タイムスリップ気分で読む70年代の少女漫画、70年代少女だった人にはもちろん、着物好きの方にもおすすめです! というお話でした。
70年代少女漫画の中の着物は生きているの巻
タイムスリップ気分で読む70年代の少女漫画、70年代少女だった人にはもちろん、着物好きの方にもおすすめです! というお話でした。
百聞は一見に如かず。黄櫨染御袍と三浦屋揚巻衣装の巻
両陛下ゆかりの約100点のお品の中には、何度も何度も映像などで見たご成婚パレードの雅子様のローブデコルテとボレロや、ご婚約会見の淡いイエローのワンピースもあり、歴史を間近で拝見できて超感動でした。
そして!! 即位の際の御束帯と御五衣、御唐衣、御裳も展示されていました。天皇陛下しか身につけることができない絶対禁色といわれる黄櫨染色で、これまた天皇の袍にのみ織り現されるという桐竹鳳凰の地紋。
黄櫨染は黄櫨(はじ)の樹皮と蘇芳(すおう)の心材の煎汁に灰汁や酢を混ぜて染めたもので、赤みと黄みとが感じられる茶色。太陽の光の象徴とされる色で、禁色だけにあまり目にする機会はありません。
しかもそれが実際の御袍となると、さらにです。正直をいいますと、そんなに綺麗な色でもないし(不敬)、なんでこの色が絶対禁色なのかとずっと思っていましたが、実際目にした御袍は、深く重厚な色で、威厳があり、「ああ、これはゴールドなんだ!」と腑に落ちました。しかも、キラキラした金ピカ、というのではなく、渋みのあるどっしりとした金の色。なるほどなあ~!と感じ入った次第です。
そしてまた6月中旬は、セイコーハウス銀座ホールで坂東玉三郎さんの衣裳展「四季・自然・生命~時の移ろいと自然美~」が開催されていました。またまた気付くのが遅れて、最終日直前に駆け込みで拝見。
これまた非常に近い距離で芸術品のような歌舞伎の衣装を見ることができました。10点の展示と聞いた時、さっと見られるかなと思っていたらとんでもなくて、それぞれの衣装の素晴らしさに釘付け&玉三郎さん本人による解説映像が上映されており、めちゃめちゃ濃い展示でした。
私自身は歌舞伎にそんなに詳しいわけではなく、誘われたら見に行くという程度なのですが、そんな私でも見たことがある「助六曲輪初桜」「廓文章」「隅田川」などの超メジャー演目のあの!衣装が!ガラスなどの仕切りもなく、超近くで、しかも写真撮影オッケーという大盤振る舞いで見ることができて大興奮。
もうどうかしているような豪華な唐織や、舞い散る桜や篝火が揺らめいて見える紗掛、盛り盛りの手刺繍、金泥の手書きの牡丹など、もうすごいの一言。
特に三浦屋揚巻の正月衣装は、背中に金糸の注連飾り(しめかざり)と橙(だいだい)と伊勢海老(!)が乗った鏡餅があしらわれているもので、解説でも玉三郎さんが、歌舞伎ならではのとおっしゃっていましたが、ド級のぶっ飛び具合でした。
一度イラストに描いたことがあり、一体この伊勢海老の下はどうなっているんだろう?と不思議だったのですが、20年来くらいの疑問が解けました。まさかの鏡餅(かなり立体)でした。
梅雨時にもかかわらず、着物姿のご婦人がいっぱいで、それも眼福‥‥。こういう情報は、読んだら観にいけるタイミングで書けよという話なんですが、事後報告で本当にすみません。。。
いつも映像や本やネットから得た知識を、自分の頭の中だけで妄想しまくってふくらませまくって楽しんで満足していた私ですが、黄櫨染御袍と三浦屋揚巻の打掛を実際に直近で見ることができ、実物の持つパワーに打ちのめされました。
百聞は一見に如かずとはまさにこのことなのね‥‥と。
これからは、チャンスがあったらやっぱり足を運んで実際に体験してみよう!と改めて思った。そんな体験でした。
たすき掛けのやり方★初級編&上級編の巻
さてさてたすき掛けのやり方は、主に2つ。最初から輪っかに結んでおいて袖をひっかける方法と、時代劇とかでよく見る口に紐の端を加えて、肩にしゅしゅっとかけていく方法があります。
簡単なのは輪っか方式。紐の端を結んで真ん中でねじったたすきを、両腕に通したら、首をくぐらせてクロス部分を背中にやり、あとは腕にかけたたすきを肩にかけるだけ。とにかくさっとできます。
簡単でぱぱっとできますが、たすきがヨレやすく、袖をひっかけてからもたすきが緩かったら結び直したりもするのが難。
上級者編は、肩にかけていくやり方。紐の端を口に咥えるとかっこいいのですが、汚れたらやだなって場合は帯締めにひっかけたりクリップでとめたりしてもOK。
それを、左脇下を通して右肩にかけ、右脇下を通して左肩にかけて、たすきの端同士をきゅっ!と結びます。
ちょっと五十肩とかだと痛いかも(笑)。でもしゅっ、しゅっと背中で紐をクロスさせていく姿はちょっと「できる」感があって快感です。動きが大きいので、男性っぽいイメージがあるかも。
たすきをすると、袖が邪魔にならないので、水仕事のときなど便利ですよね。
もしまだたすき掛けをマスターしてない方がいたら、チャレンジしてみてください!
<ちょっと宣伝>
6月17日(土)渋谷のヒカリエにて開催されるTYPE &という書体のイベントに「フォントかるた制作チーム」の一員として参加します。出演者がたすき掛けの動画も披露予定です(笑)。もし興味がある方がいらしたらよろしくお願いいたします!
思い立ったら!和服で家族写真のススメの巻
私も数少ない(汗)家族写真は、見る度に子どもの成長を感じたり、今は亡き人に感謝したりできる大切な宝物です。例えば記念日から半年、1年とずれていてものちには誤差。もし、あ~家族写真撮ってないな、なんてお祝い事があったら、思い立ったが吉日で撮影してみてはいかがでしょう。未来の自分が「あの時頑張ってえらかったぞ!」ときっと褒めてくれるのではないでしょうか。
巻き肩も原因?クリオネポーズで着物の肩のシワなおしの巻
ちょっとお話がずれましたが(笑)いかがでしたか? ちなみに私は姿勢が原因で着ているうちにシワっとなってくることがあるので、クリオネポーズで直しています!
着崩れは程度の差こそあれ、動けば起きてくるものなので、その都度なおす方法も知っておくといいですよね。お悩みの方がいらしたら、タオルを入れるその前に、ぜひお試しください。
着付けとダイエットは似ているのかも。の巻
あとはこの二年ほどお習字を続けているのですが、最初は正直「すぐうまくなれるでしょ」くらいのことを思っていたわけですよね。すぐ変体仮名がつらつらと読み書きできるようになりたい!みたいな(また高すぎる理想)。楷書なんか書いてられるか、みたいな。でも、そもそも楷書も思うように字が書けないしどうしても我流が出てしまう。日々忙しくなかなか文字を練習する時間もとれないけれど、ある時思い立って無心に見本に忠実に反復練習をしていったら先生に「あら練習したわね、えらいわ」とほめていただけたんです。それからやっと、少しづつ当初の目的である変体仮名の練習をさせてもらえるようになりました。
もう80年近く文字を書くことに取り組んでいる先生からみたら、私が何を考えて字を書いているかなんてことは、きっとお見通しだったに違いありません。
この時「石の上にも3年」じゃないですけど、まずは黙って言われた通りにやる時間って、大事なものなんだなと知りました。
それは体も同じことなんですよね‥‥。なんでも回数。積み重ね。近道はない。
当たり前でしょ!と怒られそうですが‥‥。
とりあえず楽しくないと続かないので、できることからコツコツと長期展望で好きなものも食べつつ。そしてとりあえず、食事改善をはじめて一ヶ月。ゆるく1、2キロ落ちてきました。年末までに、たれの返しが少なくなってる袋帯全般楽に結べるようになるぞ!と思ってます。乞うご期待!?
着物の裾の長さは鏡を見て決めろ!の巻
やわらかものだったらほんとうに床すれすれに。普段着だったら少し短く、浴衣ならさらなり。
もう、自分の決めたい長さにばっちりと決まります。
なんでこんな当たり前のことに気がつかなかったんだろう??? ほんとに時間を無駄にしたわ‥‥と遠い目。
もし裾の長さがいまいち自信がない、という方がいらしたら、一度大きな姿見の前でこの方法を試してみてくださいね!
英国戴冠式での紀子様のお着物素敵でしたねの巻
戴冠式関連のドレスコードなどはまったくわからない私ですが、きっと胸元にも模様のある華やかな訪問着を選ばれて、その上で紋を三つ入れられることで準礼装と言われる訪問着でも、ぐっと格をあげて敬意を表されているということなのかな?と思いました。
紋は写真や動画ではわかりませんが、おそらく秋篠宮家の御紋である「菊栂(きくつが)」と思われます。栂(マツ科の針葉樹)を使用している紋はほかにはないと言われるとても珍しい紋で、一度みたら忘れられない意匠です。
それにしても、本当に上品なコーディネートで「ザ・皇室」という感じがして素晴らしかったですね。着物ウオッチャーの血が騒ぎます!!
着物は薄い香色におめでたい文様が山取(山の形に模様が染め分けられている)もので、おそらくは皇室に数多くの着物を献上されている京友禅作家の藤井寛先生の作品ではと推察。
袋帯は七宝繋ぎで、円満にご縁がつながるこれまたおめでたく格調高い柄。その中には唐花文様が施されています。そして純白の帯揚げをあわせ、白と金の細い帯締めには、おそらく真珠(?)の帯留めをなさっているようです。
それにクラッチバッグと三段重ねの草履。フォーマルでありつつ、でもガチガチではなくて、お祝いの気持ちのこもった華やかでそれでいて上品な装いだな~と拝見しておりました。
ネットでは炎上などと騒がれていましたが、着物って、着るだけでどんなに素敵でも文句つけてくる人いるじゃないですか。まあそういうものかなと拝察。一着物ファンとしては、こんなに素敵な着物姿を見せてくださってありがとう~!という気持ちです。
惜しむらくは雨模様のお天気で、お手入れ大丈夫かしらと超余計な心配をする小市民の私‥‥そして、ちょっと静電気起きちゃった? なんて思ったりもしましたが、所作の美しさはさすがでございました。
やはり、なんだかんだで大きな行事のときに和服姿が見られると、着物好きとしては非常に嬉しい気持ちになります。長い長い女王様の時代が終わり、時代もいよいよ変わっていくけれど、これからも変わらぬ皇室の皆様の美しい着物姿を折に触れ、たくさん拝見したいものだな~と思うGWの終わりでした。
綸子や薄い帯揚げをふっくら結ぶ方法の巻
慣れるまで、折りたたんでそれを整える作業がうまくいかないかもしれませんが、慣れたらこっちのもん。帯につっこむ時の作業が早くて楽ですし、大人っぽい「いりく」結びも簡単。
年齢が上になると帯揚げは控えめにみせると言われますが、それにしても綸子などのときは控えめになりすぎることも。せっかくお気に入りの帯揚げをしたら、色のアクセントとしてもほどよく存在が主張できるように結べたらいいですよね。
帯揚げがぺしゃんこになりすぎる、うまく結べないという方はぜひぜひ試してみてください!
<おすすめ>
その他にも帯揚げ達人になれる技がみっちり解説されてるお宝動画はこちらです!
銀座いち利の女将ちゃんねる:女将流!帯揚げの結び方~前編~
帯の前結びと後ろ結びどっちがいいの?の巻
でも実際は慣れているので自分でさっと着るときは、慣れている後ろ結びにすることがほとんどです。着付けは、体が覚えていて普段と違うことをしたりするとよくわからなくなったりすることもあるので、自分が慣れている方法が一番効率がいい。
でもやわらかくてお太鼓柄のここが出したい!と決まっているような帯や、帯揚げの柄を後ろ脇で見せたいポイントがある、というようなこだわりがあるとき、前結びをすることもあります。
帯結び含め、着付けは最終結果は同じでも、そこにい至るプロセスがそれぞれ着る人によって細か~く違ったりします。だって、要は着れればよかろうなのだ。ですから、手段は選ばなくていいはず。
いろんなやり方を知ると、それぞれのいいところを取り入れたり、自分にあったものがわかるので、「私はこれしかやらないの!」と決めつけてしまうのはもったいない。単に私が着付けオタクなだけかもしれませんが(笑)
たまには自分と違う着付けの方法を、試してみるのも面白いですよ~!
気になるおはしょりの横もっこりを解消する★の巻
体型や着物のサイズ、補整や紐の位置、いろんな要因が重なってうまく行ったり行かなかったり‥‥。毎回、なにかしら「もっとこうだったら」と思うことがある着付け。うまくいったな~と思っても、写真をみたらあれれれ、と思うこともあったり、なかなか自分の理想には近づけないでいます。
あらかじめ形が出来上がっている洋服だったら、こんなふうに布の扱いで悩むことも少ないのかも。でも、それが面白くて着物を着ているのかもな~と、ああでもないこうでもないと考える時間が、好きなのでした。
今回もっこりとか書いていて、頭の中には『Get Wild』(シティハンターの主題歌)がぐるぐるしていたのはまた別の話です(こんなネタは何人の方がわかってくださるのだろうか)。
こんな私ですが、今後ともどうぞお見捨てなきようよろしくお願いします。。。
おはしょりを一重にする「三角上げ」考★の巻
右側の上前の端がなくなるのでは?と思いきや、そんなこともなく、もしなければ引っ張ればいいし、右端の腰のもたもたがなくなるという凄技。しかも、下の衿も緩んだらおはしょりのところで引いて直せるんです。
へえ~?と思った方は、試してみてくださいね! 目鱗です。
ただ、このおはしょりを一重にする必要がない時もあるわけで、薄手の着物や痩せていておはしょりがふがふがしなければやらなくていいですし、逆にふくよかさんの場合、二重になっていたほうがしっかりとお腹を押さえてくれる効果もあったりして、一重よりよい場合もあります。本当にケースバイケースですね。
人の数だけ着付けのやり方はある・・・というわけで、いろいろ試して自分がやりやすくて綺麗に仕上がる方法はまだまだ探す余地がある、と思っています。
次回も引き続き、しつこくおはしょりについて考えたいと思います。「おはしょりの横のぶかぶかをなくすには」編、お楽しみに!
おはしょりナナメをまっすぐにする方法★の巻
見えるところ、おはしょりの長い部分をぐっと帯の中に押し込んだら、両手の4本指を下から差し込んで脇に扱いて真っ直ぐにします。このときちょっとお腹をひっこめるとなおよし。
着付けヘラを持っている方は使うとよりすっきりと扱くことができます。
これで胸元が緩んだりしたら、一度おはしょりを引っ張り出して下まで引き、緩みを直して、また帯につっこめばOK。
つっこんだだけでも、よほど帯が緩かったりしなければ、落ちてきたりすることはありません。
胸紐で調整する派の方も、よかったら一度試して見てください。楽ちんですよ!
次回はもうちょっとおはしょりについて考えたいと思います。「おはしょりを一重にするには」編、お楽しみに!
「お太鼓止め」は短い帯の救世主!の巻
今までそんな時のピンチ案は「隠し仮紐」一択だったのですが、新たな裏技発見です。
関連記事:短い帯は隠し仮紐で固定できるぞ。の巻
実はこの返しを止めるのは、お太鼓止めを使う前に文房具のダブルクリップでもやったことがあります(爆)。ただ、挟むのにちょっと力がいるし、うしろに手をまわしてするのでちょっとがんばらないとだめ、また帯が傷つくかも?という場合はやめた方がいいかも。
お太鼓止めは差し込むだけでOKなので、比較的楽です。前結びの方だともっと楽に対処できると思います。
なんという‥‥なんというチームふくよかの強い味方‥‥。(チームふくよかでは、「裏技に頼らず痩せろよ」というつっこみは受け付けておりませんので悪しからず‥‥)
他にも、半幅結びの結び目を固定したり、帯が緩まないようさまざまな使い方ができるお太鼓止め。
お値段もリーズナブルなので嬉しいですね。もし、帯が箪笥にしまっていたら縮んじゃった!(縮まない)&お太鼓止め裏技やったことないわ、という方がいらしたらぜひ試してみてくださいね!チャオ!
袴のリボンに水引でワンポイントチャームの巻
水引の髪飾りをつけていらしたので、袴のリボンに水引の飾りを添えさせてもらいました。リボンだけでも可愛いのですが、コサージュやワンポイントの飾りをつけても可愛いですよね! リボンの変形結びもいいし、シンプルな乙女結びもやはりスタンダードでよき‥‥。
本人の個性や学校の雰囲気にもよるとは思いますが、それぞれのスタイルで
袴は、後ろの帯をちょっと大きめに結ぶとバッスルドレス(※)みたいでいいですよね。ふわりと膨らむと、本当に可愛らしいし、着ている本人もテンションあがるんですよね~。
この時期、卒業式に出る先生のふりをして袴で出かける(コスプレ?)なんてこともしたことがありますが、実に楽しい。あと、とってもとっても楽ちんなんですよね。もっと普段に袴を履いたらいいのに。
なーんて思いながら、晴れの門出のお祝いの着付けをさせてもらえるってなんて幸せなんだろうと思う、春の日でした。
※19世紀ヨーロッパで流行した腰あてをしてふわりと後を盛り上げるスタイルのドレス
二色のふき・十二単の五衣のような振袖の巻
伊達襟も、ふきの色目に合わせた色が用意されていました。比翼でついている辛子色の間に緑の伊達襟を挟む込み、ふきと同じように二色になります。
振袖は蝶々の大きくて華やかな地紋が入った色無地に花紋が入っていて、あでやかな真朱(まそほ)色がとても素敵でした。
振袖自体が一色なので、ちらりと見えるふき、袖口、襟元に密やかにこぼれる色がとても効いていて、おしゃれ!! よく見ないとわからないところもまたこれぞ着物の醍醐味という感じで痺れます。
着物が大好きで、凝ったものや特別感が大好きだったというお祖母様が、お母様のために誂えたまさに世界に1枚だけの振袖。
「20歳のときは、なんだか演歌歌手みたい‥‥ってあんまり気に入らなかったんだけど、娘がこうして着てくれて、大切にしていてよかった。誂えてくれた母にも感謝です」とおっしゃっていて、じーん。
母から娘へ、さらに孫に‥‥着物と一緒に受け継がれていく気持ちを思うと、胸がいっぱいになります。
受け継ぐ着物と簡単に言いますが、子供を産み、それが女の子で、健康に育って無事成人しそれを祝う‥‥誰でも叶えられることかというと、実はそうでもなく、だからこそ尊いなあと感じます。
写真スタジオの仕事は、そんなご家族と着物の物語に触れられる大好きな仕事です。人生はいろいろあるけど、大切な人と笑顔で写真を撮る幸せのお手伝いをすることができる‥‥だから続けているのかもな、と、着物で笑顔のご家族を見ながら有り難く思うのでした。
振袖をドレス風に★還暦ライブ衣装の巻
ウエストをゴムベルトで止めてベルト部分で裾を引き上げ、帯を結んでドレス風な着こなしにトライ。途中で衣装替えもするので、さっと脱げる形です。
帯は織兵児帯を薔薇結びにして華やかに。とっても素敵でした。
お母様は昨年コロナで亡くなられており、ライブではそのお母様のエピソードも語られて、思わず涙‥‥。きっときっと還暦振袖で舞台に立つ娘を天国で見守っておられるはず。
ウクライナ支援と、児童虐待を受けた子どもたちの生活支援を行っているNPO団体へのチャリティライブということで、国境や人種、ジェンダーなどのボーダーを越えた平和や平等への想いが、歌声からひしひしと伝わってきました。
米倉斉加年さん作『多毛留』の朗読も。小さい時、母に買ってもらった絵本の挿絵が40年以上の時を越えて脳内に鮮やかに蘇り、鳥肌がたちました。百済の国から流れてきた乙女と漁師の物語と挿絵はそれはそれは美しくて、怖くて、悲しくて。
子どもの時にはわからなかった物語の意味を、教えてもらいました。
どうしようもないこと、起こってしまったこと。そして、なにを選んで生きるのか。
そのときわからなくても、いつかわかることもある。
年を重ねて、見える景色もある。
いろんな想いを受け取り、私も、がんばろ!と思えたライブでした。
60th anniversary charity live
“Beyond Borders”
~Reading & Singing~
https://eplus.jp/sf/detail/3795840001-P0030001
25日まで配信されています♪
<おまけの宣伝>
着物と関係ない話で恐縮ですが、星わにこの4冊目のコミックエッセイ
『53歳シングルマザーのライフプラン』世界文化社
が本日2月22日に発売になりました。
着物の話はほとんど出てこず、計算や計画を立てるのが苦手で
行き当たりばったり人生のわにこが、コロナで仕事や体調に
不安を覚えて、エンディングノートとライフプランに取り組んだ
お話です。人生後半戦、どうやって生きていこうかな、と
考えている方の、お役に立てば嬉しいです!
ニャンニャンニャンの日・猫結びの巻
姉妹だけあって、本当に仲良し。いつもくっついています。いっちょかみ気質で要領のいい女子力の高い茶トラの「いわし」と、人見知りで慎重でどうもワンテンポずれがちなキジトラの「さわら」。毎日布団を占拠され、小さくなって寝ている私ですが、これも幸せというやつですよね。まだまだ長生きしてほしいと思っています。
先代の猫から数えると、猫様の下僕暦も30年近くなりますが、本当に猫様にお仕えできていることをありがたく思っております。着物好きには猫好きも多いとも言われますが、同志の方がいらしたら深く頷いていただけるかと‥‥。これからもイラストの中に出てくると思いますが、猫派でない方も生ぬるく見守っていただけると幸いです。
さて、そんな猫の日にむけて、帯の猫結びのご紹介です。猫耳結びともいわれるこの結び方は、「て」を耳に見立てるもの。
名古屋帯をお太鼓と同じように胴に巻いて、ひと結び(からげてクリップでもOK)。「て」を耳に見立てるように、ななめに折りあげてクリップで止め、仮紐で止めます。
その上に銀座結び用の帯枕か仮紐でお太鼓を被せて、銀座結びと同じようにお太鼓を作ればできあがりです。
お太鼓の上線を少し丸い形にするとより猫っぽくなります!
この、「て」で作る耳の形をいろいろ工夫すれば他の動物もできますね。
後ろ手で結ぶのは不可能なので、自分でやるときは前結びで結びます。半幅でもできますが、今回は名古屋帯での結び方のご紹介でした。銀座結びの変形になります。
回すときに耳が崩れがちなので気をつけて。何度か練習してみるとコツがつかめます。
結んでくれるか、後ろでちょっと形を整えてくれる誰かがいたらありがたい‥‥っていうやつですよね。
ほんとに猫の手も借りたいというところですが、ここで全く役に立たないのが猫様の愛おしいところです。最高。
皆様も素敵なニャンニャンニャンの日をお過ごしください。
肌襦袢の衿は見せるの?見せないの?の巻
どうも肌襦袢の衿がこんにちはしてきちゃうというお悩みがあって、肌襦袢に小衿がついている場合はそんなカスタマイズもおすすめです。
あとは、昔書いた記事ですが、脇線の「馬乗り」と呼ばれる部分をほどくことで衿を深く抜くことができるようにもなりますよ。
肌襦袢の小衿が衣紋から見えるときはどうしたらいいの?の巻
簡単に衿が抜けるようにカスタマイズしておくと、着る時あっちこっちひっぱらなくてもいいので、思い切ってやってみるのもひとつの手です。もうそんなの面倒くさ~い!という場合は新しい肌着を買ってもいいかも。
もちろん、そのときは衣紋の部分が抜けた形になっているかも要チェックや!(スラムダンク)
あとは、着るときに自分で衿を詰めてしまうのも原因なので、肌襦袢を着たら後ろに引いて衣紋をすっきり抜いておきましょう。
これも、自分がどれくらい衣紋を抜いて着たいかという好みもありますので、参考にしていただければ幸いです。
着物が普段着だった時代の知恵には、「汚れを防ぐ」ということが重要視されていたんだなあ~と、衿周りについて考えてしみじみと思ったことでした。
レースや布をはさむだけ!おしゃれ掛け衿の巻
汚れを防げて可愛くて一石二鳥。センスが問われるところですが、自分が楽しい、テンション上がる!と思えればよいと思います。洋服のつけ衿感覚でも楽しめそうですね。
レースが必要な長さは、伊達襟と同じくらい。110~125センチあれば十分です。下前見えない部分をケチれば100センチでもいけるかも。ここは体の厚みや帯の位置にもよりますので、自分はどれくらい必要か試してみてください。
細身で小柄な方なら100センチ不要かもしれません。
挟むだけの場合は、上前に挟んだ分がしっかり帯に抑えられる位置まで必要です。
もちろんざくざく縫い付けてしまってもいいと思います。でも、すぐ外すし面倒だなと思う場合は挟むだけでもいける、ということで(どこまでもズボラ……)
もともとは汚れを防ぐため‥‥と思いましたが、可愛いし、襟元のおしゃれもいろんな可能性があるよな~とちょっと楽しくなってしまったわにこでした。






















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