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浴衣地をバスタオルがわりにしたらよかったの巻

星わにこ
2024/02/21 00:00
この春はくる日もくる日も、机にかじりついて原稿を描いているため、右手が腱鞘炎気味のわにこです。基本家にいるため、気分転換にしているのが断捨離です。 もともと収集癖があるのでものが捨てられなかったところ、着物の収納崩壊を起こしたためお片付けのプロのさかもとりえさんになんとかしてもらい(拙著『その着物どうする?』参照・宣伝か)、その後はなんとか自力でやってまいりました。 でも、やっぱり時間がたつと地味に増えていく着物関連。このお正月にりえさんの教えを思い出しつつ、泣きの涙で手放したのも記憶に新しい(爆)。でも若い頃の着物は、仕事着で着るという若い方に引き取ってもらえたし、その他も寄付などで引き取っていただいて、やっとすっきりしたなという先日。 まだありましたよ、伏兵が。「リメイク、着物からは面倒でも反物ならやりやすいかも?」なんていう心でちょい難の反物などをこっそり仕舞ってあったのが棚の奥から出てきました(灰)。 ご近所マダムたちのお茶会に呼んでいただいてお話をしていたところ、「リメイクをしたいから、いらない着物があったら欲しい」というお話があり、反物でもいいか聞いたら、解く手間がないから歓迎!と言っていただき、早速ほくほくともらっていただきました。 またリメイクしたら報告するわね!とおっしゃっていただいたので、何に生まれ変わるのかとても楽しみです!! もうほんと、縫い物が苦手なのは一生治らないので得意な方に任せたほうが吉!! きっと反物たちも喜んでくれていることでしょう。 浴衣地もあったのですが、白地部分にシミが浮いてきているものもあり差し上げるのをやめたものもあり、さてどうするかなと考えていて、ひらめきました。(今日も前置き長子ですみません‥‥) 切っただけで縫わずに使えばいい! というわけで、布巾、雑巾と切ってどんどん使うことに。そしたら、反物の中のほうはシミがない。1メートルくらいの長さに切って、バスタオルのように使ってみたらこれがいい!! 切る! だけ!(縫わない。これが大事!乾きがいいからです!ものぐさだからではありません!) 子どもの保育園用のお昼寝用に買ったIKEAの分厚い大判バスタオルで場所はとるし洗っても乾かないしで大苦戦した過去があり、すっかりバスタオル嫌いになってしまった私。温泉タオルでいいじゃん!とバスタオルを撤廃してはや10年。 ここ数年は子どもが「なぜうちにはバスタオルがないのか」と気づいてしまい(ちっ)子どもの分だけ復活させたり、ジム通い用に揃えたりと、地味にバスタオルが戻ってきてはいますが、自分はずっと温泉タオルで済ませてきました。 「手ぬぐいでいいのでは?」と思った時期もあり、試してみましたがやはり途中で絞らないと拭ききれないし、それが面倒(どんだけものぐさなのかと)。 浴衣地は手ぬぐいより幅もあるし、長さも自由自在。あんまり長くてもとりまわしが面倒なので手ぬぐいと同じかちょっと長いくらいにしてみました。 手ぬぐいの幅はだいたい35センチ前後。昔のとかは33センチくらいです。浴衣地は38センチほど。この数センチの差が実は大きい!! あと一般的な手ぬぐいの生地よりも綿の浴衣地(コーマ地)は目が詰んでおり厚地でゴワゴワしますが、その分水分を吸ってくれる気がします(個人の感想です)。 ちなみに手ぬぐいも幅38センチの大判サイズもあります。もともと浴衣地を切って手ぬぐいにしたという話もあり、このあたりの違いは定義しづらいところも。 なにより「活用できた」という喜びが大きい(笑)。洗濯してもすぐ乾くし、だんだんと柔らかく育ってくるのも愛おしい‥‥。しばらくこれでウキウキバスタイムを送ってみようと思います。 話があっちこっちにいって、収集がつかなくなってますけど、とにかく浴衣地を切ってバスタオル代わりにしたら満足度が高かった、というお話でした。 ※浴衣地は綿100%がおすすめです。