桜がもうちょっとで満開!というところで寒くなり雨予報が続く東京。先週末はお花見に出かけた方も多いのではないでしょうか? 私は着付レッスンや春休み家族写真で卒業式、振袖着付けが続いてとても楽しかったです! でも頑張りすぎて手首が痛んで爪が割れるという情けない事態になっており、雨に癒されています。
さてそんな大忙しのなか、自分もキモトモとお花見ランチに出かけました。確定申告が終わったらご褒美ランチをしようか~と相談していてなかなか日程が合わず、3月の末になりましたが着物でおでかけして銀座でお寿司を食べよう!とかなり前から予約を入れておいたものです。
近くなってきたら仕事が詰みまくりで「期末だった!」と思い出しましたが(笑)仕事の間隙を縫って着物に着替えてGO! 人間やればできる。ちょうどお花見日和でした。
せっかくだから桜着物コーデをしていこうということで、桜模様の大島の訪問着と桜の帯、桜色の帯締めと、桜染めの帯揚げをしていきました。キモトモは桜色の色無地とレースの羽織で桜コーデ。

桜の帯揚げは東日本大震災があった年の春に「桜染め体験」を申し込んでいて、余震もあったり不安なことが続く中キモトモとどうするか悩んでえいやっと参加した時に染めたものです。あれから13年(!)そしてキモトモの春らしい袋帯はその1年後に銀座くのやさんが閉店になるときに求めたもので、その時のことも思い出したり。不義理ばっかりの私とも長くおつきあいしてくれているキモトモに感謝です。
美味しいお寿司ランチの後は、日比谷公園までお花見散歩。桜はまだ5分咲きほどでしたが、気分はすっかり春! わいわい言いながら写真を撮りっこするのも楽しい時間です。コラムに描くんでしょ!といっぱい写真を撮ってくれてありがとう。。出かける度になにかとネタにされることにキモトモのみんなが慣れている(笑)

大人になって、着物を通じて友達がたくさんできて、あちこちおでかけして、お互いの箪笥の中身も把握しつつ(笑)たのしく過ごせてキモトモにはもちろん、ほんと着物にもありがとうと言いたいです。
そして毎年美しい姿を見せてくれる桜にも。
歳をとってきて、単に桜が美しくて春が楽しいという気持ちだけでもありませんが、一緒に思い出す少しほろ苦い気持ちも生きてきた大切な証なのかもしれません。春は別れと出会いが交錯して、後何回、どんな気持ちで桜を眺めるのだろうと思うとちょっとおセンチにもなったりしますが、やっぱり春は春。新しい年度が始まり、周りの人々が新しい生活をはじめ。心からおめでとう、がんばってね!とエールを送りたい。私は特になんの変化もないようですが、それでも時は巡っていき、この春のことも想い出になっていくことでしょう。
今年はこの寒さでまだ少し、桜が楽しめるかな?と次の機会を待っています。春はちょっとおセンチにもなるわにこでした。