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振袖を着るときは。しぐさ美人で差をつけよう!の巻

星わにこ
2015/01/07 00:00
 皆様、どんなお正月を過ごされましたか? あっという間に仕事始め。どうぞ本年も変わらず御贔屓の程よろしくお願いいたします。  さて、いよいよ来週月曜は成人の日ですね。新成人の皆様、おめでとうございます。振袖を着る方も多いと思いますが、初めての方はもちろん、着物に慣れている方でもあの長い袖にはちょっと手こずるのではないでしょうか。「振袖を着た時にちょっと気をつけるとよいこと」をご紹介します。  話はそれますが(いきなりかよ)、わにこも20代の頃、着物熱がゴゴゴゴ‥‥‥と上がったことがあり、当時、振袖のきものムックで読者モデル体験をさせていただいたことがあります。そのときは「きものの立ち居振る舞い~正しい姿勢で、誰もが振り返るきもの美人に」というタイトルで、立ち方、座り方、階段の上り下り、車の乗り降り、手洗いなどなど、どうしたらいいかを教えていただきました。本誌はもちろん、アウトショットの写真もいただいて大事にとってあります(^^)  写真がモノクロなのは、カラー写真がまだなかったからだからじゃないです! モノクロページだったからです!(ムキになるのが‥‥w)誌面を見ると、緊張しすぎて三白眼になっているのが笑えます。  お茶を習っていたので、普通の着物には慣れていたつもりでしたが、振袖の場合、長い袖の扱いがけっこう大変で、知らない事が多く「え~そうなんだ!」と思ったものです。そのときも、今も、多分振袖を着た時の注意点は変わっていません。内容は去年のコラムとも重複するとは思いますが「振袖を着た時のしぐさ美人になる方法」をご紹介しますね。(前振り長くてすみません(^^;)  洋服と着物、特に振袖が大きく違うのは「袖」。袖の取扱いさえポイントを抑えればほぼ勝ったと言っても過言ではありません!  袖は思ったより長いもの。普段ないものがそこにあるわけなので、これに注意です。低い姿勢をとる時には引きずらないよう注意してください。  椅子などに座る時は、膝の上に袖を置き、床につかないようにします。また、物を落としたりして拾う時や、階段の上り下りのときにも両袖をまとめて片手で持ち上げます。イラストのように持つとキレイですよ。裾も踏んだりしやすいので、しゃがむ時などは少し裾を持ち上げます。  床や地面に袖や裾をつけて汚したり、姿勢を起こす時に踏んで破いたりしないように注意です(わにこ、これで袖の付け根を破ったことがございます(涙))。  また、物をとるために腕を伸ばしたり、腕を上にあげたりするときに、袖口を片手で抑えるとエレガント。ひじまでニョッキリ見えないように。  歩き方は、少し内股に、ちょこちょこ歩きしてください。手と足は同じ方を出すと、体をねじらないので着崩れにくいですよ。(いわゆるナンバ歩きというやつですね)  車に乗るときは、袖を持って、頭を下げておしりから乗って下さい。頭をごん!とぶつけてせっかくのヘアセットが台無しになるのが防げます。車のドアを閉めるときは、自分で閉めないで運転手さんに面倒でも閉めてもらえると着崩れが防げます。振袖のときはレディファーストで大事にしてもらいましょう。  あとは、着付をしてもらったときに、慣れていない人はトイレでどうしたらいいか着物の扱いを教わってくださいね。これ実は最重要事項です(^^;)。  振袖を着たときは、日本のプリンセスドレスを着ているんだ!という意識で、いつもとはちょっと体の動かし方、しぐさをゆったりとしてみてください。エレガントな大人の女性への階段を素敵に登って下さいね!  もちろん、オトナな方も、振袖のときはプリンセス。しぐさ美人で、振袖姿の魅力をアップしてくださいね。