1年ほどほぼ毎日足袋とこたびを履き続けて、採寸しなおしてもらったところ、お誂え白足袋は23,5センチの足幅ゆったりから中型の足袋になり、普通の型の足袋は少し大きめの24.0センチを履いて足首のこはぜを留める位置を調整してなんとか包んでいたものが、本来の足の長さの23.5センチのものが履けるようになったんです~~感涙(><)足首はなんと2.5センチ、足巾周りは1センチ減りました。足でこのサイズ減って、相当見た目が変わります。
もうサリーちゃんの足(この表現も古いぞう)ゾウの足みたいだったのが、うっすら足首の筋も出て、ほっそりとは言いませんが当社比マジですっきりしたので本当に嬉しくて、ずっと封印していたスカートも今年は履くようになりました。
そんなわけで足袋のサイズが変わったこともあり、お正月からは新しい足袋で歩こう!と足袋をぽちりました。体にあったものを身につけるって、大事だなと心底思った一年でした。
毎年と同じことができないお正月ですが、せめてできることで清々しい気持ちで迎えられますように。皆様もなにかひとつ、新しいものを用意して、着衣始ができるようお正月準備してみませんか。
毎日足袋を履いたら足のサイズが変わったはなし。の巻
星わにこ
2020/12/16 00:00
いよいよあと半月で激動の2020年が終わりますね。本当はオリンピックイヤーだった今年。世界的なパンデミックが起きて、それが中止になるどころか人に会うこともままならない時代がやってくるとは、1年前には思いもしませんでした。
帰省も無理そうなので、せめてもと故郷の味やお餅などをお取り寄せ。そこで年末準備の買い物に火がついてしまい(笑)あれこれぽちぽち。しかも、今年はお正月並んで福袋‥‥というのがないため、あちこちオンラインで予約が始まっていたり先行販売されていたり、大変です!(落ち着いて)
着物関係では、着衣始(きそはじめ=お正月に新しい衣類に袖を通すこと)の準備として、足袋を新調しました。
今年はさすがに、着物を着る機会が減ってしまいましたが、実は私は毎日足袋を履いて生活していました。足袋は足袋でも、ゑびす足袋の「こたび」です。こたびは、指の先とかかとがない足袋で、足のアーチだけをキープしてくれるもの。あたたかい時期は素足でいるよりもベタベタしなくて足が快適だし、スリッパのように室内でずっと履いていました。
でも、秋になっても靴下の下にこたびを履き続けました。こうすると靴下の締め付けで指の胯が痛くなるときがあるので、靴下の下に履くときはこたびを裏返して履いたり、足袋型の靴下を履いた上にワンサイズ上のこたびを履いたり。そんなにまでして履き続けた理由は、こたびを履いていると足のむくみがとれるため。夕方の足の疲れが違うのでやめられなかったのです。外反母趾もこたびを履くと、親指がまっすぐになるので足が楽なのです。なかなかの3日坊主野郎なわたしが、こんなに履き続けるって相当です(笑)。
以前、いち利の催事でゑびす足袋の白記さんにお話を伺って、足のアーチをキープすることの大切さを教えてもらったことがありました。
関連記事:疲れない足袋選びは「足幅」がキメ手☆の巻
外反母趾で足がむくみやすく、特に足首がぱんぱんなのでストレッチ足袋以外は履けなかった私。足袋はずっとのびて楽じゃないと無理、と思っていましたが、足を測ってもらったときに、本当は足の幅がもっと狭くて小さい足だよ、と言われました。そこからちゃんとサイズのあった足袋、こたびを履くことで、ベタ足が本来の形を取り戻していきました。
1年ほどほぼ毎日足袋とこたびを履き続けて、採寸しなおしてもらったところ、お誂え白足袋は23,5センチの足幅ゆったりから中型の足袋になり、普通の型の足袋は少し大きめの24.0センチを履いて足首のこはぜを留める位置を調整してなんとか包んでいたものが、本来の足の長さの23.5センチのものが履けるようになったんです~~感涙(><)足首はなんと2.5センチ、足巾周りは1センチ減りました。足でこのサイズ減って、相当見た目が変わります。
もうサリーちゃんの足(この表現も古いぞう)ゾウの足みたいだったのが、うっすら足首の筋も出て、ほっそりとは言いませんが当社比マジですっきりしたので本当に嬉しくて、ずっと封印していたスカートも今年は履くようになりました。
そんなわけで足袋のサイズが変わったこともあり、お正月からは新しい足袋で歩こう!と足袋をぽちりました。体にあったものを身につけるって、大事だなと心底思った一年でした。
毎年と同じことができないお正月ですが、せめてできることで清々しい気持ちで迎えられますように。皆様もなにかひとつ、新しいものを用意して、着衣始ができるようお正月準備してみませんか。
1年ほどほぼ毎日足袋とこたびを履き続けて、採寸しなおしてもらったところ、お誂え白足袋は23,5センチの足幅ゆったりから中型の足袋になり、普通の型の足袋は少し大きめの24.0センチを履いて足首のこはぜを留める位置を調整してなんとか包んでいたものが、本来の足の長さの23.5センチのものが履けるようになったんです~~感涙(><)足首はなんと2.5センチ、足巾周りは1センチ減りました。足でこのサイズ減って、相当見た目が変わります。
もうサリーちゃんの足(この表現も古いぞう)ゾウの足みたいだったのが、うっすら足首の筋も出て、ほっそりとは言いませんが当社比マジですっきりしたので本当に嬉しくて、ずっと封印していたスカートも今年は履くようになりました。
そんなわけで足袋のサイズが変わったこともあり、お正月からは新しい足袋で歩こう!と足袋をぽちりました。体にあったものを身につけるって、大事だなと心底思った一年でした。
毎年と同じことができないお正月ですが、せめてできることで清々しい気持ちで迎えられますように。皆様もなにかひとつ、新しいものを用意して、着衣始ができるようお正月準備してみませんか。
帯締めの房のヨレはくるくるドライヤーで一発解決!の巻
星わにこ
2020/12/09 00:00
冬らしい気候になってきましたね。だんだん空気も乾燥してきて、パチッ!なんて静電気がイヤンな季節になってまいりました。
特にこんな時期気になるのが、帯締めの房。なんだか気持ちいつもよりボサボサしがちな気がします。この房のお手入れについては、いろいろ試行錯誤してきました。
「房のお手入れは、やかんの湯気をあてて、ほかほかになったところを柘植の櫛でといて、房の先の乱れをはさみで整えます。湯気の代わりにスチームアイロンのジェットスチームをシュッ!と、房から離して当てることもあります。」とこのコラムにも書いたことがあります(なんと2014年!)。
その後、京都の房職人さんに「電気ポットのふたをあけて蒸気を大量にあてるととてもいい」という職人の裏技を教えていただいたことも。
でも、今年。私はついに究極の技を編み出したのです! それは!
「くるくるドライヤーでとかしながら熱をあてる」です!
えっ、それでなおるの?とおっしゃるあなた、一度やってみてください! もちろん櫛+スチームアイロン、湯気でもきれいになるのですが、くるくるドライヤーだと、そっと房をブラシでなでるだけ。何度か繰り返すと、つやつやのツヤもよみがえります!
切り房はもちろんなのですが、撚り房にも効果覿面!
花嫁着付の練習をしていて、懐剣の長い房が微妙にヨレッとなっているのがよろしくないよな~と思ったわたし、ふとくるくるドライヤーで房をとかしたところ、あらびっくり!! なが~い撚り房がすっきりまっすぐに!
うおおおお!!これは!と帯締めの房にもためしてみたところ、ばっちり。房という房にくるくるドライヤーをかけ、掛け軸の風鎮の房までまっすぐにできてしまいました。
ドライヤーでもいいってことかな?とためしてみたのですが、房を櫛でときながらドライヤーをあてるには、たこのはっちゃんか朱紗丸みたいに腕がたくさんないとちょっと難しかったです。
その点、ブラッシングしながら熱風をあてられる「くるくるドライヤー」はこのためにあるのかと思うくらい便利。房も、絹糸ですものね。髪の毛と同じように、熱風をあててとかしてあげれば、くせもなおるというものです。なぜいままで気付かなかったか!
とってもとっても簡単なので、くるくるドライヤーを持っているかたはぜひ、試してみてください。面白くなって房を探してしまうことうけあいです(夢中すぎ)。
「くるくるドライヤーでとかしながら熱をあてる」です!
えっ、それでなおるの?とおっしゃるあなた、一度やってみてください! もちろん櫛+スチームアイロン、湯気でもきれいになるのですが、くるくるドライヤーだと、そっと房をブラシでなでるだけ。何度か繰り返すと、つやつやのツヤもよみがえります!
切り房はもちろんなのですが、撚り房にも効果覿面!
花嫁着付の練習をしていて、懐剣の長い房が微妙にヨレッとなっているのがよろしくないよな~と思ったわたし、ふとくるくるドライヤーで房をとかしたところ、あらびっくり!! なが~い撚り房がすっきりまっすぐに!
うおおおお!!これは!と帯締めの房にもためしてみたところ、ばっちり。房という房にくるくるドライヤーをかけ、掛け軸の風鎮の房までまっすぐにできてしまいました。
ドライヤーでもいいってことかな?とためしてみたのですが、房を櫛でときながらドライヤーをあてるには、たこのはっちゃんか朱紗丸みたいに腕がたくさんないとちょっと難しかったです。
その点、ブラッシングしながら熱風をあてられる「くるくるドライヤー」はこのためにあるのかと思うくらい便利。房も、絹糸ですものね。髪の毛と同じように、熱風をあててとかしてあげれば、くせもなおるというものです。なぜいままで気付かなかったか!
とってもとっても簡単なので、くるくるドライヤーを持っているかたはぜひ、試してみてください。面白くなって房を探してしまうことうけあいです(夢中すぎ)。
七五三異変!鬼滅の刃が和装を救う?の巻
星わにこ
2020/12/02 00:00
もう今年も残すところあと1か月を切りましたね! こんなに世の中の常識が変わってしまったと感じる年も、いままでになかったように思います。流行語大賞は「3密」。アマビエやGotoなどコロナ関連のものが多い中、着物的には、アレも入ってました。そうです、鬼滅の刃。
もう皆様よくよくご存知かと思いますが、大正時代が舞台なので、当然登場人物は着物姿が多く、中でもキャラクターごとに斬新なデザインの羽織を隊士服とよばれる洋服の上に羽織っているのが特徴的です。あのチェッカーフラッグみたいな緑と黒の市松模様とか、金のウロコとか。鬼になった妹はピンクの麻の葉模様の着物を着ています。
今年の撮影スタジオでのお仕事は、おかげさまで七五三の撮影が例年より多かったのですが、中でも特徴的なのが「男子が羽織袴を嫌がらない」ということでした。今まではだいたい、女子はキレイだね~というとおすまししてくれるが、男子は着ない脱ぐとゴネたりするのが定石でしたが、今年は男子が積極的。
中には衣装合わせで羽織った羽織を「このまま着て帰る」と言った子も。そうです。鬼滅の影響ですね。しかも、着付け中に動いたりしたときに、「全集中の呼吸!」というとじっとしてくれるので、めちゃくちゃ着付けが楽になりました! すごい!
そしてパパが羽織袴を着るケースも増えてきました。親御さんはだいたいスーツか、着物を着てもママだけというのが多かったのですが、うちのスタジオでは「家族写真は全員和装で!」とおすすめしているので、その効果か!?と喜んでいたのですが、もしかしてコレも鬼滅効果なの!? いやほんと、すごい。
なにがそんなに子どもから大人までの心を捉えたのか。私自身も週刊誌連載を読んでいたので、面白いとは思っていましたが、そんなに!? チェーンソーマンとか呪術廻戦など厨二すぎておばちゃんの心には痛々しすぎたりするのですが、鬼滅にはそういうところがないですよね。てらいのないまっすぐさというか、どこまでも澄み切った青空のような精神世界を持つ主人公と、退治される鬼たちにも事情と悲しみがあるという(ラスボス以外)「善き心」が報われることに飢えているのかもしれません。勧善懲悪の時代劇みたいなものなのかも。
古き良き時代の古き良きおはなしとともに、着物もよいなあ!かっこいいなあ!と思う人が増えているなら、すごく素敵なことですよね。便乗商法とかそういうことでなく、人はたくさん目にしたものに親しみや安心を覚えるもの。着物も、たくさん見て形に親しんでいると、着たときのしっくり度が全然違うと思います。
このコラムも便乗と言われると、えへへ(笑)ですけれども。なんでもいい、着物に親しみを持ってくれる人が増えて、着物の文化がこの先へも繋がれていくとよいなあと願う、コロナ禍の師走でございました。
なにがそんなに子どもから大人までの心を捉えたのか。私自身も週刊誌連載を読んでいたので、面白いとは思っていましたが、そんなに!? チェーンソーマンとか呪術廻戦など厨二すぎておばちゃんの心には痛々しすぎたりするのですが、鬼滅にはそういうところがないですよね。てらいのないまっすぐさというか、どこまでも澄み切った青空のような精神世界を持つ主人公と、退治される鬼たちにも事情と悲しみがあるという(ラスボス以外)「善き心」が報われることに飢えているのかもしれません。勧善懲悪の時代劇みたいなものなのかも。
古き良き時代の古き良きおはなしとともに、着物もよいなあ!かっこいいなあ!と思う人が増えているなら、すごく素敵なことですよね。便乗商法とかそういうことでなく、人はたくさん目にしたものに親しみや安心を覚えるもの。着物も、たくさん見て形に親しんでいると、着たときのしっくり度が全然違うと思います。
このコラムも便乗と言われると、えへへ(笑)ですけれども。なんでもいい、着物に親しみを持ってくれる人が増えて、着物の文化がこの先へも繋がれていくとよいなあと願う、コロナ禍の師走でございました。
こたつ開きと炉開きと亥の子餅の巻
星わにこ
2020/11/25 00:00
11月ももう終わり。寒さも本格的になってきましたね。我が家ではついにこたつを設置しました。これをしてしまうと、いろいろ動かなくなってしまったりはするのですが(笑)心と猫のオアシスなのでやめられません。
こたつなどの火(暖房器具)使い始めには「亥の日」がよいとされ、江戸時代から旧暦10月(亥の月)の亥の日に暖房(火)を使い始めました。亥は陰陽五行説で「水性の陰」とされ、火の対極だから火に勝つ=火事にならないと信じられ、武家は初亥の日、町家は二番目の亥の日にこたつ開きをする習わしがありました。昔は暖房=火でしたから、ことさら火の用心に心がけたのでしょうね。
2020年ではこの亥の月亥の日は11月4日、16日。もう過ぎてしまいましたが、来年は暦に気をつけてこたつを設置してみようかなと思っております。この先の亥の日は11月28日、12月10日、12月22日。これからこたつやストーブなどの暖房器具を使い始めようかなと思われる方は暦も参考にしてみては。
さて、もうひとつ11月といえば炉開きがあります。炉開きとは、お茶の世界でお釜のお湯をわかすのに風炉をやめてお茶用の囲炉裏「炉」を使い始めること。また口切りといって、新茶の茶壺の封をきります。ここからまた、お茶のお稽古の1年が始まるお正月のような日でもあります。
今年はコロナで、お稽古もままならない日々が続きましたが、少人数で感染対策に気をつけながらまたお稽古が始まりました。主菓子には「亥の子餅」を用意。多産のイノシシにあやかって、その年の新米を使った混ぜ餅を作り、亥の月亥の日亥の刻に食べて子孫繁栄、無病息災を祈るという風習があるそう。炉開きにはこの「亥の子餅」をいただきます。11月になり、亥の子餅が和菓子屋さんの店頭に並ぶと、ああ、炉開きだなあと思います。
イノシシの形に見立てた色と形をしているのですが、丸い方が頭、細い方がお尻なのだとか。ワタシはずっと逆だと思っていました。。そして猪突猛進でぶつかってこられないように、頭を向こうにしてお客様にお出しするのだそうです。
などと偉そうに言っていますが、私は万年初心者。月1回のお稽古をほそぼそと続けてお茶に親しむ程度。そんな頻度にも関わらず、以前は忙しい中ばたばたで、なにも準備しないで参加していることに申し訳ない気持ちになることもあったのですが、先生に「そうやって時間を作らないといつまでたってもヒマな時間なんて作れないんだから、お稽古の時間だけでも心を静かに豊かに過ごせばいいのよ」とおっしゃっていただいたことが。
今回も、お休みが長く時間はたっぷりあったはずなのに、やっぱり準備不足(爆)。それでもその時間を持てることがどれだけ自分にとって大切だったかと思い知りました。さらにいろいろキレイさっぱり忘れて、着物で立ったり座ったりもヨレヨレで、体力の衰えに愕然でした。月イチでもなんでもいい、続けていることが大事だったんだなと。。
そしてひさしぶりにやわらかものに手を通しました。仕事もほとんど紬やお召しだったので、何か月ぶりでしょうか。特有の絹のしとっという重さを体に纏う心地よさ。付け下げですが、大好きな房がたくさん描かれた図柄に気分も浮き立ちます。着付けの仕事で日々晴れ着には触れさせていただいているけれど、自分で着るとまた違った嬉しさがありますね。
猫のお尻ご容赦です。
今月は母の祥月命日があり、自分の誕生日がある月でもあり。そんなことをふと思って母の袋帯を締めました。静かに座って、呼吸をするとクク‥‥ククク‥‥と絹鳴りがして、なんだか母とおしゃべりしたみたいな、不思議な気持ち。
仕事以外では家の中にいることが増えおでかけもせず、適当な洋服で過ごす毎日ですが、やはりたまには自分のために手をかけなくてはと思います。その大切さと有り難さが身に染みました。
また感染者が増加して、そんなことばかりも言ってはおられないのかもしれませんが、日々の中で美しいことやもの、文化に触れる時間もやはり人間が生きていくうえで大事なもの。我慢とココロの贅沢と、うまくバランスをとって暮らしていきたいなあと、マスクをつけてのお稽古、炉の中で鳴る釜の松風の音を聞きながら思った一日でした。
などと偉そうに言っていますが、私は万年初心者。月1回のお稽古をほそぼそと続けてお茶に親しむ程度。そんな頻度にも関わらず、以前は忙しい中ばたばたで、なにも準備しないで参加していることに申し訳ない気持ちになることもあったのですが、先生に「そうやって時間を作らないといつまでたってもヒマな時間なんて作れないんだから、お稽古の時間だけでも心を静かに豊かに過ごせばいいのよ」とおっしゃっていただいたことが。
今回も、お休みが長く時間はたっぷりあったはずなのに、やっぱり準備不足(爆)。それでもその時間を持てることがどれだけ自分にとって大切だったかと思い知りました。さらにいろいろキレイさっぱり忘れて、着物で立ったり座ったりもヨレヨレで、体力の衰えに愕然でした。月イチでもなんでもいい、続けていることが大事だったんだなと。。
そしてひさしぶりにやわらかものに手を通しました。仕事もほとんど紬やお召しだったので、何か月ぶりでしょうか。特有の絹のしとっという重さを体に纏う心地よさ。付け下げですが、大好きな房がたくさん描かれた図柄に気分も浮き立ちます。着付けの仕事で日々晴れ着には触れさせていただいているけれど、自分で着るとまた違った嬉しさがありますね。
猫のお尻ご容赦です。
今月は母の祥月命日があり、自分の誕生日がある月でもあり。そんなことをふと思って母の袋帯を締めました。静かに座って、呼吸をするとクク‥‥ククク‥‥と絹鳴りがして、なんだか母とおしゃべりしたみたいな、不思議な気持ち。
仕事以外では家の中にいることが増えおでかけもせず、適当な洋服で過ごす毎日ですが、やはりたまには自分のために手をかけなくてはと思います。その大切さと有り難さが身に染みました。
また感染者が増加して、そんなことばかりも言ってはおられないのかもしれませんが、日々の中で美しいことやもの、文化に触れる時間もやはり人間が生きていくうえで大事なもの。我慢とココロの贅沢と、うまくバランスをとって暮らしていきたいなあと、マスクをつけてのお稽古、炉の中で鳴る釜の松風の音を聞きながら思った一日でした。
Youtubeで日舞発表会。舞台裏を覗いて来たよの巻
星わにこ
2020/11/18 00:00
先日、船橋にキモトモ(着物友達)が習っている日舞のオンライン発表会収録のお手伝いに行ってきました。今、舞台やイベントは開催が非常に難しく、日舞も例外ではありません。表現系の習い事は、発表する場があってこそモチベーションが保てる部分もあります。今まで何度か発表会を観に行っていたのですが、今年はコロナ禍で開催を断念。
以前の発表会の様子:日舞発表会で衣裳着付見学☆藤娘って美しい!の巻
毎年市民センターでやっていた発表会を、オンラインでやろうという若いお師匠さん、藤蔭善次朗さんの発案で、衣装付きで松竹衣装さんや床山さんをお願いして7月に一度配信。11月にも、さらに演目を充実させての無観客配信を行うことになったというわけです。
観客席がない大広間の舞台での収録、控えの間で化粧や着付けをして、順番にお弟子さんたちが踊ります。師匠が主役の鏡獅子がメインの演目だったのですが、撮影も広間を利用したり、収録ならではの演出もあったりして、見応えありです。
私は写真撮影のアシスタントに行ったのですが、配信用の動画撮影のカメラもスマホで撮影し、師匠が自分で編集して数日でYoutubeにアップするというスピード感。時代だな~とびっくり。
日舞の舞台は、踊り鑑賞ももちろんきもの好きにとってはたまらない、ザ☆日本の美の着物姿の宝庫。スタッフで伺ったにも関わらず、テンションが上がりまくり!!
お手伝いの合間に、衣装さんや床山さんのお仕事を見学させてもらったりお話をうかがったりもさせていただきました。裾引きや引き抜きなどの特殊な着付けを鮮やかな手さばきで仕上げて行く衣装さんのお仕事にうっとり。踊っているときに衿などが着崩れたりしないように、ところどころを糸で縫い留めるのですが、しゅっと糸を結んでシャッと伸縮リールについたはさみを伸ばして糸を切る所作がめっちゃかっこいい!!
どんどん美しい衣装が着付けられ、かつらをつけて、踊る社中の皆さんの華やかさ美しさにうっとり。最後のオフショットのところには、着付けの様子なども紹介されているので、そこもお見逃しなく!
床山さんにお話を伺ったところ、この舞台で一番大変なのは鏡獅子のお小姓、弥生のかつらとのこと。4キロ近くあるんだとか。高さもあるのでぐらんぐらんしちゃって大変だと思いますとおっしゃっていました。鏡獅子の毛振りに使う「獅子毛(振り毛)」よりも重いんだそうです。獅子毛は、動物のヤクの毛で作られているんだとか。近くで見ると、ちょっと縮れていてフワフワです。でもとにかく長い! お手入れが大変とのことでした。いつも客席から眺めているものを間近で見られて、とっても嬉しかったです。舞台のお仕事は春はもう全くなく、夏以降からぼちぼちと動き、こうした収録などで呼ばれることもあるが、やはり減っているということでした。
今回は明るいところで音響さんのお仕事も拝見できたのですが、演目にあわせて音楽を用意し、かけ声や拍子木も入れて行く手際も鮮やか。華やかな舞台はいろんな人の力でできているのですよねー。
自粛期間になってから、社中のお稽古もままならなくなり、オンライン稽古を始めたのと平行して、なんと自身の舞踊の動画を100日連続Youtube動画配信した善次朗さん。日舞界の先輩方がオンラインで発信をされているのを見て、自分も願掛けも兼ねて100日踊ってみようと思ったそう。
100日連続というのは踊るのも演目を決めるのも大変で、演歌に振り付けをして踊ったりも。最後は衣装付きで「千本桜」を披露。そういった経験値の積み上げもあり、3時間以上の発表舞台も、自分で編集して配信。
無観客でのオンラインながら本格的に衣装付きの舞台にしようと思ったのは、微力ながら日舞を支えている裏方さんたちにもお仕事をお願いできればとの気持ちもあったそう。伝統芸能の世界で培われてきた技術も、一度途絶えてしまえばそれを復活させることは本当に難しい。着物の世界にも通じるお話だと思って伺いました。
今は映像を誰もがスマホで気軽に撮影できるし、発信もできる時代。とはいえ旧時代の自分はなかなかなじみきれない部分もありましたが、こうして自分で軽々と映像も扱い、発信する姿を見せていただくと、感ずるものがあります。。。
まだまだ踊りたい演目がいっぱいあるんで、それを踊るまでは絶対くたばれません!という善次朗さん。今年日舞を教えはじめてから10周年、コロナ禍で日舞も従来のやり方では続けて行けないかもしれない中、試行錯誤で活動を続けられています。Youtubeでの発信も、実は6年前から。続けているうちにチャンネル登録者数が少しずつ増えてきているそう。何事も継続ですよねー。
今までは限られた人しか知らない、見られなかったこともYoutubeなら全世界に発信できるのがすごい。有料での舞台配信も増えているし、新しい可能性もいろいろ生まれてきそうです。衣装を片付けている動画やメイキング動画もとっても面白く、私も、何度も動画を見せてもらっているうちに日舞に親しみがわいてきました。たくさんの方に日舞の魅力が伝わりますように。着物ファンにはぜひみていただきたいチャンネルです!
ふじかげよしじろうチャンネル
自粛期間になってから、社中のお稽古もままならなくなり、オンライン稽古を始めたのと平行して、なんと自身の舞踊の動画を100日連続Youtube動画配信した善次朗さん。日舞界の先輩方がオンラインで発信をされているのを見て、自分も願掛けも兼ねて100日踊ってみようと思ったそう。
100日連続というのは踊るのも演目を決めるのも大変で、演歌に振り付けをして踊ったりも。最後は衣装付きで「千本桜」を披露。そういった経験値の積み上げもあり、3時間以上の発表舞台も、自分で編集して配信。
無観客でのオンラインながら本格的に衣装付きの舞台にしようと思ったのは、微力ながら日舞を支えている裏方さんたちにもお仕事をお願いできればとの気持ちもあったそう。伝統芸能の世界で培われてきた技術も、一度途絶えてしまえばそれを復活させることは本当に難しい。着物の世界にも通じるお話だと思って伺いました。
今は映像を誰もがスマホで気軽に撮影できるし、発信もできる時代。とはいえ旧時代の自分はなかなかなじみきれない部分もありましたが、こうして自分で軽々と映像も扱い、発信する姿を見せていただくと、感ずるものがあります。。。
まだまだ踊りたい演目がいっぱいあるんで、それを踊るまでは絶対くたばれません!という善次朗さん。今年日舞を教えはじめてから10周年、コロナ禍で日舞も従来のやり方では続けて行けないかもしれない中、試行錯誤で活動を続けられています。Youtubeでの発信も、実は6年前から。続けているうちにチャンネル登録者数が少しずつ増えてきているそう。何事も継続ですよねー。
今までは限られた人しか知らない、見られなかったこともYoutubeなら全世界に発信できるのがすごい。有料での舞台配信も増えているし、新しい可能性もいろいろ生まれてきそうです。衣装を片付けている動画やメイキング動画もとっても面白く、私も、何度も動画を見せてもらっているうちに日舞に親しみがわいてきました。たくさんの方に日舞の魅力が伝わりますように。着物ファンにはぜひみていただきたいチャンネルです!
ふじかげよしじろうチャンネル袖無し綿入れ半纏「つんぬぎ」って知ってますか?の巻
星わにこ
2020/11/11 00:00
寒くなってきましたね~! 家の中であったか上着を着たくなると我が家で登場するのが「ねこ」。お友達のお母様の手作りなのですが、これが本当に軽くてあたたかいのです。なにより作業の邪魔にならないので重宝です。我が家はこたつライフなので、これとこたつがあればけっこう寒くてもエアコンのお世話にならずに過ごせます。
関連記事:真綿パワー恐るべし!「ねこ」を背負ってあったか着物ライフの巻
さてそんなところに、今年新たなる防具が追加されました。その名も「つんぬぎ」。SNSで、宮城出身のキモトモ(着物友達)が「つんぬぎ」をアップしていて、いいなあ~とつぶやいたところ、譲っていただけることに。
早速いただいた「つんぬぎ」。なにかといいますと、袖無しの綿入れ半纏のこと。ちゃんちゃんこを想像してもらうとよいと思います。ちゃんちゃんこと違うのは、前に紐がないことでしょうか。
東北では綿入れ半纏のことを「どんぶく」といい、胴服が語源だそう。その袖がないものなので、袖(筒)が抜けた、脱げたということで「つんぬぎ」(発音はつんぬぢ)と呼ばれています。
この袖のない綿入れ半纏は、地方によって呼び名が違います。私の生まれた岐阜では「袖無し」とか「でんち」と呼ばれていました。
東北では「つんぬぎ」、中京から西日本では「でんち」「てんこ」(殿中羽織が語源)、他に「はんこ」と呼ぶ地域もあります。形も微妙に違ったりするのですが、総じて袖のない綿入れ半纏、ということになると思います。
綿入れの防寒具は、しょっちゅう洗ったりするものではなく、布団等と同じような扱いでお手入れをします。1シーズンに一度押し洗い、綿がへたったりちぎれてきたりしたら仕立て直しをするもの。だから、汚れやすい衿の部分は黒い繻子で作られていました。
寒い地方では、必須アイテムだったもの。懐かしく思う方も多いでしょう。まだまだ愛用者も多いと思います。以前「どんぶく」をいただいたのですが、これがマジ暖かくて、布団をかけているようなかんじで、着て作業していると眠気が襲ってくるほど(笑)。
早速いただいた「つんぬぎ」を着てみると、「ねこ」よりも、前身頃がある分暖かい。でも、「ねこ」は背中により密着しているので、背中は「ねこ」のほうがダイレクトに暖かい感じがするかも。
一度着たら手放せなくなって、今も着て原稿を書いております。最近、気分転換に髪の毛を切ってボブスタイルにしたのですが、シャツの上につんぬぎを着て、ふっと鏡をみたら、そこに見覚えのあるものがいました。おい!鬼太郎!(CV.田の中勇)
どこまでも昭和の呪縛から逃れられない私でした。。。(またこのオチですみません。。)
着物の上に羽織っても、もちろんあったか。外出着ではありませんが、さむ~い季節のおうち着物の強い味方です。袖がないのって、動きやすいんですよね。「つんぬぎ」は入手しにくいかもしれませんが、袖無し半纏やポンチョ、ちゃんちゃんこは手軽に購入できますので、昭和感を恐れない勇者はぜひお試しを! それにしても、いろんな名前がついていて、定義がよくわからないけど、あったかければいいや(いいのか)。今風に言ったら、綿入りベストとかジレ?とかになるのかな。
そんなこんなで、ちょっとショッピングサイトを覗いたら、緑と黒の市松模様やピンクの麻の葉模様の半纏(袖無しじゃない)がたくさんありました! うぬぬ、どこまでいっても鬼滅の刃、恐るべし。お後がよろしいようで。
綿入れの防寒具は、しょっちゅう洗ったりするものではなく、布団等と同じような扱いでお手入れをします。1シーズンに一度押し洗い、綿がへたったりちぎれてきたりしたら仕立て直しをするもの。だから、汚れやすい衿の部分は黒い繻子で作られていました。
寒い地方では、必須アイテムだったもの。懐かしく思う方も多いでしょう。まだまだ愛用者も多いと思います。以前「どんぶく」をいただいたのですが、これがマジ暖かくて、布団をかけているようなかんじで、着て作業していると眠気が襲ってくるほど(笑)。
早速いただいた「つんぬぎ」を着てみると、「ねこ」よりも、前身頃がある分暖かい。でも、「ねこ」は背中により密着しているので、背中は「ねこ」のほうがダイレクトに暖かい感じがするかも。
一度着たら手放せなくなって、今も着て原稿を書いております。最近、気分転換に髪の毛を切ってボブスタイルにしたのですが、シャツの上につんぬぎを着て、ふっと鏡をみたら、そこに見覚えのあるものがいました。おい!鬼太郎!(CV.田の中勇)
どこまでも昭和の呪縛から逃れられない私でした。。。(またこのオチですみません。。)
着物の上に羽織っても、もちろんあったか。外出着ではありませんが、さむ~い季節のおうち着物の強い味方です。袖がないのって、動きやすいんですよね。「つんぬぎ」は入手しにくいかもしれませんが、袖無し半纏やポンチョ、ちゃんちゃんこは手軽に購入できますので、昭和感を恐れない勇者はぜひお試しを! それにしても、いろんな名前がついていて、定義がよくわからないけど、あったかければいいや(いいのか)。今風に言ったら、綿入りベストとかジレ?とかになるのかな。
そんなこんなで、ちょっとショッピングサイトを覗いたら、緑と黒の市松模様やピンクの麻の葉模様の半纏(袖無しじゃない)がたくさんありました! うぬぬ、どこまでいっても鬼滅の刃、恐るべし。お後がよろしいようで。
黒羽織をジャケットに、が流行る!?の巻
星わにこ
2020/11/04 00:00
先月、NHKの番組で続けて着物にスポットがあたってましたね。「世界はほしいモノにあふれてる」では、イギリスで黒羽織をジャケット感覚で着ている、というのを紹介していました。
確かに黒は使いやすい。紋付羽織の本来の使い方も、そんなに見ることのなくなっている日本でも、古着の楽しみ方としてありですよね。若い人が着てたわよ、なんて目撃情報もあり、流行るのかも?
3年前にきものチャリティでゲットした赤いバラの絵羽織を、ヨーロッパでジャケット代わりに着たお嬢さんの話を思い出しました。
関連記事:チャリティその後☆箪笥から飛び出した着物たちの巻
私は、夏に夏の紋付黒羽織の裄が短いものなど、本当に申し訳ないような値段でゲットして、冷房よけに羽織ったりしています。シルクだし、Tシャツの上に羽織っても、本当に肌触りもよくて最高です。夏羽織は単衣なので、洋服用でもう縮んでもいいと割り切って、自宅で手洗いしてしまっています。でも、あんまり外には着ていきません。
冬も家や仕事場で裄の短い絞りの羽織をよく羽織ったりしていましたが、すっごく軽くてあったかいんです‥‥でも外出する勇気はなく、どうにも自分の中でいけてない感が強いなあとよく鏡を見ると、裄が短いと半纏ぽいんですよね~。昭和の受験生感が強い。
裄が短いのが問題か、と裄ピッタリの男性用のヒゲ紬の羽織をゲットしてみましたが、全体的に重いので、家の中ではどうかなあというかんじ。もしかして、黒羽織が流行れば外に着ていけるのかも!?ジャケットコートみたいでいいのかも!? 他にもあるよ? おばあちゃんの絵羽織とか‥‥。
今、鬼滅の刃も大流行じゃないですか。アレでも学生服みたいな隊服というのの上に羽織を羽織っていますよね。キャラごとに伝統模様の派手なやつを羽織っていますけど、主人公の妹、禰豆子は黒羽織ですよね。きてる? 黒羽織きてる? 需要急上昇??
なんて思っていたところに、やはり同じ番組を見たキモトモ(着物友達)にのせられて、ジーンズとセーターに男物の紋付の羽織を羽織って、首にストールを巻いて、仕事場のご近所の酉の市まででかけてみました。
紬の羽織とまた違って、羽二重はしっとりとしていて着心地もとてもよく、セーターの上からでもやわらかものの着物特有の「纏う」感覚もあって、これはいいかも! 露店の人に、あら、素敵ですね、なんて言ってもらってへへへ、なんて思ったりして。
ちょっといい気になったところで、ふと鏡をみたら、おやっ? ものすごい既視感が……。あー。。必殺仕事人の中村主水感でした(昭和)。思わぬ落とし穴。。
羽織ってコートと違って、体の前がちょっと開くじゃないですか。なんかちょっとあるといいかなと思って、ストールを巻いたのが主な敗因(笑)かとは思いますが……。
あとは私が、イギリス人でも若い人でもないということですかね……。昭和生まれだから、やっぱり昭和の呪縛から逃れられないってことですかね……。おばーちゃんの羽織を着たら、やっぱりおばーちゃんになるってことですかね……。とか、しばらく思ってたんですけど、おしゃれな人は、老若男女性別国籍関係なく、どんなアイテムでもバシっと決められるもんなんだよな、と思い当たりました。
同じコーディネートでも「お洒落だね!」と言われる人と、「あんたそれ間違ってるよ」と思われる人がいますよね。。まあそういうことです。おしゃれな人は、天賦の才だけでなく、努力もしてますしね!
もうちょっと流行って黒羽織スタイルが認知されると、私でも着やすくなるかもしれません(他力本願)。洋服でも着物の黒羽織風の羽織ものも見かけたりするし、おしゃれな人、ばんばん洋服にも着物にも、黒羽織を羽織って流行らせてください!!
羽織ってコートと違って、体の前がちょっと開くじゃないですか。なんかちょっとあるといいかなと思って、ストールを巻いたのが主な敗因(笑)かとは思いますが……。
あとは私が、イギリス人でも若い人でもないということですかね……。昭和生まれだから、やっぱり昭和の呪縛から逃れられないってことですかね……。おばーちゃんの羽織を着たら、やっぱりおばーちゃんになるってことですかね……。とか、しばらく思ってたんですけど、おしゃれな人は、老若男女性別国籍関係なく、どんなアイテムでもバシっと決められるもんなんだよな、と思い当たりました。
同じコーディネートでも「お洒落だね!」と言われる人と、「あんたそれ間違ってるよ」と思われる人がいますよね。。まあそういうことです。おしゃれな人は、天賦の才だけでなく、努力もしてますしね!
もうちょっと流行って黒羽織スタイルが認知されると、私でも着やすくなるかもしれません(他力本願)。洋服でも着物の黒羽織風の羽織ものも見かけたりするし、おしゃれな人、ばんばん洋服にも着物にも、黒羽織を羽織って流行らせてください!!
腰紐がさっと使える「ヘビちゃん」のつくり方の巻
星わにこ
2020/10/28 00:00
秋晴れが続いて気持ちのよいお天気、絶好の着物でおでかけ日和ですね。友人のカメラマンと運営している写真スタジオでは、このごろ七五三の撮影が続いています。鬼滅の刃が流行っているせいか、子どもたちは着物姿をとても気に入ってくれて、苦しいとか脱ぎたいとか言う子はほとんどいません。
お子さんだけじゃなく、パパママも着物を!とおすすめしているのですが、周知が足りずにスタジオにいらしてから、えっ、親も着ていいんですか? とか、知ってたら着たかった~というお声をいただくことがあります。今までは次回ぜひ、なんてお声掛けしていたんですが、先週七五三のお子さんだけの着物を予約いただいていたご家族に、「今お願いしたら、着られますか?」と聞かれました。今は、コロナで1日1組の撮影とさせていただいているため時間に余裕もあったので、急遽ご両親もレンタルの着物に着替えていただきました。
パパは、着物着るの初めてっス!、ママは成人式以来~!とニコニコ。パパが言い出しっぺなのですが、「えっ、帯ってこんな下で結ぶんスか!」「この、下に履くのがハカマですか」「足袋、どうやって止めるんですか」なんて言いながら、とても楽しんで着てくれました。似合うよなんてお互いに褒めあったり(本当にお似合いでした!)とてもほほえましかったです。主役の男の子は、羽織袴でダンスを踊ってましたが、これがまたかっこよかった!
家族の全員和装はほんとに絵になるので、ぜひ皆さんにお勧めしたいです! お子さんはもとより、ママももちろん、パパがこれまたかっこよくなります。
着物ってもっと大変だと思ってたけど、動けるし、楽しかった!と感想をいただきました。これをきっかけに、着物好きになっていってくれたらこんなに嬉しい事はありません。苦しくなく、楽できれいな着付けで着物を好きになってほしい。そんなことを思いながら日々写真館での着付けのお仕事をさせていただいてます。
さてさてめっちゃ前置きが長くなってしまいましたが、今日はそんな着付けのときに腰紐をさっととれる裏技をご紹介します。着付師さんはみなさんやってらっしゃると思いますが、私は「ヘビちゃん」と呼んでます。
二つ折りにした腰紐を、端がバラバラのほうから左手にくるくると巻き付けていき、最後にわっかになった方を手を引き抜きながら輪の中に少しもぐらせます。これでできあがり。
ヘビがとぐろを巻いているような形になるので「ヘビちゃん」と心の中で呼んでいるのですが、特に決まった名前はないと思います(笑)。こうして置いておくと、さっと輪を持てばはらりとほどけて腰紐が使いやすい。こういうちょっとした準備の差で着付け時間にも差がでてきます。
普段自分が着るときには、椅子や鏡にだらんと腰紐をひっかけておくことが多いのでヘビちゃんにはしませんが、かけるスペースがなかったりしたときには使えるワザです。
着付けをさせていただくたびに、支度や始末の差が、着付けの時間や仕上がりの差にも繋がってくるのだなとしみじみと感じています。精進しなくては(><)
スタジオも、ソーシャルディスタンスがとれるように改装して、荷物を大移動したので、ああでもないこうでもないと片付け中。動線をしっかり考えて、スムーズに着付けができるよういろいろと考えております。なんでもこういう積み重ねなんですね。怠け癖と闘いながら、がんばっております!
着物を着るというのは、私にとって、放っておくとずーっとだらだらごろごろしたい自分との闘いなのかも~~(笑)。
ヘビがとぐろを巻いているような形になるので「ヘビちゃん」と心の中で呼んでいるのですが、特に決まった名前はないと思います(笑)。こうして置いておくと、さっと輪を持てばはらりとほどけて腰紐が使いやすい。こういうちょっとした準備の差で着付け時間にも差がでてきます。
普段自分が着るときには、椅子や鏡にだらんと腰紐をひっかけておくことが多いのでヘビちゃんにはしませんが、かけるスペースがなかったりしたときには使えるワザです。
着付けをさせていただくたびに、支度や始末の差が、着付けの時間や仕上がりの差にも繋がってくるのだなとしみじみと感じています。精進しなくては(><)
スタジオも、ソーシャルディスタンスがとれるように改装して、荷物を大移動したので、ああでもないこうでもないと片付け中。動線をしっかり考えて、スムーズに着付けができるよういろいろと考えております。なんでもこういう積み重ねなんですね。怠け癖と闘いながら、がんばっております!
着物を着るというのは、私にとって、放っておくとずーっとだらだらごろごろしたい自分との闘いなのかも~~(笑)。
着付け時間を早くするには事前準備とイメトレが9割の巻
星わにこ
2020/10/21 00:00
よく、何分くらいで着物を着ますか?と聞かれることがあります。普段の紬に名古屋帯、というようなスタイルなら着付け時間は肌着をつけるところからで15分くらい見ています(ヘアメイク別)。
肌着&補整5分、長襦袢(うそつき衿が多いけど)&着物で5分、帯で5分というかんじでしょうか。
もっと早く着ようと思えば着られるかなと思いますが、手順を丁寧に追って、ある程度きれいに着ようと思うとそんな時間になります。時間を縮めることより、楽にきれいに仕上がりがきれいに着られるほうを重視したいと心がけています。
ただこれは、すべての着付け道具が手元に揃っていることがポイント。数がちゃんとある着付けの道具、過不足ない肌着と補整グッズ、ちゃんと半衿のついた襦袢、シワの入ってない着物、コーディネートされた帯と帯揚、帯締め。
朝、いきなり着物を着よう!となってあれがなーいこれがなーい、やべっ、裾に折れ目が入ってる!アイロン!アイロン! えっと、どっちの帯にしようか、帯締めはどれ? あーもうこれでいいや! えーん気に入らない、あっ帯結び失敗した!なんてやっていたら確実に1時間以上はかかります。もう気持ちも焦って、着付けが終わるころには気持ちもぐだぐだ。もう出かけたくない(涙目)とかになっていることも。
大事なのは、前日までの事前準備とイメトレです!
なにをイメージトレーニングするのかというと「着付けの手順」と「着物をこういう風に着たいという理想の姿」です。着付けの手順は、ひさびさに着るときとかだと忘れがち。私も、帯の変わり結びとか本を読んだり動画を見たりして思い出しておきます。
あとは、なぜその手順をそのようにするかという理屈(特に補整)と、仕上がりの理想型(衿の出方や、おはしょり、帯の形、帯締めの位置や帯揚げの出し加減などなど)もイメトレ対象です。そこが明確に意識できているかできていないかで仕上がりはとても変わってきます。
こうなりたい!という姿がはっきりしていればしているほど、そこに近づけていけばいいわけなので、まずはそこのイメージを強く持つことはとても大切なのです。
これは、着物を出さなくてもできるし、スマホや雑誌や動画などで「これは素敵!」「こうなりたい!」という憧れをインプットしていく作業なので楽しみながらできますよねー。とにかく、着物の形に慣れる、触れる、美しさを普段から感じておくのが大事です・
そして着る前の事前準備。組み合わせる着物と帯と‥‥というコーディネートとコンディションチェックはもちろんですが、着付けの小物や肌着、補整用品などもまとめておくことが大事です。
そこまでしておけると、余裕を持って着付けもできるし、プラスアルファで帯飾りをつけたりアクセサリーやバッグのコーディネートまで気持ちが行き渡りますよねー。
家でゆるりと着るような普段着物は別ですが、外に出て、人に会うときに着る着物はキチンと着たいと思っています。多少のうまくいくときいかないときはありますが、平均値は、イメトレをして気をつけて着れば着るほどちょっとずつ上がる。
準備、イメトレで当日着付けの9割はもらった!といっても過言ではないでしょう。
あとの1割は、体調とテンション!
わかっていても、なかなかやりきれないときもありますが、人間だもの‥‥ということで(笑)。
しまい込んでしまうとわからなくなるような小物はトラベルバッグに入れてまとめておいたり、当日あ、やっぱりこっち、みたいなこともありますので、帯締め帯揚げなんでも一カ所に集めておくように気をつけています。
関連記事:これは使える!トラベルポーチで着付小物の整理の巻
あとでやろうはバカやろうなんじゃ(ノブ。
なんでもいきあたりばったりの自分に言い聞かせながら、明日着る着物の準備をします。これもね、楽しみながらできると一番いいですよね!
そこまでしておけると、余裕を持って着付けもできるし、プラスアルファで帯飾りをつけたりアクセサリーやバッグのコーディネートまで気持ちが行き渡りますよねー。
家でゆるりと着るような普段着物は別ですが、外に出て、人に会うときに着る着物はキチンと着たいと思っています。多少のうまくいくときいかないときはありますが、平均値は、イメトレをして気をつけて着れば着るほどちょっとずつ上がる。
準備、イメトレで当日着付けの9割はもらった!といっても過言ではないでしょう。
あとの1割は、体調とテンション!
わかっていても、なかなかやりきれないときもありますが、人間だもの‥‥ということで(笑)。
しまい込んでしまうとわからなくなるような小物はトラベルバッグに入れてまとめておいたり、当日あ、やっぱりこっち、みたいなこともありますので、帯締め帯揚げなんでも一カ所に集めておくように気をつけています。
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あとでやろうはバカやろうなんじゃ(ノブ。
なんでもいきあたりばったりの自分に言い聞かせながら、明日着る着物の準備をします。これもね、楽しみながらできると一番いいですよね!
帯付きってなに? この時期はショールが重宝の巻
星わにこ
2020/10/14 00:00
秋も深まってきて、上着はなにを着ようか迷う日もありますね。私はこの外出自粛期間にバカじゃないの?というくらいまた洋服を処分してしまいまして、着るものがない‥‥となっているところです(学習しろよ)。
着物も、この時期本当に迷います。フォーマルシーンではもう袷一択だと思いますが、普段に着るのには、単衣も10月中はしまいこめません。
またこの時期よく耳にするのが「帯付き」という言葉。帯付きとは、上着を着ていなくて、長着と帯だけの姿。え、着物姿ってそういうことでしょ、と最初は私も思ったのですが、「外出するときは上着(道行き、コート、羽織など)を着るのが礼儀」で、帯付きは失礼とはいわないまでも気軽な装い、というニュアンスで言われます。昔は上着を着ないで外出するのは芸者さんなどいわゆる玄人さんだけだった、ということからきているようです。今でもフォーマルなお出かけなどでは道行きを着て、と言われることもあります。
そういう感覚で上着を着る意味としては、華やかな装いを見せびらかさない的なものがあるかと思いますが、機能的には防寒と汚れ防止ですよね。
暑いシーズンは薄羽織を着たりしますが、袷の羽織はいつからかというと『紅葉が色づく頃から桜が散るまで』と言われるように、まあ東京では11月くらいからが目安でしょうか。それまでは単の羽織やレースの羽織なども使います。このあたりは、気温と、コーディネート的に寒々しくないかな、暑苦しくないかな、というような感覚で判断してよいと思います。
寒くはなくても、たしかに移動中の帯の汚れなどは気になるので、私は「羽織やコートを着るほどの気温やフォーマル度合いではないけど‥‥」というような時にはショールを使います。昼間は暖かくても夜冷え込むことも増えてきますし、1枚あるとさっと羽織れて重宝です。
寒いなあと思って着込んでしまうと、公共交通機関などでふいうちで暖房がきいていたりで暑くなりすぎちゃうことも。さっとつけはずしができるショールは普段着にはとても便利。
和装にこだわらず、洋服でも兼用できるようなちょっと大きめのショールがおすすめです。
Gotoキャンペーンも始まって、気をつけながら外出も楽しめればよいなと思う今日この頃。街でも、着物姿をちょこちょこ見かけることが増えたような気がします。着物が恋しいなと思う気温にもなってきましたし(これが一番大きいかも(笑))、自分の楽しみのために、着物でおでかけもたまにはいかがでしょうか?
寒いなあと思って着込んでしまうと、公共交通機関などでふいうちで暖房がきいていたりで暑くなりすぎちゃうことも。さっとつけはずしができるショールは普段着にはとても便利。
和装にこだわらず、洋服でも兼用できるようなちょっと大きめのショールがおすすめです。
Gotoキャンペーンも始まって、気をつけながら外出も楽しめればよいなと思う今日この頃。街でも、着物姿をちょこちょこ見かけることが増えたような気がします。着物が恋しいなと思う気温にもなってきましたし(これが一番大きいかも(笑))、自分の楽しみのために、着物でおでかけもたまにはいかがでしょうか?





























