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卒業式だけじゃない!女子袴の乙女なリボンの結び方の巻

星わにこ
2016/03/23 00:00
3月も後半戦、卒業式シーズンもいよいよ佳境ですね。袴姿を街で見かけると、頭に松田聖子の「制服」が流れて、なんだか甘酸っぱい気持ちになります。  最近は振袖+袴というパターンが定着しているようですね。袴も、1色ではなく、刺繍やぼかし、ヒダの内側が別布、小紋柄などどんどん華やかなものが登場しています。  最初は「袴に刺繍!?」なんて思ったものですが、若い子たちが着ている姿を見ると振袖や中振袖とバランスがよく、可愛らしい。逆に、色無地や江戸小紋などと合わせた場合には昔ながらの1色の袴のほうがよい気がします。先生の立場だとこちらがスッキリしてよいかもしれませんね。  宮城では、小学校の卒業式に袴、というのが定着しているようです。12歳の袴もこれまた可愛い~!!   今年も何度か袴の着付をさせていただく機会があるのですが、本当に楽しみです。袴の着付けなんてカンタンでしょ、と思われるかもしれませんが、やればやるほど袴の丈のバランスや衿の抜き加減など、体型との兼ね合いもあり、キレイでラク、を追求すると奥が深いと感じています。  袴は万が一にもずり落ちたりしないように、しっかりと腰の紐を結ぶのが大事。一番上の太い紐はリボン結びにしますが、実はリボン結びって緩みやすいのですよね。なので、リボンを結ぶ時には最初に一巻き目の紐にからげておきます(図)。そうすると、緩んできにくくなります。  結び目は右か左かに寄せますので、そうするとリボンの端の紐の長さが最後に長短できてしまいます。そこで長い方を後から結び目にかけて前にたらすと、結び目が隠れて紐の長さも揃い、綺麗な蝶々になるのがポイント。  このリボンを結ぶのは右と左どちらでもいいのですが、私は左側に結ぶようにしています。着物の打ち合わせにあわせて、上前のほうにポイントがくるのにあわせています。特に振袖などは左胸にポイント柄が来る事が多いですし、写真などでも収まりがよい気がします。また、右利きが多いので左側にリボンがあったほうが邪魔にならないで立ち居振る舞いができるということもあります。どちらでもお好みで。  一番目につく部分ですから、綺麗に結びたいですね! 自分でも直せますから、着ている人も時々リボンがひっくりかえっていないかちょっと気にして直すと綺麗にキープできますよ。  袴をはくと、着物に比べていきなり身体の稼動域が大きくなります。着物を短めに着付けることもあって、足は開くし、ブーツをはけばかけっこもできたのも納得。実用性も高いものです。普段着に最適なアイテムなんですよ。もっと、袴を普段に履く人が増えてもいいのにな~。  卒業式だけじゃもったいない! 帯結びも簡単で、着物より実はハードルが低い袴。ポリエステルだったら手頃なお値段で手に入ります。袴未体験の方、一度試してみませんか?

震災5年目のきもチャリ!(お着物チャリティバザール)の巻

星わにこ
2016/03/16 00:00
 先週の3月11日‥‥震災から5年が経過しました。去年も、同じように、同じイベントについてコラムを書きましたが、また今年も書かせてください。  女性クリエイター仲間と、震災1ヵ月後から「なにかできることはないか」という気持ちで始めたチャリティイベントも今年9回目となりました。仲間のイベントに参加し続けている、というだけなんですが、できる範囲で細く長く続けて行けたらという気持ちでいます。  チャリティの寄付先は「みちのく未来基金」という、震災で親を亡くした子どもたちに奨学金を支援しようという公益法人です。震災時に0歳だった進学希望者がこの奨学金が不要となるまではおよそ四半世紀。長い活動となります。微力でも、忘れないで続けていきたい。そんな気持ちでいます。  最初はクリエイターの作品をチャリティ販売していましたが、途中から「いらない着物があるんだけど、なにかできないか」と相談をうけたことをきっかけに、不要な着物を寄付していただき、それをイベント販売して売上を寄付する、ということをはじめました。 「お着物チャリティバザール(略してきもチャリ!)」。集まる着物は玉石混交で、目利きでもなんでもない私たちにはその着物に見合った値段をつけることが難しい。なので、非常にリーズナブルなお値段で基本は着て、活かしてくださる方にお譲りしています。  何度か行って定着してきた感もあり、着物を着ない方がいらない着物をまとめて処分するときにこのイベントのことを思い出して寄付を申し出てくださったり、よく着る方でも着ないものを持ち込んで、さらにイベントで好みの物をゲットして二重で寄付をしてくださったり‥‥。毎回、協力してくれるお店もあります。続けていけるのも、ご協力してくださる皆さんのおかげ。  箪笥の肥やしの着物を、欲しい方へ橋渡しすることで、チャリティにもなり、手放した人も買った人も、そして着物も活かしてもらって、皆が笑顔になれる気がして、携わり続けています。正直手間はかかるし大変なのですが、準備段階から協力してくれる人も増え、また着物たちがどんどんお客様に笑顔で持ち帰られるのを見るのが楽しくて、続けられています。  今年も3月11日~13日の3日間、「wasurenai 2016」と題してイベントを行い、アーティストマーケットと一緒にきもチャリ!も開催しました。  きもチャリ!会場となった「昭和な家」の二階の4畳半と3畳の二間は、一番にぎわったときには寒い日だったのに、窓をあけないと暑いくらいの熱気に包まれ、たくさんの着物が広げては羽織られ、畳まれまた広げられ、皆でわいわい「これは」「あれは」と大騒ぎ。  人が羽織ると着物が違って見えるんですよね! 準備から、ずっとそこにある着物を見ている筈なのに「あら、あんな素敵なのあったっけ!」と、誰かが持っているのを見て、目が釘付けになることもしばしば。あの人が掴んでいるあの着物、買うのやめないかな~、わたし欲しいな~なんて横目で見ていたり(笑)  どんな着物にも白馬の王子様(?)みたいに、似合った素敵な人が現れるのが面白い! 私が羽織ってもなんだかイマイチなものが、違う人が羽織ると「パア~ッ」と音がするくらい素敵になったりするんです。これが不思議!! そして着物好き同士の情報交換も楽しみのひとつ。  今年は、取り壊されてしまう京都の町家から江戸縮緬の色留袖などのアンティーク、ほかにも加賀友禅の留袖や凝った裏地の袖を通してない型染め小紋などなど、びっくりのよいものもあり、それもリーズナブルなお値段で大切にしてくださる方のところにお嫁入りしていきました。  着物の他にも未使用の下着や足袋から、帯締め帯揚まで小物もいろいろで、上から下まで一式お買い上げ、という方も。あるもので、うま~くコーディネートもできちゃったりします。  シミがあったり、訳ありだったりするものも、初心者の方の練習用やステージ衣装など、いろんな活路を見いだして、活躍の場に旅立っていきました。お子さんの着物や、男性の着物も。最後まで売れなかったり、汚れでどうしようもないものは、つるし雛や裂き織りなどの細工物用に。  捨てられるはずだった着物、買ったけど似合わなくてお蔵入りになっていた着物や帯が有効活用されて、その売上が寄付できるというのはいいよね! と続けている次第です。  着物のチャリティバザーを行っている団体は他にもあります。もし不要な着物があったら、そういったところへの寄付も選択肢の一つに加えていただけたら、と思います。  着物という、好きなものに関わることで、できることをできるだけ。関わる人が笑顔になれることも、大事なこと。チャリティについてはいろいろな考え方があると思いますが、まだまだ道途中の東日本大震災の復興を応援したいと、仲間と続けている小さな活動のお話でした。

ひなまつり茶会でお手伝い☆菱餅コーデの巻

星わにこ
2016/03/02 00:00
 まだまだ気温は低いですが、日差しに春を感じるようになりましたね。先週末、子どものイベントのお茶会のお手伝いをしてきました。  NPO法人ZEROキッズでは、数年前から子どもたちの「日本文化体験」ワークショップを開催しているのですが、その集大成として「日本文化 おもしろ体験塾」という教材が完成。私もいろいろとお手伝いをさせていただきました。  そのお披露目イベントの会場には雛人形が飾られ、教材に使われた二十四節気・七十二候のイラスト展示や、雛人形の折り紙コーナーもあり、親子連れでにぎわっていました。 「ひなまつり茶会」は、子どもたちに茶道体験をしてもらおうというコーナー。緋毛氈をひいて、野点のようにしつらえました。お客様も子どもたちが多く、初めてのお茶、おいし~い!と飲んでくれる子、にが~い!とびっくりする子。可愛い~(もはや孫を見るおばあさん目線)。皆真剣に先生のお話を聞いて、えらい!  キッズの茶道ワークショップに通っている子たちが、着物を着てお運びのお手伝い。これがまた可愛い!!  私は、お手伝いの大人が少ないという理由で、このごろさぼっておぼつかないお点前をすることに。前日焦って本でブツブツ復習していたのは内緒です。結局先生に見てもらう時間もほぼなく、ぶっつけ本番。いやあ緊張した。  先生に「間違えても『アッ』という顔をしないで、粛々と進めれば大丈夫よ!」と言われ、ポーカーフェイスで頑張りましたが内心汗だくだく(笑)。まあ~無事に終わったのでよしとしましょう。していいんじゃないかな‥‥していいよね。してください(泣)。  終わった後にコーデ写真をとったのでヨロヨロですが(笑)お正月に来たピンクの江戸小紋、比翼衿がついているのですが華やかすぎるかな、と内側に折り込んで普通の衿に。 (比翼衿で着ているのはこちら)  梅と、鼓に房がついてる(はぁと)白い箔の帯。それに草色の帯締めで、名付けて「菱餅コーデ」。自分だけが楽しい(笑)ひなまつりコーデです。  久しぶりに正絹の長襦袢、たれ物の長着、1つ紋の黒羽織を着たのですが、お袖の振りが、綺麗に整っていてとっても嬉しくなりました。ふきの部分の色も見えるので、3枚が重なっているのに5色が見えてなんだか幸せ(^^)。絹の重みも心地好い。  いつも気楽にちゃちゃっと普段着を着ていますが、丁寧によそゆき着物を着るのって本当に気分があがります。  そしていくつになっても、ひなまつりは楽しいですね。子どもたちに囲まれて、楽しい楽しい一日でした。 「日本文化 おもしろ体験塾」はWEBで一般公開されている教材です。「きものの一生」という部分のイラストや動画撮影などに関わらせていただきました。  横スクロールで巻物みたいな面白いサイトです。  日本の懐かしい歌や季節や作法、エコの知恵がいっぱいつまっています。  お子さんと一緒に楽しんでも、大人が見ても楽しいです。七十二候で、1年の季節を感じるのも楽しいですよ。わたしはふろしき王子ことよこやまさんの風呂敷コーナーが好きです(笑)。興味があったらのぞいてみてくださいね。

御朱印ガール!?デビューしました☆の巻

星わにこ
2016/02/24 00:00
 皆様「御朱印」ってご存知ですか。神社仏閣へ参拝し、希望するといただける印章のことです。さらに寺院や神社の名前やご本尊の名前と参拝した日付を墨書してもらえます。  本来は、お寺に写経を納めた印だったということですが、今は参拝だけでもいただくことができます。  亡くなった母がだ~い好きで、どーんと立派なでっかい御朱印帳に特に四国八十八ヶ所の御朱印を集めていました。信仰に興味もなく、ふーん、いかにもおばさんの趣味だよね。。。なんて横目で見ていた私(笑)なのですが、キモトモさんが雑誌の付録という小さなサイズの可愛い御朱印帳に、仕事場の近所の寺院の御朱印いただいてきたの、と見せてくれたのが、とても美しい墨書で。  あら、これは私もいただいてみたい! と思ったのがきっかけで、お正月に御朱印をいただくデビューしました。  それと、神社仏閣へお参りすると心が鎮まるし、母の供養にもなるような気がして、最近信心に目覚めてきたというのもあります。これがおばさんになったということなのかっ(笑)。  最近は「御朱印ガール」という言葉ができるくらい、御朱印集めがブームなのですね。ガール、っつうか普通に母と同じく御朱印おばさんなわけですが(笑)「はじめました」とSNSでつぶやいたら意外と先輩が多かったです。今度一緒にいこうね~なんて盛り上がったり。  もともとヲタ気質でスタンプラリーなどなど大好き人間のワタクシ、「参拝の証である」という信仰のココロを忘れて蒐集に走ると歯止めがきかなくなりそうなので、自制心を持ってご縁のあった神社仏閣でいただくように心がけてただいま6ページ目。  いただくきっかけになった仕事場近くの新井薬師の御朱印を皮切りに、出張先の宮城、奈良でもいただいたり。日付も入るので、よい記念になりますね。  また、墨書していただくので墨の匂いにも心が癒されます。  御朱印をいただくときの作法は、まずきちんとご参拝をすること。その後、社務所などでお願いします。いただけるところとそうでないところがありますし、時期や時間などの制約もある場合があるので、頂けたら有難いくらいのスタンスだとよいそうです。頂いたら、お布施もしくは初穂料を納めます(大体300円くらいが相場だそうです)。  いただいた御朱印は、粗末にせず大切に扱いたいですね。  私のファースト御朱印帳は、最初にお願いしたお寺のものを頂きました。御朱印帳を置いている神社仏閣は多いようです。オリジナルのものもありますし、これもいろいろ調べたら楽しい!   基本和紙で作ってあり、蛇腹式、紐綴じ式、和綴じ式、サイズもあります。元々文具も大好きなのでたまりません。  神社仏閣のほかに、文房具店でも扱っていますし、専門店や通販もあります。可愛いものも多いのですね~。和柄のものが多いですから、これがまた見ているだけで楽しいです。自分の好きな布で作る「御朱印帳作りワークショップ」なんていうのも。  いや~御朱印帳も奥が深い!! 2冊目に入るときは、可愛いものを探してみようかな~(気が早いw)  なんか今回はあまり着物の話題でもないようですが、神社仏閣にいくと、和の美しさにたくさん触れることができます。私は房が大好きなので、あちこちから下がる美しい房を見て回るのが楽しみです(マニアですみません)。調度品の文様や、建物のモチーフなども、注意してみると楽しいですよ。  それから、旧暦や神社歴も気にしてみると面白いですね。大安仏滅は有名ですが、他にもいろいろあるんですよ。例えば、明日2月25日は一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)。なにかを始める事によい日です。その次の26日は天赦日(てんしゃび)という大安どころじゃない最強ラッキーデー。ラッキーデーだと思うと、なんだか元気がでませんか?  八百万の神、神仏習合、なんでも信仰の対象にしてきた日本の風土。見えない力はあると、年をとって感じるようになりました。人生いろんなことがあるけれど、神様仏様ありがとう、周りへの感謝も忘れずに、毎日にこにこ過ごしたいなと思う今日このごろです。 マイファースト御朱印です。美しいですね~! 御朱印帳は蛇腹式の小タイプ。持ち歩きしやすいです。

妄想コーデ☆春の川辺「染の小道」をお散歩したい!の巻

星わにこ
2016/02/17 00:00
 春一番が吹いたと思ったら、ぐぐっと寒くなったり‥‥。三寒四温で、だんだん春に近づいているのかなと思いますが、本当に何を着たらいいのか迷ってしまいますよね。  梅も満開、あちこちでいろんな蕾も膨らみ始めて‥‥。今日は、毎年この時期に開催されている東京・中井の「染の小道」にお散歩にいくコーデを妄想してみました。  染めというとまず京都が思い浮かびますが、実は東京も一大産地。特に新宿は、大正の終わりごろから神田川、妙正寺川の豊富な水量を活かして染色とそれに関わる産業が発展してきました。川で反物を洗ったり‥‥という風景は、昭和30年代まで見られたそうです。  染の小道では、往時の風景の再現として、川に反物がかけられます。キラキラ光る水面の上にたなびく色とりどりの反物に心が躍りますよ~。  今日はそんなキラキラ川辺のお散歩をイメージしてコーデしてみました!  春一番が吹いたと思ったら、ぐぐっと寒くなったり‥‥。三寒四温で、だんだん春に近づいているのかなと思いますが、本当に何を着たらいいのか迷ってしまいますよね。  梅も満開、あちこちでいろんな蕾も膨らみ始めて‥‥。今日は、毎年この時期に開催されている東京・中井の「染の小道」にお散歩にいくコーデを妄想してみました。  染めというとまず京都が思い浮かびますが、実は東京も一大産地。特に新宿は、大正の終わりごろから神田川、妙正寺川の豊富な水量を活かして染色とそれに関わる産業が発展してきました。川で反物を洗ったり‥‥という風景は、昭和30年代まで見られたそうです。  染の小道では、往時の風景の再現として、川に反物がかけられます。キラキラ光る水面の上にたなびく色とりどりの反物に心が躍りますよ~。  今日はそんなキラキラ川辺のお散歩をイメージしてコーデしてみました! http://bit.ly/217Ftbp  今回は水辺にちなんで、ちなみ模様ばかりセレクト。川にかかる、反物をイメージしたストライプの小紋に、半衿は青海波の刺繍、帯揚は流水模様、帯締めは七宝組み波目。全体は江戸っぽい色のトーンで、でも帯締の色で春っぽさを。帯留も水にちなんだもので、小舟や花筏なんかどうでしょう。  帯は、中井の二葉苑さんの更紗のカニさん。カニは、はさみを振る仕草から「ツキを招く」といって、縁起のよい模様なのだそうです。川沿いの二葉苑さんでも、染の小道の期間中はいろんなイベントがあって、工房の見学もできます。  街には染色作家さんたちの作品が「のれん」の形で飾られます。たくさんの個性的なのれんの中からお気に入りを探すのも面白い! その他、アーティストや工房による展示や様々な催し物もありますし、ちょっと可愛い和の小物などもゲットできます。着物姿の学生さん達が「こみち隊」として街を案内してくれたり、ぜひぜひ着物でおでかけしたいイベントです。  川と街を埋め尽くす、染色作品は本当にフォトジェニック! 中井の春の風物詩、必見です。  私の密かな楽しみとしては、赤塚不二夫プロのところで毎年会えるウナギイヌさんやレレレのおじさんの着ぐるみと2ショットを撮らせてもらうことです!!!今年も会えるといいなー!!! 「染の小道」は来週末2月26日からの開催です。  今年は私は染色には参加できませんでしたが、パンフレットにイラストを使っていただいています。見てね(^^)。また26日にはお散歩にもいきます。もしわにこと一緒に中井散歩したいな~という方がいらしたら、お声かけ下さいね! ただぶらぶらするだけですが‥‥(えええ) http://shouwa.wix.com/1955  もうすぐ雛祭り。春のイベントが目白押しです。暖かな日差しを楽しみながら、寒さで縮こまった身体と心をほぐしつつ、着物で粋春のお散歩にでかけてみませんか?

鹿の鼻アタックも大丈夫☆最強旅行着!?フルレングス道中着の巻

星わにこ
2016/02/10 00:00
 立春を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね。先日1泊2日で奈良ににいってきました。少し寒さが緩んでいたので、アウターは大きなストールをフルレングス道中着の中に着込んで出かけました。  わたしのフルレングスの道中着は、洗える着物の反物をマイサイズで雨コートのような形に袷で仕立ててもらったもの。道中着の形で、裾までしっかり着物をガードしてくれます。チリよけにもなるし、寒い季節の雨コート代わりにもなるし、なかなか優れものなんですよ。  あと、キレイ色で作ったのでとても華やかで、下はどうでもこれを着ていると「あら、いいですね」とよく褒められます(笑)。  先日は、この下に振袖を着て出かけました(ええ)。お袖を身体側に収納することで振袖とはばれずに外出できます(ええ)。コラムに書きましたら「腕がむきだしで寒くない?」と質問をいただきましたが、そこはアームカバーで寒さガードをしました。説明不足で失礼しました。 http://ichirimall.ldblog.jp/archives/47710286.html  ポリエステルなので、暖かさという点では正直点数は低いのですが、下に羽織を着たり、大きなストールをたっぷり巻いたり、アームカバーをしたりすると結構あったかいのです。  そして、これを愛用する理由は……洗えるので汚れても平気!! 大事な着物を守ってくれるからなんです。もう少しあたたかくなると、やっぱりフルレングスの薄い単衣のちりよけを着ます。やはり絹の着物や帯はなるべく汚さないで大切に着たいですから、どこへ行くにも徒歩や公共交通機関を使う身としてはこういった自衛手段をとったほうが安心。急な雨にも、安心です。  雨コートでも代用できます。でも二部式より一部式のほうがさっと羽織れるので私はお気に入りです。いち利モールさんの『楽雨』シリーズとか色や地紋が素敵で、雨じゃなくてもちりよけにも使えそうなので、ワンピースのもほしいなぁ~。  さて奈良にはお仕事で行ったですが、朝ちょっとだけ時間があったのでプチ観光で鹿に会いにいってきました! 実は人生、初奈良\(^O^)/ 奈良と言えば、大仏と鹿ですよね~。大仏までは見に行けないけど鹿に会いたい! と言うと「鹿は野良だからそこらへんうろうろしてますよ」とか「そこらへんにいくらでもいる」「県庁にはみんな鹿に乗って通勤している」とか色んな情報が!  とにかく奈良公園にいけば会えると言われて、早朝行ってみると、鹿せんべいを売っているおじさんが。1ついただいて話を伺うと、鹿は野生です。おせんべいが欲しくても鳴けないので、ついてきたり押したりしてくるけど、大人しい動物なのでびっくりしたりしないで、と言われました。 「はーい」と返事をして公園に向かうと、い、いるわいるわ!! なんか鹿がふつ~~にウロウロしてます。動物園でしかみたことないからびっくり!!!  そして、足元には噂の鹿のフンが本当にゴロゴロと(笑)はあ~、吉永さゆりさんのあの歌は嘘じゃなかったのね~。  感心しつつ、早速せんべいを取り出すと、何頭かの鹿がさ~~~~っとこちらに向かってきます! あげると、むしゃむしゃ。可愛い!!!! はい、はいとあげていると、後ろからきた鹿にどすっ、と鼻アタックをうけてヨロッ(笑)。わわわ、とよれっていると、カバンから出ていたパンフレットをムシャッ!と齧りとられ(笑)  その場を離れようとすると、かなり長い距離鹿さんについてこられました。あとで、両手をあげて「おせんべいもうないよ」とアピールしないとついてこられるそうです。なーるほど。  ここで一首「諸手上げ せんべいなきこと示さざる 人にはつけよ 鹿の鼻跡」(お粗末!)  鹿の鼻はけっこう湿っていて(^^;)、ちょっと道中着は汚れてしまいましたが、平気です! だって洗えるんだもん。帰ってからその話をしたら、皆さん結構鼻アタックの犠牲になっているんですね。絹の道行やワンピースが汚れて泣きました~というお話も。  これ、大事な帯とかにアタックされたら悲しすぎる~~~!!  そんなわけで、やはり外を歩くときはフルレングスの道中着、おすすめです! そんなに鹿に会う事はないと思いますが……(^^;) その後は興福寺で阿修羅像と国宝ボーイズを見て、御朱印をいただいて、プチ観光満喫しました~!  いつかまたゆっくり観光したいなあ。  フルレングスの道中着のいいところをあともうひとつだけ。ホテルで廊下の自動販売機に飲物を買いに行きたいけど、もうお風呂に入ってパジャマだ‥‥というときも、これを羽織れば出られます(笑)  市販ではあんまり見かけないのですが、もっとあってもいいのになと思うんです。雨コートを別に持つ必要もないし旅行には最強!と思っております。いち利さんで商品化されませんかね? そんなわにこの愛用品のお話でした!

みんなで着れば怖くない!? 新年会で大人振袖満喫の巻

星わにこ
2016/02/03 00:00
 今日は節分。皆様豆まきの準備はOKですか? 結構前から年の数だけお豆を食べるのを放棄しているわにこです。このごろは、豆まきよりも恵方巻がメインを張っている印象のある節分ですが、鬼は外、福は内で難を払って、立春を迎えたいですね。  さて、先月の話に溯って恐縮ですが、わたくしこのお正月は新年会出席など、普段よりちょっとおめかしして、晴れ着三昧で楽しみました。うち、振袖は2回。振袖!? と思ったあなた、そうです、わたくしオバサンでございますが、振袖、着てますよ~!  以前よりしつこく「大人振袖」を提唱し、実践してきたわにこ。大人振袖の条件としては、下記のような大枠をもって着ております。 ・パーティ、新年会など、洒落のわかる皆様との会合にて、会場内のみ振袖姿を披露 ・小物などの色遣いはシック&ゴージャスに。訪問着感覚で帯は低い位置でお太鼓にすると大人振袖感アップ。 ・髪やメイクは気合いを入れまくって盛り盛りにしないと振袖に負けるので、そこは頑張る。  てな感じでしょうか。20歳の振袖とはまた違った楽しみ方をしたいものです。  今回は洋館での新年会と、老舗の料亭での新年会の2回、振袖を楽しみました。本当はもう一回、川越きもの散歩さんの新年会にも行きたかったのですが所用で断念(><) >以前川越きもの散歩さんの新年会に参加したレポートはこちら  今回も、大雪の予報とあたっていた日もあったのですがめげずに振袖でGO! どちらも更衣室はないので自宅から振袖で(爆)  でも、私には別名礼装隠しというフルレングスのコートという強い味方が。お袖の部分に振袖の袖をつっこむと「袖に西瓜を隠し持っている!?」というようなポッコリシルエットになってしまいます。そこで、お袖は体に沿わせてコートの中に収納(?)します。コートの袖には腕だけがあるわけです。  シワにならないか最初はちょっとドキドキでしたが、大きな問題はありませんでした。ちょっと体が太って見えますが(笑)成人式のとき雨コートを着る必要がでた時なんかも普通の雨コートで対応できる、使える技かもですよ!  どちらの新年会も、主催、幹事さんが自ら振袖! それで「ぜひ振袖でいらしてください」と言われた日には、これは着て行かないわけにはいかないでしょう。  会場にはたくさんの振袖姿の大人の女性が! お仲間~( ・∀・)人(・∀・ )と、きゃっきゃ一緒にお写真を撮っていただいたり。素敵な会場で、ちょっと気取って写真を撮ってもらったり。  ここで重要なのは、「恥ずかしいと思う気持ちを振り切る」ことです。以前のコラムを見返してみると、まだまだ躊躇や照れが感じられますね~。しかしいまはもう、中振袖くらいだとドキドキも少なく「ほんの普段着で」くらいの気分で着ている自分がオソロシイです。写真ににも、恥ずかしいという気持ちがうつっていませんw ちょっとイケない領域に足を踏み入れているのかもしれませんっっ!!  うわ、なにこのどやさー!という顔‥‥‥orz いまさらながら恥ずかしいかもっ、うひー(////)  でも、いいんです。楽しいから!!(ええ) 目指せ宇野千代、黒柳徹子。ミセスだって母だってかまや~しないじゃありませんか。振袖を着ると、本当に気持ちがあがるんですよ! 若い子だけが着るんじゃもったいな~い(笑)  ドレスアップの1つの選択肢として、大人の振袖、楽しみませんか?

たかはし女将直伝☆結ばない帯揚でキレイな結び目を作る方法の巻

星わにこ
2016/01/27 00:00
 何十年に一度レベルの大寒波、皆様ご無事ですかー。寒いの本当に苦手なので半泣きのわにこです。まあ、夏は暑いの本当に苦手って言ってるので、ないものねだりっぽいわけですが‥‥早く春が来て欲しい!  さて、今日は帯揚のキレイな結び目の作り方をご紹介します。以前こちらでサイドのキレイな整え方のコツを紹介しましたが、本日は前の結び目がどうしてもグシャっとなっちゃう‥‥というお悩み解決です!  いつも帯揚がめちゃめちゃキレイに整っているたかはしきもの工房の女将さんに「どうやったらそんなにキレイになるんですか?」としつこく聞いて(笑)、教わってきました~!  まずは帯揚のサイド部分のキレイな整え方のおさらいから。 >帯揚のサイドのキレイな整え方  サイドをキレイに整えるコツは、帯枕にかけた帯揚を左右にキュキュっとひっぱって、布目をまっすぐに整えること。  3つにたたんでさらに二つ折りにしたら、畳んだ状態でなるべく帯の端のまで指でしごいて、ここでも布目を整えること。  ここでテンションをゆるめず、キュッと前に引っ張っておくことが、キレイに整えるために大切なポイントです。  ここから結び目の作り方に入ります!  こうして綺麗に整った帯揚を、着物と同じ打ち合わせにあわせて、ひとからげします。キュッとひっぱったら、からげた部分をタテにします。  上と下を合わせて、前にひっぱり、クルクルとまるめます。  帯の中に、整えた結び目の部分がグシャっとならないよう気をつけながら余りの部分を押し込んでいきます。  このとき、帯枕の紐が帯の上のほうにあるとジャマで入れられないので帯枕の結び目や紐はなるべく帯の下のほうに押し込んでおくことも大事です。  結ばないので、からげるまではキュッとテンションをかけて緩まないようにして下さい。  これでキレイな結び目の出来上がり~。結び目といいつつ結んでないですが、ほどけてくることはありません。  たかはしきもの工房のべっぴん帯板を使うと芯棒がうまく押し込んだ帯揚の余りのストッパーになってくれてすごく上手く行きますよ。この帯板の芯棒が、帯を綺麗に前下がりにしてくれるだけじゃなくて、帯枕の紐があがってこないストッパーになって帯揚をのせるスペースを空けてくれるし、みぞおちが帯や帯枕の紐で圧迫されないのでとてもラクです。 >「ぺっぴん帯板」はコチラから  帯揚の端が余り過ぎるようなら、3つに畳む前にワキへ折り返しておくと帯揚の見えている部分もふっくらしてGOOD\(^O^)/ 帯揚の長さや素材によって、ご自分で調整してみてください。  ピッと一直線に帯揚が整いますよ! 結び目(に見える部分)を少し押し込んでも大人っぽいシルエットになります。ぜひお試しあれ♪

江戸小紋風大小あられで妄想の雪コーデ!の巻

星わにこ
2016/01/20 00:00
 今年は暖冬で楽勝‥‥なんてたかをくくっていたら、今週は全国的に大雪。東京も雪が降って「やっぱりこの時期が冬本番なんだ‥‥といまさらながら暖かい着物コートがない(><)なんて焦ってみたりしているわにこです。  もう終わってしまいましたが、先週、銀座まで故・池田重子先生の「追悼・日本のおしゃれ展最終章」を観に行ってきました。1993年の第1回からずっと拝見していた日本のおしゃれ展、この第9回で最終章かと思うと淋しいのと同時に、図録を読んでもうこれを最終章とすると決めて、先生がご自分で図録も校正までされていたのだと知り、こういう幕引きをされた凄さにうちのめされました。  素晴らしい染め、刺繍の華やかな花嫁衣装や振袖から、まさに江戸の粋といえるモノトーンのキリっとしたコーデまで一貫した美意識が感じられて、心が震えるようでした。細部まで作り込まれた帯留のコレクションも凄いの一言。  お腰が展示されていた回もあったな~とか、刺繍半衿が凄かったときや、会場の片隅に「冬のソナタ」というタイトルのキラキラの冬コーデがあった回もありました。それは図録には載っていませんでしたが、先生がヨン様お好きだったのかな~と乙女な一面を想像して微笑ましく思ったり。  また「美しいキモノ」でのお仕事の展示もあったのですが、いしだあゆみさんが雪の中、逃避行しているようなドラマチックなグラビアのページが。私の第一次きもの熱に罹っている時に見て、「うおー!すげー!なんか着物ってすげー!!」と興奮(興奮すんな)した記憶が甦りました。  ただただ憧れのコレクション‥‥。またどこかで拝見する機会があったらいいなあと思いながら会場を後にしました。  さてさて、その冬のソナタや美しいキモノではありませんが、今回は雪のコーデを妄想してみました。 http://bit.ly/1NjjNiR  わたしは縞のようないわゆる江戸前の粋なスタイルは全然似合わないのですが、こんなコーデなら大丈夫かな? 大小あられの小紋に、絞りの名古屋帯は鹿の子の部分が雪のよう。ちょっと渋めの帯揚帯締めで、大きめの渋い帯留をつけてみたい。半衿は雪輪の刺繍。  降りしきる雪の中を、ショールだけをひっかけて走る。浅い足袋からのぞく細い足首がほんのり赤く染まって‥‥(いしだあゆみのイメージで)もう、自分にはないものばかりっっ! シチュエーションとの合わせ技これぞ妄想!!妄想の醍醐味!!!(鼻息)  渋さの中にも淡い紫がほんのり女らしい。今年はそんな、オトナな着姿も目指してみたいです!   そういいつつ、ど~んと晴れ着で出かけて、おしゃれ展会場近くの「美しいキモノ」表紙垂れ幕の前で図々しいポーズで写真を撮ってもらったワタシでした。キタコレ。  色んな意味で、江戸の粋とはかけ離れすぎてスミマセン‥‥。でも、楽しいからいっか! そのうちなんとかなるだろう(ならないと思います……)。  自分にはないものも妄想しまくってしまえるのも試着室のよいところ。最近「みんなのコーディネート道場」もできて、他の方のコーディネートやこだわりが見られるのも楽しいです。早速わたしも投稿してみましたっ。 http://ichiri-mall.jp/ap/contest.html?md=ct10&contestId=5678&spc=ICR  新年の妄想はじめ、失礼いたしました。今年も試着室でコーディネート妄想タイム、おつきあいよろしくお願いしま~す!

まだまだお正月だもん☆思いっきり華やか着物!の巻

星わにこ
2016/01/13 00:00
 成人式までの青空が嘘のように、急に冬将軍がやってきたかのような東京です。三連休は成人式、青空の下で振袖姿をたくさん見ることができました。羽織袴姿もちらほら。スーツもいいですが、やっぱり振袖は華やか~! 見ているだけでワクワク。成人を迎えられた皆さん、ご家族の皆様本当におめでとうございます。  わにこも、友人のお嬢さんたちのコーディネート相談にのって、色無地振袖や伊達衿の襲色目を提案させてもらったり、わにコレ振袖で当日のお支度させていただいたり、とてもとても想い出深い成人の日となりました。もう、本当に自分の子どものように可愛らしいお嬢さんたち……でも、大人になって羽ばたいていくのだなあ~と感無量の1日でした。  さてさてそんなこんなで1月も半ばにさしかかってきましたが、まだまだお正月気分は終わっておりません。この時期はどんなに華やかな着物を着ていても、新春ということでお目こぼしをいただけそうな気がいたします。  新年会、初釜、新春公演観劇などなど、エトセトラ、エトセトラ。ここぞとばかりに晴れやかな気分を味わっている方も多いのでは。  私もお稽古始めや添釜など、あちこちに普段は着ないやわらかものの華やかコーデで出かけてみたりしております。振袖、留袖、訪問着、付け下げ、色無地、小紋‥‥いわゆる「やわらかもの」「たれもの」と言われる、羽二重、縮緬、綸子などの染めの着物は、本当に着心地がやわらかで「垂れる」という言葉が体感できますね。体に感じる適度な重み。絹を纏う、絹に包まれるヨロコビが一番実感できる着物ではないでしょうか。  左は梅の小紋に梅に初音の鼓の帯、右は絞りの訪問着に綴れの鏡裏の袋帯です。普段はちょっとなあ、と思うような華やかさもお正月なら平気~! 絞りの訪問着はいただいたもので「私にはちょっと派手かも‥‥」と思っていたのですが、着たら結構いけるじゃない? なんて思ったり(わはは)。  今週は、故池田重子さんの「日本のおしゃれ展」にも出かける予定です。1993年の初回の展示で、着物というものの圧倒的な美に腰が抜けそうになったことは今でも忘れません。はからずも追悼展になってしまった今回、じっくりとその美意識を感じてきたいと思います。  さらに今年は振袖OKの新年会に2つも出席予定です(えええ)。もちろん外は振袖では歩きませんが(笑)パーティドレスとして大人振袖を楽しもう!と目論んでおります。  いつものキモトモさんたちと和食で。それからお招きいただいて、洋館でのパーティで。着物の世界を知ったことで、新しい世界が広がりました。なんだか、思えば遠くへきたもんだ!!  考えてみると、ずっと女性らしい格好が苦手で、化粧っ気もなくお洒落なんか‥‥って思っていた自分が、着物マジックにすっかり味をしめ(笑)、メイクもちゃんとするようになり(あくまで当社比w)、褒めていただいても笑顔でありがとうございます~なんて言えるようになったのがオドロキです。  洋服を着ていたら、綺麗ですねなんて褒めてもらえることはまずない私ですが、着物を着ただけで褒めていただけるのですから、着物の力ってスゴイ!!  さらに、晴れ着ともなればテンションも更にアップです。なかなか訪問着など着る機会もないわと言わないで、お正月にこそばんばん着てみてはいかがでしょうか。別に用事がなくっても、例えばデパートを歩くだけでも、ホテルのロビーにいくだけでもいいんです。パ~っと気持ちが華やぎますよ。  ちなみに、松屋銀座で開催中の「日本のおしゃれ展」では、雑誌「美しいキモノ」の表紙看板があって、その前に立って写真を撮るとあら!「美しいキモノ」の表紙が飾れちゃう!という「表紙なりきりパネル」があるようですよ。女優気分で思いっきりお洒落していくのも楽しそう!  いろいろつまんないことがあってもしんどいことがあっても、女たるもの、お化粧をして着飾ることが気持ちを救ってくれることもあるんだなと、やっと気がついた女子歴40ン年目。私の場合のお洒落アイテムは着物です。  今年は「いやいやもうもう全然私なんて‥‥」と言わず、美しい着物姿を目指して精進したい! 着物の魅力をどんどんお伝えしたい! そんな風に思っております。  まだ1月のうちに、箪笥に仕舞ってある晴れ着を取り出して、目一杯お洒落してでかけてみませんか?