帯揚って、ほんとにいろいろな模様がありますよね。ちらりと見えるだけなのに、とても凝った模様や絞りや、大きな柄のものもあります。
柄があったら、見せたい!と思うのが人情だと思うのですが、帯揚って見えるのは本当にちょっとなので、なかなか思うところに柄が来てくれなかったり、大きくて見えないことも多々あります。
あまりに大柄な模様は見せるのは無理なので、「その柄の帯揚をしている」という本人の満足感があればいい、とするところであります。それって、着物には結構共通した愉しみですよね。
羽裏に凝る、とか、八掛の模様とか、そういう自分にしかわからない「贅沢」なものだと思います。
先日、ちょっとかわいいワンちゃんの絞りの帯揚をゲットしました。でも、顔の部分は大きすぎて、見えるようにはできません。でも、可愛い足跡をなんとか出したい!
帯揚は、前だけじゃなくもう一つ人から見えるポイントがあって、それが枕の横の隙間のところ。これも自分では見えず、人からもめったなことでは見えない部分なのですが、それでも、ちらりとここにいい模様が来ると、自分が非常に嬉しい(笑)。
帯揚のデザインをみてみると、ちょうどこの部分(枕の両サイドにくるところ、真ん中から15センチから25センチのあたりに模様やポイントがきているものが。絞りの帯揚なども、枕の部分が絞ってなくて、サイドの見え始めるあたりから絞ってあるものがあったりしますよね。
第二の帯揚の露出ポイント(?)、脇の部分にも気を配ってみましょう。
腕を上げてみてみると、鏡では自分でも見える位置なので、着物を着る時にちょっと気をつけてみてください。模様がなくても、この部分が綺麗だと、前に回した時に余計なシワが入らないので帯揚も綺麗に整いますよ。
写真の部分です。帯が柔らかくてちょっといろいろフニャフニャしてますが……(^^;)こんな風に、ちょっと腕を前にやったりすると、ふと見える部分になります。お茶のお点前をしている人を真横から見ていると、結構見えたりします。
帯枕の両サイド、気にし始めると意外と気になるポイント。つい他の人のサイドも気になったりして……あっでも、くれぐれも、他の人の脇の下をじっと見すぎる怪しい人にならないようにしてくださいね!(お前だよ)