これで下駄も怖くない!?鼻緒擦れ対策の巻
星わにこ
2017/07/05 00:00
大雨のニュースが続き心配ですね。皆様のところは大丈夫でしょうか?
雨予報がまだまだ気になる今日このごろですが、本格的な夏がすぐそこまでやってきています。本格的な浴衣のシーズン到来です。
浴衣といえば下駄。草履と違って、素足で履いて靴擦れならぬ鼻緒擦れしてしまったことがある方も多いのでは。新しい下駄は特に鼻緒が固いので、途中でいたくなって歩けなくなってしまったりしないよう、事前に少し準備をするとよいですよ。
(1)ツボを揉み解して、鼻緒をしごいて柔らかくしておく
鼻緒の芯は、紙でできていることが多いのです。固いと痛くなってしまうので、履く前によく揉み解しておくとよいです。以前は知らなくて、履いてるうちにやわらかくなるのを我慢して待っていたのですが、履物屋さんに教えてもらい揉み解してみたら、最初から随分履きやすくなりました。
まず、ツボの部分を上にひっぱって伸ばします。ここがキツすぎると、足が痛いのです(><)
次に鼻緒を外側に向かって開くようにひっぱります。足にあたるのは、鼻緒の「受け」という下側の部分。ここがうまく足にあたるようにかたちを整えて広げておくと足が入りやすくなります。
鼻緒自体に綿があまり入っておらず、カチコチの場合があります。細い鼻緒などに多いです。そういう場合は、モミモミ揉んで鼻緒をやわらかくしてください。
(2)履き方を工夫する
ビーサンなどを履くときは、ずぼっと奥まで指を差し込んで履きますが、本来下駄や草履は指を少しだけ入れて、つっかけて履くもの。かかとも台からすこしはみ出すのが粋、とされてきました。
でも、なかなか下駄をはきなれない人にとってはこの履き方が難しいのです。親指と人差し指で前坪をキュッとはさむように力をいれないと、ズボッと奥まで入ってしまいますし、かかとが台からはみ出ると、かかとが下駄の角に当たって痛いと感じることもあるでしょう。
指先でツッ!とつっかけて、白いかかとが浮いて見えるような粋な履き方はなかなかハードルが高いですが、ちょっと意識してトライしてみてはいかがでしょう。最初は「指つる!!指つる!!」とか思いますが(笑)だんだん慣れてきますよ。でも私もずぼっと指をつっこんでしまったほうが、靴に慣れていると楽なので、私もなかなかうまくできませんが‥‥‥。
下駄のときは考え方を変えて、トライしてみるのも面白いと思います!
(3)痛くならなさそうな下駄を選ぶ
太めの鼻緒の下駄のほうが、足にあたる面積が広くなるので、痛くなりづらいです。鼻緒の柔らかいもの、底にゴムが貼ってあるものなどが、足に負担がかかりません。昔ながらの二枚歯の下駄はかっこいいのですが、歩き方のコツがあるので慣れないうちは、草履に似た舟形などの形のほうが無難です。
(4)足を守る
どうしても不安な場合は、最初から親指と人差し指に絆創膏を貼っておく、レースなどの足袋を履く、などの予防策もあります。足袋を履く場合は涼しげに見えるものを選んで下さいね。最近は、土踏まずまでの長さで、指が出る新しい形の足袋も登場しています。
外出先でどうしても痛くなってしまった場合のために、絆創膏や足袋ソックスなどをバッグに入れておくのもよいと思います。見た目はちょっとアレかもしれませんが、背に腹はかえられません! 逆にお洒落に見えるところまで持っていけばしめたもの。
また、下駄をあきらめて、履き慣れたサンダルにするのもひとつです。
若い人のデートだったら、歩けないといったらおんぶしてもらえたり‥‥なんてあるかもしれませんが(妄想しすぎ)、私はもうオバチャンなんで自分でなんとかする方向で‥‥(^^;)
備えあれば憂いなし、で、浴衣のお洒落を楽しみましょう\(^O^)/