軽くて扱いやすい!ポリの兵児帯の簡単結びの巻
星わにこ
2022/08/10 00:00
着ていて「暑さ」や「しんどさ」を感じる要素として、「重さ」というのがあると思います。この時期、少しでも薄くて軽いものが着たいもの。
そして、とにかく汗をかきますから、洗える素材だとなおよし。
そんなこんなで最近は、夏に普段に着るのはセオαか綿麻なのですが、骨太でガタイがいいので、半幅帯だとちょっとボリューム不足。ただでさえ大きい背中がますます大きく見えてしまいそうで、いつも名古屋帯を選んでしまいます。
でも半幅帯のほうが、断然軽いし涼しいのですよね。知ってるんですけど、やっぱり背中がどーん、お尻がどーんと見えてしまうと思うと、手が伸びない。いろんな結び方を試してみて、長めの帯であればいけなくもないと思うのですが、どうも苦手意識が消えません。
そんな時に、救世主で現れたのが最近よく見かける、織兵児帯です。胴に巻く部分は二つに折って、結んで後ろに回す部分は幅広で使えるので、ボリュームも出しやすい。
兵児帯という名前で検索すると、くしゅくしゅタイプの兵児帯もあります。そちらはボリュームがあって、ちょっと重いものです。ふわふわに結んだりするときにはよいのですが、大人は平らなタイプのほうが使いやすいと思います。
ふんわりと結ぶこともできますし、名古屋帯のようにお太鼓や銀座結び風にもできます。そして、名古屋帯よりダントツ軽くて、扱いやすいのです。半幅のように、前で結んで後ろに回すやり方でいけちゃいます。
大人っぽい色柄も多いので、いいだけ大人な人も大丈夫。また、ギラギラな個性派もあったりして、夏にピッタリ。
しつこいですが、軽いので体も楽なんです。
私が気に入ってるのは、仮紐(帯揚げでもOK)を使ったパタパタ結び。結び方も簡単だし、結び目が下がってこないし、帯枕を使わない分体もらくちんです。
ポイントは、「て」を最後に帯枕のようにパタパタした羽根の土台にすること。こうすると形が決まりやすいです。私は、ボリュームを出したくないので半分に畳んだままですが、畳んだ羽根を広げるとふわふわにもアレンジできますよ。
この結び方は半幅帯でもできます。「て」を横に広げることで、横に張りが出るのでバランスがよくなっておすすめです!
半幅帯よりも軽くて扱いやすい兵児帯、いろんな結び方にトライしてみてはいかがでしょうか。