着付けさせていただいたお嬢さんたちも4人中2人がこの髪型でした。前撮りでもリクエストが多かったです。水引や金箔、ヘアアクセサリーはメルカリや100均などで調達するんだとか。若いお嬢さんたち、堅実ですね。
こぼれ話ですが、金箔はジェルで貼り付ける形式だと万一剥がれて落ちて着物につくととれなくなってしまうということで、使わないでくださいというレンタル会社さんもあったのだとか。ジェルに混ぜ込んでつけるほうが安心のようです。
水引もいろんなアレンジがあって、見ているだけでも楽しいです。美容師さんの技術も素晴らしいですよね。カラーリングもいろいろで黒髪だけでなく、ピンクや紫なども振袖にあうんですよね~!
みんなネイルも凝っています。ネイリストの方たちも成人式用のネイルで成人式前は忙しいと伺いました。支える裏方さんたちも力が入ると思います。だって若い子たちがさらにキラキラになるお手伝いですもんね。
この晴れの日のためにみんなわくわくと準備しているのだな~と思うと、じんときちゃいます。振袖で楽しい1日を過ごしてもらえるように、最終仕上げの着付けも美しく、苦しくならないよう、崩れないよう細心の注意を払わねばと気持ちが引き締まります。
着付けをさせてもらう側の私は、だいたい年末ぐらいから、成人式の当日のスケジューリングや準備や、着付けの復習や練習、イメージトレーニングといつも頭の片隅に振袖のことがあって、当日まで緊張しつつ過ごしています。無事に終わると本当にホッとします。。。
手首は痛くなるし、立ったりしゃがんだりで太ももはぱんぱんになるし、爪が割れてしまうのでジェルネイルをしているのですが、そうすると爪は大丈夫だけど指と爪の間が割れちゃってアルコール消毒をすると飛び上がるくらい痛い‥‥。次の日は使い物になりません(笑)。
でも、眩しいばかりのお嬢さんたちの笑顔をみると疲れも吹き飛びますね! このお仕事が大好き!と1年で一番思う日かもしれません。もっともっときれいに手早く素敵に楽な着付けができるよう、精進精進!
また、来年度からは18歳成人となるということで、成人式が混乱しそうですね。多くの自治体が「20歳を祝う会」という形で継続するようですが、中には18歳での成人式を敢行するところも。高校3年生での成人式となれば受験真っ最中の人も多いでしょうし、振袖を着る余裕もなかなかないかもしれませんね。
高校を卒業して、学業をしながらまたお仕事をしながら、20歳で同窓会も兼ねて晴れ着でみんなと会える日を楽しみに準備をする、今の成人式がちょうどいい気がするのですけれど、令和の成人式はどうなっていくのでしょうか。
願わくば、この先も振袖を着てお祝いすることが続くとよいなあと思います。だって本当に、振袖って気分があがりますもん!!! 日本女性の第一礼装のパワーは半端じゃない! 男子も羽織袴、いいですよ! 礼装着物で人生の節目を祝う喜びをこれからも経験してほしいなあと願う2022年の成人の日でした。
成人式ヘアスタイルは水引&金箔&ドライフラワー流行中の巻
着付けさせていただいたお嬢さんたちも4人中2人がこの髪型でした。前撮りでもリクエストが多かったです。水引や金箔、ヘアアクセサリーはメルカリや100均などで調達するんだとか。若いお嬢さんたち、堅実ですね。
こぼれ話ですが、金箔はジェルで貼り付ける形式だと万一剥がれて落ちて着物につくととれなくなってしまうということで、使わないでくださいというレンタル会社さんもあったのだとか。ジェルに混ぜ込んでつけるほうが安心のようです。
水引もいろんなアレンジがあって、見ているだけでも楽しいです。美容師さんの技術も素晴らしいですよね。カラーリングもいろいろで黒髪だけでなく、ピンクや紫なども振袖にあうんですよね~!
みんなネイルも凝っています。ネイリストの方たちも成人式用のネイルで成人式前は忙しいと伺いました。支える裏方さんたちも力が入ると思います。だって若い子たちがさらにキラキラになるお手伝いですもんね。
この晴れの日のためにみんなわくわくと準備しているのだな~と思うと、じんときちゃいます。振袖で楽しい1日を過ごしてもらえるように、最終仕上げの着付けも美しく、苦しくならないよう、崩れないよう細心の注意を払わねばと気持ちが引き締まります。
着付けをさせてもらう側の私は、だいたい年末ぐらいから、成人式の当日のスケジューリングや準備や、着付けの復習や練習、イメージトレーニングといつも頭の片隅に振袖のことがあって、当日まで緊張しつつ過ごしています。無事に終わると本当にホッとします。。。
手首は痛くなるし、立ったりしゃがんだりで太ももはぱんぱんになるし、爪が割れてしまうのでジェルネイルをしているのですが、そうすると爪は大丈夫だけど指と爪の間が割れちゃってアルコール消毒をすると飛び上がるくらい痛い‥‥。次の日は使い物になりません(笑)。
でも、眩しいばかりのお嬢さんたちの笑顔をみると疲れも吹き飛びますね! このお仕事が大好き!と1年で一番思う日かもしれません。もっともっときれいに手早く素敵に楽な着付けができるよう、精進精進!
また、来年度からは18歳成人となるということで、成人式が混乱しそうですね。多くの自治体が「20歳を祝う会」という形で継続するようですが、中には18歳での成人式を敢行するところも。高校3年生での成人式となれば受験真っ最中の人も多いでしょうし、振袖を着る余裕もなかなかないかもしれませんね。
高校を卒業して、学業をしながらまたお仕事をしながら、20歳で同窓会も兼ねて晴れ着でみんなと会える日を楽しみに準備をする、今の成人式がちょうどいい気がするのですけれど、令和の成人式はどうなっていくのでしょうか。
願わくば、この先も振袖を着てお祝いすることが続くとよいなあと思います。だって本当に、振袖って気分があがりますもん!!! 日本女性の第一礼装のパワーは半端じゃない! 男子も羽織袴、いいですよ! 礼装着物で人生の節目を祝う喜びをこれからも経験してほしいなあと願う2022年の成人の日でした。
男子の袴もかっこいいぞ!2021成人式所感の巻
同時にお母様方の着付けもさせていただきました。色留袖、色無地(ご自分の成人式の振袖の袖を留めたものだそうです)、訪問着。それぞれとっても美しかった! またこれキャンディーズ的な?(例えが昭和で申し訳ない)。子どもの成人式は、新成人となったお祝いでもあるけど、育て上げた親御さんのお祝いでもありますよね。男子母の私としては、20歳となった男の子を、目を細めて見守るお母様たちの気持ちが痛いほどわかります!!!よくぞここまで(涙)です。
一人の男子が「お姫様抱っこしたとこ、撮ってください。決まりなんで」って、なんとママをお姫様だっこして写真を撮影。白い羽織だったこともあって、どこの王子様かと思いました!! 母の夢ではないですか? おんぶでもいいわ、って友達に言ったら「それ介護でしょ」と突っ込まれてしまいました(笑)笹川良一が頭をよぎった私は昭和な女です。。。(昭和ネタばっかりですみません)
とにかく、あっという間の、私たちスタッフにとっても思い出深い撮影となりました。このようなお祝いごとに関わらせていただけるのは本当に有り難くまた身が引き締まる思いがします。
たくさんのお友達と会ってワーっと楽しむことは今は難しいけれど、どんな形でも20歳の想い出は残していただきたいなと思います。コロナのせいで、時期がずれるのは仕方ないこと。今は、健康に留意して生活しなくてはならないし、いたしかたのないこの経験もきっと糧になるはず。
本当に当日は、いろんな過ごし方をされたことと思います。成人式があってもなくても。行っても行かなくても。成人したことに変わりはなく。もちろん着物を着ても着なくても。生きてこの日を迎えて、大人の第一歩を踏み出した新成人の皆さんに、心からのエールを送りたいです。
そして、成長を見守った大人たちにも! 笑顔で上を向いていきたいなと改めて思う令和三年の成人の日でした。おめでとうございます!
振袖はいつでも着れるけど、20歳の振袖はまた特別の巻
振袖じゃなくてもいいけれど、振袖は日本の未婚女子の第一礼装。日本のプリンセスドレスです。ぜひ着て、装う喜びを味わっていただきたいなと思います。マジ、テンションあがるから!! 袖が長いだけだけど! すごいから!! 振袖を着るときは頭もメイクもがっつり盛らないと、振袖に負けちゃいますので、ばっちりと決めて着ていただきたいです。
そして振袖は、成人式だけじゃなくて、機会があったら着るとよいですよ。振袖ってほんとに美しい衣装ですから。私なんて、用がなくても着ちゃいます(それもどうかと)。
礼装を着る。普段着でないものを身につけるというのは、やはり人生において、ここでひとつ区切りですよというけじめや区切りを表す様式美のひとつでもあると思います。礼装でそれを表したり、また礼装を着ることで自覚が芽生えることもある。
わたしも成人式当日は振袖ではなかったけど、別の日に母が誂えてくれた鮫小紋を伯母に着付けてもらって写真を撮りました。当時はメイクを大失敗して写真が気に入らなかったし、後も封印したい(笑)とか思っていたけど、母も伯母ももう亡くなった今、かけがえのない想い出になっています。なによりその写真を母が喜んでくれていたのが、撮っておいてよかったなあと思う一番です。
着なくても成人には変わりはないけれど、それを経験しないのは、ちょっともったいないことかなとも思うのです。成人式を諦めた新成人の皆さんも、もし機会があったら振袖や羽織袴を着てみてほしいなあと思うおせっかいなおばちゃんの、新年のはじめなのでした。
成人おめでとうございます!振袖雑感2020☆の巻
ニュースにもなっていましたが、レンタル業者の倒産事件以来、ママ振(お母さんが着た振袖)を着る割合が増えているとのこと。そう思ってみると、確かにママ世代の振袖が多かったかも。でも、帯や小物で印象も変わりますし、なにしろ着ている本人がピチピチなので(笑)決して古いという感じはしませんでした。それぞれに、とっても素敵ですよね。
無論、新しく用意して、自分の好きなものを選ぶのもいいですし、まあなんなら振袖じゃなくてもいいわけです。とにもかくにもその日を無事に迎えられたことに、心からお祝いをしたいです。
それと同時に、この振袖の数だけ、着付をがんばった着付師さんがいるのだなと身が引き締まる思いがしました。わたしもまた当日まではかなり緊張していました。責任もあるから、体調も崩せない。年末も前撮りでたくさんの振袖着付けをし、帯結びの練習もしていたので指紋がつるつるです。時々スマホも反応しません。去年は爪が割れたため、今年はジェルネイルで補強して臨みました。
昨年は美容室に入りましたが、今年は昭和な家スタジオで前撮りしてくれたお嬢さんがたを、本番に送り出すお支度。お二人とも、お母様の振袖を小物を変えてコーディネートしての出席でした。受け継いで着るお嬢さんも、それを見るお母様も、本当に嬉しそう。それを用意したお母様のご両親もまた喜び一入ではないかと思います。
着付の仕事は、いつも緊張するものですが、振袖はやっぱりちょっと特別な思い入れがあります。特に成人式は、ついつい保護者目線になってしまうせいでしょうか。自分の成人式のときなんて、大人になる自覚もなければ友達に久しぶりにあえるな~くらいの、軽い考えでしかいませんでしたし、自治体の方針もあって振袖も着ることもありませんでした。
でも、その5年後、弟が20歳になりたてで交通事故で他界。成人式に出席は叶いませんでした。母はことあるごとに、成人式のスーツを着せたかった、着せたかったと亡くなるまで言い続けていました。若いころは、その言葉の重みをあまり感じませんでしたが、母親となった今となっては、子どもが無事成人し、晴れ姿を見ることがどんなに尊いことか、ひしひしと感じます。
周りの友達が、子どもが成人してほっとする、というのを聞くたび、よかったなあと思うと同時に私もその日を無事迎えられるよう祈るばかりです。成人のお祝いの着付は、私にとって祈りのようなものでもあるのかもしれません。
ともあれ、成人を迎えた皆様、そしてご家族の皆様、本当におめでとうございます。これからの人生に幸多からんことを祈ります。
そして、その日を支えた美容師、着付師はじめスタッフの皆様お疲れさまでした! また来年も、幸せのお手伝いができるよう、日々精進していきたいなと気持ちを新たにする、成人式の夜なのでした。

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