普段にも着物を着ようキャンペーン中のわたしですが、腐心しているのが「ちょっとでも紐を減らしたい」ということ。
そうするとやはり、帯は半幅のほうが圧倒的に楽。背中が広く見えてしまうので絶対お太鼓派を貫いてきたんですが、なんとか半幅帯で紐類を使わずにボリュームのある結び方はできないものかと探していました。
三重仮紐などを使うと、簡単に背中もお尻もカバーできるぱたぱた結びができたりしますが、紐を使わず鳩尾(みぞおち)楽にしたい。そこで見つけたのが笹結び。やってみると、背中側は笹を結んだ様なリボンのような形で少し高くなり、帯を胴の下に潜らせることで安定性が抜群で、お尻はたれで隠れてほどほどにぺったんこという「私が探していたのはこれでした!」と思いましたね。
結び方はこちら

<結び方>
1)手先を70センチほどとり肩にかけ、帯を胴に二巻きする。
2)手先を下ろして、たれと交差させ、たれを上に引き抜いて結び、タレの上側を綺麗に平らにする
3)たれを帯の胴の一巻き目と二巻き目の間に差し込み、下に引き抜いて上に少し輪を残し、そこに手先を半分に折って差し込んで、たれを下に引いて引き締める
4)引き抜いた長いたれをじゃばらに折って、胴の一巻き目と二巻き目の間に先ほどとは反対に下から差し込みます。胴の下線からお尻がカバーできるように人差し指1本分ほどのこしてあとは上に出してしまいます(長さがバラバラでもOK)
5)お尻のたれ部分を開いて幅を出し、上からひきぬいたたれは折り返してたらせば完成!
本当は上の笹結びの部分は斜めになるのですが、私はなるべく背中を小さくみせたいので上に横にもってきて、たれはあまり作らずに上から垂らす面積を大きくする変形がお気に入りです。このあたりはお好みで!

写真は家でデスクワークをしているときの着物。フリースのタートルの上にちょっと裄が足りない紬を羽織ってます。あたたかい。帯の前は斜めに折り返してポイントを作ってみました。こんなかんじで好き放題なおうち着物です。
笹結びのいいところは、胴にしっかりとたれを差し込むので、紐などを使わなくても緩まないところです。タレの長さや向きでいろいろアレンジも楽しめるし、安定感半端ないです。また、もたれても潰れないしふわふわもしすぎないので大人も安心。
結構笹結びはこの形!という定型があるわけではなく、Youtubeなどを見てもいろんなやり方があります。
銀座いち利の女将さんの動画では、クリップを使った結び方も紹介されていますよ! ポイントがとってもわかりやすいのでおすすめです!
関連動画:
【半巾帯】「笹結び」はクリップだけで結べます
最近リバウンドでもこもこしてきたのでもう少し痩せたいわにこでした。