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印刷博物館・ブラックレターの森へ黒い着物とTシャツ帯で巻

星わにこ
2025/05/07 00:00
着物を着る回数を増やすぞ!キャンペーン中の私なのですが、着物をきたらやっぱりお出かけしたいなあということでおでかけが増えています。そしてどうせお出かけするならそのテーマにあった因み(ちなみ)コーデで出かけたいなと思ってしまうのは着物好きあるあるですよね~。 5月はそんな因みコーデの話題を書いてみたいと思っております。よろしければお付き合いくださいませ。 よくお仕事は何ですかと聞かれるんですが、フリーランスでいろいろやりすぎて自分でもすぐに答えられないわにこです。そんな仕事の一つに「フォントかるた」というゲームをグラフィックデザイナーの友人たちと制作販売しているというのがあります。 このコラムでも何度か、かるたといえば袴!とネタにしたこともあるのですが、かるたといってもこの「フォントかるた」は、取り札には全て同じ文言(欧文版はアルファベット)が書いてあり、フォントの違いを見分けて札をとるというちょっとマニアックすぎですよねという代物。最初はデザイナーの友人が新年会の余興で作ってきたのですが、そのマニアさが逆に受けたのか、もう発売から8年経っていますがいまだにお陰様で販売を続けています。 最初は日本語だけだったのですが、そのうち拡張パック、欧文版とシリーズが増え、この春とうとう欧文版にも拡張パックが。その名も『Black Letter』といいます。よくヒゲ文字、亀文字などと言われるような黒々とした書体たちを25書体集めたかるたです。 皆様よく中世の雰囲気とかあとは厨二病ぽい雰囲気(笑)を醸すような場面で目にされたこたことがあるのではないかなと思いますが、聖書の写本などに使われた手書きの文字を元にしたフォントです。とても読みにくいです(笑) この2025年4月26日から7月21日まで、印刷博物館にて「黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化」という企画展が行われています。15世紀半ばにグーテンベルクによって活版印刷技術が発明され、それまで主に手写であったテキストの複製に大革命がもたらされました。発祥の地ドイツでは黒いインクの色に準え「黒い芸術(die shiwarze Kunst)」と呼ばれました。 活字を作り、それを組み合わせて印刷する技法は昭和な世代なら目にしたことがあるのではないでしょうか。その発祥と歴史を超クールな展示で見ることができます。 メインビジュアルはブラックレターのマテリアルを組み合わせ黒い森のように表現されていて、まさに黒い森に迷い込んでいくようでゾクゾクします。 ブラックレターをテーマにしたかるたを制作していた我々フォントかるた制作チームはもちろんうっきうきで初日に拝見! マインツのグーテンベルク博物館のウルフ・ゼクター博士とニノ・ナノバシビリ博士の講演会も拝聴。博物館の歴史と、有名なグーテンベルク聖書についてのお話を伺いました。ドイツ語でお話され、それを通訳という形式で最初は難しすぎて寝てまうのでは、と思ったのですが、いやいや印刷好き・活字好きにはたまらない興味深いお話でした! 当然ここにいくなら「黒」コーデですよね!と黒いうそつき襦袢(たかはしきもの工房10周年のときに発売されたもの)に黒い着物、黒い革?足袋に黒い草履で揃え、帯は印刷博物館のグーテンベルクの42行聖書のTシャツをかぶせ(推しTシャツ帯形式)、帯留めはブラックレターの代表選手Wilhelm Klingspor Gotischのピンバッチと気合いを入れていきました。 以前ご紹介した作り帯にTシャツを被せて安全ピンで止め、お太鼓の形に作ってしまって背負う形にしました。 関連記事:布を挟む、貼付けるだけで帯が因み柄に変身!の巻 会場では印刷好きの方に「この帯どうなってるんですか?」「写真とっていいですか?」なんて話しかけていただきました(照)チーム全員黒コーデをしていったので、いいですねえ~とフォトコーナーの前で印刷博物館の方にもお写真をとっていただきました(笑) あと、また次回ご紹介させていただきますが、印刷博物館の新館長にあの!京極夏彦先生が就任されて京極コーナーもできています。こちらも必見です! 久々に因みコーデをしてみて(コスプレともいう)、楽しかったです! 皆様もぜひ印刷博物館に黒コーデでお出かけください! ミュージアムショップでフォントかるた『Black Letter』も販売していただいております(宣伝!?)。

半衿が消えちゃう?ときの対処法の巻

星わにこ
2025/04/16 00:00
よく着物を着ているうちに、着物がどんどんかぶってきて半衿が消えちゃうというお悩みを相談されます。だいたいの場合はコーリンベルトが原因で、ゴムが強すぎる、留め具の左右の高さがずれているのでは?とお答えしています。 1)両方半襟が潜っちゃう場合   コーリンベルトのゴムを緩めてみてください。留め具の左右の高さを揃えてください。 2)上前が被って左の半襟が潜っちゃう場合   コーリンベルトの右側の留め具の位置が高いのでは? 3)下前が被って右の半襟が消える   コーリンベルトの左側の留め具の位置が高いのでは? コーリンベルトの左右の高さを揃えるときは、必ず鏡を見て確認してください(左は手で触って、になります)。上から見ると高さがわからないので、鏡で客観的に見ることが大事です。 左側の留め具は、自分が留めたと思う位置より少し上にあることが多いです。留め具を留めてから、後ろに引く時に位置が上がるんですよね。よく、コーリンの留め具があばらにあたっちゃう、なんてお悩みがあったら、ずり上がる分を見越して少し下目に留めるといいと思います。 コーリンベルトをしていないんだけど、という場合は衣紋がちゃんと抜けていない、襦袢の衿合わせがゆるい、なども原因のひとつです。 襦袢もきちんと着たし、衣紋も抜けたし、コーリンベルトも高さを合わせた(もしくはコーリンベルトを使っていない)のに、それでも半襟が消えちゃう!場合は、着物の身幅が広くて、深く前を合わせ過ぎている可能性があります。 チームふくよか所属の私は、身幅は足りないことこそあれ余って困るという経験をあまりしたことがないため気が付かなかったのですが、腰紐を結んだ後、上半身の襟合わせを深くしすぎるとやはり半襟が消えるのですよね。 対処法としては、脇でタックをとって見頃が深くかぶさりすぎないようにすること。とったタックは胸紐や伊達締めで押さえます。 以前教えていただいた「コーリンベルトのダブル使い」も有効です! タックをとるのが簡単になります。 関連記事:コーリンベルト2本使いで脇をスッキリさせる技!の巻 身幅がありすぎると、衿合わせを程よくした場合、脇にあまりが出てぶかぶかするのでタックをとったほうがスッキリします。 一方身幅が狭いと衿がどんどん鋭角になって半襟が見え過ぎちゃったりもするので、このあたりはやはり着物はマイサイズが着やすいね、という結論になってきます(^^;) それでも着ていて半衿が潜った場合は、半襟を引っ張り出すよりは着物を脇に撫でてひっぱって帯につっこんで半衿を出したほうが効果が高いです。 つらつらと書いてしまいましたが、結構原因はひとつというよりはいろんな要因が重なっていることも多いので、自分の場合はどれかな?と思いつつ、着るときに気をつけて着てみてくださいね! 

お太鼓は「て」を入れる前に整えろ!の巻

星わにこ
2025/04/09 00:00
今年は桜の時期が長くて、なんだかいつもより春を楽しめているような気がしているわにこです。桜が終わると一気に緑が輝き出して、帯付き姿が楽しめるようになりますね。 帯付きとは、羽織ものを着ないで帯が見えている着物姿のこと。気軽な装いですが、コートを脱いで軽やかなワンピースでおでかけ、みたいな感じでしょうか。 袷の羽織も「紅葉の頃から桜が散る頃まで」と言われ、羽織るとしても単衣や薄物の羽織になっていきます。 そうなるとやはり帯が注目の的に。冬は「まあ上に羽織るからいいか」とちょっとなおざりにしていた感もあるお太鼓ですが、すっきりきっちり形を整えられるとかっこいいですよね。 前結びの方は見えるところでお太鼓を作りますから大丈夫ですが、後結びの場合は正直手探り。手をいれて帯締めを結んでから「あれ~~やっぱりお太鼓が大きい・小さい」とか「タレが長い・短い」「なんか!斜めってる!」とか気がついて、タレをひっぱったり、「て」の下の返しをひっぱったり‥‥。 ある程度は直せるのですが、どこをひっぱっていいのか、そもそも返しが右側はいいけど「て」を折り返している左側はひっぱれないとか、四苦八苦。自分が!もう一人欲しい!!パーマン!(昭和)となってしまいます。(私だけですか) ずっと苦戦していたのですが、最近気がついたのです。私はお太鼓を作る時仮紐で形を作る派なんですが、その場合「てを入れる前に鏡をみてお太鼓を綺麗に整えたらいいんじゃない?」と‥‥。 その段階でお太鼓の形を綺麗にすることは、びっくりするほど簡単でした。ポイントは仮紐をぎゅっとしっかり結ぶこと。そうでないと緩んでせっかく作ったお太鼓の形が崩れてしまいます。 仮紐をして、鏡でお太鼓の形をチェックして「よし!OK!」となったらここで「て」を入れて帯締めを結びます。そうすれば、ややこしいお直しいらずです。 もし後結びで「お太鼓の形がいつもイマイチ」と悩んでいる方がいらしたら、「て」を入れる前の段階で形を整えてみてください。たったそれだけですがぐんと楽に整えられるようになります。ぜひお試しください。

一瞬でできる!中抜き絞りの帯揚げでターバンの巻

星わにこ
2025/03/05 00:00
絞りの帯揚げって豪華だけど、なかなか大人の着物生活には使づらいもの。部分絞りはいいけれど、総絞りや中抜き絞りはボリュームが出過ぎてしまいます。よくのびるしシワも目立たないし、すごく使いやすいしよいものだとわかるんですが、なんとな~く箪笥の片隅においやられがちではないでしょうか。 以前、使いやすくするためのアイデアとしてこんなコラムを書いたことがあります。 関連記事:総絞りの帯揚げをアイロンで伸ばして大人の帯揚げに☆の巻 ほどよく伸びた絞りは、ちょっと薄い色になって使いやすさUPです。これは3年ほど前に書いた記事なんですが、そのときびよ~んと伸ばした帯揚げの絞り、先日みたら少し戻ってました。絞りってすごい! 総絞りの帯揚げは振袖に使われるのでリサイクルでも高めですが、帯枕をかける部分を絞っていない「中抜き絞り」といわれる帯揚げは、総絞りに比べればボリュームが少ないけど絞りのいいところがしっかりあって、ドレスダウンもしやすいです。そして、絞り部分が総絞りより少ないのですごくお手頃な値段で入手しやすかったり、頂き物なんかにも混ざっていたりします。 先日黒い中抜き絞りの帯揚げをいただき、洋服にも合わせやすそうだな~と思ってみていたのですが、ピコーん!とひらめきました。適度に伸びるし、ターバンによさそう! でも縫ったりするのはどうすればいいかな‥‥と考えていて「そうだ!ヘアゴムでまとめちゃえばいいじゃない!」(これが『着物にヘアゴム。』に繋がるのか!?いや繋がらない) というわけで、帯揚げを半分に折って、端同士をあわせてゴムでまとめたらターバンのできあがり! ヘアゴム部分は後ろにもってきても、前にもってきてもOK! 要は輪っかになっていればいいので、頭の前にくる部分をクロスさせたり、バリエーションもできるし、絞りの効果で髪の毛はしっかりまとまるし、シルクだから静電気も起きず髪にやさしい、といいことづくめ。 Youtubeをみていたら「リサイクル横丁」さんが、ゴムでとめることもしないヘアバンドアレンジを披露されていました。賢い!! 落ち着いた色は使いやすいけど、明るめの色も多いので、好きな色に染めて使ってもいいですよね。絹は染まりやすいので、試す価値ありですよ。 総絞りだと頭の後ろにくる部分がボリュームが出過ぎるし、普通の帯揚げでは伸縮性がほとんどないというわけで、この中抜き絞りの帯揚げが髪をまとめるのに超最の高なんです。 もし「これもう使わないな~」なんて思ってる中抜き絞りの帯揚げがあったり、リサイクルなどでお手頃で見つけたらターバンにしてみてはいかがでしょうか。おすすめです!

インナーを制すものは着付けを制す!の巻

星わにこ
2024/09/18 00:00
いきなり大きく出た感のあるタイトルで失礼します。わたくし、きちんとサラリーをいただいて働いたことが大学卒業後の1年しかなく、以降ずっとフリーランスでいろんな仕事をしてきました。 ずっと続けているのはこのWEBコラムをはじめ、イラストや文章を書く仕事がひとつ。WEBやDTPデザイン系の仕事もしました。40代で着付けを習い、カメラマンの友人とスタジオを借りて着付け+写真撮影の仕事や、着付け教室もやっています。気づけば、着付けも仕事にしてからもう10年以上。最初はただの着物好きとしてこのコラムを書き始めたわけで、思えば遠くにきたもんだ~なんて自分でもちょっとびっくり。 着付けと並行して、たかはしきもの工房でアドバイザーの仕事をしつつ補整について学んだのですが、実感しているのは「インナーの時点できちんと着られていると、着物を着るのは超らくちん」ということです。 逆に言うと、肌襦袢、補整、長襦袢を適当に着ていると、いくら着物や帯を綺麗に着ようと思っても難しい。お化粧でベースメイクが大事なのと一緒です。 でも、実はインナーの着方って、着付け教室なんかでもほどんど教えてくれないですよね。さらっと通り過ぎることがほとんどです。 私も、たかはしでインナーの付け方をじっくり習うまでは、かなり適当に着ていたし、「見えるところじゃないし‥‥」とおざなりでした。 それが、2つのことに気をつけてインナーをきちんと身につけるようになってから変わりました。 ひとつは、適宜補整をすること。補整はいらないわ~という方もいらっしゃいますが、女性の体は凹凸があり、着物は直線断ちなのでそのままだとキレイに沿わせることができません。それを助けるのが補整です。 やりすぎるとただ太って見えてしまうので、必要なところに必要なだけ入れることが大事です。 もうひとつは、布で体を支えるようにピタッと肌着を着ること。ぶかぶかと生地が余っている状態では、着物に響いて着崩れの原因となります。余りは空気を抜くようにして、肌襦袢をピタッと着てください、とレッスンのときにお伝えすると「えっ!こんなに?」とだいたい驚かれます。 苦しいほど紐をぎゅうぎゅうに締めて止めるのではなく、面で体を支えるとしゃっきりして気持ちがよいものです。それには、自分にあったサイズの肌着を着るのも大事です。 これもふわっとゆるっと着るほうが好き、などお好みがあるのでなんとも言えない部分がありますが、着崩れに悩んでいる方は、このインナーをピタッと着るということを一度試してみていただきたい。 きっと着付けが変わりますよ~~! ※9月21日、銀座いち利横浜店で試着もできる「たかはしきもの工房補正講座」に、星わにこが参ります。詳しくはこちらよりお問い合わせください。

衿下(褄下)の寸法って結構大切!の巻

星わにこ
2024/08/28 00:00
衿下(褄下)とは、衿先から裾までの長さのこと。一般的に身丈の半分で仕立てられることが多いです。 現代ではおはしょりから2~3センチ見えているくらいが好まれているのではないでしょうか。腰紐で衿をしっかり押さえて、かつ衿先が平らに腰の後ろのほうに引かれていることで、着崩れしにくくなります。 ズバリ衿下が長く、すっきりしていると足が長く見えます! 昔と違って腰の位置が高い人も増えていますし、単純に身丈の半分という寸法でなく自分にあった寸法を探ってみるといいかもしれません。 一方長すぎると、衿がだら~んとおはしょり下に見える状態になりますので、なんだか足が短く見えてしまいます。それに加えて、上前が浮きやすかったりぴらぴらしやすかったりします。 昔の着物などを着ると結構この衿下が短いものが多いです。昔は短めが好まれたということも聞きます。あまり目につくところではありませんが、実は着付けのとき、裾合わせの肝になる部分でもあります。 初心者の頃はあまり気にも留めない部分かもしれませんが、この部分が腰紐に平らにきれいにかかっていて、腰に張り付くように後ろに向かって沿っていると、腰回りもすっきりします。 体型だけでなく、腰紐の位置など着付けの好みもありますので、自分のベストの位置を探ってみましょう。くれぐれも足が長く見えるなら‥‥と長くしすぎないように! ちょうどいい位置にあると、着付けが格段にしやすくなりますよ!

着物をゆるりと着るか、ピタッと着るか の巻

星わにこ
2024/04/17 00:00
先日、写真スタジオで3年ぶりに同じ着物を同じお客様に着付けるというお仕事をしました。あまり自分では変化がないと思っていたのですが、写真を見てびっくり。今回のほうがしゃきっと、着物が綺麗に見えるような気がするのです。 全体のシルエットもそんなに変わらないし、帯揚げや帯締めの処理、衿の合わせ具合も前回がとくにだめというわけではない。でも、全体がシャープに美しくなったような‥‥。 この3年間で私の意識が変わったことというと、「着物で体を支えるように、ピタッと着る、着付ける」ということ。これは、補整を通じて学んだことなのですが、やはりふわっとゆるっと着ると、ゆるふわ~なシルエットになるのです。何を当たり前のことをと言われると思うのですが、以前の私はゆるゆるとまではいわなくても、そんなにピターっと体を包むようには着物を着てなかったんですね。着付も然り。 でも、年齢を重ねて体のラインも崩れてきて、たかはしきもの工房の腰スッキリパットスキニーと満点ガードル裾除けで「骨盤を立てる」補整を体験し、着物や肌着も、体をラッピングして「布で体を支える」という感覚がある、ということを知ったのです。 着物は本来、そういう部分があって、昔のおパンツ「湯文字」も骨盤を立てますし、腰紐を腰骨あたりでキュッと絞めると習ったのも、そういうことかと思います。 そして何より、襦袢や着物自体の布の「面」できゅっと引き締め、体を支えるという気持ちよさ。 着付けレッスンで生徒さんに、腰回りは着物の面で支えるようにピタッと着てください、と実際の引き締め感を体感していただくと「ええっ!!こんなに!!」と驚かれます。お尻のラインが見えちゃう、破れちゃう?と心配される方もいますが、安心してください。動いているうちに自然とゆるむのでそこまで窮屈にはなりません。 体も心地よいのですが、着物もピン!と張られて余計なシワが入らないと、絹糸の輝きが見えてきます。ただふわっと着物を置いたときと、手で撫でつけてピンと張った状態にしたときを比べてみてください。後者のほうが、生地が美しく見えるような気がしませんか? それを体の上でも行うと、とってもキレイに見えます。 礼装はきちっと体に沿わせて、張って着ると美しい。それには補整を適宜入れることが大事。言われたままにやってきたけれど、礼装着付けで、ずっと行われていることには意味があるんだな~~とやっとわかった着付けのお仕事を始めて7年目の春でした。 普段着をゆるりと楽に着るときも、腰回りの要所はピッと支えると心地よいですよね。着心地や着姿に関しては、好みもあると思うので絶対というわけではありませんが、「ゆるり」と「ピタッ」という選択肢を知った上で自分はこっちがいいなと思うほうを選ぶといいのではないでしょうか。 もし私のようにピタッと着付けの感覚を未体験の方がいたら一度試してみてほしいです~。新しい世界が開けるかも!

晴れ着を着るとやっぱり心が晴れる!の巻

星わにこ
2024/01/17 00:00
1月も後半。お正月気分も薄れてきたかとは思いますが、まだまだ一番寒いこの時期は晴れ着が着たくなりますね。成人式の着付けも終わり、ほっと一息の今日この頃です。 今年は家に受験生がいるため極力おでかけを控えているのですが、お昼の新年会ということで、ランチをしてから東京国際フォーラムで開催されていた企画展『よそほひの源氏物語』をキモトモと観てきました。もちろんドレスコートは「お正月の晴れ着」。 ということで、久しぶりに華やかな訪問着でおでかけをしました。いつも着付けレッスンや仕事などで着る着物は、仕事なのでちょっと地味目。やっぱり明るい色の『晴れ着』は、心が晴れてうきうきしますね。 たまにはちょっと詳しく身につけているものについて書いてみたいと思います。 南天と雪輪の絞りの訪問着はいただきもので、お正月になると着たくなる着物。それに大好きな房モチーフのきらきら箔帯。一文字のパールの帯留めを白と常盤色の三分紐にあわせてみました。10年前にいち利モールのお正月セールで買った加藤萬の絞りの帯揚げはお正月コーデによく使います。あまり見えないけど薄い水色にピンクの絞りで可愛いのです。足元は暖かいので冬定番のゑびす足袋の革足袋。草履はカレンブロッソ。 半衿は、銀座いち利オリジナルの鱗。衣紋に赤い銀座いち利のロゴが入っていて、可愛いんです。ざぶざぶ洗えるちりめん生地に刺繍がしてあり、程よくボリュームがあって上品なので、私は生成りと白を愛用しています。リーズナブルでおすすめですよ! 着物の中身はほとんどたかはしきもの工房です。ちなみにくノ一涼子+スキニー幅広+綿テコ+満点スリップにうそつき衿、うそつき袖。補整も汗防止もこれでOK。袷の季節はだいたいこの組み合わせです。寒くてカジュアルなスタイルのときは、満点スリップの代わりにユニクロのUネックのヒートテックにぺチコを組み合わせたりします。ぺチコは洋服感覚で着られるし、トイレにいくときめくると着物の裾を押さえてチューリップみたいになってくれるので楽です。 あとこの時期外せないのが足袋下ハイソックス!! これがないと足元が寒くて無理です。たかはしのものはあたたかいのですが少し地厚なので、足袋のサイズを少しアップしないと履けません。ヒート+ふぃっとの足袋インナーはちょっと薄手で、足袋のサイズをアップしたくないときはこちらを履くこともあります。 着物や帯はじめ、ひとつひとつ語り始めるとキリがないヲタクです‥‥。でもそういう自分が気に入っているものばかりを集めて身につけるというのは本当に気持ちがあがりますよね。改めて、「オシャレして友達と楽しく集まる」ために着る着物って、ほんと楽しいな!と感じました。 そして友達のコーデを愛でたり、着物や帯のこだわりを聞いたりするのがまた楽しいんですよね~~~!! 初下ろしの着物との出会いの話や、お母様の訪問着を自分用に仕立て直した話を聞いたり、叔母さまの着物を羽織にしたものなど、それぞれ思い入れのある『晴れ着』で集った新年会、テンション上がりまくりでした。 ランチは北京ダックなんかいただいちゃったりして、マダム気分。その後に今年大河ドラマでも話題の紫式部がテーマのお装束の展示は本当に眼福でした。日本人の美意識の源流がここにある~!という、美の暴力。かさねの色の美しさにうっとりうっとり。 最後にカメラマンのみずほちゃんに記念写真を撮ってもらったのですが、あまりに浮かれて、キモトモの手をとって「ビューティビューティ♪」と踊ってしまいましたよ~ん。メロディが頭の中で再生できたあなたは昭和なお仲間です(笑)。懐かしすぎました! お正月から、観劇に初釜にとSNSに続々アップされるキモトモの晴れ着にいいね!を押しつつ、子どもの受験が終わったら、またお祝いの着物を着たいな!と、春を待っているわにこでございました。いやまじ頼む、お祝いの着物を着させて(切実)

小さめ着物をコートワンピ感覚で着てみるの巻

星わにこ
2023/11/08 00:00
和洋ミックスは、今はもうすっかりおなじみになっていますよね。そんな着方をして、なにか言われないかしらと気にしたのも平成まで。令和な今は、「着物はこうあらねばならない」なんてことも、普段着に関してはほぼ言われなくなってきました。 普段着のウールの着物をタートルネックの上に着ちゃう、というのは結構昔からあった着こなしですが、最近は正絹の小紋や紬なんかでもパーカーの上に着たり、ワンピースの上に着たり。自由になってまいりました。 こちらは平成28年の記事。まだパーカーの上に着る発想が自分になかったころです。 関連記事:冬に楽しみたい☆ウールの普段着物の巻 パーカーの上に着物を着るのって、令和になってからよく見るようになりましたが、衿もよごれないし衣紋も気にならないし、頭いい!って目から鱗がおちた記憶が。この頃に比べても、本当に普段着物はどんどん自由になってきています。街でも見かけますし、YoutubeやSNSでも、自由な着こなしをしている人がいっぱいいて、見るだけでもわくわくしてしまいます。 インナーを洋服でいいやと思うと、すごく気楽に着物が着られます。例えば、着物を脱いでも大丈夫なインナーにしておけば、外出中に脱いだりもできる。薄いコートワンピースのような感覚で扱えます。 襦袢が、半衿が‥‥と気にしなくてよければ、ものすごくハードルが下がりますね。しかも、コートワンピ感覚であれば、多少裄が短くてもへっちゃらです。裾も短めに着付けて、靴やブーツも可愛いですよね。 今年の夏は、浴衣にスニーカーの女子が結構いて、おばちゃんはびっくりでした。ワンピースにスニーカーをコーデして履くのが流行っていますから、その延長なんでしょうね。 コートワンピ感覚で着るなら、サイズは小さめの方が扱いやすいです。おばあちゃんやお母さんの着物、譲られ着物や、リサイクルショップで見つけためっちゃ可愛いけど小さな着物。洋服の上にシャツワンピや、コートワンピのように着てみてはいかがでしょうか?  肌に直接触れる部分を減らせば、正絹の着物でもお手入れを頻繁にする必要もないし気にせずどんどんトライしてみましょう。ウールや紬もいいんですが、正絹の柔らか物の小紋なんかを羽織ると、ほんとうに着心地がよくてうっとりします。 身丈が短くても、下にロングスカートやロングワンピを着て、それを見せて着たり、そもそも丈を短く着付けても変じゃありません。それこそ足元はスニーカーを合わせれば今っぽいかも。ワンピースもロング丈が流行っていますから、違和感なくいけちゃいますよ。 帯も、ベルトでもいいし、もちろん半幅や名古屋帯をしたっていいわけです。決まりはないので、自分で「これいいわ」と思ったらなんでもOK。ポイントは「堂々と着る」。です。間違ってるかしらとか変かしら、と気になるようだったら楽しめませんよね。自信を持って、着こなしてください。 私はお出かけする時に和洋ミックスをするというよりは、家でくつろぐときにあったかいし、気分も上がるので洋服仕様の楽なインナーの上に薄いタートルネックを着て羽織って過ごしたりしています。まじで正絹あったかいので、暖房入れなくても平気なくらいです(急にババくさい理由)。 と、私がいうまでもなく皆様もう楽しんでいらっしゃる方もたくさんだと思います。これから寒い季節には、着物が大活躍ですね。いろんな着こなしが見られるのが楽しみです!

半幅帯の結び目を高くキープする方法3選の巻

星わにこ
2023/08/02 00:00
浴衣シーズンですね! 先週末は4年ぶりに隅田川の花火大会があったり、盆踊りなどなどでたくさんの浴衣姿をお見かけしました。夏は浴衣! 本当にいいですねえ~。 素敵だなあ~ってついつい頬が緩んでしまい、危ない人に思われないよう平静を装ったりして……(笑) 帯結びもYoutubeやInstagramなど、動画でいっぱい見られるせいでしょうか、とっても素敵なスタイルが多かった気がします。 半幅の帯結びで気をつけたいのが、結んだときはいいけど動いているうちに緩んで、後の結び目が下がってしまって、伊達締めとかが見えてしまうこと。私も初心者のころよくなりました(遠い目) 伊達締めをしていなかったりしても、帯の結び目が下がると着崩れにつながったり、背中が広く見えてしまって残念なことに。特に最近の半幅帯は長いものが多いので、結び目にかかる重さが増加して、下がりがちなんですよね。 かるた結びや結ばない帯結びなどのやり方で、そもそも落ちるような位置に結び目を作らないという方法もありますが、ちょっと背中の高い位置に結び目があると、若々しいものですし、背中も華奢見えして女子力もアップします。 結び目を高い位置にキープするコツを3つご紹介しますね! 1)結び目は高く、結んだらひねってロックをかける 帯の上線の上に結び目が来るように、高い位置で結んでしっかりひきしめること。怖がらずにしっかり絞めたら、結び目を縦方向にひねります。こうすると、しっかりロックがかかって帯が緩みにくくなります。 2)クリップ使いで帯がゆるまないようにする 結び目が緩むと帯が緩んで、相乗効果でどんどん緩みます。見えない部分を便利グッズ「お太鼓止め」で止めておくと安心! ない場合は文房具のダブルクリップでもいけますよ。 3)仮紐を使って結び目を高い位置にキープ 三重仮紐を使って結び目の上に羽飾りを作っていくやり方だと、仮紐に重さがかかるので結び目は下がりません。三重仮紐でなくても、仮紐(腰紐でもOK)を使えばOK! 素敵な半幅帯結びで、夏の浴衣を楽しんでください。もちろん、普段着物のときもぜひ!