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感染症予防に扇子は役に立つ?のかも☆の巻

星わにこ
2020/08/05 00:00
夏がやってまいりました。今年の梅雨は長くて本当に大変でしたね。大雨の被害にあった地域の一刻も早い復旧をお祈りしております。 夏がきたら夏がきたで、暑さとの戦いですが、今年は戦う相手が多すぎて、やや疲弊気味です。体調管理だけはなんとかしないと、と日々考えております。 今、持ち歩くタイプや首に下げる扇風機をよくみかけますが、着物派のわたくしたちはやはり扇子ですよね! たためば小さくなり、持ち歩きもしやすいのでバッグに放り込んでおくと、本当に助かります。(入れるのを忘れさえしなければ‥‥自戒) あちあちあち~なんてパタパタするのはちょっといけてないかもしれませんが、今、マスクをして歩いていると時折本当にしんどいときが。ちょっと空気を送ってあげるだけでも違います。 最近困るなあと思うのが、ランチのときとか、喫茶店とかです。マスクをしていると飲食できないし、ちょっと伝えたいことがあるときもありますよね。そんなとき、扇子で口元をさっと隠したらですね、いいんじゃないかと思うわけですね。 平安貴族のように、こう、ホホホ‥‥という感じでですね。 日本にはそもそも口元を見せない方が上品という文化があり、マスクにも抵抗がないと言われています。「目は口ほどに物を言う」ということわざがある通り、目を隠しているとよくないイメージがあり、サングラスは好まれません。欧米とは逆ですね。 笑うときも、口を手で隠すと女性らしいなんて言われていました(昭和)。最近は変わってきましたけれども、いまこそ相手の方に飛沫が飛ばない対策として、マスクをしていない食事の場面とか、ちょっとしゃべったり笑ったりするとき、扇子でサッと顔を覆ってはどうでしょうか。 手を使うのはNGですが、扇子なら。 あとね、エレベーターのボタンを押したりとかもできますよね。新たなマナー用品として定着したりして。100均から扇子が消えたりして。「扇子はお一人様1本まで」とか「扇子入荷未定」とか張り紙出されたりして。 なーんて暑い中、ぼーっと妄想してみたりして。 花火大会も、お祭りも、何もないけどおうち浴衣を着てみたり、下駄でお散歩してみたり。都民の私は、帰省も叶わず、気をつけながら仕事をし、家にいるしかないわけですが。 あとは家にいる時間を利用して、自宅でできる防護服作成のボランティアをしたりもしています。本当は、きちんとした防護服が行き渡るような体制が整うといいのですが、ただでさえ負担の大きい医療従事者の皆さんが手作りしたりしなくてもいいように、少しでもお手伝いできればなと思ってやっています。なんかもっとこう、根本的に、いろいろなことが整うといいのにと願いながら。 防護服支援プロジェクト https://bougofukushien.com/ 皆さんはどんな風にこの夏を過ごされるのでしょうか。いろいろな問題が山積ですけれども、また、着物で心置きなく集ってわいわい楽しめる日が来ることを願い、ただただ、ご無事を祈るばかりです。 マスクの中でも、扇子の陰でも、にっこり笑顔でいられますように。