2月12日、ヱビスビールと荒木飛呂彦コラボレーションの描き下ろし限定缶が発売されましたね! JOJOの奇妙な冒険の大ファンの私としましては、これは‥‥ビール!飲まずにはいられない! というわけで恵比寿ガーデンプレイスにある「YEBISU BREWERY TOKYO」で開催中の荒木先生の巨大美人画を鑑賞しつつ、仕事帰りに一杯飲もう!と行ってまいりました。
ヱビスビールは明治23年に誕生し、今年で135周年だそうです。ちょっと贅沢なゴールドラベルは、ご褒美ビールの定番ですよね。当時は「美人画」と呼ばれる広告ポスターでその魅力を伝えていたものを、令和の時代に荒木先生が和服姿の美人画をとリクエストされ新たに制作されました。
荒木先生の着物のイラストというと石川さゆりのデビュー40周年のアルバムジャケットを思い出す私ですが、あれって2012年のことなんですってよ奥様! てことは石川さゆりは今年デビュー53年ッ!? 私の中では「津軽海峡冬景色」はつい昨日のことなのに、動揺を隠せません。
という余談はさておき、その時よりもさらに進化を遂げて、令和の美人画はビールを楽しむシーンをイメージしてそれぞれ「ウエスタン」「ビーチパトロール」と名付けて描かれています。ビールをこんなところで飲んだら癒されるだろうな、という風景のモチーフを和服の模様としてデザインされたのだとか。
<ここからオタク特有の早口で情報を詰め込みます>
ウエスタンのほうは、これはJOJO第7部のスティール・ボール・ランモチーフですね!と思いきや承太郎の帽子のペンだこマークや徐倫の蝶々があったり、かんざしはキラークイーン? そしてジョルノのてんとう虫が帯留になっているなど、荒木ワールドが展開されまくっています。ビーチパトロールは9部のザ・ジョジョランズでしょうか。椰子の木と南国の花が咲き乱れる大胆な柄に太陽の帯留めやイルカの髪飾りがイカしまくりです。こちらにも荒木先生のペンだこマークが!かっこいいです尊いです。着物の衿幅がちょっと狭‥‥?とかいうつまらないことを言い出す私の中の着物警察よ静まれ!!これは荒木ワールドなのよ!!コラボしてくれたヱビスビール様&素敵な着物美女を描かれた先生ありがとうございますありがとうございます大事なことなので2回言いました、ほんとに素晴らしいです。前向きになります。元気になります!素晴らしい美人画に乾杯!<早口終わり>
お盆に乗った瓶ビールと栓抜きがレトロな味わいを醸して、着物姿でJOJOポーズをとる女性たち。意志の強い眼差しが、まさに令和の美人画ですね!!
YEBISU BREWERY TOKYOでは、昔の美人画のポスターも展示されており、こちらもまた夏の透ける着物に洋髪で微笑む美女があれば、日本髪で振袖かと思われる正統派のお嬢様や、田園の夕暮れでカジュアルめな着物姿で微笑む美人ありと着物好きにはたまりません。
そして荒木先生のイラストは、ビールの缶には印刷の関係でかなり制限された色数でプリントされているものが、原画の美しい色彩そのままに3メートル四方の大きさで展示されており、圧倒されます。ちょーーー美麗!!

これは………ビール!飲まずにはいられない!(まだ言ってる)というわけで、一緒に行った友達と飲み比べセットなんか頼んじゃってめっちゃいい気持ちで帰宅しました。荒木先生の作品に想いを馳せたという「受け継ぐ者」という名の限定ビールもありましたよ!
あと、恵比寿様スタンプもありました! 荒木先生画の恵比寿様、めっちゃかっこいい!!もちろんいただいてきました。

グッズも販売されていましたが、会場に着いたのは夕方だったのでもう販売の整理券は配布を終えていました。残念……。グッズが欲しい方は早めに行くことをおすすめします。
この展示は5月31日まで入場料無料で開催されていますので、お近くに行かれた際はぜひ! ビールと美人画を堪能してください。私も着物でまた行きたい!(オタク全開で失礼しました。え、今更ですか……?そうですか?)