きんち紐などは勿体無くて切れない……という方もいますが、もったいない>楽 なら切らなくてOK。もったいない<楽 なら、切ればよし。
着物や帯も圧倒的にマイサイズが着やすいわけですから、腰紐も自分サイズにカスタマイズしてみてください。あと、人には見えないものですが好きな色や柄、手触りなどお気に入りのものを使うとテンションがあがりますよ。たかが腰紐と侮るなかれです。
もし今、なんとなくそこにある腰紐を使っていたら……着付の要、腰紐も自分のお気に入りを見つけてくださいね。
自分好みの素材と長さの腰紐は超楽ですの巻
2025/08/12 00:00
皆様腰紐はどんなものを使ってらっしゃいますか? 腰紐って実は結構好みがあって、十人十色。
素材はもとより、細め、太めなどの好みもさまざま。最近は「結ぶ」ということが苦手な人も増えているためか、ワンタッチのウエストベルトを使う人も多いですよね。
ざっと思いつくだけでも結ぶタイプで7種類ほど。
モスリン(毛織)は使っている方が多いのではないでしょうか。手触りは少しざらざらで滑りにくく、結び目が緩みにくいし、適度な厚みで結びやすいです。一方、ボリュームがあるので、暑かったりもたつくことも。古いものは虫食いが出やすい。
木綿は手触りが優しく、汗も吸ってくれます。洗濯に強いですが、やや滑りやすい。生地が薄いと食い込みやすい。
正絹はしなやかで結びやすく、緩みにくい。シュルッとした手触りも魅力です。水や汗に弱いという弱点も。
ポリエステルはなどの化繊は、安価で軽量、発色がきれいですが、滑りやすく結び目も緩みやすい。
ゴム入り(すずろ、シャーリングなど)は、ゴムの摩擦で着物が安定します。伸縮性があり楽という声も。ゴムが劣化すると効果が半減。
幅広タイプは、素材さまざま。胸紐や伊達締めを使う人もいる。幅広だと、圧力が分散されてシワになりにくく、身丈が長い着物に使うとおはしょりが綺麗になる。着物の長さをとるので、身丈の短い着物には不向き。
最近は「きんち(絹地、絹縮)紐」といわれる楊柳タイプの紐も人気です。素材は正絹で、ある程度厚みがあるもののほうが扱いがしやすいです。しなやかで、ごろごろしないし、軽くて手触りもいいのでテンションがあがります。綺麗な色のものも増えましたね。
結ばないものもあって、全てがゴムでできているウエストベルトで、金具で止めるタイプも。結び目がごろつかないので愛用する方も多いのではないでしょうか。
昔の腰紐で、薄い生地の中に芯があって、くちゃくちゃっと丸まっているものが箪笥から発掘された理もすると思います。他にも手作りなども含めればまだまだ腰紐はいろいろなものがあります。
要は「腰紐」の役割を果たせばいいわけですから、他にも可能性があるかも。先日はレンタルの着物セットについてきたポリエステルの楊柳生地を紐の幅に切っただけ、という腰紐(?)を見て「これもありなのか」と驚愕したことも。
私自身は何を使っているかというと、少し細めの綿の平紐タイプか、きんち紐です。どちらもあまり嵩張らないので、身丈が短い着物でもおはしょりがとりやすくなるのです。頂き物の着物やリサイクルのものなどは身丈が足りないことも多いので、この2種類は重宝しています。
個人的な感覚なのですが、ゴムタイプは、楽なようでいて常にじわじわ締め付けられている感じがしてちょっと苦手です。紐でカチッと止まる感じが嫌だという方もいますし、いろいろな選択肢があるので自分の体感を優先してください。
腰紐は自分に合った素材と形状を選ぶのが第一歩、次に着付時間が超短縮できるのが、自分にあった長さのものを使うことです。
腰回りが大きい場合は「長尺」を使うのはもちろんですが、逆に普通尺でも長すぎて結んで余った分の処理が毎回面倒だなと思う人は処理が楽な長さに切ってしまえばいいのです。
よく使う腰紐一本をマイサイズの長さにするだけで、着付時間が短くなり、小さなイライラが解消します! 胸紐や伊達締め、仮紐も自分に合わない長さのものをプチストレスを感じながら使うより、長さを自分に合わせてしまえばいいのです。
きんち紐などは勿体無くて切れない……という方もいますが、もったいない>楽 なら切らなくてOK。もったいない<楽 なら、切ればよし。
着物や帯も圧倒的にマイサイズが着やすいわけですから、腰紐も自分サイズにカスタマイズしてみてください。あと、人には見えないものですが好きな色や柄、手触りなどお気に入りのものを使うとテンションがあがりますよ。たかが腰紐と侮るなかれです。
もし今、なんとなくそこにある腰紐を使っていたら……着付の要、腰紐も自分のお気に入りを見つけてくださいね。
きんち紐などは勿体無くて切れない……という方もいますが、もったいない>楽 なら切らなくてOK。もったいない<楽 なら、切ればよし。
着物や帯も圧倒的にマイサイズが着やすいわけですから、腰紐も自分サイズにカスタマイズしてみてください。あと、人には見えないものですが好きな色や柄、手触りなどお気に入りのものを使うとテンションがあがりますよ。たかが腰紐と侮るなかれです。
もし今、なんとなくそこにある腰紐を使っていたら……着付の要、腰紐も自分のお気に入りを見つけてくださいね。
夏の着物と美術鑑賞は心の栄養の巻
星わにこ
2025/08/06 00:00
毎年暑さが増していくような気がする夏。それでもやはり日傘に着物姿を見ると「涼しそう」と思うのは日本人だからでしょうか。
着ている本人は暑いのはよくよく知っているはずだけど、それでもそんな女性を見ると素敵だなと目で追ってしまいます。
花火大会に行く若い人の浴衣姿とはまた違って、大人の女性がびしっと夏着物や浴衣を着こなしているのを見ると、よくぞと夏着物を着る気概に惚れ惚れしますね!
そんな私はというと今年は週3着物を着るぞ!と宣言したにもかかわらず6月にすでに熱中症になりかけかなりペースダウンしている状況のヘタレでございます……。「いのちだいじに」作戦です。
先日もいつもの着物仲間と五島美術館の「極上の仮名 ─王朝貴族の教養と美意識─」に行くことになったのですが、安定の真夏日&体調イマイチということで洋服参加。でも、私以外の4名は着物姿で、本当に目の保養をさせてもらいました。
小千谷縮、綿麻、セオアルファとそれぞれ夏らしい華やかさ、涼やかさあふれる着こなしで、素敵100万点。
五島美術館はお庭も素晴らしく、照りつける太陽と木陰のコントラストの下を日傘で歩く姿は絵になるぅぅ!! 美とは、お洒落とは、健康あってこそ……! もう若い頃のような無理はできないし、これからますます衰えるであろう体力をちょっとでもなんとかしないとと切実に思いました。
そしてほそぼそと仮名書道を習っている身としては、本で目にしている古筆切の実物が!!これでもか!!と展示されているのに大興奮! 皆様と別れてしばしぐるぐると1000年前の紙と墨を目にする奇跡!!
特にこの3年ほど高野切第一種の臨書を続けているので、これが!!紀貫之様(推し)の書いたお手蹟!本物!!と、凝視しすぎて目が血走っていたかもしれません。印刷物では見ることのできない、料紙の雲母砂子のキラキラに気絶しそうに。
キモトモが「こんな手蹟(て)のお手紙をもらったらそれは惚れるわよね」と言っていましたがウンウンガクガク頷きまくり。
他にも藤原行成、公任、小野道風はじめ綺羅星のようなスーパースターズの書蹟がずらり!! そして表装の、使われている古裂の素晴らしいこと………。
「こんなに揃うことは滅多にありません」と館長さんもおっしゃっていましたが、弩級の感動でした。今回もキモトモに行こうよと誘ってもらって会期終わりギリギリに駆け込んだのですが(会期が終わってからコラムを書いてすみません……)、本物の持つ力に圧倒され、本や動画を見て分かったつもりになっていないで、チャンスがあれば自分のみたいものを見に行こう!という気持ちになりました。
着物に、仮名書に……目と心に栄養の夏の日でした。
小千谷縮、綿麻、セオアルファとそれぞれ夏らしい華やかさ、涼やかさあふれる着こなしで、素敵100万点。
五島美術館はお庭も素晴らしく、照りつける太陽と木陰のコントラストの下を日傘で歩く姿は絵になるぅぅ!! 美とは、お洒落とは、健康あってこそ……! もう若い頃のような無理はできないし、これからますます衰えるであろう体力をちょっとでもなんとかしないとと切実に思いました。
そしてほそぼそと仮名書道を習っている身としては、本で目にしている古筆切の実物が!!これでもか!!と展示されているのに大興奮! 皆様と別れてしばしぐるぐると1000年前の紙と墨を目にする奇跡!!
特にこの3年ほど高野切第一種の臨書を続けているので、これが!!紀貫之様(推し)の書いたお手蹟!本物!!と、凝視しすぎて目が血走っていたかもしれません。印刷物では見ることのできない、料紙の雲母砂子のキラキラに気絶しそうに。
キモトモが「こんな手蹟(て)のお手紙をもらったらそれは惚れるわよね」と言っていましたがウンウンガクガク頷きまくり。
他にも藤原行成、公任、小野道風はじめ綺羅星のようなスーパースターズの書蹟がずらり!! そして表装の、使われている古裂の素晴らしいこと………。
「こんなに揃うことは滅多にありません」と館長さんもおっしゃっていましたが、弩級の感動でした。今回もキモトモに行こうよと誘ってもらって会期終わりギリギリに駆け込んだのですが(会期が終わってからコラムを書いてすみません……)、本物の持つ力に圧倒され、本や動画を見て分かったつもりになっていないで、チャンスがあれば自分のみたいものを見に行こう!という気持ちになりました。
着物に、仮名書に……目と心に栄養の夏の日でした。
国立能楽堂オープンデイに行ってきたよ!の巻
星わにこ
2025/07/30 00:00
キモトモ(着物友達)に教えてもらい、国立能楽堂のオープンデイに行ってきました。能楽師さんに案内してもらい、能楽堂の舞台や楽屋などを見学でき、しかも入場無料、事前申し込み不要、写真撮影OK(一部不可)という太っ腹な企画。行くしかない!
初回の7月は、金春流の能楽師、山井綱雄先生、村岡聖美さんらによるご案内でした。この春「縁~ENISHI~」という能舞とピアノのコラボレーション公演を見たばかりということもあり、至近距離で山井先生の説明が聞けてドキドキ。
国立能楽堂は、1階の舞台だけでなく、2階には若手能楽師の研鑽の場があり、地下にはライブラリーがあり、過去の資料や映像が収められています。現代の能を鑑賞できるだけでなく、700年の歴史を持つ伝統芸能である能楽を記録し、未来へ伝えていく施設でもあるのですね。
いつも客席から見る能舞台をまず見学。屋内なのに屋根がついています。これはかつて江戸城の北の丸にあった能舞台を再現したもの。明治以前は屋外で行われていたため、このような形になっているそう。
いつも能舞台を見ているとかなりの確率で眠気に襲われるのですが、決して退屈してしまうせいではなく、能の持つヒーリング効果のため。科学的にも証明されているそうです。なんだかちょっと安心しました。
その後、いよいよ関係者以外お断りのスペースに案内していただきます。本来は白足袋で入る場所。白い靴下をお借りして、上がらせていただきます。
まずは楽屋。お家元が座る場所が上座にあり、六部屋の楽屋の襖が開け放たれてすべてが見渡せるようになっています。役柄(シテ方、ワキ方、狂言方、囃子方)によって使う部屋が決まっており、とても厳格な環境。お家元が座る位置から眺める「家元ビュー」は、整然とした畳の間を一目で見渡せて、ものすごい特別感でした。
その後、能面と装束の見学をさせていただきます。若い女性を表す「小面(こおもて)」、女性が嫉妬で鬼に変貌する「般若(はんにゃ)」、狐などの動物の神霊に使われる「小飛出(ことびで)」などの面。女性の鬼にはツノがあるけど、男性の鬼にはない、というお話も。狂言の面との違いなども興味深かったです。
唐織や縫箔などの豪華な能装束、庶民的な麻の狂言の装束など、こんなに近くで拝見してもいいの?という近さ、しかも写真撮影OKという……贅沢体験です! 装束が本当に、豪華で美しくて目が釘付け。着物好きにはたまらない瞬間かと思います!!
そしていよいよ舞台への入り口近くへ。
楽屋の中でも特に神聖な場所「鏡の間」。ここが! あの! シテ(主役)が能面をつけるために使う場所(漫画の知識)。
ここで能楽師は能面に一礼し、能面をつけることで役を憑依させ「無念夢想」の境地で舞台に臨みます。実際、能面をつけると視野が狭まって集中が深まり、自分という存在を消して役に入り込めるのだそう。神聖な儀式を見せていただいたようで、背筋が伸びます。
ここから揚幕をくぐり、橋がかりをわたり、舞台へと進みます。釘を1本も使わず組み上げられた空間は、能舞台は日常の空間とは異なり、あの世や天国、地獄といった「異世界」を表現。やわらかな檜の舞台には、1983年の建立以来40年以上にわたってついた舞台の跡が残されています。しかし、なんとも清浄な空間で、立っているだけで気持ちが引き締まるようでした。
また、橋がかりを渡って、舞台裏に戻ったのですが、本当に異空間から現世に戻ってきた!という気持ちに。能は、神事なのだなあとしみじみ感じ入りました。
展示室も見学させていただき、無料なのにここまで見せていただいていいのでしょうか!と思わず拝むレベルでした。
最後にマスコットキャラクターの般若ちゃんと記念撮影をして帰ってきました。国立能楽堂の門を出るとこれまたさらにさらに現世に戻ってきた感。浮世の諸々が少し洗い流され、心がすっきりしたような気がいたしました。
この国立能楽堂オープンデイは毎月1回、来年の3月まで開催されています(2月はお休み)。毎回ご案内くださる流派が変わるそうです。お能が大好きな方も、どんなものか興味がある方も、大満足間違いなしの贅沢企画です。
着物で参加するときっと一層盛り上がりますよ! おすすめです!

ここから揚幕をくぐり、橋がかりをわたり、舞台へと進みます。釘を1本も使わず組み上げられた空間は、能舞台は日常の空間とは異なり、あの世や天国、地獄といった「異世界」を表現。やわらかな檜の舞台には、1983年の建立以来40年以上にわたってついた舞台の跡が残されています。しかし、なんとも清浄な空間で、立っているだけで気持ちが引き締まるようでした。
また、橋がかりを渡って、舞台裏に戻ったのですが、本当に異空間から現世に戻ってきた!という気持ちに。能は、神事なのだなあとしみじみ感じ入りました。
展示室も見学させていただき、無料なのにここまで見せていただいていいのでしょうか!と思わず拝むレベルでした。
最後にマスコットキャラクターの般若ちゃんと記念撮影をして帰ってきました。国立能楽堂の門を出るとこれまたさらにさらに現世に戻ってきた感。浮世の諸々が少し洗い流され、心がすっきりしたような気がいたしました。
この国立能楽堂オープンデイは毎月1回、来年の3月まで開催されています(2月はお休み)。毎回ご案内くださる流派が変わるそうです。お能が大好きな方も、どんなものか興味がある方も、大満足間違いなしの贅沢企画です。
着物で参加するときっと一層盛り上がりますよ! おすすめです!

ちょっとでも涼しく着る!夏の普段着物の十ヶ条の巻
星わにこ
2025/07/16 10:00
今年は早くから暑くなってしまい、少しでも気温が下がるとラッキーと思ってしまうくらいですが(でも充分に暑い)、それでも着物を着たい!というのはなんなのでしょうか。
無理して着なくてもいいのでは?と言われると、いやいや無理してませんよ!?という天邪鬼が出てきたり(笑)。暑い日に着る夏着物、謎の満足感がありますよね。やはり好きだから着る、ということでしょうか。
今回はそんな私が培った(?)夏のマジ涼しい着付ポイントプラスアルファ10ヶ条。目新しいこともないかもしれませんが、ちょっとおさらいしておきたいと思います。
1)着物を着るときはキンキンに冷やした部屋で
2)衣紋は抜きをちょいと大きく、衿元は、指1本入れて少し体から浮かせるとマジ涼しい
3)帯揚げしないとマジ涼しい
4)お太鼓より半幅や兵児帯マジ涼しい
5)ステテコはいたほうがマジ涼しい
6)角袖より筒袖がマジ涼しい
7)日傘必携
8)保冷剤を味方につけよう
9)暑い場所には居続けない
10)冷房対策も忘れずに
1から順にご説明しておきますと
1)着物を着るときはキンキンに冷やした部屋で
着物を着た段階ですでに汗だくにならないように、冷房の効いた部屋で着付を!
2)衣紋は抜きをちょいと大きく、衿元は、指1本入れて少し体から浮かせるとマジ涼しい
涼しさは、風の通り道があると段違い。衣紋が詰まると夏にハイネックを着ているようなもの。衿元が少し大きく空いて、さらに少し浮くだけで風が抜けます!
3)お太鼓より半幅マジ涼しい
お太鼓は背中を大きく覆いますし、帯枕、帯揚げが暑い! 胸元の紐が2本なくなるし、半幅や兵児帯は軽くて楽ちんで涼しいです。
4)帯揚げしないとマジ涼しい
お太鼓でも、普段着だったら帯枕にかけるカバーの色が白でなければ、帯揚げをしなくても気づかれない(経験談)帯揚げがないだけでかなり涼しくなるのでぜひお試しを。
5)ステテコはいたほうがマジ涼しい
汗は肌着に吸ってもらったほうが暑くない。特にステテコは足の間の汗を吸ってくれて快適です。
6)角袖より筒袖がマジ涼しい
角袖は、袖の部分が二重になるということですよね。それが筒袖だと、布の量が減って涼しいんです。
7)日傘と扇子必携
自分で日陰を作りましょう。着物に日傘は相性よしです。携帯扇風機もいいですがやはり着物のときは扇子がいいですよね。涼しげな風情も醸せます。
8)保冷剤を味方につけよう
物理的に冷やせ! 駅まで持つだけでもありがたい。小さな保冷剤を握ったり、胸元や帯下にはさんだり。
9)暑い場所には居続けない
一番大事なのは、暑い場所に長くいることはできるだけ避けること。長時間炎天下を歩いたり冷房をつけなかったりするのはNGです
10)冷房対策も忘れずに
体を冷やすことばかり考えているとやられるのが、夏の冷房! 移動の電車や出先で汗をかいたのが冷え冷えになってつらい(とくに首筋)ということもあります。夏用のショールや、アームカバーを持ち歩くと助かります!
最後に書きましたが、実は夏は冷房も油断大敵なのですよね。
12年前にこんなコラムを書いていました。
関連記事:冷房対策にアームカバーを!の巻
首筋にスカーフを巻くのがカッコ悪いみたいなことを書いてますが、今の私は、ちょっとでもひやっとしたらすかさずショールを巻いています! 格好よりも健康第一!と思うようになったのは、年齢を重ねたせいでしょうか(笑)
無理せず、楽しみたいですね。とはいえ夏着物を着るには1に気合い、2に気合い、3,4がなくて5に気合い、です(私の場合)。工夫をして、ちょっとでも楽に、ですが、それだけでは歯がたたないのが夏着物。
だけど、頑張って着る甲斐がある、それが夏の着物だと思います。今年の夏も、着物を楽しめますように!
1から順にご説明しておきますと
1)着物を着るときはキンキンに冷やした部屋で
着物を着た段階ですでに汗だくにならないように、冷房の効いた部屋で着付を!
2)衣紋は抜きをちょいと大きく、衿元は、指1本入れて少し体から浮かせるとマジ涼しい
涼しさは、風の通り道があると段違い。衣紋が詰まると夏にハイネックを着ているようなもの。衿元が少し大きく空いて、さらに少し浮くだけで風が抜けます!
3)お太鼓より半幅マジ涼しい
お太鼓は背中を大きく覆いますし、帯枕、帯揚げが暑い! 胸元の紐が2本なくなるし、半幅や兵児帯は軽くて楽ちんで涼しいです。
4)帯揚げしないとマジ涼しい
お太鼓でも、普段着だったら帯枕にかけるカバーの色が白でなければ、帯揚げをしなくても気づかれない(経験談)帯揚げがないだけでかなり涼しくなるのでぜひお試しを。
5)ステテコはいたほうがマジ涼しい
汗は肌着に吸ってもらったほうが暑くない。特にステテコは足の間の汗を吸ってくれて快適です。
6)角袖より筒袖がマジ涼しい
角袖は、袖の部分が二重になるということですよね。それが筒袖だと、布の量が減って涼しいんです。
7)日傘と扇子必携
自分で日陰を作りましょう。着物に日傘は相性よしです。携帯扇風機もいいですがやはり着物のときは扇子がいいですよね。涼しげな風情も醸せます。
8)保冷剤を味方につけよう
物理的に冷やせ! 駅まで持つだけでもありがたい。小さな保冷剤を握ったり、胸元や帯下にはさんだり。
9)暑い場所には居続けない
一番大事なのは、暑い場所に長くいることはできるだけ避けること。長時間炎天下を歩いたり冷房をつけなかったりするのはNGです
10)冷房対策も忘れずに
体を冷やすことばかり考えているとやられるのが、夏の冷房! 移動の電車や出先で汗をかいたのが冷え冷えになってつらい(とくに首筋)ということもあります。夏用のショールや、アームカバーを持ち歩くと助かります!
最後に書きましたが、実は夏は冷房も油断大敵なのですよね。
12年前にこんなコラムを書いていました。
関連記事:冷房対策にアームカバーを!の巻
首筋にスカーフを巻くのがカッコ悪いみたいなことを書いてますが、今の私は、ちょっとでもひやっとしたらすかさずショールを巻いています! 格好よりも健康第一!と思うようになったのは、年齢を重ねたせいでしょうか(笑)
無理せず、楽しみたいですね。とはいえ夏着物を着るには1に気合い、2に気合い、3,4がなくて5に気合い、です(私の場合)。工夫をして、ちょっとでも楽に、ですが、それだけでは歯がたたないのが夏着物。
だけど、頑張って着る甲斐がある、それが夏の着物だと思います。今年の夏も、着物を楽しめますように!
半幅帯を後ろに回す時、真ん中にきてるか簡単に確認する方法の巻
星わにこ
2025/07/09 00:00
タイトルながっ!ですが、夏になると俄然半幅帯の出番が増えますよね。浴衣にあわせるということもありますし、普段着でも半幅帯をすると帯枕などしなくていい分涼しいので「今日は半幅帯にするか‥‥」となることも。
半幅帯は前で結んで後ろに回しますが、いつも「結び目が果たして真後ろに来ているのか?」というのがイマイチ確信がもてないまま、振り返って鏡を見て「まあこんなもんかな? いやもうちょっとこっち?」なんてやっていました。
先日、お太鼓の前結びの方が、帯を回す時にたれを上に折って真ん中をクリップで止めて回す、とおっしゃっていて「これは!」と気がついてしまいました。
半幅帯も結んで、帯結びの真ん中にクリップをつけて後ろに回せば、クリップの位置で簡単に「ど真ん中」が分かるってわけ! すご!
そんなの~ずっと前から知ってた!という方も多いかと思いますが、わにこ的にはコペルニクス的発見(大袈裟)だったので、書いてしまいました!
ただしクリップをつけっぱなしにしないよう注意!ですね(笑)
これだけではちょっと短めなので、最近のお話をちょっと。
暑い!とにかく暑いですよね。でも着物は結構覚悟を決めて着てしまえば、ずっと屋外にいたりしないかぎり、意外となんとかなります。
今年は小千谷縮の産地見学に行ったこともあって、毎年「ちょっと太って見えるから~」なんて思っていたのですが、気にしているのは自分だけで何を着てもそう変わらない誤差の範疇だなあと最近は思うように。
敬遠しないで着てみたらやっぱり涼しいですね~。半幅帯も「背中が広く見えるから」「お尻が大きく見えるから」と思っていたけど、まあそれも元が太いんだからお太鼓しようが半幅しようが誤差の範疇ですよねえ~という気持ちになり、半幅をしてみたらやっぱり涼しい。
半幅をしても、以前はなんか物足りなくて帯揚げをしたり、三重ゴム紐を使ったりしていたんですが、それもしない結び方をすると俄然楽で涼しい。ほんと、1本でも紐を減らすと涼しいですよね。
気に入っているのは笹結びです。
関連記事:紐も帯揚げも帯締めもいらない。変形笹結びが気に入ってますの巻
そこから変形させたり、あれこれ楽しんでいます。今年はちょっと半幅帯を探求してみよう!と思っているわにこでした。
そんなの~ずっと前から知ってた!という方も多いかと思いますが、わにこ的にはコペルニクス的発見(大袈裟)だったので、書いてしまいました!
ただしクリップをつけっぱなしにしないよう注意!ですね(笑)
これだけではちょっと短めなので、最近のお話をちょっと。
暑い!とにかく暑いですよね。でも着物は結構覚悟を決めて着てしまえば、ずっと屋外にいたりしないかぎり、意外となんとかなります。
今年は小千谷縮の産地見学に行ったこともあって、毎年「ちょっと太って見えるから~」なんて思っていたのですが、気にしているのは自分だけで何を着てもそう変わらない誤差の範疇だなあと最近は思うように。
敬遠しないで着てみたらやっぱり涼しいですね~。半幅帯も「背中が広く見えるから」「お尻が大きく見えるから」と思っていたけど、まあそれも元が太いんだからお太鼓しようが半幅しようが誤差の範疇ですよねえ~という気持ちになり、半幅をしてみたらやっぱり涼しい。
半幅をしても、以前はなんか物足りなくて帯揚げをしたり、三重ゴム紐を使ったりしていたんですが、それもしない結び方をすると俄然楽で涼しい。ほんと、1本でも紐を減らすと涼しいですよね。
気に入っているのは笹結びです。
関連記事:紐も帯揚げも帯締めもいらない。変形笹結びが気に入ってますの巻
そこから変形させたり、あれこれ楽しんでいます。今年はちょっと半幅帯を探求してみよう!と思っているわにこでした。
オトナの振袖!還暦振袖撮影のおはなしの巻
星わにこ
2025/07/02 00:00
今年に入って、オトナの振袖撮影や着付のお仕事が増えているわにこです。2019年の東京キモノショーで還暦の女性たちによる「大人の振袖ファッションショー」が行われてから、「大人も振袖を着てもいいじゃない」という風潮が生まれてきたように思います。
カメラマンの友人と運営している写真スタジオ「昭和な家スタジオ」でも大人の振袖撮影会は大好評。一人で撮影に来る方も、グループで撮影に来る方も、美しい振袖姿に変身して、とてもいい笑顔を見せてくださいます。
二十歳の時きた振袖をもう一度着たいとか、パーティに振袖で出かけたいとか、動機はいろいろですが、ヘアスタイルを決めて、フルメイクをし、振袖に手を通すと本当にわ~っとテンションが上がるんですよね。私たちスタッフも一緒にわくわくしてしまう楽しさです。
最初は振袖着て大丈夫ですか?とか、何を着たらいいか全然わからない、という感じなのが、実際振袖を羽織って、帯や小物を決めていくとどんどんお顔が輝いていきます。大人なので自分に似合うものもよくわかっているし、最終的にはなるほど!というお似合いのコーディネートが出来上がります。指輪などのアクセサリーも大振りで豪華めなのが似合うのも大人ならでは。
ご自分の振袖をお持ちくださる方もいれば、帯だけ、バッグなどの小物だけなどお持ち込みの方もいます。やっぱりご自分のものを活かしたほうが想い出にもなりますから、レンタルと組み合わせていただいています。
そんな中、先日大学の同級生4人グループで、卒業式の袴写真と同じ並びで撮影したいです!というお客様が。忙しい中予定を合わせて衣装合わせと撮影に来てくださいました。
お一人お一人お支度ができると歓声が。綺麗!可愛い!似合う!素敵!ってたくさんの褒め言葉が飛び交ってスタジオは大盛り上がりです。
まずは一人ずつ、立ちポーズや座りポーズ、扇や傘を持つなど小道具を使った撮影をします。リクエストでお持ち込みのフルートでのポーズ写真も撮影。
七五三や成人式もそうですが、前に着物で撮影したポーズと同じで撮影してほしいというリクエストもよくあります。家族や兄弟姉妹で「〇〇年後」と、比べてみると、来し方を振り返って胸がいっぱいになるものですよね。
この日は大学の卒業式に撮影したという、グループでの袴姿のスナップ写真をお持ちになりました。写真に映っているのは5人でした。
「もう一人仲良しの友達がいたんですけど、五十代で亡くなってしまって。着物が好きだったので、みんなで着たかったです」と着物姿のご友人のお写真をお持ちになって、卒業式と同じ並びでのグループ写真を撮影しました。ご友人も、着物姿で皆さんとニコニコ笑っておられるような気がしました。
そして、卒業後永きに渡ってずっと友情を持ち続けられるということも本当に素晴らしいですよね。集まった皆さんは、女子大生に戻ったみたいにとっても楽しそうで、私も一緒に盛り上がってしまいました。
成人式の時にも思うのですが、何事もそのお祝いの日が迎えられるのが普通、なんてことはなくて、無事に生きてこられたことの尊さ。特に還暦ともなると、そんな重みも増してきます。
こうやって大事に想ってくれる人たちがいる限り、人は生きているのだろうなと思います。また、人生を大事に生きなくてはと、亡くなってからも励まし続けてくれているのだろうなと。私も先日亡くなって30年経つ弟の学生時代の友達からお墓参りをさせてほしいという連絡を受け、家族以外にも大事に思ってくれている人の存在に涙が出ました。私も亡くなった大切な人たちのことを忘れずにいたいと強く思います。
山あり谷あり。順風満帆でなにもない平坦な人生など滅多にないのではないでしょうか。それぞれがいろんなことを乗り越えて迎えた干支ひとまわり、還暦からの出発の振袖姿はとっても輝いていました。オトナの振袖、やっぱり素敵です。
なんか胸がいっぱいでなかなか書けなかったのですが、やっぱり書き残しておきたいと思いキーボードをたたきました。
時には自分のポンコツぶりに嫌になってしまうこともあるけれど、生きていられることに感謝して、また着物を楽しめることにも感謝して、日々過ごしていきたいと改めて思っているわにこでした。
そして、卒業後永きに渡ってずっと友情を持ち続けられるということも本当に素晴らしいですよね。集まった皆さんは、女子大生に戻ったみたいにとっても楽しそうで、私も一緒に盛り上がってしまいました。
成人式の時にも思うのですが、何事もそのお祝いの日が迎えられるのが普通、なんてことはなくて、無事に生きてこられたことの尊さ。特に還暦ともなると、そんな重みも増してきます。
こうやって大事に想ってくれる人たちがいる限り、人は生きているのだろうなと思います。また、人生を大事に生きなくてはと、亡くなってからも励まし続けてくれているのだろうなと。私も先日亡くなって30年経つ弟の学生時代の友達からお墓参りをさせてほしいという連絡を受け、家族以外にも大事に思ってくれている人の存在に涙が出ました。私も亡くなった大切な人たちのことを忘れずにいたいと強く思います。
山あり谷あり。順風満帆でなにもない平坦な人生など滅多にないのではないでしょうか。それぞれがいろんなことを乗り越えて迎えた干支ひとまわり、還暦からの出発の振袖姿はとっても輝いていました。オトナの振袖、やっぱり素敵です。
なんか胸がいっぱいでなかなか書けなかったのですが、やっぱり書き残しておきたいと思いキーボードをたたきました。
時には自分のポンコツぶりに嫌になってしまうこともあるけれど、生きていられることに感謝して、また着物を楽しめることにも感謝して、日々過ごしていきたいと改めて思っているわにこでした。
夏は小千谷縮!涼しさの秘密「湯もみ」を見学の巻
星わにこ
2025/06/25 11:00
先週は突然のお休みをいただきすみませんでした。猛暑の中真昼間に自転車で大移動して倒れてしまったわにこです。水分や塩分をとったから大丈夫、ではなく「暑いところにはなるべく出ないで」とお医者様に叱られました。6月だからと油断していたのかもしれません。これから長い夏、年齢も鑑みて無理をせず行動しようと思いました。皆様もお気をつけてお過ごしください。
そんなわけで(?)近年は早くから真夏日が増えて、洒落にならない暑さです。涼しい着物が着たくなりますよね。汗もかくし、洗えて涼しいもの…‥といえば麻の着物が代表格ではないでしょうか。夏着物用に進化した素材もたくさんありますが、日本人が古来から愛用してきた麻はやっぱり格別です。
涼しさの秘密は、麻は熱伝導率が高く熱がこもりにくい、そして吸湿速乾性がよいためさらりとしていること。また、ハリがあるため肌に張り付きにくく、風が通ってさわやかです。
着物だけでなく、夏は襦袢やステテコ、足袋も麻は涼しい。だてにずっと夏といえば麻、リネンと愛されてきたわけではありませんね。
ひとつ難点はというと、素材にハリがあるためシルエットがちょっと大きめに見えること。厚みのある私の体型にさらに厚みが(涙)というわけで、ついついセオアルファなどに手がのびますが、やっぱり麻の「夏だわ~」という機能性、肌触り、その風情が素敵すぎてやっぱり着たい!となるのでした。
麻の着物の代表格として「小千谷縮」がありますが、先月たかはしきもの工房の研修で、産地である新潟県小千谷市のIONOという素敵なお店にお邪魔し、特別に小千谷縮の「湯もみ」を見学させていただきました。
小千谷縮は撚りをかけた緯糸(よこいと)を用いて織りあげ、それを湯もみで縮ませることで「シボ」を出し、このしぼによる凹凸が肌への接地を減らし、通気性がよくなることで涼しく、また独特の風合いが素敵な織物です。
夏に小千谷縮を着ている女性を見ると、本当に涼しげでうっとりですよね。
最初は平織りになっている反物を、45度ほどのちょっと熱いお風呂くらいの温度の何も薬剤が入っていないお湯につけて揉み洗いをし、糊を落としていきます。リズミカルに職人さんが揉んでいるうちに、余分な染料も落ち、シボができます。なが~い反物を揉んで満遍なくシボを立てていくのはまさに職人技。
この手作業による湯もみは江戸時代から変わらない小千谷縮の特徴。小千谷縮は越後上布とともに平成21年にユネスコの無形文化遺産に認定されていますが、「必ず手湯もみをすること」がその条件に入っているそうです。
暖かい湯の中で広げられ、揉まれ、絞られている反物は、なんだかとても気持ちよさそう。最後に「棒シボ」といって、反物を輪にして棒を使って一方向に捻ることで、縦方向にシボを揃えていきます。
この湯もみによってシボが形状記憶され、反物幅を整えるとさらりと風を通し、涼しい風合いのあの小千谷縮になるというわけです。
見学の時に湯もみをされていた反物が、なんと私が持っている譲られ着物の小千谷縮と同じ柄だったのです。なんだか、その子の生まれるところに立ち会ったような気持ちになりました。見学させていただき、感謝です。
百聞は一見に如かずと言いますが、文章や写真では見て知っていたつもりででも、実際職人さんの手でこうして仕上げられているのだと見るとやはり感動。一層愛着が湧きそうです!
一年の中でも暑い時期が増えて着る時期も長くなって、大活躍の小千谷縮。今年はたくさん着るぞ!と思った旅でした。
見学させていただいたときの反物は杉山織物さんの商品でした。ありがとうございました。
見学の時に湯もみをされていた反物が、なんと私が持っている譲られ着物の小千谷縮と同じ柄だったのです。なんだか、その子の生まれるところに立ち会ったような気持ちになりました。見学させていただき、感謝です。
百聞は一見に如かずと言いますが、文章や写真では見て知っていたつもりででも、実際職人さんの手でこうして仕上げられているのだと見るとやはり感動。一層愛着が湧きそうです!
一年の中でも暑い時期が増えて着る時期も長くなって、大活躍の小千谷縮。今年はたくさん着るぞ!と思った旅でした。
見学させていただいたときの反物は杉山織物さんの商品でした。ありがとうございました。
急な雨にも!いつもバッグに晴雨兼用折り畳み傘と吸水ケースを。の巻
星わにこ
2025/06/11 00:00
関東も梅雨入り! 最近は「雨予報聞いてないよ?」という日でも、結構ぱらぱらっと降ったりして油断できませんよね。
雨が降るって聞いてたら装備が違ったのに……と、着物のときは特に思います。たまに着物を着る頻度だったときには、1週間くらい前から天気予報に目を光らせていたりしましたが、ちょこちょこ着るようになると天気予報もそんなに気にしなくなり。急な雨にびっくりなんてことも。
以前からUV対策にも雨対策にも折りたたみ傘を持ち歩いた方がいいよねと思っていましたが、結構邪魔だしついつい忘れてしまったりしていましたが、今年はついに軽量で自動開閉のものを購入。軽くて小さいので常に持ち歩くようになったらこれが便利。
「自動開閉はいらんじゃろ」と思っていましたが、片手でさっと操作できるので思ったより便利で快適! ただ一度閉じると持ち手を手動で短く戻さないともう一度開けないのがちょっと面倒かなというくらい。あっ!とおもったときに、さっと傘をさせてしかも軽いのがとってもおばちゃん世代にはありがたい!
吸水ケースと一緒にバッグにいれておけば、雨で濡れた傘もさっと畳んでケースにいれれば電車の移動中に傘を持っていて裾につきそうになって焦ったり、座ったときに持て余したりしないで済むし、うっかり置き忘れもありません(これも重要)。
吸水ケースにはカラビナをつけているので、バッグの持ち手にひっかけてぶらさげておくこともできます。大雨で止まない予報の日にはちょっと大きめの折り畳み傘にして、吸水ケースに入れます。これで傘の忘れ物とさよならバイバイできた私です。
以前こんなコラムを書きましたが、さらに進化したポイントは
・晴雨兼用折り畳み傘を自動開閉の軽量にしたら快適さアップ
・吸水ポーチにカラビナをつけた(バッグがいっぱいの時に便利)
関連記事:着物好き必携☆雨の日の味方、撥水風呂敷・撥水足袋・吸水ポーチの巻
さてさてここからは余談? 今、明治座で上演中の舞台『サザエさん』を雨の日に見に行ってきました。設定はアニメでおなじみのサザエさんから10年後。サザエさんは藤原紀香、マスオさんは葛山信吾、そして波平は松平健、フネさんは高橋恵子という顔ぶれで、大人になったカツオやワカメを若手俳優さんたちがダブルキャストでというもので、2019年、2022年に続いて3度目の上演。超ベテランがガチで演じ上げる2.5次元すごいです。上様が本当に波平なんです。永井一郎なんです。何言ってるかわかんないかもしれないけど見たらわかると思います! 全員声優さんの発声にすごい寄せていて、すごっ!てなります。あとは高橋恵子さんの着物姿がほんと素敵。お馴染み割烹着はもちろん、寝巻きに博多の伊達締め姿も着こなしがお手本のようです。
あいにくの雨でしたが、洗える着物と兵児帯に紗布コート、雨草履、撥水足袋、撥水風呂敷に折り畳み傘と吸水ポーチという装備で無事行ってまいりました。
頭につけているのは初演のときに購入したサザエさんカチューシャです。なにげに愛用しています♪ 太ったねずみ男じゃないですよ? サザエさんですよ?
今回ショックだったのはですね、15年ほど前に購入した紗布コートがよく見たら少し丈が足りなくなってる??? 縮んだ??? という慰めはさておき、私が成長して体の厚みが増したためだと思われます(書いていて悲しくなってきた)。
1昨年少し痩せたと思ったのにすっかり元に戻ってしまったので、気持ちを新たにサイズ調整に励みたいと思います……もうなんの話だかわからなくなってしまいましたが(恒例)、雨予報がなくても折り畳み傘と吸水ケースと、撥水風呂敷はバッグにいれておくと慌てなくてすみますよ!というお話でした。
頭につけているのは初演のときに購入したサザエさんカチューシャです。なにげに愛用しています♪ 太ったねずみ男じゃないですよ? サザエさんですよ?
今回ショックだったのはですね、15年ほど前に購入した紗布コートがよく見たら少し丈が足りなくなってる??? 縮んだ??? という慰めはさておき、私が成長して体の厚みが増したためだと思われます(書いていて悲しくなってきた)。
1昨年少し痩せたと思ったのにすっかり元に戻ってしまったので、気持ちを新たにサイズ調整に励みたいと思います……もうなんの話だかわからなくなってしまいましたが(恒例)、雨予報がなくても折り畳み傘と吸水ケースと、撥水風呂敷はバッグにいれておくと慌てなくてすみますよ!というお話でした。
ストレッチレースを腰紐に!半衿の飾りに!の巻
星わにこ
2025/06/04 00:00
皆様、腰紐は何を使っていらっしゃいますか? 私はいろいろな変遷を経て、絹地(きんち)紐に落ち着いていたんですが、最近やってみてよかったものをご紹介します。
それはストレッチレース!
ゴムの腰紐はいろいろありますが、私はちょっと硬い気がするのと、位置が動いてしまうのが気になって、あまり使っていませんでした。ストレッチレースを切って腰紐にしているという着付けの先生のお話を伺い、やってみよう!と早速購入。だいたい1メートル200~300円くらいで購入できます。
ラッセルストレッチレースというもので、5cm幅のもの。よく下着とかについてる感のあるやつです。3メートルのものがあったので購入。
一般的な腰紐の長さは7尺(210cm)ですが、のびるので2メートルでも十分では?とカット。
特に端の処理もせず使ってみたら、あら?いいかも??
結び目もごろつきませんし、端も挟み込むといい具合に伸びてピタッと止まり、あら、腰紐の端っこがたらりと見えちゃったわ、ということもありません。もう少し短くてもいいかも?(すみません、見栄を張りました)
幅が広めでゴムの締め付け感もあまりありませんし、着物にもほどよく摩擦力が働いてずれないので、あまりぎゅうぎゅう閉めなくても綺麗に止まります。レースで可愛いし、胸紐のほうが向いているかもしれません。
そして見えても腰紐感が薄いので、半幅帯の飾り結びのときなどにも使っても可愛いと思います。私はぱたぱた結びのときに使ってみましたが、いい感じでした。
また先日、素敵なレースの半衿をしている方に遭遇。伺ったらインド刺繍レースのものを衿幅に縫い付けているだけなんだそう!賢い! とってもゴージャスで素敵でした。
そこで私も、余った1m分を「これだ!」とばかりに半衿の上からちくちく。これはこれで可愛いかも!
縫い物が不得意のため、あまりハンドメイドに興味がない私なのですが、切りっぱなしでも問題なく、多少下手な縫い目もあまり気にならないこのストレッチレースという素材、いろいろ試してみたくなりました。
帯に飾り紐として使ってもいいですよね。
あとついで買いで13センチ幅のストレッチレースを買ってみたんですが、ちょっとこれも面白い使い方を考えてみたのでうまく行ったらご報告します!
以上ずぼら自作野郎のご報告でした!
一般的な腰紐の長さは7尺(210cm)ですが、のびるので2メートルでも十分では?とカット。
特に端の処理もせず使ってみたら、あら?いいかも??
結び目もごろつきませんし、端も挟み込むといい具合に伸びてピタッと止まり、あら、腰紐の端っこがたらりと見えちゃったわ、ということもありません。もう少し短くてもいいかも?(すみません、見栄を張りました)
幅が広めでゴムの締め付け感もあまりありませんし、着物にもほどよく摩擦力が働いてずれないので、あまりぎゅうぎゅう閉めなくても綺麗に止まります。レースで可愛いし、胸紐のほうが向いているかもしれません。
そして見えても腰紐感が薄いので、半幅帯の飾り結びのときなどにも使っても可愛いと思います。私はぱたぱた結びのときに使ってみましたが、いい感じでした。
また先日、素敵なレースの半衿をしている方に遭遇。伺ったらインド刺繍レースのものを衿幅に縫い付けているだけなんだそう!賢い! とってもゴージャスで素敵でした。
そこで私も、余った1m分を「これだ!」とばかりに半衿の上からちくちく。これはこれで可愛いかも!
縫い物が不得意のため、あまりハンドメイドに興味がない私なのですが、切りっぱなしでも問題なく、多少下手な縫い目もあまり気にならないこのストレッチレースという素材、いろいろ試してみたくなりました。
帯に飾り紐として使ってもいいですよね。
あとついで買いで13センチ幅のストレッチレースを買ってみたんですが、ちょっとこれも面白い使い方を考えてみたのでうまく行ったらご報告します!
以上ずぼら自作野郎のご報告でした!
第100回「東をどり」鑑賞に紗袷で。の巻
星わにこ
2025/05/28 00:00
年に一度、普段は一見さんお断りの華やかな新橋の花柳界を垣間見ることができる「東をどり」が、今年で100回目を迎えるそう。昨年につづき、ご縁をいただいて新橋演舞場に友達と鑑賞に行きました。
新橋演舞場は、新橋の花柳界の組合が「京阪にある芸妓衆の発表の場所を東京にも」という悲願から、設立されました。大正11年に建設が始まったものの翌12年の関東大震災で工事は頓挫したばかりか、新橋も焼け野原となる大変な状況の中、それでも念願の演舞場が大正14年に完成しました。交渉の末「芸者の興行は不可」という警視庁の庁令も改正され、この年の4月に第一回の「東をどり」が開催されたそうです。
戦争で中断されたり、時代にあわせて興行の形を変えながらも続いてきた「東をどり」。今年は記念すべき100回目ということで、北は札幌から南は長崎まで19の花街から応援が駆けつけ、一層華やかな舞台となりました。
(「100回記念公演東をどり」パンフレットより)
私が伺ったのは5月26日の昼の回。向島(東京)と札幌、先斗町(京都)からのゲストを迎える回でした。客席も着物姿の方が多く、髪型や着こなしもこなれていて本当に眼福。開場を待って並んでいる段階から非日常感がすごいです。
私も今年は、気合いを入れて紗袷を着ていきました!
憧れの着物、紗袷についてはこのコラムでも何度かお話ししたかと思うのですが、戦後新橋の芸者さんがこの5月末の「東をどり」で着てから流行したものと言われています。着用期間がまさにこの時期、袷から単衣に切り替わる5月末~6月頭のほんの10日間だけとも言われる着物です。
(現在は単衣の時期に着用されることが増えていて、この限りではありません)
関連記事:
いつかは欲しい!憧れの紗袷(しゃあわせ)の巻
やっと着られた!紗袷でしあわせ~♪の巻
まさにこの「東をどり」の鑑賞に着ないでいつ着るの?というわけです。自己満足なのではありますが、人生でやりたかった夢を一つ叶えられた気持ちです。感謝!!
そして舞台はいうに及ばず。女性の目から見てもぽ~っとなるくらい美しい芸妓さんたちが、美しい舞を披露。新橋の東京らしい粋な雰囲気、また他の花街の芸妓さんたちもそれぞれの雰囲気があり、うっとりの連続。贔屓の芸妓さんに声がかかるとまた盛り上がります。歌舞伎とはまた違う、女性ならではの美しさに魂を持っていかれちゃいます。
そして幕間には、憧れの料亭の食やお酒も楽しめます。昨年はお茶席に入りましたが、今年はお祝い気分で思い切ってドン ペリニヨンで乾杯しちゃいました! わお!! 長身黒服のイケメンがサーブしてくれる黄金の泡~~~。夢心地でございました(笑)。
他にも枡酒やビール、おつまみセットなどもあり30分では回りきれないので狙いを定めていくのがおすすめです。来年は料亭の卵焼き食べ比べがしてみたい(行く気マンマン)。。。芸妓さんが幕間に出てきてくれるので、運がよいと一緒に写真もとってもらえます。
そしてまた舞台に戻り、まわる橋をテーマの趣向を凝らした演目から、圧巻のフィナーレに。黒のお引きでずらりと芸妓さんたちが勢揃いするフィナーレは本当に華やか!!! 最後はてぬぐいがまかれて幕が降ります。今年はお友達の協力で、秀千代姐さんの手拭いをゲットしました。嬉しいっ!
華やかな高揚感の中劇場を出たら、向いの喫茶店「茶房 絵李花」で昭和なケーキセットなどいただきながら、舞台の感想やおしゃべりをして解散。この喫茶店は演出家の宮本亜門さんの実家としても有名で、待ち合わせをする人たちで賑やかです。この店内がまた華やかな着物姿の方が多く、夢の続きのようでした。
東をどりが、この先も続くことを願いつつ、自分自身もまた元気に1年過ごして、華やかな舞台を着物で観にこられたらいいな!と思った1日でした。
<昨年の様子>
「東をどり」で花柳界の華やかな踊りを堪能しました
そして舞台はいうに及ばず。女性の目から見てもぽ~っとなるくらい美しい芸妓さんたちが、美しい舞を披露。新橋の東京らしい粋な雰囲気、また他の花街の芸妓さんたちもそれぞれの雰囲気があり、うっとりの連続。贔屓の芸妓さんに声がかかるとまた盛り上がります。歌舞伎とはまた違う、女性ならではの美しさに魂を持っていかれちゃいます。
そして幕間には、憧れの料亭の食やお酒も楽しめます。昨年はお茶席に入りましたが、今年はお祝い気分で思い切ってドン ペリニヨンで乾杯しちゃいました! わお!! 長身黒服のイケメンがサーブしてくれる黄金の泡~~~。夢心地でございました(笑)。
他にも枡酒やビール、おつまみセットなどもあり30分では回りきれないので狙いを定めていくのがおすすめです。来年は料亭の卵焼き食べ比べがしてみたい(行く気マンマン)。。。芸妓さんが幕間に出てきてくれるので、運がよいと一緒に写真もとってもらえます。
そしてまた舞台に戻り、まわる橋をテーマの趣向を凝らした演目から、圧巻のフィナーレに。黒のお引きでずらりと芸妓さんたちが勢揃いするフィナーレは本当に華やか!!! 最後はてぬぐいがまかれて幕が降ります。今年はお友達の協力で、秀千代姐さんの手拭いをゲットしました。嬉しいっ!
華やかな高揚感の中劇場を出たら、向いの喫茶店「茶房 絵李花」で昭和なケーキセットなどいただきながら、舞台の感想やおしゃべりをして解散。この喫茶店は演出家の宮本亜門さんの実家としても有名で、待ち合わせをする人たちで賑やかです。この店内がまた華やかな着物姿の方が多く、夢の続きのようでした。
東をどりが、この先も続くことを願いつつ、自分自身もまた元気に1年過ごして、華やかな舞台を着物で観にこられたらいいな!と思った1日でした。
<昨年の様子>
「東をどり」で花柳界の華やかな踊りを堪能しました





































