わにこ流「羽織姿を美しく見せるコツ」の巻
星わにこ
2013/11/06 00:00
永遠に夏が終わらないかと思った今年ですが、すっかり秋も深まってきました。
袷の着物が快適に着られるシーズン到来です\(^O^)/
そろそろ帯つき姿では心もとなく、羽織りものが欲しくなりますね。羽織や道行は防寒目的だけではなく、「ちりよけ」とも言って、きものの汚れ防止や帯の保護のためにもよいのです。
それから、初心者には帯結びにちょっと自信がないときなど、脱がなくてもよい羽織は心強い味方です。
着物姿のときも、上着類をついジャケットやコートの感覚で、ぶんっと振り回してばさっと片腕ずつつっこんで羽織りそうになってしまいますが、ちょっと待ってクダサーーイ!
羽織る所作を変えるだけで驚く程エレガントになりますよ~。
まず着るときは、自分のほうに羽織を向けて、襟を揃えて持ちます。(長い雨コートや道行のときは、裾も一緒に持つとひきずりません)
片手で羽織を持ち、腕を上にあげないでそのまますっと背中に回します。(このとき裾から手を離して)
背中側で、両手で襟の部分を持ち、背中をすべらせるように左肩、右肩に羽織をかけます。
右手で左の襟を持ち、左のひじを袖に入れ、左手で着物のたもとを持って羽織の袖に通して手を出します。右手も同様に。(袖の振りで襦袢、長着、羽織が綺麗に揃っているか確認)
襟の後ろを半分に折って、羽織紐を結びます。
逆に脱ぐときは……
羽織の両方の袖口を持って、後方に少しひっぱり、肩から落とします。
右手で両方の袖口を持ってひっぱり、前に回します。
袖口を左手に持ち替えて、右手で襟の中心を持ち、肩山と袖山をまっすぐ揃えて、たたみます。こうしてたためば、腕にかけても椅子にかけてもキレイです。
どちらも、片方ずつの肩を落として、するっとすべらせるように脱ぎ着するのがポイントです!
普段からガサツで、あまり女性らしい仕草などニガテな私、最初はそっとななめに肩にかける仕草が気恥ずかしい気持ちもしたのですが、所作に気をつけて丁寧に脱ぎ着すると、スマートで気持ちもいいし着物も痛まず、よいことづくめ。
ついつい慌てたり、ばさばさしてしまいがちですが、着物姿のときはスイッチを切り換えて、ちょっとだけゆったりていねいに、を心がけています。
着物を着ると、いい意味でも悪い意味でも目立つもの。
周りの人に「あら素敵」なんて思ってもらえたらいいですね
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<わにこ流羽織の羽織かた>