台風が去って、ぐっと秋が深まった気がしますね。もう手袋やマフラーがたくさんお店に出ていて、冬ももうすぐ‥‥でしょうか。早いです。
それとお店のディスプレイで目をひくのがハロウィンの飾り。かぼちゃに幽霊、魔女に黒猫。あちこちでハロウィンイベントが行われていますね。
着物でも、ちょっとそんなハロウィンのテイストを取り入れてみたい!的な妄想コーデをしてみました。
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黒に藤、桜、菊など四季の花紋がまるで月のような形に見える小紋に蝙蝠帯のコーデに、強めのオレンジの帯揚帯締をしてみました。
帯留にハロウィンものをもってくれば完璧!
今年も馬籠静さんの新作が出ていて、もう既に売切れも(><)
ハロウィンのためだけに着物を誂えたりするのはとても贅沢でなかなかできませんが、こんな花紋の小紋なら時期問わず、帯を替えれば可愛らしく着こなせますね。
帯は、はまやのろうけつ染めの蝙蝠(コウモリ)の名古屋帯。蝙蝠は、中国では「蝠」が「福」と同音のため縁起がよい動物とされており、5匹の蝙蝠は五福といい「長寿,子孫、健康、富貴、繁栄」を表すとか。皇帝の服から、ラーメンどんぶりまで、蝙蝠をよく見かけますよね。
西洋文化の流入とともにあまり好まれなくなってきたようですが、本来は日本でも、江戸時代までは蝙蝠は害虫などを退治してくれるし、縁起のよい生きものとして愛されていたようです。意匠として見ても、広げた羽根の形がとってもクールな蝙蝠さん。私は大好きです。
そう思うと、蝙蝠帯はハロウィン限定柄ではなく、普段にもぜひ使いたいアイテムです。
着物、帯、小物、それぞれはまた違うようにも使えるけれど、テーマを決めてコーデするとピッタリくる。そういう「見立て」の楽しみは、人に押し付けるものではなく、密やかな自分の楽しみ。
だから、気がついてくれる人がいると、すご~く嬉しいのですよね。時にはみてみてーと、見せびらかしたりもしますが(笑)
コーデをあれこれ考える時間が、もしかしたら一番楽しいのかもと思う今日このごろです。わにこの妄想コーデの時間でした\(^O^)/