着物の裾の長さは鏡を見て決めろ!の巻
星わにこ
2023/05/17 00:00
寒さに震える日があったかと思うと、5月なのにいきなり真夏日!? 本当に着るものに迷う今日この頃。もう普段着は完全に「気温で決める」と思って対処していますが、洋服でも悩みまくるところ、着物も本当に悩ましいですよね。
今年に入って、着付けをさらにブラッシュアップしよう!ということで、時短になる方法や手数を減らすやり方などを教わったり試したりしているのですが、めちゃくちゃ時短になった方法があるのでシェアします!
それは「着物の裾合わせを全身鏡を見ながらする」ということです。
それだけ?? と思われるかもしれませんが、それだけです。もともとそうしているわ、という方は素晴らしい! でも「ん?」と思われた方はちょっと下記を読んでみてくださいませ。
私はいままで、裾の長さを決める時、裾と床の間の「光一条」(裾と床の間に光が一条差すくらい)を下を向いて見て決めていました。
一条の光とは、暗黒の中に差し込む筋状の光で、希望を表す言葉‥‥。仮面ライダークウガの一条刑事が人生最推しの私はもうこの言葉だけでご飯が3杯食べられるので、盛り上がりワードとして常に裾を合わせる時に思い浮かべておりました(誰も聞いていないのに語ってすみません)。
でも、実はこれじーっと下を向いて裾をあわせると、最初はきちっと床すれすれでも、上から見ているので、あわせていくうちにどうしても上にひっぱってしまい、裾が短くなってしまいがち。
自分の場合は、裾の長さを決めたらもう床は見ないで顔は前を向いて、薄目で下を意識しながら床をはくように裾をあわせるというやり方をしていました。
でも人には「見て確認をしたい」という気持ちがありますので、たいていの人はどうしてもじーっと作業中の箇所を凝視してしまってなかなかうまくいかないんですよね。
あと、自分では「うまく裾の長さが決まった!」と思っても、腰紐を結ぶとまたちょっと上にあがりますから、最終的に「いまいち‥‥」となってしまうことも。
その悩みがですよ、最初から床は一切見ないで、鏡だけを見て裾合わせをすることで、一発解決したんです!
鏡に映る姿は、自分の姿を客観的に見ているのと同じですから、その中に映っている裾の長さを自分の理想の長さに合わせればいいわけです。
やわらかものだったらほんとうに床すれすれに。普段着だったら少し短く、浴衣ならさらなり。
もう、自分の決めたい長さにばっちりと決まります。
なんでこんな当たり前のことに気がつかなかったんだろう??? ほんとに時間を無駄にしたわ‥‥と遠い目。
もし裾の長さがいまいち自信がない、という方がいらしたら、一度大きな姿見の前でこの方法を試してみてくださいね!