100歳を目前に制作されたという最新作<野の果てⅡ>は、<秋霞>とは対照的な軽やかな色のグラデーションの作品。裾の日本ムラサキで染めた薄紫から曙のように明るくなり、紅花染めの薄桃から薄黄色へと変化していく様は、太陽の光のよう。そして肩の萌黄色は、今いる野なのでしょうか。それともこれから向かう野なのでしょうか。生きる力が込められたような秋霞と対照的に、こちらは軽やかで柔らかでふわりと肩の力が抜けるようで。
タイトルの「野の果て」の元となった自作の童話も展示されており、随筆家としても有名な志村さんの芸術の原点がそこにあるようでした。
紬織を見るときにはどんな糸でどんな染色をほどこしどんな技法で織ったのかということばかりについ目が行くものですが、それよりもそのものの美しさや佇まいとどんなバックグラウンドで製作されたものなのかということに焦点をあててみるというのが新鮮な体験でした。
いくつかの作品と、製作の背景の志村さんの人生や求めてきたものなどの一端を見ただけですが「これが芸術というものか」と感じ入り。随筆もたくさんあるので、拝読してみたくなりました。
自分的には昨年までずっとアウトプットばかりしてきた気がするので、今年は、博物館や美術館にもでかけて知識を深めるインプットの年にしたいななんて思っています。
1月19日までの展示となっておりますので、未見の方はぜひ! 着物で行くと、入場料が300円引きという嬉しいサービスもありますよ。
志村ふくみ100歳記念特別展を見てきましたの巻
100歳を目前に制作されたという最新作<野の果てⅡ>は、<秋霞>とは対照的な軽やかな色のグラデーションの作品。裾の日本ムラサキで染めた薄紫から曙のように明るくなり、紅花染めの薄桃から薄黄色へと変化していく様は、太陽の光のよう。そして肩の萌黄色は、今いる野なのでしょうか。それともこれから向かう野なのでしょうか。生きる力が込められたような秋霞と対照的に、こちらは軽やかで柔らかでふわりと肩の力が抜けるようで。
タイトルの「野の果て」の元となった自作の童話も展示されており、随筆家としても有名な志村さんの芸術の原点がそこにあるようでした。
紬織を見るときにはどんな糸でどんな染色をほどこしどんな技法で織ったのかということばかりについ目が行くものですが、それよりもそのものの美しさや佇まいとどんなバックグラウンドで製作されたものなのかということに焦点をあててみるというのが新鮮な体験でした。
いくつかの作品と、製作の背景の志村さんの人生や求めてきたものなどの一端を見ただけですが「これが芸術というものか」と感じ入り。随筆もたくさんあるので、拝読してみたくなりました。
自分的には昨年までずっとアウトプットばかりしてきた気がするので、今年は、博物館や美術館にもでかけて知識を深めるインプットの年にしたいななんて思っています。
1月19日までの展示となっておりますので、未見の方はぜひ! 着物で行くと、入場料が300円引きという嬉しいサービスもありますよ。
晴れ着はじめはホテルのアフタヌーンティでの巻
私のコーデはちょっと大人色の雲取り紋様と松竹梅に菊という重めの訪問着と、これまた大柄な松葉の帯。帯締めは貝の口亀甲組。帯揚げはこのコラムを始めた年に、いち利モールで記念で買った加藤萬の市松の疋田絞り。毎年お正月には使うことにしています。
半衿はこれまたいち利ロゴの入った鱗の刺繍半衿。厄除けにもいいとされる鱗柄ですが、今年は巳年なので一層よし!ですね。衣紋には銀座いち利の赤いロゴが入っているので、ちらっと見えるとさりげなくオシャレです。私は生成をヘビロテしていますが、カラバリもたくさんあっておすすめですよ!
上着はフルレングスのコートで、首元はもふもふショール&手袋&足元はしっかり足袋下ハイソックスで防寒していきました。お天気もよかったし、家に返ってスマホを見たら15000歩歩いていました。でも不思議と疲れを感じてない。
そこであれれ、と思ったのですが、家でリラックスしている時に来ている着物よりもずっと重い訪問着と帯なのに、しっかりと補整してピッタリ着付をしたほうが楽ちんだったのです。
「着物を着る時はきちっと布目を考えて体をしっかり包むと、布で体を支える」のだということが実感できました。ゆるりと着るのもお好みでいいと思うのですが、ゆるゆるだと私はかえって疲れる感覚がありました。今年はほどほどに楽におうち着物を着る研究をしていきたいところです。
まだまだ1月中は新春気分で、晴れ着も楽しみたいなと思っております。改めまして今年もよろしくお願いいたします!
オトナの週3着物生活はじめるよ!の巻
25年くらい前に毎日着物生活を半年くらいしたことがあるんですが、着物に夢中で楽しかったけど、ある日気がついたらウエストが消滅していました(笑)だからやめたというわけではないんですが、洋服に戻ったらすとんとそのまましばらく着物も着なくなってしまったことがあります。
私はこれからの人生、なんでもほどほどで生きていくことを覚えたい(切実)
そして出番を待っている箪笥の着物たちともいいお付き合いをするべく、『オトナの週3着物生活』はじめたいと思います! また今年も徒然コラムでご報告させていただきますね。
本年も一緒に着物生活楽しみましょう。
2024年の着物のおしごと振り返りの巻
いつも「着付は回数です」としつこく言っている私ですが、今回はそれに目標とやる気を付け加えたらすごい!(語彙)と目が覚めるような気持ちでした。
着物を着られるようになるにはどれくらいかかりますか?とはよく聞かれますが、「やる気次第」という回答もありだなと。あとは若いって素晴らしいな~としみじみしました。
着付もそれぞれ、自分ができるペースで取り組めばいい。順を追って覚えていく着付教室の他にも、自分の苦手なところだけ練習にきたり、これをするにはどうしたらいいの?なんてよろず相談にのれるスタジオでの着付け教室もやっていきたいな~と思っています。
時々私の本職ってなんだろうな?と思うことはありますが、やりたいことを精一杯やれることに感謝しつつ、来年はもう少し落ち着いて諸々丁寧に取り組みたいと宣言し(笑)今年のコラムを締めくくりたいと思います。
素敵な来年を思い浮かべつつ、よいお年をお迎えくださいませ。
帯締めの左右って決まりがあるの?の巻
例えば振袖の帯締めの飾り結びも卒業式の袴のリボンも、左右どちらで結んでもいいのですが、私は左で結ぶようにしています。写真をとったとき目立つから! 基本は押さえた上で自分はこういう理由で左右選択している、と思うとなんかすっきりしますよね~。
着付けの最後にもう疲労困憊していてなんでもいいから結んどけ!みたいになりがちな帯締めですが、小さな面積でも体の中心で存在感があるものです。おしゃれの仕上げの要として楽しんでくださいね!
平組の帯締めの結び目を綺麗にする方法の巻
羽織紐を結んだ時も同じです。羽織紐の場合は完全に
ぺったり平らにすると房の方向が定まって、全体が綺麗な形になります。
結び目を潰すか潰さないかで、仕上がりがかわります。六角形の結び目が綺麗にできていると、満足度大!です。
丸組や冠組の場合は不要ですが、平組の結び目を綺麗にしたいとき、最後に一手間かけてみてくださいね。
衿にファンデーション汚れをつけない方法の巻
あと、着付けのときには汗もかきます。衿をあわせたら、てぬぐいをはさんで汗やファンデがつかないようにして帯を結ぶという方もいました。それもひとつですよね。また、紐や小物をしゃがまなくても手に取れるところに準備しておくのも大事です。
衿を合わせ終わったら、衿に指を通して少し肌と衿の間に隙間を作るのも衿汚れ防止には有効です。こちらもご参照ください。
関連記事:衿元を指1本浮かせるといいこと3つの巻
なるべく汚さないで、着物のお手入れも楽にしたいですよね。ちょっと動作を気をつけるだけでかなり防げる汚れですので、衿汚れに悩んでいる方がいらしたら参考にしてくださいね!
無理にでも着物を着る時間をつくることの巻
そうして細々と続けると、一定時間を経てある日気がつくとできるようになることがあります。よく資格試験に合格するには何時間勉強時間が必要、みたいな目安を言われたりしますが、なんでもある日ぱっとできるようになることはなくて、やらないとできるようにはならない。
着物も定期的に着ることで、上手くなっていく。初心者はもちろん、上手な人も、着れば着るだけこなれていきますよね。まがりなりにも続けていれば形になるということもあるし、なにより好きなことをする時間を持つという心の豊かさも大事だなあ~と感じています。
この先も、余裕があって趣味に十分に時間を注ぎ込めることもないかもしれないけれど、それでも好きなことができる時間をちょっとでもいいから持ちたい。
着物も忙しいから、面倒だから、暑いから、寒いから、雨だから、だから……とつい今日はいいか、となってしまいがちなんですが、好きな着物を着る時間が心を豊かにしてくれると感じたら、無理にでもその時間を作ることが大事なのかもな~と思います。好きなことができると、そのために頑張れたりもしますし、機嫌よく日々が過ごせますよね。
自分の誕生日は、いままで後回しで、家族や友達が何かしてくれたら嬉しいなとかそんなふうに思っていた部分があり、期待通りじゃないとがっかりすることも。でも今年の誕生日は美容院に行き、自分の食べたいものを自分で用意して自分をお祝いしてみました(笑)。案の定子供は「あ!忘れてたゴメン」と言っていましたが、自分で気に入ったように好きなものを食卓に並べたので、大変満足しました。今後はこれでいけばノンストレス!
なんだか抽象的な話になってしまいましたが、自分が望んでいることを叶えてあげられるのは結局自分。好きなことをする時間って結構無理をしないと作れないし、年齢を重ねてきて、やりたいことがあったらいつやるの? いまでしょ!と感じることが多くなりました、というお話でした。
ちょっとしたパーティで着物!と着物友達(キモトモ)の巻
そもそもムギ畑には、今『昭和な家スタジオ』を一緒にやっている渡部瑞穂ちゃんに誘ってもらって入ったのですが、瑞穂ちゃんと一緒に昭和な家で着替えて参加。二人で何を着るか相談したり、半衿つけをしたり、そんな時間も楽しかったです。そしていつも一緒にいるのに2ショットを撮り忘れる私たち。。。
着物を着続ける動機として、人生を一緒に楽しめるキモトモ(着物友達)がいるというのは大きいですよね。私も、彼女たちがいるかぎり、着物を着ている気がします。これからもどうぞよろしくお願いしたい!
ここからクリスマスパーティや忘年会や新年会が目白押し。コロナ禍で感覚を忘れていましたが、今年はまた着物で出掛けて楽しもうかな、と思っております。
我が家の猫たちと着物のおはなしの巻
どんなにしんどくても、猫がいればそれだけで心がほっとしたものです。いえ猫様のおかげで生きているといってもいいのかもしれないのでございます(猫しもべ)。
着物好きの方には、猫好きの方も結構多いのでは?と思うのですが、猫と着物のあるあるとしては
・大事な着物ほど、上に乗る(絹のほうが好き)
・引き出しをあけると中に入る
・着付けの時、紐にじゃれてくる
・着物をかけておくと、裾の中に入り込んでいる
などなどあると思います。
うちの猫と着物の事件簿としては帯締めの房を食いちぎられたことと、古着の大島紬の上におしっこをされて、うわ~ってなって洗面台でじゃーっと水を流したら、水があふれて床がびしょ濡れになってしまい、フローリングにダメージがでたことですね。どちらもね、私が出しっぱなしにしていたのがいけないという、反省案件です。猫様は悪くないんです‥‥。
で、何の話かというと、コラムイラストにでてくる猫は実在しております、ということを言いたかっただけなのでございます。
本にもこれでもかと登場してツッコミをいれてくれていますので、もしよかったらお手にとっていただけると幸いです!
それから、このコラムも今後とも、変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします!
「裏ワザ満載、無理なく楽しむオトナの着物生活」はこんな本です(宣伝すみません)の巻
ご協力いただいた皆様やいち利モールのこのコラムの担当様のところにも発売より一足早く届いたようです。開封の儀を行いまーす、と連絡がきましたが、どうだったでしょうか? ドキドキします。毎週アップ&メルマガやSNSに素敵な紹介文を書いていただいている担当様には足を向けて眠れない私です。。。(ほめほめ紹介文を書いてほしいという圧ではありません決して)
2年前の既刊『その着物、どうする? 好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法』に続く着物好きさんに贈りたい一冊となっています。装丁も同じデザイナーの原沢ももさんに手がけていただき、姉妹のような本になりました。しかも今回176ページ!! 前回の144ページから32ページも増量で、読み応えもバッチリです。すみません、自分で言わないと誰も言ってくれないので頑張って宣伝しています、お許しください。
『その着物、どうする?』では増えすぎた着物や譲られ着物をどうするか、いろいろと解決策を探りましたが、今回はこのコラム「オトナの着物生活」連載で培ったちょっとでも楽して楽しく着物を楽しみたい私が、ない知恵を絞りまくり、また皆様からのお知恵を拝借したネタを集めました。
書いたコラムをそのまま転載しても、話が長い私の文章はどうなのかしら?ということで、イラストと短めの文章と、おまけ写真を1Pにお弁当のように詰め込み、どこから読んでもよし、お暇な時にぱらぱらめくったり、あれなんだっけ?というときに思い出すのに使ってもらえたりすると嬉しいなと思って書きました。
想いがあふれすぎて、イラストの文字もこれでもかぁ~と書き込みすぎたため、ちょっと(いえかなり)暑苦しい内容となっていますが、なにかひとつでもお役にたつことがあれば幸甚です。
すでにこのコラムで一度書いたことですが、今の時代にあうよう加筆や修正をしたり、書き下ろしのネタやコラムもあります。これ知ってるわ、という題材でも、新たに楽しんでいただけるのではと思っております。
いよいよ来週11月13日水曜日の発売となります。全国の書店で、またはオンライン書店でお求めいただけると、嬉しいです! どうぞよろしくお願い申し上げます。
『裏ワザ満載、無理なく楽しむオトナの着物生活』星わにこ著(河出書房新社)ISBN:978-4-309-29452-0
皆様のおかげで「オトナの着物生活」が本になります!の巻
酢の物や天ぷらにしても食べられるらしいんですが、うちの小さな鉢では1,2輪しか咲かないため、毎回夢の名残をしばらく楽しみます。
さてさて本題なのですが、12年間毎週水曜日に書き続け(させていただい)ているこのWEBコラム「オトナの着物生活」。どこがオトナなのかというおとなげない私の着物つれづれ話を、毎週読んでくださる皆様のおかげで続いております。その本数なんと500本以上! 塵も積もればといいますが、本当にびっくり。ありがとうございます。
それがこの度、書き下ろし含む145本のネタをリライトしてまとめた本になりました! わ~~~~パチパチ!!
2年前上梓した『その着物、どうする?好きだから知っておきたい保管・メンテ・処分の方法』に続き、河出書房新社さんから『裏ワザ満載、無理なく楽しむ オトナの着物生活』として2024年11月13日に全国書店にて発売になります! 予約も始まっております!
最初、本の企画が通ったときには「もうネタはあるんだから、楽勝だぜ」と思ったのですが、なんせ10年以上前からの原稿なので、昔のイラストなどは印刷するのに解像度が全く足りず、全てモノクロ原稿にかき起こしをすることになり、執筆期間はひたすら写経のような日々でした。
いろんな時期の原稿があるので、見やすいようにまとめなおしたりと頑張りました。ネタは同じでも、イラストも本文もすべて書き下ろしなので、今までコラムを読んでくださった方でも楽しんでいただけると思います。
この連載をはじめてから、いろ~んなことがあって、44歳だった私ももう56歳!! その間に着物を着ながら考えたあれやこれやをぎゅっと詰め込んでおります。ぜひ、お手にとっていただけたら幸いです。
このコラム連載がなかったら、生まれなかった本。本当に皆様と担当様のおかげでございます。次回からはちょっと制作秘話(というほどでもないけど)なお話をさせていただければと思います! どうぞよろしくお願いいたします。
着物にハロウィンは相性よし★の巻
あとは以前、ハロウィンのモチーフのものがなくても「オレンジ」「紫」「黒」を組み合わせるとハロウィンコーデのできあがり!というコラムを書いたことがあるのですが(もう……8年前!)最近はそれに深い緑もありかな!と思っています。
緑といえばスリザリン……あとは、マクゴナガル先生も緑のローブを着ていて素敵ですよね~(ハリーポッターの見過ぎ)。
気がつくともうあと1週間くらいしか、今年のハロウィンコーデを楽しめる期間がなくなっててちょっと焦っていますが、来年のために仕込んでおくのもまた楽し。
忙しかったり大変だったりするときは、そんな余裕もないけど、ふと季節のコーデを考えるだけでもちょっとハッピー、着られればさらにハッピーになれる。着物って心の栄養だな、って思っています。
出版記念パーティに牛首紬で!の巻
「パーティ」というと、何を着ていこうかな!というワクワクもありますよね。さて私はというと、訪問着?華やかな小紋? いろいろ迷ったのですが、私の一張羅、牛首紬に袋帯で出席することにしました。限りなく白に近いグレーに淡いグリーンの縦ぼかしに流線が入った、よそ行き紬なのです。帯には扇子を差して、ちょっと華やかに大ぶりの帯留をしてみました。
誂えたときのお話はこちら……
ご褒美着物をネットで誂えちゃった★その1の巻
会場では久しぶりに顔をあわせる方もいて、とってもとっても素敵な時間を過ごさせていただきました。着物でパーティ、笑顔、笑顔が花咲いていて、本当に楽しかったです!!
出版された本は、普通の着付けの本と違ってなんと半分が補整=土台の作り方。補整でインナーの土台作りをしっかりすると、着付けが断然楽になるんです。着物はもう着られるわ、という方にも補整の見直しにお役立ちな一冊です。わにこもイラストを描かせていただきました(宣伝すみません)。
補整って実は、年齢とともに変わっていくものなんですよね。ちょっと太ったり痩せたりしたときも、見直しどきなんですよ。10月18日発売予定ですので、ぜひチェックしてみてくださいね!
SPILE ESSEN2024 ドイツでフォントかるたを袴姿で紹介したよ!の巻
フォントかるたは『欧文版』を販売しており、その名の通り同じアルファベットが書いてあるがフォントが違う取り札を、フォント名と解説(ヒント)を聞いて札をとるかるた。
日本ではかるたと聞くと説明しなくてもルールがわかるので、すぐ「よし、たくさんとるぞ!」と腕まくりをする人が多いのですが(?)、海外では『かるた』は知られておらず、その説明から入ります。ゲームとしては単純と思われることも多く、なかなかかるたのおもしろさ、エキサイティングさを伝えきれないもどかしさはありましたが、「フォントが好き!」という方たちには刺さっている手応えが。このあたりは日本のイベントと同じだなと感じました。
欧文版は英語と日本語のバイリンガル仕様になっていますが、EUで販売するにあたり、ドイツ語版とフランス語版もダウンロードできるよう用意したので、基本お客様にはどこからいらしたか伺うようにしていました。もちろんドイツが一番多いのですが、イギリス、ベルギー、フランス、ノルウェイ、フィンランド、台湾、韓国……と覚えきれない国名を聞きました。中には、息子と他のゲームのデモプレイをして楽しかったからと、次の日わざわざブースを再訪してくれ、フォントかるたを買ってくれたウクライナからポーランドに避難してきているという若者もいました。みんなが好きなことを心から楽しめるよう、世界が平和であってほしいと願わずにはいられませんでした。
そして、このイベントでは各国語版が出版され、国際的に活躍されている他のゲームデザイナーさんたちとお話ができるのもまた大変いい刺激になりました。ゲームを購入してサインをしてもらったり‥‥。日本で遊んだこともある大ヒットゲームの作者さんにも会えたりして、感動。世界は広いな~!
とてもとても、よい体験となりました。私にとっては23年ぶり、息子にとってははじめての海外旅行。この円安の中、送り出してくれたチームのメンバーには感謝しかありません……。フォントかるたも世界に翔けますように……。
フォントかるたは、日本のゲームマーケットはじめあちこちのイベントに参加していますので、もしついでがありましたらブースに遊びにきてくださいね! 和文版もかなりマニアックで楽しめますよ!
胸の補整は真ん中盛りで!の巻
胸は潰したり平らにしたりしたほうがいいというわけではなく、衿が重なる下に膨らみがあり、土台になっていると女性らしい綺麗な胸元になります。
洋装用のブラだと、ちょうどこの衿が重なる部分が凹んでしまうので、襟元が崩れやすくなってしまいます。和装用のブラで、寄せて上げる。もしくは胸の中心を高く補整することで綺麗な胸元がメイクできます。
襟元の崩れ、肩のシワで悩んでいらっしゃる方がいたら、真ん中盛りの補整を一度試してみてください!
インナーを制すものは着付けを制す!の巻
苦しいほど紐をぎゅうぎゅうに締めて止めるのではなく、面で体を支えるとしゃっきりして気持ちがよいものです。それには、自分にあったサイズの肌着を着るのも大事です。
これもふわっとゆるっと着るほうが好き、などお好みがあるのでなんとも言えない部分がありますが、着崩れに悩んでいる方は、このインナーをピタッと着るということを一度試してみていただきたい。 きっと着付けが変わりますよ~~!
※9月21日、銀座いち利横浜店で試着もできる「たかはしきもの工房補正講座」に、星わにこが参ります。詳しくはこちらよりお問い合わせください。
落語協会「謝楽祭」で高座体験してきました!の巻
初参加で胸がいっぱいになってしまったのと目移りしすぎて、キョロキョロしただけで終わってしまいましたが、帰ってきてSNSチェックなどして、いろんな楽しみ方をしている方々の投稿を読み、来年はあの屋台が見たい!とか空くじなしの福扇を買うぞ!など、すでに来年に向けてわくわくしている私でした。この1年ほど忙しいやら落ち着かないやらで足が遠のいていましたが、また落語を聞きにいくぞ~~~!と盛り上がった素敵なお祭りでした!
足袋のこはぜって4枚?5枚?の巻
5枚のほうが足首が細く見えるとも言われます。本来見えるところではないので気分ではあるのですが、細く見えたい乙女心的にぐっときます。
一方、正座などの多いシーンでは、5枚は足がしびれやすいかも(経験談)。このあたりはお好みで!
こはぜには、メーカーのロゴやサイズの刻印がされていたり、金色だったり銀色だったり結構バリエーションがあります。今度足袋を履かれる時、こはぜにも注目してみてください。なかなか奥深いですよ~。
衿下(褄下)の寸法って結構大切!の巻
体型だけでなく、腰紐の位置など着付けの好みもありますので、自分のベストの位置を探ってみましょう。くれぐれも足が長く見えるなら‥‥と長くしすぎないように!
ちょうどいい位置にあると、着付けが格段にしやすくなりますよ!















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