先日腰ベルトずりあがる問題でご相談をうけたので、モスリンの腰紐を使ってみては?とご案内したところ、裾があがりませんでした!とご報告をいただきました。で、着物を脱ぐときに見てみたらモスリンの腰紐も結んだ位置より上に移動してたんだけど、裾はあがってなかったのはどうして?というご質問が。
腰紐も同じように動いているうちに細いところに移動するということはあるかもしれませんが、ゴムより摩擦係数が少ないので腰紐だけが移動して、着物を持ち上げるには至らなかったのではないかなと推察。
たかはしきもの工房の女将が「女の体はすべり台」とおっしゃっていましたが、曲線だらけの女性の体に、直線の着物を添わせて着るのでいろいろと不具合は起きてきます。それで生じるシワやたわみもよしとするか、ピシッと着るほうが好きなのか。楽に着たいのか、体を支えるように着たいのか。まずその好みから着付けのテクニックも変わってくる。
着付小物も最初に教わったものをそのまま使い続けていくのもいいですが、体型も体感も十人十色ですから、自分にあったものを探していろんなアイテムを試してみるのも大事だなと思う今日この頃でありました。
ゴムの腰紐(腰ベルト)がずりあがっちゃう時の対処法の巻
先日腰ベルトずりあがる問題でご相談をうけたので、モスリンの腰紐を使ってみては?とご案内したところ、裾があがりませんでした!とご報告をいただきました。で、着物を脱ぐときに見てみたらモスリンの腰紐も結んだ位置より上に移動してたんだけど、裾はあがってなかったのはどうして?というご質問が。
腰紐も同じように動いているうちに細いところに移動するということはあるかもしれませんが、ゴムより摩擦係数が少ないので腰紐だけが移動して、着物を持ち上げるには至らなかったのではないかなと推察。
たかはしきもの工房の女将が「女の体はすべり台」とおっしゃっていましたが、曲線だらけの女性の体に、直線の着物を添わせて着るのでいろいろと不具合は起きてきます。それで生じるシワやたわみもよしとするか、ピシッと着るほうが好きなのか。楽に着たいのか、体を支えるように着たいのか。まずその好みから着付けのテクニックも変わってくる。
着付小物も最初に教わったものをそのまま使い続けていくのもいいですが、体型も体感も十人十色ですから、自分にあったものを探していろんなアイテムを試してみるのも大事だなと思う今日この頃でありました。
短い帯は「て」を逆に引き出せ!の巻
帯揚げは部分絞り、帯締めはちょっと豪華に唐組のものにしました。唐組は飛鳥時代から伝わる組み方だそうで、菱形の模様がゴージャスですよね。
この着物と帯は、着物を楽しみはじめた30代の頃にいただいたもので、そこからも四半世紀ほど経っていますが(!)、掛け衿も短いので、おそらく昭和40年代以前のものなのかなと推察しています。八掛が墨色のぼかしで枝の色とリンクしていてお気に入りです。
このタイプの梅の枝が描かれて花が咲いている意匠のものは、以前コラムにも書きましたが、昭和時代にとても流行したようです。
関連記事:梅の着物。着なくてもタンスから出してあげよ。の巻
けっこうリサイクルでよく見かけるデザインなので、色違いで似たようなものをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか? 小紋なのに、大ぶりの枝があることでダイナミックで、まるで梅の木の精にでもなれるような気分にさせてくれる、秀逸さ。私も大好きな着物です。
梅オンリーであること、枝が描かれていることでやはり梅の時期に着たい着物なので、だいたい新春~2月の頭くらいに着用することが多いですね。年に一度は着なくては!と思う着物のうちの1枚です。
今年も着なくては!と張り切って袖を通したのですが、あれっ!着物が縮んでる!(違) せっかく一昨年少し痩せたのに、すっかりリバウンドしてしまって、ギリギリなかんじ……。とはいえ着物は無事、なんとか着られたんですが、久々に出した帯……。帯がね、てんで前柄が前にこない恐怖!!
おかしいな……この帯を愛用していた30代には全くそんな、困った記憶はないのに……。箪笥にしまっていたら縮むというけど、ほんとだな(違)ここでやっと本題(爆)。
でもですね、私は常にこのコラムのために(?)そういう時はどうしたらいいかを考え続けている女です。知識を駆使して、短い帯を結びましたよ!(関東巻きで結ばず折りたたむやり方です)
まず写真で見てわかる通り、前柄はなんとか出ればいい(爆)ということでかなり右に寄っていますが、ギリギリ出しますと今度は「て」の長さがまったく足りなくなります。
ここで「て」を左に持ってこないで右にひっぱり出します。巻いている方向と逆に引き出すわけですが、すると10センチ~15センチくらいは長さを稼げます。そしていつもの反対側から「て」を入れることで問題解決いたしました!
それをしてもなおかつ「て」の長さが足りない場合はもう、前柄をなるべく左に寄せて、胴を2回巻かないで1回で、長くあまった「て」をお太鼓の中で折り返せばいい。作り帯にしちゃってもいいですよね! まだまだ太っても大丈夫(いや、ここで引き返せ自分)
そんなこんなで無理くり帯結びをしていたら、肩が痛くなっちゃいました。やはり、痩せるか長い帯をするか、体に合ったものを身につけるのが一番ですよね……。
今年はもう少し痩せなくては……と決意を新たにするお正月でございました。
印刷博物館・ブラックレターの森へ黒い着物とTシャツ帯で巻
会場では印刷好きの方に「この帯どうなってるんですか?」「写真とっていいですか?」なんて話しかけていただきました(照)チーム全員黒コーデをしていったので、いいですねえ~とフォトコーナーの前で印刷博物館の方にもお写真をとっていただきました(笑)
あと、また次回ご紹介させていただきますが、印刷博物館の新館長にあの!京極夏彦先生が就任されて京極コーナーもできています。こちらも必見です!
久々に因みコーデをしてみて(コスプレともいう)、楽しかったです! 皆様もぜひ印刷博物館に黒コーデでお出かけください! ミュージアムショップでフォントかるた『Black Letter』も販売していただいております(宣伝!?)。
半衿が消えちゃう?ときの対処法の巻
チームふくよか所属の私は、身幅は足りないことこそあれ余って困るという経験をあまりしたことがないため気が付かなかったのですが、腰紐を結んだ後、上半身の襟合わせを深くしすぎるとやはり半襟が消えるのですよね。
対処法としては、脇でタックをとって見頃が深くかぶさりすぎないようにすること。とったタックは胸紐や伊達締めで押さえます。
以前教えていただいた「コーリンベルトのダブル使い」も有効です! タックをとるのが簡単になります。
関連記事:コーリンベルト2本使いで脇をスッキリさせる技!の巻
身幅がありすぎると、衿合わせを程よくした場合、脇にあまりが出てぶかぶかするのでタックをとったほうがスッキリします。
一方身幅が狭いと衿がどんどん鋭角になって半襟が見え過ぎちゃったりもするので、このあたりはやはり着物はマイサイズが着やすいね、という結論になってきます(^^;)
それでも着ていて半衿が潜った場合は、半襟を引っ張り出すよりは着物を脇に撫でてひっぱって帯につっこんで半衿を出したほうが効果が高いです。
つらつらと書いてしまいましたが、結構原因はひとつというよりはいろんな要因が重なっていることも多いので、自分の場合はどれかな?と思いつつ、着るときに気をつけて着てみてくださいね!
お太鼓は「て」を入れる前に整えろ!の巻
もし後結びで「お太鼓の形がいつもイマイチ」と悩んでいる方がいらしたら、「て」を入れる前の段階で形を整えてみてください。たったそれだけですがぐんと楽に整えられるようになります。ぜひお試しください。
一瞬でできる!中抜き絞りの帯揚げでターバンの巻
総絞りだと頭の後ろにくる部分がボリュームが出過ぎるし、普通の帯揚げでは伸縮性がほとんどないというわけで、この中抜き絞りの帯揚げが髪をまとめるのに超最の高なんです。
もし「これもう使わないな~」なんて思ってる中抜き絞りの帯揚げがあったり、リサイクルなどでお手頃で見つけたらターバンにしてみてはいかがでしょうか。おすすめです!
インナーを制すものは着付けを制す!の巻
苦しいほど紐をぎゅうぎゅうに締めて止めるのではなく、面で体を支えるとしゃっきりして気持ちがよいものです。それには、自分にあったサイズの肌着を着るのも大事です。
これもふわっとゆるっと着るほうが好き、などお好みがあるのでなんとも言えない部分がありますが、着崩れに悩んでいる方は、このインナーをピタッと着るということを一度試してみていただきたい。 きっと着付けが変わりますよ~~!
※9月21日、銀座いち利横浜店で試着もできる「たかはしきもの工房補正講座」に、星わにこが参ります。詳しくはこちらよりお問い合わせください。
衿下(褄下)の寸法って結構大切!の巻
体型だけでなく、腰紐の位置など着付けの好みもありますので、自分のベストの位置を探ってみましょう。くれぐれも足が長く見えるなら‥‥と長くしすぎないように!
ちょうどいい位置にあると、着付けが格段にしやすくなりますよ!
着物をゆるりと着るか、ピタッと着るか の巻
礼装はきちっと体に沿わせて、張って着ると美しい。それには補整を適宜入れることが大事。言われたままにやってきたけれど、礼装着付けで、ずっと行われていることには意味があるんだな~~とやっとわかった着付けのお仕事を始めて7年目の春でした。
普段着をゆるりと楽に着るときも、腰回りの要所はピッと支えると心地よいですよね。着心地や着姿に関しては、好みもあると思うので絶対というわけではありませんが、「ゆるり」と「ピタッ」という選択肢を知った上で自分はこっちがいいなと思うほうを選ぶといいのではないでしょうか。
もし私のようにピタッと着付けの感覚を未体験の方がいたら一度試してみてほしいです~。新しい世界が開けるかも!
晴れ着を着るとやっぱり心が晴れる!の巻
南天と雪輪の絞りの訪問着はいただきもので、お正月になると着たくなる着物。それに大好きな房モチーフのきらきら箔帯。一文字のパールの帯留めを白と常盤色の三分紐にあわせてみました。10年前にいち利モールのお正月セールで買った加藤萬の絞りの帯揚げはお正月コーデによく使います。あまり見えないけど薄い水色にピンクの絞りで可愛いのです。足元は暖かいので冬定番のゑびす足袋の革足袋。草履はカレンブロッソ。
半衿は、銀座いち利オリジナルの鱗。衣紋に赤い銀座いち利のロゴが入っていて、可愛いんです。ざぶざぶ洗えるちりめん生地に刺繍がしてあり、程よくボリュームがあって上品なので、私は生成りと白を愛用しています。リーズナブルでおすすめですよ!
着物の中身はほとんどたかはしきもの工房です。ちなみにくノ一涼子+スキニー幅広+綿テコ+満点スリップにうそつき衿、うそつき袖。補整も汗防止もこれでOK。袷の季節はだいたいこの組み合わせです。寒くてカジュアルなスタイルのときは、満点スリップの代わりにユニクロのUネックのヒートテックにぺチコを組み合わせたりします。ぺチコは洋服感覚で着られるし、トイレにいくときめくると着物の裾を押さえてチューリップみたいになってくれるので楽です。
あとこの時期外せないのが足袋下ハイソックス!! これがないと足元が寒くて無理です。たかはしのものはあたたかいのですが少し地厚なので、足袋のサイズを少しアップしないと履けません。ヒート+ふぃっとの足袋インナーはちょっと薄手で、足袋のサイズをアップしたくないときはこちらを履くこともあります。
着物や帯はじめ、ひとつひとつ語り始めるとキリがないヲタクです‥‥。でもそういう自分が気に入っているものばかりを集めて身につけるというのは本当に気持ちがあがりますよね。改めて、「オシャレして友達と楽しく集まる」ために着る着物って、ほんと楽しいな!と感じました。
そして友達のコーデを愛でたり、着物や帯のこだわりを聞いたりするのがまた楽しいんですよね~~~!! 初下ろしの着物との出会いの話や、お母様の訪問着を自分用に仕立て直した話を聞いたり、叔母さまの着物を羽織にしたものなど、それぞれ思い入れのある『晴れ着』で集った新年会、テンション上がりまくりでした。
ランチは北京ダックなんかいただいちゃったりして、マダム気分。その後に今年大河ドラマでも話題の紫式部がテーマのお装束の展示は本当に眼福でした。日本人の美意識の源流がここにある~!という、美の暴力。かさねの色の美しさにうっとりうっとり。
最後にカメラマンのみずほちゃんに記念写真を撮ってもらったのですが、あまりに浮かれて、キモトモの手をとって「ビューティビューティ♪」と踊ってしまいましたよ~ん。メロディが頭の中で再生できたあなたは昭和なお仲間です(笑)。懐かしすぎました!
お正月から、観劇に初釜にとSNSに続々アップされるキモトモの晴れ着にいいね!を押しつつ、子どもの受験が終わったら、またお祝いの着物を着たいな!と、春を待っているわにこでございました。いやまじ頼む、お祝いの着物を着させて(切実)
小さめ着物をコートワンピ感覚で着てみるの巻
襦袢が、半衿が‥‥と気にしなくてよければ、ものすごくハードルが下がりますね。しかも、コートワンピ感覚であれば、多少裄が短くてもへっちゃらです。裾も短めに着付けて、靴やブーツも可愛いですよね。
今年の夏は、浴衣にスニーカーの女子が結構いて、おばちゃんはびっくりでした。ワンピースにスニーカーをコーデして履くのが流行っていますから、その延長なんでしょうね。
コートワンピ感覚で着るなら、サイズは小さめの方が扱いやすいです。おばあちゃんやお母さんの着物、譲られ着物や、リサイクルショップで見つけためっちゃ可愛いけど小さな着物。洋服の上にシャツワンピや、コートワンピのように着てみてはいかがでしょうか?
肌に直接触れる部分を減らせば、正絹の着物でもお手入れを頻繁にする必要もないし気にせずどんどんトライしてみましょう。ウールや紬もいいんですが、正絹の柔らか物の小紋なんかを羽織ると、ほんとうに着心地がよくてうっとりします。
身丈が短くても、下にロングスカートやロングワンピを着て、それを見せて着たり、そもそも丈を短く着付けても変じゃありません。それこそ足元はスニーカーを合わせれば今っぽいかも。ワンピースもロング丈が流行っていますから、違和感なくいけちゃいますよ。
帯も、ベルトでもいいし、もちろん半幅や名古屋帯をしたっていいわけです。決まりはないので、自分で「これいいわ」と思ったらなんでもOK。ポイントは「堂々と着る」。です。間違ってるかしらとか変かしら、と気になるようだったら楽しめませんよね。自信を持って、着こなしてください。
私はお出かけする時に和洋ミックスをするというよりは、家でくつろぐときにあったかいし、気分も上がるので洋服仕様の楽なインナーの上に薄いタートルネックを着て羽織って過ごしたりしています。まじで正絹あったかいので、暖房入れなくても平気なくらいです(急にババくさい理由)。
と、私がいうまでもなく皆様もう楽しんでいらっしゃる方もたくさんだと思います。これから寒い季節には、着物が大活躍ですね。いろんな着こなしが見られるのが楽しみです!
半幅帯の結び目を高くキープする方法3選の巻
1)結び目は高く、結んだらひねってロックをかける
帯の上線の上に結び目が来るように、高い位置で結んでしっかりひきしめること。怖がらずにしっかり絞めたら、結び目を縦方向にひねります。こうすると、しっかりロックがかかって帯が緩みにくくなります。
2)クリップ使いで帯がゆるまないようにする
結び目が緩むと帯が緩んで、相乗効果でどんどん緩みます。見えない部分を便利グッズ「お太鼓止め」で止めておくと安心! ない場合は文房具のダブルクリップでもいけますよ。
3)仮紐を使って結び目を高い位置にキープ
三重仮紐を使って結び目の上に羽飾りを作っていくやり方だと、仮紐に重さがかかるので結び目は下がりません。三重仮紐でなくても、仮紐(腰紐でもOK)を使えばOK!
素敵な半幅帯結びで、夏の浴衣を楽しんでください。もちろん、普段着物のときもぜひ!
英国戴冠式での紀子様のお着物素敵でしたねの巻
戴冠式関連のドレスコードなどはまったくわからない私ですが、きっと胸元にも模様のある華やかな訪問着を選ばれて、その上で紋を三つ入れられることで準礼装と言われる訪問着でも、ぐっと格をあげて敬意を表されているということなのかな?と思いました。
紋は写真や動画ではわかりませんが、おそらく秋篠宮家の御紋である「菊栂(きくつが)」と思われます。栂(マツ科の針葉樹)を使用している紋はほかにはないと言われるとても珍しい紋で、一度みたら忘れられない意匠です。
それにしても、本当に上品なコーディネートで「ザ・皇室」という感じがして素晴らしかったですね。着物ウオッチャーの血が騒ぎます!!
着物は薄い香色におめでたい文様が山取(山の形に模様が染め分けられている)もので、おそらくは皇室に数多くの着物を献上されている京友禅作家の藤井寛先生の作品ではと推察。
袋帯は七宝繋ぎで、円満にご縁がつながるこれまたおめでたく格調高い柄。その中には唐花文様が施されています。そして純白の帯揚げをあわせ、白と金の細い帯締めには、おそらく真珠(?)の帯留めをなさっているようです。
それにクラッチバッグと三段重ねの草履。フォーマルでありつつ、でもガチガチではなくて、お祝いの気持ちのこもった華やかでそれでいて上品な装いだな~と拝見しておりました。
ネットでは炎上などと騒がれていましたが、着物って、着るだけでどんなに素敵でも文句つけてくる人いるじゃないですか。まあそういうものかなと拝察。一着物ファンとしては、こんなに素敵な着物姿を見せてくださってありがとう~!という気持ちです。
惜しむらくは雨模様のお天気で、お手入れ大丈夫かしらと超余計な心配をする小市民の私‥‥そして、ちょっと静電気起きちゃった? なんて思ったりもしましたが、所作の美しさはさすがでございました。
やはり、なんだかんだで大きな行事のときに和服姿が見られると、着物好きとしては非常に嬉しい気持ちになります。長い長い女王様の時代が終わり、時代もいよいよ変わっていくけれど、これからも変わらぬ皇室の皆様の美しい着物姿を折に触れ、たくさん拝見したいものだな~と思うGWの終わりでした。
おはしょりを一重にする「三角上げ」考★の巻
右側の上前の端がなくなるのでは?と思いきや、そんなこともなく、もしなければ引っ張ればいいし、右端の腰のもたもたがなくなるという凄技。しかも、下の衿も緩んだらおはしょりのところで引いて直せるんです。
へえ~?と思った方は、試してみてくださいね! 目鱗です。
ただ、このおはしょりを一重にする必要がない時もあるわけで、薄手の着物や痩せていておはしょりがふがふがしなければやらなくていいですし、逆にふくよかさんの場合、二重になっていたほうがしっかりとお腹を押さえてくれる効果もあったりして、一重よりよい場合もあります。本当にケースバイケースですね。
人の数だけ着付けのやり方はある・・・というわけで、いろいろ試して自分がやりやすくて綺麗に仕上がる方法はまだまだ探す余地がある、と思っています。
次回も引き続き、しつこくおはしょりについて考えたいと思います。「おはしょりの横のぶかぶかをなくすには」編、お楽しみに!
正月太りも怖くない。秘技V字で細見え効果!?の巻
帯の位置と同じで、年齢が若いと少し上目、年配になってくると下げるという認識の方も多いのでは。
例えば振袖の帯締めの位置は、帯の真ん中から上にするのがセオリー。真ん中でもよいのですが、その位置より下がることはありません。
一方、年齢を重ねてきたら真ん中より下にするのかというと、礼装では真ん中にしますし、カジュアルでも絶対そうかというとそうでもなく、お好みもあると思います。
ただ、年齢とともに、ヒップの位置が下がるんですよね~。それでそのヒップに合わせてお太鼓を作ると、お太鼓の位置も下がるわけですよ。そうすると、その下がったお太鼓の中を抑える「て」を抑える帯締めも、位置が下がるわけですよ。だから、帯締めの位置も自然と下がってくるというわけです。
でも、前から見た時はちょっと若々しくしたいな!というわけで私は前は真ん中に持ってくる派です(笑)
そしてさらにV字技を使えば、ふふふふふ。(そんなこと言ってないで痩せたらというツッコミは今年もなしでお願いします)
気軽に位置はずらせますから、着物を着たときに鏡を見ながら自分の好みの帯締めの位置を再確認してみてはいかがでしょうか?
刺繍の半衿をたっぷり見せる着付けの巻
この3つのポイントを心掛けて、着てみてください。刺繍の半衿をしっかり見せられますよ。
クリスマスの柄の半衿や、おめでたいお正月の半衿、大好きなモチーフの刺繍半衿などなど、ぜひぜひお好きな半衿を「見せて」着てくださいね!
短い帯は隠し仮紐で固定できるぞ。の巻
仮紐が見えてしまうと「あら」ということになりますので、なるべく見えないように帯の中に仕舞うのがポイントです。
短い帯を結ぶためには、手をなるべく短くとる、とか、前の部分を一重にする、とか結び方自体を変える、とかいろいろな方法がありますが、極端に短い帯以外はこの隠し仮紐方式で結んでしまいます。
理由は、帯の結び方を変えなくてもいいから。なにも考えずにいつも通りに結んで、長さが足りなければ仮紐で止めてしまう。一番楽ちんで時間短縮であります。
最後の最後で「あらっ!たれが短い!」となったときは、この裏技を思い出してくださいね!
それにしても、この禰豆子(ねずこ。正しい表記はネ+爾)ちゃんみたいな帯、一昨年まではこんな裏技なしで結べてた気がするんですが、タンスの中で(まだ言ってる)‥‥‥痩せたいです(切実)。
この冬は帯揚げスカーフ&帯締めベルトで決まり!?の巻
考えてみたら、帯揚げってシルクだしスカーフとして使うのも素敵ですよね。スカーフを帯揚げに使うのはよくしているのに、なぜ逆はおもいつかなかったんだろう? コロンブスの卵か!?と目から鱗が100枚くらい落ちました。
好みのものはもちろん、なんだか色が派手でつかいにくいとかいう帯揚げももしかしたらスカーフにしたら有効活用できるかも!?
早速ちりめんの帯揚げをクビにくるくる巻いてみたら、収まりもいいしあったかい!! シルク100%ですからね、贅沢ですね。
いろいろ巻いてみたんですが、綾子系のつるんとしたものはまさにスカーフのようですし、ちりめんや絞りの入ったものは少し伸縮性もあるし空気も含むのでまきつけやすく、暖かいです。首に巻いて形が作りやすいのは後者ですね。先の部分を見えないように巻き込んでしまうとプチスヌードみたいでいいかんじです。
久々に大コーフンしてしまいました。まあこういうものは、多分にセンスに左右されるものでありますけれども、リメイクでもなく、あるものそのまま活かせるとなるとトライの価値はある!と思います。
帯締めもブラウスとかちょっとウエストマークしたいときに素敵かも。
帯揚げとかね、本当何枚もってるの? しかも可愛い模様とか入っててもしちゃうとほぼ見えなくて残念、なーんて思っていたものが活きるとくればやってみたさ倍増です。
今年の冬はご一緒に帯揚げスカーフ、帯揚げマフラーデビューしませんか?
30年前に作ってもらった3枚の色無地の話。の巻
入学式の頃には、桜ではなくすでに新緑がまぶしく、これからの子どもたちの新しい学校生活が楽しく輝くものになりますようにと祈りました。
色無地にはつづれの帯と、母から受け継いだいつもの一つ紋の黒羽織をあわせました。
黒羽織のお話はこちら:母の黒羽織をリメイクしてみましたの巻
いち利の女将さんとの対談でもお話しています:ほしわにこさん&女将の着物談義
母の黒羽織と義母の羽織紐は、子どもの卒業入学のお祝いのときには一緒に見届けてほしい気持ちで、着ていくようにしています。
あとはお祝いの気持ちで、昨年国立博物館の「きものKIMONO」展の帰りに清水の舞台からダイブしてしまった道明の奈良組を初おろししました。新しいものがなにかあると、特別感がありますよね! あ、買い物の言い訳じゃないですよ、はい(怪しいw)。きっと、この帯締めを使うたびに「子どもの入学式で使った」という晴れやかな想い出が、蘇ることでしょう。
カジュアルダウンもできるという色無地ですが、やっぱりこういうちょっと控えた式服、略礼装に一番しっくりくるものなんだなと改めて思いました。自分のために好きなものを着る、ということと、人のために装う、ということは違うし、それぞれ意味があることなのですね。
それにしても多少体型や年齢や流行が変わっても、着続けられるのが着物のすごいところ。30年前のスーツではこうはいきません。(あとは着られないほど太らないようにしないと‥‥モゴモゴ)
ちなみに、もう一枚の色無地、梔子(日向紋)はちょっと色が濃い目で、地紋が四君子や立涌など吉祥文様の雲取で一番ゴージャスな感じです。一度黒い袋帯をしたら、お寿司の卵焼きのような色合わせになってしまい(笑)以来なんとなく手がのびていません。でもこれもまた、5年、10年と時間が過ぎていつか気に入って着こなせる日がくるかもしれません。虫干しで、取り出しては仕舞い。また思いついては取り出して、仕舞い。母を想い、来し方行く末を想い。それが、着物なのかなあとこのごろ思います。
そして、これはいつ着た、あのときも、このときも、とアルバムのように想い出を刻むもの。30年前に母が作ってくれた色無地たちと、残りの人生も過ごしていくのでしょう。感謝とともに‥‥。
大学卒業式の女子袴はいつから定番になったのか?の巻
中島先生に「知りたいことを検索するときは、いつから?とか抽象的な言葉ではなく、知りたいことがどういう風に書かれているか、使われている言葉を想像して検索するといいですよ」と教えていただきました。
わにこはひとつ賢くなりました・・・・。
そして、「袴に振袖をあわせるのは最近のことだ」となんとなく思い込んでいたのですが、いち利女将の証言によって覆されました! 確かにはいからさんしかり、大正時代の高畠華宵の絵にも振袖に袴の若い女性がたくさん描かれていますし、もともと袖が長い着物にあわせるほうがスタンダードで、むしろ70~80年代の普通の袖丈の着物に袴、という流行のほうが少しイレギュラーだったのかもしれません。この頃は、手持ちの着物に袴をあわせていた人が多数だったためと考えられます。
今は着物もレンタルが多く、ほとんど二尺袖(76センチ)か振袖(100センチ前後)になります。やはり袖が長いと華やかですよね。もちろんご自分の着物で用意されている方もいらっしゃると思いますが、普通丈の袖は先生が着るものという流れになってきています。着物といえば何か絶対のルールがあると思いがちですが、細かい常識や流行も時代によって変化しているものなんですよね。
今回は女子大生に絞って調べましたが、今は小学生も卒業式に袴を着用しますし、それも漫画「ちはやふる」の人気が関係あるという人もいるようです。それだけではないにしても、漫画の影響というのも昨年の七五三の子どもたちの「鬼滅の刃」の影響による和装人気を見ても確かにあると感じます。
今回はふとした疑問から、ネットを通じて調べただけですがいろんなことがわかりました。そして、ちょっとぐぐって一番最初に見たものを鵜呑みにしたりすることは避けて、裏をとる大事さも痛感、反省。今は、なにかあるとすぐ拡散されてそれが事実かどうかというのはなおざりにされているように感じます。いろんな情報をちゃんと読み込む検索のスキルも必要なんだなと、袴とは関係ないところでも考えさせられた一件でした。いろいろ教えてくださった皆様に、感謝です!
















































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