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お正月は家族で着物を!パパ着物もカッコイイの巻

星わにこ
2019/12/18 00:00
 あーー今年ももうすぐ終わってしまう! 気ばかり焦ってしまう師走です。4年ほど前から、成人式や七五三など記念写真撮影の着付のお仕事をさせていただいています。家族全員が揃う年末年始は実はご予約が多いのです。  成人式は、男子の凛々しい羽織袴の記念写真も結構多いのですが、パパの和服はほとんど見ません。家族写真で主役やママが着物でもいつも「なぜお父さんだけがスーツなのか」というのが疑問でした。  そこで、お父さんもぜひ和装で! と提案してレンタルを始めたところ、ぽちぽちと着てくれるパパが現れ、今では家族写真撮影のときの半分くらいが羽織袴姿をチョイスしてくれるようになりました。  これが、かっこいいんですねー。    だいたい、着物はよくお召しになりますか?と聞くと、結婚式以来です、とか七五三以来です、とか中には着た記憶がないですとおっしゃる方も。でも、これが似合うんですね~。  実はスーツって、西洋人体型が一番似合うようにできているんですね。逆に言うと、着物は日本人体型に一番合うようにできている。のでので、着物は日本人に一番似合うな~と実感しています。  この冬、七五三、成人式、結婚式とそれぞれのお父様の紋付袴姿の着付をさせていただいたのですが、若くても、年を重ねても、かっこいいのが紋付袴だなあ~としみじみです。  着たことがないものを着るのは、ちょっと勇気がいるかもしれませんが、こういう時にぜひ着てほしいなと思います。最近の着付の課題は正装のときの補整。男性も紋付のときにはちょっと補整を入れるといいかんじになるなということ。お腹まわりだけでなく、胸元もちょっと入れると紋がしっかり出るのですね。女性と同じだけど、体型が違うのでもっと勉強が必要だなと痛感しているところです。  お正月は、家族で着物で迎えるのも素敵ですね。正装とちがってもっと気楽にチャレンジできるとよいと思います。紬やウールもいいですね。タートルネックのセーターやパーカーの上に着物を羽織るミックススタイルから入るのもいいかもしれません。  私もお正月は着物で!という夢があったので、結婚してはじめてのお正月、相方にウールの着物を着てもらったのですが、そのときステテコという秘密兵器を知らなかったため、着物って寒いからやだ、と次の年から着てもらえなくなってしまいました。トホホ。  先日、中学生の息子がパーカーとスパッツの上に着物を着ていましたが、なかなかいいかんじでしたよ。銀魂とかに出て来るキャラみたいでした。あったかくするとか、着たときの快適さや楽さの工夫も大事かと思います(^^;)。そういう姿で、帯の位置とか、袂のさばきかたなんかに慣れると、どんどん所作もかっこよくなりますよね。  ただ着物もまた、昔の着方のままでなく、新しい着方、新しい所作がスタンダードになってくるのかもしれないなあ~と思ったり。  結局なにが言いたいかと言うと、おしなべて日本男子はめっちゃ着物かっこいいので、もっと着物を着て!というお話でした(えええ)