夏! 真夏日は暑いけど、洗濯物がすぐに乾くのが嬉しいですね。浴衣や麻・ポリエステルなどの洗える夏着物も、水洗いするとスッキリ気持ちよいですよ。
プレタで洗濯表示があるものはそれに従って洗えばいいのですが、浴衣や着物は反物から仕立てたものにはなにもついていないことがほとんどです。ちょっと心配なものは、プロにお任せ。浴衣だったら、大体1000円台でクリーニングできます。
でも、綿や麻の素材だったらほぼほぼ大丈夫と思って、私は洗濯機のドライモードで洗ってしまいます。
そのときは、きちんとたたんで必ずネットに入れること。布が動いてグシャグシャになって、形が崩れてしまうのを防ぐため、たたんで、布がたくさん重なっている衿などはざくっと糸で縫って止めて、動かないようにする方法もあります。ひどく汚れたところは洗剤をつけて軽くもみ洗いしておきます。
以前はネットにいれても、グシャグシャ~っとネットの中で偏ってしまったり、お団子みたいになっちゃったりするのが悩みでしたが、スラックス用のネットや「せんたく姫」などを使うようになってから、そのお悩みからは解放されました。
特に「せんたく姫」は、たたんで入れても中まで水が通るようにいろいろ工夫されていて、最後に丸めて紐で結ぶことでネットの中での横ズレも防ぐので、洗い上がりがほとんどシワシワになることがありませんし、洗い上がりもスッキリする気がします。シーツなどの大きな布や、ワンピースなどもシワにならずに洗い上がるので、浴衣だけでなくいろいろ洗うのに愛用しています。
きちんとネットに入れれば、あとは洗濯機におまかせ。おしゃれ着用の洗剤で、手洗いもしくはドライモード、脱水は短めに設定して。色落ちする場合もありますので、単品でのお洗濯をおすすめします。
昔ながらのコーマや特岡(てぬぐいなどと同じ生地)は、洗濯のりを使うとぱりっと仕上がります。そこまで柔らかい生地でない場合は、乾いてからスプレーのりで衿などシャキッとさせたいところだけアイロンをかけても。洗ってから長期間着る予定がない場合は、カビの原因となるのでのりは使わないほうがよいということですが、私の場合は、先の予定はわからないので大体のりはしてしまいます(乱暴)。
絞りの浴衣や、綿麻などシボがあるものは、アイロンはかけません。せっかくのシボがつぶれてしまうからです。こちらはあまりひっぱったりのばしたりしないで、やさしく取り扱って下さい。
洗濯機ではちょっと心配、という場合は洗面台で押し洗いしてもOKです。基本は、たたんだまま、そのままの形をキープすること。やはりおしゃれ着用の中性洗剤で洗って下さい。すすいだら、バスタオルなどではさんだりくるんだりして、洗濯機で短い時間脱水して干します。
脱水は本当に短時間。1分以内でOKです。びしょびしょくらいのほうが、シワになりません。
干すときは、着物ハンガーなどを使って。私は100円ショップで買ったバスタオルハンガーを愛用しています。袖の先のほうまではまっすぐにはなりませんが、脇はのびるので乾きやすいです。浴衣は長いから、裾が下についちゃう、というときには、イラストのようにもう1本、2本ハンガーを使うとよいですよ。縫い目で畳んでかければ大丈夫です。
直射日光にはあてず、陰干しもしくは室内干しにしてください。
乾いたら、布目のゆがみなどないようにきちんと本畳みにしてしまっておけば、次もまた気持ちよく着られます。
夏は、2、3時間であっという間に乾いてしまうので気持ちがよいです。休日はまとめて何着もお手入れすることも。汗を吸った浴衣を洗うと、本当にさっぱりしますよ~。まずは、洗濯OKの表示のあるものから、ぜひトライしてみてください!
「せんたく姫」の詳細は
こちら!