またちょっと断捨離ブームがやってきて、年初からいろいろなものを処分しています。過去いろいろ着物のリメイクにチャレンジしたこともあった私ですが、最近はもう針に糸を通すのも一苦労で、全然重い腰があがりません。なので、反物を切るだけでなにかに使えないか考えたりしています。
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友人が「いらない着物があったらリメイク材料に欲しい」と声をかけてくれたので、ほいほいもらってもらったのですが‥‥。そのうちの古い正絹の胴裏が、なんとこのたび「ふんどし」に生まれ変わって私のところに戻ってきました!!!
ふんどしにハマっているという友人、「笑えるくらい、純白で花嫁っぽいのよ~!」と送ってくれたのですが、開けてびっくり。ふんどしなのに、正絹で光沢もあるから、そして白いから、本当に花嫁衣装みたいなんです(爆笑)
シルクのゴージャスさは、ふんどしになっても失われないのですね。すごいです。
ふんどしといっても、1メートルくらいの布を巻き込んで使う越中ふんどし型ではなく、ウエスト部分がゴムが入っていて、その輪っかを布がゆるやかに繋いでいるいわゆる「もっこふんどし」型。
もっこふんどしは、パンツとおなじように履けばいいのでとてもらくちんです。本来のもっこふんどしは、紐で結ぶのですが、いただいたものはゴム式だったので、まさにパンツ感覚。
で、パンツと何が違うかというとピッタリ密着しないので、すーすーします。以前、たかはしきもの工房の綿テコ(パンツなしで装着)を試したとき感じたあの解放感。あの解放感が蘇りました!
最初は心許ないかなと思ったのですが、暑くなってきた今日このごろ、とにかくムレないので、とても快適です。これはやみつきになるかも‥‥。

調べてみると2010年台からこの女子ふんどし愛用者が増えているそう。日経クロストレンドには2016年に「“ふんどし女子”が急増中?ハマる理由はこれだった!」という記事もありました。ふんどし専門店もありますし、Youtubeにはふんどしの作り方動画もたくさんありました。
日中履くのに抵抗がある場合でも、夜だけでも、しめつけから開放されることで冷えやむくみが改善され、体によいという説も。鼠蹊部の締め付けがないので、リンパも流れやすいのだとか。
しかも今回作っていただいたふんどし、なんと正絹でございます! シルクでございます奥様。光沢、肌触りも素晴らしく、熱伝導率が低いので夏涼しく冬あたたかい。通気性もよく人間の肌の成分に近い素材で、静電気がおこりにくく、お肌にとても優しい高級素材です。
そういえば昔、バブルのころ、シルクのパジャマをもらって大事にきてたな~!なんて思い出しました。もったいないと仕舞っておいて使わずに終わるくらいなら、どんどん活用したらいいですよね。
身につける度に正絹の肌触りのよさがダイレクトに感じられる肌着にリメイクは、とってもいいかも!と思いました。まさに御蚕纏(おかいこぐるみ)の言葉そのままになれちゃいます(笑)。気になった方は、ぜひお試しください!