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夏の小物をいっきに仕舞う☆衣替えの巻

星わにこ
2018/09/26 00:00
 秋の長雨,急に肌寒くなりましたね。もう絶対袷なんか着られる日がくる気がしないと思っていましたが、やっぱり季節は巡るのだなあと感心。  こうなったら諦めて(何を)天気予報とにらめっこして、天気のよい日に帯締めと帯揚の入れ替えをしなくては~~と思っているわにこです(思ってるだけかよ!)。  まだ少し暑い日もありそうですが、絽や麻の帯揚はもうおしまい。縮緬を使いたくなるまで、綸子などのすっきりとした帯揚で過ごします。  インナーや着物は気温にあわせてまだまだ夏仕様だったり、単衣だったり‥‥ですが、小物から季節先取りのお洒落を楽しみましょう。逆に、夏に向かう5月後半からは小物に夏物を取り入れて、先取りを楽しみます。  昨日にしがみつかないで、さらりと次の季節に進めたら、かっこいいですもんね。まあ現実は、なかなか衣替えもおっくうだったりするわけですが。。。  浴衣や絽、紗など完全な夏の着物は、普段のものは6つに畳んで(イラスト参照)風呂敷につつんで、夏物と書いた押入れケースに入れてしまいます。  帯締め帯揚も、夏のものは全部集めて、また使う季節まで風呂敷にくるんで同じケースに入れます。  帯揚は、すごく汗をかいたときにしたものなど、おしゃれ着用の洗剤で洗います。夏物は汗じみができやすいので、薄い色のものは特に気を使います。そうでないものも、さっとアイロンをかけてから仕舞っておくと次に出したときにとても気持ちがいい!  私は帯揚を箪笥の引き出しに入れているので、そこに入れる大きさにたたんで風呂敷に包んでおいて、入れ替えの季節にそのままズボっと冬物と入れ替えます。これ結構快感。  一度、この帯締めと帯揚をまとめて箱に入れておいたんですが、箱に入れたこととどこにおいたかを引越し騒動でわからなくなってしまい、季節の小物が全部ない~~~! と真っ青になったことが(笑)<あんまり笑い事じゃないという。。。  それ以来、季節が終わったものは全部一カ所にまとめておくことを心がけています。小物がないと、本当に困るんだ!!と身に染みた出来事でした(そんなことばっかり)。今も、あーおちよ(妄想のお手伝いさん)が全部虫干しして箪笥の入れ替えしてくれないかな~と積み上がった夏物とにらめっこしているわけですが‥‥。仕方ないので自分がお手伝いさんに変身してがんばりたいと思います。まあ~わにこ奥様ったら、こんなところに染みをつけて! キレイにしておかなくては!! 来年の夏に見つかったら叱られちゃう! な~んて(どんなプレイ)。  A型のサガなのか、やるとなったらとことんやらないと気がすまないので、とりかかるまでに時間がかかるのが難点‥‥。日々の積み重ねがあるとらくちんなのはわかっているんですが。  さあ、ため息をついてないで、雨があがったら衣替え。がんばれワタシ! がんばれみんな!(えっ!もう終わってる? 私だけですかっっ!

長3封筒を使って足袋を収納☆の巻

星わにこ
2018/07/18 00:00
 酷暑という言葉がピッタリのうだるような毎日。西日本豪雨の被害の甚大さと後片付けの過酷さを思うと言葉を失います。それどころではないかもしれませんが、もし水に浸かってしまって諦めきれない着物があったら、無料で洗いやお直し相談をされている呉服屋さんや団体もあります。遠慮せずにたくさんの手を借りて乗り切ってください! 命大事に、一刻も早い復旧を祈っております。  そんな折、ちょっと呑気な記事かもしれませんが‥‥。春に自宅と仕事場のダブル引越しをして、モノが積み重ねられたところで生活していた私ですが、やっと少しずつ片付ける気力が湧いてきました。  なにが問題だったかというとやはり「モノが多いこと」。モノが多いとどれが要不要かの判断もつかなくなるし、とにかく動けなくなってしまうのですよね‥‥。思い切って捨て始めてから、ちょっと動けるようになってきました。  着物も随分思い切って処分したのですが、まだまだ‥‥。減ったと思うと頂き物が舞い込んだりして、なぜ減らないの! です。もう自分では無理とあきらめ、またお片づけのプロに助けてもらおうと画策中です。  さてそんな私ですが、できることはちょっとでもやろうと小物類の片づけに手をつけました。私の場合、特に着物を着た時にアワアワするのが足袋。引き出しから出て来る足袋、出て来る足袋、全部右足とかなんでこうなるの! 基本白足袋しか履かないのがまた余計混乱のもとです。  安い時に買い足したり、汚れてしまったり、なくしてしまったりして混迷を極めている足袋の引き出しをなんとかするべと立ち上がりました。  まずは消耗品と割り切ってダメージの大きいもの、相方が見つからないものは思い切って処分(一体かたっぽはどこにいってしまったのか‥‥嘆息)。残った足袋を漂白して丁寧に洗い直し。  石けんプラス漂白剤つけおきで足袋のカンタンお手入れの巻  http://ichirimall.ldblog.jp/archives/49430357.html  真夏の日差しで一瞬で乾くのは、唯一ありがたい点です‥‥。さて、次はどうやってペアをはぐれさせないで収納するか、ですが‥‥。  ネットなどで調べてみると、1足づつ交互にしたり、印をつけたり‥‥とありましたが、実は私の足は外反母趾の幅広な上にむくみ体質という可哀想な象足でして‥‥ストレッチ足袋と幅広の足袋しか履けないのです。ストレッチ足袋って、ふにゃふにゃしてて、ブロードの足袋みたいにピシッと立たないんですよね~(哀)。よそいきの足袋とは別に、普段履きの足袋をなんとかしたい‥‥。  いろいろ考えた末、足袋カバーが紙で巻いて1足をまとめてあるのを参考に、洋3封筒(A4が三つ折りにして入るサイズ)を3つに輪切りにして、そこに足袋を入れてみました。お、なんかいいかんじ!  私は空いていた木箱に入れましたが、これは靴や草履の箱と大体同じ大きさです。空き箱を利用してもいいですね。  ついでにラベリングもして、使ったら戻すように。洗濯をしてもその封筒の輪っかに戻すだけなので、迷子がなくなりました。指定席を作ったことで買い替えのタイミングもわかりやすくなりそう。 (ちなみにストレッチ足袋にLとMが混在しているのは、めちゃむくんだときはLしか履けないからなんです‥‥どんだけ足がむくむねん!)  もし、白足袋ばかりで左右が迷子になっちゃう!という方がいらしたら、試してみて下さいね。もっといい方法あるで!という方がいらしたら、ぜひ教えて下さい!(他力本願か)  いずれにせよ、数を絞って管理することの大切さを痛感中のわにこでした。

えり芯の収納☆空き缶を使うと便利でしたの巻

星わにこ
2018/04/25 00:00
 4月からいきなり真夏日になったかと思うと肌寒かったり、本当になにを着ようか迷ってしまいますね。なんかオールシーズン着られる衣服内温度調節付きの着物インナーとか開発されないかしらとか思ってしまうわにこです。  皆様えり芯の収納はどうされていますか? つい引き出しの中に結構ずさんに放り込んでおいて、折れてしまったりペコペコさせてしまったりしていませんか? え、私だけですか?  えり芯はまるめておくと、折れずに綺麗に収納しておけます。  以前は輪ゴムや髪ゴムで留めたりしていたのですが、輪ゴムは頼りない時もあったり、いい加減な私はゴムをどこかにやってしまうことも多く、着物クリップで留めておく方法に落ち着いていました。でもやっぱり、クリップが手近になかったり(どんだけモノの管理が苦手なんだか)。  クリップ留め形式は、持ち歩きにもとっても便利で気に入っているのですが、引き出しに入れると横になってしまったり、なんか納得いかない形が気になっていました。そこでキモトモに「丸いカンに入れるといい」と聞いて試してみましたよー!  おおー!これはスッキリでステキ。すっぽり入ってしまうと取り出しにくかったりするので、ちょっと浅めのカンに入れてみました。  予備のものや固さの違うものもスッキリ一緒にしまっておけるので便利!  大体直径8センチ前後のものが扱いやすそうです。あまり太くてもジャマですし、細くてもプラ芯だとクセがきつくつきすぎてしまいます。  使い終わったガムテープの芯とかデコって使ってもいいかもしれません。ペットボトルを輪切りにしたりしてもよいかもかも。  これでベコベコの衿芯にはおさらば! 引き出しの中もスッキリ! ですね\(^O^)/

お引っ越しに収納に☆風呂敷包みの基本とコツの巻

星わにこ
2018/03/30 00:00
 そんな中、自宅と仕事場をダブルで引っ越すことになっているわにこです。しかも時期もどんかぶり、リフォームも同時進行でもうしっちゃかめっちゃかであります。終わらない冬はない! 明けない夜はない! 終わらない仕事もない! とブツブツいいながら、今日も荷物と格闘しております。  自宅も仕事場も、運ぶ着物の量が半端ない! 自宅のほうは、引越し屋さんから1箱に10枚ほど入る専用ダンボール(あるんですね!)をもらい、たとう紙のままばんばんつめこんでいます。が、仕事場は徒歩2分の場所に越すというのもあって、自力で引っ越すことにしたものの、着物の運搬がなやましい‥‥と思っていたのですが、これが、風呂敷に包むとあら便利!! 着物や帯って結構重いのですが、ふろしき包みにするととても運びやすいのです。  ダンボールに入れるときも、こまごましたものを風呂敷につつんでから入れると、非常に整理しやすい。  ドロボウさんが唐草模様の風呂敷を背負っている絵を見たことがあると思いますが、たしかに持って入るときはかさ張らず、どんなものでもざっくりまとめて包んで運べる。凄腕のバッグ&パッキンググッズです。  子供が小さいとき、風呂敷の上で遊ばせて、遊び終わったらおもちゃをざっくり包んで片付けておいたりもしましたが、本当に「なにかをまとめて包んじゃう」そして「運ぶ」ことにおいて、風呂敷ほどフレキシブルなものもないのではないでしょうか。  先日は、お膳7客を隣駅に運ぶというミッションがあったのですが、風呂敷のおかげで無事包んで運ぶことができました。いろんなサイズの箱なども、きちんと包めばかなりうまくパッキングできます。段ボール箱だと「後少しで入らない!」とかいう場面でも、自在に対応できるところがすごいなと思います。  また収納時にも風呂敷は本当に便利。私は衣替えしてオフシーズンの着物や帯、衣類は風呂敷につつんで押入れボックスに入れたり、スチールラックに積んでおいたり。種類別に分けておけば、その包みを手に取ればそこから探すことができるんです。  着物を風呂敷に包んでおくときのコツは、空気をぬきながら、丁寧に包むこと。角と角をあわせるとき、間の布を遊ばせないできちんと中に寄せること。こうすることで持ち運びのときに、中で布が遊ばないのでシワになるのを防げます。  引越しのときだけではなく、旅行や収納のときにもこれをするだけできれいにしまえますので、ぜひピッチリ包み込むようにしてみてください。なんだかいろいろなテクニックを覚えたくなりますが、基本の「平包み」「お使い包み」「四つ結び」を覚えれば基本大丈夫!  結び目はタテ結びではなく真結びで!(帯揚と同じです!) 「平包み」は結ばないで包む。ゴロゴしないし、なにか他の容れ物にさらにいれるときにはこれでも。 「お使い包み」は一つの角だけ結ぶ。いわゆるお弁当結び。1つの対角線で十分に荷物を包めれば結ぶのは1カ所でオッケー。 「四つ結び」は2つの角を結ぶ。ゴロゴロはしますがこれが中身が一番安定します。引越し等荷物として運ぶときには安心。  そして、風呂敷は汚れたら洗えます。畳んでしまえば邪魔にもなりません。改めて風呂敷の力に開眼したわたくし。バッグにも風呂敷を1枚入れて歩くようになりました。  風呂敷を一度、見直してみませんか?

続・お片づけ!箪笥の整理と不要な着物の寄付の巻

星わにこ
2017/03/01 00:00
 まだまだ北風の冷たい毎日ですが、スッキリとした気分で春を迎えたい!と部屋の片付けを進めているわにこです。  またまたさかもと先生に教わりつつ、1日で一気に着物を片付けましたよ!  帯締・帯揚のときに予行練習したのがよかったのか、流れについて覚悟(笑)を決め、とにかく家中にある着物関連のものを引っ張り出してきて、種類別にしてまとめ、用途別・色別などに分けて収納していくのですが‥‥‥。  明らかに収納(箪笥)の容量に対して、モノが多すぎる!!!!! というのが、よくわかりました。今までは、ちらちらと引き出しをあけて覗いては「これ着るかなー。でもいつか着るかもー」とそのままにしていたものも、一度外に出して、全部並べてみると「やっぱり着ないか‥‥」と納得したり。  カラダはひとつなわけなので、いくら着物に関して意地汚いワタシでも、さすがに諦めがつくようです。  箪笥の観音扉部分だけ、片づけ前を写真を撮ったのですがあまりにもヒドくてビックリ(笑)。写真にして「客観的に見る」というのも効果があるかも。。。お恥ずかしすぎる(><)箪笥からいろんなものがはみ出して、箱に入れたまま天井まで積み重なっているし(汗)箪笥の盆のなかも、なにがどうだか(汗)状態。  一度全部出して、要不要、さらに種類別にわけて再度収納していくとあら不思議、スッキリとしました。  ここで大切なのは「モノの住所を決める」すなわち! 出したものを適当に戻さないで、きちんと元の場所に戻しやすくすること。  畳み方を工夫して、色もグラデーションにするなど一目で「ここにこれが入る」というのがわかるようにする、というのがセオリーですが、着物の場合、畳紙に入れちゃうともうなにがなんだか(^^;)  引っ張り出してめくってまた戻して‥‥としているうちにどんどんわからなくなってしまいます。そこで、盆の横に何が入っているかのラベルをつけることにしました。工夫の余地ありですが、まずは付箋紙でラベリング。  上に積み重なっていた箱も、空箱だったりして(^^;)袋帯なども引き出しに収納できるものはして、礼装用の一張羅だけ箱にいれておくことにしました。  箪笥への入れ方としては、湿気は下にたまるので、大事なものほど上に入れておいた方がよいとのこと。なので、この観音扉については上から ・第一礼装 <留袖・喪服> ・訪問着、付け下げ ・色無地、江戸小紋 ・小紋 ・単衣・夏物 というような順番で入れ直し、それぞれについて付箋に名前を書いておきました。畳紙にも何が入っているか書いてラベリング。あとは、着たり、コーデに悩んで引っ張り出したら「必ず元にもどす」だけ。  頭のなかで大体これはここ‥‥というのではなくきちんと場所を決めて住所も書いてあれば大丈夫そうです。  そしてできあがったのがこんなかんじ!  なんだかもう別の箪笥みたいですね。今までぐしゃぐしゃにしていてごめんなさい!   上の箱にも、何が入っているかラベリングしました。畳紙に入れるような柔らかものお着物はすべてここに収まるだけ。  普段よく着る紬やポリ、木綿などは、畳み方を変えて引き出しの中に入れました。着物を半分の長さに畳んで、更に三つ折りに。風呂敷に入れて持ち運ぶときや普段もよくこの畳み方をしていてそんなに折シワがついて困った!という経験がないので、試してみることに。  こうすると、大体二~四枚重ねて横に三枚入るので、どこになにが入っているか探しやすいし、下から引っ張り出してきても上の着物がぐしゃぐしゃになったり、戻し難かったりということが軽減されるのでは!というトライです。続けてみてよさそうだったらこのまま、やはり不都合があるようだったら畳み方を変えてみます。  普段遣いの名古屋帯は、くるくるまるめて畳む方式で引き出し1段分。 参照:見やすくコンパクトに収納☆名古屋帯のくるくる巻畳みの巻  半幅帯も、アドバイスをいただいて畳み方を変えたら一目でわかるようになりました! スゴイ! こうやっていつも「ここにコレがある」と意識に叩き込むことで、お蔵入りも防げそうです。  あとは、袋帯とポイント柄でシワにしたくない名古屋帯の引き出し、羽織もの(コート、道中着、水屋着)などの引き出し、単衣の着物の引き出し、などそこに入るだけと決めて収納。  夏物の普段着は今は着ないので、衣替えのときに入れ替えるように風呂敷に包んでプラケースに入れました。  ここまで先生の手を借りながら一気に一日で進めて超スッキリ!!! はみ出した分は、毎年恒例のお着物チャリティバザール(略してきもチャリ!)に出すことにしました。毎年、なにかしら出しているのですが、今回は、結構な量が出ました(^^;) 参照:震災5年目のきもチャリ!(お着物チャリティバザール)の巻  考えてみると、キモチャリ!で買ったものもいっぱいあって、ヘビロテしているものも結構あります。着ないものは自分のところで箪笥の肥やしにしないで、またそういう場に出して、誰か活用してくださる方のところにお嫁入りしてほしいなあ、と願いをこめて。また、そうやって寄付することで、勉強したい子どもたちの役に少しでもたてたら。  譲ったり、売ったり、寄付したり‥‥そうやって誰かのお役にたてるように、着物も循環させるとまたいい気が箪笥に入ってきそうな気がします。  このきもチャリ!ももう6年目に入ります。毎年仲間とこの季節に東日本大震災の復興を願って、細々と続けているものです。今年は3月10日(金)~12日(日)にチャリティイベント「wasurenai」の1コーナーとして開催予定です。 不要な着物や帯がもしありましたら、寄付という選択もあると覚えておいていただけると幸いです。他にも全国で、着物のチャリティに取り組んでおられるところがありますので、興味があったら探してみて下さい。 参照:着物チャリティについて  この季節になるといろいろと考えます。満点スリップでもおなじみの気仙沼の「たかはしきもの工房」も東日本大震災で被災し、津波の被害を受けました。  4年前、いち利モールのおでかけイベントで女将の話を初めて聞いたのですが、被災したドロドロの着物を洗ったり、甦らせたりと、それはとても大変なことなはずなのになんと明るく前向きなんだろう!と衝撃を受けました。今年もまた女将の話を聞く機会があるとのこと。着物の話というわけではありませんが、もう一度改めて聞いてみたいと申し込んでみました。 参照:困難を自分の力に変えたい時に効く話  それにしてももうあれから6年、でもまだたった6年。  直接被災したわけではないけれど自分の生活にもいろいろな影響がありました。ショックだったと言うだけでなく、忘れずに、気持ちもモノも整理して、日々悔いなくスッキリ丁寧に暮らしていきたいなと改めて感じる、早春でした。

「ときめき」でお着物収納見直し大作戦!その2・帯締編の巻

星わにこ
2017/02/08 00:00
 節分も過ぎ、暦の上では春ですね。まだまだコートは手放せませんが、本格的な春が来る前に、なんとかモノを片付けたい!と思い立った先週。 > 前回の様子はこちら  さかもと先生のアドバイスに従って、全部帯揚と帯締を出してみて、その量にびっくり。たたんで、たてて、色はグラデーションに……とやってみたところ、帯揚はさっとまとまったものの、帯締で手が止まってしまいました。だってもう……。いくら整えて箱に入れたりしていても、気がつくとごちゃごちゃになってしまうし、引き出しは深いけど、帯締を立てて収納ってちょっと難しい………。  しかし、色別に分けて、一目で見渡せるように収納するって、帯揚ってどうしたらいいんだろう……と考え続けてしばし。箱を積み重ねるので下がわからなくなったりするのなら、浅い引き出しならすぐにわかるかも。  レターケースはどうかな?と、家にあったレターケースの中身をあけて帯締めを入れてみたところ、なんかいいかんじ!!   結んで入れるとたくさん入らないしゴロゴロしてしまうので、「帯〆まとめてスッキリ」という帯締めをまとめる秘密兵器を使って帯揚を棒状に整え、並べていれる事に。  色別、礼装用と冠組などの普段用、そして三分紐&二分紐に分けて整理。  そして、前回収納ケースにいれた帯揚をごっそり箪笥の引き出しに移動。選ぶ時、帯揚と帯締はセットで見渡したいですもんね。もう、このときの移動のラクさと言ったら。そのままよいしょっとボックスから引き出しに移しただけ。ちゃんと整理されていれば、移動や引越しは簡単なんだ! と目からウロコがボロボロ……。  上の引き出しに夏用の帯揚・帯締めを入れておき、夏になったら引き出しごと入れ替えればオッケー\(^O^)/  帯留も小引き出しに入れて、一目で見渡せるようにして、帯まわりはこのスペースで全部決められるように。これで、あの帯留どこに置いたっけ~? あのブローチは……あっアクセサリーボックスかも……あれっ違った、前使った時に……うわードコドコ~ウロウロ~(長い!)ということがなくなるはず!  帯揚や帯締は使わないものはチャリティ行き……にしたつもりが、帯締の赤系の引き出しがまだぎゅうぎゅうなので、手に取って握って見比べて、あまりに似たものは「ときめく」方を残して、一つに決めました。  使う使うと思っていても、身体は一つなわけですし、2本同時に使うような事はまずないわけで、同じ色はいらないもんね……。まあ、良く見ると違うんだけど……そういうこと言うときりがないんだ、と「一目で見られる」ようにしたことでスッと理解できたかも。  一目で見渡せるようになったことで「これを持ってる」というのが頭にインプットされるし、自分の趣味の偏り(笑)もよくわかって、好きだからと似たものばっかりを買ってしまうのも防げそう。  なんだか、いつもごっちゃごちゃでどんどん積み重ねてしまって、どこになにがあるかわからなくなって、結局上の方にあるものをいつも使っちゃう……なんていう悪循環から抜け出せそう!  そして、帯揚や帯締たちもキレイに並んでいると、なんだか嬉しそうです。  祭りで一気に片づけたあとは、日常の片づけ。入れるところ=モノの住所が決まっていると、元に戻すのもできそうです。あとはもう少し、数を絞ってもいいかも……と思い始めました。間に合わせで買ったもの、安いからと買ったものから卒業したいな……と。そのあたりは徐々に。  もうひとつ、お片づけについて先生に教えていただいたことは「イメトレをする」ということ。頭のなかで「こんなインテリアがいい」「こんな空間で暮らしたい」などなるべく具体的に想像すること。ネットや雑誌で気に入った写真とかがあったら、保存してイメージを固めていくと、だんだんそれに近づいていけるのだとか。  なるほど。妄想は得意なのでお任せください!!(違う) でも、帯締と帯揚の収納を考える中で「どうしたら一番いいか」ということを延々と考え続けて、実現したときの嬉しさ。ちょっとハマリそうです。  この調子で今月の後半には、いよいよ禁断の牙城(!?)着物と帯にチャレンジ予定です。先延ばしにしないで、春までには絶対片づいた空間で生活できるようになる!と決意。覚悟が大事。  どうぞお楽しみに! さかもとりえ先生のブログ『ときめきながらお片づけ~MAMA'S LESSON~』

「ときめき」でお着物収納見直し大作戦!その1・帯揚編の巻

星わにこ
2017/02/01 00:00
 皆様、着物や帯に小物類の収納はどうされていますか?  洋服やバッグ・靴なんかは「いらない!もう使わない!」とバンバン捨てられる私なんですが、こと着物関連になると意地汚いというかなんというか、ハギレひとつでも捨てられない! いつか‥‥なにか‥‥と思ってしまい、どんどん増えて現在えらいことになっています。定期的に譲ったり寄付したり売ったりするのですが、それにも増して増えるスピードが(^^;)  そのあたりなんとかならないかなとすがる思いで、ときめき片づけコンサルタントのさかもとりえさんの講座を受けに行ってみました。  ときめき‥‥といえば、そう。今全世界で650万部も売れているという「人生がときめく片づけの魔法」の近藤麻里恵さんの『こんまりメソッド』です。そのモノが自分にとってときめくもの=必要なものかどうか見極めて、所有し、片づけるというもの。  今から12年程前、「ガラクタ捨てれば人生変わる」という本で、相当ものを捨て、洋服などびっくりするほど少なくし、本も半分以下、なによりフィギュアなどのコレクショングッズをすべて手放した私ですが、どうも着物は上手くいかない。ときめきお片づけの本も一度読んだのですが、そのときはどうもピンとなかった。が、今回は!?  ときめきお片づけのポイントとしては ・自分の理想の暮らしをきちんとイメージする ・必要なモノ(ときめくモノ)だけを持つ ・持っているモノを把握する  その上で、モノの定位置をきちんと決め、使ったら元にもどす。  書き出すとカンタンなのですが、これができないんですよね~。いくつかの具体的な方法などをレクチャーしていただいた中で、靴下の収納についての説明があったんですが、まず全て靴下を出したら、きちんと手にとって自分にとってそれがときめくもの=必要なものかを判断した上で、「たたんで」「色をグラデーションにして」「一目でどれくらいあるか把握できる量」にするという図があったのです。こうしておけば、使ったらどこに戻せばいいかわかる(モノに住所ができる)ので、適当に引き出しにつっこんでどんどんぐちゃぐちゃになり、あれどこいったっけ‥‥ということがなくなる、というのがナルホド!!!  これ!! 帯揚だあ!!!  そう思った私は家に帰って早速帯揚と帯締めの引き出しをオープン!  私は、帯揚・帯締などの小物はひとつの引き出しの中にいれて、その引き出しを開ければ帯揚と帯締をコーデできるようにしています。あちこちにおいておくと、わけがわからなくなるので、絶対その引き出しに戻すのが私の鉄則。  が、が、が、このところ、着物や帯など大物はあるものをお手入れしたりコーデで変化をつけたりで楽しめるよね、ということで増えなくなってきたものの、「コーデで変化」の魔法を求めて、ついつい小物類が増えてしまい。  ちゃんと収まっていたはずの引き出しの中が気がついたらギュウギュウ。  夏物と冬物を入れ替えてもなおパンパンなところへもってきて、福袋と新年会のくじ引きで当たって増えちゃったりして……。もう限界!  かろうじて元の場所に戻っているだけで、どんどん上に積み重ねていてなんだかわからない状態に! これじゃあ帯揚さん帯締さんも可哀想ですね。  まず全部出してみる。あの小さな引き出しにこんなに入っていたのかと、猫もびっくり。その数帯揚約30枚、帯締約50本。  これは‥‥‥(><) 早速帯揚を畳み直しながら、ときめくかしらと確認しつつ、混ざっていた夏物は別にして、ケースに入れ直しました。それがこちらです。  じゃーん。今までは使用頻度や縮緬か綸子か、みたいに分けていたのですが、色のグラデーションにしたことで格段にスッキリ! しかも、使ったものもどこに戻せばいいか一目瞭然です。写真では見えませんが、間に二枚ほどダンボールの仕切りを入れています。そうすると取り出しやすさ、戻しやすさが格段にアップします。  夏物は別にして、結局使っていないもの、ときめかなかったものは、寄付に出すことにしました。  本当は、もう少し減らして、夏物もここに入っちゃうくらいにするのが理想な気がする……。でも今はこれで袷のシーズン乗り切ることに。さかもと先生からは「夏物は同じ収納ケースを用意して夏物を入れておき、ケースごと入れ替えるといいですよ」とアドバイスをいただきました。なるほど! 一瞬で入れ替えられますね!  さてそんなわけで帯揚はわりとすんなりいったのですが、問題が帯締!!!  だいたい色別に分けたものの、これどうしたら。それに、なんでこんな似たようなものばっかり持ってるの! 冠組の似たような色ばっかりじゃないの! と改めて自分の趣味の偏りに愕然。  でも、ちょっとの色の差なんだけど、これであう、あわないが結構あるんだよね~。。。と帯締を握りしめてしばし思考停止のワタシ。  ここでもうひとつ、先生に教えてもらった大事な片づけの極意。 「片づけは祭り!期限を切って、短期間に完璧に終わらせる!」  そしてなにがなんでもやりきる 「覚悟を持つ!」  ハイッ! がんばります! だって私は、変わりたいんです! スッキリとした空間で暮らし、あれどここれどこと探す時間をなくしたいんです!  長くなったので、帯締の収納は次回ご紹介しますね(えええ)。もし、私はこうしてるわよ、なんて妙案ございましたら、教えて下さいませ。さてどうなりますか、お楽しみに。 さかもとりえ 先生のブログ『ときめきながらお片づけ~MAMA'S LESSON~』

帯締をベンジンで洗ってみた。の巻

星わにこ
2016/10/26 00:00
そろそろ袷だけで勝負できるかな、と、週末に箪笥の中身を入れ替えたわにこです。小物も、夏・単衣用を仕舞い、袷用を手に取りやすいところに入れ替えました。  ふと、帯締がくすんでいるような気がして、ベンジンクリーニングにチャレンジすることにしました。広口のガラスびんなどに帯締や帯揚を入れ、そこにひたるくらいベンジンを入れてシェイクする、というものです。  昔、母がシルクのスカーフやネクタイをシャカシャカしてた記憶があります。やり方は知っていたのですが、今回はじめてチャレンジしてみることに。  自宅にあったベンジンが、気がついたら揮発してしまっていた(ちゃんと中蓋がしまってなかったのね‥‥爆)ので薬局まで買いに行きました。染み抜き用のものは洗濯用洗剤コーナーの片隅に置かれていたりします。  ベンジンはいろんなメーカーから出ていて、エリモト、リグロインという名前で売られているものもあり、着物のお手入れ用にはそれらをおすすめされることが多いです。お値段も結構まちまちです。  ベンジンは揮発性が高く、引火もしますので換気のよいところで作業します。今回はシミ抜きや衿汚れ落とし等よりも量を使うので、ベランダでトライ!  まず帯締をビンに入れ、ドボドボッと帯締が浸るくらいにベンジンを入れます。そしてシャカシャカシャカ!としばらくシェイクして、取り出します。このとき、房の部分はギュっと絞ります。素手だとちょっと爪が白くなったので、絞るときには、炊事用の手袋などをするとよいと思います。  房を整えて陰干しすると、ベンジンが揮発して気持ちよい程早く乾きます。  ビフォーアフターは、というと、古いシミやヤケなどはおちないのですが、手あかが落ちてスッキリ、という感じです。ビフォーアフターを‥‥と思って写真に撮ったのですが、いまいち違いがわからない(爆)という程度です。帯締めの色などにもよると思いますが‥‥。  これではコラムにならないゾ? というわけで、帯締の半分だけベンジンに浸けて振って洗ってみることに。こうすれば比較しやすいはず!  そして‥‥‥2本やってみた結果‥‥‥。たしかに、言われてみれば、しない(上)より、シェイクしたほう(下)がキレイになってる‥‥気がする‥‥。が、いかがでしょうか?  生成りのほうは、結構スッキリしていますよね。濃紺のほうも、白ちゃけた、というか色あせたかんじがなくなって、ツヤが戻ったかんじがします。  わかりやすいように、画像を調整してみてこれくらいなので、肉眼でパっとみて劇的に「すげえええ!! キレイになったぁぁ!!」という程ではない‥‥かな?(歯切れが悪いよw) でも確かに、乾いたあとは少しツヤが戻ってこざっぱりします。  帯締は、もともとクリーニングやお手入れに出したりするものではありませんし、このお手入れは必須ではありませんが、油系の汚れをつけてしまったときなどは強い味方になってくれるはず(大体あとになってからしか気付かなかったりして手遅れな場合が多いんですが‥‥涙)。  リサイクルなどで手に入れた古いものも、一度シャカシャカしてから使えば、さっぱり気持ちよく使えますよね。希に色落ちしたりするものもありますので、まとめてやるより1本1本やったほうがよいと思います。また、ジップロック系の袋類にいれて揉むとよいという情報もありますが、ものによっては袋が溶けてしまう場合もありますので、ガラスびんをおすすめします。  帯揚も同様に、ビンに入れてシャカシャカすれば、さっぱりします。ただし、落ちるのはドライクリーニングと同様、油系の汚れのみ。水溶性、汗などの汚れは落ちませんのでご注意ください。また、金糸・銀糸の使ってあるものも変色の原因となりますのでこの方法は使えません。大切なものは専門家にご相談くださいね。  洗った後、ビンに残ったベンジンには汚れが溶け出していますので、もったいないからと元の容器に戻したりはしないでくださいね。とっておく場合は、しっかり蓋をしてビンごとジップロックに2重に入れるなどしておいてください。ビンのまま置いておくと、専用容器ではないので揮発してしまいます。いずれにしても火気厳禁ですので、取扱いには注意してください。  こういうお手入れは自己責任ですが、知っておいてソンはないはず。小物も時々は、手入れすると気持ちもスッキリしますよ(^^)。"

見やすくコンパクトに収納☆名古屋帯のくるくる巻畳みの巻

星わにこ
2016/09/30 00:00
10月目前! 袷の季節に突入する前に箪笥の帯の入れ替えをしました。箪笥の一番見やすい引出しから夏帯を片付け、半幅とよく使う名古屋帯を投入。  大切な帯はたとう紙に入れてしまっていますが、普段によく使う名古屋帯はくるくる巻畳みにしてこのように箪笥の引き出しに入れています。箪笥から引き出せば、ぱっと何がどこにあるかわかるし、とても便利。  箪笥が猫の爪でボロボロなのはお見逃しください‥‥(;;)  写真右側は半幅帯を引き出しの幅にくるくる巻いたもの。あとは全部名古屋帯です。どうやって畳んでいるかというと‥‥  まず、お太鼓の上、三角になっている部分で折り返します。  胴の部分をだいたい帯の幅に、屏風畳みにしていきます。  お太鼓の表が出るように、胴の部分を包むようにくるくる巻いていきます。  たれ先までたたんだら出来上がり。このとき、たれ先が中途半端な長さになってしまって帯を結んだ時に畳みあとが見えてしまいそうなら、一度中に折り返して隠れるところに折れる部分を持ってきます。  こんなかんじで内側に折っておきます。  母からもらった名古屋帯がこの畳み方で畳んであったのですが、持ち運びも収納もコンパクトで便利なので気に入っています。意外と畳み皺も気になりませんよ。普通の名古屋帯の畳み方をすると、片手で持つとバラバラ‥‥とバラけてしまったりしますが、この畳み方なら大丈夫です。  先日、着物の達人もこの畳み方を愛用していると聞き、今ではほとんどの名古屋帯をこの畳み方にしてしまっています。引き出しにいれるとき、片付けも選ぶのもラクチンなんです。  また、胴の部分もくるくると丸めていって、三角の部分に後からあわせてさらにお太鼓を巻く方式もあります。こちらのほうが胴につく折り皺が軽減されます。やりやすい方法にトライしてみてください。  あくまでも、普段に使う帯の簡易な畳み方です。大切な帯、箔や刺繍を痛めたくないものなどはちゃんと平らにたたんでたとう紙に納めて下さいね。  名古屋帯のくるくる巻畳み、パッと帯が見渡せる収納にするとコーディネートを決める時間も短縮できますよ! よかったら普段使いの帯からお試し下さい。 <おまけ> 写真をとって、スマホをPCに繋いで、振り返ったらもうヤツがいました(´Д`)やあーめーてぇぇぇ。

石けんプラス漂白剤つけおきで足袋のカンタンお手入れの巻

星わにこ
2016/08/31 00:00
 台風お見舞い申し上げます。皆様のところでは大丈夫でしたか? 大雨になると、気持ちが落ち着きません。このごろの雨、降るといったら降る! という感じで容赦がない気がします。  先日は下駄に足袋を履いていてザーッと雨に降られ、鼻緒の色落ちでシミがついてしまいました。浴衣だからと雨対策をぬかっていたのもあるのですが、本当に凄い雨でびっくりしました。  足下が悪いと泥はねもついてしまうことも。石けんをつけてブラシでゴシゴシしたり洗濯板にこすりつけたり……その割にあんまり綺麗にならなくて。ただでさえおっくうな足袋洗いにため息でした。  が、このごろは脱いだら石けんで目立った汚れをゴシゴシ、とこすって、あとはオキシクリーンという漂白剤をお湯で溶かしたところに浸けておいて、次の日の朝ネットに入れて洗濯機にポン、というお手入れで済ませています。これが真っ白になるんですよ~。件の鼻緒色落ち汚れも落ちました!  漂白剤を使うときは、生地を痛めにくい酸素系がおすすめです。  石けんは、洗濯用石けんならなんでもいいのですが、廃油利用の手作り石けんファンです。少し溶けやすいのと匂いが気になることがありますがアルカリ度が高いものが多いのか、よく落ちる気がします。時々、自治体の作業所などの販売で購入できるので見つけたらまとめ買いしています。  オキシクリーンを溶かすのにお湯が必要、というのだけがちょっと面倒ですが(ズボラすぎる/笑)温度が高いと、石けんの効果もアップしますよ。  続けて着物の日のときには、2、3足まとめておいて浸けることもありますが、やっぱり、その日のうちにやっつけてしまうのが一番スッキリ! ですね。  先日は、洗ったけどなんだかすっきりしない足袋をオキシクリーンでキレイにしよう!と思い立ち、5足くらいの足袋をまとめてつけて、濯ぐときにお風呂の残り湯で‥‥と思って浴槽に入れたら、全部の足袋がつま先から浮いてきて、思わず「ひぃぃ!!」と叫んでしまいました。想像してみてください‥‥ちょっとしたホラーでした(よい子は真似しないでください)。  干すときには底や甲の部分を引っ張って形を整えシワをのばし、こはぜをとめる掛け糸(受け糸)のある側を洗濯ばさみではさんで干します。洗濯バサミの跡が残ってしまっても隠れる部分だからです。アイロンをかければいいわけですが、そこはズボラなのでちょっとでも手間を減らしたいわけです(汗)。  白くてシワひとつないピタ~ッとした足袋にシュッとした江戸前の細い鼻緒に舟形の足元には憧れますが、締め付けに弱いポッテリ足の自分は楽なストレッチの足袋ばかり……。足袋の裏は黒かったら汚れが目立たないのに!と思ったり。そのうち新素材のラクでスッキリな形でお手入れが簡単な足袋が出ないかな~!   いつかは、わたしのポッテリ足に会う足袋をオーダーしてみたい!という夢があります。足袋ひとつとっても、コダワリ始めるとキリがない世界ですね~。靴と違って、着物では足袋が丸見えになるし、汚れやすいですから気を配りたい部分。他所様のお宅にあがるときやお茶会のときなどは、足袋カバーをはいたり、替えの足袋を持っていくようにしています。  でも気軽なおでかけのときなど以前は足元なんてあんまり見えないし、気を抜いていましたが、エスカレーターとかに乗ると前の人の足元ってすごくよく見えるんですよね(汗)。それに気付いたときはちょっと冷や汗。あっ、見られてたらちょっと恥ずかしい~と思った事も何度かあります(汗)。  素足に下駄のシーズンももう終わり……。別にこれ見よがしに見せるわけではなくても、お気に入りの足袋を履いているときは気分がよいもの。キレイな足袋で楽しくおでかけしたいですね。

長襦袢のたたみ方、衿はどうやって畳むのが正解? の巻

星わにこ
2015/11/25 00:00
 皆様、おかわりありませんか? わたくし、今月は風邪をひいて飛行機に乗ったら、航空中耳炎というのになってしまいまして、久々に熱を出してみたりしました。また、足がしびれてどうしようもないので接骨院にいくと座骨神経痛とのこと…‥。健康第一!!と改めて思う今日このごろです。  そんなこんなでちとふらふらしていても、着物を着ると気持ちがしゃっきりするから不思議。帯のおかげか、背筋も伸びます。もう今日はだめだ~と思っても、布を体に巻き付けていくと、だんだん体が支えられて、最後にしめた帯をポンっと叩けば(力士w)一日頑張れる気がします。  さてさて、今日は襦袢の畳み方のお話です。着物とは違うたたみ方で、ちょっと簡単ですよね。平らに広げて、真ん中に向かってパタンパタンとたたんでいくだけ。  折り目をきちっとあわせていくと、気持ちがいい! いつもな~んにも考えないで、ついている折り目に沿ってたたんでいたんですが、襦袢の衿のたたみ方、実は2種類あるのです。  そのまま自然に首に添わせた形と同じでたたむ方法、肩開き部分を内側に折り込む方法。  和裁士さんに伺ってみたら、関西仕立てで広衿のものは内側に折り込むことが多いとか。留袖や振袖などをたたむ時の「夜着たたみ」と同じ方法ですね。あとはだいたい自然な形のままだそうです。また広衿のものは着物と同じ畳み方にすることもあるそうです。  手持ちの襦袢を見てみると、なるほど広衿のものは衿が内側に折ってありました。でも、バチ衿のものでも内側に折ってあるものも。ここらへんは、気にしないで「畳んであったように畳む」(笑)のが一番無難なのかもしれません。  道行や雨コートも基本同じように前で袖を折りたたむ畳み方なのですが、販売時のパッケージやディスプレイで前面が見えた方がよいからという理由で洋服とおなじように、後側で袖等をたたんでいるものもあります。  これは見た目はいいのですが、崩れやすいですし、なにより超たたみにく~い!!面倒くさ~~い!!!(笑) なので、私はこの場合はついている折り目に従わず、前でたたむ方法に変更しています。  いずれにしても、空気を抜きながら丁寧にたたんでおくと後が楽なので(ええ、自戒をこめまくっております……)正しいたたみ方で、しまっておきましょう。 関連:長襦袢のたたみ方『銀座いち利の女将ちゃんねる』

シワも伸びます★腰紐を五角形にするたたみ方の巻

星わにこ
2015/09/16 00:00
 のん気に「雨でもキモノ!」と書いた先週ですが、どんどん洒落にならないほどの大雨となってしまい、大変な被害が。被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。噴火や地震もあってなんとなく落ち着かない今日このごろです。  本当は虫干しや洗えるキモノの夏物の洗濯をして着物を仕舞いたいのですが、急に涼しくなりすぎて気候もスッキリとしないし、なかなかそんな気持ちになれなかったり。  そんなときは、ちょっと気分を変えて小物の整理をしてみませんか。9月も半ばとなれば夏物の帯揚帯締め、半衿などの出番もなくなってきます。入れ替えのタイミングですね。  それから、普段使っている着付け小物もちょっとお手入れ。モスリンの腰紐は、時々アイロンをかけてシワを伸ばしてあげるとシャッキリしますよ。五角形にたたんでおくと、シワもつかないし次使う時に気持ちよく使えます。  着物を脱いだときは、腰紐も汗を吸っていますので着物や帯と同じように少しつるして陰干ししてからたたみましょう。  どうやってたたむの?とよく聞かれます。今日はちょっとおさらいしてみましょう。  まず、腰紐を半分に折ります。二重にしてたたむことで、たたむ回数も半分になります(笑)。  わと反対側からたたみはじめます。すると巻き終わりが、ちょうど紐を半分にした「わ」になるので、そこを持って解けば、着る時にも便利なんですよ。  きつめのシワがついてしまったときは、半分にしてたたむやり方だと巻きが少しゆるくなるので、丁寧にシワをのばしながら一重でたたんでいくと、キレイに伸びてくれます。お好みのほうでどうぞ。  まず、紐の端をV字にたたみ、角をあわせてさらにたたみ、五角形の基礎を作ります。この時、下にできる台形の短辺を腰紐の幅にするのがポイント。常に、外側にできる辺は腰紐の幅を意識します。  あとは着物と打ち合わせが逆になっている三角形の襟元(と勝手に呼んでいます(笑))に紐をあわせてどんどんたたんでいくだけ。  最後に「わ」の部分を挟み込めば完成! とりやすいようにちょっと「わ」をのぞかせておくと、便利です。  腰紐を五角形にたたむ作業は無心になれるので大好きなわにこです。最初は「えー!!面倒くさい!」と思ったのですが、やってみると綺麗になるのが嬉しいし、使うときも気持ちいい。  余裕があるときは丁寧にたたみますから仕上がりも綺麗。腰紐のたたみ方ひとつにも、自分の状態が反映されるような気がします。心がささくれだっているときは、心がけて丁寧にたたむと、心のシワもとれますよ~(笑)。おためしくださいませ。

ちょっと復習 着物・浴衣の畳み方のコツの巻

星わにこ
2015/07/01 00:00
 梅雨ですね~。5月までの暑さは嘘のように過ごしやすい日々が続いていますがいよいよ7月。薄物の季節がやってまいりました。  先日、本格的に衣替えをしようと箪笥の中身を空けて、ふと振り返ると、もふもふの冬物(?)が入っていました‥‥。  どうして猫ってこうなんでしょうね(笑)油断も隙もありません。そのまま仕舞っておこうかと思いましたが、やめて夏物に交換させてもらいました。  夏物を出してみると、意外と忘れているものがあったり(汗)、枚数があったり毎年びっくりです。そして、毎年「しまったぁ~」と思うのがたたみジワ。どんなに気をつけても、薄物は軽いせいなのか、畳紙の中で動いてしまい、いらんところにシワが入ってしまっていたりするんですよね~。   お手入れに出すと、ずれないように薄紙が中にきちんと入れられてきたりしますが、家庭での保管ではなかなかそこまでは難しいですね。1枚の畳紙に複数枚入れたりするとあまり動かなかったりもします。  浴衣類は生地がすべりにくいので、ズレてシワができるということは少ないですが、きちんとたたんでおかないとダメージが大きい。  「丁寧に着物や浴衣を畳む」ことを心がけることが、大事ですね。  いまさらですが、畳み方をイラストにしてみました。  畳む時には、縫い目、ついた折り目に添って、丁寧にイラストの赤い矢印の方向へ手を動かし、空気を抜きます。主に空気の出口がある方向へ抜いていきます。左右を対照にきちんとあわせ、布の間の空気を丁寧に抜くことでズレにくく、余分な皺が入りにくくなります。  最後に全体を二つ折、三つ折りにするときだけはふんわりと。ここにシワがくっきり入ってしまうのは、縫い目がない部分なのでNGです。この部分に筋を入れないために筒状のクッションや棒を入れたりすることもあります。    浴衣や綿麻、麻の着物は、畳んだら一度寝押しをすると気持ちよく空気が抜けて落ち着きます。寝押しは、きちんとたたんで畳紙などにはさみ、布団の下に敷いて、文字通り上で寝ます(笑)。  布団でなくても、畳紙の上に平らな板などを乗せて,少し重い物を置いてプレスしてもよいでしょう。  このとき、きちんと畳んでないと変なところにプレスじわが入ってしまいますので、くれぐれも「きちんと畳む」ことをお忘れなく!  数々の「ありゃりゃ」をやらかしてきたわたくしからの、心の叫びでございます(笑)。  夏の浴衣、着物は自分で洗うことも多いもの。仕上げの畳み方を丁寧にして、気持ちよく袖を通しましょう。

袷の季節本番秒読み! 衣替えのタイミングと夏物のお手入れの巻

星わにこ
2014/09/24 00:00
 毎年9月中は「いつまで暑いんだ」なんてぼやいている気がしますが、今年はズバっと秋がやってきたようです。そろそろ帯を含め、夏物をすっぱりと仕舞う時期になりました。  箪笥の入れ替えはお天気のよい、湿度の低い日に行います。今日は私の衣替え作業をご紹介しますね。  まずは、作業する部屋の掃除機&お掃除ワイパー(笑)。猫がいる我が家では必須作業です。(毎度ながら基本猫禁止作業(笑))  普段着の浴衣や麻、洗える絽の着物、帯などは押入れケースにいれて、「夏物」とラベルを貼って来年の夏物シーズンまで押入れでお休みです。夏しか使わない季節ものの小物(帯締、帯揚など)も、小さな箱におさめて一緒に置いておきます。  押入れケースを使う場合は、半透明のものは日常的に明るい場所には決して出しておかないこと。光で色が焼けてしまうことがあるので注意です。  正絹の絽などは、箪笥の取り出しやすい位置から、取り出しにくい上のお盆や引出しへ移動します。なぜ上かというと、箪笥の中でも下にいくほど湿気がたまりやすいので、普段使う物を入れておいて開け閉めしたほうがよいから。  滅多に出さない礼装類や季節外れのものは、上のほうに収納するようにすると、カビなどの被害を防げます。  仕舞う前にもう一度シミや汚れがないか畳み直してチェックして、発見したらお手入れに。夏着たものでまだお手入れに出していないものがあれば、汚れていないようでも汗を吸っている場合がありますので、正絹のものは一度着用しただけでも、お手入れに出すことをおすすめします。  いわゆる「丸洗い」は、ドライクリーニング。汗は水溶性の汚れなので丸洗いではすっきりしないそうです。丸洗いに出したからと油断していると、次の年以降に取り出したら汗染みが! なんていうこともあるそうなので、心配な場合は「汗抜き」も一緒にお願いします。  衣替えの季節は、クリーニングの料金もお安くなっているところも多いです。そういうサービスも上手く利用したいところ。  いち利モールさんのお手入れ料金も9月末までお得になってます! いち利モールの着物クリーニングは、丸洗いプラス着物のチェックがしっかりしていて、自分で気がつかなかったシミなどの状態や必要なお手入れがあれば、お手入れ前に提案してくれるのが有難いです。  お手入れ先は、キモトモに聞いて情報収集したり、自分でもいくつかトライして、サービスや料金など納得のいくところを見つけたいですね。「対面で話を聞きたい」「時間がないので宅配で」など、こだわりポイントも違うし相性もあるので、自分が気持ちよくお願いできるところが一番です。  仕舞う前に畳み直すときは、いつにも増して丁寧に。空気を抜きながら、折り目に気をつけて。来年の夏がやってくるまで基本そのままですから、へんなシワがついてしまうと、自分が泣けます(;;)<やらかしたことがあるらしい。  たとう紙も、衣替えのときが入れ替えのチャンスです。  単衣はまだ10月中で番がやってくるかもしれませんからそのままで。  さて、そして夏物に替わって登場してくるのが袷です。軽やかな夏物のあとに、しっとり、どっしりとした袷を手に取ると秋の訪れをしみじみ感じますね。  普段着の袷も、押入れから出して、余裕があったらたたみなおして箪笥に収納。このときが、また楽しい。  「これもあった」「こんなのあったんだ~」というタイムカプセルのような発見の連続! たくさん持っているから、というのではなく、そう、前のシーズンのことはもういろいろと忘れてるんですねえ~怖いですね~(笑)  さあ、着物の季節本番です。やっぱり絹をたくさん纏えるシーズンは盛り上がりますよね。夏物をきちんと仕舞って、袷の準備を整えましょう!

着物を脱いだその後どうする? 始末がラクになるグッズの巻

星わにこ
2014/09/10 00:00
 毎年今頃、いつまで夏なのかと思っているような気がするのですが、今年は一気に秋がやってきて、過ごしやすい日が続いていますね。中秋の名月も、40年ぶりの早さだそうで、9月8日がお月見でした。今年の秋はせっかちなのでしょうか?   涼しくなってくると俄然着物を着る気が湧いてきますが(笑)、今日は着物を脱いだときのお話をしたいと思います。  家に帰ってきて、特に暑かった日などは着物を脱ぐときの開放感、たまりませんよね(笑)。一刻も早く脱ぎたい気持ちはわかりますが、ちょっと待って。 まず手をよく洗ってから、着物を脱ぎましょう。  外から帰った手は、結構汚れているもの。ちょっとしたことですが、着物につく汚れが軽減できます。  それから、長襦袢と着物、帯をハンガーに吊るして、半日ほど室内の直射日光の当たらない場所に干します。汗をとばし、シワをのばすためです。  このとき、たたんだタオルやブラシなどでさっと着物全体のほこりをはらいます。衿、袖口、袖の後ろ、裾は特に念入りに。汚れのチェックもして、もし汚れていたら何故ついた汚れなのか、お手入れに出す時に申告するとよいです。  私は、ビロードの小座布団(ビロードを袋に縫って中に綿をつめただけ)でほこりとりをしています。我が家は猫の毛が大敵ですので、タオルよりもビロードのほうがとれるような気がして使っています。  このとき注意したいのは、決して強い力でこすらないこと。さっと払う程度でOKです。洋服ブラシなども硬すぎる場合があるので、着物用の柔らかい毛のものがおすすめ。  それから、帯と一緒に、伊達締め、腰紐、帯枕、帯揚、帯締めも吊るして干しておきます。着付の小物類もかなりの汗を吸っているので、しまう前に汗をとばしておきたいものです。吊るしておくことでシワもなんとなくとれるので、片付ける時も気持ちがいい!  帯締めは汗を吸うわけでもないし、すぐに片付けてもいいかもしれません。特に猫を飼っている人は、帯締めだけは吊るしておかないほうが吉! ぶらぶらとぶら下がる房は、猫のハートにジャストミート! いつのまにかハンガーから消え、房がボサボサになった帯締めの残骸を見つけたときは涙でございました‥‥。  話は逸れましたが、そんな帯と小物をまとめて干すのに重宝しているのが、縦型で何本もかけられるタイプののスラックスハンガーです。私はIKEAのものを使っていますががっしりとしているので、重い帯でもゆがんだりせず、横幅もピッタリ気持ちよくかけておけます。  またこのハンガーに、着る前に一式ひっかけておけば、探したり、着る時に動いて着崩れてしまうことも防げます。  あまりに使いやすいのでもしかして和装用!?と思うくらいです! こういう便利グッズを見つけると本当に嬉しいので、お店にいくと何を観ても「これ着物に使えないかな~」と考えている自分がいます(笑)  また着物や長襦袢は、礼装などは着物ハンガーを使いますが、普段に着るものだったら100円ショップのバスタオルハンガーにかけてしまいます。ちょっと袖は長さが足りなくて落ちますが、着物ハンガーを引っ張って延ばして‥‥というストレスがなく、さくっと干せるのでお気に入り。  いずれもあまり長い時間かけっぱなしにしておくと、着物が袋になってしまったりしますので、長くても1日できちんと畳んでしまいます。  畳むときも、綺麗な場所で。我が家は特に、猫毛注意なので畳む場所の事前コロコロが欠かせません。衣裳敷やたとう紙の上などで畳んでも。 脱いだ後の始末の一手間で、着物も喜んで次の登場を待ってくれるような気がします。お気に入りのお片づけ&収納グッズを揃えて、楽しくお手入れしましょう。

これで解決!帯〆の収納方法と房のお手入れ方法の巻

星わにこ
2014/05/14 00:00
皆様、帯締めの収納はどうされていますか?  礼装用のものなどは別として、普段使いのものは、ぱっと見て取り出しやすく、かつ房がバラバラにならないのが理想。  わたくしも、いろいろ試して参りました。 最初は箪笥の小さな引き出しに結んで入れていて、数が増えたらお菓子の箱に小分けにしたり。  着物箪笥をクロゼットの近くに置いていたときは、クロゼットの扉の裏にネクタイハンガーをかけ、そこにずらっと帯締めをかけて並べていました。これは、非常に選びやすく取り出しやすかったです。  でも、箪笥の場所が変わってしまい、この方式が使えなくなりました。光があたるところにかけておくと焼けが心配だし、桐箪笥の観音扉の裏に金具をうちつける勇気もなく(笑)、別の方法を考えることに。    今は、プラスチック箪笥の引き出しひとつを帯締め入れにして、紙箱を重ねて仕切り、結ばないで並べています。房が乱れない結び方も、雑誌で紹介されていたのを真似してみましたが、結んでしまうと箱に並べ辛いので、ずらっと(というほどないけど)、ただ6つ折にして並べて色が選びやすい方にしています。  本当はもっとぎゅうぎゅうに入っているけど(笑)写真のようなかんじです。専用の桐箱とか欲しいですが、なかなかそこまで手がまわらないお財布事情もございまして、もっぱら空き箱のふたとか、そうめんの箱を利用しております(笑)  ここでミソは、房ごとカバーでくるんでしまうこと。畳んだ帯締めの房の真ん中あたりで紙で房部分をつつむようにすべてまとめて、セロハンテープでとめてしまいます。私は、お茶で使うお懐紙を4つに切ったものを使っています。 そして、スポっと抜けばまた使えます(笑)。  市販のガーゼの房まとめを使うと、簡単で、ピタっとまとまって何度も使えて便利。こうすると、帯締めがばらけないので、まとまって並べやすいのです。  当然結んでもいいのですが、まっすぐ並ぶ、というのが気に入ってこれにしています。他にも、房カバーやビニール(買ったときのままw)、房だけ紙、あとはそのまま(これが実は一番多かったり)など。100円ショップなどで売っている、電源コードまとめを切って使うという裏ワザも。  おおざっぱな私は気分次第でいろいろにしていますが、時々帯締めの房の手入れがてら、収納しなおしたりするのが楽しみです。  房のお手入れは、やかんの湯気をあてて、ほかほかになったところを柘植の櫛でといて、房の先の乱れをはさみで整えます。湯気の代わりにスチームアイロンのジェットスチームをシュッ!と、房から離して当てることもあります。  房がきれいにととのったら、和紙でまきまき。  房スキーには至福の作業です? 滅多にやりませんが(笑)、時々まとめてやります。とても心が落ち着く作業です。  丁寧にたたんだり、ならべたり、まとめたり、普通なら面倒だなあ?と思う作業も、なんだかキモノ関連だと楽しめてしまうのが不思議です。  皆様の帯締め収納、おすすめあったらぜひ教えて下さい! ==★ ==★いち利モールより==★ ==★==★ ==★==★ ==★ いち利モールの隠れた人気品 >房カバー カバーを開いてくるくるっと巻くだけ♪