去る1月12日、渋谷で開催された【公式】フォントかるた大会2024に参加してきました! 「フォントかるた」とは、全部の取り札に同じ文言が印刷されていて、書体名を聞いて、札をとるというマニアなかるた。2017年に誕生し、この1月で発売8年目を迎えるのですが、おかげさまで和文版、欧文版などシリーズ累計13000部を売り上げ、皆様に愛されて進化を続けております。実はこのフォントかるた制作チームの一員でもある私、読手をつとめて参りました。
かるたといえば袴、というわけで今まで袴でフォントかるたをしたレポートはこんなかんじ。2017年の印刷博物館大会のときには、うちの子がまだ小学生でした(ただいま大学受験真っ最中)。時の流れは早い!!
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今回は、コロナ禍でしばらく開催できなかったフォントかるた大会を、渋谷の素敵コワーキングスペースLULL TECH BEACHさんと、ボードゲームカフェ High Fiveさんのお声かけをいただいて久しぶりに開催。フォント好きさんだけでなく、ボードゲームが好きな人や堅苦しくなくビジネス交流がしたい方など、いろんな方にご参加いただきました。
フォントの基礎知識をお伝えするプチ講座の後、いよいよ大会スタートです。
新春!ということで私も着物で参加! 今回は袴なしでフォントかるたの布を使った簡単作り帯と、ゑびす足袋さんにオーダーしたフォントかるた足袋で。着物は白梅の小紋にしました。たすき掛けでかるた感を出してみました(読手なので必要はないw)。
帯は、こんなやり方で即席フォントかるた帯にしています。
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大会優勝者と、現フォントかるた王者とのエキシビジョンマッチがあり、王者のMIZUASOBIさんには紋付で袴を履いていただきました。男子の袴でかるた、めっちゃかっこいいです!!
今回の大会で優勝したのは、フォントは詳しくないけど記憶力がずば抜けていい方でした。ゲームなので、フォント名がわからなくても最初に札をめくって覚えたり、途中おてつきをして最後は神経衰弱味も出てきたりするため、フォントの知識の有無よりも戦略や反射神経、メモリーを駆使する人が勝つんだ~と感心。
エキシビジョンマッチは源平戦形式で行いました。さすがの王者のおてつきがないため、王者が勝利をおさめましたが、スピーディで手に汗握る展開でした。
非常にマニアックだと思われがちなこの「フォントかるた」ですが、意外とフォントなんて全然知らないよという方にも楽しめるんです。自然にいろんなフォントも覚えられます。あちこちで見かけるフォントに、「あれは○○」なんて思うようになると立派なフォントソムリエの卵です。まだ遊んでみたことがない方にはぜひ遊んでみていただきたい!
フォントの世界も着物と同じように、変わらないようでいて実は流行があります。流行のフォント、永久不滅フォント‥‥実はフォントを見れば時代がわかる、なんてこともあったりします。無事7周年を迎えたフォントかるたですが、今後もさらなる進化を遂げてまいります! お楽しみに!
そして相変わらず、私のあんまり関係ないのにどこへでも着物で行こうとする病は治らなさそうです(笑)。
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