皆さんは、何人キモトモがいますか?
キモトモとは、キモい友達じゃないですよ、着物友達の略です。なんでもかんでも略せばいいというものでもないですが(笑)、以下キモトモでお話させていただきますね!
いまやどっぷり着物沼につかっている私ですが、どうしてこんなに着物にはまったのかなと考えてみると、一人で着てみたり、仲のよい友達と二人っきりでウロウロしたりしていたころにはさほどでもなかったような気がするのです。
加速度的に着物を着る機会が増え、いろんなチャレンジをするようになったのは、キモトモがたくさんできてからです。きっかけはネットで、ワーキングマザーの会に入って、そこで着物を楽しむ倶楽部に出会ったことでした。
子どもが小さいうちは着物なんて……と思っていたのですが、その倶楽部の人たちは仕事もし、子育てもし、着物だけじゃなく趣味も積極的に楽しんでいる人ばかり。
「着物が着たいからお茶をやろう!」
とお茶のサークルも作ってしまうほど。しかもとても勉強熱心、ネットでも着物の知識交換も活発で、私も、またたくまに着物の魅力に引き込まれていきました。
そんな話をまとめて本にさせてもらうぐらい着物にはまって、こんな風にコラムを書かせていただくようになったのは、キモトモの皆さんのお陰以外のなにものでもありません。
たまたま私はそんな風に、ネットでたくさんのキモトモに巡り会いましたが、まだまだキモトモは増え続けています。着物関係のイベントにでかけたとき、お話させていただいた方と連絡先を交換して、Facebookなどで繋がったり。
こう見えても(?)ワタクシ、引っ込み思案でして(汗)、でもお互い着物を着ていると、なぜか心のバリアが消えるのです。初対面でも、「着物」という共通言語で、話ができて、盛り上がれる! そしてまたそこに自分の知らない着物の世界が広がっているので、思わずいろいろ話しかけてしまうのです。
先日6月30日にも、いち利モールさん主催の「
銀座香十の本格香間で香席体験~優美な香りと時間を楽しみましょう」というイベントに参加してきました! 参加者の皆さんはほどんどが着物姿。6月の最後の日ということで、さっさと絽を着てしまった私ですが、きちんと単衣の方もいらして、それぞれ個性が出たお洒落な着物姿にうっとりでした。
「香道」とは、聞いたことはあってもどのようなものなのか、よく知りませんでしたが、香十の稲坂良弘社長のドラマチックな解説に、すっかり引き込まれ、短い時間ではありましたが、香りとともに聖徳太子の時代から、1000年以上の時を旅したような気持ちに。
そして御家流の丸山堯雪師範に香席を設けていただき、5つの香りをどれとどれが同じかを当てる「源氏香」の体験をさせていただきました。
香炉の炭で香の木片をあたため、手のひらでつつんで香りを「聞く」。これを「聞香(もんこう)」というそうです。
そして、すべての香を聞き、答えを書いて香元へ。香元は、奉書にその香席の記録を書き記し、奉書は最も成績が良かった人に手渡されます。
最後は香元の「香、満ちました」という言葉で、終了の合図となります。
私の成績はお話になりませんでした(;;)が、香が掌にうっすらと移り、眼を閉じてそれを聞くととても心が鎮まって、とてもよい気分に。日本人のDNAのせいなのかもしれませんね。
日本の文化を堪能した後は、記念写真を撮ったり、参加者同士でお話できたりする時間もあります。奉書を獲得された方にお話を伺ったり、キモトモ同士でいらしている皆さんとお話させていただいたり……。新しい出会いのある、この時間がまた楽しいのです。今回はこのコラムのことをご紹介いただき、「読んでます」とお声掛けいただけたのが、滅茶苦茶嬉しかったです!!
いち利モールさんでは月イチで東京と大阪でイベントを開催されていて、毎月とても魅力的なラインナップ。私も昨年の9月に、「
プロのカメラマン指導のデジカメ(スマホ)レッスン&話題のスポット向島で撮影会」、12月に満点スリップたかはし女将の「
着物のプロが教える失敗しない肌着選びのコツ&目から鱗のお手入れ術に参加しました。キモトモと一緒に参加したのですが、そのとき他の参加者の皆さんともお話をさせていただき、それがご縁で今も親しくさせていただいています(^^)v
こんな風にイベントを通じて、キモトモができるってとても嬉しいですね。
気になる着物イベントがあったら、参加してみませんか? きっとまた新しい着物の世界がひろがりますよ\(^O^)/
※当日の私のコーディネート
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いち利モール着物でお出かけイベントページ
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