいもの……。といいつつ、欲しいものと毎回出会ってしまうのですが、まあそれも幸せということで(笑) もし寄付を検討されている方がいらしたらどうぞよろしくお願いいたします。

冷感汗ふきシートで夏着物も涼しく!の巻

星わにこ
2022/08/17 00:00
まだまだ残暑厳しい毎日ですが、この時期本当に汗が困りもの。何を着ても暑いこの時期、夏着物も少しでも涼しく着たいために、皆様さまざまな工夫をされているのではないでしょうか。 私も涙ぐましい努力を重ねてまいりました。麻のステテコや冷感肌着、保冷剤などなどいいと聞けばすぐ試す! そして着物を着るときには、エアコンを効かせた部屋で扇風機を回しながら、とにかく汗をかかないで着ます。 着てしまえば意外と大丈夫なのですが、着るときは動きますから、その時点で汗をかいてしまうともうなかなか汗がひかなくてしんどいし、またかいた汗が冷房で冷えたりすると体が冷たくなることも。 また、室内や移動交通機関内は冷房が効いていても、家から駅まで炎天下を歩くときが問題。日傘は必須で保冷剤を握りしめて移動していました。 先日、新宿津田家の女将さんに「ビオレの冷シートを衿肩あきや胸元に挟むと、すっとして外を歩いても気持ちいいわよ。ゴルフをする人が肌着の下に挟むと涼しいって教えてくれたの」と耳寄り情報を教えていただきました。 早速ドラッグストアに走ってゲット。汗ふきシートはあまり使ったことがなかったのですが、メントール配合ですーっとする感覚が確かにマイナス3度感覚。 着物を着る前にも、さっと胸元や腋の下、首元など拭いておくとスキッとして汗が出にくい気がします。また、取り出してそのまま挟むよりも、肌着が濡れにくいかもしれません。 今まで、制汗剤をしゅーっと吹きかけていましたが、個人的にスプレーにむせがちなのでちょっと苦手でした。それよりスッキリして気持ちがよいです。 着物を着たら、そっと首元や襟元の肌の上に直接あたるように挟むと、すーっとした冷感が続きます。いつもははふはふ言いながら歩く駅までの道(10分程度)も、しゃっきりと歩けました。 電車内などで冷房が効いていたら、もう取り外してしまってOK。捨ててもいいし、小さいジッパー付きポリ袋などに入れておけば、後からまた汗ふきにも使えます(せこい)。 今まで解けちゃった保冷剤、もう一回冷たくならないかな!とか思っていましたが、こちらはバッグに入れておいて、都度使えばよし。洋服のときにも、便利です。 メントールの冷感刺激に弱い方やアルコール過敏症の方、肌の弱い方、乳幼児は使わないでくださいとのことなので、成分を見て合わない方は注意してください。 あと、濡れた状態のものなので、肌着に挟む時、特に正絹の着物などに付かないように気をつけてくださいね。 この夏知った、新兵器!! ご興味のある方はお試しくださいませ。

軽くて扱いやすい!ポリの兵児帯の簡単結びの巻

星わにこ
2022/08/10 00:00
着ていて「暑さ」や「しんどさ」を感じる要素として、「重さ」というのがあると思います。この時期、少しでも薄くて軽いものが着たいもの。 そして、とにかく汗をかきますから、洗える素材だとなおよし。 そんなこんなで最近は、夏に普段に着るのはセオαか綿麻なのですが、骨太でガタイがいいので、半幅帯だとちょっとボリューム不足。ただでさえ大きい背中がますます大きく見えてしまいそうで、いつも名古屋帯を選んでしまいます。 でも半幅帯のほうが、断然軽いし涼しいのですよね。知ってるんですけど、やっぱり背中がどーん、お尻がどーんと見えてしまうと思うと、手が伸びない。いろんな結び方を試してみて、長めの帯であればいけなくもないと思うのですが、どうも苦手意識が消えません。 そんな時に、救世主で現れたのが最近よく見かける、織兵児帯です。胴に巻く部分は二つに折って、結んで後ろに回す部分は幅広で使えるので、ボリュームも出しやすい。 兵児帯という名前で検索すると、くしゅくしゅタイプの兵児帯もあります。そちらはボリュームがあって、ちょっと重いものです。ふわふわに結んだりするときにはよいのですが、大人は平らなタイプのほうが使いやすいと思います。 ふんわりと結ぶこともできますし、名古屋帯のようにお太鼓や銀座結び風にもできます。そして、名古屋帯よりダントツ軽くて、扱いやすいのです。半幅のように、前で結んで後ろに回すやり方でいけちゃいます。 大人っぽい色柄も多いので、いいだけ大人な人も大丈夫。また、ギラギラな個性派もあったりして、夏にピッタリ。 しつこいですが、軽いので体も楽なんです。 私が気に入ってるのは、仮紐(帯揚げでもOK)を使ったパタパタ結び。結び方も簡単だし、結び目が下がってこないし、帯枕を使わない分体もらくちんです。 ポイントは、「て」を最後に帯枕のようにパタパタした羽根の土台にすること。こうすると形が決まりやすいです。私は、ボリュームを出したくないので半分に畳んだままですが、畳んだ羽根を広げるとふわふわにもアレンジできますよ。 この結び方は半幅帯でもできます。「て」を横に広げることで、横に張りが出るのでバランスがよくなっておすすめです! 半幅帯よりも軽くて扱いやすい兵児帯、いろんな結び方にトライしてみてはいかがでしょうか。

楽しんだもの勝ち!浴衣つれづれ夏。の巻

星わにこ
2022/08/03 00:00
暑い日が続きますね。陽炎が立ちそうな街の中を、日傘の着物姿を見かけると涼しげな気持ちになりますね。と、同時に「すごい‥‥まじすごい」と尊敬の念を覚えます。 まあ夏着物はやっぱり気合いだなあ~と思う今日このごろです。だってね、涼しくはないですからね。夏は何着ても暑いし‥‥夏着物はほんと脱ぐ時が一番幸せだったりするし(笑)。それでもなぜ着るかといえば、着たいから! そして大きなお祭りはないものの、ちらちらと浴衣姿も見かけます。今回は今年浴衣について思ったこと徒然をつぶやきますね。 今年はファストファッションチェーンの発売した2部式浴衣が話題になりましたね。着付けの仕組みがわかってしまうと、普通に着付けた方が断然早くて調整がきくのでいらない、となると思いますが、まったく着付けとか知らん!という人には福音なのかもしれません。昔から二部式や羽織るだけ、みたいな便利着付け着物系はいろんなものが出ては消え、出ては消えていますが、やはり応用の効かなさなのかな~と拝察。 時々七五三とかでも、着付けをしらなくても子供に着せられる!みたいな便利仕立てのものを見かけますが、マジックテープとかボタンやホックとかまじで融通がきかなくて「普通に紐で結ばせて!」と言いたいこともしばしば。ジャストサイズならいいのかもしれませんが、逆に面倒にしているのではと思う商品も結構あります。 でも、二部式発売ということよりも衝撃だったのは商品見本の着付け写真。えもんは詰まってぶっかぶかの上半身に低い位置の帯、なんとなくゆるふわなワンピース調の着付けでした。 プリントも洋風で可愛い色柄なこともあり、えー‥‥こんな風に変わっていくの? とちょっと不安になりましたが、子供につきあって行った武蔵野美術大学のオープンキャンパスには、学生さん制作の浴衣が展示してあり、そのデザインが斬新で素晴らしいのはいうまでもなかったのですが、着付けは伝統的で、ちょっとほっとしたり。 今年は浴衣フェアものぞいたりしたのですが、昔ながらの注染や絞りだけでなく、アフリカンプリントの浴衣やアイヌモチーフの浴衣などいろんな文化を取り入れたものも素敵でした。 浴衣は昔から、着物ではできないような大胆な柄を楽しんだりしたものですから、自分がかっこいいと思うものを自由に楽しんだらいいですよね。 帯だって結ばないやり方、簡単なやり方がいっぱいYouTubeで見られるし、下駄がなければサンダルでいいじゃない。帽子をかぶっても素敵だし、浴衣ってだけでテンションもあがりますから。 昨日見かけた道ゆく10代だろう浴衣のカップルは、二人とも自分でYouTubeとか見て着付けたんだろうなあ~ってかんじで、女の子はえもん詰まってて、男の子はウエストに帯してて、以前の私なら「ああーもっとこうしたらいいのに!」なんて気にするところだったと思うのですが、もう令和の今はなんかもうそれはそれで「あらいいわね~~!!」って心から思うようになってきました。 だってもうね、そんな、二人で浴衣でデートなんてそれを実現させただけでブラボーですよ。スタンディングオベーションですよ。きっと一生の思い出になるのよね、なんて勝手にうんうん頷きながら後ろを歩くおばちゃん(私)。ちなみに私には浴衣デートの思い出はありません(寂)。 着たいなと思ったら、着たほうが絶対楽しいよね。浴衣を探したり、買ったり、着方を知ったり‥‥。そこに、誰かが間違ってる、という権利はないはず。 着付けも時代とともに変わっていくものだから、若い人は若い人がこれでいいなと思ったように着ればいいよね~なんてしみじみ思うわけでした。あ、若くない人も(笑)。 一方で、私も今年は浴衣を衝動買い。セオαの柄物の浴衣で、よくみると猫がいるという模様に一目惚れ‥‥単衣代わりにも着ちゃおうかなと思っています。 素材も綿、綿麻、ポリエステルといろいろありますが、ポリエステルの進化はめざましくセオαなんかは比較的涼しく、どんなに汗をかいても洗濯機で気兼ねなく洗えるし乾きも早いので、じわじわと夏物にセオαが増えてきている私です‥‥。 浴衣は着物よりも比較的チャレンジしやすい価格帯ということもあるので、いろいろ試してみるのもいいですよね。 暑い暑いと敬遠していましたが、気がついたら真夏も折り返し! ぐだぐだしてないで、気合いを入れてやっぱり浴衣、着なくっちゃ!

帯留をネックレスでも楽しもうの巻

星わにこ
2022/07/27 00:00
いやー夏だけど、湿気がすごくてなんだかもう夏バテを起こしているわにこです。年々夏に弱くなっている気がする‥‥。 前回の帯留を透明ヘアゴムで安定させる技は、結構反響をいただきました。帯留と帯締めのマッチングやぐらぐら問題で悩んでいる人は多い! あと、帯締めを結んでしまってからなんかぐらぐらするなあ、っていう時も、帯留をつけた状態で金具のところに透明ヘアゴムをあとから8の字にかけるだけでもぐらぐらには効果があります。ほんとにいい仕事してくれるので、あ、と思ったときにはぜひお試しください。 コーデのアクセントに使いたい帯留ですが、皆様いくつくらい持ってらっしゃいますか? 私はこの間数えて見たら25個ありました。普段帯留をあまりしない派なんですが、一目惚れして買ったものやいただきものなど、気づけば結構な数に。 せっかくあるのに、めったにしないのでなんだかもったいない気も(貧乏性)。 でも先日、憧れの着物先輩が帯留をチョーカーにしているのを拝見。とっても素敵だったので真似してみました。 帯につけているときは小さく感じても、顔の近くに持ってくると結構大振りで、パンチのきいたアクセサリーになりました! チョーカーにうまく通らない金具のサイズのものでも、透明ヘアゴムの技を使えば大丈夫。 チョーカーだけでなく、ネックレスのチェーンの長さを変えることで印象も変化しますね。少し長めのチェーンだと、ボリュームがある帯留でも扱いやすく感じます。カジュアルめの帯留めは革の紐に通すと相性がいいです。 年齢を重ねてきて、大振りのアクセサリーも似合うようになってきたので、チャレンジしていきたいところ。あとは素肌の上もいいですが、タートルネックの上とかだと馴染みやすいかも。 和風だったりアンティーク風だったり、あまりネックレスにないモチーフのものだったりすると面白みが増しますよね。 若い頃はアクセサリーなんて全然興味がなかったけど、おばちゃ、いえマダムになってくるとちょっと大きなアクセサリーで華を添えたいなあと思うようになりました。キラキラが足りなくなってくるので補充したくなる自然の摂理(?)でしょうか。 帯留はうってつけの大きさとインパクトがあるのでぜひお手持ちのネックレスチェーンやチョーカーにあわせてみてくださいませ。革紐なんかでもかっこいいですよ!

透明のヘアゴムで帯留めをフィットさせるの巻

星わにこ
2022/07/20 00:00
今年は早々に梅雨があけたと思いきや、雨もまだまだ多くて蒸し蒸しする日が続いていますね。 でも、街で夏着物や浴衣を見かけると涼風が吹くような気持ちがします。着ている本人は暑いとは思うんですけどね。夏の着物姿は本当にいいものです。 最近は女性の浴衣の帯結びも多様化してきて、半幅帯も文庫や矢の字だけでなく、三重紐を使った変わり結びや結ばない帯結び、ベルト風の帯、大人のへこ帯などいろいろなバリエーションがありますね。思い思いに楽しむ浴衣姿はみているだけで楽しくなります! また最近は半幅帯にも帯締めやベルトをする方が増えています。夏用の帯締めはレース組のものがありますが、特にこだわる必要はなく、半幅帯に飾り的に使うのであれば細い紐を使ってもいいし(靴紐を使っている方も!)可愛いものを楽しめるチャンス! そして、ワンポイントに帯留めも楽しみたいですね。帯留めも本当にいろいろあって、プチプライスのものから、アンティークの工芸品までさまざまです。季節やおでかけ先、コーディネートにあわせてチョイスしたい! 帯留めを使うだけでなく手持ちのブローチを流用すると、プチプライスで好きなものをいろいろ楽しめてしまいます。ブローチ用の帯留め金具を使うと便利です。でも、結構金具の位置が合わなかったり金具が大きすぎてぐらぐらしたり。 あとは帯留めでも、帯締めの太さによって使えたり使えなかったり。帯締めが細くてぐらぐらしたり、帯締めが太くてこの帯留めをしたいのに! 通らない!いん!いん!ってなったことありませんか? そこで使えるのが、透明のからまないヘアゴム(ウレタンゴム、モビロンゴム、PU(ポリウレタン)ゴムなど呼び方はいろいろ)です。 1)帯締めが細くてブローチ用金具や帯留めがぐらぐらするとき 帯締めが細くて帯留めがぐらぐらしてしまうときは、帯留めに帯締めを通してから帯留めの金具に8の字にゴムをかけると、帯締めにフィットして安定します。 2)帯締めが太くて帯留めが通らないとき 逆に帯締めが太いとか、三分紐じゃない普通の帯締めに帯留めを通したいというときは、金具にゴムを通して、そのゴムに帯締めを通せばOK! とにかく使える透明のモビロンゴム、100均などで入手できます。劣化して帯留めが落ちるといけないので、こまめに取り替えましょう。輪ゴムや普通のゴム紐よりも目立たず丈夫でおすすめです。 帯留めと帯締めの組み合わせの可能性をぐっと広げてくれますよ。

着物に割烹着の歴史を調べてみたよの巻

星わにこ
2022/07/13 00:00
昨年春から、『ゴールデンカムイ』にどっぷりハマっている私なんですが、取材が非常にしっかりしていることで知られているこの漫画。建物も実在のものがモデルとなっており、ロケ地ではないけれど建物めぐりをするのもファンの楽しみとなっています。 建物のモデルの三大聖地と言われているのが「北海道開拓の村」(北海道)「明治村」(愛知県)そして「江戸東京たてもの園」(東京)です。なかなか北海道・愛知までは足を運べないのですが、江戸東京たてもの園に先日行ってまいりました。 ここには、尾形の父の花沢中将邸(外観)のモデルの三井八郎右衞門邸、鉄砲店や背景として使いまわされている小寺醤油店など、古い建物が多くあります。歴史的な建物としてはもちろんですが、ゴールデンカムイだけでなくいろんなアニメや漫画にもモデルとして登場するので、それを見て回るのも楽しみのひとつ。 <以下単行本派の方ネタバレ注意> たてもの園には最終回で主人公杉元の幼馴染、梅ちゃんが女将として働く生花店もあります。 ここに登場する梅ちゃんの姿は、蝶々の着物に割烹着。絵を見ると蝶々は臈纈染ぽいかんじ。蝶の文様は蛹から美しい蝶となり羽ばたいていくということから、成長を祝う吉祥文様として愛されています。彼女が選んだ道を象徴しているかのようです。流石、野田サトル先生です。 そして着物の上に割烹着を着ていますが、馴染み深い昭和時代のレースやフリルがついているタイプではなく、シンプルな丸首のものです。そしてちょっと丈も長めでした。 この衿の形に興味が湧いて、割烹着について調べてみました。割烹着のルーツは1902年(明治35年)に赤堀割烹教場(現赤堀料理学園)で女性が和服で調理しやすいように考案されたものと言われています。やがて日本女子大学の実験着や作業着としても取り入れられ、一般に普及していきました。1907年頃に東京・銀座の花屋の女将がしていてもなるほど、な装いですね。 形はさまざまだったようですが、明治時代に調理場や学校で働く女性が使う作業着として誕生し、その便利さから大正時代には一般家庭に普及しました。その頃は丸襟が多かったようです。 昭和初期にはカフェーの女給さんの制服として、袖なし変形にレースや裾にフリルがつけた可愛いものが誕生し、フリルやレースがついたものが流行しました。 やがて戦争中には、「国防婦人会」の制服として、「着物競争を防ぎ、かつ活動を便ならしむ」ものとして採用され、割烹着に襷掛けの姿は愛国婦人の象徴となった時代もあります。この頃の衿の形は三角で、着物の衿合わせの形にそっています。レースなども贅沢は敵だということで姿を消します。 戦後は「お母さんの作業着」として、和服だけでなく洋服の上からでも腕までカバーできるエプロンとして家庭で愛用されました。これがいわゆる今、昭和生まれの私が想像する、角衿にレースがついていて裾はフリルになっている大量生産型の割烹着です。 同時に小学校の給食の配膳着にも使われるようになり、こちらは今でも子供たちが使っているところが多いと思います。自分が着たことより、子供が月曜の朝洗ってない給食着を出してくる悪夢を時々思い出します(笑)。 昭和でも時代が下がると、着物が一般的でなくなり田舎のおばあちゃんがチェックの丸首でアップリケとかついたやつを農作業や家事のときに着用するイメージに変容していきます。袖までカバーできるから、汚れ防止には一番いい形なんでしょうね。 確かに着物で家事やなにか作業をするときは、ぱっと羽織れる割烹着や水屋着があると便利です。今のように、なんでも汚れたらすぐに洗濯できなかった時代に重宝されたものでしょうね。割烹着にもその時代の流行があり、現代では和服で着る場合は裾が長く、シンプルで汚れが目立ちにくい色のものが好まれているようです。 なんだか、普段に割烹着が着たくなってきました。もう少し涼しくなったらトライしてみようかな!と思う単純なわにこでありました。

岐阜の鮎菓子「若鮎」まるけの茶会をしたよの巻

星わにこ
2022/07/06 00:00
『若鮎』という和菓子をご存知でしょうか? カステラ生地に求肥を包んで鮎に見立てたもので、鮎漁が解禁される夏の時期に和菓子屋さんの店頭に並びます。 鵜飼で有名な岐阜が発祥と言われていて、この季節になると食べたくなるお味。阿佐ヶ谷のうさぎやさんで買った若鮎の写真をSNSに載せたら、岐阜の鮎菓子を持っていくからお茶会をやりましょう!と、岐阜の友人・鳴海彩詠さんから連絡が。 どうせなら、いろいろな若鮎を食べ比べしよう!ということになり、上京の日程にあわせて10匹の生鮎菓子を用意することに。 2人ではもったいないからと、友人たちにも声をかけて集まって、若鮎品評会兼お茶会を開くことになりました。題して「若鮎まるけ茶会」(まるけ、は岐阜弁で「だらけ」「尽くし」という意味です)。 我が家は和室でお茶の練習ができるようになんちゃってお茶室仕様にしてあって、コロナ前は先生に出稽古をしていただいてお茶を楽しんでいましたが、それもできなくなってはや二年以上。 単なる物置になっていたところを必死で片付けて、なんとか人をお招きできる状態に。茶道具も、どこになにを仕舞ったっけ? なにがいるんだっけ? という状態でしたが、なんとか風炉を設えました。 鮎がテーマということで、お軸も鵜飼、花入も鮎籠を用意してもらい、着物のコーディネートも水と鮎のイメージで。彩詠さんは鮎の帯揚げ(!)、私は一度もしたことがない鮎の帯をすることにしました。 当日はもちろん楽しいのですが、この用意する時間というのが、お茶の楽しみの一つなのですよね~。気の合う人とのやりとりも、本当に嬉しいものです。 そして迎えた当日は、お昼に本当の鮎と朴葉寿司、美濃の地酒『百春』をいただき、まずは干菓子で薄茶をいただきました。 その後、生の若鮎10種(!)を計測、美濃和紙の巻紙の上に並べて、みんなで食べ比べ。 どれもそんなに変わらないのではと思っていましたが、並べてみると意外とみんな個性的! 色も形も結構違います。 だいたい15センチ前後、40gくらいが中間値でしょうか。体長5センチのちび鮎から、特注で作ってもらったという、体長20センチの大鮎も(求肥は三倍!) お味も、結構お店によって違うのです。皮も洋菓子ぽいものからどら焼き風、固め、ふわふわと個性があり、求肥も硬さや風味にそれぞれ特徴が。たくさん食べすぎて、順位などすっかりわからなくなってしまいました(笑)。 いただいた鮎菓子は下記の通り(順不同) 奈良屋本店「あゆ 」←皮は硬め、求肥は甘めでミルキー 関市虎屋「小瀬の若鮎」 ←やわらかふかふか、生っぽい求肥、どら焼き感 玉井屋本舗「登り鮎 」←皮はもっちり、蜂蜜入り求肥はねっとり 此の花亭「若あゆ」 ←スポンジカステラっぽいふわふわな皮、求肥はさらっとしている 岐阜虎屋本店「長良川あゆ菓子 」←洋菓子っぽい皮、柔らかい求肥、頭に求肥が少ない 甘泉堂本店「小さな小さな鮎菓子」←紫蘇入りの求肥 いろんな味がある 末廣屋本店「鮎 」←求肥が四角く、皮と独立したかんじ 仁太郎「あゆ」←しっかりめの皮、丸い胴体にゆず入りのぷるぷる求肥 豊寿庵「あゆ川 」←固めの皮、求肥は四角っぽくもちっと弾力がある 亀甲屋本舗「うかい鮎 」「うかい鮎特注20cm」←瓦煎餅ぽい薄い皮、甘い求肥 (特注の皮は厚い) 干菓子は 玉井屋本舗「やき鮎 」←歯応えがいい 奈良屋本店「かがり焼」←素朴な美味しさ 甘泉堂本店「サブレ 鮎ビーナス」←パッケージもレトロな洋菓子風 田中屋せんべい総本家「鮎焼き」(みそ入り大垣せんべい)←この発想なかった!固い!! 岐阜虎屋本店「香ばしい干菓子あゆ 」←見た目がクッキーみたい 山本佐太郎商店「あゆピー」←柿の種が鮎の形に!! なんと贅沢な鮎尽くし!! ああでもないこうでもないとお味見するのが本当に楽しかったです。 食べきれずに自宅に持ち帰っていただいた分もあり、味の研究は宿題にも。ちなみに我が家では、高校生が丸呑みにして平げてしまいました(笑) ほとんどが岐阜市内のお店ですが、わにこの故郷中津川の仁太郎のものも。やはり馴染みがある分、美味しいと思いました。今回は求肥のものばかりでしたが、餡が入っていたり、求肥に肉桂やしそ、ゆずなどで風味づけしてあったり、いろんなものがあります。 岐阜では、鮎菓子を買いまわるためのタクシープランもあるそうです。5月に東京駅で岐阜の鮎菓子が買えるイベントもあったそう。 夏の間のお楽しみですので、岐阜にいかれる方はぜひ本物の鮎と鮎菓子をお楽しみいただきたいです。また、ぜひお近くの和菓子屋さんで見つけたらお味見してみてくださいね。 めちゃめちゃ暑い日でしたが、久々に着物を着てお抹茶をいただき、お菓子を楽しみ、本当によい1日でした。お茶も着物も、簡単にといっても準備はいろいろ面倒で大変。でもその面倒で大変なのが、やっぱり大好きなんだろうなあ~と再確認した1日でもありました。付き合ってくださった皆様、感謝です。 Special thanks! 鳴海彩詠 Photo by 渡部瑞穂

ご褒美着物をネットで誂えちゃった★その2 追いかけ仕立て?相対仕立て?の巻

星わにこ
2022/06/29 00:00
さて先週、牛首紬を清水の舞台から飛び降りてポチった話をしたわけですが、着るためには仕立てをお願いしなくてはいけません。 八掛はプロにお任せ、太ってしまった分寸法は自動計算という素晴らしいシステムに頼った私ですが、ここで反物の左右の向きを決めるという最終ミッションが課せられました。 追いかけ仕立てか相対仕立てか。「おっかけ」「ぶっつけ」などともいわれるのですが、要は反物が左右で色や柄が違う場合、それをどのように合わせて仕立てるかということです。 私の選んだ反物は、白から緑へのグラデーションになっているので、どう組み合わせるかでかなり印象が違うということになります。 まず、追いかけ仕立ては左右を同じ向きに繰り返していくので、リズミカルで大きな縞柄のようにも見えます。どちらかというとカジュアルなかんじがします。 相対仕立てとは、背中心を中心に、左右対称に仕立てるもの。色が広い面積で繋がるので、整った印象に。色などによっては難しいことも。 自分の持っているものは追いかけ仕立てのものが多いのですが、紬とはいっても今回選んだのはちょっとドレッシーな光沢のあるものなので、悩むところ‥‥。 衿の部分は、濃い色にすると締まった印象になりますが、今回は白にして顔写りがよいようにすることに。しかしその他が決めきれません‥‥。 そういえば! 銀座いち利の女将さんの動画で「おっかけ」と「相対」のお話をされていたような?と思い探してみるとありました! 参考動画:【女将解説】”おっかけ” ”相対” これで納得!お仕立て方法について すると、なんと!  右側は追いかけ仕立て、左側は相対仕立てという技があることを知りました!! こうすると、左右で袖口の色が同じになるため整った印象にもなりますし、左肩にグリーンの色が面積が広く入るので柔らかい印象にも。 これだ!! というわけで、いただいた図にはなかったのですが自分で塗り塗りして、可能か伺ってみました。 OKです、ということでこれでお仕立てしていただくことに!! はあ~めっちゃどきどきわくわくです! そして待つこと約50日。 出来上がって参りました! いち利モールの赤いトランク型の段ボール。久々です!! めっちゃ可愛くてテンション上がる!! 丁寧に梱包された中に、光輝くマイ牛首紬紬が~~! 写真で見たのと印象変わらず、地に入った曲線も美しい~♪♪  早速羽織ってみて、想像通りの仕上がりに大満足! 着ておでかけするのは秋以降ですが、今から楽しみすぎます!! こんなコーデを考えてみました。ふふふふふ。 コロナ禍で減らすことばかりを考えていてお買い物も控えていて、久しぶりに着物を誂えたのですが、なんというかもう気持ちが爆上がり。大袈裟ですが、生きる喜びだ!!とすら思ってしまいました。 大切に袖を通すから、素敵な思い出一緒に作っていこうね~!なんて語りかけてなでなで。普段から着る着物も楽しいけど、やっぱりここ一番のおめかし着物はテンションの上がり方が違います。 さてどこに着ていこうかな! 今から秋が楽しみです(気が早い)

ご褒美着物をネットで誂えちゃった★その1の巻

星わにこ
2022/06/22 00:00
ちょっと怖い話をしますよ。私、なんと今年の誕生日がくると55歳になるんです。このコラムのお仕事を始めたときは45歳。ついこの間のことのようなのに‥‥。コラムでも、あれがいつか着てみたい、これが着てみたいなんて夢の着物の話をしていたんですが、いつかいつかと言っていたらもう人生終わっちゃうんじゃないですか? と思ったわけです。 私も、子供の手が離れたら着物生活してみたいとか、60歳すぎたら毎日着物でとか思っていたんですが、思ったような時間の余裕もないし、体力も年々衰えるばかり。着物を着ていると年配の方に話しかけられることも多いのですが皆さん「私も若い頃は着物を着たのよ。でももう無理、体力がないの。今のうちにいっぱい着なさい!」とおっしゃるのです。 今のうちなの!? そしていつかは、自分で決めないと来ない!!  というわけで、他にもコラム10周年だし~とか本も出版できたし~とか55歳ってキリがいいし~とか、言い訳(?)をてんこ盛りにして、春に清水の舞台から飛び降りてみました~! 最初はよく着るものとか、仕事着にもできるとかいろいろ思ってみていたんですけど、いち利モールの春のセールで牛首紬に一目惚れ‥‥‥! 牛首紬は、昔から憧れの紬。なんともいえない光沢が魅力の紬です。こんなコラムも書いたりしていました。 パソコン&スマホ試着室で憧れの牛首紬コーデ!小物使いで印象チェンジの巻 しかも!なんと!!なんと57%オフになっている!! とはいえ、反物で10万円越えのお買い物‥‥。そしてお仕立て代もかかる‥‥。 長く着られるものということで無地の結城紬も候補にしていたんですがこちらならその半分‥‥ううーんううーんと一晩寝て夢にみて、やっぱりポチることにしました!! ホワイトとグレーからグリーンにもやもやっとグラデーションになっている美しい反物です(語彙)。 以前の私なら、とりあえず反物で買っておいて、とか思ったかもしれせんが、人生後半戦はノータイム!と思いお誂えもお願いすることに。 ポチった際にお仕立て・加工オプションも選びます。ガード加工の有無、八掛の色を選んで、袷仕立てをお願いしました。 ここで問題発生です。八掛の色が!!選べない!! 表地の色が薄いと、濃い色にすると色が表に響いてしまうこともありますし、どれが合うかも実物を見ていないといまいち‥‥。迷いすぎて頭がぼーん!となりそうに。 最近私はこういうとき「プロに任せる」というスキルを身につけました。これはヘアスタイルやネイルなどで、自分でイメージしてあれこれ思うより、おまかせ!にしたほうが、よい結果が得られやすいということを体験したからです。昔は人に任せるなんて!と思っていましたが、新しい世界を見せてもらえたりもするし、というわけで、もうここはプロにお任せにすることに。 ぽち!!!!(ここ数年でもかなり気合の入ったポチ!。 もう、サイズに関しては着やすい着物の寸法を図って‥‥とか、以前いち利モールさんで誂えたのと同じに‥‥とか思いましたが、図るのも面倒くさい。 以前誂えた寸法のときより3キロ太っている‥‥などを鑑み、せっかくのお誂えなのでちゃんと体にあったサイズにしたい。もう、あと3キロ痩せる予定などという甘い見通し(泣)はしないと心に決めて 「身長」「ヒップ」「肩裄」「体重」を入力するだけでかんたん自動計算してくれる!というもので注文です。 ヒップも久しぶりにちゃんと図ったら厳しいものがありましたね‥‥体重‥‥‥。 でも、現実をうけとめて(爆)いまの私にあうものを。 まあ痩せたら痩せたでね! 着物は融通が効きますし(逆もまた然り)。 もちろん袖丈や褄下も細かく指定することもできます。褄下だけ、ちょうどいい!と思っている着物の寸法を図ってお願いしました。 あとは待つだけ‥‥と思ったら! 反物が左右で色が違うため、次は仕立て方について問い合わせが!! 「追いかけ仕立て」にするか「相対仕立て」にするかを決めなくてはなりません! あ、これはちょっと悩むやつ~~~!! ということで次週に続きます!

自分で袷の着物を胴抜きにしてみた★の巻

星わにこ
2022/06/08 00:00
さて、足がまだ本調子でない私。外出控えて家の片付けをしよう!と思ったのですが、意外と片付けって立ったり座ったりちょこちょこしたり予想外の動きが多くて、集中するとふと足が痛いことを忘れてて変な方向に動かして「おわっ!」となること数度。 もう少し「座ってできること」はないものかとあたりをみまわし、ずっとやってみたかった着物の改造に取り組むことにしました。 本にも書いたのですが紬の着物で、重くて着づらいものがありました。処分したはずが‥‥あまりに好みすぎてなんとかならんかBOXにいれたままにしていたものが。 素材も紬だろうけどはっきりはわからず、実は胴裏も黄変してかなり厳しい状態。プロにお願いして仕立て直すとなると、予算的な問題もあるし、そこまでお金をかけて果たして着るのだろうか?と思うと諦め対象。でも、処分するなら思い切ってこの胴裏を外したらどうなるのか!?というのをずっとやってみたかったのです。 胴裏を外すといっても、ただばりばり~っと剥がせばいいかというと結構そういう問題でもなく、結構縫うところが多い。 1)胴裏と切り離した八掛を着物本体に縫い付ける 2)衿を内側だけ外して、胴裏を外して衿を再度縫い付ける 3)袖は底を解かないと裏地が外せないので、そこも再度縫う 4)背縫いや、各所縫い代のところをくけぬいする。 1~3はともかく、4がエンドレス!! 背縫いだけでなく、脇や袖の内側や、とにかく縫い代が露出したところはくけないとびろびろん~となってしまうので、どんなにざっくりでもいいのでくけなければ‥‥というわけでかなり!かなり座ったまま時間をつぶすという目的にピッタリマッチな作業でした。 途中で折りくけするのがいやになり(おいおい)袖の中など、見える可能性のあるところ以外は布の耳がみえたまま、ざくっと止めるなどしてみました。不都合がでたらまた考えたいと思います。 本当は背伏せもつけたほうがいいのでしょうけれど、とりあえずそのままにしてあります。強度がなくなると思うので、もう2回背縫いの直線を縫って補強しました。 さて胴裏を外したら、かなり軽くなり、ほんの数百グラムのことでこんなに着やすく感じるとは!と驚きでした。 さらに、かなり埃臭い匂いがしていたので、思い切って洗ってみることに!  水につけたら、やったことのある人はわかると思いますが、強烈な樟脳臭がもわ~~!! そして色がどんどん出てしまうのでささっと引き上げ。 脱水して、濡れたままの状態でアイロンをかけます。 あらかじめサイズをはかっておいて、アイロンで伸ばすんですが、だいたい横方向は縮まず、縦方向がぐんと縮みます。 袖丈は49センチが2センチ縮んでいたのでアイロンで伸ばしました。 身丈はなんと8センチ縮んでしまいました。八掛もあるしぐいぐい伸ばしてアイロンをかけるのが難しいので、八掛がおかしくならない程度に伸ばしながらかけて、よく乾かします。 こざっぱりして、普段着にさくっと着られそうな状態になりました。ふう~! なんか夢中になって作業をしていて、全然写真をとっていなかったことに気がつきました‥‥(だめじゃん) セルフリメイクやお手入れは、本当に試行錯誤の自己責任というやつですけど、思ったようにできたときはやっぱり嬉しい!!!  すごく大変かな?と、やってみたら1日の作業で終わったので、ず~っと後回しにしていたこともやってみればすぐなのかも?と思ったり。 意外とこれ「続きは明日やろう」にすると永遠にその明日がやってこないこともあるんですよね(自省)。 しかし、もう袷の季節は終わってしまった(爆)ので、秋以降の楽しみにしておきたいと思います(笑)そういうとこやぞ、自分‥‥。 足が~とかやる気がでない~とか言っていないで、できることをやってみたら気持ちがいいものですね。なかなかできないけど、もうちょっとがんばれわたし! 原稿も、はやくとりかかれ、わたし! 関連記事:袷の時期に涼しく胸元すっきり胴抜き仕立てのすすめ

大相撲!安美錦関の断髪式に行ってきましたの巻

星わにこ
2022/06/01 00:00
先週の日曜日、ご縁をいただいて「安美錦引退安治川襲名披露大相撲」に行ってきました。初・国技館! 初・枡席ということで若干緊張しつつキモトモの皆さんと着物でおでかけしました。 夏空のような好天、長い列が続いています。入り口で安美錦関(現安治川親方)が奥様と写真に応じていらっしゃいました。 親方の堂々とした黒紋付姿が素晴らしい~~~!! 着物好きの方はお相撲好きの方も多いですけど、いや、わかるー! 堂々たる体躯に髷に黒紋付ってめっちゃかっこいい!! そして、奥様の装いもまた素晴らしかったです~。白い刺繍が施された白百合色のような上品な訪問着に輝くような金の松の袋帯。豊かに結いあげられた髪に上品な真珠の髪飾りが。主役の伴侶ということで品よく目立って、でも控えめで‥‥長身に着物が映えて、本当に素敵でした。 並んで中に入って、まずはちゃんこ鍋の振る舞いをいただいたのですが、美味しかった! そして初・枡席。赤い絨毯に赤い座布団。この赤い座布団が最後にわ~っと投げられるあれですね!! 写真:渡部瑞穂 実は私、国技館でお相撲観戦ってしたことがなかったんです。バアちゃん子の私にとってお相撲は、祖母とこたつで応援するものでした。そのテレビの中に、自分もいるんだ~ってなんか感動してしまいました。初めて!という友人とすごいすごーい!といちいち大興奮。行司さんや呼び出しさんの衣装にも目がいきます! そして、房好きの私としては一度生で見たかった、土俵の釣り屋根の四方に下がっている四神を表すという巨大な4色の房!! 見られました!いや神々しい~~。うっとりです。 そもそもスポーツ観戦にあまり興味がなかったためか、今回が初!大相撲観戦。テレビで時々見たりという程度の私でも、22年という長い力士人生を歩まれた安美錦関は知っていました。コロナでこの断髪式も2回延長となり、やっと開催できたそう。 もうすぐ5歳になる息子さんと二人で、出身地青森の名物が散りばめられたおそろいの化粧回しで土俵入り。二年前に開催されていればきっと抱っこだったでしょうから、延期も悪いことばかりではなかったのかもしれません。 美味しいお弁当を食べながら、場所中とは違う和やかな雰囲気の中で相撲甚句や、取り組みを見て、とっても楽しかったです。 そしていよいよ断髪式。なんと350人という方たちが髷に鋏を入れていき、最後に師匠である伊勢ヶ濱親方が大銀杏を落とします。 一人一人との無言の対話‥‥お父様が鋏を入れて四方に礼をし、ぽんと肩を叩いて土俵を降りられたときに、思わず涙を拭う姿にじーんとしました。 私はこの後の仕事のため途中で失礼してしまったのですが、上位力士の皆さんの取り組みや照ノ富士関の横綱五人掛りなどもあり、また髷を落とし、タキシードに着替えて登場の安治川親方のご挨拶など、相撲ファンがおおいに盛り上がったようで、帰ってからニュースを何度も見返して反芻。 帰り道、発売されたばかりの安美錦関の自伝『けっぱれ相撲道』を拝読。相撲一家に育ち、子供の頃はプロレスごっこでも父に勝てなかったけど蝶野正洋のSTFを決めたことがあるとか爆笑!もありつつ、怪我と戦い続けた土俵生活、引退。そしてコロナを機に早稲田大学で学んだり、と常に前を向き自分を磨き続ける姿に超・感動。絵莉夫人との二人三脚も素晴らしくて、お二人が部屋を開いて、新しい時代の力士を育てるところを見てみたいと思いました。 お相撲ファンじゃなくっても、元気がもらえる本でした!おすすめです! こんな機会も滅多にないと思い、怪我した足をテーピングしてこたび+足袋+草履でしたが、靴より楽に行けました。根性で行ってよかった!!  安美錦関のお人柄が感じられる、本当によい雰囲気の襲名披露にお邪魔させていただき感謝感謝の1日でした。

着物にあわせてネイルもおしゃれしたよ★の巻

星わにこ
2022/05/25 00:00
お祝いムードでいっぱいだった先週から一転、家具にぶつけて左足の薬指を骨を骨折してしまい、大人しくしているわにこです‥‥。気持ちがふわふわしすぎていたのでしょうか? 外出用件はすべてキャンセルさせてもらい、反省しつつ原稿書くぞ!と思っていたけど、つま先の小さな骨なのに存外痛くてダメージがあり、気がつくとはあ~と横になってしまって、なかなか仕事がすすみません‥‥。頑張れ私。 といきなりしょんぼりなスタートですが、そんな沈んだ気持ちを明るくしてくれているのが、パーティにあわせてキラキラにしてもらった手のジェルネイルです。 先週もちょっとだけ写真に載せましたが本の表紙に合わせた色で、ネイリストさんが得意な和柄をアートしてもらいました。じゃじゃーん。 ネイルアート:ネイルスタジオNoa おめでたいからと金箔も入れてもらって、キラキラ! 赤い爪はマットにしてもらって、それもまたキラキラの中にもほどよい落ち着きがありとっても素敵な仕上がりです。着物でも洋服でも、爪の先がキラキラだとテンションがあがりますね! 私は爪が弱く、特に着付けの仕事を始めてからはハードな現場の後だと爪が割れてしまったりすることもあり、着物や帯を傷つけないためにもジェルネイルで補強しています。お茶のお稽古でネイルはNGですが、今はお休み中のため少し華やかにして楽しんでいます。 ネイルについては新しいものだけにいろいろな意見がありますよね。特に着物にネイルをあわせていいの、という戸惑いもあるかもしれません。 私は日常で自分の目に入りやすい爪がキラキラしていると、テンションがあがる派なので、自分のためにしています。マナーや人の目も大事ですが、人の迷惑にならなければ自分が一番楽しく嬉しいことをやっていこうかな~と思っています。 それから、決まったネイリストさんのところに通うようになって半年経つのですが、きちんとケアしてもらうようになったら爪の形が変わってきたんです。私は親指の爪が短くてそれがすごいコンプレックスでした。長く伸ばしてもぐにゃっとねじれてしまうので変だし‥‥と思っていたのですが、ネイリストさんに爪をケアしてもらうようになって、爪がまっすぐ伸びるように。 あと、爪がきちんと指について、ピンクの部分が増えて爪が大きくなってきたんです。すご!! ネイリストさん曰く、爪の成長点があってそれを損なわないようにすると爪は育つし、キレイになるんですとのこと。 ネイルの付け替えにいって、自分の素の爪が綺麗になっていくのを見るのも楽しみの一つになっています。 その他、ネイルを長持ちさせるコツも伺いました。 ・シールをはがしたり、段ボールを爪でばりばりっ!と開けたりしない (先端のコーティングが剥がれたり浮いたりしてしまうため) ・ハンドクリームやオイルで保湿する (アルコール消毒や手洗いなど、手の油分や水分が奪われると乾燥でジェルネイルのもちが悪くなるので、適度な保湿を!) ・3~4週間でつけかえ (定期的なお手入れが、長くキレイに楽しむコツ) ばりばりっ!はやってしまうかも(汗) 私自身はいままで美容代にお金をかけることには、ちょっと罪悪感のようなものがあったり、もったいないと思ったり、どうせ私なんてという気持ちがあったりしたんです。髪も爪ももう限界!みたいになってから、ネットでお得なクーポンを探して、飛び込むみたいなことを続けていましたが、この1年~半年くらい、決まったところに通って、プロに委ねるということをしていたら、綺麗になったね!(あくまで当社比)といってもらえることが増えました。人に任せることって大事なんだなあと実感しています。 あとね、なんでも板につくまでちょっと時間がかかるのかなって思います。最初はなんか違う?と思っても、きっと自分に受け入れ体制ができていないということもあるのかも。石の上にも三年じゃないけど、最低でも半年くらいは文句言わずにしばらく続けてみるということも大事なんじゃないかなと、思っています。 着物も同じように、やっぱり回数を重ねないとわからないことも多いように感じています。着物もコロナで着るのをさぼってしまったので、またとにかく着る!というのを続けてみようかな。それにはまず、健康第一ですね。早く治れ、足の指(まずそこだ)。

出版記念パーティをしてもらったぞ★の巻

星わにこ
2022/05/18 00:00
毎回しつこく本の話題ですみません。十年振りのお祭りみたいなものなのではしゃいでいてもお許しくださいね。 読んだよ~と感想もいただいて、喜んでおります!! コロナ禍で着物を着ておでかけする機会も減ってしまっていましたが、そろそろ気をつけながらの開催ならいいんじゃない?と友人が出版記念パーティを企画してくれました。 出版パーティというと立食でみんながわいわいというイメージでしたが、午後の外光がよく入る、明るいカフェで広めのテーブルに着席、ノンアルコールで楽しむ形式に。一之江のペリカンムーンカフェさんでお世話になりました。 たくさんのお客様が「ちょっとしたパーティ」にピッタリの着物でおしゃれしていらしてくれました! 来てくださった皆さんには本を書く段階からめっちゃお世話になっており、もうしょっぱなから涙&笑顔で顔がぐちゃぐちゃに(笑) ほとんどマスク着用だったのでよかった(笑)本当に幸せな時間を過ごさせてもらいました。 私もこんなことは人生にあるのだろうか?という「パーティの主役」にふさわしいコーディネートを一生懸命考えてみましたので今日はその紹介をさせてください!! 着物:翠山工房の辻ヶ花訪問着 お嫁入りの時に母が用意してくれた訪問着は、地色が綺麗で大好きな1枚。金通しの生地がキラキラして、こんなときでないとなかなか着られない!と思って選びました。結婚式の二次会にも着た思い出の晴れ着です。四半世紀以上経っても圧倒的晴れ着! 着物ってすごいなあ~と改めて思いました。 帯:菊の重ねの袋帯 四十歳の記念に自分の好みの袋帯を!と購入したもの。その時は大人になった!と思いましたが今思うとまだ若いな~(笑)「きものSALON」で取材していただいたときにも着ました。重なった菊が扇のようにも見えてお気に入りの帯です。 帯揚げ:前著ではじめてデパートで帯を買ったお話を描いたのですが、その時に一緒に買った雲文様の帯揚げです。三十年ものですが、ずっと活躍してくれているすごい子です。初心忘れずのつもりで選びました。 帯留:本が発売になった日になにか記念をと思ってこの白蛇ちゃんの帯留と目があってお迎えしました。普通の帯締めも通るので、帯締めは着物の色から一色とってピンクの冠組にしました。 半衿:パーティだ!ということでキラキラのビーズの半衿に。 足袋:ゑびす足袋さんの梅。細身の足袋がはけるようになって嬉しい!!! 足も小さく見えて嬉しい!! 草履:ワニの布を持ち込み、白い鰐皮風の台にすげてもらったものです。コロナ前に作って全く出番がなかったものをやっと履けました。 あとはネイルを本の表紙に合わせた色で塗ってもらったりして、かなり楽しんでおります。 ヘアはショートにしてしまったので、ヘアメイクさんに相談してヘッドドレスで華やかにしました。大好きな房もプラスしてもらいました~。 そして中身はたかはしきもの工房のうそつき衿です! 浮かれまくったコーデをどうぞご笑納ください。 着物で参加してくれた方も洋服の方も「なかなかおしゃれして出かけることがなかったから、楽しかった」とおっしゃっていただけて、本当に嬉しかったです。 おしゃれって大事!! そしてリアルで会うって、大事!! いっぱい喋って、キラキラしている皆さんの笑顔を見ていて本当に幸せになりました。都合が合わなかった方からも、お祝いのメッセージをいただいて、ひたすら感謝感謝の1日でした。 まだまだ手放しで大きな集まりができる状況ではないかもしれませんが、少しづつ楽しめることがまた戻ってきますように。 私も誰かのパーティに参加したいっ! いただいたお花のいい香りに包まれて、まだぽわん、と余韻に浸っているわにこでした。 

着物が捨てられない!と思ったらの巻

星わにこ
2022/05/11 00:00
着物を着ていると、「着物をもらって」と言われることが一度ならずとあるのではないでしょうか。 そう、着物は着る人のところに集まってくるものなのです。着物を着始めたころは、若かったこともあるのだと思いますが、いろんな方から着物を譲っていただきました。 ありがたく着させていただいて、お手入れをして、いろんな勉強(失敗含む)もしました。 一方で一度も袖を通していないものもありました。 サイズが合わなかったり、やっぱり趣味が合わなかったり、自分に似合わなかったり。そういうものはまた誰かに差し上げたり、チャリティに出したり。 でも、仕立て直しの可能性があるものや、自分では着れないけど可愛くてどうしても手放せないものや、いつか着るかもと思うものなど、手放すことができなくて、どんどん数が膨れがって収納崩壊を起こしたことも‥‥。 そう。着物って捨てられない! 本当に、どうしてなのでしょう。 同じ衣類でも、洋服は落ちないシミがついちゃった、擦り切れた、着古した、似合わなかった、サイズが変わったなどがあれば、処分することができます。 でも、着物は思い切れないのです。 体はひとつだから、大量の着物はいらないし所有もしきれない。どうしたらいいの! ということで今回書籍の取材でいろんな人に「着物を手放す」話を聞きました。 いろんな方法がありますが、ベテランの着物好きは大抵困っているのですよね。どうしてる? と聞くと「こっちが聞きたい」と言われたことも何度もありました(笑)。 話をきいて、紐解いていくと「着物は特別なものだと思っている」から、なのではないかな~と思い当たりました。 確かに、買うと高価だし、代々受け継ぐことができるものもあるし、捨てるのはもったいない。正直意地汚い気持ちもありました(笑)だけど、維持したり保管しておくのも大変です。 あとは「着物が大好きだから」こそ、手放せない。 でも、あの世まで持っていくわけにもいかないし、本当に気にいった着物だけに厳選して、それを片付けてくれる人も楽にできるようにしたいな~とも思うわけです。 ポイントは「もったいない」ということが理由なら、手放し候補だということ。 「大好き!」「着たい!」というのは手元に置いておく候補。 私も五十歳をすぎて人生後半戦。いつまでもどんどん増やせるわけではないし、欲しい着物もあるし(笑)、着物も新陳代謝を図っていかねばな~と考えています。 売る(買取、自分でフリマやネットで売る、店舗に持ち込む)、譲る、寄付する、リメイクする、捨てる。どれでもいいのです。自分が一番納得できる方法、心の負担にならない方法を選んでください。 私が主に選ぶ方法はチャリティと寄付なんですが、寄付しても迷惑そうなものについてはすっぱり諦めて捨てるということも、思い切れるようになりました。着物も洋服と同じ衣類だから、と思えるようになったのです。 まあこのへんは、この結論に辿り着くまでにいろいろ紆余曲折もあったし、まだ悩むこともあるんですが。 今回は、本を描きながらめちゃくちゃ着物の処分に向き合いました。結局、大幅に着物の数を整理して、かなり精神的にも楽になったし、残っている着物は大切にお手入れしながら着ていこうと思っています。 着物は、その時その時の思い出も全部映し出す鏡のようなものでもあります。これを着た時どうだった、誰になんと言われた、その時の気持ちはどうだった‥‥びっくりするほど、よく覚えているものです。もしそれが、とても悲しかったりいやなことだったら、どんなよいものでも思い切って手放すのもありでしょう。 着物は捨ててもばちはあたりません! (はい、ちょっとバチが当たると思っていた昭和生まれです) もし、あなたが持っている着物の量があきらかに自分のキャパをオーバーしていたら、着物を大事にしきれていないな、とか自分が着物に関してちょっとでも心が重いなと思うことがあったら、一度処分について考えてみませんか?  なかなか向き合えないこともあると思いますが、着物に向き合うことは自分に向き合うこと。わにこ五十五歳の春からの「着物の数が多いなと感じたら、本当に自分に必要か考えてみよう」という、おすすめでした。 <宣伝> 星わにこコミックエッセイ『「その着物、どうする?」好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法(河出書房新社)』5月12日発売です!

新刊『その着物、どうする?~好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法~』出ます!の巻

星わにこ
2022/05/06 00:00
きもの沼にはまって、いえ着物の泉に浸かってはや何年経ったのでしょう‥‥。ただただ着物が大好きなだけで書いたコミックエッセイが本になってからはや11年。 その本がきっかけで、このいち利モールさんの連載コラム『オトナの着物生活』を始めさせていただいたのですが、それからもはや10年!! 時の経つのが早すぎてびっくりなんですが、この5月12日に再び着物のコミックエッセイ『その着物、どうする?~好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法~』が発売されることになりました。 中身は相変わらずお気楽でぽやぽやな私の漫画なのですが、今回は4つの章になっています。 最初はお片付けの章。 ただただ着ることが楽しくて、買ったりいただいたりした着物がどんどん増えて、気がついたら着物に埋もれてた私! とうとう収納崩壊を起こしてにっちもさっちもいかなくなり、お片付けのアドバイザーさんに助けていただいて、なんとか片付けた!というお話。 あれも捨てられない、これも捨てられないという私ですが、収納の仕方を教えてもらいながら、なんとか数を絞っていきます。 次はメンテの章。 着た後のお手入れや保管だけでなく、サイズが合わなかったり、補修が必要だったりするものの悉皆について。このコラムでもご紹介したこともある実際にトライした仕立て直しや、自分でできるメンテナンス、プロに任せたほうがいいメンテナンスの見極め方などを探っていきます。 受け継ぐ着物の仕立て直しや、自分の着物のメンテナンスなど信頼できるプロの皆さんにお話を伺い、銀座いち利の女将も登場してくださいました! そしてリメイクやリサイクルの章。 着ない着物、どうしよう‥‥。でもいつかは着るかも‥‥となんでもかんでもとっておいて大変なことになったわにこ。 みんなは一体どうしてるの? というわけでキモトモ(着物友達)のみんなに聞いてみました!  取材する中で、いろんな着物の手放し方を知りました。リメイクで楽しむ方法も教えてもらいました! 自分が納得できる方法を選んでいただけたらいいなと思います。 最後に、残された着物と気持ちの整理の章。 身内の着物を処分しなくてはいけなくなった、という経験をされた方もいると思います。私自身、7年前に亡くなった母の着物を整理しなくてはいけないとおもいつつ、まだ手をつけられていない状態。 こちらも、実際に残された着物を受け継いだり処分したりした方たちにお話を伺いました。私もいずれは着物を残してこの世を去るときがやってきます‥‥譲ったり譲られたりする着物や、受け継がれる知恵など、気持ちの整理をつけながら、着物を楽しむ方法を考えました。 どれも実用で役に立つ!というよりはこんな人もいる、こんな考え方もあると知っていただくことで、ご自分の着物ライフのヒントにしていただけたらいいなあと思いながら描きました。 本当にたくさんの皆様のご協力を得て完成した本、このいち利モールさんでのWEBコラムを十年間書かせていただいて、得た体験や知識を全部出し切るつもりで描きました! もう書店、通販書店など予約も始まっておりますので、よろしかったら、お手にとっていただけると嬉しいです! 皆様の着物生活がより豊かになりますように‥‥。 そしてこれからも、このコラムをどうぞよろしくお願いいたします!(ぺこり