新着記事

アーカイブ

メールマガジン・会員登録はこちらから

帯揚をし忘れて出かけたら!?の巻

星わにこ
2019/07/10 00:00
 梅雨で気温が上がらないので、あまり夏着物を気張って着ているという感じは少なくてそれはそれでつまらなかったりしませんか(我がまま)。  さてこの頃ちょっと自分がヤバイんじゃないかと思う出来事が。信じられないことに先日「帯揚をしないで外出してしまった」という失敗をしてしまいました。  あわてて出かけて、電車に乗って、ふっと帯に目を落とすと、あれ?まくら紐が丸見え‥‥って、えっ、えっ!!  着物人生長いわけですが、帯揚のし忘れは初めてです(@@) こんなときのために、バッグの中に予備の帯揚があるわ!な~んてわけはあるわけなく‥‥。幸いストールを持っていたので、ストールで帯まわりを隠しつつ移動‥‥。そのまま打ち合わせを行い(えっ)、次に移動する時になんとかしようと画策。  なぜこんなことが起きたかというと、わたしは帯揚は、帯枕をしてからあとからかける派だから。帯枕にゴムなどでかけておくより、帯揚がねじれにくいので綺麗に結べるというのが理由です。でもこれ、結構忘れがちで、お太鼓を作ってしまってから、あ!忘れた!とあとから帯揚を差し込むことも時々あったりします(^^;)  でもまさか、それも忘れて外出するとは~~~!! 自分でもびっくり!  確かに、帯締めと違って、帯揚自体はしなくても帯結びができないということはないのですよね~。。。帯締めについては、樹木希林さんが海外の映画祭で着物を着るのに帯締めを忘れて、ホテルの電気ポットのコードを使ったという有名なエピソードがありますが、帯揚のし忘れは、聞いたことがない‥‥。  前から見たときは、帯揚がもぐっている場合もあるのであまり気にならない?かもしれませんが、帯枕が丸見え‥‥。でもまあ、手間も省けるし、帯枕の紐に色をつければいいんじゃない? そしたらもしかしたら流行るかも!?な~んてことはなく(汗)   本当はちょっとそこのデパートで帯揚を買えばいいわ!というのができればいいのですが、先日ちょお~っとお買い物をしてしまっておサイフはピンチ! どうしよう?と思って、前にスカーフを帯揚にしたことを思い出しました。  そうだ~ちょっとお安いスカーフがあればそれで急場はしのげる! 100円ショップで以前手に入れたサマースカーフは今でも重宝してるので、早速Googleさんに「近くの100円ショップ」と聞くと、500メートル先にあるではないですか。早速向かってみると、大手チェーン系ではなく独自色の強い店の前に造花がブワ~っと飾られているタイプの100円均一‥‥でも他にはかなり離れたところにしかない‥‥。  やはり、サマースカーフはなく、手拭でもどうしようもないし‥‥どうしようか‥‥と思ったところ、私の目に飛び込んで来たのは‥‥  ジャーン! レースのカフェカーテン(ドラえもん風に)  サイズをチェックすると120センチ×40センチ。標準的な帯揚のサイズは160センチ×30センチくらいですから、コレ、いけんじゃね? と早速ゲット。  早速移動して、つけてみました! カフェカーテンなので、真四角ではなく、端っこがレースの形にカッティングされているのでそこは中におりこみつつ、なんとか装着!  ぎりぎり結んで先をまっすぐおろせばなんとかなる長さ。もっと細身の人は楽勝でしょう。友達に見てもらったら、「えー! あ、なんとかなってるね(大笑)こういうレースの帯揚って、新鮮! おしゃれかもよ?(爆笑)」と滅茶苦茶うけてくれました(トホホ)。笑いながら写真をとってくれたので、証拠写真です(爆)。  要は帯揚サイズの布があればなんとかできる!ということですね。とはいえ。  この間の背縫い事件といい、今回といい、なんだか私、自分が不安です‥‥。これが老化っていうことなのかしら!? 認知症の始まりなのかしら‥‥? いえいえ、着物を着ることに慣れてきて、前の日からきちんと着物や帯をチェックして準備したりコーディネートを考えたりしていない時に限ってこういうことが起こる(ですよね、ですよね、そうだと言って!)。  一方、やった!コラムのネタになるな!と喜ぶ自分がいるのは内緒です‥‥。  そうこうしている間にもう7月半ば。今着る夏着物はもちろん、次の単衣~袷のシーズンに向けて、もう一度着物のコンディションチェックをすること。コーディネートは前日考えて準備!(当日変更可)ということで、朝、そこらへんのものをひっつかんで着物を着るのはやめよう‥‥と反省した次第です(爆)。  まあ、私が帯揚をしていようとしていまいと、誰も見てないとは思うのですが、これって自分の美意識の問題ですよね(反省)。私のような人はあまりいないかもしれませんが、もしお仲間がいらしたら、一緒にがんばりましょう‥‥orz