目の錯覚を利用して!お腹すっきりに見えるおはしょりラインの巻
星わにこ
2021/08/18 00:00
気がつくと暦の上ではもう秋。夏も終わってしまいますね去年からコロナ禍でなかなか着物を着る機会も減ってしまっていますけれども、去年も着そびれた夏着物だらけで心残り。なにもないけど絽の着物を着てみました。それだけでもちょっとテンション上がりますね。
夏は麻や綿麻など、普段ふんわりしたものを着ることが多いのであまり気にしていなかったんですが、絽のぴったり感、体型がもろに出るのでたるんだ気持ちに喝が入りました(涙)。
中でもお腹のこのぽっこり感が。。。痩せろという話はさておきですね、そんなぽっこり感を少しでも解消する技をご紹介します。
まずはちゃんと裾除けを効果的につける。
関連記事:おはしょりぽっこりお腹は裾除けで持ち上げろ!の巻
私はたかはしきもの工房の「ガードル裾除け」を細見えしたいときにはつけています。これマジで痩せ見えしますのでおすすめです(当社比ですが)。
なんですが~~!!ですね。夏は涼しさ優先で裾除けではなくステテコにしちゃう、ちょっと(いえかなり)お腹が気になります。寒いときでも、やっぱり楽がいいなあ、となるとスリップ型の肌着でゆるりと着ますし、このあたりは、どっちをとるかで毎度せめぎあいですね。繰り返しますが、痩せろという話はまた別で(笑)。
で、今日ご紹介するのはおはしょりの線を「まんなかちょい下げ」の緩やかな弓なりのラインにするという目の錯覚を利用した技です。
おはしょりの量も実は大きなポイントで、たっぷり出ているとお腹ぽっこりに見えるので、すっきり整っていることも重要。おはしょりの整え方はいろいろありますが、私はあとから着崩れを直せるように、帯を締めてから帯の中にしまって長さを整える派です。ここはそれぞれ自分のやり方でおはしょりを整えてください。まっすぐなラインになっていることが望ましいです。
そのおはしょりの真ん中を持って少し下に引き下げて、緩やかなまんなか下げラインにするだけ。ほんのちょっとです。お皿の底のようなかんじ。帯のラインからこのラインを意識するとかなりすっきり見えますよ!
「そんだけ!?」と言われるかもしれませんし、確かにこれだけでは解決にならないこともあります(笑)。でも着付けって、自分の理想の形になるための積み重ねだといつも思うのですよね。洋服でも同じだけど、「こういう風になりたい」という理想型にちょっとでも近づけていくために、アイテムを選んだり、着方に気をつけたり。上手く行ったときには、嬉しいものです。私も日々修行中です。
よく夢みがちな、お悩みがワンアイテムで全部解決!みたいなことには正直ならないわけです。すべては積み重ね。そのために、いろんな小技をインプットしておいて、たとえばダブルで使えば効果アップ!みたいな楽しみ方もある。あ、今日はこれ忘れた、とかもあるし、着付は頭の体操ですね。例えば痩せたとしても、着付や姿勢が悪ければNGですし。(痩せない言い訳を探しているわけではないです‥‥へへ)
面倒なんだけど、楽しい。忘れないように着物、時々取り出して着てみてくださいね!