まずは、作業する部屋の掃除機&お掃除ワイパー(笑)。猫がいる我が家では必須作業です。(毎度ながら基本猫禁止作業(笑))
普段着の浴衣や麻、洗える絽の着物、帯などは押入れケースにいれて、「夏物」とラベルを貼って来年の夏物シーズンまで押入れでお休みです。夏しか使わない季節ものの小物(帯締、帯揚など)も、小さな箱におさめて一緒に置いておきます。
押入れケースを使う場合は、半透明のものは日常的に明るい場所には決して出しておかないこと。光で色が焼けてしまうことがあるので注意です。
正絹の絽などは、箪笥の取り出しやすい位置から、取り出しにくい上のお盆や引出しへ移動します。なぜ上かというと、箪笥の中でも下にいくほど湿気がたまりやすいので、普段使う物を入れておいて開け閉めしたほうがよいから。
滅多に出さない礼装類や季節外れのものは、上のほうに収納するようにすると、カビなどの被害を防げます。
仕舞う前にもう一度シミや汚れがないか畳み直してチェックして、発見したらお手入れに。夏着たものでまだお手入れに出していないものがあれば、汚れていないようでも汗を吸っている場合がありますので、正絹のものは一度着用しただけでも、お手入れに出すことをおすすめします。
いわゆる「丸洗い」は、ドライクリーニング。汗は水溶性の汚れなので丸洗いではすっきりしないそうです。丸洗いに出したからと油断していると、次の年以降に取り出したら汗染みが! なんていうこともあるそうなので、心配な場合は「汗抜き」も一緒にお願いします。
衣替えの季節は、クリーニングの料金もお安くなっているところも多いです。そういうサービスも上手く利用したいところ。
いち利モールさんのお手入れ料金も9月末までお得になってます! いち利モールの着物クリーニングは、丸洗いプラス着物のチェックがしっかりしていて、自分で気がつかなかったシミなどの状態や必要なお手入れがあれば、お手入れ前に提案してくれるのが有難いです。
お手入れ先は、キモトモに聞いて情報収集したり、自分でもいくつかトライして、サービスや料金など納得のいくところを見つけたいですね。「対面で話を聞きたい」「時間がないので宅配で」など、こだわりポイントも違うし相性もあるので、自分が気持ちよくお願いできるところが一番です。
仕舞う前に畳み直すときは、いつにも増して丁寧に。空気を抜きながら、折り目に気をつけて。来年の夏がやってくるまで基本そのままですから、へんなシワがついてしまうと、自分が泣けます(;;)<やらかしたことがあるらしい。
たとう紙も、衣替えのときが入れ替えのチャンスです。
単衣はまだ10月中で番がやってくるかもしれませんからそのままで。
さて、そして夏物に替わって登場してくるのが袷です。軽やかな夏物のあとに、しっとり、どっしりとした袷を手に取ると秋の訪れをしみじみ感じますね。
普段着の袷も、押入れから出して、余裕があったらたたみなおして箪笥に収納。このときが、また楽しい。
「これもあった」「こんなのあったんだ~」というタイムカプセルのような発見の連続! たくさん持っているから、というのではなく、そう、前のシーズンのことはもういろいろと忘れてるんですねえ~怖いですね~(笑)
さあ、着物の季節本番です。やっぱり絹をたくさん纏えるシーズンは盛り上がりますよね。夏物をきちんと仕舞って、袷の準備を整えましょう!袷の季節本番秒読み! 衣替えのタイミングと夏物のお手入れの巻
まずは、作業する部屋の掃除機&お掃除ワイパー(笑)。猫がいる我が家では必須作業です。(毎度ながら基本猫禁止作業(笑))
普段着の浴衣や麻、洗える絽の着物、帯などは押入れケースにいれて、「夏物」とラベルを貼って来年の夏物シーズンまで押入れでお休みです。夏しか使わない季節ものの小物(帯締、帯揚など)も、小さな箱におさめて一緒に置いておきます。
押入れケースを使う場合は、半透明のものは日常的に明るい場所には決して出しておかないこと。光で色が焼けてしまうことがあるので注意です。
正絹の絽などは、箪笥の取り出しやすい位置から、取り出しにくい上のお盆や引出しへ移動します。なぜ上かというと、箪笥の中でも下にいくほど湿気がたまりやすいので、普段使う物を入れておいて開け閉めしたほうがよいから。
滅多に出さない礼装類や季節外れのものは、上のほうに収納するようにすると、カビなどの被害を防げます。
仕舞う前にもう一度シミや汚れがないか畳み直してチェックして、発見したらお手入れに。夏着たものでまだお手入れに出していないものがあれば、汚れていないようでも汗を吸っている場合がありますので、正絹のものは一度着用しただけでも、お手入れに出すことをおすすめします。
いわゆる「丸洗い」は、ドライクリーニング。汗は水溶性の汚れなので丸洗いではすっきりしないそうです。丸洗いに出したからと油断していると、次の年以降に取り出したら汗染みが! なんていうこともあるそうなので、心配な場合は「汗抜き」も一緒にお願いします。
衣替えの季節は、クリーニングの料金もお安くなっているところも多いです。そういうサービスも上手く利用したいところ。
いち利モールさんのお手入れ料金も9月末までお得になってます! いち利モールの着物クリーニングは、丸洗いプラス着物のチェックがしっかりしていて、自分で気がつかなかったシミなどの状態や必要なお手入れがあれば、お手入れ前に提案してくれるのが有難いです。
お手入れ先は、キモトモに聞いて情報収集したり、自分でもいくつかトライして、サービスや料金など納得のいくところを見つけたいですね。「対面で話を聞きたい」「時間がないので宅配で」など、こだわりポイントも違うし相性もあるので、自分が気持ちよくお願いできるところが一番です。
仕舞う前に畳み直すときは、いつにも増して丁寧に。空気を抜きながら、折り目に気をつけて。来年の夏がやってくるまで基本そのままですから、へんなシワがついてしまうと、自分が泣けます(;;)<やらかしたことがあるらしい。
たとう紙も、衣替えのときが入れ替えのチャンスです。
単衣はまだ10月中で番がやってくるかもしれませんからそのままで。
さて、そして夏物に替わって登場してくるのが袷です。軽やかな夏物のあとに、しっとり、どっしりとした袷を手に取ると秋の訪れをしみじみ感じますね。
普段着の袷も、押入れから出して、余裕があったらたたみなおして箪笥に収納。このときが、また楽しい。
「これもあった」「こんなのあったんだ~」というタイムカプセルのような発見の連続! たくさん持っているから、というのではなく、そう、前のシーズンのことはもういろいろと忘れてるんですねえ~怖いですね~(笑)
さあ、着物の季節本番です。やっぱり絹をたくさん纏えるシーズンは盛り上がりますよね。夏物をきちんと仕舞って、袷の準備を整えましょう!わにこの妄想コーディネート大会「猫さんコーデ」の巻
http://bit.ly/1wo9Z15
帯はたしかに猫だけど、これのどこが猫コーデなの?とお思いでしょうが、今、一番ホットな猫をイメージしたコーデなんです。
その猫とは、「妖怪ウオッチ」の「ジバニャン」。今子どもたちが夢中のアレです。うちの坊も例外なく夢中。口を開けば妖怪の話です(^^;)。
ジバニャンは赤猫。地縛霊の猫なのでジバニャン(爆)。でもとっても可愛いんです~! ほんとはもっと赤っぽいオレンジだけど、そこはそれ。水色のしっぽは帯締で。
誰にもわからなくても、自分でそう命名すればヨシ(笑)密かなオトナ(?)の楽しみにゃん!
そしてもうひとつ! こちらはあの国民的猫型ロボットをイメージ! どんなもんだい。
http://bit.ly/1woaKar
なかなかドンピシャな色というわけにはいきませんが(あの色の着物は勇気がいりそう(笑))赤い首輪に黄色い鈴帯留などいかがでしょう。帯は白いポケット。四次元につながるかもしれません!
今日は、ちょっと変な方向から(え、いつもですか?)の妄想コーデのお時間でございました。モチーフだけでなく、好きなキャラクターのカラーコーデをしてみるのも楽しいですよ!
皆様も、ぜひいろいろ試して、コーディネート大会に投稿してみてくださいね~~~!
着物を脱いだその後どうする? 始末がラクになるグッズの巻
それから、帯と一緒に、伊達締め、腰紐、帯枕、帯揚、帯締めも吊るして干しておきます。着付の小物類もかなりの汗を吸っているので、しまう前に汗をとばしておきたいものです。吊るしておくことでシワもなんとなくとれるので、片付ける時も気持ちがいい!
帯締めは汗を吸うわけでもないし、すぐに片付けてもいいかもしれません。特に猫を飼っている人は、帯締めだけは吊るしておかないほうが吉! ぶらぶらとぶら下がる房は、猫のハートにジャストミート! いつのまにかハンガーから消え、房がボサボサになった帯締めの残骸を見つけたときは涙でございました‥‥。
話は逸れましたが、そんな帯と小物をまとめて干すのに重宝しているのが、縦型で何本もかけられるタイプののスラックスハンガーです。私はIKEAのものを使っていますががっしりとしているので、重い帯でもゆがんだりせず、横幅もピッタリ気持ちよくかけておけます。
またこのハンガーに、着る前に一式ひっかけておけば、探したり、着る時に動いて着崩れてしまうことも防げます。
あまりに使いやすいのでもしかして和装用!?と思うくらいです! こういう便利グッズを見つけると本当に嬉しいので、お店にいくと何を観ても「これ着物に使えないかな~」と考えている自分がいます(笑)
また着物や長襦袢は、礼装などは着物ハンガーを使いますが、普段に着るものだったら100円ショップのバスタオルハンガーにかけてしまいます。ちょっと袖は長さが足りなくて落ちますが、着物ハンガーを引っ張って延ばして‥‥というストレスがなく、さくっと干せるのでお気に入り。
いずれもあまり長い時間かけっぱなしにしておくと、着物が袋になってしまったりしますので、長くても1日できちんと畳んでしまいます。
畳むときも、綺麗な場所で。我が家は特に、猫毛注意なので畳む場所の事前コロコロが欠かせません。衣裳敷やたとう紙の上などで畳んでも。
脱いだ後の始末の一手間で、着物も喜んで次の登場を待ってくれるような気がします。お気に入りのお片づけ&収納グッズを揃えて、楽しくお手入れしましょう。9月の着物と襦袢と帯と小物は?の巻
よく、着物は先取り!といいますが、春先などとは逆に、秋に暑いのに先取りで袷の小物を持ってくるのは体感的にも見た目的にも結構厳しいですよね。色目などで秋を感じさせながら、残暑でも暑苦しくない装いが理想ですね。ご自分のお洒落ゴコロとじっくり相談してみてください。
普段着は、気温にあわせてあまり細かいことは気にしなくてよいと思います! 絶対正しいとか間違ってるなんていうことはないけれど、衣替えの季節の知識があると自分が選んだものに自信がもてるかと思いますので、ちょっと頭の隅に「着物の季節表」を入れておくと便利です。
いずれにせよ、9月は夏から袷の季節に移り変わっていく過渡期となりますので、中旬とか前半とか後半とか、区切りが結構曖昧です。温暖化の昨今、10月までこの曖昧時期が続くと思います。
これは個人的な目安なのですが、27度くらいが絽と単衣の境目、22度くらいが単衣と袷の境目で(いずれも後者の上限温度感覚)暦とにらめっこしつつ、着分けています。下に着るものでも結構調整はききますので、皆さんも、自分なりの目安を見つけてみてください。
1年十二ヶ月、移り変わる四季も二十四節気や七十二節気に分けるほど、日本人は季節に敏感でした。着物のお洒落は、そんな季節にとても関わりが深いもの。ほんの短い期間でも、その時期だけしかできないお洒落を楽しみたいですねっ。
暦青空の色、海の色。ジャパンブルー・藍染め体験しました!の巻
その水色が、生っぽいというか、レアというか、なんともいえない瑞々しく、鮮やかな空色なのです!!
用意した帯揚やシルクのスカーフに輪ゴムでしぼりの模様を入れたり、一部分だけ液につけてグラデーションにしたり。素敵な作品がいっぱいできました!
ず~っと欲しかった、空色の絽の帯揚が染められて大満足でした。
この生藍染めでは、絹や羊毛はよく染まるのですが、木綿は残念ながらあまり上手く染まりませんでした。呉汁(大豆の汁)につけたり、助剤を使ったりと研究の余地がありそうです。
あとは、「たたき染め」という、葉っぱを布で挟んで石などでたたき、葉の汁を布に移すというのもやりました。こちらは青ではなくて、綺麗な緑色の葉っぱそのままが布に染まって、これも綺麗でしたよ!
私は、葉っぱをワニの形に切って、たたき染めしてみました(^^)v 葉脈も、美しく写ります。
そして、今年はいわゆる「藍染め」を、小金井の麻生工房さんで体験させていただきました。タデ藍を発酵させて作った「藍瓶」に布を漬けて染めるものです。
こちらは生藍と違い、藍の葉を発酵させ、長い時間と手間をかけて建てられた染液なので、木綿もしっかりと染まります。
わたしは大きめの風呂敷を染めることに。ワンポイントでワニの形の「縫い絞り」とあとは染めない部分をビニールでくるんで絞って止める「帽子絞り」で水玉模様にチャレンジ。一緒にいったキモトモは「巻き絞り(軍隊絞り)」にチャレンジしていましたよ。
藍瓶の藍液の表面は、濃い紺に緑、紫や茶が混じった金属的な光沢があり、写真には映っていませんが、ふわふわと泡立った部分は「藍の花」と呼ばれているそう。
絞った布を藍液の中に漬け、ひきあげると最初は茶色っぽい色が、空気にふれると酸化して最初は濃い緑に変化し、それが段々と青くなっていきます。
水でさっと洗って脱水すると、馴染みのある「藍色」に。江戸時代から盛んになり、明治時代に来日した外国人が「ジャパンブルー」と呼んだ、この藍染めの色は、もしかしたら日本人が一番好きな色なのかもしれませんね。私も大好きです!!
絞りの部分をはずすと、白く残った部分が模様になります。ワニさん、なかなか可愛いでしょう?(自画自賛ですみません)
藍で染めた布は、アク抜きのため一晩水につけた後、70度くらいのお湯でさっと洗うと、お湯が少し黄色くなります。それが「アク」なんだそう。その後、晴れた日に万遍なく天日干しをすると、アクが抜けてより藍の色がクリアになるそうです。
ご指導くださった麻生先生、渡辺さんありがとうございました。
大好きな色の染めを体験できて、大満足の夏でした\(^O^)/
様々な染色の体験をすると、着物や帯を作られる職人さんたちのご苦労がよくわかり、持っている着物や布への愛着もアップする気がします。機会があったら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。残暑を忘れて心は秋へ!お月見兎さん妄想コーデの巻
http://bit.ly/1pRRorR
9月と言えば、月に兎! 波に兎の帯でコーデを考えてみました。すっかり秋の色ですね~。鏨錦(たがねにしき)の技法を用いて織り上げられた西陣袋帯だそうです。袋帯ですが、紬にあわせてドレスダウンしてみます。
大好きな塩沢紬、生地に「しぼ」があるのでポコポコしていて肌に張り付かず、しっかりした厚みもあるので、秋の単衣にピッタリです。濃紺で秋の夜空をイメージしてみました。
そこに大きめの満月のようなまあるい帯留はいかがでしょう。秋のお月見としゃれてみたいものです。お遊びで背中に、洒落紋のように押し絵のお月様アップリケも楽しいかも!
半襟は気になっている「ミヤコレ」を。レースの半襟って、フォーマル以外のシーンでちょっとアクセントが欲しい時、気軽にできていいですよね。
今年の中秋の名月は9月8日とちょっと早めなので、この帯は暑くて締められないかな‥‥。ヒグラシが泣き始め、虫の声も聞こえ始めていますが、まだまだじわ~っと暑い毎日……。早く秋がきて、おキモノ生活ベストシーズンに入らないかな~!などと天気予報を眺める毎日です。
でもまだなにかやり残したことがあるような、ちょっと寂しいような夏の終わりの妄想タイムでした。
オススメは帯下保冷剤!夏着物もW保冷剤で快適にの巻
保冷剤の中味は水を凍らせただけのもの、ジェル状のもの、いろいろあります。なかには、お子さんやペットが口にすると危険なものもあるそうですので、おうちに小さな家族がいる方は、一寸注意してくださいね。
そして、もうひとつ夏のおでかけに必須アイテムなのが保冷のできるマグタイプの水筒。あまり大きな容量のものは持ち歩くのに大変なので、250m~300mlくらいで十分。水や麦茶などに氷を多めにいれておき、外で一口補給するだけで、ずいぶん涼しくなります!
真夏の着物で外出するときは、まずは日傘と扇子、そして保冷剤と水分補給を忘れずに。楽しいおでかけにして下さいね\(^O^)/
夏こそ濃い色の着物で!紋紗のモワレ感が素敵な妄想コーデの巻
紋紗とは紗組織を応用して文様をあらわした織物。選んだのは裏地だけに柄が出るように織り上げられた珍しい紋紗で、微妙なモワレ感や透け感がとても綺麗です。
裏の赤い縞がうっすらと透けて見えますね。見えるのか、見えんのか、どっちやねん!というこのもどかしさが、セクシーです。
羽織や塵よけなどにも素敵ですが、サラッとしていて、裾さばきがとてもよいので夏着物にも。
透け感とモワレのある美しい着物の袖口や裾に、裏の赤がこぼれると、はっと目を引くこと間違いなし。
http://bit.ly/1kOjrnB
裏地は見せて歩くものではありませんが、こういうところに凝っていると、自分の気持ちが浮き立ちます。
帯は素材感が涼しさを呼ぶ麻。全体的に色数を押さえて、紋紗の透け感勝負です。
実際はなかなかこういう、パキっと粋で大人なコーデは似合わないので、憧れなんですね~。年齢だけ上がっても、大人っぽさとは無縁で悲しいです(;;)
せめて妄想の中だけでも、オトナな夏着物で。
妄想は人類に許された特権である!
こんな着姿の人が、日傘で強い日差しの中歩いてきたら、忘れられなくなりそうです。
夏着物って、暑いとか汗をかくからとかお手入れがとか言っていたら着られない、贅沢なお洒落。だからこそ、素敵に着こなしている人に心底憧れます。夏着物こそ、着物のお洒落の醍醐味かもしれません。
気軽に浴衣もいいけれど、たまには気の抜けない夏着物にもチャレンジするのもまた気分が上がってオススメです!浴衣はいつまで? 浴衣着用時期ときこなしの巻
反面、「おっとこれは斬新すぎる」と思う着こなしの方もいて、まあそれはそれで夏の風物詩(笑)。左前でなければいいのかな、と思うようにしています。まあ、最悪左前だってそれは「浴衣のようで浴衣ではない」と思えば目がつぶれるかもしれません。
精一杯のおしゃれをしている人をつかまえてダメだしして、おでかけを台無しにするようなことはしたくないですね。時々、モンモンとしてしまうワタシです(笑)。
浴衣は、着物よりもはるかにハードルが低いし、「浴衣を着た、楽しかった」というのは、着物へのよい入口になると思うので、あまりウルサく言わないで、とにかくどんどん着てほしいと思う次第です。
どちらかというと、浴衣の場合は気をつけたいのは着用時期よりも、着用機会かもしれません。私は、お祭りや花火大会、普段着、お稽古ごと、「浴衣デー」「浴衣割引」というような浴衣推奨の場所以外には基本的に浴衣姿では行かないようにしています。
ただ、最近は夏着物としても着られるような素材や色柄の浴衣も増えていますから、そういったものを衿つき、足袋着用で夏着物がわりに着て行くこともあります。逆に、浴衣としても着られますという絹紅梅のような着物もありますね。
まあ、こうなってくると浴衣とカジュアルな夏着物の境目ってどこなのよという疑問も湧いてくるわけなのですが、もうそれは、色柄などの雰囲気にもよってくるものなので、自分がそれで「イケる」と思ったらそれでいいと思います。
最初からはそういう感覚もわからない。とにかく、着てみなくちゃはじまりません!! 着て恥をかくうちに、だんだんわかってくるものではないでしょうか。
浴衣を着たいんだけど、と相談をうけたときはこんなアドバイスをするようにしています。
・下着が透けないように浴衣下スリップと、できたら汗取りのステテコを。
・帯に胸が乗らないように、和装ブラをするか胸がフラットになる工夫を
・左前にならない
・下駄は痛くならないものを
ステテコを履くと、足の汗も吸ってくれて快適ですし、下着の透けも防げます。寄せて上げるブラは浴衣にはあわないので気持ちを切り換えて。左前は死んだ人だけ。お化け屋敷の幽霊役以外ではやめておきましょう。
一昔前の下駄は鼻緒がとてもキツイものが多いのです。二枚歯のものや千両下駄もカッコいいですが、下駄に慣れていない人が裸足で履くと、足が痛くなったりしがち。誂えでなければ、底にゴムのはってあるサンダル型で鼻緒の柔らかいものを選ぶとラク。
ワンランクアップのコツは
・衿をちょっとほどいて、衿に衿芯を入れると綺麗な衿もとに
・歩く時、気持ち内股に、階段などでは裾を押さえるとはだけにくい
着慣れた皆様には当然のことかもしれませんが、この夏浴衣デビューしたいという人から相談をうけたら、楽しく着られるコツをぜひ伝授してあげてください!
付け帯でもなんでもいいんです。ちょっとした夏のおしゃれの選択肢に浴衣も入れて楽しんでほしい。子どもにも、どんどん着せてあげてほしいです。若い人だけじゃなくて、ノースリーブがちょっと厳しくなってきた世代にも強い味方になってくれますよね。オトナ浴衣で差をつけちゃいましょう。
浴衣で楽しい夏の想い出残そうぜ!
どんどん撮って楽しもう!スマホで着物写真整理の巻
さて、写真をとったら整理するときに一番大事なのは「年度と日付」がわかること。この年になってまいりますと、「この間」が10年前だったりすることはざらで、ここ5年くらいの記憶は、何年前の出来事か非常に曖昧ですぐに思い出せません(涙)
また、同じ季節のコーデを比較することもできるので、写真と記録をとっておくことはとても参考になります。
以前はパソコンだけで整理していましたが、最近はスマホを使うことが多いので、クラウドでパソコンとリンクしておき、着物の写真のフォルダを保存しています。こうするとスマホとパソコンでいつでも着物写真データが閲覧可能に。
備忘録になるし、ただ電車に乗った空き時間に写真を眺めているだけでも、楽しかったことを思い出したり、いろいろコーディネートのシュミレーションができて楽しいですよ。
そこまでしなくても、スマホや携帯じゃなくても、着物メモとお気に入りの写真はちょっと持ち歩くといいです。自分の着物の寸法表メモと一緒に持ち歩けば、出先で欲しいものができたときも、合うかどうか、お店の人や友達に聞いたり確認することもできていいですよ。
備忘録といえば、先日細雪のコーデをキモトモに相談していて思ったのですが、私含め、自分の着物は忘れがち(笑)でも、人の着物はよく覚えているんです(笑)あれって、不思議ですね!
スマホとキモトモで、着物備忘録はバッチリです(笑)
そしてもう一つ大切なのは、写真はデジタルの特徴を活かして、とにかくた~くさんシャッターを押しておくこと。気に入った写真だけ残して、あとは消去すればOKです。ちょっとした表情や角度、後ろの通行人(笑)などなど、1回のシャッターでお気に入りの写真が撮れることは少ないですから、ここ一番のときは、とにかく押せるだけシャッターを押しましょう!
そしてお気に入りの写真が撮れたら、SNSやブログ等ネットで着姿公開はいかがでしょうか。客観的にも見られるし、コメントをもらうと嬉しかったり勉強になったり。励みになります。
あのときはイケてると思ったのに、今見たら酷かった(爆)とかもあって、数年経ってからの振り返りもまた面白いんですよ。
写真を撮ると、着姿がキレイになる。これ、本当だと思います。キモノ美人度アップ↑のためにも、どんどん写真を撮りましょう!
わにこの女優体験記★「細雪」エキストラに出演しちゃいましたの巻
髪をカーラーで巻いて昔懐かし昭和なオカマ型ドライヤーをかぶり(はじめて被ったかも!!!)、美容師さんに「昭和のはじめだから、耳も少し隠したセットにするね」と、カモジを入れてもらい、前髪が束髪の髷のようになった「花子とアン」の時代のような髪型に!!
通行人のため、華美な髪飾りや指輪などはNGとのことで、地味目の鼈甲のくしを挿してもらいました。後ろの毛流れも綺麗で、大満足です。
そして、着物を着せ付けてもらって完成! やはりプロにやっていただくとキレイです! 自分ではなかなかこんな風に綺麗にぐっと衣紋を抜く事ができません。美容室を覗いてくれたキモトモに写真を撮ってもらったり、美容室の方やちょうど通りかかったキモトモにあらいいわよ、なんて言っていただいたりして、すっかり気分が頭と同じようにモリモリに盛り上がって参りました!
少し怪しい天気とにらめっこしながら明治座に着くと、楽屋では一緒に出演するエキストラの役のお二人が身支度を終えられていました。当日はヘアメイクさんのチェックが入るのかと思っていましたが、本当にそのまま出番を迎えるようです。
「どこまで化粧したらいいんでしょうね?」なんて言いながら、準備をして出番を待ちます。この時間が一番緊張いたしました!
そしてスタッフの方に呼ばれ、回り舞台に乗り、ぐる??っと回って、客席の方に!! ライトが着くと、そこは明治座の舞台の上でした!!!
人形展の観客、というエキストラの私達はプロの俳優さんと女優さんお二人にサンドイッチしていただいて、舞台の右へ左へ、人形を見たりしながらうまく誘導していただいて動きます。途中、一度退場してまた戻り、太川陽介さんが川崎麻世さんを殴るのを見て、驚いて、退場。という流れでした。
エスコートしてくださるプロのお二人が、出番の前からいろいろ話しかけてくださって、緊張をほぐしてうまく誘導してくださったので、なんだか世間話をしているうちに終わってしまったような印象(笑)。舞台の上は、明るくて、キラキラしていて、客席も前の方はよく見えるんだな?なんて思いながら、きっと、ずっとニヤニヤしていたんじゃないでしょうか。
当日は、22人ものお友達が見に来てくれて、それも本当に心強くて、知らないところに放り出されたのではなく、皆がいるところに出て行くような気持ちだったので緊張もしなかったのかもしれません。
とにかく、本当にわくわくしていたら、出番が終わっていたというかんじです(笑)楽しかった!! 出演者の方も、スタッフの方もとても優しく声かけをしてくださって、気持ちよく過ごすことができました。
三女、四女役の水野真紀さん、大和悠河さんは近くで拝見できたのですが、本当にお綺麗で、キラッキラしてました。もうなんか、人種が違う感じです(笑)。
出番後は、舞台裏から、出演者の皆さんの楽屋のれんがかかった胡蝶蘭が並ぶ楽屋を通り、エキストラ楽屋に戻りました。そして、なんと今回出演協力ということで、パンフレットに名前を載せていただいているのですが、主な出演者の皆さん全員のサインが入ったパンフレットを記念にいただきました。自分の名前が「細雪」のパンフレットに載るなんて、感動!!
衣装のまま、一旦外に出て、二部の後の休憩の時間に見に来てくださったキモトモの皆と記念撮影(写真は、外歩き用の草履に履き替えています)。
皆の笑顔がとっても嬉しくて!! そのあと、また楽屋に戻らせていただいて、元の単衣に着替え。
出演者ノート、という旅の宿ノートのようなものが置いてありましたので、皆さんのコメントを読みつつ、お礼を書いて退出しました
そして外に出たら、滝のような雨が!!(@@)落ち着いて!!パソコンの電源は落としてコンセントから抜いて来たし!!(もはやトラウマです/涙)
無事観劇を終えた皆さんと合流し、しばらく明治座のラウンジで雨宿りをしたのち、打ち上げに繰り出したのでした。
大好きな舞台に、大好きな人たちの前で、大好きな着物で参加して。本当になんだかもう、こんなに幸せでいいかしら? というような夢叶いまくりの1日で。思い出しただけでもごはん3杯いけそうです(食べ過ぎ)。
衣装用の着物を決めるのにも、キモトモの皆に相談しまくって、妄想に妄想を重ね(笑)準備する段階から本当に楽しい、楽しい時間を過ごしました。この日のことは一生忘れないでしょう。こんな企画をたててくださった明治座さん、そして、このオーディションのことを教えて下さったいち利モールのコラム担当のKさん! がんばれよ?と言って下さった皆さん。オーディションを受けさせてくれた家族。本当に本当に、皆さまありがとうございました!!
いや?着物って、本当に楽しいですね!(水野晴男)
着姿をすっきり見せる半巾帯の選び方・結び方
あまりの衝撃に絶句。。。私のショック、わかっていただけますでしょうか。何度立ち上げ直しても、だめでございました。大パニックです。
どれくらいショックだったかというと、頭が真っ白になり、そのモザイクの画面をみながら、買ってきたカステラを1本食いしてしまったくらいでした(何だそれ)。
背に腹は代えられないので、新しいものを買うことにし、火災保険で少し保障が出るかも、ですが、痛い(><)痛すぎます(><)データは、前回パソコンクラッシュ騒ぎを起こしたときに頻繁にバックアップをとる大切さを痛感し、タイムマシンを導入していたので、ほぼ無事だったのがせめてもの救いでしたが‥‥。
皆様! 雷は恐ろしいです!! 雷がくるとわかっている日は、大切なものの電源を抜いて出かけましょう(><)
まさか自分の身の上にこんなことが??。という衝撃の週初めでございました。
しょっぱなからまったく着物と関係ないお話ですみません(><) ですが突然の雷雨は、着物にも大敵。おでかけのときはできるだけの対策をしていったほうがいいなと改めて。
また、雨にはホコリや様々な不純物も含まれていますので、雨でできたシミはとてもやっかいなのだとか。万一雨に降られてしまったときは、ちゃんとお手入れに出された方がよいとのこと。
こんな天気のときは、自宅で手入れができる木綿や綿麻などが強い味方になりますね。
さてあまりのショックに前置きが長くなってしまいましたが、本題でございます。
普段はおでかけ着物はお太鼓派の私ですが、夏になってくると、反幅帯でのおでかけが増えます。
浴衣だけではなく、夏着物にも半幅をあわせたり。
夏になると、半幅帯気分が盛り上がる訳は、ずばり 半幅帯は 涼しい!!
からでございます(笑)。
お太鼓だとどうしても、背中を覆う面積が大きいし、帯枕や帯揚げがあるのも実は結構熱がこもるものなんですね。帯枕をへちまにしたり、いろいろ対策はしますが、そりゃあ無ければ一番涼しいですよね(^^;)
実は半幅帯はずっと苦手でした。
なぜなら結び方がなんだかワンパターンになってしまったり、気づかない間に後ろの結び目が下がってしまって伊達締めが見えていたり(汗)と、うまく決まらなかったため。
でも、いち利モールの動画で三反崎女将の半幅帯結び講座を見て、目からウロコが。
本で手順をみただけではわからないキリっとポイントがあるのですね!
これでズルズルすることなく、キリっと結べました。
半幅帯はお太鼓と違ってタレがなく、お尻と背中がバーンと見えてしまうので、体型が気になってきたお年ごろの方(自分とかですが)は、普通の文庫よりは文庫結びの片結びなど、少し縦のラインがはいるもののほうが後ろ姿がすっきり見えます。
他にも、矢の字や貝の口など大人っぽい結び方や、リボン結びや都結び、小太鼓結びや銀座結び風など半幅帯のアレンジはたくさん!
そして今はyou tubeなどの動画で学べてしまうのですね。
帯締めだけして、帯留などをポイントで使うと、ちょっとよそ行きの顔にもなります。
前の部分に、てぬぐいなどを挟んでなんちゃって帯揚げにしてもいいです(汗も吸ってくれて一石二鳥の技です(笑))。
飾り結びをする場合は、少し長めのもの、幅も広めの半幅帯を選ぶと豪華に仕上がります。お太鼓にも負けないボリュームやの結び方もありますのでぜひお試しください!
浴衣で使った兵児帯などとも組み合わせても、豪華になります。
半幅帯ってちょっと苦手だわ、と思う方も、この夏トライしてみませんか。この涼しさ、楽さ、病み付きになりますよ!
========★==いち利モールより=======★
※銀座いち利の三反崎女将の半幅結びの結び方動画はこちら
http://ichiri-mall.jp/tokushu/04.php
いち利モールの半巾帯ただ今セール価格♪
http://ichiri-mall.jp/ap/icBE/so4/iq36/page1.html帯留が主役!!主張を抑えたシンプル妄想コーデはこれ!
http://bit.ly/1juxfTa
さあこれで、帯留の額縁(?)が完成しました! 主役の帯留はどうしましょう。
繊細な金属などの小さな細工物の帯留をもってくればキリっと江戸前に。可愛いモチーフのものをもってくれば、乙女心が覗きます。大ぶりのアンティーク帯留も憧れですね。
宝石類の帯留なら文句なしのマダムに変身!
大きめのエメラルドやルビーの帯留。一度身につけてみたいものです。
先日、キモトモの間でそんな話題が出て、子どもの頃読んだ「有閑倶楽部」というマンガにエメラルドの帯留が出てくる話を思い出しました。そのせいか「殺人事件に発展するほど帯留って高価なんだ!」という刷り込みがあります(間違い)フェイクでも、ちょっとマダム気分の豪華帯留も欲しいです。
私がよくやるのは、ブローチを帯留として使ってしまうこと。
母のパールや柘植のブローチなどを譲ってもらい、帯留のように使っています。そういう目でみると、だんだんブローチが帯留に見えてきます(笑)
ポイントは、ピンの付いている位置や方向。
ピンの長さがありすぎるとグラグラずれてしまいます。そんなときは両面テープなどで帯締めに固定することも(乱暴もの)。
あと、気をつけるポイントとして、ブローチをつける方向と、帯留をつける方向は大体90度違うので、そのままでは使えないことが多々あります。
そんなときには、ブローチを帯留として使える金具があるので、それを使いましょう。皆考えることは同じですね(笑)なかなかのスグレモノですただ、ピンの部分だけで止めるので、しゃがんだりすると少々ぶらぶらしてしまうこともあるのが難点。
もうブローチとしては使わない!と割り切れば、帯留金具を接着してしまう手もあります。帯留金具は100円台から、手芸資材店などで手にはいりますので、帯留に手頃なサイズや形の箸置きなどに接着すればカンタンに帯留ができます。
キモノスキーの人なら、箸置きがなんでも帯留に見えた経験を持つ方も多いのではないでしょうか(笑)。箸置き帯留の欠点は重いことと、形が反っているものが多いこと。よほどでないと、やはり箸置きに見えてしまいます(汗)。
ビーズなどで素敵な帯留を作っている方もいらっしゃいますね。自作帯留も深くて楽しいジャンルですが、自作帯留の場合はしっかり金具が止まっていなかった、外れて落ちたなどの事故が多発しがちなので(汗)対策をしっかりと!
当然ですが「帯留」として製作されたものは使いやすいです(笑)ここ一番はこれ!という勝負帯留があると、気持ちの張りも違うかも。
季節を感じさせたり、メッセージを込めるのにも帯留は最適。集め始めると、ついつい色々欲しくなってしまいます。
いち利モールにはたくさんのお手頃価格の帯留が揃っていて、眺めるだけでも楽しい。その日の天気や気分、おでかけ先などに合わせてピタッとはまった帯留のおしゃれができたらいいな?と、今回はそんなわにこの妄想コーデでした。
※売り切れの場合はご容赦ください。
あれこれ想像膨らむ帯留たち?
雨の日も快適に★キモノの雨対策 雨コートいろいろ2014の巻
化繊の二部式は、最初の一枚として持っている方も多いのではないでしょうか。
私は冬の雪の時など下の巻きスカート部分だけを使って、上はウールのコートにしてしまったりもします。逆に、キモトモは暑い時期に下だけ使って上は薄いショールで帯をカバーして傘でしのぐ、という使い方をされてました。
これなら蒸れなくていいですね。
濡れたり汚れたりをあまり気にしなくていいので、お茶のお稽古とき、水屋着の替わりにも使えたりします。
いち利モールの二部式雨コートは、色も上品でワンランクアップできそう。銀座いち利の女将がちりよけ替わりに上だけ使っていらっしゃるのも、素敵でしたよ。
工夫次第で、いろいろできそうですね。うちの箪笥で眠っているのも、どんどん使ってあげたいかも。
一部式は、市販のものもありますが、なんといっても自分にぴったりに作る贅沢さが醍醐味です。私は、ポリでフルレングスの袷のコートを作ってもらい、冬の雨コート代わりに使っています。いつかは正絹で作ってみたいですね。
もともと水をはじく性質のある大島紬で雨コート、なんて憧れです!(撥水加工は必要だそうです)
あとは、雨コートは室内では脱ぐものですから、携帯性もある程度高いほうがよいです。専用ポーチがついているものもありますが、きちんとたたまないと入らなかったりするので(汗)、ビニールやポリのエコバッグなどを用意しておき、あまりにもびしょびしょのときはそちらに入れるようにしています。
話は戻りますが、明治座におでかけの日は、傘も役にたたないような霧雨だったので、濡れてもいいやという気持ちでポリの着物と紗布コートで家を出ました。自宅から駅に着く頃には、襟元もしっとり濡れていました。濡らしたくない着物の場合は、襟元のスカーフは必須だなと改めて実感。
他の方のご迷惑にならないよう、手ぬぐいでコートの水分を吸い取って、電車に乗りました。心配した足元はそれほどでもなく、雨草履でカバーでき、足袋の替えは使わなくて済みました。
着物で出かけるときの雨グッズもだいたい季節ごとに揃った今は、出かけるハードルは低くなりましたが、逆に雨の日だと決まった一式になってしまい、雨だから?と思うあまりに、バッグもビニールので出かけて、お洒落は二の次になっていたかも。劇場について皆様の素敵な装いに大反省でした(^^;)
そしてやっぱりポリのフル装備は気軽だけど、蒸れました(><)
またこれからの時期には晴れていても、ゲリラ豪雨や通り雨もありますので、着物で出かける日は天気予報をチェックして、晴雨兼用の傘やコート、雨除けになる大きめのストールなども持ち歩くようにするとよいですよ。
雨ニモ負ケズ! おしゃれな着物ライフを楽しみましょう!(自戒)
おまけ:おでかけイベント 雨の日のわにコーデ
むじな菊のポリ江戸小紋風 博多帯 細雪にちなんで雪の結晶の帯留 6月なのでパールのピアスと指輪と髪飾りにしてみましたでした!
わにこ「細雪」オーディションに挑戦!の巻
着物:雪のようなロウケツのたたき染めに椿の小紋
帯 :いただきものの紅葉の刺繍帯
帯揚:紅葉のりんだし
半襟:雪輪に桜の刺繍半襟
羽織:雪輪に撫子の長羽織
草履:菊之好の和紙台にスエード鼻緒
かんざし:二葉苑の更紗玉
さて、肝心のオーディション。
「自分で着物を着て来る」というハードルのためか、年齢層はやや高め。キモノ姿の方が、大勢で控え室にいらっしゃる姿にドキドキ!! コーディネートで頭がいっぱいだった私は、オーディション会場についてはじめて「演技(というほどではないが)して人前に立つ」のだと改めて気付いてまたこれドキドキ!!
そして順番が回って来て、演出の水谷幹夫先生はじめ、あの憧れの舞台の製作の皆様の前で「人形を見ながら歩いてお気に入りの人形を見つけて、じっくりみて、一度前を向いてから、出て行く」という演技をする、というミッションが課せられました。そ、そんな!!
オーディションを受けにいらしている方たちは「明治座アカデミー」という俳優養成所で勉強されている方も多いようで、皆様素敵に歩いていかれます。
私はかなりロボっぽいというか、挙動不審状態に。右手と右足が同時に出ては‥‥いなかったと思いたいレベル(><)。
でも、一緒のグループだった素敵な方と、帰りの方向が一緒でお話させていただいたりして、楽しかったです。着物の話って、本当に盛り上がりますよね。
ドキドキのオーディションから待つこと10日間あまり‥‥。
なんと合格通知が届いたのです。
私・舞台に立つ!・・・・
いいの?いいのですか?? そして、説明会にいくと、合格者出演日一覧が張り出されており、なんと千秋楽(ごろんごろんごろん)。そんな大切な日に!ひい~~! 赤くなったり青くなったり大変です。
オーディション通過した人への説明会ではヘアメイクの方から「女優さんより、キレイにしてこないでくださいね(笑)」と言われましたが、まあそれは心配ないすね(笑)。
この日はメイクの注意や、コーディネートチェックなどが行われました。
そしてゲネプロ(最後の通し稽古)を観劇し、エキストラの出番を確認。何度も観劇していますが、通行人の方に注目したことはなかったので、あ、ここなのね、と再確認。
実際は、一人で歩くのではなくプロの俳優さんがきちんとエスコートしてくださることがわかり、ホッとしました。それにしても、出番まで1ヵ月ほど……緊張でどーにかなりそうです!
「細雪」は皆様ご存知の通り、谷崎潤一郎原作の名作舞台。
上演回数は1400回を越え、長く愛されている作品です。
大阪船場の老舗「蒔岡商店」の四姉妹の物語。大きなお屋敷で暮らし、春は京都の花見、夏の蛍狩り、秋は箕面の紅葉見物と優雅な生活を送っていますが、時代は遷り、店が倒産し戦争が始まり、そんな生活も翳りを見せ、姉妹達の生活も変わっていきます。
テーマ曲として使われているバッハのブランデンブルク協奏曲第5番が流れると、気持ちは一気に細雪の世界へ!!
長女から四女まで、それぞれの年代のそれぞれの女性の喜びだけではなく、悩みや苦しみや悲しみが、美しい四季の風景と美しい衣装に彩られて、観るものの心に飛び込んできます。わたくし、毎度ハンケチ必須で観劇しております。あと、男性陣も素敵なんですよ?。
キモノスキーとしても、冒頭の法事の四姉妹の年代に応じた桜色の色無地の着こなしから始まり、日本舞踊のおさらい会でのこいさんの黒引姿、お屋敷での虫干しシーンなどなど、うっとりの連続です。
私が一番好きなのは、長女の鶴子が次女の友人達が自分のうわさ話をしているところに入って行き、皆が帰ったところで長羽織の裾をパっと払ってソファに腰掛けるシーンです。そういうちょっとした仕草なども本当に美しく、かっこよく、目が離せません。着物を着たときの参考にもなりますよ。
未見の方もリピーターの方も、着物好きならぜひ御覧になっていただきたい舞台です。
3幕3時間半を越える上演時間ですが、30分2回の休憩がありますので、幕間にお弁当をいただいたり、時間に追われる日常生活を忘れて、ゆったりとした気持ちでお楽しみ下さい。
キモトモと四姉妹結成するのも楽しいですよっ(誰が何女になるかで喧嘩しないようにしてください(笑))。
もし千秋楽にいかれる方がいらっしゃいましたら、四女妙子の人形展で人形を観ているうちの一人が私ですので、転ばないかどうかちらっと見守ってやってくださいませ。
いち利モールさんの「細雪」観劇のおでかけイベントにも参加していますし、その他にも何度か観劇に行く予定でおります。もし明治座でわにこを見かけたらお声かけくださいねっ!(どんだけ好きやねん!)
【豆知識】単衣の時期を楽しく過ごす★紫外線と汗対策のコツ♪
汗は放置すると染みになってしまうので、正絹の着物でもし大汗をかいたら「汗抜き」というお手入れに出します。洗えるものは洗ってしまうか、汗をかいた部分に霧吹きをして、タオルで生地をはさんで水分と一緒に汗を吸い取る方法もあります(※縮んでしまうときもあるので、まず目立たないところで試してから!)。
汗の染みで一番怖いのは「抱き染み」です。脇の汗でできるものです。古い着物などで、身八ツ口の両胸のあたり、大きく左右対称に染みができているのを見たことがある方も多いのでは。
脇の汗はタンパク質を含んでいるので、気付かないで放置してしまうと落ちなくなってしまうそう。私も更年期の声が聞こえてきて結構気になる部分なので、あしべ襦袢の脇パットを増強したりしています(^^;)肌襦袢に脇汗パットをつけてもいいですね。
あとは背中の帯のお太鼓が当たっている部分、長時間座ったときの腿から膝裏も汗かきポイントです。
汗染み防止策としては、あしべ織などの汗とり肌着や、晒、綿クレープのステテコなど、汗を吸う素材のものを身につけます。
晒を脇でぎゅっと巻くと、汗が押さえられるという説もあります。晒もびっくりするほど汗を吸ってくれますよ。晒の間にタオルを挟むのもおすすめです。
また麻やフィールドセンサーなど、涼しく調整してくれる働きの肌着もGOOD。
ステテコは、下半身の汗を一挙に引き受けてくれます。太ももの間をつたう汗で不快な思いをすることもありません!
とても大切にしたい着物や、生理の時などのために、汗をブロックする防水の肌着もあります。涼しさという点は少し我慢が必要なので、自分がどちらを優先するかで決めるとよいでしょう。
快適に着物を着るためには着物自体ももちろんですが、肌着や襦袢にもちょっとした工夫を惜しまないというのがポイントでしょうか。いろいろ知恵を働かせるその面倒さも、着物の魅力のひとつかなあ?と思っている今日このごろです。
あとは、着た後にはすぐたたまず、きものハンガーにかけて半日程汗をとばしてからしまってください。
夏の季節に向かって、単衣をもっと楽しみましょう?!
=======いち利モールの汗とり対策グッズ========
◎汗取り対策用に
フィールドセンサーの肌着、洗える絹のスリップ、あしべ汗取りスリップなど取り揃えています♪
http://ichiri-mall.jp/ap/icCG/so4/iq36/page1.html
◎ 着物クリニックコーナー
着物クリーニング(丸洗い)・汗抜き承ってます♪
http://ichiri-mall.jp/ap/icXA/so4/iq36/page1.html
ただいまオープニングキャンペーン価格です(^.^)先取り単衣生活のススメ 両面染めで妄想コーデの巻
▼コーディネート詳細ページ
http://bit.ly/1tfLQZm
ちらりと裾が翻った時、表と違う色が見えるのがオシャレなんですよね?
つい意味もなくヒラリとさせてみたりして‥‥いえいえそれはいけませんね(笑)
もうひとつ普段着の場合、単衣の着物を仕立てるときは、居敷あてをつけると膝裏の縫い目が開いてきたり、シワになったりするのが防げるのでおすすめです。
あと、膝裏は汗をかきやすいのでそのブロックの役目も。柔らか物につけると表にひびいたりすることもあるので、その場合は長襦袢のほうに居敷あてがついていると安心ですよ!
夏に向かって、お気に入りの単衣でおでかけしてみませんか。これで解決!帯〆の収納方法と房のお手入れ方法の巻
ここでミソは、房ごとカバーでくるんでしまうこと。畳んだ帯締めの房の真ん中あたりで紙で房部分をつつむようにすべてまとめて、セロハンテープでとめてしまいます。私は、お茶で使うお懐紙を4つに切ったものを使っています。
そして、スポっと抜けばまた使えます(笑)。
市販のガーゼの房まとめを使うと、簡単で、ピタっとまとまって何度も使えて便利。こうすると、帯締めがばらけないので、まとまって並べやすいのです。
当然結んでもいいのですが、まっすぐ並ぶ、というのが気に入ってこれにしています。他にも、房カバーやビニール(買ったときのままw)、房だけ紙、あとはそのまま(これが実は一番多かったり)など。100円ショップなどで売っている、電源コードまとめを切って使うという裏ワザも。
おおざっぱな私は気分次第でいろいろにしていますが、時々帯締めの房の手入れがてら、収納しなおしたりするのが楽しみです。
房のお手入れは、やかんの湯気をあてて、ほかほかになったところを柘植の櫛でといて、房の先の乱れをはさみで整えます。湯気の代わりにスチームアイロンのジェットスチームをシュッ!と、房から離して当てることもあります。
房がきれいにととのったら、和紙でまきまき。
房スキーには至福の作業です? 滅多にやりませんが(笑)、時々まとめてやります。とても心が落ち着く作業です。
丁寧にたたんだり、ならべたり、まとめたり、普通なら面倒だなあ?と思う作業も、なんだかキモノ関連だと楽しめてしまうのが不思議です。
皆様の帯締め収納、おすすめあったらぜひ教えて下さい!
==★ ==★いち利モールより==★ ==★==★ ==★==★ ==★
いち利モールの隠れた人気品
>房カバー
カバーを開いてくるくるっと巻くだけ♪綺麗な着こなしは回数に比例するの巻
あとはひたすら、着るべし!着るべし!着るべし! であります。
そしてたくさんの着物姿を見て、見て、見て、自分の好きなスタイルのイメトレをするのも大事であります。
着物って、やっぱり日本人のDNAに深く根ざしている衣服なんだなとしみじみ。日本人なら似合わない人はまずいない。着ると、新しい自分が見えてきます(笑)。そして、そこから先の深い世界が、また楽しい。レッツおキモノ、であります。
===================★いち利モールより★================================
着物を着てみたいんだけど・・・という人は沢山いらっしゃいます。
まずは、纏ってみる。というのは良いなと思います。
着付教室も実践型のところを選ぶのがよいかなと思います。
たとえば、授業に「お出かけ体験」があるなど、
実際自分で着物を着てお出かけしてみる。仲間がいるし、
先生も引率するので、多少着崩れしても怖くないです♪
いち利モールの実店舗
銀座いち利本店・心斎橋店は、実になる着付教室を運営しています♪
◆銀座いち利着付教室
http://www.ichiri.ne.jp/kitsuke/
また。基本的な着付けは出来るのだけれど、帯を結ぶのに時間がかかる・・
もっと簡単に着付けをしたいという方のためには
「前結び短期レッスン」をご用意しています♪
◆前結び短期レッスン
http://www.ichiri.ne.jp/kitsuke_maemusubi/
教室へ通うメリットは
着付が上手になる・着物がもっと好きになる・着物好きの友達ができる!
でしょうか。
そして・・・・
ワンポイント着付を自宅で学びたい方は
こちらをご覧ください♪
◆いち利モールオンラインレッスン
http://ichiri-mall.jp/tokushu/04.php
※こんなレッスン動画お願いしますとリクエストも受付中です
https://jp.surveymonkey.com/s/B3QXPMS縁起柄帯で運気をアゲル!端午の節句は縁起柄で菖蒲(勝負)!?の巻
よく「勝負帯」とか「勝負下着」(それちょっと違う(笑))とか言いますが、いろんな色、柄や文様の縁起を知って、自分のここ一番勝負!のとき、身につけると、力が借りられるようで、気持ちの支えになるものです。
五月の節句には、ワンポイントでいいからちなみ柄を身につけて、家族の健康や運勢アップをお祈りするのもいいかもしれませんね。
===========いち利モールの縁起柄帯==========
西陣袋帯【京藝】龍
西陣袋帯【京藝】唐獅子
笹
京紅型九寸名古屋帯【栗山吉三郎】
笹
京紅型九寸名古屋帯【栗山吉三郎】
======縁起ものの帯留======
ツゲ製アンティーク帯留 鯉
ちびどめ(寅)【かざりや鐐】












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