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おでかけイベント、着物で観劇♪明治座「細雪」に行ってきました!の巻

星わにこ
2017/04/05 00:00
 4月1日エイプリルフール、いち利モールおでかけイベントで明治座「細雪」観劇にまたまた行ってきました!(どんだけ好きなんだ)  今回はなんと「着物で観劇♪明治座「細雪」」に、「星わにこと見に行こう!」というサイブタイトルがついておりまして、舞台が始まる前にご参加の皆様に細雪の見所について私が熱く(暑苦しく)語る時間をいただきました。  張り切って、簡単ではありますが「細雪観劇ガイド」なるものを作り、当日は髪も大きくセットしてもらい、2014年の明治座での上演時にエキストラで参加したときと同じコーディネートでレッツゴー!  受付には、華やかな着物姿の皆様が集まっていらして、気分が盛り上がります! なんと今回21名もの方が参加してくださり、キャンセル待ちの方も出たとか。さすが「細雪」。着物好きなら一度は見たい舞台ですよね。  参加の皆様のコーデもめっちゃステキで、失礼ながらあーすてき!!わーすてき!!と話しかけてしまいました(すみません)。でも、褒め合うことも着物の楽しみ、ですよねー。  お食事処の「藤の間」にて開演前に、皆様がお揃いになったところで4つの注目ポイントについてお話させていただきました。「豪華な舞台」「四姉妹の愛」「女優陣&男優陣」「着物」についてそれぞれ、見所をご紹介。舞台「細雪」を初めて観るというお客様も多く、ネタバレには気を使いました(え?使ってませんでしたか?)。  おまけで、前回東京公演時にエキストラとして参加させていただいた時の体験をお話させていただいたのですが、ここが一番盛り上がったかも。次回エキストラ募集があった時の参考にしていただけたでしょうか。  実は舞台には、オーディションで合格した一般の着物好きさんが、1公演につき3人登場しているのです。 出演シーンは二幕第三場の妙子の人形展。言われなければそんなシーンにそんな人たちが出演しているなんて気付かない端役です(笑)。が、注目してみると、結構長い時間舞台にいて、見事に細雪の世界の人になっています。私も、自分がそこに立っていたと思うと、今でもドキドキしちゃう忘れられない体験です。 参考: >参考:わにこ「細雪」オーディションに挑戦!の巻 >わにこの女優体験記★「細雪」エキストラに出演しちゃいましたの巻  抹茶モンブランケーキセットを召し上がっていただきながらのトーク、質問もいただいたり、とても楽しい時間でした。最初45分も時間をいただいて「そんなにお話できることあるかな」と不安でしたが、友達に「大丈夫‥‥細雪の話になると止まらないから」と言われ(爆)そうかなあ、と思ったら本当にそうでした。あっという間に時間切れ(笑)、拙く暑苦しい話を聞いていただいた皆様、本当にありがとうございました。  その後、一緒にお写真を撮っていただいたり食事の予約に行ったり、ワイワイと開演前の時間を過ごして、いよいよ観劇!  今回は着物で観劇の特別プランということで、明治座2階席の最前列ど真ん中という素晴らしい席に総勢24名の着物姿の美女(私も入れて~~(笑))がずらり!! 圧巻でした。  千秋楽後、分家の女中お光どんを演じていらした工藤めぐみさんに少しお話を伺う機会があったのですが、舞台からもその様子は見えていたようで‥‥。今日は着物のお客様がたくさんいらしてる!という話が聞こえた途端、皆が無言で帯揚や帯締めを直してましたとおっしゃっていました(笑)。そんな圧をかけた覚えは‥‥(笑)。でも、みなさん双眼鏡を片手にお着物チェックしてらっしゃいました。それも楽しみなんですよね。  そう、細雪の見所はなんといってもシーン毎に女優さんたちが纏う美しい着物。気になる早着替えは、お衣裳さんたちがきちんと着せていらっしゃるそうです。その時間、3分くらいだとか。3分で訪問着や振袖を着付けるってものすごいですよね! マジックテープでバリバリ?な~んて想像していた私をお許し下さい。  また、夏の虫干しのシーンでは歴代の三女の振袖もかけてあるのだとか。そのあたりも、次回ウォッチングの課題です!!   役が決まると、その方にあわせて着物や洋服を誂えるそうで、今回は四姉妹全員が変わったので、衣裳も新しいものになったそう。特に長女役の賀来千香子さんの、紫など濃い色を基調にしたキリッとしたコーデには目を奪われました。「私は相良夫人のコーデがめっちゃ好み!」とおっしゃってるお客様もいて、さすがみなさんコーデチェック、しっかりされてますね~(笑)。  前回3月前半に観劇したときよりも、楽前日のこの日には演じている皆さんの迫力が増していたように思いました。  帰り道、どうしてこんなに何度も観に来てしまうんだろう? と思いながら考えていて、やはりラストシーンが大好きだからかなと思い当たりました。  お嬢様育ちの四姉妹も、決していいことばかりがおこるわけではなく、辛い事も悲しい事も生きていく上でたくさん体験をし、お話の中でも心を揺さぶられるような出来事が次々と起こります。  それでも思いっきりの晴れ着を着て、背筋をのばし、満開の桜のなかを上を向いて歩んで行く姿を見ると、ああ、わたしも、美しく(できる範囲で)シャンとして生きていこうと、毎回思うのでした。細雪万歳!と。  こんな細雪バカにおつきあいくださいまして、イベントを企画してくれたいち利モールの担当の方、なによりご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。  舞台「細雪」は4月12日より博多座での上演となります。まだ未見の方もリピーターの方も、ぜひぜひ見ていただきたい舞台です! 一人より二人、二人より四人で見ると益々楽しい細雪。お友達と着物でおでかけになってみませんか? >明治座「細雪」詳細

年間コーディネート分析&福袋で小物増強作戦!?の巻

星わにこ
2016/12/28 00:00
 もう年末。今日が仕事納めの方も多いのでは。大掃除に年賀状、お正月準備などやることがてんこ盛り‥‥。えっ、年賀状は今頃書いてちゃ間にあわない? そんなこんなで毎年バタバタの年の暮れですが、今年のことは今年のうちに清算して、新しい年は清々しい気持ちで迎えたいものですね。  今年は私「記録」を意識してみた年でした。手帳を1年間つけてみる、というトライに挑戦してみて、1年間の目標達成度を何日できたかとか具体的な数値で見てみる面白さに目覚めました。うすぼんやりと「これできてないなあ」とか「結構いけたんじゃね?」と思っている事が「やってないつもりが意外とやっていた」とか、「できてるつもりがもう少し要努力」など客観的に判断できますね。  そこで今年はどれくらい着物を着たかな~とカウントしてみると76回。だいたい1週間に1、2回の頻度ですね。思ったよりも着てなかったなあ。  そして、Facebookページに、コーディネートの記録をした物を並べてみました。ババァァ~~ン!  写真がない日もありますが、着物を着た日はなるべく写真を撮ったつもり、で63コーディネート。こうしてみると、着物、帯、小物、かなりワンパターンです!! 好みが偏っているのもよくわかります(汗)。  出番のなかった着物や帯、使いどころを考えてみなくては。どうしても使いそうにないものは譲ったり処分したりしようと決意。ギュウギュウでスペースがないと、新しいものが入れられません。   並べてみると、帯留や帯飾りをしているコーデは華やか。持ってるのになかなか使わないアクセサリーも、もっと使ってみたらお洒落が楽しめそう。  小物もヘビロテアイテムがはっきりとわかります。そればかりに手が伸びる時があるのですよね~。もう少し小物でメリハリつけてみたいな、と手持ちのものとにらめっこ。だいたい、これが欲しい!と衝動買いすると似たような物がタンスの中にある罠にはまるので、冷静に見渡してみました。  と思っていたら、今日からいち利モールにも中身が見える福袋が並び始めました。1月1日からの販売だそう。これはアタリをつけてゲットしなくては!! しかも使いやすそうな小物のセットです。帯締め帯揚げは、本当にいくらでも欲しくなるのですよね~。あれ不思議です。  いや、いかん! 計画的にコーディネートをするんだった!  あーでも、他にも初売りがたくさん‥‥あ‥‥仕立て代も安くなってる‥‥えーじゃあ欲しかったあの反物を‥‥うー‥‥あー‥‥‥ ハッ!!! 原稿を書こうと思っていたのに、初売り情報を見ていたらあっという間に時間がっ!!締切がっ!! 初売り恐るべし(笑)  1年間コーデ写真を撮り続けてみて勉強になったので、来年も続けていろんなコーディネートにチャレンジしてみたいと思います。  みなさんもぜひ、着物を着た日はコーディネート記録を。いろんなことが見えてきます。コーデの記録がしやすくて衣替えカレンダーや着物に特化した情報がたくさんつまった市販の「着物手帳」もありますよ。  ああでもないこうでもないと大好きな着物のことを考えている時間は至福の時間。来年もまた、そんな時間がたくさん持てますように。  今年も拙いコラムにおつきあいいただきまして、どうもありがとうございました! 皆様どうぞよいお年をお迎え下さい。そして初売りでお気に入りをゲットしてくださいませ~(笑)

着物のお手入れ&リメイクについて銀座いち利で女将とトーク!の巻

星わにこ
2015/09/30 00:00
 少し秋晴れが続いて、気持ちのよいお着物日和の東京です。先週の土曜日、銀座いち利さんで、なーんと女将と対談トークショーに出させていただいたわにこです。どんなお話をすればいいのか!? ということで、衣替えのこのシーズン、着物のお手入れとリメイクをテーマにすることに。  あとは女将にどーんとお任せして臨んだ当日! 女将と黒着物コンビでお話させていただきました。  女将のコーデは、とても気に入って着ていた着物を何度も仕立て替えして来たものがとうとう寿命を迎え、同じ模様に反物を染めていただいて作ったという「二代目縞着物」。お仕立てにもこだわりがあり、毎回いろいろ試してみるそうなのですが、今回は右側が「追いかけ」(模様を同じ方向に並べて追いかけるように仕立てる)、左肩の部分が絵羽のように見えるように左側は模様の濃い部分を「拝み」で仕立ててありました。  紬は裏表返しても使えますし、模様をどのように配置して仕立てるかですごく印象が変わります。衿にどの部分をもってくるか、右左上下‥‥お任せでもいいのですが、もし希望があればいろいろ相談してみるのも楽しいですね。  また帯は二葉苑さんの更紗染、夏の帯地を長く締められるように厚い芯を入れて仕立てられているのだとか。さすが達人ならではの自由自在のこだわりコーデ、素敵です。  わにこのコーデは、いち利モールで購入した浜松紬に、つづれの招き猫帯。ワニのブローチを帯留代わりに、ワニのヘアクリップ、ワニ模様の鼻緒の草履と、ワニワニ尽くし。  さて、リメイクのお話ということで、わたしは、母の黒羽織を裄の部分を別の布地ではいで、自分の黒長羽織に仕立てなおしたものをお持ちして、お話させていただきました。肩滑りの部分は、襦袢地を使っています。  女将のリメイクは、絵羽織を長めの黒の道行きに仕立て直したもの。華やかな絵羽織の模様が活きていてとても素敵です。丈を伸ばす場合、羽織は衿の部分の長さが足りないことが多いので、その場合は道行きに仕立て直すしかないのだそう。  私の母の羽織の場合は、もともと着物だったものを長さを断たずに、裏の引き返しを大きくとって仕立て直しされていたものだったので、そのまま長羽織にリメイクできました。  また、白大島に色をかけてぱっと見大島に見えない、小紋のような雰囲気になった着物、銘仙や黒羽織を帯にリメイクしたもの……。  お客様にも、羽織を帯にされたものをお召しになっていらっしゃった方もあり、こういうものは染め直しできますか? リメイクできますか? などの質問にも女将がズバリ回答! 私もとても勉強になりました。  そんなこんなで90分、そんなに長い時間お話できるのか? と思いましたが、女将との楽しいトークであっという間に予定時間オーバー(笑)でございました。さて私のお話はお役に立てたのか? そんな疑問はありつつも、お客様ともお話できたり、またお着物を着ていらした方のコーデのお話を伺ったりして、楽しい時間を過ごさせていただきました。  あと、女将がすごーくチャーミングで! お話を聞いていても全然飽きないのです~。ファンが多いのも納得!納得!です。  銀座いち利では10月14日からきものお手入れクリニックが始まるそうです。お手入れだけじゃなく、お仕立て直しや帯リメイクなど色々プロに直接相談するチャンス。箪笥の中のあんなものこんなもの、おばあさま、お母様から譲られたけど着られない、若い頃のものが派手になった、サイズがあわなくなった……。着られないけどなんとかしたい、そんなものがある方は足を運んでごらんになってはいかがでしょうか。  着物は、丸洗いのお手入れだけでなく、解いて繋げば、またもとの反物の姿に戻ります。そこから、また洗い張りして汚れを落としたり、色をかけたり、別のものに仕立て替えたり……。また生まれ変わって、楽しめたらいいな! 私自身も色々と気付きをいただいた1日でした。  お越し下さった皆様、本当にありがとうございました! またお目にかかれたら嬉しいです。

夏休み京都きもの旅★いち利モールオフィス突撃レポートの巻

星わにこ
2015/08/19 00:00
 さてさて、わにこの夏休み京都きもの旅のクライマックス、いち利モールのオフィスにお邪魔するときがやって参りました。  祇園からバスにのって四条烏丸へ。そこから歩いてちょっとの市街地にいち利モールの京都オフィスがあります。着物関係の会社やお店がひしめくゾーン。ピンポーン!とお邪魔すると、イケメンスタッフのNさんがお出迎え。やっほーい!!噂に違わぬイケメンぶりです(ほめ殺しではありません念のためw)。  伝説の名物バイヤーHさんは外出中で、残念ながらお会いできなかったのですが、現在いち利モール通販の部を支えているスタッフのみなさんにご挨拶&取材をすることができました。  Hさんが鋭い審美眼で全国の産地を回って直接仕入れてきた素敵な、でも手に取りやすいお値段で厳選されたきものや帯、和装小物たち。最近はいち利の若いスタッフの意見を取り入れたオリジナル商品「ミヤコレ」も大好評です。  そんな素敵な商品の魅力を、ネットで伝えるためにはやはり、商品写真と説明が命。まず最初に、たくさんの商品を日夜撮影し、説明書きを書いて紹介をしているAさんにお話を伺いました。とってもカワイイ女性です。  通称A部屋と呼ばれる、そんなに広くない部屋でひたすらブツ撮り(商品撮影)をするAさん。ちょうど、新入荷の帯締めを撮影するところでした。いち利モールの商品写真は、部分拡大しても見られるとてもわかりやすい仕組み。雰囲気が伝わるように構図を工夫したり、ピントがぼけたりしないようとても気をつかうそうです。  見せていただいた中で、面白かったのがコレ。反物を帯の形にしちゃう秘密兵器!  こんな工夫をしながら、あの写真たちが出来上がるのですね! 商品は、ほとんどが1点ものばかり。すご~く苦労して撮影して、すぐお嫁入り先が決まると嬉しいような淋しいような、だそうです(笑)でもそれも、商品の魅力を引き出した担当さんの力があってこそ。これからも、わかりやすい商品紹介をよろしくお願いします!  次は、若手受注担当のHさん。いち利モールでお買い物をした方なら、彼女の署名の入ったメールを受け取った事があるはず。なにを隠そう、紬をお誂えしたとき、なかなか寸法等の連絡をリターンするのが遅れてしまい、ご迷惑をかけたわにこ、お会いしてお詫びをすることが叶いました(><)  ご苦労を伺うと、「さわって選べる」のサービスを使われる方が約半分で、その分手間はかかるけれど、届きました、気に入りましたという連絡をいただくと、とても嬉しいそうです。 「さわって選べる」のサービスは、この夏から銀座・心斎橋のいち利の店舗へ取り寄せて、店頭で選べる方法も加わりました。これなら返送の手間もかからず、お店の人のアドバイスものもらえていいですね。  そして、お客様に届ける荷造り担当のYさんのところへ。ところ狭しと並ぶ商品の山の中、お嫁入り先が決まった商品をパッキングしていきます。いち利モールでお誂えすると、オリジナルの真っ赤で綺麗な段ボールケースに入って届くのですよね~。 「箱を開けた時、笑顔になってもらえるよう、キレイな梱包を心がけています」とYさん。梱包材に空気を含ませて商品が動かないようにするなど、パッキングの工夫をしているそうです。  手際よく、綺麗なたとう紙やビニール袋にパッキングされて行く様子は見ていて気持ちがい~い! こうしてピカピカの商品たちが皆さんのところへ旅立っていくのですね。  最後にイケメンWEB担当Nさんにいち利モールのコンセプトを伺ってみると、敷居が高いというイメージの着物を、産地から直接バイヤーが買付することで、適正価格で肩肘張ることなく手にとってほしいということ。軸足はお客様において、着るのも仕立てるのも大変な着物を少しでも身近に、着物を楽しんでもらうこと。  またおでかけイベントなどもすることで着る機会も作ったり、着物を楽しんで着る人が増えてほしいということでした。おでかけイベント担当のTさんはとっても明るくて、楽しい女性。面白そうなイベントに着物で参加もオススメです。  お客様は、初心者から着慣れた方まで本当に幅広いそう。今回お話を伺って、若いスタッフさんたちが、既存の決まりにとらわれず、普段着物生活を応援しているんだなーというのが伝わってきました。  いろいろ新しい試みもどんどん取り入れられていて見逃せません。進化するいち利モールのサイトを覗いてみて下さいね!

いち利モールで「さわって選べる」で単衣のお誂え体験! の巻

星わにこ
2015/05/13 00:00
 台風、真夏日と「風薫る五月」ってなんのこと? という東京です。こういう時は本当に着るものが悩ましいですね。私は先週のわーと日本橋からすっかり単衣で過ごしていますが、真夏日と言われるとさらに夏着物に手が伸びそうになってしまいますね。  さて、わーと日本橋も無事閉幕し、トルソーの森の撤収にいってきました。一体一体脱がせて、シワに気をつけながら畳んで、シワを伸ばすために腰紐を五角形に畳み直し、お借りしたものを確認して梱包しなおすのは、実は着付よりも時間がかかったかも! という作業でした。  でも、大切なコーディネートを扱わせていただき、また送付されてきた梱包の箱にまた収めながら、梱包資材や畳み方から、着物に対する考え方や想いまでまたまた勉強させていただきました。  展示では着付け師の名前もクレジットされたので「着付てくれてありがとう!」とおっしゃっていただけたのも嬉しい体験でした。未熟ではありますが、これを励みにまた頑張ります!  そのわーとで、新しい単衣に袖を通しました。去年、セールのおりにいち利モールで購入し、仕立てておいたものです。時期を逸してご紹介しそこねていたのですが、「ネットで着物を仕立てるってどうなの?」と思っていらっしゃる方の参考となればと思い、いまさらですが書いてみます!  以前、ネットでポリの反物をフルレングスの道中着に仕立ててもらったり、持っている反物をお仕立てに出したりということはあるのですが、実は着物をネットで反物から購入し、お仕立てをお願いするのは今回が初めてでした。  まずは反物選び。今回は「普段にがんがん着られる単衣の紬が欲しい!」という希望のもと、20000円以内で該当商品をチェック! 木綿もいいなという気持ちもあり(すでに目的から外れている‥‥)、ず~っと目をつけていてセールになっていた久留米絣をポチッ。  そして本来の目的に戻り、お手頃価格の浜松民芸紬を2つポチポチッ! そして勢いでらくちん帆布バッグとか帯揚とかをポチポチポチ!! 備考欄に「さわって選べる希望」として、お願いしました。  そしてなんと次の日には発送のお知らせが。は、はやっ!! というわけでポチった翌々日にはもう家の鏡の前で反物3本を前に「どうしよう」と唸るわたし。「全部いただくわ!オホホホ!」と言えるマダムじゃないので、悩みに悩んでちょっと光沢もあり、カジュアルすぎない格子柄の黒い浜松民芸紬にこれ決定!   早速返送用の伝票を貼って、そのまま段ボールで選ばなかった反物を返送しました。その後、受領のお知らせと仕立てについてのメールが。  今回単衣希望ということで、寸法にプラスして手縫いかハイテク仕立てか、居敷宛の有無、バチ衿か広衿か、撥水加工の有無を聞かれました。  寸法は、細かく指定できるようになっていて、袖幅などは尺寸での指定になります(センチでもOK)。以前仕立てた着物の寸法表を引っ張り出してメモメモ。わからないところは身長とヒップと裄、体重(あうう)を書けば、大体割り出してもらえると思います。ここはサバを読んでもいいことはないので(笑)思い切って正直に申告しました。  今回は、手縫い、広衿、居敷宛&撥水加工なしでお願いしました。そして、仕立て代と返品した反物の差額を戻してもらって、お仕立てに入っていただきます。  そして‥‥待つ事1ヵ月ほど。発送のお知らせが~\(^O^)/  赤くて可愛いボックス型のダンボールの中に、ちょっと素敵なオリジナルたとう紙にくるまれて、やってきました~マイサイズ単衣!!  羽織ってみて大満足! あとは単衣の季節を待つばかり‥‥‥ということでやってきました単衣の季節!!   わくわくしながら取り出してしつけをとり、纏うと、軽い! オーダーなのでばっちりマイサイズ。とても着やすかったです。じゃーん! こちらが着用写真です(ちゃんと撮った写真がなかったので、ゆるキャラの玄武岩の玄さんと2ショットで失礼!)。  このシステムを利用して思ったのは、レスポンスがとてもいいこと(逆にこちらのお返事が遅れて迷惑をかけてしまったりしたのですが、お急ぎの方には有難いと思います)。送ってもらって返送して‥‥とか手間がかかるなあ~とちょっと思っていたのですが、そういうストレスをあまり感じませんでした。  そしてなにより、反物を手に取って実際にあててみるとネットで見ている時と印象が変わる~! 今回は、注文したときの優先順位的に浜松紬A=久留米絣、予備で浜松紬Bだったのですが、見てみたらダントツ浜松Bが気に入ってしまい、そちらを注文しました。ほんと、わかりませんね~。  これもいいけど、ちょっとこれもいいかも、というのがあったら、ぜひ「さわって選べる」を利用して実物を見てみてはいかがでしょうか。高額賞品だったらなおさらのこと。出来上がるまでの楽しみや、納得感、満足度が全然違うと思います。  悩むようだったら、返送期間内にお友達とかに一緒にみてもらってもいいかも。盛り上がること間違いなし!のさわって選べるパーティとか楽しそうですね。バーチャル試着室で狙いをさだめたら、次はじっくり反物を比べてみてくださいね!

いち利モールのコーディネート試着室で妄想コーデを楽しむの巻

星わにこ
2013/06/20 00:00
6月は雨も多いし、本当に着るものが悩ましいですね。 でも、この時期にしか着られないものを着る楽しみもまたあります。 先日ちょっと落ち込んでいた時に、キモトモがとびっきりのお洒落をして家に遊びにきてくれました。 素敵な手描き更紗の紫陽花の帯に、絞りの紫陽花の付け下げ。どんより曇り空の気持ちも吹き飛んで、晴れやかな気持ちに。お洒落って、人の気持ちを晴れやかにしてくれるものなんだと、知りました。 花束をもらったような、そんな嬉しさでした。 素敵な場所に行く訳でもなく、ただうちにくるだけだったのに、 とびっきりの着物できてくれたキモトモに感謝です。 普段着のきのおけないおつきあいも嬉しいけれど、お洒落して会うのはまた格別。 お洒落とは、自分だけではなく人のためにもするものなんですね。 さてそうは言っても、手持ちの着物が簡単に増える訳ではなく…… 魔法のお財布が欲しいところなんですが、そんな時、よく私がするのは「妄想コーデ」です(笑) ウインドウショッピングはもちろん、着物雑誌を眺めたり、通販やブログでお気に入りの着物や帯をチェックするだけで、幸せ気分。あれも欲しい、これも欲しい。頭の中にある「いつかは絶対」箪笥には、ステキ着物や帯がた~くさん詰まっています! 特に、いち利モールさんの「試着室」システムは、 自分の気に入った商品を組み合わせるとどうなるかが、簡単に見られるのでお気に入り。 着物や帯だけでなく、半衿や帯揚、帯締までコーデできるので、 欲しいものを探すのはもちろん、自分の着物や帯に似たものを探して、 小物のコーデ選びの参考にしたり。 気がつくと、も、の、すご~~~く時間が経っていたりして(笑) しかも、気に入ったコーディネートが出来たら「Twitter」へ投稿して お友達に教えることも出来るのです 例えば今回作ったコーディネートの場合は 「Twitterへ投稿する」ボタンを押すと http://bit.ly/11si3NJ ↑のようなURLが表示されて これをツイートすればお友達に簡単に「マイ・コーディネート」を 見てもらうことができるのです。 さて、その試着室で月イチ、コーディネートをしてみてくださいという嬉し悩まし宿題をいただきました。迷走、脱線繰り返し選んだ6月のわにこコーデはこちらです。 ※参考) やまだ織本塩沢4色ぼかし  http://ichiri-mall.jp/ap/f.html?md=f04&id=0219217004&spc=ICR みやこ夏帯八寸名古屋帯 http://ichiri-mall.jp/ap/f.html?md=f04&id=0228900002&spc=ICR&a=00&b=00&c=00&d=00 帯揚げ 絽 http://ichiri-mall.jp/ap/f.html?md=f04&id=0228444002&spc=ICR&a=00&b=00&c=00&d=00 じゃ~~ん! 6月ということで、雨の日も楽しくなっちゃうコーデを考えました。 カラフルなレインドロップが踊る八寸帯に一目惚れ!  それに「いつかは絶対箪笥」に入っているやまだ織の本塩沢をチョイス。 パステルカラーで4色に染め分けられていて、まるで空にうかぶ淡い虹のようです。 こんな生地を単衣にしたら、ワクワクで一日が過ごせそうです。 小物は、絽の帯揚げの絞りで、傘をイメージして。帯〆は雨上がりの青空みたいな明るいブルー。 恵みの雨を楽しむ、心の余裕が欲しいですよね~。(でもこの記事を書いている間に帯〆売れてしまいました・・・) 着物の楽しみのひとつは、組み合わせでどんどん物語が膨らむところかも。 早速、このコーデで紫陽花の綺麗なレストランにランチに行くところを妄想(笑)してみました。 あ、もちろん妄想の中では自分だって美化200%。イメージトレーニングって大事ですよねっっ!(?) 皆様も、妄想コーデでワクワクタイム、お試しください!