この3つのポイントを心掛けて、着てみてください。刺繍の半衿をしっかり見せられますよ。
クリスマスの柄の半衿や、おめでたいお正月の半衿、大好きなモチーフの刺繍半衿などなど、ぜひぜひお好きな半衿を「見せて」着てくださいね!
刺繍の半衿をたっぷり見せる着付けの巻
この3つのポイントを心掛けて、着てみてください。刺繍の半衿をしっかり見せられますよ。
クリスマスの柄の半衿や、おめでたいお正月の半衿、大好きなモチーフの刺繍半衿などなど、ぜひぜひお好きな半衿を「見せて」着てくださいね!
都腰巻きって知ってますか?の巻
上に着る肌襦袢も同じようにニットの素材のものがあったようです。他にも、ネルの腰巻きや肌襦袢もみたことがあります。今よりももっと寒く、暖房も火鉢だったりした頃。普段に着物を来ていた時代にはこういった暖かアイテムは必要なものだったのでしょうね。古い本や雑誌をみると面白い発見もあります。
今も、新素材で汗をかくと発熱をするようなもので暖かい肌着が誕生しています。調べると、結構いろいろな暖かアイテムが毎年誕生しています。洋服用のものを流用するのもありですよね。裾除けも、あったか素材だけでなく、普段ものびーる素材でスカート型もいいかも~と思ったり、いやすててこ履いているからいいかと思ったり、いろいろネットのお店をみてまわったりするのも楽しいです。
着物のアイテムは、私はこれ!と決めてしまいがちですが、新しいアイテムを時々試してみると、便利だったり快適だったり新しい発見があります。ときどき柔らか頭で探してみるのもよきですよ。
身丈の短い着物を楽しむ2つの方法の巻
特にこの夏から男物を着るのにハマっているので、ちょっとそのあたりの「着物はこういう着付けでなければならない」という、思っていないつもりでも頭の片隅で固まっていた意識がほぐれてきたのかもしれません。
私はこんなふうに楽しんでるわよーなんてことがありましたら、ぜひぜひ教えてくださいね! まだまだいろいろチャレンジしてみたいな!と思っているわにこでした。
秋の信州・着物旅してきました★の巻
給仕されたときには「大きい!食べられるのか!?」と思いましたがぺろりでした(想定内)。9月限定の『栗点心 朱雀』というのにも憧れているので、またいつか小布施に来たいです(食べることばっかり)。
また長野電鉄で紅葉を眺めながら、長野駅に。そこから新幹線で1時間半ほどで東京に戻りました。いや~長野って近いですよね。いつも案内してくれる友達がいるので、コロナ前は友人たちが着物で旅行をよく楽しんでいたのですが、これなら気軽に来られるな~と納得です。
その頃はまだ、子供が小さくてなかなか旅行という気持ちにもなれませんでしたが、大きくなって手が離れてきた今、これからはこんな風に少しずつ友人との旅行が楽しめるようになるのかも。
今回の1泊着物旅行では、二人とも偶然、黒い洗える長羽織を羽織っていました。ちょうど気候的にもよかったし、汚れもあまり気にしないで済むし、少し小雨がぱらついても帯が濡れないので安心。キモトモは鏑木清方の『築地明石町』を見て、つい黒長羽織を誂えてしまったんだとか。わかる!
わたしは、4年くらい前かな? いち利モールで「さらり」という厚みのある紗っぽい生地の洗える長羽織を購入したものを着て行きました。これが、少しだけ透け感はあるけど、生地がしっかりしているので長いシーズン着られるし、レースの羽織感覚で着用しています。すごく優れものなので、また再販されたらいいのになと思ってます。今度は色違いが欲しいなあ。
大人の楽しみに目覚めた、秋の1泊旅行でした。
キモノマルシェ2022信州上田にお邪魔しました!の巻
会場は5カ所に分かれていて、フリーマーケット会場、着物のレンタル着付けができる会場、お茶や講演会の会場、組紐や染めなどが体験できる会場などなどバラエティに富んだ構成。私もフリマの会場を覗いて、水引のピアスをゲットしました!
主催者さんもびっくりの人出だったそうで、みんな着物でお出かけしたかったんだよね!と頷きまくり。私も本当に楽しい1日でした。
そして今回はなんと、上田紬の小岩井紬工房の小岩井良馬さんとトークショーをさせていただくということで会場の犀の角さんへ。小岩井さんは伝統工芸士リョウマという名前でYouTuberもされていて、今回はその公開録画とのこと。また、チャンネル内では人気の『着物警察』という動画のシリーズがあるのですが、密かにファンだった私(笑)。いつか出してくださいね~と言っていたら、今回出演させていただけることに!
そこで何を着ていこうか悩んだのですが、上田紬は持っていないし……と、思い浮かんだのが今年誂えた牛首紬。まだ袖を通していなかったので、これは今でしょ!ということで初おろし。帯はワニアピールで、中野スズミさんにお願いして描いてもらった「月に吠える鰐」にしました。帯揚げは招き猫、帯締めは長野のキモトモに譲っていただいたもの、足袋はゑびす足袋の革?足袋に、カレンブロッソでワニの布を持ち込んで鼻緒オーダーした角草履と、めいっぱいおしゃれをしていきました。
ちなみに、三大紬は大島紬、結城紬、三つ目は上田紬とも牛首紬とも言われます‥‥諸説ありますが、上田紬は歴史が深くとても素敵な紬です。格子や縞が素朴なこれもいつか手に入れたい憧れの紬です。
トークショーも着物警察も緊張しまくりで、目が泳ぎまくりでしたがリョウマさんが上手にアシストしてくださってなんとか終了! コーディネートも褒めていただいたり、とても嬉しかったです。そのうち動画が公開されると思いますので、よかったら見て下さいね!
絹という素材の美しさと「育てる」ということの巻
染め替えは柔らか物で見ることが多いですが、紬もできます。織柄などは目立たなくなってしまうので、それが難点ではありますが、逆にそれがよい場合も。
いただきもので本当に気に入っている大島紬の着物があるのですが、大島の光沢がありながら柔らかく、藍色なのですがよ~く見ると大島特有の柄が浮かび上がります。もともとの着物は泥染で赤色が差してある龍郷柄だったと思うのですが、全体を藍色に染めているため、柄が目立たなくなっています。
龍郷柄は結構インパクトがありますし、「ザ・大島紬」というかんじですが、それに色かけをしたことで、大人しくどこにでも着ていきやすいような仕上がりになっていて、とても重宝しています。
そしてなにより、一度仕立て直しをしていることで信じられないくらい軽くしなやかで着やすくなっています。よく「紬は着て育てる」といい、「洗い張り3回目が最高」と言う話も聞きますが、こういうことなのでしょうか。
自分でも大島紬や紅花紬を仕立て直して着ているものがありますが、やはり洗い張り前よりも柔らかく身に沿うような感じがあります。
染め替えや洗い張りで仕立て直した着物は、新品になるわけではありません。だからこそ、愛着も湧くし、「育てる」という言葉も納得です。
自分では染め替えは八掛くらいしかお願いしたことがないので、染め替えはいつかやってみたいなと思っていることのひとつ。
でも結構費用もかかることですし、そうそう気軽にできることでもなく、着物熱でうかされまくっていた頃に比べると「まあ、そこまでしなくてもいいか」というような気持ちに正直なっていたのですが、その生まれ変わったという美しい深い深い青の帯揚げを見て、ああ、やはりまだ技術がある職人さんが残っているうちに、私が元気に着物が着られるうちに(笑)一度トライしてみたいなという想いが蘇りました。
着物好きの夢は、果てしないですねえ。
しごき帯は七五三だけじゃない!?大人のしごきの巻
注意としては、子供用だと長さが足りませんので大人用の3メートル50センチ前後あるものを使いましょう。柔らかめの布やレースで、手作りしてもいいかもしれませんね。
お祝いの日の衣装を考えることは、本当にわくわくと楽しいものです。七五三や成人式のお祝いのとき参考にしていただけたら嬉しいです。
最後にちょっと宣伝です!
10月23日(日)長野県上田市で開催される「キモノマルシェ2022」にゲスト出演することになりました。
伝統工芸士で着物YouTuberの小岩井紬工房の小岩井良馬さんとトーク対談をさせていただく予定です。
お近くの方、ぜひ遊びにいらしてくださいね!
男着物を部屋着にしてみたらめちゃ楽だった!の巻
11月に水上勉のエッセイが原作の映画「土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―」が公開されますが、その先行ビジュアルが本に埋もれて原稿に向かう主演の沢田研二の和服姿でした。大好きだった祖父のようで、観たい!と楽しみにしていたのですが、最近予告編が公開されたので見てみたら全然和服姿が出てこなくてちょっとがっかり。本編には出てくるのかな? 土井善晴先生が料理監修をされているということで、そういう意味でもこの映画は観てみたいと思っております。
私の祖父は俳句や川柳を嗜んだり、趣味で原稿を書いたりする人だったのですが、やはり着物でよく机に向かったり、ごろ寝をしたりしていました。
そのビジュアルにめちゃくちゃ憧れがあって、実は数年前に『将来こうなりたい!』というテーマで、故郷の岐阜の実家で写真を撮ってもらったことがあります。東京を離れて、原稿を描いて暮らしたい私の夢です。
Photo by 渡部瑞穂
まさにこの部屋は、祖父が原稿執筆をしていたところ。このときは普通に女物の浴衣を着ていますが、これ男物だったらめちゃ楽やと思うんですよね。あぐらもかけるし。ごろ寝も楽やし。絶対ええわ。
おはしょりもいらないし、着崩れてもちゃちゃっとひっぱるだけで元通り。なぜあんな面倒なことをして女子は着物を着なくてはいけないの??という気持ちになります。
しかも、子供が私と同じ身長だったころに着せようと思って用意しておいたものが活きる‥‥。女性の身長の男着物はリサイクルでも比較的多いので入手しやすいです。
そんなわけで私の中で、男着物ブームが吹き荒れております。なんか、原稿も進む気がする~~(単純)。男性着物、いいですね。
皆様も男物で家でリラックスの波平スタイル(もしくは文豪スタイル)、まじでやみつきになりそうです。新しい扉が開きかけてる、わにこでした。
秋の七草、月、雁、菊‥‥秋単衣を楽しもうの巻
私の場合は、着物自体はベーシックな色柄のもので、帯や帯揚げ、帯締めなどで季節の色を取り入れてコーディネートを変えています。
今年は、きもチャリ!もありましたし、箪笥の中身を大幅に見直して減量しています。手を通さない着物を減らすぞ!と意気込んております。
着ると思って残したものでも、着てみてやっぱり‥‥と思うものは思い切って処分していこうかなと。
早速いただきものの単衣、着ないでずっとしまっていたものに袖を通したら、上前の目立つところにシミが!
しまいジミというやつでしょうか‥‥。少ない数で管理をきちんとしていこうと改めて反省しました。
あと‥‥やっぱり太ったかも‥‥なんか‥‥身幅が‥‥あれ‥‥。な~んてことも含めて、季節を感じています。(感じてないでなんとかしなくては汗)
とにかく揃えることが楽しくてどんどん増やしてしまった着物ですが、減らす痛みを乗り越えて、大切に愛おしむフェーズに入れればいいなあ。
減らす減らすといいながら、春に記念で!と牛首紬を誂えましたし、あと、リサイクルで紗合わせを入手したんです。
でもそれまで「あれも欲しい!これも欲しい!いつか!」と思っていたものを、絶対欲しいと思っていたものをえい!!と手に入れたら、なんかすっかり物欲が満足してしまって。この中でなんとかするぞ、という気持ちになっています。
まあこれもね、出かけて素敵な着物とかを見てしまうと揺らぐんでしょうけど(笑)、それも人生ということで。
軽やかな単衣の時期を過ぎるといよいよ着物が一番楽しい袷の季節になりますね。この季節の移り変わりをわくわくと待ち遠しく感じるのは、やっぱり着物が好きだからでしょうか。
この秋は、着物ででかける機会が増えたらいいなと思う秋の日でした。
きもチャリ!2022ありがとうございました。の巻
「その着物、どうする? 好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法」星わにこ著(河出書房新社)より
久しぶりの開催、しかもまだまだコロナ禍ということで、昭和な家スタジオを一緒にやっている瑞穂ちゃんと手探りで準備を始めましたが、走りだしたら今までボランティアで関わってくれていた友人たちがさっと必要なところで手伝ってくれ、荷受けから設営、販売から撤収まで非常にスムーズに行うことができ、ほっとしています。
拙著にも登場する友人たち、気持ちよく手を貸してくれて改めて感謝感謝でした。
宅急便は30箱、たくさんの着物を直接搬入にきてくださった方もいらして、狭いスタジオの中が着物の山に埋もれ、これは陳列は無理‥‥かも?と、私も夜しか眠れませんでした(寝とる)。
でも、設営には片付けコンサルタント、バザーの鬼、催事販売のプロなどなどが集結してあっという間にスタジオがお店に変身!
毎回値段をどうつけるかが悩みどころです。できたらたくさんの方のところで有効活用してほしいので、お手頃なリサイクル値段を心掛けました。
自分で気に入ったものを掘り出すのも楽しみですが、どんな着物かもわかるとお買い物も楽しいですよね。寄付してくださった方に、サイズやどういう着物です、ということがわかる「着物カード」をできたらつけてくださいと図々しくお願いしたのですが、それをつけておいたので、参考にしていただけたのではと思います。
また今回は高崎のきものサロン「にきたえ」の小峯さんが、地元でもきもチャリ!をやってみたいから勉強させて、とおっしゃってスタッフに入ってくださって、着物の目利きをしてくだいました。全てではないけれどこれはこういうところがよい着物、ということをお客様にちゃんと伝えて販売することができたかなと思います。私も勉強の機会をいただけて嬉しかったです。
お客様には試着で、似合うものを探してもらうのも楽しかった! 「日舞で使う」「落語を聞きにいきたい」とか「パーティ用に」とかの着用目的を聞いて、出した着物が気に入ってもらえるとめっちゃ嬉しかったです。お客さんとスタッフで、あーでもないこうでもないと言い合う時間も、いいものだな~と再認識。
どの着物も帯も「ああ~お似合いだな~」という方が連れ帰ってくださるのが、毎回不思議です。とにかくお値打ちなので、爆買いされる方も。近くのコンビニから宅配便を出した方も数名いらっしゃいました。わかる‥‥!
閉場時間には、腕利きの片付け隊が集結。あっ!というまに残った着物も箱詰めされ、NPO法人エコメッセさんに引き取っていただいて撤収完了。さらに着物として引き取り不可のウールなどをリサイクルショップ「秘密のさくらちゃん」に引き取っていただけることになりました。
こうして2022年のきもチャリ!プロジェクトは無事終了。あとは寄付などの事務作業を残すのみとなりました。本当にありがとうございました!
寄付して嬉しい、買って嬉しい、売り上げは誰かの役に立つ、と三方よしのイベントになったのではないかなと思います。ただ運営のマンパワーは相当必要なので、そこがうまくできるかどうかが課題かもしれません。
今回私が特に嬉しかったのは「片付けるきっかけになりました」とか「片付けてみたら、知り合いの人たちが意外ともらってくれました」などのお声をいただけたこと。まずは動いてみると、意外と解決の道が見えるのかもしれません。
もうすでになさっている方も多いかとは思いますが、コロナ禍でおやすみしてしまった、いろんな形で着物を活かして楽しむ機会がまた増えていくといいな~と思います。
改めまして、「きもチャリ!」へのご協力、ありがとうございました(ぺこり)。
夏の宿題?8月31日の浴衣と花火。の巻
楽しかったっ!って笑顔で帰ってきた男子たち。また来年も浴衣で花火をしたり見れたりするといいねえ。そして浴衣も自分で着られるようになったらいいなあ。
当方浴衣でデート的な10代の思い出がないため(寂)、夏の終わりの浴衣と花火を想像しただけで、えらいエモい気持ちになりました。
できるなら、ちょっと無理をしてでもいろんなことをやってみるといい。人生ももう秋になってきた身としては、アオハル満喫の若者たちの姿が見られるだけでもほくほくした気持ちになったのでした。
母の着物の処分に手をつけたの巻
時間があれば、いろいろと手間をかけたり使ってくださる方につないだりということもできたかと思うのですが、そして、それをどうしようかと思うあまりにずっと手をつけられずにきましたが、それもやりきれない量というものもあるなあと今回感じました。本当は業者さんにお願いレベルなので‥‥。
私の場合は、一気に手放せたことで本当に心からほっとして、開放された気持ちがしました。ここにくるまで7年かかってますが‥‥。
実はレスキューした着物はそのまま積んであるし、まだ屋根裏部屋や倉庫に山のような衣類や食器があるんですが‥‥それはおいおい(ため息)
着物に関しては、正絹のもので状態のいいものだけをとりあえずレスキューして保管。ウールの着物は、母がよく着ていたものを1枚だけ残しました。あと小物類は虫食いもあったりして、全部処分。
このあたりは、自分の着物の整理と処分で痛い目を見たので「ちょっともったいないと思う程度のものは残さない」という鬼の心で臨みました。ただ、ありがとう~と言いながらひたすら処分しました。
今回は衣類のみということで、まだ本や家具家電に手をつけてないせいか、そんなに捨てたのにあまりものが減ってないように見えるのが恐ろしい‥‥。どんだけの量が詰め込まれているのかっ!
でも薄暗かった部屋も窓が見えて光が入り、少し風通しはよくなった気が。そして心も少し軽くなりました。
いつか私が死んだとき。息子がしんどくないように自分のものも減らさないとな‥‥と反省もしました。家に帰ってから、再び断捨離に取り組んでいます。
捨てることにはずっと躊躇いと罪悪感を持っていましたが、量が多ければ全部まとめてゴミ扱いになってしまうことも。大事なものや使ってほしいものはそれなりに量もコントロールして厳選しておかなければいけないなと。
そんな死後の心配はさておいても(笑)、今現状、自分が使うものも同じこと。
そのためには、やっぱり処分もやむなしと、最近は割り切っています。
拙著『その着物、どうする?』にもこのあたりの葛藤は書いたのですが、一番自分の心が楽になる方法を選ぶしかないなと思います。
といいつつ、なかなか処分はできないのですが(だめだめ)。ちょっとでも、住まいと心の風通しをよくしたいなと思う今日このごろです。
<ちょっと宣伝>
9月には、久しぶりの「きものチャリティバザール」を開催予定です。私も、手放すものを持ち込み予定です! やっぱりまだ使えるものはどこかで役立ってほしいもの……。といいつつ、欲しいものと毎回出会ってしまうのですが、まあそれも幸せということで(笑) もし寄付を検討されている方がいらしたらどうぞよろしくお願いいたします。
冷感汗ふきシートで夏着物も涼しく!の巻
今まで解けちゃった保冷剤、もう一回冷たくならないかな!とか思っていましたが、こちらはバッグに入れておいて、都度使えばよし。洋服のときにも、便利です。
メントールの冷感刺激に弱い方やアルコール過敏症の方、肌の弱い方、乳幼児は使わないでくださいとのことなので、成分を見て合わない方は注意してください。
あと、濡れた状態のものなので、肌着に挟む時、特に正絹の着物などに付かないように気をつけてくださいね。
この夏知った、新兵器!! ご興味のある方はお試しくださいませ。
軽くて扱いやすい!ポリの兵児帯の簡単結びの巻
ポイントは、「て」を最後に帯枕のようにパタパタした羽根の土台にすること。こうすると形が決まりやすいです。私は、ボリュームを出したくないので半分に畳んだままですが、畳んだ羽根を広げるとふわふわにもアレンジできますよ。
この結び方は半幅帯でもできます。「て」を横に広げることで、横に張りが出るのでバランスがよくなっておすすめです!
半幅帯よりも軽くて扱いやすい兵児帯、いろんな結び方にトライしてみてはいかがでしょうか。
楽しんだもの勝ち!浴衣つれづれ夏。の巻
着付けも時代とともに変わっていくものだから、若い人は若い人がこれでいいなと思ったように着ればいいよね~なんてしみじみ思うわけでした。あ、若くない人も(笑)。
一方で、私も今年は浴衣を衝動買い。セオαの柄物の浴衣で、よくみると猫がいるという模様に一目惚れ‥‥単衣代わりにも着ちゃおうかなと思っています。
素材も綿、綿麻、ポリエステルといろいろありますが、ポリエステルの進化はめざましくセオαなんかは比較的涼しく、どんなに汗をかいても洗濯機で気兼ねなく洗えるし乾きも早いので、じわじわと夏物にセオαが増えてきている私です‥‥。
浴衣は着物よりも比較的チャレンジしやすい価格帯ということもあるので、いろいろ試してみるのもいいですよね。
暑い暑いと敬遠していましたが、気がついたら真夏も折り返し! ぐだぐだしてないで、気合いを入れてやっぱり浴衣、着なくっちゃ!
帯留をネックレスでも楽しもうの巻
若い頃はアクセサリーなんて全然興味がなかったけど、おばちゃ、いえマダムになってくるとちょっと大きなアクセサリーで華を添えたいなあと思うようになりました。キラキラが足りなくなってくるので補充したくなる自然の摂理(?)でしょうか。
帯留はうってつけの大きさとインパクトがあるのでぜひお手持ちのネックレスチェーンやチョーカーにあわせてみてくださいませ。革紐なんかでもかっこいいですよ!
透明のヘアゴムで帯留めをフィットさせるの巻
2)帯締めが太くて帯留めが通らないとき
逆に帯締めが太いとか、三分紐じゃない普通の帯締めに帯留めを通したいというときは、金具にゴムを通して、そのゴムに帯締めを通せばOK!
とにかく使える透明のモビロンゴム、100均などで入手できます。劣化して帯留めが落ちるといけないので、こまめに取り替えましょう。輪ゴムや普通のゴム紐よりも目立たず丈夫でおすすめです。
帯留めと帯締めの組み合わせの可能性をぐっと広げてくれますよ。
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アンティーク帯留(二分紐用/花)(ブルー) -
アンティーク帯留(二分紐用/オシドリ)(べっこう) -
アンティーク帯留(二分紐用/オーバル)(セピア) -
アンティーク帯留(二分紐用/龍と鳳凰)(青(金)) -
アンティーク帯留(二分紐用/オーバル)(ブラウン) -
アンティーク帯留(二分紐用/柿)(柿色) -
アンティーク帯留(二分紐用/花)(象牙色×ピンク) -
アンティーク帯留(二分紐用/オーバル)(紫) -
アンティーク帯留(二分紐用/オーバル)(黒×茶) -
アンティーク帯留(二分紐用/オーバル)(黒) -
アンティーク帯留(オーバル/一分紐用)(クリア) -
アンティーク帯留(二分紐用/アーモンド)(ブルーブラック) -
アンティーク帯留(二分紐用/ダイヤ)(黒) -
アンティーク帯留(二分紐用/龍と朱雀)(青×赤) -
アンティーク帯留(二分紐用/扇)
着物に割烹着の歴史を調べてみたよの巻
ここに登場する梅ちゃんの姿は、蝶々の着物に割烹着。絵を見ると蝶々は臈纈染ぽいかんじ。蝶の文様は蛹から美しい蝶となり羽ばたいていくということから、成長を祝う吉祥文様として愛されています。彼女が選んだ道を象徴しているかのようです。流石、野田サトル先生です。
そして着物の上に割烹着を着ていますが、馴染み深い昭和時代のレースやフリルがついているタイプではなく、シンプルな丸首のものです。そしてちょっと丈も長めでした。
この衿の形に興味が湧いて、割烹着について調べてみました。割烹着のルーツは1902年(明治35年)に赤堀割烹教場(現赤堀料理学園)で女性が和服で調理しやすいように考案されたものと言われています。やがて日本女子大学の実験着や作業着としても取り入れられ、一般に普及していきました。1907年頃に東京・銀座の花屋の女将がしていてもなるほど、な装いですね。
形はさまざまだったようですが、明治時代に調理場や学校で働く女性が使う作業着として誕生し、その便利さから大正時代には一般家庭に普及しました。その頃は丸襟が多かったようです。
昭和初期にはカフェーの女給さんの制服として、袖なし変形にレースや裾にフリルがつけた可愛いものが誕生し、フリルやレースがついたものが流行しました。
やがて戦争中には、「国防婦人会」の制服として、「着物競争を防ぎ、かつ活動を便ならしむ」ものとして採用され、割烹着に襷掛けの姿は愛国婦人の象徴となった時代もあります。この頃の衿の形は三角で、着物の衿合わせの形にそっています。レースなども贅沢は敵だということで姿を消します。
戦後は「お母さんの作業着」として、和服だけでなく洋服の上からでも腕までカバーできるエプロンとして家庭で愛用されました。これがいわゆる今、昭和生まれの私が想像する、角衿にレースがついていて裾はフリルになっている大量生産型の割烹着です。
同時に小学校の給食の配膳着にも使われるようになり、こちらは今でも子供たちが使っているところが多いと思います。自分が着たことより、子供が月曜の朝洗ってない給食着を出してくる悪夢を時々思い出します(笑)。
昭和でも時代が下がると、着物が一般的でなくなり田舎のおばあちゃんがチェックの丸首でアップリケとかついたやつを農作業や家事のときに着用するイメージに変容していきます。袖までカバーできるから、汚れ防止には一番いい形なんでしょうね。
確かに着物で家事やなにか作業をするときは、ぱっと羽織れる割烹着や水屋着があると便利です。今のように、なんでも汚れたらすぐに洗濯できなかった時代に重宝されたものでしょうね。割烹着にもその時代の流行があり、現代では和服で着る場合は裾が長く、シンプルで汚れが目立ちにくい色のものが好まれているようです。
なんだか、普段に割烹着が着たくなってきました。もう少し涼しくなったらトライしてみようかな!と思う単純なわにこでありました。
岐阜の鮎菓子「若鮎」まるけの茶会をしたよの巻
当日はもちろん楽しいのですが、この用意する時間というのが、お茶の楽しみの一つなのですよね~。気の合う人とのやりとりも、本当に嬉しいものです。
そして迎えた当日は、お昼に本当の鮎と朴葉寿司、美濃の地酒『百春』をいただき、まずは干菓子で薄茶をいただきました。
その後、生の若鮎10種(!)を計測、美濃和紙の巻紙の上に並べて、みんなで食べ比べ。
どれもそんなに変わらないのではと思っていましたが、並べてみると意外とみんな個性的! 色も形も結構違います。
だいたい15センチ前後、40gくらいが中間値でしょうか。体長5センチのちび鮎から、特注で作ってもらったという、体長20センチの大鮎も(求肥は三倍!)
お味も、結構お店によって違うのです。皮も洋菓子ぽいものからどら焼き風、固め、ふわふわと個性があり、求肥も硬さや風味にそれぞれ特徴が。たくさん食べすぎて、順位などすっかりわからなくなってしまいました(笑)。
いただいた鮎菓子は下記の通り(順不同)
奈良屋本店「あゆ 」←皮は硬め、求肥は甘めでミルキー
関市虎屋「小瀬の若鮎」 ←やわらかふかふか、生っぽい求肥、どら焼き感
玉井屋本舗「登り鮎 」←皮はもっちり、蜂蜜入り求肥はねっとり
此の花亭「若あゆ」 ←スポンジカステラっぽいふわふわな皮、求肥はさらっとしている
岐阜虎屋本店「長良川あゆ菓子 」←洋菓子っぽい皮、柔らかい求肥、頭に求肥が少ない
甘泉堂本店「小さな小さな鮎菓子」←紫蘇入りの求肥 いろんな味がある
末廣屋本店「鮎 」←求肥が四角く、皮と独立したかんじ
仁太郎「あゆ」←しっかりめの皮、丸い胴体にゆず入りのぷるぷる求肥
豊寿庵「あゆ川 」←固めの皮、求肥は四角っぽくもちっと弾力がある
亀甲屋本舗「うかい鮎 」「うかい鮎特注20cm」←瓦煎餅ぽい薄い皮、甘い求肥 (特注の皮は厚い)
干菓子は
玉井屋本舗「やき鮎 」←歯応えがいい
奈良屋本店「かがり焼」←素朴な美味しさ
甘泉堂本店「サブレ 鮎ビーナス」←パッケージもレトロな洋菓子風
田中屋せんべい総本家「鮎焼き」(みそ入り大垣せんべい)←この発想なかった!固い!!
岐阜虎屋本店「香ばしい干菓子あゆ 」←見た目がクッキーみたい
山本佐太郎商店「あゆピー」←柿の種が鮎の形に!!
なんと贅沢な鮎尽くし!! ああでもないこうでもないとお味見するのが本当に楽しかったです。
食べきれずに自宅に持ち帰っていただいた分もあり、味の研究は宿題にも。ちなみに我が家では、高校生が丸呑みにして平げてしまいました(笑)
ほとんどが岐阜市内のお店ですが、わにこの故郷中津川の仁太郎のものも。やはり馴染みがある分、美味しいと思いました。今回は求肥のものばかりでしたが、餡が入っていたり、求肥に肉桂やしそ、ゆずなどで風味づけしてあったり、いろんなものがあります。
岐阜では、鮎菓子を買いまわるためのタクシープランもあるそうです。5月に東京駅で岐阜の鮎菓子が買えるイベントもあったそう。
夏の間のお楽しみですので、岐阜にいかれる方はぜひ本物の鮎と鮎菓子をお楽しみいただきたいです。また、ぜひお近くの和菓子屋さんで見つけたらお味見してみてくださいね。
めちゃめちゃ暑い日でしたが、久々に着物を着てお抹茶をいただき、お菓子を楽しみ、本当によい1日でした。お茶も着物も、簡単にといっても準備はいろいろ面倒で大変。でもその面倒で大変なのが、やっぱり大好きなんだろうなあ~と再確認した1日でもありました。付き合ってくださった皆様、感謝です。
Special thanks! 鳴海彩詠
Photo by 渡部瑞穂
ご褒美着物をネットで誂えちゃった★その2 追いかけ仕立て?相対仕立て?の巻
自分の持っているものは追いかけ仕立てのものが多いのですが、紬とはいっても今回選んだのはちょっとドレッシーな光沢のあるものなので、悩むところ‥‥。
衿の部分は、濃い色にすると締まった印象になりますが、今回は白にして顔写りがよいようにすることに。しかしその他が決めきれません‥‥。
そういえば! 銀座いち利の女将さんの動画で「おっかけ」と「相対」のお話をされていたような?と思い探してみるとありました!
参考動画:【女将解説】”おっかけ” ”相対” これで納得!お仕立て方法について
すると、なんと!
右側は追いかけ仕立て、左側は相対仕立てという技があることを知りました!!
こうすると、左右で袖口の色が同じになるため整った印象にもなりますし、左肩にグリーンの色が面積が広く入るので柔らかい印象にも。
これだ!!
というわけで、いただいた図にはなかったのですが自分で塗り塗りして、可能か伺ってみました。
OKです、ということでこれでお仕立てしていただくことに!! はあ~めっちゃどきどきわくわくです!
そして待つこと約50日。
出来上がって参りました!
いち利モールの赤いトランク型の段ボール。久々です!! めっちゃ可愛くてテンション上がる!!
丁寧に梱包された中に、光輝くマイ牛首紬紬が~~!
写真で見たのと印象変わらず、地に入った曲線も美しい~♪♪
早速羽織ってみて、想像通りの仕上がりに大満足!
着ておでかけするのは秋以降ですが、今から楽しみすぎます!!
こんなコーデを考えてみました。ふふふふふ。
コロナ禍で減らすことばかりを考えていてお買い物も控えていて、久しぶりに着物を誂えたのですが、なんというかもう気持ちが爆上がり。大袈裟ですが、生きる喜びだ!!とすら思ってしまいました。
大切に袖を通すから、素敵な思い出一緒に作っていこうね~!なんて語りかけてなでなで。普段から着る着物も楽しいけど、やっぱりここ一番のおめかし着物はテンションの上がり方が違います。
さてどこに着ていこうかな!
今から秋が楽しみです(気が早い)


















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