まずは、作業する部屋の掃除機&お掃除ワイパー(笑)。猫がいる我が家では必須作業です。(毎度ながら基本猫禁止作業(笑))
普段着の浴衣や麻、洗える絽の着物、帯などは押入れケースにいれて、「夏物」とラベルを貼って来年の夏物シーズンまで押入れでお休みです。夏しか使わない季節ものの小物(帯締、帯揚など)も、小さな箱におさめて一緒に置いておきます。
押入れケースを使う場合は、半透明のものは日常的に明るい場所には決して出しておかないこと。光で色が焼けてしまうことがあるので注意です。
正絹の絽などは、箪笥の取り出しやすい位置から、取り出しにくい上のお盆や引出しへ移動します。なぜ上かというと、箪笥の中でも下にいくほど湿気がたまりやすいので、普段使う物を入れておいて開け閉めしたほうがよいから。
滅多に出さない礼装類や季節外れのものは、上のほうに収納するようにすると、カビなどの被害を防げます。
仕舞う前にもう一度シミや汚れがないか畳み直してチェックして、発見したらお手入れに。夏着たものでまだお手入れに出していないものがあれば、汚れていないようでも汗を吸っている場合がありますので、正絹のものは一度着用しただけでも、お手入れに出すことをおすすめします。
いわゆる「丸洗い」は、ドライクリーニング。汗は水溶性の汚れなので丸洗いではすっきりしないそうです。丸洗いに出したからと油断していると、次の年以降に取り出したら汗染みが! なんていうこともあるそうなので、心配な場合は「汗抜き」も一緒にお願いします。
衣替えの季節は、クリーニングの料金もお安くなっているところも多いです。そういうサービスも上手く利用したいところ。
いち利モールさんのお手入れ料金も9月末までお得になってます! いち利モールの着物クリーニングは、丸洗いプラス着物のチェックがしっかりしていて、自分で気がつかなかったシミなどの状態や必要なお手入れがあれば、お手入れ前に提案してくれるのが有難いです。
お手入れ先は、キモトモに聞いて情報収集したり、自分でもいくつかトライして、サービスや料金など納得のいくところを見つけたいですね。「対面で話を聞きたい」「時間がないので宅配で」など、こだわりポイントも違うし相性もあるので、自分が気持ちよくお願いできるところが一番です。
仕舞う前に畳み直すときは、いつにも増して丁寧に。空気を抜きながら、折り目に気をつけて。来年の夏がやってくるまで基本そのままですから、へんなシワがついてしまうと、自分が泣けます(;;)<やらかしたことがあるらしい。
たとう紙も、衣替えのときが入れ替えのチャンスです。
単衣はまだ10月中で番がやってくるかもしれませんからそのままで。
さて、そして夏物に替わって登場してくるのが袷です。軽やかな夏物のあとに、しっとり、どっしりとした袷を手に取ると秋の訪れをしみじみ感じますね。
普段着の袷も、押入れから出して、余裕があったらたたみなおして箪笥に収納。このときが、また楽しい。
「これもあった」「こんなのあったんだ~」というタイムカプセルのような発見の連続! たくさん持っているから、というのではなく、そう、前のシーズンのことはもういろいろと忘れてるんですねえ~怖いですね~(笑)
さあ、着物の季節本番です。やっぱり絹をたくさん纏えるシーズンは盛り上がりますよね。夏物をきちんと仕舞って、袷の準備を整えましょう!袷の季節本番秒読み! 衣替えのタイミングと夏物のお手入れの巻
星わにこ
2014/09/24 00:00
毎年9月中は「いつまで暑いんだ」なんてぼやいている気がしますが、今年はズバっと秋がやってきたようです。そろそろ帯を含め、夏物をすっぱりと仕舞う時期になりました。
箪笥の入れ替えはお天気のよい、湿度の低い日に行います。今日は私の衣替え作業をご紹介しますね。
まずは、作業する部屋の掃除機&お掃除ワイパー(笑)。猫がいる我が家では必須作業です。(毎度ながら基本猫禁止作業(笑))
普段着の浴衣や麻、洗える絽の着物、帯などは押入れケースにいれて、「夏物」とラベルを貼って来年の夏物シーズンまで押入れでお休みです。夏しか使わない季節ものの小物(帯締、帯揚など)も、小さな箱におさめて一緒に置いておきます。
押入れケースを使う場合は、半透明のものは日常的に明るい場所には決して出しておかないこと。光で色が焼けてしまうことがあるので注意です。
正絹の絽などは、箪笥の取り出しやすい位置から、取り出しにくい上のお盆や引出しへ移動します。なぜ上かというと、箪笥の中でも下にいくほど湿気がたまりやすいので、普段使う物を入れておいて開け閉めしたほうがよいから。
滅多に出さない礼装類や季節外れのものは、上のほうに収納するようにすると、カビなどの被害を防げます。
仕舞う前にもう一度シミや汚れがないか畳み直してチェックして、発見したらお手入れに。夏着たものでまだお手入れに出していないものがあれば、汚れていないようでも汗を吸っている場合がありますので、正絹のものは一度着用しただけでも、お手入れに出すことをおすすめします。
いわゆる「丸洗い」は、ドライクリーニング。汗は水溶性の汚れなので丸洗いではすっきりしないそうです。丸洗いに出したからと油断していると、次の年以降に取り出したら汗染みが! なんていうこともあるそうなので、心配な場合は「汗抜き」も一緒にお願いします。
衣替えの季節は、クリーニングの料金もお安くなっているところも多いです。そういうサービスも上手く利用したいところ。
いち利モールさんのお手入れ料金も9月末までお得になってます! いち利モールの着物クリーニングは、丸洗いプラス着物のチェックがしっかりしていて、自分で気がつかなかったシミなどの状態や必要なお手入れがあれば、お手入れ前に提案してくれるのが有難いです。
お手入れ先は、キモトモに聞いて情報収集したり、自分でもいくつかトライして、サービスや料金など納得のいくところを見つけたいですね。「対面で話を聞きたい」「時間がないので宅配で」など、こだわりポイントも違うし相性もあるので、自分が気持ちよくお願いできるところが一番です。
仕舞う前に畳み直すときは、いつにも増して丁寧に。空気を抜きながら、折り目に気をつけて。来年の夏がやってくるまで基本そのままですから、へんなシワがついてしまうと、自分が泣けます(;;)<やらかしたことがあるらしい。
たとう紙も、衣替えのときが入れ替えのチャンスです。
単衣はまだ10月中で番がやってくるかもしれませんからそのままで。
さて、そして夏物に替わって登場してくるのが袷です。軽やかな夏物のあとに、しっとり、どっしりとした袷を手に取ると秋の訪れをしみじみ感じますね。
普段着の袷も、押入れから出して、余裕があったらたたみなおして箪笥に収納。このときが、また楽しい。
「これもあった」「こんなのあったんだ~」というタイムカプセルのような発見の連続! たくさん持っているから、というのではなく、そう、前のシーズンのことはもういろいろと忘れてるんですねえ~怖いですね~(笑)
さあ、着物の季節本番です。やっぱり絹をたくさん纏えるシーズンは盛り上がりますよね。夏物をきちんと仕舞って、袷の準備を整えましょう!
まずは、作業する部屋の掃除機&お掃除ワイパー(笑)。猫がいる我が家では必須作業です。(毎度ながら基本猫禁止作業(笑))
普段着の浴衣や麻、洗える絽の着物、帯などは押入れケースにいれて、「夏物」とラベルを貼って来年の夏物シーズンまで押入れでお休みです。夏しか使わない季節ものの小物(帯締、帯揚など)も、小さな箱におさめて一緒に置いておきます。
押入れケースを使う場合は、半透明のものは日常的に明るい場所には決して出しておかないこと。光で色が焼けてしまうことがあるので注意です。
正絹の絽などは、箪笥の取り出しやすい位置から、取り出しにくい上のお盆や引出しへ移動します。なぜ上かというと、箪笥の中でも下にいくほど湿気がたまりやすいので、普段使う物を入れておいて開け閉めしたほうがよいから。
滅多に出さない礼装類や季節外れのものは、上のほうに収納するようにすると、カビなどの被害を防げます。
仕舞う前にもう一度シミや汚れがないか畳み直してチェックして、発見したらお手入れに。夏着たものでまだお手入れに出していないものがあれば、汚れていないようでも汗を吸っている場合がありますので、正絹のものは一度着用しただけでも、お手入れに出すことをおすすめします。
いわゆる「丸洗い」は、ドライクリーニング。汗は水溶性の汚れなので丸洗いではすっきりしないそうです。丸洗いに出したからと油断していると、次の年以降に取り出したら汗染みが! なんていうこともあるそうなので、心配な場合は「汗抜き」も一緒にお願いします。
衣替えの季節は、クリーニングの料金もお安くなっているところも多いです。そういうサービスも上手く利用したいところ。
いち利モールさんのお手入れ料金も9月末までお得になってます! いち利モールの着物クリーニングは、丸洗いプラス着物のチェックがしっかりしていて、自分で気がつかなかったシミなどの状態や必要なお手入れがあれば、お手入れ前に提案してくれるのが有難いです。
お手入れ先は、キモトモに聞いて情報収集したり、自分でもいくつかトライして、サービスや料金など納得のいくところを見つけたいですね。「対面で話を聞きたい」「時間がないので宅配で」など、こだわりポイントも違うし相性もあるので、自分が気持ちよくお願いできるところが一番です。
仕舞う前に畳み直すときは、いつにも増して丁寧に。空気を抜きながら、折り目に気をつけて。来年の夏がやってくるまで基本そのままですから、へんなシワがついてしまうと、自分が泣けます(;;)<やらかしたことがあるらしい。
たとう紙も、衣替えのときが入れ替えのチャンスです。
単衣はまだ10月中で番がやってくるかもしれませんからそのままで。
さて、そして夏物に替わって登場してくるのが袷です。軽やかな夏物のあとに、しっとり、どっしりとした袷を手に取ると秋の訪れをしみじみ感じますね。
普段着の袷も、押入れから出して、余裕があったらたたみなおして箪笥に収納。このときが、また楽しい。
「これもあった」「こんなのあったんだ~」というタイムカプセルのような発見の連続! たくさん持っているから、というのではなく、そう、前のシーズンのことはもういろいろと忘れてるんですねえ~怖いですね~(笑)
さあ、着物の季節本番です。やっぱり絹をたくさん纏えるシーズンは盛り上がりますよね。夏物をきちんと仕舞って、袷の準備を整えましょう!着物を脱いだその後どうする? 始末がラクになるグッズの巻
星わにこ
2014/09/10 00:00
毎年今頃、いつまで夏なのかと思っているような気がするのですが、今年は一気に秋がやってきて、過ごしやすい日が続いていますね。中秋の名月も、40年ぶりの早さだそうで、9月8日がお月見でした。今年の秋はせっかちなのでしょうか?
涼しくなってくると俄然着物を着る気が湧いてきますが(笑)、今日は着物を脱いだときのお話をしたいと思います。
家に帰ってきて、特に暑かった日などは着物を脱ぐときの開放感、たまりませんよね(笑)。一刻も早く脱ぎたい気持ちはわかりますが、ちょっと待って。
まず手をよく洗ってから、着物を脱ぎましょう。
外から帰った手は、結構汚れているもの。ちょっとしたことですが、着物につく汚れが軽減できます。
それから、長襦袢と着物、帯をハンガーに吊るして、半日ほど室内の直射日光の当たらない場所に干します。汗をとばし、シワをのばすためです。
このとき、たたんだタオルやブラシなどでさっと着物全体のほこりをはらいます。衿、袖口、袖の後ろ、裾は特に念入りに。汚れのチェックもして、もし汚れていたら何故ついた汚れなのか、お手入れに出す時に申告するとよいです。
私は、ビロードの小座布団(ビロードを袋に縫って中に綿をつめただけ)でほこりとりをしています。我が家は猫の毛が大敵ですので、タオルよりもビロードのほうがとれるような気がして使っています。
このとき注意したいのは、決して強い力でこすらないこと。さっと払う程度でOKです。洋服ブラシなども硬すぎる場合があるので、着物用の柔らかい毛のものがおすすめ。
それから、帯と一緒に、伊達締め、腰紐、帯枕、帯揚、帯締めも吊るして干しておきます。着付の小物類もかなりの汗を吸っているので、しまう前に汗をとばしておきたいものです。吊るしておくことでシワもなんとなくとれるので、片付ける時も気持ちがいい!
帯締めは汗を吸うわけでもないし、すぐに片付けてもいいかもしれません。特に猫を飼っている人は、帯締めだけは吊るしておかないほうが吉! ぶらぶらとぶら下がる房は、猫のハートにジャストミート! いつのまにかハンガーから消え、房がボサボサになった帯締めの残骸を見つけたときは涙でございました‥‥。
話は逸れましたが、そんな帯と小物をまとめて干すのに重宝しているのが、縦型で何本もかけられるタイプののスラックスハンガーです。私はIKEAのものを使っていますががっしりとしているので、重い帯でもゆがんだりせず、横幅もピッタリ気持ちよくかけておけます。
またこのハンガーに、着る前に一式ひっかけておけば、探したり、着る時に動いて着崩れてしまうことも防げます。
あまりに使いやすいのでもしかして和装用!?と思うくらいです! こういう便利グッズを見つけると本当に嬉しいので、お店にいくと何を観ても「これ着物に使えないかな~」と考えている自分がいます(笑)
また着物や長襦袢は、礼装などは着物ハンガーを使いますが、普段に着るものだったら100円ショップのバスタオルハンガーにかけてしまいます。ちょっと袖は長さが足りなくて落ちますが、着物ハンガーを引っ張って延ばして‥‥というストレスがなく、さくっと干せるのでお気に入り。
いずれもあまり長い時間かけっぱなしにしておくと、着物が袋になってしまったりしますので、長くても1日できちんと畳んでしまいます。
畳むときも、綺麗な場所で。我が家は特に、猫毛注意なので畳む場所の事前コロコロが欠かせません。衣裳敷やたとう紙の上などで畳んでも。
脱いだ後の始末の一手間で、着物も喜んで次の登場を待ってくれるような気がします。お気に入りのお片づけ&収納グッズを揃えて、楽しくお手入れしましょう。
それから、帯と一緒に、伊達締め、腰紐、帯枕、帯揚、帯締めも吊るして干しておきます。着付の小物類もかなりの汗を吸っているので、しまう前に汗をとばしておきたいものです。吊るしておくことでシワもなんとなくとれるので、片付ける時も気持ちがいい!
帯締めは汗を吸うわけでもないし、すぐに片付けてもいいかもしれません。特に猫を飼っている人は、帯締めだけは吊るしておかないほうが吉! ぶらぶらとぶら下がる房は、猫のハートにジャストミート! いつのまにかハンガーから消え、房がボサボサになった帯締めの残骸を見つけたときは涙でございました‥‥。
話は逸れましたが、そんな帯と小物をまとめて干すのに重宝しているのが、縦型で何本もかけられるタイプののスラックスハンガーです。私はIKEAのものを使っていますががっしりとしているので、重い帯でもゆがんだりせず、横幅もピッタリ気持ちよくかけておけます。
またこのハンガーに、着る前に一式ひっかけておけば、探したり、着る時に動いて着崩れてしまうことも防げます。
あまりに使いやすいのでもしかして和装用!?と思うくらいです! こういう便利グッズを見つけると本当に嬉しいので、お店にいくと何を観ても「これ着物に使えないかな~」と考えている自分がいます(笑)
また着物や長襦袢は、礼装などは着物ハンガーを使いますが、普段に着るものだったら100円ショップのバスタオルハンガーにかけてしまいます。ちょっと袖は長さが足りなくて落ちますが、着物ハンガーを引っ張って延ばして‥‥というストレスがなく、さくっと干せるのでお気に入り。
いずれもあまり長い時間かけっぱなしにしておくと、着物が袋になってしまったりしますので、長くても1日できちんと畳んでしまいます。
畳むときも、綺麗な場所で。我が家は特に、猫毛注意なので畳む場所の事前コロコロが欠かせません。衣裳敷やたとう紙の上などで畳んでも。
脱いだ後の始末の一手間で、着物も喜んで次の登場を待ってくれるような気がします。お気に入りのお片づけ&収納グッズを揃えて、楽しくお手入れしましょう。9月の着物と襦袢と帯と小物は?の巻
星わにこ
2014/09/03 00:00
急に涼しくなり30度を超える日が減ってきました。今年は秋が早く来たような気がします。20度台になってくると、単衣にも手がのびやすいですね。
さて、9月の着物と襦袢と帯と小物は何をあわせたらいいの? と毎年1年前の事を忘れて悩む私です。
まず着物は、9月は単衣、と言われていますが今は前半、気温によっては半ばくらいまでは夏物(絽)を着る方も。
また本来は5月後半だけに袷から単衣に切り替わる期間楽しむという贅沢な「紗袷」も、「単衣」と考えて秋の紗袷を楽しむ方も増えています。
襦袢は夏物で。後半は単衣の襦袢でも。半襟は単衣の季節、絽縮緬が大活躍です。絽ほど夏っぽくもなく、適度にボリュームもありでも涼しげでもあり。涼しくなってくれば単の襦袢、塩瀬などのすっきりした袷用の半襟も。
帯は、前半は絽の帯。中旬からは単や袷用(塩瀬など)の帯をあわせます。
帯揚げは、半襟と同じく絽縮緬が活躍です。袷の帯には袷用の帯揚げ、帯締めを合わせますが、これも透けないけど薄い、軽いなど気温に対して即したものを使います。
よく、着物は先取り!といいますが、春先などとは逆に、秋に暑いのに先取りで袷の小物を持ってくるのは体感的にも見た目的にも結構厳しいですよね。色目などで秋を感じさせながら、残暑でも暑苦しくない装いが理想ですね。ご自分のお洒落ゴコロとじっくり相談してみてください。
普段着は、気温にあわせてあまり細かいことは気にしなくてよいと思います! 絶対正しいとか間違ってるなんていうことはないけれど、衣替えの季節の知識があると自分が選んだものに自信がもてるかと思いますので、ちょっと頭の隅に「着物の季節表」を入れておくと便利です。
いずれにせよ、9月は夏から袷の季節に移り変わっていく過渡期となりますので、中旬とか前半とか後半とか、区切りが結構曖昧です。温暖化の昨今、10月までこの曖昧時期が続くと思います。
これは個人的な目安なのですが、27度くらいが絽と単衣の境目、22度くらいが単衣と袷の境目で(いずれも後者の上限温度感覚)暦とにらめっこしつつ、着分けています。下に着るものでも結構調整はききますので、皆さんも、自分なりの目安を見つけてみてください。
1年十二ヶ月、移り変わる四季も二十四節気や七十二節気に分けるほど、日本人は季節に敏感でした。着物のお洒落は、そんな季節にとても関わりが深いもの。ほんの短い期間でも、その時期だけしかできないお洒落を楽しみたいですねっ。
暦
よく、着物は先取り!といいますが、春先などとは逆に、秋に暑いのに先取りで袷の小物を持ってくるのは体感的にも見た目的にも結構厳しいですよね。色目などで秋を感じさせながら、残暑でも暑苦しくない装いが理想ですね。ご自分のお洒落ゴコロとじっくり相談してみてください。
普段着は、気温にあわせてあまり細かいことは気にしなくてよいと思います! 絶対正しいとか間違ってるなんていうことはないけれど、衣替えの季節の知識があると自分が選んだものに自信がもてるかと思いますので、ちょっと頭の隅に「着物の季節表」を入れておくと便利です。
いずれにせよ、9月は夏から袷の季節に移り変わっていく過渡期となりますので、中旬とか前半とか後半とか、区切りが結構曖昧です。温暖化の昨今、10月までこの曖昧時期が続くと思います。
これは個人的な目安なのですが、27度くらいが絽と単衣の境目、22度くらいが単衣と袷の境目で(いずれも後者の上限温度感覚)暦とにらめっこしつつ、着分けています。下に着るものでも結構調整はききますので、皆さんも、自分なりの目安を見つけてみてください。
1年十二ヶ月、移り変わる四季も二十四節気や七十二節気に分けるほど、日本人は季節に敏感でした。着物のお洒落は、そんな季節にとても関わりが深いもの。ほんの短い期間でも、その時期だけしかできないお洒落を楽しみたいですねっ。
暦青空の色、海の色。ジャパンブルー・藍染め体験しました!の巻
星わにこ
2014/08/27 00:00
ずっと晴れていた東京も、しばらく雨模様が続いています。涼しくなって、体はほっとしていますが、豪雨のニュースが気になります。私も先週の帰省中はずっと雨。帰りは電車が土砂崩れで運休になり、予定が大幅にずれました。被害にあわれたり、避難など心配が続く皆様、心よりお見舞い申し上げます。
さてさて、今年の夏は念願の染め体験ができました。それは「生藍染め」です。収穫してから、30分以内に生の藍の葉をミキサーにかけた液に絹地を浸すと、それはそれは美しい、空の色に染まるのです。
それを知ったのは去年のことでしたが、機会を逃して挑戦することはできませんでした。藍の種をわけてもらったのですが、栽培に失敗し、染めるのに十分な量を収穫できず。キモトモが、藍の葉を冷凍してくれてそれを使ってみたのですが、染まるには染まったけれど、「白緑」とでも言うような、淡いグリーンでした。
それはそれで気に入ったのですが、やはり、空の色を切り取ったような、鮮やかな抜けるような、なんとも透き通った水色を染めてみたい!
今年は、二人のキモトモに種をわけてもらい、庭の一角で栽培。帯揚が1枚染まるくらいの量が収穫できました。また、キモトモが畑でたくさん収穫できたという藍を使って、皆で生藍染め体験も!
この夏から、友人と二人で共同の仕事場を借りて仕事をするようになったのですが、そこがもと小料理屋さんということで水場が充実しています。そこを使って、染めをやろう!と皆で集まりました。
とにかく、収穫してから時間が経つと色が濁ってしまうということで、スピード勝負。畑から土つきで運んで来た藍を、大人も子どももワイワイ言いながら葉っぱをちぎって洗ってミキサーにかけて‥‥。
出来上がった緑色の液に布を浸し、引き上げて空気に触れさせると、緑色がみるみるうちに水色に変化していきます。それを水でさっと洗って干せば染め上がり、
その水色が、生っぽいというか、レアというか、なんともいえない瑞々しく、鮮やかな空色なのです!!
用意した帯揚やシルクのスカーフに輪ゴムでしぼりの模様を入れたり、一部分だけ液につけてグラデーションにしたり。素敵な作品がいっぱいできました!
ず~っと欲しかった、空色の絽の帯揚が染められて大満足でした。
この生藍染めでは、絹や羊毛はよく染まるのですが、木綿は残念ながらあまり上手く染まりませんでした。呉汁(大豆の汁)につけたり、助剤を使ったりと研究の余地がありそうです。
あとは、「たたき染め」という、葉っぱを布で挟んで石などでたたき、葉の汁を布に移すというのもやりました。こちらは青ではなくて、綺麗な緑色の葉っぱそのままが布に染まって、これも綺麗でしたよ!
私は、葉っぱをワニの形に切って、たたき染めしてみました(^^)v 葉脈も、美しく写ります。
そして、今年はいわゆる「藍染め」を、小金井の麻生工房さんで体験させていただきました。タデ藍を発酵させて作った「藍瓶」に布を漬けて染めるものです。
こちらは生藍と違い、藍の葉を発酵させ、長い時間と手間をかけて建てられた染液なので、木綿もしっかりと染まります。
わたしは大きめの風呂敷を染めることに。ワンポイントでワニの形の「縫い絞り」とあとは染めない部分をビニールでくるんで絞って止める「帽子絞り」で水玉模様にチャレンジ。一緒にいったキモトモは「巻き絞り(軍隊絞り)」にチャレンジしていましたよ。
藍瓶の藍液の表面は、濃い紺に緑、紫や茶が混じった金属的な光沢があり、写真には映っていませんが、ふわふわと泡立った部分は「藍の花」と呼ばれているそう。
絞った布を藍液の中に漬け、ひきあげると最初は茶色っぽい色が、空気にふれると酸化して最初は濃い緑に変化し、それが段々と青くなっていきます。
水でさっと洗って脱水すると、馴染みのある「藍色」に。江戸時代から盛んになり、明治時代に来日した外国人が「ジャパンブルー」と呼んだ、この藍染めの色は、もしかしたら日本人が一番好きな色なのかもしれませんね。私も大好きです!!
絞りの部分をはずすと、白く残った部分が模様になります。ワニさん、なかなか可愛いでしょう?(自画自賛ですみません)
藍で染めた布は、アク抜きのため一晩水につけた後、70度くらいのお湯でさっと洗うと、お湯が少し黄色くなります。それが「アク」なんだそう。その後、晴れた日に万遍なく天日干しをすると、アクが抜けてより藍の色がクリアになるそうです。
ご指導くださった麻生先生、渡辺さんありがとうございました。
大好きな色の染めを体験できて、大満足の夏でした\(^O^)/
様々な染色の体験をすると、着物や帯を作られる職人さんたちのご苦労がよくわかり、持っている着物や布への愛着もアップする気がします。機会があったら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
その水色が、生っぽいというか、レアというか、なんともいえない瑞々しく、鮮やかな空色なのです!!
用意した帯揚やシルクのスカーフに輪ゴムでしぼりの模様を入れたり、一部分だけ液につけてグラデーションにしたり。素敵な作品がいっぱいできました!
ず~っと欲しかった、空色の絽の帯揚が染められて大満足でした。
この生藍染めでは、絹や羊毛はよく染まるのですが、木綿は残念ながらあまり上手く染まりませんでした。呉汁(大豆の汁)につけたり、助剤を使ったりと研究の余地がありそうです。
あとは、「たたき染め」という、葉っぱを布で挟んで石などでたたき、葉の汁を布に移すというのもやりました。こちらは青ではなくて、綺麗な緑色の葉っぱそのままが布に染まって、これも綺麗でしたよ!
私は、葉っぱをワニの形に切って、たたき染めしてみました(^^)v 葉脈も、美しく写ります。
そして、今年はいわゆる「藍染め」を、小金井の麻生工房さんで体験させていただきました。タデ藍を発酵させて作った「藍瓶」に布を漬けて染めるものです。
こちらは生藍と違い、藍の葉を発酵させ、長い時間と手間をかけて建てられた染液なので、木綿もしっかりと染まります。
わたしは大きめの風呂敷を染めることに。ワンポイントでワニの形の「縫い絞り」とあとは染めない部分をビニールでくるんで絞って止める「帽子絞り」で水玉模様にチャレンジ。一緒にいったキモトモは「巻き絞り(軍隊絞り)」にチャレンジしていましたよ。
藍瓶の藍液の表面は、濃い紺に緑、紫や茶が混じった金属的な光沢があり、写真には映っていませんが、ふわふわと泡立った部分は「藍の花」と呼ばれているそう。
絞った布を藍液の中に漬け、ひきあげると最初は茶色っぽい色が、空気にふれると酸化して最初は濃い緑に変化し、それが段々と青くなっていきます。
水でさっと洗って脱水すると、馴染みのある「藍色」に。江戸時代から盛んになり、明治時代に来日した外国人が「ジャパンブルー」と呼んだ、この藍染めの色は、もしかしたら日本人が一番好きな色なのかもしれませんね。私も大好きです!!
絞りの部分をはずすと、白く残った部分が模様になります。ワニさん、なかなか可愛いでしょう?(自画自賛ですみません)
藍で染めた布は、アク抜きのため一晩水につけた後、70度くらいのお湯でさっと洗うと、お湯が少し黄色くなります。それが「アク」なんだそう。その後、晴れた日に万遍なく天日干しをすると、アクが抜けてより藍の色がクリアになるそうです。
ご指導くださった麻生先生、渡辺さんありがとうございました。
大好きな色の染めを体験できて、大満足の夏でした\(^O^)/
様々な染色の体験をすると、着物や帯を作られる職人さんたちのご苦労がよくわかり、持っている着物や布への愛着もアップする気がします。機会があったら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。残暑を忘れて心は秋へ!お月見兎さん妄想コーデの巻
星わにこ
2014/08/20 00:00
残暑お見舞い申し上げます。お盆も過ぎて少々夏バテ気味なのか、夏草でボーボーの庭の草取りをしたら、腰をぎっくりしてしまったわにこです。随分よくなってきたのですが、まだ動作に不安が‥‥。そんなとき、浴衣を着ていると帯で腰がしゃっきりしていいかんじです。帯って、腰にいいんでしょうね。座り仕事が多いので、もう少し普段も着物を着る回数を増やしてみようかなと思っています。もう少し涼しくなったら……(弱)。
さて今月も、いち利モールの試着室で欲しい着物のコーディネートを考えてあーでもないこーでもないと想いを馳せまくる「妄想コーデ」のお時間がやってまいりました(長)。
8月に入って始まった、秋の先取りセールももうあと少し。だんだん「売切れました」の表示も多くなってきて、なんだか夏休みの宿題の積み残しが気になる子どものように、なんとな~く焦ってみたり!?
そこで、セールの着物と帯で、秋の単衣コーデを考えてみました。
http://bit.ly/1pRRorR
9月と言えば、月に兎! 波に兎の帯でコーデを考えてみました。すっかり秋の色ですね~。鏨錦(たがねにしき)の技法を用いて織り上げられた西陣袋帯だそうです。袋帯ですが、紬にあわせてドレスダウンしてみます。
大好きな塩沢紬、生地に「しぼ」があるのでポコポコしていて肌に張り付かず、しっかりした厚みもあるので、秋の単衣にピッタリです。濃紺で秋の夜空をイメージしてみました。
そこに大きめの満月のようなまあるい帯留はいかがでしょう。秋のお月見としゃれてみたいものです。お遊びで背中に、洒落紋のように押し絵のお月様アップリケも楽しいかも!
半襟は気になっている「ミヤコレ」を。レースの半襟って、フォーマル以外のシーンでちょっとアクセントが欲しい時、気軽にできていいですよね。
今年の中秋の名月は9月8日とちょっと早めなので、この帯は暑くて締められないかな‥‥。ヒグラシが泣き始め、虫の声も聞こえ始めていますが、まだまだじわ~っと暑い毎日……。早く秋がきて、おキモノ生活ベストシーズンに入らないかな~!などと天気予報を眺める毎日です。
でもまだなにかやり残したことがあるような、ちょっと寂しいような夏の終わりの妄想タイムでした。
http://bit.ly/1pRRorR
9月と言えば、月に兎! 波に兎の帯でコーデを考えてみました。すっかり秋の色ですね~。鏨錦(たがねにしき)の技法を用いて織り上げられた西陣袋帯だそうです。袋帯ですが、紬にあわせてドレスダウンしてみます。
大好きな塩沢紬、生地に「しぼ」があるのでポコポコしていて肌に張り付かず、しっかりした厚みもあるので、秋の単衣にピッタリです。濃紺で秋の夜空をイメージしてみました。
そこに大きめの満月のようなまあるい帯留はいかがでしょう。秋のお月見としゃれてみたいものです。お遊びで背中に、洒落紋のように押し絵のお月様アップリケも楽しいかも!
半襟は気になっている「ミヤコレ」を。レースの半襟って、フォーマル以外のシーンでちょっとアクセントが欲しい時、気軽にできていいですよね。
今年の中秋の名月は9月8日とちょっと早めなので、この帯は暑くて締められないかな‥‥。ヒグラシが泣き始め、虫の声も聞こえ始めていますが、まだまだじわ~っと暑い毎日……。早く秋がきて、おキモノ生活ベストシーズンに入らないかな~!などと天気予報を眺める毎日です。
でもまだなにかやり残したことがあるような、ちょっと寂しいような夏の終わりの妄想タイムでした。
オススメは帯下保冷剤!夏着物もW保冷剤で快適にの巻
星わにこ
2014/08/06 00:00
暑い!!この暑さの中、着物で出かけるのはかな~り勇気が必要ですよね。でも着たいものは着たい!!
移動の電車やバス、建物の中に入ってしまえば冷房が効いているのでむしろ冷えすぎることもなく着物は快適ですが、問題は「屋外」。
カンカン照りの中では、いくら日傘をさしても扇子であおいでも、サウナに入っているかのような猛暑には太刀打ちできません!
そんなときは保冷剤でなんとか駅までの道のりを乗り切っているわたしです。
昨年もご紹介しましたが、ケーキなどを買ったときについてくるあの小さな保冷剤を手ぬぐい等にくるみ、出し入れしやすい帯の下に入れています。背中が冷たいと、シャキーンとします!
関連記事:浴衣にも、着物にも!保冷剤で猛暑を乗り切れ!
帯の下にいれるだけでなく、手に持って、首筋や手のひらを冷やすのも、涼が感じられてよいもの。先日は、可愛いポーチに入れて胸元に忍ばせている着物美人がいました。出し入れもラクですし、早速真似しちゃいました!
今は市販で可愛い形や模様の保冷剤もあって、保冷剤専用のポッケタオルというタオルポーチもあり、選ぶのも楽しいです。私は、ダブルガーゼでポケット型のポーチをちくちく手作りしました(^^)
保冷剤から出る水滴も吸ってくれるし、やはりなにかに包んで使うのがオススメです。手ぬぐいでくるむと、包む回数で冷たさを調整できますよ。
でも、ミニ保冷剤は結構あっという間に冷たくなくなってしまうんですよね~(^^;)30分持てばよいほうでしょうか。
そんなときはバッグに、保冷ポーチに入れた予備の保冷剤を忍ばせておくと、倍の時間、保冷剤の恩恵にあずかれます。もうほんと、助かったぁぁ~~という気持ちになります(笑)。
保冷剤の中味は水を凍らせただけのもの、ジェル状のもの、いろいろあります。なかには、お子さんやペットが口にすると危険なものもあるそうですので、おうちに小さな家族がいる方は、一寸注意してくださいね。
そして、もうひとつ夏のおでかけに必須アイテムなのが保冷のできるマグタイプの水筒。あまり大きな容量のものは持ち歩くのに大変なので、250m~300mlくらいで十分。水や麦茶などに氷を多めにいれておき、外で一口補給するだけで、ずいぶん涼しくなります!
真夏の着物で外出するときは、まずは日傘と扇子、そして保冷剤と水分補給を忘れずに。楽しいおでかけにして下さいね\(^O^)/
保冷剤の中味は水を凍らせただけのもの、ジェル状のもの、いろいろあります。なかには、お子さんやペットが口にすると危険なものもあるそうですので、おうちに小さな家族がいる方は、一寸注意してくださいね。
そして、もうひとつ夏のおでかけに必須アイテムなのが保冷のできるマグタイプの水筒。あまり大きな容量のものは持ち歩くのに大変なので、250m~300mlくらいで十分。水や麦茶などに氷を多めにいれておき、外で一口補給するだけで、ずいぶん涼しくなります!
真夏の着物で外出するときは、まずは日傘と扇子、そして保冷剤と水分補給を忘れずに。楽しいおでかけにして下さいね\(^O^)/
浴衣はいつまで? 浴衣着用時期ときこなしの巻
星わにこ
2014/07/16 00:00
いや~じわじわと暑くなってまいりましたね~。梅雨明けもそろそろでしょうか。暑くなってくると、やはり浴衣に手が伸びます。襦袢を着ないと袖が軽くて、涼しさがずいぶんと違うんですよね。裸足で下駄がはけるのがなにより開放感があります。
ところで浴衣の着用時期っていつなんでしょうか? 「梅雨明けからお盆まで」とよく聞きますが、お祭りや花火大会などにはつきものの浴衣姿、実際は6月から9月中旬くらいまでは見かけますし、ふさわしい場所に着て行くのは夏の気配が感じられる時期ならオッケーでしょう。
お稽古ごとや普段着として、外出着として使わないのであればもちろん年中着られるものですが、ここでは外出着としての浴衣のお話をしますね。
浴衣は夏のお楽しみ。外出先で素敵な浴衣姿の人を見るとうきうきします。着慣れていないような若い人の着姿も初々しいですし、子どもの浴衣姿はもう可愛いのなんの。目尻がさがってしまう怪しいおばちゃんです。
反面、「おっとこれは斬新すぎる」と思う着こなしの方もいて、まあそれはそれで夏の風物詩(笑)。左前でなければいいのかな、と思うようにしています。まあ、最悪左前だってそれは「浴衣のようで浴衣ではない」と思えば目がつぶれるかもしれません。
精一杯のおしゃれをしている人をつかまえてダメだしして、おでかけを台無しにするようなことはしたくないですね。時々、モンモンとしてしまうワタシです(笑)。
浴衣は、着物よりもはるかにハードルが低いし、「浴衣を着た、楽しかった」というのは、着物へのよい入口になると思うので、あまりウルサく言わないで、とにかくどんどん着てほしいと思う次第です。
どちらかというと、浴衣の場合は気をつけたいのは着用時期よりも、着用機会かもしれません。私は、お祭りや花火大会、普段着、お稽古ごと、「浴衣デー」「浴衣割引」というような浴衣推奨の場所以外には基本的に浴衣姿では行かないようにしています。
ただ、最近は夏着物としても着られるような素材や色柄の浴衣も増えていますから、そういったものを衿つき、足袋着用で夏着物がわりに着て行くこともあります。逆に、浴衣としても着られますという絹紅梅のような着物もありますね。
まあ、こうなってくると浴衣とカジュアルな夏着物の境目ってどこなのよという疑問も湧いてくるわけなのですが、もうそれは、色柄などの雰囲気にもよってくるものなので、自分がそれで「イケる」と思ったらそれでいいと思います。
最初からはそういう感覚もわからない。とにかく、着てみなくちゃはじまりません!! 着て恥をかくうちに、だんだんわかってくるものではないでしょうか。
浴衣を着たいんだけど、と相談をうけたときはこんなアドバイスをするようにしています。
・下着が透けないように浴衣下スリップと、できたら汗取りのステテコを。
・帯に胸が乗らないように、和装ブラをするか胸がフラットになる工夫を
・左前にならない
・下駄は痛くならないものを
ステテコを履くと、足の汗も吸ってくれて快適ですし、下着の透けも防げます。寄せて上げるブラは浴衣にはあわないので気持ちを切り換えて。左前は死んだ人だけ。お化け屋敷の幽霊役以外ではやめておきましょう。
一昔前の下駄は鼻緒がとてもキツイものが多いのです。二枚歯のものや千両下駄もカッコいいですが、下駄に慣れていない人が裸足で履くと、足が痛くなったりしがち。誂えでなければ、底にゴムのはってあるサンダル型で鼻緒の柔らかいものを選ぶとラク。
ワンランクアップのコツは
・衿をちょっとほどいて、衿に衿芯を入れると綺麗な衿もとに
・歩く時、気持ち内股に、階段などでは裾を押さえるとはだけにくい
着慣れた皆様には当然のことかもしれませんが、この夏浴衣デビューしたいという人から相談をうけたら、楽しく着られるコツをぜひ伝授してあげてください!
付け帯でもなんでもいいんです。ちょっとした夏のおしゃれの選択肢に浴衣も入れて楽しんでほしい。子どもにも、どんどん着せてあげてほしいです。若い人だけじゃなくて、ノースリーブがちょっと厳しくなってきた世代にも強い味方になってくれますよね。オトナ浴衣で差をつけちゃいましょう。
浴衣で楽しい夏の想い出残そうぜ!
反面、「おっとこれは斬新すぎる」と思う着こなしの方もいて、まあそれはそれで夏の風物詩(笑)。左前でなければいいのかな、と思うようにしています。まあ、最悪左前だってそれは「浴衣のようで浴衣ではない」と思えば目がつぶれるかもしれません。
精一杯のおしゃれをしている人をつかまえてダメだしして、おでかけを台無しにするようなことはしたくないですね。時々、モンモンとしてしまうワタシです(笑)。
浴衣は、着物よりもはるかにハードルが低いし、「浴衣を着た、楽しかった」というのは、着物へのよい入口になると思うので、あまりウルサく言わないで、とにかくどんどん着てほしいと思う次第です。
どちらかというと、浴衣の場合は気をつけたいのは着用時期よりも、着用機会かもしれません。私は、お祭りや花火大会、普段着、お稽古ごと、「浴衣デー」「浴衣割引」というような浴衣推奨の場所以外には基本的に浴衣姿では行かないようにしています。
ただ、最近は夏着物としても着られるような素材や色柄の浴衣も増えていますから、そういったものを衿つき、足袋着用で夏着物がわりに着て行くこともあります。逆に、浴衣としても着られますという絹紅梅のような着物もありますね。
まあ、こうなってくると浴衣とカジュアルな夏着物の境目ってどこなのよという疑問も湧いてくるわけなのですが、もうそれは、色柄などの雰囲気にもよってくるものなので、自分がそれで「イケる」と思ったらそれでいいと思います。
最初からはそういう感覚もわからない。とにかく、着てみなくちゃはじまりません!! 着て恥をかくうちに、だんだんわかってくるものではないでしょうか。
浴衣を着たいんだけど、と相談をうけたときはこんなアドバイスをするようにしています。
・下着が透けないように浴衣下スリップと、できたら汗取りのステテコを。
・帯に胸が乗らないように、和装ブラをするか胸がフラットになる工夫を
・左前にならない
・下駄は痛くならないものを
ステテコを履くと、足の汗も吸ってくれて快適ですし、下着の透けも防げます。寄せて上げるブラは浴衣にはあわないので気持ちを切り換えて。左前は死んだ人だけ。お化け屋敷の幽霊役以外ではやめておきましょう。
一昔前の下駄は鼻緒がとてもキツイものが多いのです。二枚歯のものや千両下駄もカッコいいですが、下駄に慣れていない人が裸足で履くと、足が痛くなったりしがち。誂えでなければ、底にゴムのはってあるサンダル型で鼻緒の柔らかいものを選ぶとラク。
ワンランクアップのコツは
・衿をちょっとほどいて、衿に衿芯を入れると綺麗な衿もとに
・歩く時、気持ち内股に、階段などでは裾を押さえるとはだけにくい
着慣れた皆様には当然のことかもしれませんが、この夏浴衣デビューしたいという人から相談をうけたら、楽しく着られるコツをぜひ伝授してあげてください!
付け帯でもなんでもいいんです。ちょっとした夏のおしゃれの選択肢に浴衣も入れて楽しんでほしい。子どもにも、どんどん着せてあげてほしいです。若い人だけじゃなくて、ノースリーブがちょっと厳しくなってきた世代にも強い味方になってくれますよね。オトナ浴衣で差をつけちゃいましょう。
浴衣で楽しい夏の想い出残そうぜ!
どんどん撮って楽しもう!スマホで着物写真整理の巻
星わにこ
2014/07/09 00:00
梅雨本番ですね。そして台風まで! 洗濯物の山とにらめっこがつづくわにこです。
さて皆さんは、着物を着た時写真を撮っていますか? 私は必ず1枚は記録用に撮っておくことにしています。できたら人に撮ってもらったほうがバランスよく撮れるので、友達と一緒のときは友達にお願いしたり、家で家族に頼んだり。頼めないときはスマホの自撮りで撮っています。
お洒落して嬉しい!というのもありますが、写真はコーデの防備録として撮っても役に立つのです。また、着姿のいい反省材料になります。自分では上手く着ていたつもりでも、写真を見てびっくり!!ということがあります(;;)
鏡と違って、写真だと客観的に自分の着物姿を見る事ができます。着付けの上達にも繋がりますよ!
私はパソコンに5年前から「女優」(笑)というフォルダを作って、その日一番気に入った写真を保存しています。まあ、タイトルは洒落ですが、そういう気持ちが大事ということで(笑)、ええ。美人のどんより顔よ、それなりでも笑顔!でございます(笑)
自分では「やりすぎ!?」って思うくらい、歯を見せてニ~ッコリするとハッピーな写真が撮れますよ! あとは猫背にならないよう肩甲骨を寄せて胸をはってください。私は女優~~♪気分が大切です。
さて、写真をとったら整理するときに一番大事なのは「年度と日付」がわかること。この年になってまいりますと、「この間」が10年前だったりすることはざらで、ここ5年くらいの記憶は、何年前の出来事か非常に曖昧ですぐに思い出せません(涙)
また、同じ季節のコーデを比較することもできるので、写真と記録をとっておくことはとても参考になります。
以前はパソコンだけで整理していましたが、最近はスマホを使うことが多いので、クラウドでパソコンとリンクしておき、着物の写真のフォルダを保存しています。こうするとスマホとパソコンでいつでも着物写真データが閲覧可能に。
備忘録になるし、ただ電車に乗った空き時間に写真を眺めているだけでも、楽しかったことを思い出したり、いろいろコーディネートのシュミレーションができて楽しいですよ。
そこまでしなくても、スマホや携帯じゃなくても、着物メモとお気に入りの写真はちょっと持ち歩くといいです。自分の着物の寸法表メモと一緒に持ち歩けば、出先で欲しいものができたときも、合うかどうか、お店の人や友達に聞いたり確認することもできていいですよ。
備忘録といえば、先日細雪のコーデをキモトモに相談していて思ったのですが、私含め、自分の着物は忘れがち(笑)でも、人の着物はよく覚えているんです(笑)あれって、不思議ですね!
スマホとキモトモで、着物備忘録はバッチリです(笑)
そしてもう一つ大切なのは、写真はデジタルの特徴を活かして、とにかくた~くさんシャッターを押しておくこと。気に入った写真だけ残して、あとは消去すればOKです。ちょっとした表情や角度、後ろの通行人(笑)などなど、1回のシャッターでお気に入りの写真が撮れることは少ないですから、ここ一番のときは、とにかく押せるだけシャッターを押しましょう!
そしてお気に入りの写真が撮れたら、SNSやブログ等ネットで着姿公開はいかがでしょうか。客観的にも見られるし、コメントをもらうと嬉しかったり勉強になったり。励みになります。
あのときはイケてると思ったのに、今見たら酷かった(爆)とかもあって、数年経ってからの振り返りもまた面白いんですよ。
写真を撮ると、着姿がキレイになる。これ、本当だと思います。キモノ美人度アップ↑のためにも、どんどん写真を撮りましょう!
さて、写真をとったら整理するときに一番大事なのは「年度と日付」がわかること。この年になってまいりますと、「この間」が10年前だったりすることはざらで、ここ5年くらいの記憶は、何年前の出来事か非常に曖昧ですぐに思い出せません(涙)
また、同じ季節のコーデを比較することもできるので、写真と記録をとっておくことはとても参考になります。
以前はパソコンだけで整理していましたが、最近はスマホを使うことが多いので、クラウドでパソコンとリンクしておき、着物の写真のフォルダを保存しています。こうするとスマホとパソコンでいつでも着物写真データが閲覧可能に。
備忘録になるし、ただ電車に乗った空き時間に写真を眺めているだけでも、楽しかったことを思い出したり、いろいろコーディネートのシュミレーションができて楽しいですよ。
そこまでしなくても、スマホや携帯じゃなくても、着物メモとお気に入りの写真はちょっと持ち歩くといいです。自分の着物の寸法表メモと一緒に持ち歩けば、出先で欲しいものができたときも、合うかどうか、お店の人や友達に聞いたり確認することもできていいですよ。
備忘録といえば、先日細雪のコーデをキモトモに相談していて思ったのですが、私含め、自分の着物は忘れがち(笑)でも、人の着物はよく覚えているんです(笑)あれって、不思議ですね!
スマホとキモトモで、着物備忘録はバッチリです(笑)
そしてもう一つ大切なのは、写真はデジタルの特徴を活かして、とにかくた~くさんシャッターを押しておくこと。気に入った写真だけ残して、あとは消去すればOKです。ちょっとした表情や角度、後ろの通行人(笑)などなど、1回のシャッターでお気に入りの写真が撮れることは少ないですから、ここ一番のときは、とにかく押せるだけシャッターを押しましょう!
そしてお気に入りの写真が撮れたら、SNSやブログ等ネットで着姿公開はいかがでしょうか。客観的にも見られるし、コメントをもらうと嬉しかったり勉強になったり。励みになります。
あのときはイケてると思ったのに、今見たら酷かった(爆)とかもあって、数年経ってからの振り返りもまた面白いんですよ。
写真を撮ると、着姿がキレイになる。これ、本当だと思います。キモノ美人度アップ↑のためにも、どんどん写真を撮りましょう!
わにこの女優体験記★「細雪」エキストラに出演しちゃいましたの巻
星わにこ
2014/07/02 00:00
このところの雷雨やヒョウで、関東各地被害が相次いでいますね。被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
本当に急な豪雨には参りますね。着物の日はドキドキ5割増。
着物だけでなく、パソコンもドキドキです。そう、先週雷で壊れたパソコン。修理代の見積もりも出て、火災保険も降りそうです、が‥‥修理を待っていたら仕事が終わらないので新しいパソコン、はい、買いました(><)。
月曜日に届いたiMacのセッティングが終わり、先週の雷ショックからやっと立ち直りかけの現在です(お財布は強烈に痛いですが(;;))
どうも故障の原因は、雷によるコンセントからの過電流が原因ではなく、LANからの過電流が原因のようです。雷が鳴ったら、パソコンに繋がっている線は全部抜いて下さいね! あとバックアップは普段から忘れずに。わにこが今回得た教訓でした。
さて、そんな雷のショックも冷めやらぬ6月27日。先日オーディションをうけた明治座「細雪」の通行人エキストラの出番がやってまいりました。しかも、この日は千秋楽! 今思い出しても緊張してきます(笑)
最初は自分でヘアもセットして着付けもしていこうと思っていたのですが、予習も兼ねて(?)観劇に行ったとき、エキストラの皆様があまりにビューティホーなヘアスタイルと着付けだったので「これは‥‥イカン!」と青くなり、明治座の近くの井上美容室さんに飛び込みました。
すると「ああ、細雪のエキストラの方ね、何人かいらしてるわよ」とのこと。何だ?皆考える事は一緒だ(笑)とホっとするわにこ。無事ヘアセットと着付けの予約を入れて、前日着物を持ち込み。あとは当日遅刻しないことだけ!
雷のせいでズレにズレた仕事をなんとか朝までに片付けて、当日軽い紬の単衣に半幅帯という姿で、人形町に向かったのでした。
舞台の開演は11時。エキストラの出演は13時前ぐらい。10時半に楽屋に入って準備するか、12時までに着付けを済ませるかして集合とのこと。
9時半に美容室に入り、ヘアセット。同じく早朝ヘアセットに入っている粋な方がお隣にいらして、お話を伺うとなんと日本橋葭町(よしちょう)の芸者さん! 「ここらへん(日本橋)はね、昔から割烹着でも頭をきちんと結ってる人が多かったわね。『週に2回は美容院で頭を結わせてくれること』っていうのがお嫁入りの条件だったっていうおばあちゃんもいたわよ」とのこと。昨年、日本橋生まれの大久保信子先生に取材をさせいていただいたときも「日本橋はとにかく髪をきちんとセットしている人が多かったわね」とおっしゃっていました。おしゃれはキチンと結った髪から。なんとなく、日本橋テイストの理解が深まったかも!?
髪をカーラーで巻いて昔懐かし昭和なオカマ型ドライヤーをかぶり(はじめて被ったかも!!!)、美容師さんに「昭和のはじめだから、耳も少し隠したセットにするね」と、カモジを入れてもらい、前髪が束髪の髷のようになった「花子とアン」の時代のような髪型に!!
通行人のため、華美な髪飾りや指輪などはNGとのことで、地味目の鼈甲のくしを挿してもらいました。後ろの毛流れも綺麗で、大満足です。
そして、着物を着せ付けてもらって完成! やはりプロにやっていただくとキレイです! 自分ではなかなかこんな風に綺麗にぐっと衣紋を抜く事ができません。美容室を覗いてくれたキモトモに写真を撮ってもらったり、美容室の方やちょうど通りかかったキモトモにあらいいわよ、なんて言っていただいたりして、すっかり気分が頭と同じようにモリモリに盛り上がって参りました!
少し怪しい天気とにらめっこしながら明治座に着くと、楽屋では一緒に出演するエキストラの役のお二人が身支度を終えられていました。当日はヘアメイクさんのチェックが入るのかと思っていましたが、本当にそのまま出番を迎えるようです。
「どこまで化粧したらいいんでしょうね?」なんて言いながら、準備をして出番を待ちます。この時間が一番緊張いたしました!
そしてスタッフの方に呼ばれ、回り舞台に乗り、ぐる??っと回って、客席の方に!! ライトが着くと、そこは明治座の舞台の上でした!!!
人形展の観客、というエキストラの私達はプロの俳優さんと女優さんお二人にサンドイッチしていただいて、舞台の右へ左へ、人形を見たりしながらうまく誘導していただいて動きます。途中、一度退場してまた戻り、太川陽介さんが川崎麻世さんを殴るのを見て、驚いて、退場。という流れでした。
エスコートしてくださるプロのお二人が、出番の前からいろいろ話しかけてくださって、緊張をほぐしてうまく誘導してくださったので、なんだか世間話をしているうちに終わってしまったような印象(笑)。舞台の上は、明るくて、キラキラしていて、客席も前の方はよく見えるんだな?なんて思いながら、きっと、ずっとニヤニヤしていたんじゃないでしょうか。
当日は、22人ものお友達が見に来てくれて、それも本当に心強くて、知らないところに放り出されたのではなく、皆がいるところに出て行くような気持ちだったので緊張もしなかったのかもしれません。
とにかく、本当にわくわくしていたら、出番が終わっていたというかんじです(笑)楽しかった!! 出演者の方も、スタッフの方もとても優しく声かけをしてくださって、気持ちよく過ごすことができました。
三女、四女役の水野真紀さん、大和悠河さんは近くで拝見できたのですが、本当にお綺麗で、キラッキラしてました。もうなんか、人種が違う感じです(笑)。
出番後は、舞台裏から、出演者の皆さんの楽屋のれんがかかった胡蝶蘭が並ぶ楽屋を通り、エキストラ楽屋に戻りました。そして、なんと今回出演協力ということで、パンフレットに名前を載せていただいているのですが、主な出演者の皆さん全員のサインが入ったパンフレットを記念にいただきました。自分の名前が「細雪」のパンフレットに載るなんて、感動!!
衣装のまま、一旦外に出て、二部の後の休憩の時間に見に来てくださったキモトモの皆と記念撮影(写真は、外歩き用の草履に履き替えています)。
皆の笑顔がとっても嬉しくて!! そのあと、また楽屋に戻らせていただいて、元の単衣に着替え。
出演者ノート、という旅の宿ノートのようなものが置いてありましたので、皆さんのコメントを読みつつ、お礼を書いて退出しました
そして外に出たら、滝のような雨が!!(@@)落ち着いて!!パソコンの電源は落としてコンセントから抜いて来たし!!(もはやトラウマです/涙)
無事観劇を終えた皆さんと合流し、しばらく明治座のラウンジで雨宿りをしたのち、打ち上げに繰り出したのでした。
大好きな舞台に、大好きな人たちの前で、大好きな着物で参加して。本当になんだかもう、こんなに幸せでいいかしら? というような夢叶いまくりの1日で。思い出しただけでもごはん3杯いけそうです(食べ過ぎ)。
衣装用の着物を決めるのにも、キモトモの皆に相談しまくって、妄想に妄想を重ね(笑)準備する段階から本当に楽しい、楽しい時間を過ごしました。この日のことは一生忘れないでしょう。こんな企画をたててくださった明治座さん、そして、このオーディションのことを教えて下さったいち利モールのコラム担当のKさん! がんばれよ?と言って下さった皆さん。オーディションを受けさせてくれた家族。本当に本当に、皆さまありがとうございました!!
いや?着物って、本当に楽しいですね!(水野晴男)
髪をカーラーで巻いて昔懐かし昭和なオカマ型ドライヤーをかぶり(はじめて被ったかも!!!)、美容師さんに「昭和のはじめだから、耳も少し隠したセットにするね」と、カモジを入れてもらい、前髪が束髪の髷のようになった「花子とアン」の時代のような髪型に!!
通行人のため、華美な髪飾りや指輪などはNGとのことで、地味目の鼈甲のくしを挿してもらいました。後ろの毛流れも綺麗で、大満足です。
そして、着物を着せ付けてもらって完成! やはりプロにやっていただくとキレイです! 自分ではなかなかこんな風に綺麗にぐっと衣紋を抜く事ができません。美容室を覗いてくれたキモトモに写真を撮ってもらったり、美容室の方やちょうど通りかかったキモトモにあらいいわよ、なんて言っていただいたりして、すっかり気分が頭と同じようにモリモリに盛り上がって参りました!
少し怪しい天気とにらめっこしながら明治座に着くと、楽屋では一緒に出演するエキストラの役のお二人が身支度を終えられていました。当日はヘアメイクさんのチェックが入るのかと思っていましたが、本当にそのまま出番を迎えるようです。
「どこまで化粧したらいいんでしょうね?」なんて言いながら、準備をして出番を待ちます。この時間が一番緊張いたしました!
そしてスタッフの方に呼ばれ、回り舞台に乗り、ぐる??っと回って、客席の方に!! ライトが着くと、そこは明治座の舞台の上でした!!!
人形展の観客、というエキストラの私達はプロの俳優さんと女優さんお二人にサンドイッチしていただいて、舞台の右へ左へ、人形を見たりしながらうまく誘導していただいて動きます。途中、一度退場してまた戻り、太川陽介さんが川崎麻世さんを殴るのを見て、驚いて、退場。という流れでした。
エスコートしてくださるプロのお二人が、出番の前からいろいろ話しかけてくださって、緊張をほぐしてうまく誘導してくださったので、なんだか世間話をしているうちに終わってしまったような印象(笑)。舞台の上は、明るくて、キラキラしていて、客席も前の方はよく見えるんだな?なんて思いながら、きっと、ずっとニヤニヤしていたんじゃないでしょうか。
当日は、22人ものお友達が見に来てくれて、それも本当に心強くて、知らないところに放り出されたのではなく、皆がいるところに出て行くような気持ちだったので緊張もしなかったのかもしれません。
とにかく、本当にわくわくしていたら、出番が終わっていたというかんじです(笑)楽しかった!! 出演者の方も、スタッフの方もとても優しく声かけをしてくださって、気持ちよく過ごすことができました。
三女、四女役の水野真紀さん、大和悠河さんは近くで拝見できたのですが、本当にお綺麗で、キラッキラしてました。もうなんか、人種が違う感じです(笑)。
出番後は、舞台裏から、出演者の皆さんの楽屋のれんがかかった胡蝶蘭が並ぶ楽屋を通り、エキストラ楽屋に戻りました。そして、なんと今回出演協力ということで、パンフレットに名前を載せていただいているのですが、主な出演者の皆さん全員のサインが入ったパンフレットを記念にいただきました。自分の名前が「細雪」のパンフレットに載るなんて、感動!!
衣装のまま、一旦外に出て、二部の後の休憩の時間に見に来てくださったキモトモの皆と記念撮影(写真は、外歩き用の草履に履き替えています)。
皆の笑顔がとっても嬉しくて!! そのあと、また楽屋に戻らせていただいて、元の単衣に着替え。
出演者ノート、という旅の宿ノートのようなものが置いてありましたので、皆さんのコメントを読みつつ、お礼を書いて退出しました
そして外に出たら、滝のような雨が!!(@@)落ち着いて!!パソコンの電源は落としてコンセントから抜いて来たし!!(もはやトラウマです/涙)
無事観劇を終えた皆さんと合流し、しばらく明治座のラウンジで雨宿りをしたのち、打ち上げに繰り出したのでした。
大好きな舞台に、大好きな人たちの前で、大好きな着物で参加して。本当になんだかもう、こんなに幸せでいいかしら? というような夢叶いまくりの1日で。思い出しただけでもごはん3杯いけそうです(食べ過ぎ)。
衣装用の着物を決めるのにも、キモトモの皆に相談しまくって、妄想に妄想を重ね(笑)準備する段階から本当に楽しい、楽しい時間を過ごしました。この日のことは一生忘れないでしょう。こんな企画をたててくださった明治座さん、そして、このオーディションのことを教えて下さったいち利モールのコラム担当のKさん! がんばれよ?と言って下さった皆さん。オーディションを受けさせてくれた家族。本当に本当に、皆さまありがとうございました!!
いや?着物って、本当に楽しいですね!(水野晴男)
着姿をすっきり見せる半巾帯の選び方・結び方
星わにこ
2014/06/25 00:00
梅雨まっさかり。夏至も過ぎましたが、もはや暑いのか寒いのかなんなのか、わからなくなってまいりました。そんな折、昨日東京ではびっくりの集中豪雨に襲われました。
なんとヒョウが積もった地域も。
午前中は晴れ。でも天気予報に従って仕事先にも一応傘を持って出かけたのですが、そんな傘など全く役にたたないような雷雨で、足下もびしょびしょ、道路は川のよう。Facebookにも「ずぶ濡れです」という着物姿の方のお写真があがっていたりして、いやもうえらいことだな?なんて自宅に帰ってきまして。
ほいっと、つけっぱなしにしてでかけた愛機を見ると。 「うえっ!」 なんか、見慣れないモザイクの画面がっ!!! そうなんです。。。。パソコンに雷が入って、お亡くなりになっていたのです(がーーーーーーーーん!!!) 折しもこのコラムの原稿を書きかけで出かけて、戻ったら仕上げる!と思っていたタイミングでした。
あまりの衝撃に絶句。。。私のショック、わかっていただけますでしょうか。何度立ち上げ直しても、だめでございました。大パニックです。
どれくらいショックだったかというと、頭が真っ白になり、そのモザイクの画面をみながら、買ってきたカステラを1本食いしてしまったくらいでした(何だそれ)。
背に腹は代えられないので、新しいものを買うことにし、火災保険で少し保障が出るかも、ですが、痛い(><)痛すぎます(><)データは、前回パソコンクラッシュ騒ぎを起こしたときに頻繁にバックアップをとる大切さを痛感し、タイムマシンを導入していたので、ほぼ無事だったのがせめてもの救いでしたが‥‥。
皆様! 雷は恐ろしいです!! 雷がくるとわかっている日は、大切なものの電源を抜いて出かけましょう(><)
まさか自分の身の上にこんなことが??。という衝撃の週初めでございました。
しょっぱなからまったく着物と関係ないお話ですみません(><) ですが突然の雷雨は、着物にも大敵。おでかけのときはできるだけの対策をしていったほうがいいなと改めて。
また、雨にはホコリや様々な不純物も含まれていますので、雨でできたシミはとてもやっかいなのだとか。万一雨に降られてしまったときは、ちゃんとお手入れに出された方がよいとのこと。
こんな天気のときは、自宅で手入れができる木綿や綿麻などが強い味方になりますね。
さてあまりのショックに前置きが長くなってしまいましたが、本題でございます。
普段はおでかけ着物はお太鼓派の私ですが、夏になってくると、反幅帯でのおでかけが増えます。
浴衣だけではなく、夏着物にも半幅をあわせたり。
夏になると、半幅帯気分が盛り上がる訳は、ずばり 半幅帯は 涼しい!!
からでございます(笑)。
お太鼓だとどうしても、背中を覆う面積が大きいし、帯枕や帯揚げがあるのも実は結構熱がこもるものなんですね。帯枕をへちまにしたり、いろいろ対策はしますが、そりゃあ無ければ一番涼しいですよね(^^;)
実は半幅帯はずっと苦手でした。
なぜなら結び方がなんだかワンパターンになってしまったり、気づかない間に後ろの結び目が下がってしまって伊達締めが見えていたり(汗)と、うまく決まらなかったため。
でも、いち利モールの動画で三反崎女将の半幅帯結び講座を見て、目からウロコが。
本で手順をみただけではわからないキリっとポイントがあるのですね!
これでズルズルすることなく、キリっと結べました。
半幅帯はお太鼓と違ってタレがなく、お尻と背中がバーンと見えてしまうので、体型が気になってきたお年ごろの方(自分とかですが)は、普通の文庫よりは文庫結びの片結びなど、少し縦のラインがはいるもののほうが後ろ姿がすっきり見えます。
他にも、矢の字や貝の口など大人っぽい結び方や、リボン結びや都結び、小太鼓結びや銀座結び風など半幅帯のアレンジはたくさん!
そして今はyou tubeなどの動画で学べてしまうのですね。
帯締めだけして、帯留などをポイントで使うと、ちょっとよそ行きの顔にもなります。
前の部分に、てぬぐいなどを挟んでなんちゃって帯揚げにしてもいいです(汗も吸ってくれて一石二鳥の技です(笑))。
飾り結びをする場合は、少し長めのもの、幅も広めの半幅帯を選ぶと豪華に仕上がります。お太鼓にも負けないボリュームやの結び方もありますのでぜひお試しください!
浴衣で使った兵児帯などとも組み合わせても、豪華になります。
半幅帯ってちょっと苦手だわ、と思う方も、この夏トライしてみませんか。この涼しさ、楽さ、病み付きになりますよ!
========★==いち利モールより=======★
※銀座いち利の三反崎女将の半幅結びの結び方動画はこちら
http://ichiri-mall.jp/tokushu/04.php
いち利モールの半巾帯ただ今セール価格♪
http://ichiri-mall.jp/ap/icBE/so4/iq36/page1.html
あまりの衝撃に絶句。。。私のショック、わかっていただけますでしょうか。何度立ち上げ直しても、だめでございました。大パニックです。
どれくらいショックだったかというと、頭が真っ白になり、そのモザイクの画面をみながら、買ってきたカステラを1本食いしてしまったくらいでした(何だそれ)。
背に腹は代えられないので、新しいものを買うことにし、火災保険で少し保障が出るかも、ですが、痛い(><)痛すぎます(><)データは、前回パソコンクラッシュ騒ぎを起こしたときに頻繁にバックアップをとる大切さを痛感し、タイムマシンを導入していたので、ほぼ無事だったのがせめてもの救いでしたが‥‥。
皆様! 雷は恐ろしいです!! 雷がくるとわかっている日は、大切なものの電源を抜いて出かけましょう(><)
まさか自分の身の上にこんなことが??。という衝撃の週初めでございました。
しょっぱなからまったく着物と関係ないお話ですみません(><) ですが突然の雷雨は、着物にも大敵。おでかけのときはできるだけの対策をしていったほうがいいなと改めて。
また、雨にはホコリや様々な不純物も含まれていますので、雨でできたシミはとてもやっかいなのだとか。万一雨に降られてしまったときは、ちゃんとお手入れに出された方がよいとのこと。
こんな天気のときは、自宅で手入れができる木綿や綿麻などが強い味方になりますね。
さてあまりのショックに前置きが長くなってしまいましたが、本題でございます。
普段はおでかけ着物はお太鼓派の私ですが、夏になってくると、反幅帯でのおでかけが増えます。
浴衣だけではなく、夏着物にも半幅をあわせたり。
夏になると、半幅帯気分が盛り上がる訳は、ずばり 半幅帯は 涼しい!!
からでございます(笑)。
お太鼓だとどうしても、背中を覆う面積が大きいし、帯枕や帯揚げがあるのも実は結構熱がこもるものなんですね。帯枕をへちまにしたり、いろいろ対策はしますが、そりゃあ無ければ一番涼しいですよね(^^;)
実は半幅帯はずっと苦手でした。
なぜなら結び方がなんだかワンパターンになってしまったり、気づかない間に後ろの結び目が下がってしまって伊達締めが見えていたり(汗)と、うまく決まらなかったため。
でも、いち利モールの動画で三反崎女将の半幅帯結び講座を見て、目からウロコが。
本で手順をみただけではわからないキリっとポイントがあるのですね!
これでズルズルすることなく、キリっと結べました。
半幅帯はお太鼓と違ってタレがなく、お尻と背中がバーンと見えてしまうので、体型が気になってきたお年ごろの方(自分とかですが)は、普通の文庫よりは文庫結びの片結びなど、少し縦のラインがはいるもののほうが後ろ姿がすっきり見えます。
他にも、矢の字や貝の口など大人っぽい結び方や、リボン結びや都結び、小太鼓結びや銀座結び風など半幅帯のアレンジはたくさん!
そして今はyou tubeなどの動画で学べてしまうのですね。
帯締めだけして、帯留などをポイントで使うと、ちょっとよそ行きの顔にもなります。
前の部分に、てぬぐいなどを挟んでなんちゃって帯揚げにしてもいいです(汗も吸ってくれて一石二鳥の技です(笑))。
飾り結びをする場合は、少し長めのもの、幅も広めの半幅帯を選ぶと豪華に仕上がります。お太鼓にも負けないボリュームやの結び方もありますのでぜひお試しください!
浴衣で使った兵児帯などとも組み合わせても、豪華になります。
半幅帯ってちょっと苦手だわ、と思う方も、この夏トライしてみませんか。この涼しさ、楽さ、病み付きになりますよ!
========★==いち利モールより=======★
※銀座いち利の三反崎女将の半幅結びの結び方動画はこちら
http://ichiri-mall.jp/tokushu/04.php
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