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気仙沼・たかはしきもの工房の工場見学してきました☆の巻

星わにこ
2015/11/04 00:00
 先月のオハナシです。私、かねてから一度行ってみたかった宮城県気仙沼市に初上陸いたしました。行ってみたかった訳はというと、そこにはあの「たかはしきもの工房」があるからです!   気仙沼出身のキモトモ(着物友達)が教えてくれた「満点スリップ」がきっかけで、三年前にいち利モールのイベントへ女将の話を聞きに行き、以来すっかりたかはしファンのわにこ。愛用の和装小物たちがどんなところで生み出されているのか、一度見てみたい!とずっと思っていました。  今回は取材ということで、特別に満点スリップをはじめとする、たかはしのアイデア和装小物を縫製している工場にお邪魔させていただきました。  まずは本店に伺うと、お店のスタッフさんが笑顔でお出迎えしてくださいました。お店の外観はこんなかんじ。じゃーん!  写真撮らせてくださーい!とお願いすると素敵な女将のちょー笑顔!! なんでしょうかこの可愛らしさ! 私もつられてちょースマイルでございます。   そしていよいよ店内へ! わにこの妄想では、たかはしの和装小物がズラリと並んだ店内を想像していたのですが、前面にはあまり並べられておらず、ちょっと素敵な洋服やバッグやスリッパも置いてあったりして、その奥に着物があるような、とってもきさくな店構えでした。  しかしてその奥の事務所では‥‥パソコンを操るスタッフさん、全国へ出荷作業をしているスタッフさん、工場から製品を運んで来るスタッフさん‥‥皆さん忙しく立ち働いています。  お店から車で約10分、工場へ案内していただくと、新しい建物の中で女性たちがきびきびと働いていました。震災後、街はすっかり変わり、土地も嵩上げされ、道路も新しくなり‥‥そんな中で設備を整えたこの小さな工場(「工房」のほうがピッタリくるかも!)から、あの私たちのおキモノ生活を便利にしてくれるたかはし製品が生まれているのですね~。  工場のスタッフさんは皆さん気仙沼の地元の女性達。それぞれ得意の行程をいくつか受け持って作業をしています。ちょうど、楊柳生地の裁断をされているところも見学できたのですが、何十枚も重ねた布を型紙通りにカッティングしていく姿は、かっこ良くって惚れ惚れ。ミシン、アイロン、エトセトラ、手際よく、私も使わせていただいているあれやこれやが出来上がっていく様子をみていたらじーんと感動してしまいました。  出来上がった製品は、きちんと検品されて、畳まれ、赤い風呂敷に包まれて、お店へと納品されていきます。そこからまた、注文した人や、お店に届けられて‥‥。  たかはしの製品に感じるあたたかさは、こうやって互いに目が届く範囲で、スタッフさんたちが一緒につくりあげている、その「ものづくり」の気持ちがこもっているからなんでしょうか。  そんなことを思いながら、お昼ごはん(無論、秋刀魚焼き定食です!)を食べていると、窓から気仙沼港にキレイな虹がかかっているのが見えました!   とてもあの震災の津波があったとは思えない静かな鏡のような水面の内湾。でも、周りにあった家、建物はなくなり、土地が造成されている最中で、巨大な防潮堤も建設され始めており。たかはしのお店にも「ここまで津波がきたんだよ~」という、跡が残っていました。  そんな一言では語れないような大変な状況の中で、女将とたかはしのスタッフの皆が一丸となって「きものをたのしく、やさしく、おもしろく」と、様々な困難を乗り越えて、笑顔で作ってきた、満点スリップをはじめとするアイデア小物の数々。便利でラクなのはもちろん、作られている現場を見てより一層、好きになりました。  着物もそうですが、作っている人の顔が見えるというのは、安心できるし、大切に思えます。どこでどうやって作られたかとか、作り手さんの気持ちとか、職人さんのコダワリとか‥‥。ものづくりの現場を見て納得することは、ものへの愛情もまた、深めてくれるのだなあと感じた気仙沼の旅でした! <写真撮影:渡部瑞穂(昭和な家)>  いち利モールのたかはしきもの工房ページはこちら https://ichiri-mall.jp/shop/r/rtakahasi/?display_count=72

単?無双?半無双?長襦袢のお袖と季節の巻

星わにこ
2015/10/28 00:00
木枯らし1号も吹いて、冬の足音が聞こえてきましたね。本格的に袷の季節。朝はとても寒くても、日中暑くなったり。日差しが強くても、風が強くて寒かったり。着物も、羽織やコートもそうですが、合わせる襦袢や下着で上手く温度調節しつつ楽しみたいですね。  襦袢は、袷に単を合わせて体温調節したりするのもアリ。秋10月、春5月あたりは暑かったら襦袢は単、という組み合わせもします。11月に入ったら、胴の部分は単で袖が無双(袷)になっていて、裾の部分が引き返しになっている袖無双銅単衣の襦袢、真冬は袷‥‥と言われますが、温暖化が進み、暖房もしっかりしている今はすべて袷仕立ての襦袢は暖かすぎるため、着用される場面が減ってきています。  暑がりの方の中には1年中単の襦袢を愛用しているわという方も。でも、袖の部分は結構見えるので、普段着に着物を着ている人には、体温調節しやすく取り替えやすいうそつき襦袢にうそつき袖の愛用者も多いです。  わたしも最近はうそつき襦袢にうそつき袖をつけたりしているのですが、素材だけでなく、単、半無双、無双と仕立て方があり、いつからいつまでがどの仕立てなの? と分からなくなることも。  半無双は、お仕立てをするとあまり見かけないかもしれませんが、嘘つき袖にはよくあります。半無双とは、袖口と振りという、外側から見える部分だけを袷(二重)にした仕立て方。これだと、暑さも軽減できますし、布の分量も少なくてすみます。  長襦袢お仕立てのときは袷の季節の襦袢には胴単衣、袷に関わらず無双の袖が基本ですが、無双の袖は袖全体が二重になっているため布をたっぷり使うので長襦袢の用尺が足りなくなるなんてことも。そんなときに半無双にすることもあるそうです。  季節や、気温、またフォーマルかカジュアルかで使う場面が変わってきますが、半無双は気楽なので、つい袷の季節はずっと半無双の嘘つき袖を使ったりしています。  さらにカジュアルな普段着で、袖の長さが短かったり長かったりで長襦袢の袖の長さが合わない場合は、最終兵器筒袖を使うことも。ちょっとレースが着いてたりすると、見えても可愛いのですよね。  襦袢も、着物以上にコダワリはじめるとキリのない世界。お気に入りの襦袢を着ている日は、例え外から見えなくても気分がウキウキします。長襦袢、二部式襦袢、嘘つき襦袢‥‥‥。  見えないけれど、着物の土台として重要な襦袢。意外と効いてる振りの色。  お洒落ゴコロと季節と衣類としての実用面。それがせめぎあって、着ている人の美意識やスタンスが一番出るのが実は襦袢部分だったりするのかもしれません。  着物のベストシーズン、襦袢のお洒落も楽しみたいですね。

5kg痩せて見える写真の撮られ方!?きものサローネin日本橋の巻

星わにこ
2015/10/14 00:00
 秋も深まって、楽しい楽しい袷の季節がやってきましたね。これからの季節が一番着物を楽しめると言っても過言ではない(鼻息)。  そんな秋の恒例イベントとなってきたTOKYO KIMONO WEEKの一環、きものサローネin日本橋に、今年も参加してきました~。  きものマルシェのコーナーでは、新商品や、ネットで見ていて実際にチェックしたかったあの商品この商品を実際に手に取ってみられて楽しかった! いち利モールさんのブースもあってミヤコレ新商品チェックしてきましたよ。お店やメーカーの人に商品説明を聞くのって本当に興味深いです。こだわりやスゴ技に、感心しきりです。  今回は、日本髪が簡単にできちゃう!という商品が売られていて、キモトモが体験していましたが、あっというまに「びん」がちゃんと張ったヘアスタイルに。私も早く伸ばしてチャレンジしたい!   伝統工芸から新素材までいろんな角度からのアプローチが面白かったです。  地下通路にディスプレイという新たな試みの100体スタイリズムもありました。本当に、こだわりのコーディネートがいっぱい!! ワニの帯や牛柄振袖もありました。わにこは色無地の振袖と重ね衿のいろあそびコーディネートを出展。会場ではなくて、一般の方も通る場所だったので、たくさんの方に見ていだだけて嬉しかったです。  有料ブースでは、様々なトークショーやライブが。米沢織のファッションショーや吉澤明子先生の帯結び講座と横森美奈子さんのトークショーを見たのですが、とても面白かったです! 自分がいつもしているのと違う帯結びを見るのって勉強になる。いろ~んな方法をインプットすることって、上達への近道だと思います。横森さんは、ファッションの一部としてきものを自由自在に楽しんでいらして、かなり等身大のお話でウンウン頷いてしまいました。  また、今回はたかはしきもの工房さんのブースで、昭和な家を一緒に運営しているカメラマンの渡部瑞穂と一緒に「5kg痩せて見える写真の撮られ方」というワークショップをさせていただきました~! ちょっとポーズをかえるだけで、着物写真がぐーんとほっそり。すっかり太ってしまったわにこが、1ミリでも痩せて見えたい(涙)と編み出したポーズです!  こんなかんじです~!(当社比)  要は斜めを向くというだけですが(言ってしまった)あ、いえ向き方にもちょっとコツはあるのです(笑)実際ポーズをとって写真を撮影された参加者の皆様は「意外とキツイ!!」とおっしゃっていました。  なかなかにインナーマッスルを使うんですよ~。  コラムを読んで下さっている皆様にも痩せ見えポイントを大公開しちゃいますね! じゃーん!!  慣れると、カメラを向けられると一瞬でこのポーズができるようになりますよ~(笑)。気持ち的には、螺旋状に体をねじりながら上に登って行くようなかんじです! 赤い矢印を意識してみてください。  着物によっては柔らかかったり固かったりで、足をまげてもシルエットが却って太く見えることがあるので下半身はひねらず、ななめをむくだけでもいいかもしれません。  これも慣れです(笑)。とってもらった写真を見つつ微調整して、自分のベストポーズを探して下さい!!!  もうひとつ、集合写真はレンズのゆがみで端にいくほど太って見えます。痩せ見え的には、遠慮しないでちゃっかりセンターゲットをおすすめします(笑)  着付と一緒で、写真写りも実は場数かも。恥ずかしがらない気持ちが大事です。体重が気になる方もそうでない方も、すっきりラインの写真にトライしてみてくださいね\(^O^)/

憧れの!十二単体験しちゃいました★の巻

星わにこ
2015/10/07 00:00
 すっかり朝晩ひんやりして、秋本番になりましたね。袷にも手を通したくなる気温になってきました。  実は去年から、ご縁あって装束の勉強会に参加しているのですが、先日、本式の十二単の着装体験をさせていただきました。  美しい色の装束を重ねて重ねて着せてもらう、なんとも至福の体験でした。十二単は、何枚も枚数を重ねて着ますが、実は1本の紐だけで着せつけられているのです。1枚着せて、もう1枚着せたら、下の衣を留めている紐をほどいて常に留めている紐は1本だけ。衣紋紐、という絹の紐を使って着付けていくのですが、抜く時にシュルル‥‥‥と、それはそれは美しい音がします。  五つ衣(いつつぎぬ)といって五枚の衣を重ねて着ていくのですが、この五枚の色の配色を「襲色目(かさねいろめ)」と言います。現代ではこの部分は比翼仕立てになっています。  襲色目にはいろんなパターンがあり、春夏秋冬でさまざまな配色があります。美しい名前がついたその色の並びは見ているだけでもうっとり。  今回は「紅の匂(くれないのにおい)」という、紅の同系色の匂(グラデーション)の五つ衣を着せていただきました。薄いピンクから、徐々に濃い色へと重ねていく‥‥。  その上に表着、唐衣、裳、とさらにさらに豪華な衣がプラスされ、布の分量だけでふわりと盛り上がる丸みのあるシルエット。ド級のプリンセスドレスです!! 夢見心地の体験でした!  そして脱ぐときは一瞬! ほぼ1本の紐で留まっているわけなので、それを外せば、すっぽり脱皮するように袴姿に戻ります。  脱いだ後の抜け殻は、裳ぬけ(もぬけ)。「空蝉(うつせみ)」のようですね。これもまたなんとも美しい‥‥。  平安の女房達が美しさを競ったこの襲色目、本当に美しくて、なんとか着物のコーディネートにも取り入れられないかと考え、伊達衿で色を重ねる試みをずっと続けてきました。  本日7日から日本橋で開催されている「2015きものサローネ」。今年で4回目を迎えるきもの好き必見の秋のイベントです。  今年もわたくし、図々しくもきもの店、メーカー、スタイリスト、デザイナー、着付師などがこれぞというコーディネートを展示する「100体スタイリズム」に参加することに。(開催は8日~10日)  昨年に引き続き「オトナの振袖」をテーマに襲色目を取り入れてみました。伊達衿で、色あそび。その色目が際立つように、振袖は敢えて1色の色無地振袖を選びました。1色ですが、銀通しの白生地を染めてあるので、キラキラと輝いてとてもキレイ。それに「青紅葉」という襲色目で伊達衿をさしてみました。現代にも取り入れられる、平安の雅。実物を見ていただけたら嬉しいです。  COREDO室町につづく地下道江戸桜通りに、100体のきものコーディネートのトルソー展示が並びます。いろんなタイプのコーディネートが一気に見られるチャンスですよ~! 自分好みのコーデを探してくださいね。人気投票に投票した方には先着でプレゼントもあるそう。  販売やワークショップのきものマルシェは、気になる新商品目白押し。私も、お気に入りのメーカーさんやお店の新作情報に目がキラキラです。もちろん、いち利さんも参加されていますよ!! 平日ですが20時まで開催されていますのでお仕事帰りにぜひどうぞ。  わにこは8、9日と、いち利モールでも大人気の和装小物「たかはし着物工房」さんのブースで、「5kg痩せて見える写真の撮られ方」というワークショプをやっています! まあ、あまり細い人は5kg痩せたらなくなっちゃうんですけど(笑)わにこが1ミリでも痩せて見えたい!(痩せるんじゃなくて、痩せて見えたい‥‥)という強い気持ちのもと、血と汗と涙で習得した、スッキリと、細見えで写真に写るテクニックを教えちゃいま~す!(オーバー?)  このほかにも有料でさまざまなファッションショーや講座、ライブなどが企画されていて、盛り沢山です。  昨年は実は私事でコーディネート展示だけで会場に足を運ぶ事ができなかったのですが、今年は無事全日参加できそうで、ほっとしています。存分に楽しんじゃおうと張り切り中でーす。会場で見かけたらよかったら声をかけてくださいね。  着物もいきもの。どんどん時代とともに変わっていくのではないでしょうか。伝統で残すべきものもありますが、時代に即して変容していかなくては生き残れない。そんな曲がり角にいる、新しいきものたちに、ぜひ会いにきてください! ●2015きものサローネin日本橋 http://kimono-salone.com/ ●十二単など装束の着装体験ができる「待賢殿」 http://www.kariginu.jp/taikenden/

着物のお手入れ&リメイクについて銀座いち利で女将とトーク!の巻

星わにこ
2015/09/30 00:00
 少し秋晴れが続いて、気持ちのよいお着物日和の東京です。先週の土曜日、銀座いち利さんで、なーんと女将と対談トークショーに出させていただいたわにこです。どんなお話をすればいいのか!? ということで、衣替えのこのシーズン、着物のお手入れとリメイクをテーマにすることに。  あとは女将にどーんとお任せして臨んだ当日! 女将と黒着物コンビでお話させていただきました。  女将のコーデは、とても気に入って着ていた着物を何度も仕立て替えして来たものがとうとう寿命を迎え、同じ模様に反物を染めていただいて作ったという「二代目縞着物」。お仕立てにもこだわりがあり、毎回いろいろ試してみるそうなのですが、今回は右側が「追いかけ」(模様を同じ方向に並べて追いかけるように仕立てる)、左肩の部分が絵羽のように見えるように左側は模様の濃い部分を「拝み」で仕立ててありました。  紬は裏表返しても使えますし、模様をどのように配置して仕立てるかですごく印象が変わります。衿にどの部分をもってくるか、右左上下‥‥お任せでもいいのですが、もし希望があればいろいろ相談してみるのも楽しいですね。  また帯は二葉苑さんの更紗染、夏の帯地を長く締められるように厚い芯を入れて仕立てられているのだとか。さすが達人ならではの自由自在のこだわりコーデ、素敵です。  わにこのコーデは、いち利モールで購入した浜松紬に、つづれの招き猫帯。ワニのブローチを帯留代わりに、ワニのヘアクリップ、ワニ模様の鼻緒の草履と、ワニワニ尽くし。  さて、リメイクのお話ということで、わたしは、母の黒羽織を裄の部分を別の布地ではいで、自分の黒長羽織に仕立てなおしたものをお持ちして、お話させていただきました。肩滑りの部分は、襦袢地を使っています。  女将のリメイクは、絵羽織を長めの黒の道行きに仕立て直したもの。華やかな絵羽織の模様が活きていてとても素敵です。丈を伸ばす場合、羽織は衿の部分の長さが足りないことが多いので、その場合は道行きに仕立て直すしかないのだそう。  私の母の羽織の場合は、もともと着物だったものを長さを断たずに、裏の引き返しを大きくとって仕立て直しされていたものだったので、そのまま長羽織にリメイクできました。  また、白大島に色をかけてぱっと見大島に見えない、小紋のような雰囲気になった着物、銘仙や黒羽織を帯にリメイクしたもの……。  お客様にも、羽織を帯にされたものをお召しになっていらっしゃった方もあり、こういうものは染め直しできますか? リメイクできますか? などの質問にも女将がズバリ回答! 私もとても勉強になりました。  そんなこんなで90分、そんなに長い時間お話できるのか? と思いましたが、女将との楽しいトークであっという間に予定時間オーバー(笑)でございました。さて私のお話はお役に立てたのか? そんな疑問はありつつも、お客様ともお話できたり、またお着物を着ていらした方のコーデのお話を伺ったりして、楽しい時間を過ごさせていただきました。  あと、女将がすごーくチャーミングで! お話を聞いていても全然飽きないのです~。ファンが多いのも納得!納得!です。  銀座いち利では10月14日からきものお手入れクリニックが始まるそうです。お手入れだけじゃなく、お仕立て直しや帯リメイクなど色々プロに直接相談するチャンス。箪笥の中のあんなものこんなもの、おばあさま、お母様から譲られたけど着られない、若い頃のものが派手になった、サイズがあわなくなった……。着られないけどなんとかしたい、そんなものがある方は足を運んでごらんになってはいかがでしょうか。  着物は、丸洗いのお手入れだけでなく、解いて繋げば、またもとの反物の姿に戻ります。そこから、また洗い張りして汚れを落としたり、色をかけたり、別のものに仕立て替えたり……。また生まれ変わって、楽しめたらいいな! 私自身も色々と気付きをいただいた1日でした。  お越し下さった皆様、本当にありがとうございました! またお目にかかれたら嬉しいです。

シワも伸びます★腰紐を五角形にするたたみ方の巻

星わにこ
2015/09/16 00:00
 のん気に「雨でもキモノ!」と書いた先週ですが、どんどん洒落にならないほどの大雨となってしまい、大変な被害が。被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。噴火や地震もあってなんとなく落ち着かない今日このごろです。  本当は虫干しや洗えるキモノの夏物の洗濯をして着物を仕舞いたいのですが、急に涼しくなりすぎて気候もスッキリとしないし、なかなかそんな気持ちになれなかったり。  そんなときは、ちょっと気分を変えて小物の整理をしてみませんか。9月も半ばとなれば夏物の帯揚帯締め、半衿などの出番もなくなってきます。入れ替えのタイミングですね。  それから、普段使っている着付け小物もちょっとお手入れ。モスリンの腰紐は、時々アイロンをかけてシワを伸ばしてあげるとシャッキリしますよ。五角形にたたんでおくと、シワもつかないし次使う時に気持ちよく使えます。  着物を脱いだときは、腰紐も汗を吸っていますので着物や帯と同じように少しつるして陰干ししてからたたみましょう。  どうやってたたむの?とよく聞かれます。今日はちょっとおさらいしてみましょう。  まず、腰紐を半分に折ります。二重にしてたたむことで、たたむ回数も半分になります(笑)。  わと反対側からたたみはじめます。すると巻き終わりが、ちょうど紐を半分にした「わ」になるので、そこを持って解けば、着る時にも便利なんですよ。  きつめのシワがついてしまったときは、半分にしてたたむやり方だと巻きが少しゆるくなるので、丁寧にシワをのばしながら一重でたたんでいくと、キレイに伸びてくれます。お好みのほうでどうぞ。  まず、紐の端をV字にたたみ、角をあわせてさらにたたみ、五角形の基礎を作ります。この時、下にできる台形の短辺を腰紐の幅にするのがポイント。常に、外側にできる辺は腰紐の幅を意識します。  あとは着物と打ち合わせが逆になっている三角形の襟元(と勝手に呼んでいます(笑))に紐をあわせてどんどんたたんでいくだけ。  最後に「わ」の部分を挟み込めば完成! とりやすいようにちょっと「わ」をのぞかせておくと、便利です。  腰紐を五角形にたたむ作業は無心になれるので大好きなわにこです。最初は「えー!!面倒くさい!」と思ったのですが、やってみると綺麗になるのが嬉しいし、使うときも気持ちいい。  余裕があるときは丁寧にたたみますから仕上がりも綺麗。腰紐のたたみ方ひとつにも、自分の状態が反映されるような気がします。心がささくれだっているときは、心がけて丁寧にたたむと、心のシワもとれますよ~(笑)。おためしくださいませ。

台風に負けない!キモトモとおでかけの工夫エトセトラの巻

星わにこ
2015/09/09 00:00
 9月に入って、雨、雨‥‥‥の毎日。ここのところ、は梅雨よりもよっぽどじめじめ、お洗濯物が憂鬱な毎日です。着物も、晴れ間があっても急な雨が怖いので洗えるものばかりをチョイスしてしまいます。  そんな中、「歌舞伎×オーケストラ」という夢の競演がサントリーホールであるよとお誘いを受けて出かけてきました。もちろん、朝から土砂降りです(涙)。しかし、そんな雨だといっそ清々しい。徹底して雨支度ができて、それはそれでよかったです。お気に入りの雨セット(雨コート、雨草履、房つきの傘)で、ゴー!!  着物マダム4人で優雅な気分のアフタヌーン・コンサート。ばたばたとした夏を終えて、なんだかご褒美を頂いたようなゆったりした時間を過ごしました。(しかもしかも、4人以上だと割引もあるんですって、お得ですわよ奥様)。  四角い檜舞台が舞台真ん中に組まれ、それを取り囲むようにオーケストラが配置され。新進気鋭の指揮者山田和樹さんの華やかで柔らかな振りにあわせて、尾上右近が袴で舞う。曲はストラヴィンスキーの「春の祭典」。先の見えない展開に、ドキドキしながら堪能させていただきました。後半の生け贄の女性を表現した白い被衣(かづき)がふわりと舞って横たえられて‥‥。  オーケストラのドラマチックな音の響きと、日本舞踊の動きが不思議とマッチ! 長い手足のしなやかな舞がまた、カッコいい!   最後は、袴男子とタキシード男子が檜舞台で(タキシード男子はちゃんと靴を脱いで舞台に上がってました)握手。歌舞伎×オーケストラ、丁々発止のやりとりの後のニコニコ笑顔がまた素敵~。これからを応援したくなっちゃいました!!  そして、おでかけのためのお洒落で着物を着る、というのがまた気持ちが華やいでいいものですね。しばらく、仕事とお稽古でしか着物を着ていなかったので、マダム気分(気分だけですが)の着物、盛り上がりました! 髪も短かったものがようやくギリギリアップにできるくらいに伸びたので、まとめていったのですが、それもまたなんか、気分がキラキラに(気分だけですが)。  「着物って、ワクワクドキドキの変身アイテムだな!」って再確認。気分もマダムになっちゃうから不思議ですね。  この日は、キモトモ(着物友達)繋がりで初対面の方含む4人で一緒におでかけしたのですが、無論全員おキモノ(笑)。みんなで記念写真をちゃちゃっと撮影。これ、本当に恥ずかしいんですが(笑)撮っておくと、想い出だけじゃなく、コーディネートの記録にもなるし、着付の反省点も見えます。お友達と撮りっこしておくことをおススメします!!  もうなんか、カメラを向けられると自動的にこのポーズになっちゃう私、慣れ過ぎだろオマエ!ってかんじですが(笑)照れをかなぐりすてて気分は女優!になることが大事でございます。気分だけなるくらいは誰にも迷惑かけませんので‥‥ぜひ(笑)  そのあとちょっとだけ雨宿りティータイム。ステージの話、着物の話、世間話‥‥。盛り上がりましたー。  雨対策のお話を聞いたら、外はそんなに歩かないから、ちょっと裾の雨よけがあればいいので、とレースの道行きプラス自作の着物の上に巻いちゃう裾ちりよけでいらしたマダムが。しかも、その裾ちりよけが「昨日作ったの~」という自作(!)  見せてもらうと、広幅の洋服地(150センチ幅)を裾除けの長さに切って、端の処理をして、ウエスト部分に綿テープをつけただけの簡単なつくり。でも布地選びがお上手で、とっても上品で素敵なんです。  洗えるし、これは素敵なアイデア~! 普段のちりよけやエプロン代わりにも使えそうですね。もう、こういう情報交換がまたこれ楽しい!! 一人のおでかけもいいんだけど、キモトモと一緒だとまた楽しみが無限大なんですよね。  雨でも頑張って着ていってよかったー! と思った一日でした。  雨でも雪でも嵐でも、着物を着ればココロハレバレ、でございます(^^)。忙しい毎日でも、たまには自分にご褒美キモノを着ておでかけしてみませんか?

夏休み京都きもの旅★いち利モールオフィス突撃レポートの巻

星わにこ
2015/08/19 00:00
 さてさて、わにこの夏休み京都きもの旅のクライマックス、いち利モールのオフィスにお邪魔するときがやって参りました。  祇園からバスにのって四条烏丸へ。そこから歩いてちょっとの市街地にいち利モールの京都オフィスがあります。着物関係の会社やお店がひしめくゾーン。ピンポーン!とお邪魔すると、イケメンスタッフのNさんがお出迎え。やっほーい!!噂に違わぬイケメンぶりです(ほめ殺しではありません念のためw)。  伝説の名物バイヤーHさんは外出中で、残念ながらお会いできなかったのですが、現在いち利モール通販の部を支えているスタッフのみなさんにご挨拶&取材をすることができました。  Hさんが鋭い審美眼で全国の産地を回って直接仕入れてきた素敵な、でも手に取りやすいお値段で厳選されたきものや帯、和装小物たち。最近はいち利の若いスタッフの意見を取り入れたオリジナル商品「ミヤコレ」も大好評です。  そんな素敵な商品の魅力を、ネットで伝えるためにはやはり、商品写真と説明が命。まず最初に、たくさんの商品を日夜撮影し、説明書きを書いて紹介をしているAさんにお話を伺いました。とってもカワイイ女性です。  通称A部屋と呼ばれる、そんなに広くない部屋でひたすらブツ撮り(商品撮影)をするAさん。ちょうど、新入荷の帯締めを撮影するところでした。いち利モールの商品写真は、部分拡大しても見られるとてもわかりやすい仕組み。雰囲気が伝わるように構図を工夫したり、ピントがぼけたりしないようとても気をつかうそうです。  見せていただいた中で、面白かったのがコレ。反物を帯の形にしちゃう秘密兵器!  こんな工夫をしながら、あの写真たちが出来上がるのですね! 商品は、ほとんどが1点ものばかり。すご~く苦労して撮影して、すぐお嫁入り先が決まると嬉しいような淋しいような、だそうです(笑)でもそれも、商品の魅力を引き出した担当さんの力があってこそ。これからも、わかりやすい商品紹介をよろしくお願いします!  次は、若手受注担当のHさん。いち利モールでお買い物をした方なら、彼女の署名の入ったメールを受け取った事があるはず。なにを隠そう、紬をお誂えしたとき、なかなか寸法等の連絡をリターンするのが遅れてしまい、ご迷惑をかけたわにこ、お会いしてお詫びをすることが叶いました(><)  ご苦労を伺うと、「さわって選べる」のサービスを使われる方が約半分で、その分手間はかかるけれど、届きました、気に入りましたという連絡をいただくと、とても嬉しいそうです。 「さわって選べる」のサービスは、この夏から銀座・心斎橋のいち利の店舗へ取り寄せて、店頭で選べる方法も加わりました。これなら返送の手間もかからず、お店の人のアドバイスものもらえていいですね。  そして、お客様に届ける荷造り担当のYさんのところへ。ところ狭しと並ぶ商品の山の中、お嫁入り先が決まった商品をパッキングしていきます。いち利モールでお誂えすると、オリジナルの真っ赤で綺麗な段ボールケースに入って届くのですよね~。 「箱を開けた時、笑顔になってもらえるよう、キレイな梱包を心がけています」とYさん。梱包材に空気を含ませて商品が動かないようにするなど、パッキングの工夫をしているそうです。  手際よく、綺麗なたとう紙やビニール袋にパッキングされて行く様子は見ていて気持ちがい~い! こうしてピカピカの商品たちが皆さんのところへ旅立っていくのですね。  最後にイケメンWEB担当Nさんにいち利モールのコンセプトを伺ってみると、敷居が高いというイメージの着物を、産地から直接バイヤーが買付することで、適正価格で肩肘張ることなく手にとってほしいということ。軸足はお客様において、着るのも仕立てるのも大変な着物を少しでも身近に、着物を楽しんでもらうこと。  またおでかけイベントなどもすることで着る機会も作ったり、着物を楽しんで着る人が増えてほしいということでした。おでかけイベント担当のTさんはとっても明るくて、楽しい女性。面白そうなイベントに着物で参加もオススメです。  お客様は、初心者から着慣れた方まで本当に幅広いそう。今回お話を伺って、若いスタッフさんたちが、既存の決まりにとらわれず、普段着物生活を応援しているんだなーというのが伝わってきました。  いろいろ新しい試みもどんどん取り入れられていて見逃せません。進化するいち利モールのサイトを覗いてみて下さいね!

夏休み京都きもの旅★宿坊に泊まったよの巻

星わにこ
2015/08/12 00:00
 世の中なんとなく夏休みモードな今日このごろ。皆様はどんな夏期休暇を過ごされるのでしょうか。  さてさて私も、子どもを飛行機のキッズサービスを使って主人の実家に送り出しました。飛行機に一人で乗る子どもを、送りの保護者からお迎えの保護者に渡してくれるサービスで、無事、初ひとり旅でおじいちゃんのところに到着。大きくなったなー!! 母に叱られる事もなく、ただいま夏休み満喫中の模様です(笑)。  わたしもちょっと身軽になって、大阪出張に行くことになりました。三日間の大阪でのお仕事の後、京都へ移動して友人と宿坊に泊まる計画です。着物仕事なので、もちろんずーっと着物。  普段ひきこもりの自分、初きもの旅です(ええ)。妄想でなら何度でも行ったことがあるんですけど(笑)、いよいよ脳内シュミレーション再生の機会がやってまいりました!!  でも‥‥達人に聞いたらばっさり「全部着てくから楽だわよ」と言われ、まさにその通り、のラクチン旅でした。  そして今は夏!! 洗濯物もすぐ乾くんです。二枚の浴衣に三本の帯、麻子とステテコ、そしてうそつき衿を持ちました。着物は畳めば平らになるし、ぜーんぶまとめて風呂敷で包んでしまえばおしまい。洋服のようにシワを気にすることもなく、持ち運びもラクラクです。  1日目のコーデは、絞りの浴衣に名古屋帯。作り帯なのでラクチン! 2、3日目は阿波しじらに、半幅帯。帯は、リバーシブルのものを両面使って雰囲気を変えて。4日目はまた絞りの浴衣に名古屋帯、でした。  下着は2セット持参。でも結局、夜洗濯しちゃうと朝には乾いていて1セットでもいけたかも? ずっと着物だったので、草履だけで。予備も持たずです。夜のパジャマと洗面・化粧道具だけ。大きめのスーツケースを持っていったけど、もっと小さくて全然大丈夫というかんじでした。ここらは経験値なんでしょうね。次のきもの旅はもっと身軽になれそうです。  大阪での仕事を終えて、そのまま京都駅でキモトモと待ち合わせ! バスにのって祇園に移動し、夜遅めのチェックイン後、お部屋で九条ネギのきつねごはん弁当を食べるわたしたち。朝のおつとめがありますから、門限は10時と早めなのです。  宿坊というと、狭い部屋で泊まるだけというようなイメージだったのですが、8畳間でふたりゆったりと過ごしました。  朝は7時にお寺に集合。建礼門院が出家したお寺として有名な長楽寺です。さすがにまだ外も暑さ控えめで、坂を上っていくと、そこはもう山の中の別世界。セミの声だけが響き渡っていました。  記帳して、住職と一緒に本堂で勤行させていただきます。読経して、法話を聞くのですが、本堂の中で声を出してお経を読んでいると背筋も伸び。母の大好きだった観音経を唱えながら、涙がぽろり(年寄り)。  昔はお坊さんの話なんて眠いだけだったのに、年齢を重ねて来ると、有難く染み入りますね。  その後出勤する友人を見送って、お寺の中を案内していただきました。平安時代には即時作詞の名所だったそう。名水「八功徳水」をいただき、お庭を鑑賞。「写真撮りましょうか?」と住職さんが参加者の写真を自ら撮影してくださいました。  し、しかしピントが(笑) まっ、シワが見えなくていいか(笑)  一遍上人の像なども見学。一遍上人というと口から6体の阿弥陀様をぴょー!と吐いている(?)像が有名ですが、遊行中の厳しい修行に痩せたお姿でした。重文がごろごろで、なんていうか、こういう1200年とか800年とかそういう単位の歴史が目の前にある京都で育ったら、時の流れを掴む感覚がまるで違うんじゃないかしらと思ったり。  山を下って、丸山公園で坂本龍馬と中岡慎太郎の像を見て、八坂神社の境内を通ってお参り、美御前社で美容水をつけて女子力アップを祈願!  宿坊に戻って、おかゆさんに茄子田楽、ふろふき大根など美味しくてヘルシーな朝食をたっぷりいただき、身支度を整えて出立。  宿泊ほかなにもかも面倒を見てくれた上に宿坊に泊まろ!って計画してくれた関西在住の友人に大感謝!! 本当にいい時間を過ごさせてもらいました。  そしていよいよひとりで、京都観光‥‥ではなく、この後実はこの旅のクライマックス、京都のいち利モールオフィスへ取材にGO!!  通販って、お店と違ってスタッフさんに直接会うわけではないので、どんな人がどんな風に働いているのか、すご~く気になりませんか? 一度、ご挨拶がてらオフィスに行ってみたかったんです! 去年きものサローネでお会いしそこねた、このコラムを担当してくれているイケメンスタッフNさんにやっと会えるぞー!!ワクワク。  次回は、わにこのいち利モールの突撃現場レポートをお届けします。お楽しみに!!

真夏の着物、暑さ対策に保冷剤☆冷たさ長持ちの術の巻

星わにこ
2015/08/05 00:00
 毎年どんどん夏の暑さが厳しくなっているような気がする今日このごろ。例年扇風機をまわしてしのいでいたのが、今年はがっつりエアコンのお世話になっております。  先日は初盆で田舎に帰ったのですが、山の中の一軒家で夜になると涼しかったのが、しっかり暑くて参りました。やがて日本全土が亜熱帯になってしまうのか! そんな中で、夏着物を着るというミッション(?)にはやはり対策が必要ですよね。  ケーキなどを買う時についてくる小さな保冷剤を手拭にくるんで、帯の下に入れて出かけるのですが、結構あっという間に冷たくなくなってしまうのですよね。生暖かい保冷剤を身につけていても重いだけ(涙)。  対策としては、小さめの保冷バッグの中にいくつか保冷剤を入れておいて、溶けてしまったら交換したり。あとは、保冷剤を直接首筋の太い血管部分にあてると顔のほてりがすっとひきます。  駅まで急いで電車にのってほっと一息、そんなときにこの保冷剤手当をすると効果テキメン。  ハンカチにくるんで胸元にいれても汗がひきます。扇子でバタバタバタバタするよりも、そっと首筋や胸元に手をあてていたほうが、見た目も涼しげですよね。  いち利モールでもおなじみの和装小物・たかはしの女将も保冷剤愛用とのこと。使い方を伺うと、小さな銀色のアルミ保冷シートに、保冷剤を入れ、満点腰スッキリパッドの中に入れて装着するのだそう。  銀色の保冷層が重なった部分を体側にあてると、半日は冷たさが持続するそうです。より体に近い部分なので着物の上からあてるよりも冷たさもしっかり感じられますし、腰スッキリパッドには外側に防水布が貼ってありますから、保冷剤から出た結露の水滴が着物や帯にひびくこともありません。  これはイタダキ!アイデア! 帯の下や胸元に入れる場合にも応用がききますね。その場合にも、てぬぐいやミニタオルでくるんで、着物や帯に水滴がつかないようにしてくださいね。  炎天下、ちょっと長い時間歩かなければならなかったりする時など本当にこの保冷剤の冷たさがありがたいものです。  荷物にはなりますが、熱中症で倒れたりしないためにも、水分補給のペットボトルや水筒とミニ保冷剤は、真夏の必須アイテム。プラス日傘、扇子、てぬぐいで炎天下夏着物のおでかけを乗り切りましょう!