クリスマスパーティに忘年会‥‥この時期、おキモノでお洒落しておでかけの機会も多いのではないでしょうか。さらに、初詣に新年会‥‥と年末年始は着物で行きたいところが目白押しです。
ここでやっぱり気になるのが「防寒」です。もちろんですね、運転手さんつきの車で会場に行き、帰りもお迎えがという場合は無問題ですが、行きも帰りも電車ですっ!なワタクシの防寒対策をご紹介いたします~。
外は寒いからといって、着物の下に長袖のシャツやタイツなどをしっかりと着込んでしまうと、電車内や屋内でしっかり効いている暖房に参ってしまうことも。じわじわと暑くなってきて‥‥でも脱げない!と、のぼせそうになったこともあります。
かといって、室内で快適な装備では、外の寒さにやられてしまいます。特に初詣のように長時間外にいる場合はがっちり防寒が必要。
じゃあ一体どうすればいいの? というと、「着脱可能な防寒装備を整える」ということです。平たく言うと、簡単に取り外しのきくもので防寒をして、暑くなってきたら取り外せばよいということです。
着物の場合は、布が体全体を覆っていますし、特にお腹周りは帯でホカホカ。寒さに応じた上着(コートや羽織など)を羽織ったら、あとは、三首と呼ばれる「首、手首、足首」を温めればOK。
首は、ショールやマフラー、スヌードなどで。首を冷すと風邪もひきやすいですから、衣紋が抜けている部分をふわりとくるんであげるとGOOD。
手首は、手袋はもちろんですが、着物は意外と肘が冷えますので、アームカバーが必須。私はロング手袋より、普通の手袋プラスアームカバー派です。アームカバーは、薄いタイプが、たくしあげて隠すこともできるので便利です。
足首は、肌色に近い足袋下ソックスがおすすめです。脛とふくらはぎがあたたかいと、それだけでかなり体感温度が上がる気がします。
足の部分はスパッツもいいのですが、トイレのときなど、ちょっともたついて面倒に感じるときがあるので、このごろは年中楊柳のステテコを履いています。冬は防寒にもなるし、ちょっと汗をかいてしまったら汗とりにもなるスグレモノ。
また、冷える足底部分には、フリース足袋やべっちん足袋などのアイテムも。草履につま先カバーをかぶせたり、防寒草履も足先を暖かくしてくれます。あんまり寒い時や雪のときには、外ではブーツもあり!
そして最終兵器「使い捨てカイロ」。小さいものをハンカチなどにくるんで帯のタレの上あたりにつっこんでおくと、これが腰をいい具合に温めてくれます。暑くなったら、ここだと取り外しも可能。バッグの中にいれておいて、また帰りに装着もできます。
アップヘアにして激寒のときは、ヘアスタイルを損ねないイヤーマフをすることもあります。もうなんでもありです(^^)
毎年同じことを言っている気もしますが(汗)、素材や組み合わせなど、いろいろ試して、これでも自分なりに毎年進化しているんですよ~。皆様も新しいものにはピキーン!とアンテナを張って、試してみて、自分にあったものを取り入れてくださいね!
気温や体感温度と相談して、冷えない、そして屋内では取り外せる防寒グッズで、冬の着物のおでかけを楽しんじゃいましょう!