【豆知識】単衣の時期を楽しく過ごす★紫外線と汗対策のコツ♪
星わにこ
2014/05/28 00:00
単衣の着物を着る時期は一般的に6月と9月。
7月・8月は盛夏の夏物といわれています
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もうすぐ6月!
蒸し蒸しした日が続く東京です。
さて、この時期単衣だろうが袷だろうが問題なのは「紫外線」と「汗」。
まずは紫外線対策について。
紫外線が強い季節この季節、お肌を守るのはもちろんですが、帯付姿での外出が増えますから、着物や帯を守る意味でも日傘は有効です。
天気が不安定になりはじめるので、晴雨兼用のものを持っていると安心です。私はいつも折りたたみのものをバッグに入れています。
また、着物は肌の露出が少ないですが、手の甲はそのまま。日焼け止めクリームなどを塗ると、着物を汚してしまうこともあるので、薄いアームカバーを愛用しています。アームカバーなら手袋と違って指が使いやすいですし、少し長めのものにすれば、冷房対策にもなります。
汚れ防止も兼ねて、軽いショールなどもお役立ちです。レースや薄物のちりよけも上級者という感じで憧れますね。羽織りものは着物よりも季節を先取りしますから、単衣には絽や紗の羽織りものになります。
そして、油断大敵なのが「汗」。夏は気合いを入れて汗対策しますが、この時期はうっかりしがちなので、汗対策もしっかりしたいところ。
汗は放置すると染みになってしまうので、正絹の着物でもし大汗をかいたら「汗抜き」というお手入れに出します。洗えるものは洗ってしまうか、汗をかいた部分に霧吹きをして、タオルで生地をはさんで水分と一緒に汗を吸い取る方法もあります(※縮んでしまうときもあるので、まず目立たないところで試してから!)。
汗の染みで一番怖いのは「抱き染み」です。脇の汗でできるものです。古い着物などで、身八ツ口の両胸のあたり、大きく左右対称に染みができているのを見たことがある方も多いのでは。
脇の汗はタンパク質を含んでいるので、気付かないで放置してしまうと落ちなくなってしまうそう。私も更年期の声が聞こえてきて結構気になる部分なので、あしべ襦袢の脇パットを増強したりしています(^^;)肌襦袢に脇汗パットをつけてもいいですね。
あとは背中の帯のお太鼓が当たっている部分、長時間座ったときの腿から膝裏も汗かきポイントです。
汗染み防止策としては、あしべ織などの汗とり肌着や、晒、綿クレープのステテコなど、汗を吸う素材のものを身につけます。
晒を脇でぎゅっと巻くと、汗が押さえられるという説もあります。晒もびっくりするほど汗を吸ってくれますよ。晒の間にタオルを挟むのもおすすめです。
また麻やフィールドセンサーなど、涼しく調整してくれる働きの肌着もGOOD。
ステテコは、下半身の汗を一挙に引き受けてくれます。太ももの間をつたう汗で不快な思いをすることもありません!
とても大切にしたい着物や、生理の時などのために、汗をブロックする防水の肌着もあります。涼しさという点は少し我慢が必要なので、自分がどちらを優先するかで決めるとよいでしょう。
快適に着物を着るためには着物自体ももちろんですが、肌着や襦袢にもちょっとした工夫を惜しまないというのがポイントでしょうか。いろいろ知恵を働かせるその面倒さも、着物の魅力のひとつかなあ?と思っている今日このごろです。
あとは、着た後にはすぐたたまず、きものハンガーにかけて半日程汗をとばしてからしまってください。
夏の季節に向かって、単衣をもっと楽しみましょう?!
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先取り単衣生活のススメ 両面染めで妄想コーデの巻
星わにこ
2014/05/21 00:00
今日は二十四節気の夏の節気の2番目「小満(しょうまん)」です。
「立夏(りっか)」から15日経ち、陽気がどんどん良くなって、麦の穂もつき始める頃なのだとか。
夏はいつのまにか始まっていたのですね。これだけ暑いのも納得です。
梅雨入り前の、さわやかな季節ですが、日中の気温はうなぎ上り。
先日お祝いの会に出席するため袷で出かけたところ、かなり厳しかった(´Д`)。
着物の衣替えは、5月までは袷、6月は単衣、7月からは薄物となっています。
でも、正直この気候では5月末まで袷は大変! 最近は5月から単衣もOK、という方が増えています。
5月始めの立夏を迎えたら、夏の節気。普段キモノであれば、日中の温度が21度を越えるような日があれば、6月の衣替えを待たずに単衣でよいのではないかと思っています。
東京だと、4月下旬くらいからそういう日が増えますよね。
その場合あまりに涼感が出過ぎるような単衣ではなく、厚手の単衣、薄手の単衣など上手く気温にあわせられるといいですね。口で言うのは簡単ですが、これがなかなか難しい……。
着物を着る頻度が高いと経験則で調整が効かせられますが、ちょっと間があいてしまうと、私も「う??ん」と悩んでしまいます。
でも、袷が暑いからと敬遠せずに、思い切って体感温度に従って、先取り単衣でおキモノ生活を楽しむのもいいですよ!
実際6月に入ると梅雨になりますから、お天気とにらめっこしてお気に入りの単衣、とうとう着損なっちゃったな?なんてことも。だから、陽気のいい5月からどんどん着て活躍させてみませんか。
単衣でも、両面染めといって反物の裏と表が違う色や模様で染められているものがあります。
江戸小紋などが有名ですが、これはぜひ単衣に仕立てたいものですよね。
1枚持っているのですが、表が「家内安全」で裏が「鮫小紋」なので、もしもう1枚作るなら、三役を表にしたものも欲しい。
前置きが長くなりましたが、いち利モールさんで、この両面染めのお取り扱いがあったので妄想コーデしてみました?! これから花盛りを迎える紫陽花をイメージしたカラーコーデです。
▼コーディネート詳細ページ
http://bit.ly/1tfLQZm
ちらりと裾が翻った時、表と違う色が見えるのがオシャレなんですよね?
つい意味もなくヒラリとさせてみたりして‥‥いえいえそれはいけませんね(笑)
もうひとつ普段着の場合、単衣の着物を仕立てるときは、居敷あてをつけると膝裏の縫い目が開いてきたり、シワになったりするのが防げるのでおすすめです。
あと、膝裏は汗をかきやすいのでそのブロックの役目も。柔らか物につけると表にひびいたりすることもあるので、その場合は長襦袢のほうに居敷あてがついていると安心ですよ!
夏に向かって、お気に入りの単衣でおでかけしてみませんか。
これで解決!帯〆の収納方法と房のお手入れ方法の巻
星わにこ
2014/05/14 00:00
皆様、帯締めの収納はどうされていますか?
礼装用のものなどは別として、普段使いのものは、ぱっと見て取り出しやすく、かつ房がバラバラにならないのが理想。
わたくしも、いろいろ試して参りました。
最初は箪笥の小さな引き出しに結んで入れていて、数が増えたらお菓子の箱に小分けにしたり。
着物箪笥をクロゼットの近くに置いていたときは、クロゼットの扉の裏にネクタイハンガーをかけ、そこにずらっと帯締めをかけて並べていました。これは、非常に選びやすく取り出しやすかったです。
でも、箪笥の場所が変わってしまい、この方式が使えなくなりました。光があたるところにかけておくと焼けが心配だし、桐箪笥の観音扉の裏に金具をうちつける勇気もなく(笑)、別の方法を考えることに。
今は、プラスチック箪笥の引き出しひとつを帯締め入れにして、紙箱を重ねて仕切り、結ばないで並べています。房が乱れない結び方も、雑誌で紹介されていたのを真似してみましたが、結んでしまうと箱に並べ辛いので、ずらっと(というほどないけど)、ただ6つ折にして並べて色が選びやすい方にしています。
本当はもっとぎゅうぎゅうに入っているけど(笑)写真のようなかんじです。専用の桐箱とか欲しいですが、なかなかそこまで手がまわらないお財布事情もございまして、もっぱら空き箱のふたとか、そうめんの箱を利用しております(笑)
ここでミソは、房ごとカバーでくるんでしまうこと。畳んだ帯締めの房の真ん中あたりで紙で房部分をつつむようにすべてまとめて、セロハンテープでとめてしまいます。私は、お茶で使うお懐紙を4つに切ったものを使っています。
そして、スポっと抜けばまた使えます(笑)。
市販のガーゼの房まとめを使うと、簡単で、ピタっとまとまって何度も使えて便利。こうすると、帯締めがばらけないので、まとまって並べやすいのです。
当然結んでもいいのですが、まっすぐ並ぶ、というのが気に入ってこれにしています。他にも、房カバーやビニール(買ったときのままw)、房だけ紙、あとはそのまま(これが実は一番多かったり)など。100円ショップなどで売っている、電源コードまとめを切って使うという裏ワザも。
おおざっぱな私は気分次第でいろいろにしていますが、時々帯締めの房の手入れがてら、収納しなおしたりするのが楽しみです。
房のお手入れは、やかんの湯気をあてて、ほかほかになったところを柘植の櫛でといて、房の先の乱れをはさみで整えます。湯気の代わりにスチームアイロンのジェットスチームをシュッ!と、房から離して当てることもあります。
房がきれいにととのったら、和紙でまきまき。
房スキーには至福の作業です? 滅多にやりませんが(笑)、時々まとめてやります。とても心が落ち着く作業です。
丁寧にたたんだり、ならべたり、まとめたり、普通なら面倒だなあ?と思う作業も、なんだかキモノ関連だと楽しめてしまうのが不思議です。
皆様の帯締め収納、おすすめあったらぜひ教えて下さい!
==★ ==★いち利モールより==★ ==★==★ ==★==★ ==★
いち利モールの隠れた人気品
>房カバー
カバーを開いてくるくるっと巻くだけ♪
綺麗な着こなしは回数に比例するの巻
星わにこ
2014/05/07 00:00
綺麗な着物の着こなし方について
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ゴールデンウイーク、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?
毎日なんとなくバタバタしていて、気がついたら、いつもとあまり変わらずに終わっていた‥‥そんな在宅ワーカーのわにこです(悲)。
さてさて、着物を着ているとまず「自分で着たんですか?」と聞かれることが多いです。それから「私も着てみたいんだけど、着付けはどこで習ったんですか?」とも。
実はわたくし、ちゃんと着付教室に通いきったことがありません。最初は中学生のとき、お茶を習うために母に浴衣の着付けを習いました。着物は母や叔母に着せてもらっていました。
自分で能動的に「着物を着てみたい!」と思ったのは、上京して一人暮らしを始めてからだったので、地域の着付けサークルや、大手着付け教室、単発の講座などなど、いろいろ行ってみました。
着付けサークルは超初心者の私には少しハードルが高すぎて断念。大手着付け教室は、着付けの道具の購入や、化粧品などの勧誘、上のクラスに進むためには試験(有料)を受けないとだめ、など月謝以外の出費が嫌で初心者クラスだけでやめてしまいました。
そのうち「着物なんて、昔は皆着てたんだから、なんで習わなくちゃいけないんだろう?」と思いはじめ、着たいときには着付け本と首っ引きで格闘して着るように。最初は2時間とか平気でかかって、最後は半泣きでした(笑)が、ひたすら繰り返すうちに、だんだん慣れて最近は10~15分。何事も慣れですね。
なにも知らないで本だけで着られるようになるのはちょっと難しいかもしれませんが、母やサークル、教室で習ったことを繋ぎ合わせてなんとか着られるように。習いにいくと、最初は襦袢だけ‥‥1週間あけて次は着物、その次は帯‥‥などと進むため、忘れてしまってなかなか自分は身に付きませんでした。
むしろ、「どうしても着たい!!」という強い気持ちがあるときに、自己流でも時間がかかっても、一気に最後まで持っていくほうが、教室などに通うよりも有効な気がします。ものすごい気力と体力が必要ですが(笑)。
何度も何度も繰り返し、実際に着て出かけて恥をかくことで、着付けのコツがつかめてきたり、かかる時間も短縮されてきたり‥‥。まさに「習うより、慣れろ」方式で、着られるようになりました。
実は帯は長いこと付け帯でごまかしていました(笑)が、これも着物が楽に着られるようになってから、単発の着付け教室に行き、その1回でコツが掴めてスルスル締められるようになりました。だから、最初は着物だけなんとかして、帯は付け帯で。あとから帯結びをマスターするなんていうのもテかと思います。
今はDVDやネットの動画などで、実際の手順が見られるので、本よりも格段にわかりやすいし、習いにいかなくてもなんとかなるんじゃないかな? そしてどんどん着る。繰り返す。それが一番の上達への近道だと思います。
ただ実際に着ている人の姿を見たり、レクチャーを受けることは、自己流だけよりも数倍上達するのは確か。自分でやってみてわからないところは、ワンポイントでもいいから人に習うのがおすすめです。
やっぱり最初から習いたいな、という方は、時間が許せば毎週通う形式よりは最初だけでも集中講座形式で受けられるところがあったらいいかもしれません。一気にある程度着られるようになれば、あとはどんどん着るだけ。
どんどん着るとなにが変わるかというと、体が着物を着た時の形を覚えるのです。最初は洋服と同じ姿勢でいるために、衣紋がやたら詰まってきたり、裾がはだけてしまったりしますが、着物を着た時の所作を体が覚えると、そういうことがぐんと減ってきます。
もし「着物を着たいけど、どうしていいかわからない」と思っている方がいらしたら、まずは着物を手にとって、纏ってみませんか?
お母さんやおばあさん、着物好きな知り合いがいたら声をかけて「着物を着たいんだけど」と訊ねてみましょう。きっと「着よう着よう!」と一緒に考えてくれますよ。私も、そんな相談されたら張り切りまくってしまいます(笑)。
着物を着られる方は「一緒に着ようよ」と誘ってあげてください。着付けは教室でなければ習えないものではないと思います。看板がなければ教えてはいけないものではないと思います。だって、昔みんなが着物を着ていた頃には、教室に通って着付けを習ったわけではなく、ほとんどそれぞれの家で習って着ていたわけですよね。なにはともあれ、難しく考えずに羽織ってみる。
もちろん知り合いに着物を着る人なんて全くいないし、とか、お稽古事として楽しみたい、将来着付けを仕事にしてみたい、という方は着付教室に行かれることをおススメします。ある程度着られるようになって、やっぱり本格的に学びたい!という時にも、着付教室は頼りになります。
冠婚葬祭の礼装は別として、普段のお洒落着はもっと気軽に着ていいと思うのです。お洒落に絶対という決まりはありません。髪型だって、なんだって、自己流でいいじゃないですか。「絶対にこうでなくてはいけない」なんて決まりはありません。そんなに構えないで、最初の一歩、おうちの人や友達と一緒にお洒落して、もっとたくさんの人が踏み出してくれたらいいな。
あとはひたすら、着るべし!着るべし!着るべし! であります。
そしてたくさんの着物姿を見て、見て、見て、自分の好きなスタイルのイメトレをするのも大事であります。
着物って、やっぱり日本人のDNAに深く根ざしている衣服なんだなとしみじみ。日本人なら似合わない人はまずいない。着ると、新しい自分が見えてきます(笑)。そして、そこから先の深い世界が、また楽しい。レッツおキモノ、であります。
===================★いち利モールより★================================
着物を着てみたいんだけど・・・という人は沢山いらっしゃいます。
まずは、纏ってみる。というのは良いなと思います。
着付教室も実践型のところを選ぶのがよいかなと思います。
たとえば、授業に「お出かけ体験」があるなど、
実際自分で着物を着てお出かけしてみる。仲間がいるし、
先生も引率するので、多少着崩れしても怖くないです♪
いち利モールの実店舗
銀座いち利本店・心斎橋店は、実になる着付教室を運営しています♪
◆銀座いち利着付教室
http://www.ichiri.ne.jp/kitsuke/
また。基本的な着付けは出来るのだけれど、帯を結ぶのに時間がかかる・・
もっと簡単に着付けをしたいという方のためには
「前結び短期レッスン」をご用意しています♪
◆前結び短期レッスン
http://www.ichiri.ne.jp/kitsuke_maemusubi/
教室へ通うメリットは
着付が上手になる・着物がもっと好きになる・着物好きの友達ができる!
でしょうか。
そして・・・・
ワンポイント着付を自宅で学びたい方は
こちらをご覧ください♪
◆いち利モールオンラインレッスン
http://ichiri-mall.jp/tokushu/04.php
※こんなレッスン動画お願いしますとリクエストも受付中です
https://jp.surveymonkey.com/s/B3QXPMS