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2023成人式(二十歳を祝う会)の振袖雑感の巻

星わにこ
2023/01/11 00:00
もはや毎年恒例となってまいりました、成人式コラム。なんといっても1年で一番振袖姿が見られる、振袖好きにとって目の保養の1日。そして着付けをする身にとっては1年でもっとも緊張する日といってもいいかもしれません。 昨年の民法改正で18歳成人になりましたが、20歳を対象に20歳を祝う会として成人式の後継イベントを行っている自治体が多いようです。18歳の1月は高校3年生の受験など進路を決める時期でなかなか落ち着いてお祝い事の準備はしにくいと思われますし、飲酒喫煙なども結局20歳からしか認められないのでやはり20歳でのお祝いは、よいタイミングなのかもしれません。 コロナ禍でたくさん我慢をしたせいもあるのでしょうか。今年の成人式はまた集まりがよかったような気がします。仕事場の近くの中野区の会場は、たくさんの若者が集まって、3月中旬並みと言われる暖かさと青空の下で本当に眩しいくらいでした。本当に晴れの日を迎えられた皆様、そして見守ってこられたご家族の皆様、おめでとうございます!! さて今年はまた、昭和な家スタジオでお二人のお嬢様のお支度をさせていただきました。おふたりともママ振(お母さんの振袖)で、自分の好きな色の小物で自分らしく着こなしていて、本当に素敵でした~~! ママ振は受け継ぐ素晴らしさもありますし、SDGsですし、NHKのニュースでも3割がママ振と取り上げていました。いろんな流行はあると思いますが、自分らしい装いでお祝いできたらいいですね。 お一人は、付き添いを楽しみにしていたお母様が体調を崩してしまい、お友達が代わりにきてくださって、着付け完了後にビデオ通話をして、お嬢さんの晴れ姿にお母様が涙、涙で、私たちもおめでたいことなのに泣かないの、と笑いながらもらい泣き‥‥!  自分のお母様が十三詣りのときに作ってくれた振袖を、お嬢さん用に仕立てなおして、小物もお嬢さんが好きな色やモチーフのものを時間をかけて一緒に揃えて、やっと迎えた日ですもの‥‥。自分が付き添いに来られなくてどんなにもどかしかったことでしょう。無事に笑顔で成人式に向かう姿を見たら、泣くよねーー。 もうお一人も、ママが成人式に着た振袖で出席。スタジオのカメラマンみずほちゃんのお友達のお嬢さんということで、お支度はママ世代がみんなでわいわい。髪飾りが足りないかも?とどんどん足して華やかに。もう、どんだけ盛っても可愛い!! 今年はお二人の身長が違っていたので、背が高い方用の帯結び、低い方用の帯結びをそれぞれ研究して臨みました。なんとか思い通りに仕上がってほっとしました。本当に成人式前は毎年緊張します! 撮影も同じなのですが、一生に一度のお祝いと思うと本当に身が引き締まる思いがします。無事、送り出せたことに感謝です。 着付け終了後、成人式会場をウォッチングへ。今年は和洋ミックスコーデが少なく、古典的な着付けが多かったような気がします。本当にね、みんな違ってみんないいよねえ~~~!!とみずほちゃんと頷き合う。男子の羽織袴姿も少ないけれどいて、これもまた素敵!! 白羽織袴でお揃いで祭り鉢巻のグループもいて、ほっこりしました。 帰り道に仕事場の氏神様とお寺にお参りをしてほっと一息。と思ったら椅子からおっこちて顔面強打してしまったわにこです。ほっとしすぎ‥‥。前歯のところをぶつけてただいま、オバQみたいな唇をしております。やれやれ、マスクがあってよかったぜ‥‥。きっと気をつけて生活しなさいという、神様のおつげ。同年代の皆様、椅子に乗っての作業はやめましょう‥‥。だめ絶対。 20歳のぴかぴかパワーに触れて、今年も一年、体に気をつけて(ここ大事)がんばろうと思う年の初めでありました。