先日まで暑かったのに、いきなり気温が下がって冬の気配が感じられる様になった東京です。お気に入りの羽織や道中着が楽しめるようになりました。
羽織は一番上に着ますから、裄が短いと着物の袖が飛び出してしまうので、着物のときにはマイサイズのものでないと楽しめないとずっと思っていましたが、先日着付教室の生徒さんが素敵なアイデアで、裄の短いアンティーク羽織を楽しんでいらしたのです。許可をいただいたのでご紹介しますね!
使っていたのは長さ20センチほどの革のベルトの両端に磁石がついているアームホルダー。家事のときなどに袖をまくったとき、袖口からはさむことで長さを調節して固定してくれるすぐれもの。クラウドファンディングで見つけて、購入されたそうです。
クリップ式のアームホルダーだと、長着と襦袢の両方いっぺんには長さ調節できないですよね。これなら、さっと袖口を短くしてぱちんと磁石で挟むだけで、2枚いっぺんに短く調節できます。すごっ!
ささっと両袖の長さを短くしたら、お気に入りのアンティーク羽織を羽織っても、袖口が出てこず気になりません。賢―い! しかも、磁石ではさむので、今までのアームバンドやクリップに比べて着物の生地が痛みにくいのも高ポイントです!
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今まで、裄が短い羽織は、洋服の上に羽織るくらいしか思いつきませんでしたが、この方法なら活躍の場がぐんと増えそうです。そうすると、今まで諦めていたおしゃれが楽しめちゃうかも! と目から鱗の裏技でした。
羽織に限らず、道行や道中着にも使えるし、普段の家事などでも、おしゃれに活躍しそうなアイテムですね! ちょっと工夫したら、自分でも作れるかも? 一般発売されたら購入してみます!