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りくりゅうペアの園遊会の着物姿尊くて滅!の巻

星わにこ
2026/04/22 00:00
先週、春の園遊会が開催されましたね。各界著名人の皆様の着物姿が拝める機会としていつも楽しみにしているのですが、今回はミラノ・コルティナオリンピックで日本人ペア初の金メダリストとなったりくりゅうこと三浦璃来選手と木原龍一選手の着物姿が話題をかっさらっていましたね! ニュースでも流れている時間が長かったですし、SNSでも話題になっていたので着物好きな皆様ならすでにチェック済みだと思いますが、お二人の着物のディレクションをした家庭画報チームの記事も出ていて、再度盛り上がり。 以下私のただの着物好きの感想となりますが。 三浦選手は御所解きの柄が総刺繍という薄桃色の振袖に、これまた手織りの綴という未来を寿ぐロケット柄の丸帯という豪華な取り合わせ。神戸の老舗呉服店主がお孫さんのために制作したものなのだとか。振袖の可愛らしい雰囲気が小柄な三浦選手にピッタリで、でも幾何学模様にも見える色使いもモダンな丸帯の迫力がダイナミックな演技も思わせて素晴らしいコーディネートです。 木原選手は木原家の家紋「五三の桐」の五つ紋の色紋付の着物と羽織に、人間国宝・甲田綏郎さん制作の仙台平の袴。甲田さんの袴は羽生結弦選手が着用したことでも有名ですよね。着物と羽織は絶妙な色違いのさわやかな青磁色の美しいお召しで、とてもお似合いでしたね。 三浦選手の振袖は、2022年春号の「美しいキモノ」にも掲載されています。東山アキコ先生のインスタで写真を発見! こちらのお写真のほうが帯のロケットの柄がよりわかりやすいかもしれません。あ~着物の御所解き紋様の刺繍柄も帯の柄もじっくり拝見してみたい! コーディネートというと着物、帯、帯揚げ帯締め、そして半衿くらいかと思いきや、草履の前壺が赤なのも、芯の真ん中の段が朱なのもめっちゃ効いてますね。こうやって見ると、草履もコーディネートの大事なキモだなと思います。可愛いだけではない、三浦選手の魅力を引き立てていて、うっとり。 モダンで大胆な模様がはっと目をひく丸帯でしたが、木原さんが後ろからそっと帯の形を直してあげている?姿がニュースになっていましたね(どんだけウオッチしてるのか私)。 木原選手の色紋付は銀座の男性着物で有名な呉服屋さんでのお誂えでしょうか。これまたなんというか、男性の色紋付も、いいものだぁ~!と滅しそうになりました。上品で爽やかで、素敵の極み。白襟、白足袋もきりりと、雪駄の履き方も本当にかっこよかったですね。 また、おふたりが和装バッグとしてイタリアのハイブランド、Valextra(ヴァレクストラ)のイジィデをペアで持っていたのも注目されていましたね。男性が持つカチッとしたハンドバッグ、かっこよかったです。センスやなぁ。 りくりゅうペアは今季で引退とのことですが、日本のフィギュアのペア競技に計り知れない貢献をしたお二人。欲を言うと、この身長差カップルがゴールデンカムイのアシリパさんと杉元の扮装で滑っているところが見たかった(ヲタクですみません)。そんなことを夢見たこともありましたが、それはさておき今後のご活躍も心よりお祈りしております。 そしてまた機会があったらぜひ着物姿を見せていただきたい~! お隣のおなじくスノボで五輪金の村瀬心椛選手の深い蘇芳色の振袖も本当に素敵でした。こういう機会に一流のコーディネートで目の保養をさせてもらえて、本当にありがたい&着物のよさに目覚める人が増えたらいいな~&他の列席者の方の着物紹介もぜひ!と思うのでありました。

理想の腰紐ゲット!WATOME紐の巻

星わにこ
2026/04/15 00:00
腰紐と一言でいっても、素材や種類様々です。以前、いろんなタイプの腰紐をご紹介しましたことがあります。 参考記事:自分好みの素材と長さの腰紐は超楽ですの巻 この時、少し細めの綿の平紐タイプか、きんち紐を愛用していると言っていた私ですが、この度ついに理想の腰紐に巡り合いました。 それがWATOMEさんの「WATOME紐」です。 綿の腰紐なんですが、何がいいかというとですね 1)綿でかっちり目の素材である(体に食い込みにくいし滑らない) 2)七色の染め分けで紐の真ん中がすぐにわかる 3)長さの種類がある(カスタム不要!) 4)先が細くなっているのでごろごろしない 5)色使いが可愛い!(染めの堅牢度はお墨付きだそうです) 腰紐だけではなく胸紐として使えるくらいの幅と摩擦力があり、腰紐として使ったときには安定感があります。 なにより可愛い。超可愛い。可愛い蛇ちゃんみたいな七色のシマシマで、厄避けにもなってくれそうです。このシマシマは幅がだいたい6センチになっています。覚えておくと、あこれだいたい何センチ?というのの目安になったりするのでいいかも。 長さですが Sは196㎝、Mは220㎝、Lは242㎝となっています。 自分に必要な腰紐の長さは、着物を着てみて腰紐をしばってみて、これくらい欲しいというのを割り出したほうがいいです。 ウエスト何㎝なので、このサイズ、というのではなく、人によって腰紐を結ぶ位置が違ったり、補整をするかしないかでも変わってきますし、蝶々結びにする人、片蝶結びにする人、からげるだけの人でも、必要な長さが違います。 自分が一番使いやすい長さはどれか? 一度考えてみるのもよい機会かと思います。自分にジャストサイズのものを使うことは、着物や帯だけでなく小物も非常に使い勝手がよく、着るのも楽で時短になります。 もちろん、着物はサイズをある程度融通をきかせて着ることができるのもとってもいいところなんですが、毎度毎度の融通の手間が減ったら本当に楽になるんです。 よく着物関係のものに鋏を入れたらもったいないというお声もいただくんですが、もったいないという気持ちが楽したいより大きかったらそれでもいいと思うんです。でも、私は今楽がしたい!という方には、こういったカスタムはおすすめです。 1つ1つは小さなことでも、ちりつもで気がつくととっても早く着られたわということにもつながると思うのです。 腰紐迷子の方がいらしたらぜひ一度お試しください!

桜の時期に桜の着物。花柄は散るから縁起が悪いの?の巻

星わにこ
2026/04/08 00:00
東京はすっかり桜の盛りを過ぎてしまいましたが、黄緑の葉っぱがぴょこぴょことピンクの桜と共存している時期も、年をとってくるといいなあ、と思うようになりました。 桜と家族写真撮影も、今年はたくさん撮影させていただきました。卒業式、成人式、十三詣りなどなど、お祝いもいろいろで幸せ気分のお裾分けをいただきました。 私も、せっかくなので桜の着物と帯でカメラマンのみずほちゃんに写真をとってもらおう!と思ったら、雨で野望は叶いませんでした。残念! でも、桜の時期にこの帯がしたい、という帯を締めることができてよかったです。桜の訪問着は『昭和な家スタジオ』にいただいたもの。桜の帯締め、桜色の帯揚げで桜づくしです。 (もう少し痩せたい:定期) 桜柄を着る時期についてですが、枝つきだったり写実的でなければ、通年OKと言われています。私の桜の帯も、花びらだけなのでいつでもいいような気もしますが、散りゆく桜を惜しむという意味で、自分の中で「満開から散り際のあたりで締めたい帯」と思っています。そんなことを思っていると、なかなかドンピシャの時期に締められないこともしばしば。 カレンダーの日にちにあわせるというよりは、実際の桜の開花具合と日々にらめっこです。 私にとってそういう「この季節に身につけたい帯」は、お正月の初夢袋帯(一富士二鷹三茄子)、梅と鼓の名古屋帯、三月の木蓮の名古屋帯、四月の桜の花びら袋帯、五月の鎧モチーフの袋帯、七月の七夕帯、九月の菊の袋帯、十二月のクリスマス半幅帯などがあります。 いずれも、ここで締めずにいつ締める!というもので、気づくととっくにその季節が過ぎ去っているときもしょっちゅうです。だからこそ、締められた時の満足感が大きいのかもしれません。 着物も同じで、やっぱり梅柄は二月までにしたいよな、とか紗合わせは五月末、とかいろいろな縛りがあるわけで、その縛りがあるからこそ着物は面白く楽しいのだと思います。 よく「一年中着られる着物、帯はどれ」と聞かれますが、確かにいつでもいいのは便利だけれど、せっかく着物を着るのだったら、季節も一緒に楽しみたいと思ってしまいます。 着付教室の生徒さんが、最初は着られる時期が長いものを探していたけれど、それではつまらない気がして、今は季節を感じられるものが欲しいなあと思うようになったとおっしゃってました。わかる。 もちろん、日常着として楽しむ方もいると思いますが、私は着物は心の贅沢品だと思っているのですね。だから、そのときにしかできない装いをめいっぱい楽しみたい。 無地の着物も大好きだけど、そんなときには帯や小物で季節を感じたいし、着物でどーんと桜を着る!みたいな贅沢も本当に心満たされます。 さて話は変わって、最近花柄の着物は「散る」から縁起が悪いのでお祝いの席にはNGみたいなトンデモ説が出回っていますが、それこそとんでもない!と私思っております。誰がそんなことを言い出したのか? 本当に不思議です。昔から、訪問着や振袖などの晴れ着はほとんど花柄ですよ? 日本人が愛してきた美しい季節の花の意匠を、心ゆくまで愛でていただきたい。咲いた花びらは散るからこそに美しい。そいやそいや!ではないですか。散らなければまた次の花につながっていかないのですから。花の盛りは短くて、それが刹那だからこそ美しく、人の心に残るもの。その美しさを、永遠ではないと切り捨てるのはあまりに短絡的な気がします。もうそんなこといったら、花束も渡せなくなっちゃいますよね。 というわけで、花や植物モチーフの着物は、堂々と結婚式だろうがなんだろうが着ていただきたいと思う次第でございます。美しい花々の紋様が、まさにお祝いに「華」を添えてくれるでしょう。 これから桜前線が北上していくと思いますが、皆様もぜひ花と一緒に着物で季節を満喫してくださいね!

着物の抱き幅が足りない時の対処法の巻

星わにこ
2026/04/01 00:00
最近着物が縮んだ話ばっかりしている私ですが、なかなか元に戻らないのでいろいろと切実な問題が。下半身問題は身幅に影響し、上半身問題は抱き幅に影響が出てきます。 抱き幅とは、身八つ口(脇の開口部)のすぐ下、胸のあたりの幅のこと。前幅は、裾部分の、脇の縫い目からおくみ付けまでの幅となります。よくある着物の図で見ると、同じように見えますが、実は寸法を変えられます。 胸囲が大きい人や肩幅が広い人は抱き幅を広めにとるとしっかり胸が包めますし、逆に撫で肩や上半身がほっそりしている場合は狭くするとすっきりと着られます。 胸周りがだぶだぶしたり、衿の合わせが浅くなったりするのはこの抱き幅があっていないから。意外と大切な寸法なのです。立体裁断ではないので限界はありますが、ほんの数センチのことで着心地が変わります。 この抱き幅が余る場合は、以前ご紹介した「コーリンベルトのダブル使い」で解決できました!というお声をよくいただきます(自分は余らないので。。。涙) 参考記事:コーリンベルト2本使いで脇をスッキリさせる技!の巻 逆に抱き幅が足りず、衿のあわせが鋭角になってしまう場合はどうしたらいいのでしょうか。もちろん、お直ししたり、自分のサイズにあった着物を着るのが一番ですが、ねえ、着物って仕舞っている間に縮むこともありますし(嘘です、自分が育っただけです)、いただきものやリサイクルのものを着たいときもありますよね。 抱き幅が狭くて衿を深くあわせられない場合は、肌襦袢や襦袢だったら脇を解く、なんていう裏技もありますが、着物はこれができません。そんなときは3つの対処方法をお試し下さい。 1)広衿を広めに折る せっかくの広衿、折幅を広く折ることで幅を稼げます。衣紋部分は二つ折りですから、耳の下あたりから、衿先に向かって台形に広めに折っていきます。難点はあまり広くしすぎると衿がふかふかしたり、折り目の下側が出てきてしまうこと。思いきって裾広がりに二つ折りした状態で縫いとめてしまうのもありです。 2)半襟を肩の部分からたっぷりめに出す 衿を首から離す、また半襟をたっぷりめに出すと、その分抱き幅にも余裕が出ます。ばけばけ風に半襟を超たっぷり出す着方だとかなり着物の衿合わせが鋭角でOKですよね。 そこまではいかなくても、IKKOさん風着付の応用でOK。 参考記事:肩幅が狭く見える!ほっそり着付のコツ の巻 3)伊達衿を活用する 伊達衿の幅をちょっと広めにつけたり、重ね衿のように襦袢の衿の上に二重に衿を作るとその分着物の衿が鋭角になっても大丈夫。 参考記事:平安王朝絵巻!ぬりえ気分で紫陽花の重ね衿パーティコーデ☆の巻 番外)和洋ミックスで着る 中にハイネックやパーカー、シャツなどを着てしまえば衿が鋭角でも気にならない! といろいろ書きましたが、どれか一つでなくて合わせ技でじわじわ攻めるのもあり。お気に入りの着物は諦めないでなんとか工夫するのも、着物の楽しみかなと思ったりします。 え? 痩せればそんな苦労しなくていい? あーあー聞こえない(耳を塞ぐ)。でもほら、痩せるのは時間がかかるけど、今!着たい!ってこともあるわけで。 なにかの参考になれば幸いです。