今日は二十四節気の夏の節気の2番目「小満(しょうまん)」です。
「立夏(りっか)」から15日経ち、陽気がどんどん良くなって、麦の穂もつき始める頃なのだとか。
夏はいつのまにか始まっていたのですね。これだけ暑いのも納得です。
梅雨入り前の、さわやかな季節ですが、日中の気温はうなぎ上り。
先日お祝いの会に出席するため袷で出かけたところ、かなり厳しかった(´Д`)。
着物の衣替えは、5月までは袷、6月は単衣、7月からは薄物となっています。
でも、正直この気候では5月末まで袷は大変! 最近は5月から単衣もOK、という方が増えています。
5月始めの立夏を迎えたら、夏の節気。普段キモノであれば、日中の温度が21度を越えるような日があれば、6月の衣替えを待たずに単衣でよいのではないかと思っています。
東京だと、4月下旬くらいからそういう日が増えますよね。
その場合あまりに涼感が出過ぎるような単衣ではなく、厚手の単衣、薄手の単衣など上手く気温にあわせられるといいですね。口で言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい……。
着物を着る頻度が高いと経験則で調整が効かせられますが、ちょっと間があいてしまうと、私も「う??ん」と悩んでしまいます。
でも、袷が暑いからと敬遠せずに、思い切って体感温度に従って、先取り単衣でおキモノ生活を楽しむのもいいですよ!
実際6月に入ると梅雨になりますから、お天気とにらめっこしてお気に入りの単衣、とうとう着損なっちゃったな?なんてことも。だから、陽気のいい5月からどんどん着て活躍させてみませんか。
単衣でも、両面染めといって反物の裏と表が違う色や模様で染められているものがあります。
江戸小紋などが有名ですが、これはぜひ単衣に仕立てたいものですよね。
1枚持っているのですが、表が「家内安全」で裏が「鮫小紋」なので、もしもう1枚作るなら、三役を表にしたものも欲しい。
前置きが長くなりましたが、いち利モールさんで、この両面染めのお取り扱いがあったので妄想コーデしてみました?! これから花盛りを迎える紫陽花をイメージしたカラーコーデです。
▼コーディネート詳細ページ
http://bit.ly/1tfLQZm
ちらりと裾が翻った時、表と違う色が見えるのがオシャレなんですよね?
つい意味もなくヒラリとさせてみたりして‥‥いえいえそれはいけませんね(笑)
もうひとつ普段着の場合、単衣の着物を仕立てるときは、居敷あてをつけると膝裏の縫い目が開いてきたり、シワになったりするのが防げるのでおすすめです。
あと、膝裏は汗をかきやすいのでそのブロックの役目も。柔らか物につけると表にひびいたりすることもあるので、その場合は長襦袢のほうに居敷あてがついていると安心ですよ!
夏に向かって、お気に入りの単衣でおでかけしてみませんか。