男物の兵児帯で普段着がマイブーム!の巻
星わにこ
2023/09/06 00:00
昨年から時々男着物を着ることがあるのですが、ずっと帯は角帯を合わせていました。先日思い立って兵児帯を使ってみたら、すっごく楽でした!
きゅっと引き締めればしっかり腰をささえてくれますし、総絞りのものならちょっと弾力性があるのがまた気持ちよい。これは家に帰ったら昭和のお父さんたち、着物と兵児帯に着替えるわけです(納得)。
兵児帯は、男物も女物もサイズはあまり変わらず、幅50~75センチ、長さは3メートル50~4メートル。女性用だとポリエステルなどで軽くてふわふわしているものが多いですが、男物は結構しっかりと重さがある正絹のものが多い気がします。
おじいちゃんのものが箪笥にあった、なんていう人もいらっしゃるのでは。持つと結構ずっしりしますよね。
サイズが変わらないのであれば、男物も女物とおなじように結べばいいのでは?と思い、女性着物に合わせて結んでみました。
そのまま結ぶと幅が狭くなってしまうので、帯板を包む様にして前の幅を出します。
結び方は、普通にリボン結びかリボン返しで可愛くできます!
最初は総絞りの兵児帯を結んだのですが、結構伸びるので、あまり引き締めないで結んだら、ボリュームがあるのでお腹がぽっこり見えてお相撲さんか子供みたいなことになってしまい(本当にぽっこりだからなのでは?というツッコミはおいておいて)、しかも、後ろの結び目も重いので落ちてきそうで、仮紐で支えました。
まあなんとか形にはなったのですが、絞りなので空気も含むし、夏には暑い。。。重い。。。とマイナス面を感じてしまいました。
ただ、柔らかいので楽なんです!!!
もしかしてふわふわ結んだのが悪かったのでは?と反省し、今度はしっかり引き締めて結んでみました。すると、なんということでしょう。
絞りのゴムのような弾力で引き締めても苦しくないし、体も支えてくれるし、結び目もきちっと高い位置でキープされて下がりません。
あら素敵~~~。(体感的に)
というわけで、すっかり普段着兵児帯にハマってしまいました。帯が硬くないって、こんなに楽なんだなと目から鱗でした。男物は色もシックなので、汚れも目立たないし普段に使いやすいですよね。
総絞りのものは豪華だけどやっぱり暑いので、帯の端だけに絞りが入っているいわゆる「端絞り」というタイプのほうが夏には向いているかもしれません。
もしお手元にそういえばあるわ、なんていう方がいたらぜひ一度お試しを!
これから秋に向かいますが、兵児帯に下駄、なんて普段着スタイルにしばらくハマっていそうなわにこでした。