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印刷博物館「フォントかるた」大会へ袴姿で!の巻

星わにこ
2017/05/17 00:00
 いきなり着物の話から逸れますが(爆)、皆様「フォント」って御存知ですか。デザインや印刷に関する仕事をされている方には仕事道具。普段目にしていてもなかなか意識しないかもしれませんが、この文章を表示しているのもフォント。書体といったほうが馴染みがあるかもしれません。印刷やコンピュータで表示すようにデザインされた書体データのことです。  フォントにはたくさんの種類があって、よく使われるものから一度みたら忘れられないような特徴的なものまで、たくさんあります。読みやすく、統一して文字をデザインするだけでも大変なのに、日本語の場合は漢字も含め膨大な文字数があり、フォントを作るのは実はとても大変な作業です。  そんなフォントができるまでを展示した「印刷書体ができるまで」という展示が6月18日まで印刷博物館で行われています。ひとつの書体ができるまでに、こんなに膨大な手間と時間がかかっているのかと、圧倒される展示です。普段目にしている文字への気持ちが変わるかもしれませんよ。  その展示期間中のイベントのひとつとして「フォントかるた大会」が開催され、わにこも読手として参加してきました。 「フォントかるた」とは、全部の取り札に同じ文字が印刷されていて、書体名を聞いて、札をとるというちょっと(×)相当(○)マニアなかるたです(笑)。 このお正月に、友達のデザイナーさんがプロトタイプを作ってきて、みんなで遊んだのですが、フォントにそんなに詳しくなくても、特徴的なものだったらすぐに覚えられるし、子どもたちも混ざって大盛り上がり。  その様子をツイートしたところ話題になり、これはいいかも!とフォントかるた制作チームを結成して商品化したものですが、印刷博物館のミュージアムショップでも販売していただいて、今回のかるた大会が開かれることになったもの。  こんなマニアなかるた大会、来る人がいるのかと当初心配されましたが、物好きな方達(失礼)が集い、熱戦を繰り広げました。  フォントかるたも題材はマニアですが、歌舞伎や相撲の看板などに使われる「勘亭流」、文字にくもの巣が張ったような「くもやじ」などすぐにわかる特徴的なフォントから、よ~く見ても判別がつかない(爆)こぶりなゴシックと游ゴシックなど、初心者からマニアまで楽しめるんですよ。実はうちの小学生も参加したのですが、フォントをそんなに知らなくても、何度か遊ぶと形で覚えてきて、しかも反射神経が大人よりいい。なんと午後の部で準優勝しちゃいました(親バカですみません)。 キャプション:あなたはフォントの名前を聞いてこの札がとれるか!?  そして、そう。かるたといえば、アレです。袴ですよねー!(やっと着物の話になった(笑))。  企画段階で私達スタッフ側の脳裏にはもはや、マンガ「ちはやふる」の袴姿しか浮かんでおらず、当日は袴姿で参上。千早のマネをしてポニーテールをした解説担当は「佐々木小次郎‥‥」「強そう‥‥」などと言われて「違う!」と涙目になったりしていましたがご愛嬌(笑)。  当日はかるたをとることはありませんでしたが、これでたすき掛けをすれば闘えます!  袴は実はとても機動的で、着物のすそがはだけるのを気にすることもなくなりますし、かなり動けます! かるたのように俊敏に動かなくてはならない競技にはうってつけ。なにより自分に気合いが入りますね。  実は「袴姿とか、参加者のみなさんにひかれるのでは‥‥」とちょっと心配していたのですが、意外と好評でホっとしました。袴は卒業式だけのものじゃない! もっと普段にも袴をはいたらいいのにな。 キャプション:午後の部優勝、準優勝の皆さんと。ありがとうございました!  かるたなんて、お正月に子どもとくらいしか遊ばなかったけど、「かるた」というのはゲームとして本当によくできているなあと思います。ハイッ!ととれたときとても嬉しい! お手つきは悔しい(笑)  みなさんも袴姿でかるた、やってみませんか。か、な~り、盛り上がりますよ~(笑) >フォントかるた大会の様子:印刷博物館さんのツイートまとめより

「東京キモノショー」って何?☆伝統とこれからをやわらかく繋ぐの巻

星わにこ
2017/05/10 00:00
 ゴールデンウイーク、皆様何をして過ごされましたか? 私はなんやかやと日本橋で行われた「東京キモノショー」に入り浸っておりました。2年前同じコレド室町で行われた「わーと日本橋」と同じく、ひらめきときらめきの和のセッションということで、着物だけではなく和文化のコンテンツがいっぱいのイベントです。  着物を着せつけたキモノスタイル200は、子どもから大人まで、婚礼衣裳から普段着まであらゆるジャンルの着物が実際にマネキンに着せつけられて展示。わーとのときには、着せつけのお手伝いに入ったのが思い出されました。  イケメンの若手華道家ユニット「IKENOBOYS」によるいけばなパフォーマンスなど着物だけじゃなく、華道、書道、茶道、能、殺陣や和楽器の演奏などなどいろんな和文化がとても身近に感じられる内容。  今回私の仕事場「昭和な家1955」がフォトスポットとして参加することになり、ちゃぶ台や黒電話、お針箱の前で昭和な写真が撮れるコーナーを会場の隅に作らせてもらいました。たくさんの方が、昭和の住人になりきって、お茶の間写真を撮って下さいました! なんか途中からコントや小芝居に使われていたような!? でも楽しんでくださったらなによりです!!  私が楽しみにしていて通ったのは前回も出展されていた、裏千家の茶道家ご夫婦ユニットによる「ひかりの茶会」。会場の真ん中に設えられたドーム状の茶室で開催される毎日違うお点前でのおもてなし。宇宙をイメージしたターコイズブルーのお道具を中心に、毎日通っても主菓子もお茶も設えも違う。本当にすべてが「一期一会」なのだと思う、お茶席でした。  また、マルシェとして着物や小物の販売もありました。いち利モールでもおなじみの、和装インナーや小物のたかはしきもの工房ブースのお手伝いに入ったのですが、たくさんの方に声をかけてもらって、着物を着て楽しんでいる人とお店側の距離の近さを感じました。  いろんなイベントがありますが、これだけ長い期間着物を着た人たちを中心にいろんな人が集まるイベントはあまり知りません。運営側と参加している人たちの立ち位置がとてもフラットでやわらかく、心地のよいイベントだなあと感じました。それは、いわゆる「業者」と「客」というような垣根がなく、たまたま運営になった、入場者になった、みたいな。学祭みたいなかんじ。ただ与える与えられる関係ではない、着物にかかわる、和文化にかかわる気持ちにあまり差がないような、そんな印象が残りました。  今はSNSなどで誰でも情報が発信できますし、ユーザーの声は昔よりずっとダイレクトに響きやすい。いろんな意見や考えがあり、それを言えることは素晴らしいことです。  今まで和文化というと、伝統を守る!というような言い方ばかりされて 楽しむには敷居が高いと思われてきました。でも伝統を守っていると、実はその文化は終わってしまうとこのごろ感じています。人間は、新しいものが好きなのです。どんな素晴らしいものも「守り」に入った途端に終わります。常に、新しいものを取り入れて変化していかなくては、続いていかない。  でもだからって、自分のやりたいようにだけやると薄っぺらいものになってしまうのです。伝統文化を本気で学んだ人が新しいことにトライするからかっこよく、次の時代に繋がって行くのでは。  着物についても、誰も「こんな風に着物を着てはいけない」という人もいない。それぞれが好きなように、好きな着物を着ている。袷の人も、単衣の人も。実際真夏日もあって、綿麻の着物姿もたくさん見られました。  チケットの裏側にこんな一文が書いてありました。「4月後半から5月、袷のきものがセオリーといわれますが、きもののおしゃれを楽しむ時には、気温を目安に暑いと感じた日には、単衣で心地好くお出かけください。」  そうそう、先達のいうことは聞いた方がいいことはたくさん! 自己流でやってもだめなことっていっぱいあります。でも、年々暑くなっているし、ルールもかわっていかないと続いて行かない。いろんなことを見て知って、その上で自分たちのやり方で着物や和文化を心地好く楽しむ人がもっともっと増えたらいいな!  なんだかちょっと固くなってしまいましたが、イケメンのIKENOBOYS衣裳展示のマネキン(リアルだったのーすごくー!!(笑))を見ながら、そんなことを思ったイベントでした。 >東京キモノショー

「胴抜き」仕立てで暑さ対策。天候別コーデの巻

星わにこ
2017/04/19 00:00
 東京はいきなりの真夏日になったりして、もう袷が暑い!?という今日このごろです。穏やかな春はどこにいってしまったのでしょうか?  先週の金曜から3日間、仕事で着物を着る機会があったのですが気温が高く、初日からもううそつき袖も単衣に替えて、今まで重ね着していたインナーも減らし、肌あたりがさらりとしている大島紬で出かけました。でも、まだ冷房が入っておらず何とも生温いかんじ。  2日目は、袷は無理と判断して胴抜き仕立ての着物にしました。「胴抜き」とは、袷の時期に着るように、袖の裏や衿裏、八掛(裾まわし)はついているのですが、胴裏がありません。これは、去年洗い張りをして仕立て直すときに、張りが強い生地だったので「胴抜きにしたら?」と勧められたものです。  胴抜きは、袷の時期だけど暑くて‥‥という時などに活躍してくれます。暑がりだから、冬もずっとこの仕立て方という方もいます。  また少しでも胸元のボリュームをすっきり見せたい人、着物の生地が厚ぼったいときなどに有効な仕立て方でもあります。スリムな人には向かないこともあるかもしれませんね。  ちょっと張りの強い生地だったので、前より着心地がアップした気がしますし、暑さ対策という点でもやはり胴裏がない分快適でした。あとで聞いたらなんとこの日26度にもなっていたとか。室内にいたのでそこまでは感じませんでしたが、いやあ、お客様もタンクトップの方がいたわけだわ!と納得。  ひとつ欠点があるとすれば、胴裏がないので汗などダイレクトに着物の生地に響いてしまうということでしょうか。まあ、でもこれは単衣仕立てでも同じことなので、そんなに気にする事もないかなと思います。  これだけ袷の時期に暑い日が続くようであると、もっと胴抜き仕立ての着物が欲しいかも。冬も、東京ではそんなに寒くもないですし、室内に入れば暖房で暑いこともあるくらいですから、暖かさはインナーなどで調整して、着物は胴抜きでもいいのかも、などとつらつら思いました。  3日目は、雨予報だったので洗える着物で。暑さはそんなに感じませんでしたが、やはり着心地はあまりよろしくなく。でも、夕方から遠慮のない雨! 風が強いので傘をさしていても意味がなく、駅からポリの羽織の前をあわせて帯をガードしてブローチで留めて、家まで10分歩いて帰ったら全身ビッショリでした。そのまま洗濯ネットに入れて手洗いモードでお洗濯。次の朝には乾いていて、有難い!!  そんなわけで図らずも3日間、天気を見ながら違う着物に袖を通したのですが、同じ帯で通してみました。木綿の帯なのですが、春のお花畑みたいで今の時期、とってもしたい帯ナンバーワンなのです。着物は、気温だけじゃなく色柄や雰囲気でもこの季節に着たいというのがあって、そこが悩ましくて楽しいところ。帯締・帯揚もちょっと替えながら、どうかな~とは思ったのですが、意外と飽きずに(笑)3日間過ごせました。  こうして見ると、あんまり変わらないですね(笑)でも、着心地は結構違いましたよ~!   カジュアルシーンだったらもう単衣だっていいのですが、仕事だとそうもいかないときもあります。機会があったら胴抜き仕立ての着物は増強していきたいな、と思った春の真夏日でした。 関連記事:袷の時期に涼しく 胸元すっきり胴抜き仕立てのすすめ

肩揚げはいつまで?子ども着物は十三参りで卒業の巻

星わにこ
2017/04/12 00:00
 桜の花の行方が気になる季節、今年の東京は雨のタイミングが微妙でお花見日和がなかった気がします。せめて満開の後の、青空の下に赤いガクが揺れて舞い散る花ふぶき、水面にかかる花筏、地面に積もる花の雪をもう少し見ていたいような。  さて、先日四月の第一日曜日に浅草寺へ子どもをつれて十三参りにいってきました。十三参りとは数えで13歳の子どもがお寺や神社に参拝して厄よけと開運を祈るお祝い。京都が発祥の行事と言われています。  中でも虚空蔵菩薩に知恵を授けてもらう、京都の虚空蔵法輪寺への十三参りは有名。知恵詣りなどとも言い、菩薩様に知恵を授かったあと、渡月橋を振り返らずに渡り切るというエピソードは聞いたことがある方も多いのでは。  時期としては4月13日の前後1ヵ月ぐらいの期間で、東京では浅草寺などで行われています。13歳は、干支が一回りして初の厄年。男子も女子も子どもから大人に、体が変わり始める年齢でもあります。  着物も、初めて本裁ちといって、大人と同じ着物に袖を通します。ただ、大人と違うのは「肩揚げ」をすること。これが子どもの名残です。  振袖を着たお嬢さんたちは、もう背も伸びてずいぶんと大人っぽくなってはきているけれど、まだ子どものあどけなさも残っていて。この「大人のきものに、子どもの印」というアンバランスさというか、花の蕾というか、この年齢だけの清冽な美しさが感じられて、春の時期とも重なって、なんともいえない気持ちになります。  大人への仲間入り、子ども時代の卒業。十三参りの子どもたちの着物姿は、またこのときにしかない特別なもののような気がします。  うちの子どもは男子なので、ぜひ黒紋付を着せたいと思ってこの日のために準備をしました。キモトモの同じ年の女の子のお支度のお手伝いもさせてもらって、ワクワクの当日。  実は毎年、雑誌「美しいキモノ」の読者撮影で浅草寺や法輪寺で十三参りの子どもたちの撮影が行われています。そこで撮影された写真は次の年の春に、雑誌に十三参りの着物姿として紹介されるのです。友人たちが子どもたちを連れていった話を聞いたり、実際付き添ったりしてきたので、いよいよ本番!と気合いが入ります。  黒紋付はリサイクルで、お店にお願いして探してもらいました。160センチくらいの成人男性用なら小さいサイズなので、結構安く手に入れることができました。本当はお祝いでどーんと誂えたいところですが、それは成人式に譲るとして(笑)  長着と羽織に肩揚げをして袴の下は長着をはしょって、なかなかりりしい黒紋付き姿の出来上がりです! 小学校の卒業式もこれでどうだ! >参考:子ども着物の肩揚げ  浅草寺は桜が咲き始め‥‥。とてもいいお天気。時間の都合で先に撮影場所に向かって、並んでプロのカメラマンさんに撮影してもらいます。子どもの撮影と、おまけで家族も一緒に撮影してもらえるので(これは雑誌には載らない)私も気合いを入れていきました!  実は明治座「細雪」観劇イベントの次の日だったので(爆)セットしてもらった髪の毛を崩さないようにそのままがんばってキープしました(笑)。母に誂えてもらった色無地と、母の袋帯。帯揚は、オーダーで染めてもらったワニの帯揚を初おろししました。  さわやかな緑の木漏れ日の中撮影していただき、いい想い出になりました! もちろん着物カメラマン(といってもいいだろう)の渡部瑞穂ちゃんも一緒に行ってくれ、さらにたくさんのキモトモが同行してくれて本当に賑やかな御詣りに。一緒に行ってくれた女の子の振袖姿のこれまた可愛らしいこと。  外国人観光客にたくさん写真を撮られていました(^^;)  合流してご飯を食べて、皆で本堂へ御詣り。お祓いしていただいて御結印で虚空蔵菩薩様とご縁を結んでいただき、知恵を授けていただきました(ちゃんと授けられている事を願う)。  とてもとても晴れやかな1日で、また自分だけでは到底ここまで来ることすら叶わなかっただろうな、と、手を貸してくれたキモトモたちに感謝、感謝でした。ここ数年、なんだかいろいろなことがあって落ち着かない日々だったのですが、とてもよい区切りになったような気がします。本当に、感謝。  これからは、子どももだんだん言う事も聞いてくれなくなるだろうし、手が離れ、親と一緒に出歩いてくれることも少なくなるのだろうなと思うと、有難いけどちょっと淋しいような。そんな親の通過儀礼でもあるような、十三参りの春の日でした。

おでかけイベント、着物で観劇♪明治座「細雪」に行ってきました!の巻

星わにこ
2017/04/05 00:00
 4月1日エイプリルフール、いち利モールおでかけイベントで明治座「細雪」観劇にまたまた行ってきました!(どんだけ好きなんだ)  今回はなんと「着物で観劇♪明治座「細雪」」に、「星わにこと見に行こう!」というサイブタイトルがついておりまして、舞台が始まる前にご参加の皆様に細雪の見所について私が熱く(暑苦しく)語る時間をいただきました。  張り切って、簡単ではありますが「細雪観劇ガイド」なるものを作り、当日は髪も大きくセットしてもらい、2014年の明治座での上演時にエキストラで参加したときと同じコーディネートでレッツゴー!  受付には、華やかな着物姿の皆様が集まっていらして、気分が盛り上がります! なんと今回21名もの方が参加してくださり、キャンセル待ちの方も出たとか。さすが「細雪」。着物好きなら一度は見たい舞台ですよね。  参加の皆様のコーデもめっちゃステキで、失礼ながらあーすてき!!わーすてき!!と話しかけてしまいました(すみません)。でも、褒め合うことも着物の楽しみ、ですよねー。  お食事処の「藤の間」にて開演前に、皆様がお揃いになったところで4つの注目ポイントについてお話させていただきました。「豪華な舞台」「四姉妹の愛」「女優陣&男優陣」「着物」についてそれぞれ、見所をご紹介。舞台「細雪」を初めて観るというお客様も多く、ネタバレには気を使いました(え?使ってませんでしたか?)。  おまけで、前回東京公演時にエキストラとして参加させていただいた時の体験をお話させていただいたのですが、ここが一番盛り上がったかも。次回エキストラ募集があった時の参考にしていただけたでしょうか。  実は舞台には、オーディションで合格した一般の着物好きさんが、1公演につき3人登場しているのです。 出演シーンは二幕第三場の妙子の人形展。言われなければそんなシーンにそんな人たちが出演しているなんて気付かない端役です(笑)。が、注目してみると、結構長い時間舞台にいて、見事に細雪の世界の人になっています。私も、自分がそこに立っていたと思うと、今でもドキドキしちゃう忘れられない体験です。 参考: >参考:わにこ「細雪」オーディションに挑戦!の巻 >わにこの女優体験記★「細雪」エキストラに出演しちゃいましたの巻  抹茶モンブランケーキセットを召し上がっていただきながらのトーク、質問もいただいたり、とても楽しい時間でした。最初45分も時間をいただいて「そんなにお話できることあるかな」と不安でしたが、友達に「大丈夫‥‥細雪の話になると止まらないから」と言われ(爆)そうかなあ、と思ったら本当にそうでした。あっという間に時間切れ(笑)、拙く暑苦しい話を聞いていただいた皆様、本当にありがとうございました。  その後、一緒にお写真を撮っていただいたり食事の予約に行ったり、ワイワイと開演前の時間を過ごして、いよいよ観劇!  今回は着物で観劇の特別プランということで、明治座2階席の最前列ど真ん中という素晴らしい席に総勢24名の着物姿の美女(私も入れて~~(笑))がずらり!! 圧巻でした。  千秋楽後、分家の女中お光どんを演じていらした工藤めぐみさんに少しお話を伺う機会があったのですが、舞台からもその様子は見えていたようで‥‥。今日は着物のお客様がたくさんいらしてる!という話が聞こえた途端、皆が無言で帯揚や帯締めを直してましたとおっしゃっていました(笑)。そんな圧をかけた覚えは‥‥(笑)。でも、みなさん双眼鏡を片手にお着物チェックしてらっしゃいました。それも楽しみなんですよね。  そう、細雪の見所はなんといってもシーン毎に女優さんたちが纏う美しい着物。気になる早着替えは、お衣裳さんたちがきちんと着せていらっしゃるそうです。その時間、3分くらいだとか。3分で訪問着や振袖を着付けるってものすごいですよね! マジックテープでバリバリ?な~んて想像していた私をお許し下さい。  また、夏の虫干しのシーンでは歴代の三女の振袖もかけてあるのだとか。そのあたりも、次回ウォッチングの課題です!!   役が決まると、その方にあわせて着物や洋服を誂えるそうで、今回は四姉妹全員が変わったので、衣裳も新しいものになったそう。特に長女役の賀来千香子さんの、紫など濃い色を基調にしたキリッとしたコーデには目を奪われました。「私は相良夫人のコーデがめっちゃ好み!」とおっしゃってるお客様もいて、さすがみなさんコーデチェック、しっかりされてますね~(笑)。  前回3月前半に観劇したときよりも、楽前日のこの日には演じている皆さんの迫力が増していたように思いました。  帰り道、どうしてこんなに何度も観に来てしまうんだろう? と思いながら考えていて、やはりラストシーンが大好きだからかなと思い当たりました。  お嬢様育ちの四姉妹も、決していいことばかりがおこるわけではなく、辛い事も悲しい事も生きていく上でたくさん体験をし、お話の中でも心を揺さぶられるような出来事が次々と起こります。  それでも思いっきりの晴れ着を着て、背筋をのばし、満開の桜のなかを上を向いて歩んで行く姿を見ると、ああ、わたしも、美しく(できる範囲で)シャンとして生きていこうと、毎回思うのでした。細雪万歳!と。  こんな細雪バカにおつきあいくださいまして、イベントを企画してくれたいち利モールの担当の方、なによりご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。  舞台「細雪」は4月12日より博多座での上演となります。まだ未見の方もリピーターの方も、ぜひぜひ見ていただきたい舞台です! 一人より二人、二人より四人で見ると益々楽しい細雪。お友達と着物でおでかけになってみませんか? >明治座「細雪」詳細

チャリティその後☆箪笥から飛び出した着物たちの巻

星わにこ
2017/03/29 00:00
 春というには寒い毎日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。桜の蕾が膨らむのを見ながら、桜色の小物や桜のモチーフを身につけるのがとても楽しみな時期でもあります。満開が待ち遠しいような、まだまだ楽しみにしていたいような‥‥。  さてさて、まだまだひっぱって申し訳ないのですが、先日の着物チャリティイベントでお買い上げくださった皆さんが、続々と着て写真を送ってくれたり、SNSなどに着姿をアップしてくださっています。これがまた嬉しいのです。  箪笥に眠っていた着物たちが、外に飛び出してまた新しい持ち主のところで活躍するのを見るのは、本当にウキウキ。  寄付してくれた人と、その着物を早速着てくれた人がばったり!なんてこともありました。お互いに喜んでくれて、すごく嬉しかった。  同窓会や飲み会などなどのイベントにも連れ出してもらっている着物たち。京都旅行でお花見に着ていってもらった着物も。前の持ち主さんのときとは、また違った経験をしているのでは。たくさん活躍してほしいです。  また続けていると、チャリティでゲットして何年か着てチャリティに出してもらう着物もあり、ちょっと新しい形の着物シェアになっているのかも(笑)と思ったり。箪笥の肥やしにしておくよりは、ずっといいですよね。  さてそんな中、なんとヨーロッパまで連れて行ってもらった羽織も。赤い薔薇の刺繍が入った黒絵羽の羽織を、洋服の上にジャケットがわりに羽織って出かけたら、たくさん写真を撮られたそうです。  羽織なら着物よりもずっと気軽に着られて、しっかりエキゾチックビューティに。これは素敵でした!  私も実は、裄の短い羽織をよく洋服の上にカーディガンがわりに羽織っています。夏の薄物の黒羽織などは、Tシャツの上などに羽織ると冷房除けにもなるし、絹だから肌触りはいいし、単衣なのでそっとおしゃれ着洗いで手洗いしてしまっています。  洋服に羽織、裄も気にしなくていいし、ジャケットがわりにもっと気軽に着たらいいのにと思います。全国の箪笥の中に眠っているだろう、ものすごくたくさんの羽織たちが、活躍したら素晴らしいのにな!  正統派の着方もあれば、和洋ミックスもあり。ファッションだから「正しい」「正しくない」じゃなくて、「かっこいい」「キレイ」「おシャレ」でもっともっと着物も楽しめたら、たくさんの眠っている着物たちが息を吹き返すんじゃないかな、そしてもっと街に着物姿が増えるんじゃないかなと、箪笥の中から飛び出した着物達をみながら、思う春でした。

袴姿で美しく。座る時にはふわっと持ち上げて☆の巻

星わにこ
2017/03/08 00:00
 三月は卒業式シーズン。袴姿もちらほら見かけます。最近は振袖に袴、という組み合わせが多いようで、袴もぼかしが入っていたり刺繍があったりと華やかさが一層アップしている気がします。  昨日もキモトモにお嬢さんの袴のコーディネートを見せてもらったのですが、成人式の振袖に、美しい刺繍の花びらが散ったぼかしの袴、マルチカラーの半幅帯にたまご色の伊達衿‥‥母の愛が詰まったコーデ、見ているだけで胸がキュ~ン!としちゃいました。  一方色無地に無地の袴をきりっと着こなしている先生と思しき女性もまた、きりっとしていて素敵です。袴は実に動きやすいですし、もっと普段も着る女性が増えてもいいのではないかなと思います。  とても活動的な袴姿なのですが、普段と同じように動いていると裾を汚してしまったり、後ろがだんだん下がってきてしまったりすることがあります。そうならないように、注意したい動作のポイントをご紹介しますね! (1)椅子に座る時は後ろをふわっと持ち上げて  つい、プリーツスカートのように、ヒダが乱れないよう後ろを撫でてひっぱって腰掛けてしまいそうになりますが、実はこうすると後ろがピーンとヒップの重さで引っ張られ、帯の上に乗っている袴の後ろの紐が下がってしまうことがあるのです。そうすると結び目がゆるんだり、下がってしまうことに。  座る時には、袴のスリットから両手を入れて袴の後ろを少し持ち上げて座ってください。こうすることで、後がひっぱられて落ちるようなことはありません。  車に乗る時は、振袖などと同じようにおしりから腰掛けて乗るようにしますが、そのときにも同じようにスリットから両手を入れて、袴の後側を持ち上げてふんわりさせてから乗ってください。車に乗る場合は深く座ることになりますから、椅子に腰掛けるよりもぐっと多めに持ち上げます。  これで、袴が下がってしまったり、後の帯の上のふんわりしたふくらみがつぶれてしまったり、ということが防げます。  もうひとつ、長めのお袖の方は袖が床につかないように、膝の上にクロスするように置いてくださいね。 (2)階段の上り下り  ブーツなどで、袴を短めに履いている場合でも、意外と階段の上り下りのときには裾を擦って汚してしまうことが。  そうならないためには、やはりスリットから両手(荷物を持っているときは片手でもいいです)を入れて、 階段を降りるときには後側を 階段をのぼる時には前側を ふわっと持ち上げるだけで裾の汚れが防げます。袖が長い場合は、袖を片手にまとめてかけて、踏んだり擦ったりしないようにすることも忘れないでください(やることいっぱいですね(笑))  着物は裾を直接持って階段の上り下りをしますが、袴の場合はヒダがたくさんあって1カ所を持っただけではうまく全体を持ち上げることができません。それで、スリットに手を入れて内側から持ち上げるとうまく持ち上げる事ができるのです。ぜひお試し下さいね! (3)トイレにいくとき  これも振袖などのときと同じですが、袴はスカートのようになっています。ロングスカートと同じと考えて扱って下さい。スカートと違うのは着物を下に着ていますので、まず、袖を帯などに挟んで下につかないようにしてから、袴>着物>襦袢>下着 という順で、一度に持ち上げるのではなく1枚1枚めくってたくしあげればOK。  トイレが済んだら、下着>襦袢>着物>袴 の順でくしゃくしゃにならないよう丁寧に下ろして行きます。  袴はブーツでもいいですし、歩き方はそんなに気にする必要はありませんが、立ち座りと階段だけ、気をつけてみてください。  いずれにしても乱暴にワワッ!と動いたりすると着崩れたり、汚してしまったりしますので、ちょっと余裕を持って動いてくださいね。  これであなたも袴マスター!   ご卒業の方も、見送られる方も、素敵な1日になりますようにと思う、春なのでした。 <御礼>前回、片付けの記事でチャリティへの寄付のご紹介をしたところ、全国からたくさんのご寄付をお寄せ頂きました。 <前回のコラム> 中にはお手紙を入れて下さった方も。皆様に厚く御礼申し上げます。箱をあけて整理しながら、1枚1枚に暖かい思いがこもっているようで、胸が熱くなりました。本当に有難うございました。チャリティは今週末金曜日からになります。購入して下さる方がいてチャリティになりますので、もしよかったらイベントにもお越し下さいませ。わにこも三日間会場でお待ちしております!(金曜の18時半以降のみ不在です)  どうぞよろしくお願いいたします。

続・お片づけ!箪笥の整理と不要な着物の寄付の巻

星わにこ
2017/03/01 00:00
 まだまだ北風の冷たい毎日ですが、スッキリとした気分で春を迎えたい!と部屋の片付けを進めているわにこです。  またまたさかもと先生に教わりつつ、1日で一気に着物を片付けましたよ!  帯締・帯揚のときに予行練習したのがよかったのか、流れについて覚悟(笑)を決め、とにかく家中にある着物関連のものを引っ張り出してきて、種類別にしてまとめ、用途別・色別などに分けて収納していくのですが‥‥‥。  明らかに収納(箪笥)の容量に対して、モノが多すぎる!!!!! というのが、よくわかりました。今までは、ちらちらと引き出しをあけて覗いては「これ着るかなー。でもいつか着るかもー」とそのままにしていたものも、一度外に出して、全部並べてみると「やっぱり着ないか‥‥」と納得したり。  カラダはひとつなわけなので、いくら着物に関して意地汚いワタシでも、さすがに諦めがつくようです。  箪笥の観音扉部分だけ、片づけ前を写真を撮ったのですがあまりにもヒドくてビックリ(笑)。写真にして「客観的に見る」というのも効果があるかも。。。お恥ずかしすぎる(><)箪笥からいろんなものがはみ出して、箱に入れたまま天井まで積み重なっているし(汗)箪笥の盆のなかも、なにがどうだか(汗)状態。  一度全部出して、要不要、さらに種類別にわけて再度収納していくとあら不思議、スッキリとしました。  ここで大切なのは「モノの住所を決める」すなわち! 出したものを適当に戻さないで、きちんと元の場所に戻しやすくすること。  畳み方を工夫して、色もグラデーションにするなど一目で「ここにこれが入る」というのがわかるようにする、というのがセオリーですが、着物の場合、畳紙に入れちゃうともうなにがなんだか(^^;)  引っ張り出してめくってまた戻して‥‥としているうちにどんどんわからなくなってしまいます。そこで、盆の横に何が入っているかのラベルをつけることにしました。工夫の余地ありですが、まずは付箋紙でラベリング。  上に積み重なっていた箱も、空箱だったりして(^^;)袋帯なども引き出しに収納できるものはして、礼装用の一張羅だけ箱にいれておくことにしました。  箪笥への入れ方としては、湿気は下にたまるので、大事なものほど上に入れておいた方がよいとのこと。なので、この観音扉については上から ・第一礼装 <留袖・喪服> ・訪問着、付け下げ ・色無地、江戸小紋 ・小紋 ・単衣・夏物 というような順番で入れ直し、それぞれについて付箋に名前を書いておきました。畳紙にも何が入っているか書いてラベリング。あとは、着たり、コーデに悩んで引っ張り出したら「必ず元にもどす」だけ。  頭のなかで大体これはここ‥‥というのではなくきちんと場所を決めて住所も書いてあれば大丈夫そうです。  そしてできあがったのがこんなかんじ!  なんだかもう別の箪笥みたいですね。今までぐしゃぐしゃにしていてごめんなさい!   上の箱にも、何が入っているかラベリングしました。畳紙に入れるような柔らかものお着物はすべてここに収まるだけ。  普段よく着る紬やポリ、木綿などは、畳み方を変えて引き出しの中に入れました。着物を半分の長さに畳んで、更に三つ折りに。風呂敷に入れて持ち運ぶときや普段もよくこの畳み方をしていてそんなに折シワがついて困った!という経験がないので、試してみることに。  こうすると、大体二~四枚重ねて横に三枚入るので、どこになにが入っているか探しやすいし、下から引っ張り出してきても上の着物がぐしゃぐしゃになったり、戻し難かったりということが軽減されるのでは!というトライです。続けてみてよさそうだったらこのまま、やはり不都合があるようだったら畳み方を変えてみます。  普段遣いの名古屋帯は、くるくるまるめて畳む方式で引き出し1段分。 参照:見やすくコンパクトに収納☆名古屋帯のくるくる巻畳みの巻  半幅帯も、アドバイスをいただいて畳み方を変えたら一目でわかるようになりました! スゴイ! こうやっていつも「ここにコレがある」と意識に叩き込むことで、お蔵入りも防げそうです。  あとは、袋帯とポイント柄でシワにしたくない名古屋帯の引き出し、羽織もの(コート、道中着、水屋着)などの引き出し、単衣の着物の引き出し、などそこに入るだけと決めて収納。  夏物の普段着は今は着ないので、衣替えのときに入れ替えるように風呂敷に包んでプラケースに入れました。  ここまで先生の手を借りながら一気に一日で進めて超スッキリ!!! はみ出した分は、毎年恒例のお着物チャリティバザール(略してきもチャリ!)に出すことにしました。毎年、なにかしら出しているのですが、今回は、結構な量が出ました(^^;) 参照:震災5年目のきもチャリ!(お着物チャリティバザール)の巻  考えてみると、キモチャリ!で買ったものもいっぱいあって、ヘビロテしているものも結構あります。着ないものは自分のところで箪笥の肥やしにしないで、またそういう場に出して、誰か活用してくださる方のところにお嫁入りしてほしいなあ、と願いをこめて。また、そうやって寄付することで、勉強したい子どもたちの役に少しでもたてたら。  譲ったり、売ったり、寄付したり‥‥そうやって誰かのお役にたてるように、着物も循環させるとまたいい気が箪笥に入ってきそうな気がします。  このきもチャリ!ももう6年目に入ります。毎年仲間とこの季節に東日本大震災の復興を願って、細々と続けているものです。今年は3月10日(金)~12日(日)にチャリティイベント「wasurenai」の1コーナーとして開催予定です。 不要な着物や帯がもしありましたら、寄付という選択もあると覚えておいていただけると幸いです。他にも全国で、着物のチャリティに取り組んでおられるところがありますので、興味があったら探してみて下さい。 参照:着物チャリティについて  この季節になるといろいろと考えます。満点スリップでもおなじみの気仙沼の「たかはしきもの工房」も東日本大震災で被災し、津波の被害を受けました。  4年前、いち利モールのおでかけイベントで女将の話を初めて聞いたのですが、被災したドロドロの着物を洗ったり、甦らせたりと、それはとても大変なことなはずなのになんと明るく前向きなんだろう!と衝撃を受けました。今年もまた女将の話を聞く機会があるとのこと。着物の話というわけではありませんが、もう一度改めて聞いてみたいと申し込んでみました。 参照:困難を自分の力に変えたい時に効く話  それにしてももうあれから6年、でもまだたった6年。  直接被災したわけではないけれど自分の生活にもいろいろな影響がありました。ショックだったと言うだけでなく、忘れずに、気持ちもモノも整理して、日々悔いなくスッキリ丁寧に暮らしていきたいなと改めて感じる、早春でした。

ハートに四つ葉のクローバー 可愛い帯締めアレンジの巻

星わにこ
2017/02/22 00:00
 雨水の候も過ぎ、一気に春めいてきましたね。私もお雛様を出してみました。通勤路の商店街では、それぞれのお店が雛人形をディスプレイしていて、とても見応えがあります。お雛様には「この子が健やかに成長して欲しい」と願う親の愛がこめられているから、どのお雛様もよいお顔をして、みるものをほんわかした気持ちにさせてくれるのだなあと、いつも思います。  さてさて、ひなまつりにはぜひ着物を!という妄想コーデの続きで、今日はひなまつりにもピッタリな、ちょっと可愛い帯締めの結び方アレンジをご紹介します。  バレンタインのとき話題になっていたハートの形の帯締め、とってもカンタンにできるんですよ。  まずは普通に帯締めを結んだら、帯締めの房を下から上に通して、少し輪をのこします。上に通した房をまたその輪に通して下に下ろします。左右同じようにして形を整えれば出来上がり!  そのアレンジで、四つ葉のクローバーもできます。こちらは同じように輪を作り、上からまた輪を作って帯締めにはさんで、輪の大きさを同じに整えます。左右同じようにすればOK!  朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」でも四つ葉のクローバーが出てきますが、可愛くてハッピーになれそうなモチーフですよね。  ハートもクローバーも、作った結び目はど真ん中は避けて、右か左か好きなほうに少し寄せるとバランスがとれます。  このアレンジには丸組の帯締めが一番向いています。写真では、冠組の帯締めで結びましたが、丸組のほうがゴロゴロしないで綺麗に仕上がります。平組の帯締めは、裏表を出したり、輪が丸く仕上がりにくいので避けたほうが無難です。  帯締めの結び方だけでもこんなに華やかに楽しめます。自分でアレンジを加えてオリジナルの結び方を楽しんでもいいですね。全体のコーディネート次第で、大人っぽくも可愛くも、古典的にも現代的にもなりますよ! お試しあれ

「ときめき」でお着物収納見直し大作戦!その2・帯締編の巻

星わにこ
2017/02/08 00:00
 節分も過ぎ、暦の上では春ですね。まだまだコートは手放せませんが、本格的な春が来る前に、なんとかモノを片付けたい!と思い立った先週。 > 前回の様子はこちら  さかもと先生のアドバイスに従って、全部帯揚と帯締を出してみて、その量にびっくり。たたんで、たてて、色はグラデーションに……とやってみたところ、帯揚はさっとまとまったものの、帯締で手が止まってしまいました。だってもう……。いくら整えて箱に入れたりしていても、気がつくとごちゃごちゃになってしまうし、引き出しは深いけど、帯締を立てて収納ってちょっと難しい………。  しかし、色別に分けて、一目で見渡せるように収納するって、帯揚ってどうしたらいいんだろう……と考え続けてしばし。箱を積み重ねるので下がわからなくなったりするのなら、浅い引き出しならすぐにわかるかも。  レターケースはどうかな?と、家にあったレターケースの中身をあけて帯締めを入れてみたところ、なんかいいかんじ!!   結んで入れるとたくさん入らないしゴロゴロしてしまうので、「帯〆まとめてスッキリ」という帯締めをまとめる秘密兵器を使って帯揚を棒状に整え、並べていれる事に。  色別、礼装用と冠組などの普段用、そして三分紐&二分紐に分けて整理。  そして、前回収納ケースにいれた帯揚をごっそり箪笥の引き出しに移動。選ぶ時、帯揚と帯締はセットで見渡したいですもんね。もう、このときの移動のラクさと言ったら。そのままよいしょっとボックスから引き出しに移しただけ。ちゃんと整理されていれば、移動や引越しは簡単なんだ! と目からウロコがボロボロ……。  上の引き出しに夏用の帯揚・帯締めを入れておき、夏になったら引き出しごと入れ替えればオッケー\(^O^)/  帯留も小引き出しに入れて、一目で見渡せるようにして、帯まわりはこのスペースで全部決められるように。これで、あの帯留どこに置いたっけ~? あのブローチは……あっアクセサリーボックスかも……あれっ違った、前使った時に……うわードコドコ~ウロウロ~(長い!)ということがなくなるはず!  帯揚や帯締は使わないものはチャリティ行き……にしたつもりが、帯締の赤系の引き出しがまだぎゅうぎゅうなので、手に取って握って見比べて、あまりに似たものは「ときめく」方を残して、一つに決めました。  使う使うと思っていても、身体は一つなわけですし、2本同時に使うような事はまずないわけで、同じ色はいらないもんね……。まあ、良く見ると違うんだけど……そういうこと言うときりがないんだ、と「一目で見られる」ようにしたことでスッと理解できたかも。  一目で見渡せるようになったことで「これを持ってる」というのが頭にインプットされるし、自分の趣味の偏り(笑)もよくわかって、好きだからと似たものばっかりを買ってしまうのも防げそう。  なんだか、いつもごっちゃごちゃでどんどん積み重ねてしまって、どこになにがあるかわからなくなって、結局上の方にあるものをいつも使っちゃう……なんていう悪循環から抜け出せそう!  そして、帯揚や帯締たちもキレイに並んでいると、なんだか嬉しそうです。  祭りで一気に片づけたあとは、日常の片づけ。入れるところ=モノの住所が決まっていると、元に戻すのもできそうです。あとはもう少し、数を絞ってもいいかも……と思い始めました。間に合わせで買ったもの、安いからと買ったものから卒業したいな……と。そのあたりは徐々に。  もうひとつ、お片づけについて先生に教えていただいたことは「イメトレをする」ということ。頭のなかで「こんなインテリアがいい」「こんな空間で暮らしたい」などなるべく具体的に想像すること。ネットや雑誌で気に入った写真とかがあったら、保存してイメージを固めていくと、だんだんそれに近づいていけるのだとか。  なるほど。妄想は得意なのでお任せください!!(違う) でも、帯締と帯揚の収納を考える中で「どうしたら一番いいか」ということを延々と考え続けて、実現したときの嬉しさ。ちょっとハマリそうです。  この調子で今月の後半には、いよいよ禁断の牙城(!?)着物と帯にチャレンジ予定です。先延ばしにしないで、春までには絶対片づいた空間で生活できるようになる!と決意。覚悟が大事。  どうぞお楽しみに! さかもとりえ先生のブログ『ときめきながらお片づけ~MAMA'S LESSON~』