晴れ着はじめはホテルのアフタヌーンティでの巻
星わにこ
2025/01/08 00:00
あっという間に年があけて1週間! 年初の「週3着物生活」は家にいるときも洋服の上に着物を着るオーバーワンピ式×2日と、おでかけ着物×1日でした。オーバーワンピ式は、ゆるっと着てみたのですが、帯が意外と圧迫感があり男着物風に腰紐だけでいいんじゃん?と思ったり。
晴れ着始めは、キモトモ(着物友達)新年会で椿山荘へ。「晴れ着を着てアフタヌーンティを」ということだったので、私もがっつり訪問着と袋帯で参加しました。新年会にアラ還の12人の訪問着・付下げ(黒留も!)が集ったわけですが、かなりなはくりょ‥‥いえ華やかさでした! やはり晴れ着は気分が上がります。
ちょっと贅沢なお正月のアフタヌーンティ。見てくださいこの楽しそうなこと。美味しい紅茶をいただきながら、話に花が咲きました。キモトモの皆さんとは10年以上のお付き合い。仕事や子育ての悩みを相談し合い、今では介護と健康と老後について相談し合う仲です。せっかく晴れ着を着たので、ということで、カメラマンの渡部瑞穂ちゃんに写真もとってもらいました。この嬉しそうなこと(実際嬉しい)。
私のコーデはちょっと大人色の雲取り紋様と松竹梅に菊という重めの訪問着と、これまた大柄な松葉の帯。帯締めは貝の口亀甲組。帯揚げはこのコラムを始めた年に、いち利モールで記念で買った加藤萬の市松の疋田絞り。毎年お正月には使うことにしています。
半衿はこれまたいち利ロゴの入った鱗の刺繍半衿。厄除けにもいいとされる鱗柄ですが、今年は巳年なので一層よし!ですね。衣紋には銀座いち利の赤いロゴが入っているので、ちらっと見えるとさりげなくオシャレです。私は生成をヘビロテしていますが、カラバリもたくさんあっておすすめですよ!
上着はフルレングスのコートで、首元はもふもふショール&手袋&足元はしっかり足袋下ハイソックスで防寒していきました。お天気もよかったし、家に返ってスマホを見たら15000歩歩いていました。でも不思議と疲れを感じてない。
そこであれれ、と思ったのですが、家でリラックスしている時に来ている着物よりもずっと重い訪問着と帯なのに、しっかりと補整してピッタリ着付をしたほうが楽ちんだったのです。
「着物を着る時はきちっと布目を考えて体をしっかり包むと、布で体を支える」のだということが実感できました。ゆるりと着るのもお好みでいいと思うのですが、ゆるゆるだと私はかえって疲れる感覚がありました。今年はほどほどに楽におうち着物を着る研究をしていきたいところです。
まだまだ1月中は新春気分で、晴れ着も楽しみたいなと思っております。改めまして今年もよろしくお願いいたします!