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長襦袢のたたみ方、衿はどうやって畳むのが正解? の巻

星わにこ
2015/11/25 00:00
 皆様、おかわりありませんか? わたくし、今月は風邪をひいて飛行機に乗ったら、航空中耳炎というのになってしまいまして、久々に熱を出してみたりしました。また、足がしびれてどうしようもないので接骨院にいくと座骨神経痛とのこと…‥。健康第一!!と改めて思う今日このごろです。  そんなこんなでちとふらふらしていても、着物を着ると気持ちがしゃっきりするから不思議。帯のおかげか、背筋も伸びます。もう今日はだめだ~と思っても、布を体に巻き付けていくと、だんだん体が支えられて、最後にしめた帯をポンっと叩けば(力士w)一日頑張れる気がします。  さてさて、今日は襦袢の畳み方のお話です。着物とは違うたたみ方で、ちょっと簡単ですよね。平らに広げて、真ん中に向かってパタンパタンとたたんでいくだけ。  折り目をきちっとあわせていくと、気持ちがいい! いつもな~んにも考えないで、ついている折り目に沿ってたたんでいたんですが、襦袢の衿のたたみ方、実は2種類あるのです。  そのまま自然に首に添わせた形と同じでたたむ方法、肩開き部分を内側に折り込む方法。  和裁士さんに伺ってみたら、関西仕立てで広衿のものは内側に折り込むことが多いとか。留袖や振袖などをたたむ時の「夜着たたみ」と同じ方法ですね。あとはだいたい自然な形のままだそうです。また広衿のものは着物と同じ畳み方にすることもあるそうです。  手持ちの襦袢を見てみると、なるほど広衿のものは衿が内側に折ってありました。でも、バチ衿のものでも内側に折ってあるものも。ここらへんは、気にしないで「畳んであったように畳む」(笑)のが一番無難なのかもしれません。  道行や雨コートも基本同じように前で袖を折りたたむ畳み方なのですが、販売時のパッケージやディスプレイで前面が見えた方がよいからという理由で洋服とおなじように、後側で袖等をたたんでいるものもあります。  これは見た目はいいのですが、崩れやすいですし、なにより超たたみにく~い!!面倒くさ~~い!!!(笑) なので、私はこの場合はついている折り目に従わず、前でたたむ方法に変更しています。  いずれにしても、空気を抜きながら丁寧にたたんでおくと後が楽なので(ええ、自戒をこめまくっております……)正しいたたみ方で、しまっておきましょう。 関連:長襦袢のたたみ方『銀座いち利の女将ちゃんねる』