ガチで妄想!?今冬欲しい袷シーズンコーデをゲットしよう!の巻
星わにこ
2019/09/25 00:00
どうも、妄想コーデ大好きなわにこです。あれとーあれをーあわせたらーいいなーふふふー(持ってないのに)という時間の楽しいこと。妄想タイムのお伴はもっぱらいち利モールの試着室システムなわけですが、今月は「コーディネート大会」が開かれています。
もう第八回目ということなんですが、なんと今回ですね、みんなが選んだNo.1賞に選ばれるとですね、そのコーディネート一式もらえちゃうっていう太っ腹企画なんですよ! となるとね、ガチで妄想スイッチが入っちゃいますよね(笑)。
というわけで、早速本気で欲しいもの探し。今は、増税前の大セールも行われているので、マジで目移りしちゃって目がギラギラに。
私が妄想コーデをするときは、大体欲しい着物を選んでそれにあわせて帯、小物と選んで行くのですが、今回、「流水に星」という染め九寸名古屋帯にヒトメボレ。そこから似合う着物というルートを辿りました。
自分の持っていないもの(産地ものの紬とか)、欲しい色や柄などで選ぶこともありますが、名前に心が掴まれることもあります。今回はそのパターンで好みの柄に加えて名前に「星」が入っているので、これは運命だわ!という思い込み発動。コーディネート次第で、クリスマスシーズンにも活躍しそうです。
大体着物や帯は、大量生産ではありませんから、見つけたときにゲットしないとなかなか同じものは手に入りません。とういう言い訳の元に、何度清水の舞台(自分的に)を飛び降りたことでしょう……。だんだん高さがあがっていくのでは?と感じるのも、恐ろしいところです。
着物は、これからの季節シャキっと着やすいお召しを選びました。黒にドットが飛んでいる模様は、帯次第の見立てでいろいろ遊べるはず。胴抜きで仕立てて、長い時期着られるようにしたいな~(妄想)。帯と着物別々でも、いろいろ楽しめるように、そこまで考えての本気セレクトです!(笑)
帯揚は流水をイメージした濃い水色に黒のドット、紺のフラワーレースの半衿、加藤萬さんの撚り房、濃紫の帯締めと、自分が着るのを前提のぎりぎりかっこいい系を目指しました。トータル金額219,564円のところ、101,520円のコーディネートです。えっ半額~~(ぐらぐら)。えーとそれにお仕立て代を入れると‥‥と真剣に計算機を持ち出したりして(笑)か、買えないですけど。
今回はセール中ということもあって、「おっ!これいいな!」と思ったものがかなりの確率でSOLD OUTしていて、紫紺染めの置賜紬とか、買えもしないのに、あー売れてしまったー!!なんて本気で残念がったりするのも、妄想の醍醐味。売れちゃってると、却って諦めがついて清々しいものです(そもそも、買えないのに、でもですw)。
妄想コーデ‥‥じゃなくて、試着室コーディネート広場の投稿は9月26日(木)が締切です。まだ間に合いますよー!! 今シーズンマジで着たいコーディネートをぜひ投稿してみてください。まるっとゲットできるかも!? 投票した人にもプレゼントがあるようなので、投票もぜひ。他の人のコーディネートを見るのも「えっ!これアリ?」とか新しい発見もあって、また楽しいですよー。
レッツ妄想!です(妄想って言うな)。
お太鼓がポワンとなったら、補整も見直しての巻
星わにこ
2019/09/18 00:00
どう~もお太鼓の形が丸く浮いてしまって決まらない。そんな時はありませんか。丸く膨らんでる方が可愛くて好みの方もいらっしゃると思いますが、私は背中にすっと沿う形のほうが好きです。なぜなら、ちょっとでも痩せて見える気がするから(^^;)
背中にピタっと沿わせたいとき、お太鼓の形がどうも決まらない時‥‥。「て」をお太鼓の下線に沿わせろとよく言われますが、それだけではどうも解決しないことが続き。うーん、と悩んでいたところ、腰の補整不足じゃないかと言われまして。
腰の補整は、以前は「1ミリでも細く見えたい(切実)」という気持ちから、薄いタオル2枚程度で入れていましたが、ちゃんと補整を入れてスッキリしたIラインを作った方が全体的に痩せて見えて、かつ、着崩れしないと知ってから、しっかりと入れるようになりました。
さらにピタっと下腹を引き締めて、自分のお肉(涙)を持ち上げてウエスト補整をする方法で、ウエストの補整はかなりいいかんじに。
引き締めつつ持ち上げ補整をするというのは、裾よけの巻き方でもかなり変わりますし、私はカンタンにできてかつ汗止め効果もあるたかはしきもの工房の腰すっきりパッドスキニーを使っています。これだと、好きなところに好きなだけ補整が入れられて便利。
タオルを胴に巻いて紐で止めている方は、ガーゼなどでタオルをはさんで胴に巻くようにするだけでもずれにくく、安定しますよ。
さて私はというと、ウエストとヒップの部分(タレの部分)には補整を入れていたのですが、お太鼓ポワンの原因となる、ヒップの上のくぼみの補整が足りてなかったようです。
このちょうど帯締めが当たるラインに補整が足りてないと、「て」の抑えが線でしかできず不十分になり、お太鼓がポワンと膨らんでしまうというわけです。
ここに、胴回りが太くなるのを恐れずに思い切ってガツッとタオルなどで補整を入れると、あらこれ「て」が面で帯の折り返し部分を抑えてくれるので、背中にピタっと沿ったお太鼓が出来上がります♪ も、もっと早く知りたかった。
もちろん、他にも結び方とか、帯枕の形とか、いろいろ要因はあるとは思うのですが、私の場合は「補整」だったということでした。
人によって、体の凹凸は様々。必要なところに最小限、でもしっかり入れるのが大事なんだなと、痛感。いろんな方に補整のおすすめをしていますが、背中は自分では見えないところなので、そこに足りてないというのがずっとわからなかったんですよね。
帯が決まらないな~なんて、同じお悩みの方がいらしたら、試してみて下さい(^^)
楽に着たいときは伊達締めを抜くなど。の巻
星わにこ
2019/09/13 00:00
皆様、着物を着る時、紐は何本使っていますか? 礼装などを着るときは襦袢で胸紐、伊達締め、長着で腰紐、胸紐、伊達締め‥‥コーリンベルトなどを使う場合もあるでしょう。おはしょりを整えるためや、補整でタオルを抑えるために、さらに紐を使っている場合もあるかもしれません。
紐が多ければ多いほど、まあ、着崩れはしにくくなりますよね。でも、しんどいです。
普段着ではもっと少なく、胸紐を省略したりコーリンベルトを使って伊達締めを省略したり、と工夫されている方も多いと思います。
紐は1本でも少ない方が、楽ですもんね。
でもやはり、胸元をきちっとするには、伊達締めがあったほうがキレイに着られます。大きい面積をしっかり抑えることができるからです。逆に言うと、それだけの面積を押さえつけているわけですから、これがなければかなりラク。
以前、腰紐1本で着る着付を教えていただいたのですが、やはり胸元が崩れるような気がして、伊達締めだけはしていました。でも、今年「夏はやっぱり暑いなあ」と思っていて、伊達締めを省略してみようと思い立ち、着付の段階でやめてみたところやはりぐずぐずに。
そこで以前習ったように、伊達締めをして胸元を整えて、帯を結んでから伊達締めを抜く、という手順にしたところ、ほぼほぼ崩れなく着られることが判明。自分が以前と違うところは、補整をしっかりするようになったこと、着物を着るのに慣れてきていること、着物を着るときの所作が少し身に付いて来たこと、でしょうか。
どんなにきっちり着付けても、補整がないと崩れやすいし、姿勢や所作が悪ければどんどん崩れてきます。
普段着なら崩れてもいいっちゃいいですが、どうせ着物を着るならちょっとでもスッキリ見えたいなと思うので、ちょっと頑張るワタシです。でも、楽がいい。というワガママのせめぎ合い(笑)で落としどころを日々探しています。
伊達締めを抜くコツは、結び目を下にして、あとで抜きやすい位置にしておくこと。抜くときは、結び目を解いて下に引き出し、一気に引き抜こうとせずに、下に下げてぐるりと抜いていくこと。
このときの「ふわあああああああ」と声が出るような、みぞおちの開放感をぜひぜひ味わってほしいです。
このワザは、ある程度着付に慣れてからのほうが、効果が高いような気がします。やってみたことがない方がいらしたら、ぜひ一度トライしてみてください。紬や木綿など、形が決まりやすい着物は抜いてもほぼ問題ない気がします。
コーリンベルトを使っている人は、伊達締めを最初からしなくてもコーリンベルトで胸元、背中を整えてから帯をするので問題ないはずです。(私はコーリンベルトも省略したいので、伊達締めをしてから抜く方式に)
腰紐は省略するわけにはいきませんが(笑)もし、沢山の紐や伊達締めを使って「着物は苦しいなあ」と思っている方がいたら、「これ、いらんのとちゃう?」と思う紐を省略してみてもいいと思います。1本減るだけで随分違いますよ!!
一方、これがあったほうが自分にはいいと思えば、使えばよいと思います。
伊達締めを省略することにも、そんなの当然じゃん!?という方もいれば、そんなことを思いつきもしなかった、という方もいると思います。
着付には、いろんなやり方があります。習った通りにやらなくても、大丈夫。自分の着やすい着方、めざす着姿で、折り合いをつけつつ探っていくのも楽しいものです。どんな方法にも、いいところ、悪いところがあります。自分に、あう、あわないもある。着付に絶対、はないなと思う今日このごろ。ひとりひとり体型も違うし、着心地に関しては本当に個人差が大きく、探れば探る程、面白く、深い。
外からは見えないからこそ、着物の内側って、ワンダーランド(笑)。
友達と情報交換したり、ネットで動画を見て「えっこんなやり方あるんだ」とか、いろんな方法にトライするのもおすすめでーす! 秋からの着物シーズンにむけて、着付の見直ししてみませんか?
織兵児帯を角出し風に結んでみた。の巻
星わにこ
2019/09/04 00:00
みなさま、織兵児帯ってお使いになったことありますか? 私は去年の夏ぐらいから時々使っているのですが、浴衣のときに結ぶ兵児帯がちょっとしっかりしていて、シワシワにならないけどとっても軽い帯なんです。
今年は夏にこの織兵児帯をしてみたら、半幅よりもめっちゃ軽くて、その分ちょっと涼しいような気がしたので、ついつい手が伸びるようになりました。
普通にふわふわっとリボンで結んでも可愛いし、短冊結びのようにしてもボリュームが出るし、結び目が重くないのであまり下がって来ないのです。私は、ちょっと後ろのポイントの高さを出したいのと、帯揚・帯締めをして名古屋帯風にしたいので小さな帯枕を入れたりします。
>織兵児帯で大人の浴衣☆の巻
今年気に入ってしていたのは、角出し風。夏着物に合わせても、こどもっぽくならずに、ちょっと大人な感じで気に入っています。織兵児帯は達人もいっぱいいらっしゃるので今更かもしれませんが、お会いした方にも「あら、いいわね!」と言っていただいたりしたので、調子にのって(?)ご紹介します。
結び方を説明しますね! 半幅帯のように前で結ぶやり方です。(イラストを参照してください)
・手先を70センチほどとり、手2周、体に巻く。
・帯の上辺で結ぶ(リボン結びでも、片蝶結びでもOK)
・たれ先を開いて、2重になるように折り上げる。
・結び目の根本のところでまとめて、銀座結び用の帯枕をあて、そのままでは幅がひろいのでタックをとって体の幅に合わせる。
・リボン結びの上に帯枕をのせ、まくら紐を後ろで仮結びする。帯揚をかけるときはここでかけてこれも後ろで仮結びをしておく。
・帯締めを使って、たれ先を決める。
・リボン結びを倒してお太鼓の中で形をととのえ、角出し風の形にする
・崩れないように後ろに回し、下膨れになるように形を整えて出来上がり。
織兵児帯は、やわらかいものから適度な張りがあるものまで様々。でも、とにかく軽くて結びやすい。その兵児帯によって、形も変わりますが、名古屋帯での角出しと違って、自然な丸みや柔らかさが持ち味になります。帯の長さによっても形が変わりますし、多少形が崩れてもご愛嬌。らくちんで、ちょっと大人っぽい帯結びです。
帯の高さも高めにしたり低めにしたりで印象も変わりますので、お好みで。椅子にもたれて形が崩れても、お太鼓の中に手を入れて、形を整えればOK。ボリュームが欲しかったら、手拭などを入れておいてもいいですよ。私は時々、スマホとかを入れています(え~)。
二つ折りにしても、少し前幅が広すぎることとかもありますし、帯の端がヘロヘロしていることもあります。そういうときには帯の上端を中に折り込んだり、くしゃくしゃ感を活かしたり、臨機応変に。
もしまだ織兵児帯はしたことがないわ、という方がいらしたら、トライしてみてほしいです。軽いと、体が楽だということがよくわかりました! えっ!もしかしてこれって、年をとったせい?