三寒四温と申しますが、寒い日と暖かい日を繰り返し、確実に春に向かっていますね。先日、木瓜の苔玉を購入したのですが、そのときは枝に小さな緑の芽のようなものがついているだけだったのに、八重の紅白咲き分けの花がぽんぽんに満開になってとても嬉しい気持ちになりました。
そしてもう桜の開花予想も出ましたね。今年は例年並みでしょうか。うちの庭の啓翁桜にも蕾がつきました。花が咲くのが待ち遠しい。
今日はそんな春の花をイメージした帯締めの結び方をご紹介します。友人が、長すぎる帯締めの長さを調整するのに編み出したという結び方、まるでお花のようなので花玉結びと名付けてみました。
やり方は簡単!
まず普通に帯締めを結んで
上でひと結びして端を帯締めの下に通します
下でまたひと結びして端を帯締めの下に沿わせて始末します。これでもう出来上がり!
ちょっと長さが必要なのと、丸ぐけか丸組、冠組がおすすめです。平組だとあまり綺麗に決まりません。
コツは結んだらぎゅっと引っ張りすぎず、帯の上で平に形を作ること。やってみるとすごく簡単なのでびっくりしますよ。
淡い色あわせで結べば、気分は春! これならあまり大袈裟すぎず、大人でも楽しめる上品な飾り結びではないでしょうか。普段は普通にしか結ばないけれど、お花見散歩のときとかにちょっとだけ遊んでもいいかな? なんてときにぜひどうぞ!