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着物のお着替え一式パッキングテクニック の巻

星わにこ
2014/10/29 00:00
 急に寒くなってまいりましたね~。我が家ではこたつコールが家族と猫から起こっていますが、いつ出そうかな~。  さて今日は着物のパッキングのお話です。出先で着物に着替えたいときってありますよね。お稽古ごとや、旅行などなど‥‥。そんなとき、どんな風に着物を持ち運んでいますか?  パッキングで大活躍するのが、風呂敷です。  着物、襦袢、帯はまとめてたたんで。畳紙はかさ張るので使わず、着替え用に着物を持っていく時には風呂敷に包むようにしています。畳紙型のうこんの風呂敷も使い勝手がよいので、大事な着物は包む場合も。  風呂敷に包む時には、一番外側を着物、帯、襦袢という順に重ねて畳むと、着物にシワがつきにくいのでオススメ。  中心に、帯枕や帯締、帯揚などを入れてしまいます。肌襦袢、裾除け、ステテコ、タオルなどの下着系一式に足袋も忘れずに! これは、別に薄いレーヨンの風呂敷に包みます。かさ張らないので、風呂敷の中包みに最適です。  これらをまとめて、大きめの風呂敷でまとめて包みます。きちっと形ができるので、崩れにくくて安心感があるので一番外側の風呂敷は綿を愛用しています。このとき、入れるバッグの大きさにあわせて包むのがポイントです。  着付の小物は、別に大きめの旅行ポーチに入れています。腰紐、伊達締め、衿芯、着物クリップ、コーリンベルトなどなど、一式入れていて、家で着替えるときもそこから出して、また仕舞うようにしています。都度、持ち運び用に用意する手間が省けます。(というとかっこいいが、都度用意すると絶対忘れ物をする確率がアップするので自衛策です……)  このポーチには何かのときのために、ちょっとした裁縫道具と安全ピンも入れています。あと、ヘアゴムとアメピン。  そして、ご存知の通り、これを全部持つと、結構重いんですよね~~!  スーツケースに入れてゴロゴロ転がして行く事が多いのですが、雨の日や雪の日はちょっと‥‥。そんな時は、大きめのトートバッグに入れて肩にかけていきます。そんなときは省略していいもの(肌着・補正関係など)は、ちょっと省略して最低限にします。  以前はハワイのお土産にもらったスーパーの大きなトートバッグを使っていたのですが、今はいち利モールオリジナルの着物帆布バッグを使っています。  これ、着物好きな皆さんが考えたということで、とってもよくできているんです。以前カスタムした記事をアップしましたが、シンプルな外見とお値段に似合わず、優れものなんですよ~。  一番気に入っているのが、帯板ポケット。風呂敷につつむとき、なんとなく邪魔だった帯板に専用ポケットが(感動)。帯板をうっかり忘れることがなくなります。帯枕もこちらのポケットを使っています。  そして、フラップがついているので、かぶせてしまえば中が見えない\(^O^)/   収納用のミニバッグのほうに小物ポーチを入れたら、バッグの持ち手にかければ、ダブルバッグになって、準備完了です! ザ・着物バッグというかんじがしなくて、カジュアルにも持ち運べて気に入っています♪  出かける前に、一度頭の中で着るシュミレーションをして、忘れ物がないか確かめるようにしています(一度、襦袢を忘れて気絶したわにこです。足袋をよく忘れるので要注意です(私だけ!?)。  皆様の持ち運びアイデアもありましたら、教えて下さい(^^)

オレンジ小物で遊んで☆蝙蝠の帯でハロウィン気分コーデ の巻

星わにこ
2014/10/15 00:00
 台風が去って、ぐっと秋が深まった気がしますね。もう手袋やマフラーがたくさんお店に出ていて、冬ももうすぐ‥‥でしょうか。早いです。  それとお店のディスプレイで目をひくのがハロウィンの飾り。かぼちゃに幽霊、魔女に黒猫。あちこちでハロウィンイベントが行われていますね。  着物でも、ちょっとそんなハロウィンのテイストを取り入れてみたい!的な妄想コーデをしてみました。 http://bit.ly/1rrlVdu  黒に藤、桜、菊など四季の花紋がまるで月のような形に見える小紋に蝙蝠帯のコーデに、強めのオレンジの帯揚帯締をしてみました。  帯留にハロウィンものをもってくれば完璧!   今年も馬籠静さんの新作が出ていて、もう既に売切れも(><)  ハロウィンのためだけに着物を誂えたりするのはとても贅沢でなかなかできませんが、こんな花紋の小紋なら時期問わず、帯を替えれば可愛らしく着こなせますね。  帯は、はまやのろうけつ染めの蝙蝠(コウモリ)の名古屋帯。蝙蝠は、中国では「蝠」が「福」と同音のため縁起がよい動物とされており、5匹の蝙蝠は五福といい「長寿,子孫、健康、富貴、繁栄」を表すとか。皇帝の服から、ラーメンどんぶりまで、蝙蝠をよく見かけますよね。  西洋文化の流入とともにあまり好まれなくなってきたようですが、本来は日本でも、江戸時代までは蝙蝠は害虫などを退治してくれるし、縁起のよい生きものとして愛されていたようです。意匠として見ても、広げた羽根の形がとってもクールな蝙蝠さん。私は大好きです。  そう思うと、蝙蝠帯はハロウィン限定柄ではなく、普段にもぜひ使いたいアイテムです。  着物、帯、小物、それぞれはまた違うようにも使えるけれど、テーマを決めてコーデするとピッタリくる。そういう「見立て」の楽しみは、人に押し付けるものではなく、密やかな自分の楽しみ。  だから、気がついてくれる人がいると、すご~く嬉しいのですよね。時にはみてみてーと、見せびらかしたりもしますが(笑)  コーデをあれこれ考える時間が、もしかしたら一番楽しいのかもと思う今日このごろです。わにこの妄想コーデの時間でした\(^O^)/

柄出しもカンタン☆この一手間で帯揚をキレイに整える!の巻

星わにこ
2014/10/08 00:00
 先日の台風、大変でしたね。でも、思ったより足早に通り抜けて台風一過の青空にびっくり。お陰で十三夜を拝むことができました。そしていよいよ本日10月8日の十五夜は皆既月食。すっきりと晴れてくれるといいのですが。 十三夜と十五夜のお月様、両方を愛でないと「片見月」といって、縁起が良くないのだとか。なんにしても、夜空を見上げる余裕は欲しいですね。  さて今日は帯揚をキレイに整えるコツのご紹介です。  実は今、一念発起して着付の勉強をしなおしているのですが、ちょっとした手業やコツで随分変わる!と感動の日々です。自己流はどうしても限界があり、そういうときにポイントでも教えてもらうと、ぐんと着姿が綺麗になります(あくまで当社比)。  そんなコツの中から、なんだか上手く決まらない~! 結び目の横がシワシワ~~~! 柄つきの帯揚なのに、上手いところに柄がこない~! と、悩んでいた帯揚が、綺麗に結べるようになったポイントをご紹介します。 (上手く結べる方は読み飛ばしてくださいね(^^;))  まず、帯枕は先にして結んでしまいます。そのあと帯揚を帯枕の上に通してかけます。ここで柄を出したい場所にひっぱりながら移動させます。脇の後ろの帯から覗くところとか、サイドとか、中心とか……。このとき、帯枕に帯揚をかけた部分が外れないようにうまく帯揚をひっぱってテンションをかけながらずらすのがポイント。  なかなかここでうまく帯揚を帯枕にかけられないわ、という場合は、帯枕の上だけに帯揚をかけておいて、帯枕をしてもOK。  それが決まったら、帯枕の下に帯揚をはさみます。このとき手は真後ろにはなかなかまわりませんので(笑)帯揚を帯の幅くらいに持って、両方でひっぱりながら帯枕が隠れるように包みます。  よく、帯枕に帯揚を最初からかけてゴムで留めたりしていたので、この後かけ式は最初知った時衝撃でした! 後からでも大丈夫なんですね。  そして、帯揚をひっぱりながら、内側に上から三分の一を折り、下から上に三分の一を折って3つに畳みます。そしてそれをさらに半分に折って、ここがポイント!  その状態で折った部分に指を挟み、スーッと折り目をしごきます。このとき、強めにテンションをかけながら、手が届く限り、ワキの後ろまでしごきます。すると帯揚がま~っすぐキレイに整います。  いままで、しごくのは教わったことがあっても、前の方しかしごいていなかったわたしでした。ここで綺麗に帯のところまでシワがとれたらすっきり綺麗に処理できます。  両方しごいたら、着物と同じ打ち合わせに重ねて、結ぶだけ。このコツを知ってからはすっきり結べるようになった(当社比)ので、苦手意識の強かった帯揚の処理が楽しくて仕方ありません!!  結ぶときは、結び目の幅が広くてふんわりと帯揚が見える量がたっぷりしているほど若い印象に。好みもありますが、年齢とともに、結び目は小さく、帯揚を見せる量も少なくすっきりとさせていくのが一般的です。  結ぶのがどうしてもうまくいかない!という人は、帯枕の紐をしっかり締めれば大丈夫ですから、結ばないで、結び目のような形に見えるようにクロスしてかけた状態で余りを帯の中にしまってしまうという裏技も。  着付の仕上、最後に帯揚がスッキリ決まると気分もいいですよね! 帯周りを上から見るたび「ウムウム」と自己満足の頷きをしてしまいます(阿呆)  ぜひ「ワキの後ろまでぐっとしごく」、この一手間をお試し下さい。

簡単☆ちょっとレトロな耳隠しヘアスタイルアレンジの巻

星わにこ
2014/10/01 00:00
 気がつくと、10月!過ごしやすい日が増えてきましたね。何故か我が家の庭では朝顔が花盛り‥‥夏の間うんともすんとも咲かなかったものが毎日20近くの花をつけています。朝顔って夏の花じゃなかったかなと調べてみたら11月くらいまで咲く品種のよう。秋明菊と並んで咲いているのがなんだか不思議です。  さてさて今日は、このごろ私がよくしている着物のときのヘアアレンジのご紹介です。モデルお見苦しくて失礼しますが(汗)耳が隠れるスタイルです。  盛り盛りもいいけど、普段着のときは、昭和のお母さんっぽいこんな髪型もいいと思いませんか? 耳が隠れるだけでなく、こめかみの気になる白髪も多隠れるので、普段には楽な髪型です。  アレンジは簡単! 耳を出さないように後ろで一つに結んで、夜会巻きの巻き込みを、横にするだけです!(と言ってもワカラン!といつも言われるので図解しました)  コツはたっぷりムースやヘアワックスなどをつけて、まとまりやすくしておくこと。私は最近男性用のヘアワックスのハードタイプを使っています。ちょっと洗うのが大変ですが(笑)もんのすごいキープ力です! ○トメージュもびっくりです。  夜会巻きコームだけではちょっと心もとない場合は、Uピンなどで補助してとめてくださいね。結構髪の毛は重いので、先日は、Uピンだけでまとめたら、髪の重さで崩壊しました(恐怖)夜会巻きコームやかんざしなどでしっかりと留めることをおすすめします(^^;)  巻き込んだ部分は少しグシャッとなってしまうので、上手くヘアアクセサリーで隠して。  それから後頭部に逆毛をたてておくと、ペッタンコにならず、コームやUピンのとまりがよくなると、美容師さんのキモトモに教えていただきました(多謝)   私がやると、昭和なおかーさん風味になってしまいますが、若い方がしたらレトロで素敵です。  ちょっと余裕を持って一つにしばれる髪の長さがあればカンタンにできますので、一度お試し下さい(^^)v