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雛人形はいつから飾るの? 桃の節句の妄想コーデの巻

星わにこ
2017/02/15 00:00
 バレンタインが終わると、一気にお菓子売り場がひなあられだらけになりますね。そう、次のイベントは雛祭り。桃の節句です。花屋さんの店先にも、桃の花が並び始めて、春を感じますね。  女の子の健やかな成長を祈り、雛人形を飾りますよね。しまうのが後れると婚期を逃す、なんてよく言いますが、逆に飾るのはいつからがいいのでしょうか。  節分が過ぎて立春(2月4日ごろ)から2月中の大安など縁起の良い日に飾るとよいと言われています。立春から数えて15日目の二十四節気の雨水(うすい)に飾ると良縁に恵まれるとも。  雨水のころになると、春一番が吹いたり、暖かい陽気の日もあったり、日が暮れるのも少しずつ遅くなって、だんだんと春の訪れを感じられるようになります。我が家は子どもは男の子だけなので、自分のために小さなお雛様を飾るだけですが、雨水に出してみようかな。今年は2月19日だそうです。  小さな女の子の着物姿は本当に可愛い。七五三だけでなくぜひ桃の節句にも着物でお雛様とお写真撮ってみてくださいね! ぜひお母様も一緒に。子どもはあっという間に大きくなりますから、いい想い出になりますよ。  小さい子だけでなく、大きくなっても女の子の着物姿は可愛い! ティーンエイジャーにこんな着物を肩揚げして着せてあげたら可愛いだろうなあ~という桃の節句のコーデを妄想してみました。  ピンク、白、緑の菱餅カラーでまとめてみました。帯締めの天然石がお団子やキャンディみたいで可愛いです(食べもののことばっかり)。  ドットの小紋は、ふんわりとした色が桃のようで、可愛い!! 帯は小花が刺繍されていて、春を感じます。10代の女の子にピッタリ。あーこんな着物、着てみたいな~!!  もちろんお母様も、おばあさまも可愛い着物でぜひ一緒に祝ってください!! いくつになっても、可愛いものが好きな気持ちは大切にしたいですよね。  淡い春色の着物で、雛祭り。いかがでしょうか。

2016ドレス風☆クリスマス妄想コーデの巻

星わにこ
2016/11/23 00:00
 本当に日が短くなってきましたね。ぽちぽちと街でクリスマスツリーを見かけるようになりました。もうすぐ12月。いよいよ1年も終盤! 本当に時が過ぎるのが早くてびっくりします。  今年も懲りずにクリスマスコーデを考えてみました。12月に入ったらもうクリスマス柄でイケちゃいますから、季節のお花よりも意外と長い期間、しかも天気なども気にせず確実に使える柄ですし、話題にもなりますし、持っていてもソンはない柄のひとつかも。  クリスマスシーズンのおでかけが多い人は、クリスマスコーデをいくつか妄想、いえ用意しておくといいかもしれません。  ちなみにわにこのここ数年のクリスマス妄想コーデは‥‥ 2013年 リボン柄の帯に雪の結晶の米沢紬 2014年 真っ白なクリスマス柄の帯に江戸小紋の霰模様 2015年 ニット柄の帯にほっこり結城紬  でした。  着物や帯のクリスマス柄はハードルが高かったら、帯留や半衿、帯揚などでクリスマス感を出してみては。帯留は、最近は「えっ!」というくらい大きいものが流行しているみたいですよ。ブローチを代用してもいいですね。  またちょっとハンドメイドが得意な方ならチャレンジしやすいアイテムなので、手作りもいいですね。帯留金具は手芸店やアクセサリーパーツ屋さんに売っています。帯留以外にも帯飾りやヘアアクセなど小物の手作りはハマりますよ~。  でも、やっぱり毎年クリスマスにはザ!クリスマスな帯が欲しいな~と思い続けてはやン年。そんなわけで今年のクリスマス妄想コーデはクリスマス帯とクリスマスカラーの色無地をあわせて、ドレス風にはじけてみました! http://bit.ly/2gD9fbb  冬の街に負けない、華やかなグリーンの色無地に、思いっきりクリスマスな帯。半衿は黒にラインストーンがキラキラ輝くパーティ仕様。帯揚帯締めは赤で、着物とあわせてクリスマスカラーに。別名クリスマスツリーコーデ(笑)。ドレスに負けない華やかさ!  帯飾りをつけたり、髪飾りをつけたり、もっとキラキラ度をアップさせると気分も盛り上がりますね。このコーデだったらヘッドドレスやミニハットをつけたり手袋をしたりしても可愛いかも! 襦袢の袖や裾にレースを足したり、いっそブーツやヒールでドレス風に着てもいいですよね。バッグは絶対クラッチバック。着物にはちょっとレトロな小物がしっくりきます。  クリスマスという時点で日本の伝統が‥‥とかもう関係ないですから、思いっきり自由におしゃれに、着物で楽しみましょう!

小物を秋色に☆9月と6月のお散歩単衣着回し妄想コーデの巻

星わにこ
2016/09/07 00:00
 台風と残暑が続いていますが、9月の声を聞くと流石に夏の気分は薄れてきますね。夏にお抹茶をいただいていた平茶碗を仕舞い、そろそろと単衣の準備を始めました。  単衣は暦の上では6月・9月に着る裏地のない着物。6月と9月では随分着たい色なんかも変わってきますよね。でも、なにしろ2ヵ月しか着る機会がないわけですから、そんなにたくさんの枚数は持てない。というわけで、同じ単衣の着物と八寸帯で、小物だけを変えて初夏と初秋に着回すコーデを考えてみました。  着物は、十日町紬の「くりまゆ」。サラリとした生地感は単衣にもピッタリだそう。どちらのシーズンでもいけそうな薄灰色を選びました。  紬の単衣で軽やかにお散歩に、ということで、2匹のワンコが可愛い咲織八寸帯。この帯をしている人を見かけたら「可愛い!」って声が出てしまいそうです。  着物と帯はこの組み合わせでまずは、初夏コーデから。 http://bit.ly/2c9QTup  単衣の時期にピッタリの絽縮緬の鮮やかな帯揚と、さわやかな三部紐、レースの半衿で夏に向かう気分を。 http://bit.ly/2cpn1YE  そして秋には、あまりこっくりしすぎない、でも秋を意識した色の半衿や帯揚、三部紐で。栗や葡萄などの帯留をすれば、ワンコさんたちも秋の表情に変わります。  着付けも、初夏は帯揚や半衿をすっきり細めに、初秋はちょっとふっくら多めに見せるのも季節感が出ます。  その季節しか着られない着物もまた贅沢で楽しみなものですが、ベーシックで着回せるものを、小物で楽しむのもまたひとつ着物ならではのお洒落。小物は着物に比べればずっとお手頃に手に入れられますし、収納もコンパクトです(これ結構大事)。  それに、新しい小物を身につけるとこれがまた気持ちがウキウキするのですよね~!  といって、あれもこれもとキリがなくなりがちなので(笑)そこはご予算と自制心で‥‥(自戒を込めて)。  秋色の小物探しにでかけてみませんか。

痩せ見え着物は濃い色の絽でキマリ!?の巻

星わにこ
2016/08/03 00:00
夏になると袖を通すのを楽しみにしている着物があります。それを着ると必ず「痩せた!?」と言われる細見え着物です。私の場合は「絽」。自分でも一瞬痩せたかと思うくらい(笑)ですが、その着物を着た時だけなので(爆)痩せ見え着物、と言っていいかと思います(体験談)。  張りのあるものも多い紗や夏紬、麻や綿など他の夏物に比べて、絽は夏物でありながら、とろりとした落ち感が特徴です。  薄い絹物が体に添うので、ズバリ痩せて見えるんです!!! 袷に比べれば裏地がないわけですし、単衣に比べても、生地が薄い。痩せ見えMAXです。特に肩のあたりがストンと落ちて、細く見えるようです。確かに着膨れして見えるシボのある麻や綿麻に比べて、かなり細く見えるのは事実。  色も関係あるようで、私の場合は濃紺の絽を着た時に必ず「痩せた!?」と聞かれます。濃い色のほうがより痩せ見えな模様。見えるだけですが。見えるだけでも、ウレシイんですぅぅ!  そんなわけで絽は私の心の支えアイテムなのですが、先日超細身の友人が「絽を着ると体がペタンコに見えちゃって‥‥だめだわ」と言っていました。うっ。ケースバイケースですね(汗)。  でももし、夏着物で着痩せを狙いたい方がいらしたら、ぜひ「濃色の絽」おすすめしたいです(笑)。  でも、絽は透けます。特に濃い色のときには逆に下に白い襦袢を着ているとスケスケ感が半端ない。下に着た襦袢の色がけっこう響くのです。緊張感を持って着なければタイヘンなことに。  そのあたりのことは去年コラムに書いていますのでよかったら‥‥。下に柄ありの襦袢を着て、わざとうっすら透かせて見せる、な~んてテクニック、憧れますねっ! (参考:『薄物妄想コーデ☆夏着物は透け感勝負、襦袢で技あり!の巻』)  同じ着物でも、真夏は白い襦袢を着てシャキっと、秋に近づいてきたらトーンを落とした襦袢で少し透け感を落ち着かせて、なんてこともできます。  麻や綿の気軽な着物もいいけれど、正絹の絽や紗に袖を通す時には「夏着物、着ます!」という気合いが入ります。「この暑いのに着物を着る」プラス「よそゆき着物」となるわけなので、気合いも二倍、いえ二乗かもしれません。もうそんなときは、暑い顔はしない、徹底した女優気分で乗り切りたいものであります。  正絹の長襦袢+正絹の絽の装いは、思う程暑くなく、体に優しいという気がします。さすがシルク、繊維の女王! ですが、汗はかきますのでその後のお手入れを考えると、ここ一番のとき以外はなかなかできない貧乏性な私なのですが、それを圧してもなお「着るぞ!」となったときにはそれはもうテンションがあがっております。 「着物着た!!!お洒落した!!ワタシ頑張った!」というテンションでいうと、振袖と夏の正絹は、いい勝負だと思います(当社比)。  同じ絽や紗でも、着心地は正絹に負けてしまいますが、夏はやはりポリエステルなどの洗える素材はありがたいものです。暑いですが、まあ夏は何を着ても暑いから! と涼しい顔で着ちゃいます(半分意地!?)。  気がついたらもう八月。夏着物のシーズンは短い。忙しさにまぎれて「あ~今年は正絹の絽、着なかった(=気合いの入るおでかけがなかった)」と思う秋は、ちょっぴり淋しいものです。人生も短い、やっておけばよかったと思うくらいならやらなきゃアカンなと思うこのごろです(いきなり人生に言及か)。  浴衣もいいけど、夏着物ならではのお洒落も、楽しみましょう\(^O^)/

洗える夏着物で淡色涼感コーデ☆の巻

星わにこ
2016/07/20 00:00
 三連休いかがお過ごしでしたか? 西の方から梅雨明けの声も聞こえてきて、いよいよ本格的な夏突入ですね。  夏はもうとにかく汗をかくので、ざばざば洗えて気持ちよい麻、綿麻、綿に手が伸びます。肌着も洗えるもの、汗をとってくれるもの。小物も、へちまやメッシュが大活躍です。  洗えるといえば、ポリエステルも選択肢のひとつ。でも、肌触りがいまいちだったり、暑かったり‥‥。いち利モールで洗える夏着物がリリースされたということで、見てみたらあら、素敵! 手触りもしっとり、とか!? 落ち着いて主張しすぎないけどいいかんじの色柄が揃っていて、プレタも反物もあり。  お誂えの楽しみもいいけど、すぐ着たい! というときにはプレタは重宝ですよね。スタッフさんに聞いたらとても人気だそうで、今回はこの洗える着物で妄想コーデしてみました! http://bit.ly/2a5RrRa  別名キュウリコーデ(!?)。涼感を呼ぶ「寒色系」「淡色」「透け感」で攻めてみました。全体に薄い色で統一しているので、夏の強い日差しの中で涼しげに見えること間違いなし。私も、淡色でまとめたコーデのときによく「涼しげですね」とお声をかけていただきます。はい! 涼しげですが‥‥本人は暑いです(爆)。でも涼しげに感じていただけるのは、夏着物冥利ですよね。  紗献上の博多帯は、「夏!」という透け感が魅力。薄くて軽いのに張りがあるので、キリっとコーデを引き締めてくれます。  夏、ゆかたもいいですが、夏着物は本当にオシャレ。頑張って着る甲斐があると思います。  着る時のポイントはとにかく涼しいところで着ること! エアコンの設定温度を下げて部屋を冷して着ないと、着あがるときにはすでに汗だくになりますのでご注意です(経験者)。あと、裸足で着て、最後に足袋をはくのも結構、着付のときの暑さを軽減してくれます。  着てしまえばそんなには暑くありませんから、涼しげな顔でおでかけできます。あとは、熱中症予防に水分の補給を忘れないでくださいね。  ‥‥‥‥そして、この妄想をふくらませて試着室でああでもないこうでもないと考えているうちに、ついこの洗える着物をポチってしまいました! 怖い! 夏のバーゲン! 怖い! 着物沼(笑)。届いたら着てみてまたご報告しますね~(汗)   浴衣の次は、夏着物。まずは入門でこんな洗える着物から入るのもいいですよね。ワンランクアップのお洒落を楽しんで下さい。

妄想コーデ☆夏は麻! 近江縮でサラリと快適に過ごしたいの巻

星わにこ
2016/06/22 00:00
 夏至も過ぎ、もうすぐ夏本番ですね。すでに東京でも真夏日があったり、一体何を着ればいいのかと迷ってしまいます。セールもはじまったし、今からお仕立てしたら夏に間にあうかも? なんてついつい妄想してしまう今日このごろです(^^;)   さて、夏に一番涼しい素材の着物は一体なんでしょうか。まあ、どれも暑いといえば暑いんですが、やはり涼しい組み合わせというと、麻の襦袢に麻の着物ではないでしょうか。  麻特有の張りのある生地が、身体に布が密着することなく空気を通して、爽やかな着心地をもたらしてくれます。  麻は熱伝導性がよく、吸水・発散性に優れていて天然素材の中で最も涼しく感じる素材と言われています。そしてなにより、自分でお洗濯ができるのがポイントが高い!  夏はとにかく汗をかきますから、ざっと洗えてすぐに乾いてくれる麻は強い味方。その速乾性たるや、天気のいい日は洗って2,3時間で乾いてしまうほど。  ちょっとお恥ずかしいお話ですが、実家のタンスの肥やしとなっていた麻の襦袢に黄ばみが出てしまっていたのですが、洗えるものだし、と思い切って漂白剤につけて洗ったら、あら~これが綺麗になりました! サッパリして夏に活躍してくれています。  あとは、自分で小千谷縮の古着をダイロン染めしてしまったことも。本当に、麻って、丈夫ですごい素材です。(漂白や染めなどの荒技はあくまで自己責任でお願いします(^^;))  麻の着物には平織の「上布」とシボのある「縮」があります。上布は南の宮古上布、八重山上布、北の能登上布、越後上布など、全国にあります。縮は、シボ加工を施したもので小千谷縮や近江縮が有名ですね。  今回は、そのシボのある近江縮で妄想コーデしてみましたー。シボがあることでより空気をはらんで涼感が増します。この場合、襦袢はもちろん麻で。麻の襦袢は、上が柔らか物だと張りがありすぎて沿いが悪い場合がありますが、襦袢の中では一番涼しいという声をよく聞きますし、私もそう思います。  近江は今の滋賀県。琵琶湖のほとりの湿気が麻をつむぐのに最適で、麻の産地として発展してきました。その琵琶湖の水をイメージして、水玉の帯と帯揚を。半衿も、水色の麻素材にしてみました。  濃いめの緑はちょっと珍しくて、オシャレですね。  このように、夏にはいいことづくめの麻なんですが、欠点があるとすれば………。ちょっとシワになりやすいことと、張りがあるので身体が膨らんで見える(平たく言うと、太って見える)ということ‥‥‥(涙)  でもシワは「麻だなあ」という風情でもありますのでそれはいいとして、膨らむ方(爆)は、特に淡色のものなど着ると「うっわ!」と驚くほどの膨張が(汗)。そんなわけで、買うなら濃い目の色のものが欲しいなあと思っております。  痩せれば、そんな悩みもなくなるのでは、というのはもう言わないでおいてやっていただきたく‥‥(涙)。せめてもの、着やせ願望でございます。  真夏日に、麻の襦袢、麻の着物に朝の日傘なんかで、サラっと涼しい顔で過ごしてみたい。本当は暑くても(笑)、周りの人に涼しさを感じてもらえたら夏着物冥利ですね! 夏本番前に、夏着物妄想コーデでした。

もう真夏日!? スッキリ大人な結城縮の単衣妄想コーデの巻

星わにこ
2016/05/25 00:00
 春が来たと思ったらもう夏!? えーとまだ5月ですよね? とカレンダーを確認したくなる連日の真夏日予報。本来は5月はまだ袷、6月1日に衣替えで単衣に切り替わるというお約束があるのですが、そんなことは言ってられない暑さです。気温を見つつ、23、24度あたりを越えたら単衣にしているのですが、その基準ではすでに5月は単衣の季節。  地域にもよりますが、普段着る着物だったら、洋服と同じで気温にあわせて着たらいいやん! と切実に思います。真夏日に袷は我慢大会以外の何者でもない気が‥‥。なので、もう単衣をがんがん着ているわけです。さすがに絽や紗など透ける着物は夏感満載なので、透けにくくて涼しく過ごせる単衣が大活躍します。  洋服の生地で言えば、ワッフルとか楊柳、サッカーなどポコポコしていて肌への接地面が少なく、ペタっと張り付かないもののほうが涼しく感じますね。単衣も、シボのあるさらっとした生地だと、より涼しく感じられます。  今回は、そんなシボのある結城縮の単衣で涼感のあるスッキリ大人コーデを妄想してみましたよ~。 http://bit.ly/1U7L2k5  帯もスッキリとしたグレートーンのものをあわせ、帯揚、半衿を黒にして帯締の色にポイントを持ってきました。帯留で思いっきり遊べるコーデです。  半衿はビーズ。ビーズの半衿はドレッシーでお洒落なだけでなく、ひんやりしているので、暑い日の強い味方なんです。先日教えてもらったのですが、肌に直接当たっているのはビーズなので、着終わったらさっとふいておくだけでもさっぱりと使えます。お手入れもラクラクですよね。  結城紬は有名ですが、結城縮って? と思われる方も多いかもしれません。  結城紬は平織ですが、結城縮は横糸に強く撚りをかけた撚糸を使って織っています。それを湯につけると、撚りをかけるときに使われた糊がとれて撚りが戻るので、布にシボができます。昭和30年代には平織より縮織のほうが多く生産されていましたが、昭和40年代に平織の人気が出て急速に生産が減り、今では本場結城紬の生産量の3%に減少しているそうです。  本場結城紬と結城紬の縮織は、反物で積んである時にすぐ見分けがつくように、平織は反物の耳の部分に白い糸を織りますが、縮織はそれがありません。  譲られた物やリサイクルを仕立て直して着ている方は何人か知っていますが、なかなか新反は手に入りにくい貴重なもの。私も一度は着てみたい憧れの着物です~!  知れば知る程、欲しいものだらけの着物沼、妄想コーデの時間でした(^^;)。

妄想コーデ☆春の川辺「染の小道」をお散歩したい!の巻

星わにこ
2016/02/17 00:00
 春一番が吹いたと思ったら、ぐぐっと寒くなったり‥‥。三寒四温で、だんだん春に近づいているのかなと思いますが、本当に何を着たらいいのか迷ってしまいますよね。  梅も満開、あちこちでいろんな蕾も膨らみ始めて‥‥。今日は、毎年この時期に開催されている東京・中井の「染の小道」にお散歩にいくコーデを妄想してみました。  染めというとまず京都が思い浮かびますが、実は東京も一大産地。特に新宿は、大正の終わりごろから神田川、妙正寺川の豊富な水量を活かして染色とそれに関わる産業が発展してきました。川で反物を洗ったり‥‥という風景は、昭和30年代まで見られたそうです。  染の小道では、往時の風景の再現として、川に反物がかけられます。キラキラ光る水面の上にたなびく色とりどりの反物に心が躍りますよ~。  今日はそんなキラキラ川辺のお散歩をイメージしてコーデしてみました!  春一番が吹いたと思ったら、ぐぐっと寒くなったり‥‥。三寒四温で、だんだん春に近づいているのかなと思いますが、本当に何を着たらいいのか迷ってしまいますよね。  梅も満開、あちこちでいろんな蕾も膨らみ始めて‥‥。今日は、毎年この時期に開催されている東京・中井の「染の小道」にお散歩にいくコーデを妄想してみました。  染めというとまず京都が思い浮かびますが、実は東京も一大産地。特に新宿は、大正の終わりごろから神田川、妙正寺川の豊富な水量を活かして染色とそれに関わる産業が発展してきました。川で反物を洗ったり‥‥という風景は、昭和30年代まで見られたそうです。  染の小道では、往時の風景の再現として、川に反物がかけられます。キラキラ光る水面の上にたなびく色とりどりの反物に心が躍りますよ~。  今日はそんなキラキラ川辺のお散歩をイメージしてコーデしてみました! http://bit.ly/217Ftbp  今回は水辺にちなんで、ちなみ模様ばかりセレクト。川にかかる、反物をイメージしたストライプの小紋に、半衿は青海波の刺繍、帯揚は流水模様、帯締めは七宝組み波目。全体は江戸っぽい色のトーンで、でも帯締の色で春っぽさを。帯留も水にちなんだもので、小舟や花筏なんかどうでしょう。  帯は、中井の二葉苑さんの更紗のカニさん。カニは、はさみを振る仕草から「ツキを招く」といって、縁起のよい模様なのだそうです。川沿いの二葉苑さんでも、染の小道の期間中はいろんなイベントがあって、工房の見学もできます。  街には染色作家さんたちの作品が「のれん」の形で飾られます。たくさんの個性的なのれんの中からお気に入りを探すのも面白い! その他、アーティストや工房による展示や様々な催し物もありますし、ちょっと可愛い和の小物などもゲットできます。着物姿の学生さん達が「こみち隊」として街を案内してくれたり、ぜひぜひ着物でおでかけしたいイベントです。  川と街を埋め尽くす、染色作品は本当にフォトジェニック! 中井の春の風物詩、必見です。  私の密かな楽しみとしては、赤塚不二夫プロのところで毎年会えるウナギイヌさんやレレレのおじさんの着ぐるみと2ショットを撮らせてもらうことです!!!今年も会えるといいなー!!! 「染の小道」は来週末2月26日からの開催です。  今年は私は染色には参加できませんでしたが、パンフレットにイラストを使っていただいています。見てね(^^)。また26日にはお散歩にもいきます。もしわにこと一緒に中井散歩したいな~という方がいらしたら、お声かけ下さいね! ただぶらぶらするだけですが‥‥(えええ) http://shouwa.wix.com/1955  もうすぐ雛祭り。春のイベントが目白押しです。暖かな日差しを楽しみながら、寒さで縮こまった身体と心をほぐしつつ、着物で粋春のお散歩にでかけてみませんか?

気になるミヤコレで冬の夜景デート妄想コーデ☆の巻

星わにこ
2015/12/16 00:00
 寒くなるのと同時に空気が澄んできて、夜景が綺麗な季節になりましたね。毎月おなじみ、妄想コーデの時間がやってまいりました。皆様、いち利モールで「ミヤコレ」というシリーズが気になったことはありませんか?  はっと目を引く帯締めや帯揚、カレンブロッソとのコラボ草履、ベロアレースの半衿など「あら、ちょっとお洒落☆」なアイテムの数々。いち利モールのオリジナルブランド「ミヤコレ」のコレはコレクションだろうけど、ミヤって何ですか?と、以前スタッフさんに伺ったところ「ミヤノという若い女性スタッフがメインで企画しているからなんです」とのお答え。  センスがよくてお手頃なものがたくさんあってずっとずっと気になっていたのですが‥‥先月京都でいち利モールさんにお邪魔した際、なんとなんと! ミヤノさんにお会いすることができました。  キャ~! 美人! あっいち利の着付け教室のバナーとかで拝見したことあるある!!実物さらも可愛い!キレイ!と舞い上がって、一緒に写真を撮っていただいたり(す、すみません)。  今回はそのミヤコレを使って妄想コーデをするのと同時に、ミヤノさんのおススメコーデと、おすすめのミヤコレについて伺ってみました!  まずはミヤノさんの冬のおすすめコーデから。 ---------------------------------------------------------------------- おススメコーデ http://bit.ly/1Z7jDDL 通好みの琉球つむぎもさらりと着こなし♪ 手織りならではのあたたかみのある風合いと、丈夫でしなやかな質感はこの季節のお出かけにぴったり♪ 同系色の帯を合わせてナチュラルなスタイルに。 アクセントのある小物使いでみんなと差をつけて♪ ----------------------------------------------------------------------  うーむさすがのコーデですね! 同系色の着物と帯に挿し色&立体感のあるレース半衿が暖かみがあって素敵です。こんな風に、ミヤコレをアクセントで効かせると、ぐっと今っぽくなりますね。  私も、ミヤコレ中心で妄想コーデしてみました。  http://bit.ly/1NoQ9w3v  ジャーン、帯以外全部ミヤコレでございます。名付けてルミナリエコーデ☆ 神戸でお洒落なデートとかしてみたいです(まさに妄想w)。お相手はミッチーみたいな方希望(更に妄想w)。ルミナリエを見た後は夜景が綺麗なレストランで乾杯(妄想に次ぐ妄想w ポワワワン)。  はあはあ、久々に妄想炸裂してみました(笑)。これも美女が企画したミヤコレ効果でしょうか? あ、妄想の中ではもちろん私もミヤコレが似合う美女になってますので、ご安心を(何をどう安心するのか)。  ちょっと洋っぽい素材や色のアイテムが、うま~く街に溶け込んで、お洒落がランクアップできそうなミヤコレ。他にも素敵アイテムがたくさん。推しアイテムを伺ってみると‥‥。  まずは、ミラルディとのコラボ帯留。 http://ichiri-mall.jp/ap/s.html?md=s01&spc=ICR&kw=MIRAR  帯留にもショールクリップにもペンダントトップにもなる優れものアイテム。おおお、これは使えそうです。本物のスワロフスキーを使った、クラッシックカジュアルなアクセサリーを帯留&ペンダントヘッドのダブル使いができる金具をつけて、さらに大きな安全ピンをプラス。ショール留めとしても使えます。このピン部分を帯にはさんで帯飾りにも使えそう? いろんな使い方ができそうですね!  次に、あのカレンブロッソとのコラボ草履も登場。 http://ichiri-mall.jp/ap/s.html?md=s01&spc=ICR&kw=calenblosso_201506019&a=00&b=00&c=00&d=00&iq=54  みんな大好きカレンブロッソ♪ ミヤコレでは花緒にこだわるためあっちこちの生地屋をまわりました! 和洋にとらわれず履きたくなるような草履にするためです! とミヤノさん。  台の色もこだわり抜いて、完全オリジナルの草履が誕生! 足に優しく少々の雨も平気な、一度履くと手放せなくなるアイテム。気軽に履きたいカジュアルさんから、ちょとおすましバージョンまで、いろんなタイプが揃っていますよ。どれにしようか滅茶苦茶悩めるわ~~!!!!  ちょっと(いやかなり)気になるミヤコレシリーズ。今後も目が離せません。いつものコーデに少しアクセントが欲しい時、「今」の気分が欲しい時、ミヤコレをチェックしてみてはいかがでしょうか? <オマケ:お願いして撮ってもらった2ショット。私にやけてますw 取材ご協力ありがとうございました!>

妄想のホワイトクリスマスほっこり雪色コーデ☆の巻

星わにこ
2015/11/19 00:00
 クリスマスが今年もやってくる、というわけで、街もクリスマスの装いになりつつありますね。うちの子もクリスマスプレゼントに何をもらおうかいろいろ考えている模様です。  我が家では欲しいものが決定したら1週間前までにサンタさんへのお手紙を書いて親に渡すと、親がサンタさんにその手紙を届けるのでサンタさんが希望のプレゼントをくれるということになっているのですが、もう信じているのかいないのか微妙です。一昨年など「○○をください。くわしくはおとうさん、 おかあさんにきいてください」というかな~り丸投げな手紙でした(笑)。さてさて今年はどうなることやら。  私もサンタさんにプレゼントをもらいた~い! 着物に~帯に~帯締め帯揚げ、冬はやっぱりコートじゃない? なんて欲張りな大人なところにはやってきませんね。自分でサンタになるしかない(ギリリ(歯がみ))。  せめて妄想の中でも、とクリスマスコーデを考えてみました。 http://bit.ly/1j5XsgY  ほっこり紬の代表選手、結城紬。灰桃色に亀甲で織り出された優しい丸が、曇空から落ちてくる雪のようです。ノルディック柄の帯はニットのようなほっこり感。赤い帯揚に帯締めで暖かみをプラス。半衿はミヤコレのボリュームのあるレース。新しく出た、ベロアレースやニットレースをあわせるとより気持ちも暖かくなりそうです。  ふう~サンタさん、これでクリスマスな帯留をプラスすれば完璧、どーよ! といち利モールのトップページに戻ると、なんだかとっても可愛い長襦袢地が紹介されているではあーりませんか。  http://ichiri-mall.jp/ap/s.html?md=s01&spc=ICR&kw=juban_20151117&a=00&b=00&c=00&d=00&iq=54  雪だるまさん、石畳に猫さんの足跡、ペンギン、昔話の太郎ズ(浦島、金、桃‥‥)モチーフ、キャンディに、えっ?大福!?  うおおおおおおお!! 可愛い!! サンタさん、妄想コーデの下に長襦袢もプラスしちゃってください!! でも、どれにしていいか決められないほど迷う!!! 王道で雪だるまか、でも猫もペンギンも可愛いし‥‥遊び心では太郎ズが‥‥ うーーーん!! 困った!!(困ることはないけども‥‥)  現実には、あるもので間にあわせているので、これが自由に選べるとなると悩むものですね~。妄想も辛いわ~(えええ?)。これに足袋、草履、髪型などなど考え始めると夜も眠れません!?  なんて考えているうちに、本当に原稿書きつつすっかり深夜となってしまいました。だめじゃん私! でも考えてると楽しいんだも~~~ん!(も~んじゃないし‥‥)  今夜はほっこりコーデを着てクリスマスの街に出かける夢でも見るかな~! サンタさん、よろしくお願いしますヨ~~!!(まだ言ってます‥‥失礼しました!)