小物を秋色に☆9月と6月のお散歩単衣着回し妄想コーデの巻
星わにこ
2016/09/07 00:00
台風と残暑が続いていますが、9月の声を聞くと流石に夏の気分は薄れてきますね。夏にお抹茶をいただいていた平茶碗を仕舞い、そろそろと単衣の準備を始めました。
単衣は暦の上では6月・9月に着る裏地のない着物。6月と9月では随分着たい色なんかも変わってきますよね。でも、なにしろ2ヵ月しか着る機会がないわけですから、そんなにたくさんの枚数は持てない。というわけで、同じ単衣の着物と八寸帯で、小物だけを変えて初夏と初秋に着回すコーデを考えてみました。
着物は、十日町紬の「くりまゆ」。サラリとした生地感は単衣にもピッタリだそう。どちらのシーズンでもいけそうな薄灰色を選びました。
紬の単衣で軽やかにお散歩に、ということで、2匹のワンコが可愛い咲織八寸帯。この帯をしている人を見かけたら「可愛い!」って声が出てしまいそうです。
着物と帯はこの組み合わせでまずは、初夏コーデから。
http://bit.ly/2c9QTup
単衣の時期にピッタリの絽縮緬の鮮やかな帯揚と、さわやかな三部紐、レースの半衿で夏に向かう気分を。
http://bit.ly/2cpn1YE
そして秋には、あまりこっくりしすぎない、でも秋を意識した色の半衿や帯揚、三部紐で。栗や葡萄などの帯留をすれば、ワンコさんたちも秋の表情に変わります。
着付けも、初夏は帯揚や半衿をすっきり細めに、初秋はちょっとふっくら多めに見せるのも季節感が出ます。
その季節しか着られない着物もまた贅沢で楽しみなものですが、ベーシックで着回せるものを、小物で楽しむのもまたひとつ着物ならではのお洒落。小物は着物に比べればずっとお手頃に手に入れられますし、収納もコンパクトです(これ結構大事)。
それに、新しい小物を身につけるとこれがまた気持ちがウキウキするのですよね~!
といって、あれもこれもとキリがなくなりがちなので(笑)そこはご予算と自制心で‥‥(自戒を込めて)。
秋色の小物探しにでかけてみませんか。